JP2016115789A - コイルユニット - Google Patents

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大介 上木原
Daisuke Uekihara
大介 上木原
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Abstract

【課題】コイルと共に筐体の内部に配置される電力機器を良好に保護すると共に自然冷却により当該電力機器を良好に冷却することができるコイルユニットを提供する。【解決手段】コイルユニットとしての非接触式送電装置20の筐体30は、第1収容部30aと、隔壁部301により第1収容部30aと仕切られた第2収容部30bとを有する。筐体30には、第1収容部30aを覆うように樹脂製の第1蓋体31が取り付けられると共に、第2収容部30bを覆うように金属製の第2蓋体32が取り付けられる。第2蓋体32は、天板部321と、隔壁部301と対向するように天板部321から延出された壁部322と、天板部321及び壁部322に沿って配設される複数の放熱フィン323とを有する。送電コイルは、第1収容部30aに収容され、コイルに電気的に接続される電力機器は、第2蓋体32と当接するように第2収容部30bに収容される。【選択図】図2

Description

本発明は、電力を送電または受電するコイルと、当該コイルに電気的に接続される電力機器とを含むコイルユニットに関する。
従来、コイルユニットとして、電気自動車やハイブリッド自動車といった車両のバッテリの充電に用いられる磁気共鳴方式のワイヤレス電力伝送システムを構成する受電側アンテナ(受電装置)として用いられるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このコイルユニットは、底板部と当該底板部から延在する側板部とを有するケース体と、ケース体に載置されるコイル体と、コイル体の上方に配されると共に中抜き部を有する平板状の磁性シールド体と、ケース体の上方を覆う金属体とを有する。また、ケース体の側板部には、互いに接触しないように複数の放熱部材が配設されている。
特開2012−178529号公報
ここで、上述のようなコイルユニットの筐体の内部に、コイルに電気的に接続される例えばインバータや整流器といった電力機器を当該コイルと共に収容することが考えられる。このように、コイルと共に電力機器をコイルユニットの筐体の内部に収容する場合、電力機器を様々な外力等から保護することができるように筐体等を構成する必要がある。また、当該電力機器の発熱量はコイルに比べて多く、ケースの側板部に放熱部材を設けただけでは、電力機器を良好に冷却し得なくなるおそれがある。
そこで、本発明は、コイルと共に筐体の内部に配置される電力機器を良好に保護すると共に自然冷却により当該電力機器を良好に冷却することができるコイルユニットの提供を主目的とする。
本発明によるコイルユニットは、電力を送電または受電するコイルと、前記コイルに電気的に接続される電力機器とを含むコイルユニットにおいて、底部と、前記底部の反対側で開口する第1収容部と、前記底部から延出された隔壁部により前記第1収容部と仕切られると共に前記底部の反対側および前記隔壁部に関して前記第1収容部とは反対側で開口した第2収容部とを有する筐体と、前記第1収容部を覆うように前記筐体に取り付けられる樹脂製の第1蓋体と、前記第2収容部を覆うように前記筐体に取り付けられる金属製の第2蓋体とを備え、前記第2蓋体は、前記底部の前記第2収容部を画成する部分と対向する天板部と、前記隔壁部と対向するように前記天板部から延出された壁部と、前記天板部および前記壁部に沿って配設される複数の放熱フィンとを有し、前記コイルは、前記第1収容部に収容され、前記電力機器は、前記第2蓋体と当接するように前記第2収容部に収容されることを特徴とする。
このコイルユニットは、電力を送電または受電するコイルと、当該コイルに電気的に接続される電力機器と、コイルおよび電力機器を収容する筐体とを含む。筐体は、底部と、当該底部の反対側で開口する第1収容部と、底部から延出された隔壁部により第1収容部と仕切られると共に底部の反対側および隔壁部に関して第1収容部とは反対側で開口した第2収容部とを有する。また、筐体には、第1収容部を覆うように樹脂製の第1蓋体が取り付けられると共に、第2収容部を覆うように金属製の第2蓋体が取り付けられる。更に、第2蓋体は、底部の第2収容部を画成する部分と対向する天板部と、隔壁部と対向するように天板部から延出された壁部と、天板部および壁部に沿って配設される複数の放熱フィンとを有する。そして、コイルは、第1収容部に収容され、電力機器は、第2蓋体と当接するように第2収容部に収容される。
このように、電力機器を収容する第2収容部を金属製の第2蓋体により覆うことで、当該電力機器を外力から良好に保護すると共に、電力機器で発生するノイズが筐体の外部に漏洩するのを良好に抑制することが可能となる。また、第2蓋体には、天板部と、筐体の隔壁部と対向するように天板部から延出された壁部との双方に沿って延びるように複数の放熱フィンが配設され、電力機器は、第2蓋体と当接するように第2収容部に収容される。従って、このコイルユニットでは、第2蓋体と電力機器との接触面積および放熱面積を充分に確保し、強制冷却を行うことなく、第2収容部内の電力機器を良好に冷却することができる。この結果、コイルと共に筐体の内部に配置される電力機器を良好に保護すると共に自然冷却により当該電力機器を良好に冷却することが可能となる。更に、このコイルユニットでは、第2収容部が隔壁部に関して第1収容部とは反対側で開口していることから、隔壁部に対して、コイルと電力機器とを電気的に接続するケーブル等が挿通される孔部を容易に形成することができる。
また、筐体は、上記隔壁部から第1収容部とは反対側に向けて延びる一対の側壁部を有してもよく、第2蓋体は、上記壁部から天板部の遊端に向けて延びる一対の側壁部を有してもよく、筐体の一対の側壁部の端面は、隔壁部から第1収容部とは反対側に向かうにつれて筐体の底部に近接するように傾斜してもよく、第2蓋体の一対の側壁部の端面は、壁部から天板部の遊端に向かうにつれて天板部に近接するように傾斜してもよい。更に、筐体の底部、筐体の一対の側壁部の端面、および隔壁部の端面と、第2蓋体の壁部の端面、第2蓋体の一対の側壁部の端面および第2蓋体の天板部との間には、シール部材が配置されてもよい。
本発明によるコイルユニットとしての非接触式送電装置を含む給電システムの概略構成図である。 図1に示す非接触式送電装置の分解斜視図である。 図1および図2に示す非接触式送電装置の要部拡大部分断面図である。
次に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明によるコイルユニットとしての非接触式送電装置20を含む給電システム1の概略構成図である。同図に示す給電システム1は、駐車場等の車両の停車スペースに設置される非接触式送電装置(以下、単に「送電装置」という)20に加えて、電動機MGやバッテリ200を搭載したハイブリッド自動車あるいは電気自動車である車両100に搭載される非接触式受電装置(以下、単に「受電装置」という)10を含むものである。
受電装置10は、フェライトコア上に配置された渦巻き状あるいは螺旋状(巻回型)の受電コイル11や、受電コイル11に直列に接続されて当該受電コイル11と共に共振回路を構成するコンデンサ12、これらを収容する例えば樹脂製のケース15等を有する。受電装置10は、受電コイル11の巻回軸(軸心)が車両100の上下方向に延在するように当該車両100のフロアパネルに取り付けられ、図示しないフィルタ、整流器、リレー等を介してバッテリ200に接続される。
送電装置20は、フェライトコア上に配置された渦巻き状あるいは螺旋状(巻回型)の送電コイル21や、送電コイル21に直列に接続されて当該送電コイル21と共に共振回路を構成するコンデンサ22、所定周波数の交流電力(高周波電力)を送電コイルに供給するための複数の電力機器23、通信ユニット24、電子制御装置(制御回路)25、これらを収容する筐体30等を有する。電力機器23は、家庭用電源といった外部電源としての交流電源40からの電力を直流電力に変換する整流器や、整流器からの電力を交流電力(高周波電力)に変換するインバータ、高周波ノイズを除去するフィルタ等を含む。電子制御装置25は、通信ユニット24を介して車両100の図示しない電子制御装置と情報をやり取りしながら、整流器やインバータ等を制御する。
図2は、送電装置20を示す分解斜視図であり、図3は、送電装置20を示す要部拡大部分断面図である。これらの同図に示すように、送電装置20は、筐体30に加えて、第1蓋体31、第2蓋体32、それぞれ無端状に形成された第1シール部材33および第2シール部材34を含む。
筐体30は、例えばアルミニウム合金等の金属により形成されており、略長方形状の底部300や、それぞれ底部300の表面(図中上面)から本実施形態では当該底部300と垂直に延出された隔壁部301、一対の第1側壁部302および壁部303を有する。隔壁部301は、底部300の一対の側縁部に沿った一方向における中央部よりも一端側(図2および図3における左端側)で、当該一対の側縁部の一方から他方まで延在する。また、一対の第1側壁部302は、それぞれ隔壁部301の端部から底部300の他端側(図2および図3における右端側)に向けて当該底部300の側縁部に沿って延在する。更に、壁部303は、一対の第1側壁部302の端部間で隔壁部301と対向するように延在する。これにより、筐体30には、底部300、隔壁部301、一対の第1側壁部302および壁部303により、底部300とは反対側すなわち図2中上方(電力の送電方向)に向けて開口する第1収容部30aが画成される。
更に、筐体30は、それぞれ隔壁部301の端部から底部300の側縁部に沿って壁部303とは反対側、すなわち上記一端側(図2および図3における左端側)に向けて延びる一対の第2側壁部304を有する。各第2側壁部304の外表面は、隣り合う第1側壁部の外表面と面一に形成される。また、図2に示すように、各第2側壁部304の端面(図2における上端面)は、隔壁部301から壁部303とは反対側すなわち底部300の上記一端側に向かうにつれて当該底部300に近接するように傾斜する平坦面として形成されている。これにより、筐体30には、隔壁部301および一対の第2側壁部304により、底部300とは反対側すなわち図2中上方に向けて開口すると共に、隔壁部301に関して壁部303および第1収容部30aとは反対側で開口する第2収容部30bが画成される。図示するように、第2収容部30bは、隔壁部301により第1収容部30aと仕切られる。
第1蓋体31は、例えば樹脂(非磁性材料)により平板状に形成されており、筐体30の隔壁部301、第1収容部30aの開口部の輪郭よりも一回り大きい輪郭の平面形状(本実施形態では、略長方形状の平面形状)を有する。第1蓋体31は、隔壁部301、一対の第1側壁部302および壁部303の端面(図2における上端面)と当接して第1収容部30aを覆うように、図示しない複数のボルト等により筐体30に固定される。また、隔壁部301、一対の第1側壁部302および壁部303の端面には、図示しない一連のシール溝が形成されており、当該シール溝と第1蓋体31との間には、第1シール部材33が配置される。
第2蓋体32は、例えばアルミニウム合金等の高い熱伝導性を有する金属(非磁性導電材料)により形成されており、天板部321、壁部322、複数の放熱フィン323および一対の側壁部324を有する。天板部321は、略長方形状かつ平板状に形成されている。また、壁部322は、天板部321の長手方向に沿った一端部から本実施形態では当該天板部321に対して垂直をなすように延出されており、筐体30の隔壁部301よりも若干低い高さを有する。更に、複数の放熱フィン323は、それぞれ天板部321および壁部322の外表面に沿って延在すると共に、互いに接触しないように天板部321および壁部322の長手方向に間隔をおいて配設される。なお、複数の放熱フィン323は、天板部321、壁部322および一対の側壁部324と一体に成形されてもよく、これらとは別体のものが天板部321および壁部322に接合されてもよい。
各側壁部324は、壁部322から天板部321の遊端(図3における右端)に向けて延びると共に、天板部321の側縁部および壁部322の側縁部に連続するように形成されている。また、図2および図3に示すように、各側壁部324の端面(図2および図3における下端面)は、壁部322から天板部321の遊端に向かうにつれて当該天板部321に近接するように筐体30の第2側壁部304の端面と同一の傾斜角度で傾斜する平坦面として形成されている。
第2蓋体32は、隔壁部301、一対の第2側壁部304、および隔壁部301と平行に延在するように底部300の上記一端部に形成された低背な突出部300pの端面(図2における上端面)と当接して第2収容部30bを覆うように、図示しない複数のボルト等により筐体30に固定される。これにより、天板部321は、底部300の第2収容部30bを画成する部分と対向し、壁部322は、筐体30の隔壁部301と対向する。また、隔壁部301、一対の第2側壁部304および突出部300pの端面には、図示しない一連のシール溝が形成されており、当該シール溝と、第2蓋体32の天板部321の内表面、第2蓋体32の一対の側壁部324の端面および第2蓋体32の壁部322の端面との間には、第2シール部材34が配置される。このように、筐体30の一対の第2側壁部304の端面と、これらに当接する第2蓋体32の一対の側壁部324の端面とを同一角度で傾斜させることにより、第2シール部材34を中途で屈曲させる必要がなくなるので(図2参照)、筐体30と第2蓋体32との間におけるシール性能を極めて良好に確保することが可能となる。
そして、送電装置20では、送電コイル21やコンデンサ22、通信ユニット24、電子制御装置25等が筐体30の第1収容部30a内に収容される。送電コイル21は、受電装置10の受電コイル11と対向可能となるように、その巻回軸(軸心)が筐体30の高さ方向、すなわち車両100の上下方向に延在するように第1収容部30a内に配置される。また、整流器、インバータ、フィルタといった電力機器23は、筐体30の第2収容部30b内に収容される。更に、第1収容部30a内の送電コイル21やコンデンサ22と、第2収容部30b内の電力機器23とは、隔壁部301に形成された孔部301hに挿通されるケーブル(ワイヤーハーネス)27を介して電気的に接続される。上述のように、送電装置20では、筐体30の第2収容部30bが隔壁部301に関して第1収容部30aとは反対側で開口している。従って、筐体30では、隔壁部301が形成された後であっても、当該隔壁部301に対して、ケーブル27が挿通される孔部301hを容易に形成することができる。
また、整流器やインバータ、フィルタといった電力機器23は、図3に示すように、第2蓋体32、すなわち天板部321および壁部322(少なくとも何れか一方)の内表面と当接するように第2収容部30bに収容される。これにより、電力機器23の熱は、天板部321や壁部322、更には底部300を介して第2蓋体32の複数の放熱フィン323に伝達される。なお、筐体30の底部300には、図3に示すように、電力機器23を天板部321および壁部322(少なくとも何れか一方)と当接可能とするための台座部300sが形成されてもよい。また、筐体30の底部300には、電力機器23を天板部321および壁部322(少なくとも何れか一方)と当接可能とするためのスペーサが配置されてもよい。
上述のように構成される送電装置20は、電力機器23を収容する筐体30の第2収容部30b(第2蓋体32)が例えば駐車場等の停車スペースに対する車両100の進入方向における前側(後向き駐車時における後部側)に位置するように当該停車スペースに設置される。かかる送電装置20から車両100の受電装置10に電力を供給するに際しては、受電装置10の受電コイル11と送電装置20の送電コイル21とが互いに対向する状態で電力機器23から送電コイルに電力を供給する。これにより、受電装置10の受電コイル11には、筐体30の樹脂製の第1蓋体31を介して、送電コイル21から電磁誘導(磁気共鳴)により非接触で電力が供給される。この結果、受電装置10から整流器等を介してバッテリ200に電力を供給し、当該電力によりバッテリ200を充電することが可能となる。
また、送電装置20から受電装置10への送電に際し、筐体30の第2収容部30bに収容された整流器やインバータ、フィルタといった電力機器23は熱を発生するが、電力機器23の熱は、上述のように天板部321や壁部322等を介して金属製の第2蓋体32に伝達され、当該第2蓋体32の複数の放熱フィン323を介して外部(空気中)に放出される。従って、送電装置20では、第2蓋体32と電力機器23との接触面積および放熱面積すなわち複数の放熱フィン323の総表面積を充分に確保し、ファン等を用いた強制冷却を行うことなく、第2収容部30b内の電力機器23を良好に冷却することができる。更に、電力機器23を収容する第2収容部30bを金属製の第2蓋体32により覆うことで、例えば車両100の車輪が送電装置20に乗り上げることにより加えられる荷重といったような外力から電力機器23を良好に保護すると共に、電力機器23で発生するノイズ(高周波ノイズ)が筐体30の外部に漏洩するのを良好に抑制することが可能となる。また、アルミニウム合金製の第2蓋体32により送電コイル21からの磁束を遮蔽し、当該磁束による渦電流が流れることで電力機器23が昇温するのを良好に抑制することもできる。
以上説明したように、コイルユニットとしての非接触式送電装置20は、電力を送電する送電コイル21と、当該送電コイル21に電気的に接続される電力機器23と、送電コイル21や電力機器23等を収容する筐体30とを含む。筐体30は、底部300と、当該底部300の反対側で開口する第1収容部30aと、底部300から延出された隔壁部301により第1収容部30aと仕切られると共に底部300の反対側および隔壁部301に関して第1収容部30aとは反対側で開口した第2収容部30bとを有する。また、筐体30には、第1収容部30aを覆うように樹脂製の第1蓋体31が取り付けられると共に、第2収容部30bを覆うように金属製の第2蓋体32が取り付けられる。更に、第2蓋体32は、底部300の第2収容部30bを画成する部分と対向する天板部321と、隔壁部301と対向するように天板部321から延出された壁部322と、天板部321および壁部322に沿って配設される複数の放熱フィン323とを有する。そして、送電コイル21は、第1収容部30aに収容され、電力機器23は、第2蓋体32と当接するように第2収容部30bに収容される。これにより、送電コイル21と共に筐体30の内部に配置される電力機器23を良好に保護すると共に自然冷却により当該電力機器23を良好に冷却することが可能となる。
また、筐体30は、隔壁部301から第1収容部30aとは反対側に向けて延びる一対の第2側壁部304を有し、一対の第2側壁部304の端面は、隔壁部301から第1収容部30aとは反対側に向かうにつれて筐体30の底部300に近接するように傾斜する。更に、第2蓋体32は、壁部322から天板部321の遊端に向けて延びる一対の側壁部324を有し、一対の側壁部324の端面は、壁部322から天板部321の遊端に向かうにつれて天板部321に近接するように傾斜する。そして、筐体30の底部300、一対の第2側壁部304の端面、および隔壁部301の端面と、第2蓋体32の壁部322の端面、一対の側壁部324の端面および天板部321との間には、第2シール部材34が配置される。このように、筐体30の一対の第2側壁部304の端面と、これらに当接する第2蓋体32の一対の側壁部324の端面とを傾斜させることにより、筐体30と第2蓋体32との間の第2シール部材34によるシール性能を極めて良好に確保することが可能となる。ただし、筐体30および第2蓋体32の一方から一対の第2側壁部304または一対の側壁部324を省略し、他方にのみ側壁部を設けてもよい。
また、詳細な説明は省略するが、給電システム1を構成する受電装置10において、ケース15を上述の筐体30や第1および第2蓋体31,32等と同様に構成された筐体や第1および第2筐体等を含むものとし、当該ケース15内に受電コイル11やコンデンサ12、それらに電気的に接続されるフィルタ、整流器等の電力機器を収容してもよい。このように構成される受電装置10では、ケース15の第2蓋体と電力機器との接触面積および当該第2蓋体の放熱フィンの総表面積を充分に確保し、ファン等を用いた強制冷却を行うことなく、第2収容部内の電力機器を良好に冷却することができる。更に、当該第2収容部を金属製の第2蓋体により覆うことで、例えば車両100の周辺に存在する異物等が跳ね上げられて当たることにより加えられる荷重といったような外力から電力機器を良好に保護すると共に、電力機器で発生するノイズがケース15の外部に漏洩するのを良好に抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、コイルユニットや非接触式給電システムの製造産業等において利用可能である。
1 給電システム、10 非接触式受電装置、11 受電コイル、12 コンデンサ、15 ケース、20 非接触式送電装置、21 送電コイル、22 コンデンサ、23 電力機器、24 通信ユニット、25 電子制御装置、27 ケーブル、30 筐体、30a 第1収容部、30b 第2収容部、31 第1蓋体、32 第2蓋体、33 第1シール部材、34 第2シール部材、40 交流電源、100 車両、200 バッテリ、300 底部、300p 突出部、300s 台座部、301 隔壁部、301h 孔部、302 第1側壁部、303 壁部、304 第2側壁部、321 天板部、322 壁部、323 放熱フィン、324 側壁部、MG 電動機。

Claims (1)

  1. 電力を送電または受電するコイルと、前記コイルに電気的に接続される電力機器とを含むコイルユニットにおいて、
    底部と、前記底部の反対側で開口する第1収容部と、前記底部から延出された隔壁部により前記第1収容部と仕切られると共に前記底部の反対側および前記隔壁部に関して前記第1収容部とは反対側で開口した第2収容部とを有する筐体と、
    前記第1収容部を覆うように前記筐体に取り付けられる樹脂製の第1蓋体と、
    前記第2収容部を覆うように前記筐体に取り付けられる金属製の第2蓋体とを備え、
    前記第2蓋体は、前記底部の前記第2収容部を画成する部分と対向する天板部と、前記隔壁部と対向するように前記天板部から延出された壁部と、前記天板部および前記壁部に沿って配設される複数の放熱フィンとを有し、
    前記コイルは、前記第1収容部に収容され、前記電力機器は、前記第2蓋体と当接するように前記第2収容部に収容されることを特徴とするコイルユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108933534A (zh) * 2017-05-26 2018-12-04 西门子公司 放电装置
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