JP2016101803A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】 巾狭・大ビード径のタイヤにおいて、優れた燃費性を発揮しながら操縦安定性能とロードノイズ性能とを向上させる。【解決手段】1枚のカーカスプライ、2枚のベルトプライ、1枚のバンドプライを具えるタイヤであって、タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)、タイヤ外径をDt(単位:mm)としたとき、次式を充足し、かつカーカスコードとバンドコードはそれぞれアラミド繊維コードからなる。Wt≦ −0.7257×(Db)2+ 42.763×Db − 339.67 −−−(1)Wt≧ −0.7257×(Db)2+ 48.568×Db − 552.33 −−−(2)Dt≦ 59.078×Wt0.498−−−(3)Dt≧ 59.078×Wt0.467−−−(4)【選択図】図1
Description
本発明は、巾狭・大ビード径のタイヤにおいて、優れた燃費性を発揮しながら操縦安定性能とロードノイズ性能とを向上させた空気入りタイヤに関する。
タイヤにおける燃費性の要因として、タイヤの転がり抵抗および空気抵抗がある。このうちタイヤの転がり抵抗は、走行時におけるゴムの繰返し変形に伴うエネルギー損失が主原因である。この転がり抵抗を減じるために、トレッドゴムにエネルギー損失の少ない(tanδが小さい)ゴムを使用することが行われている。
しかしエネルギー損失が小さいゴムを使用した場合、転がり抵抗は減じるものの、グリップ性能(特に、ウェットグリップ性能)が低下し、また耐摩耗性も悪化するという問題がある。下記の特許文献1、2などに示されるように、耐摩耗性を向上させつつ転がり抵抗を減じたトレッドゴム組成物の研究が進められている。しかしゴム組成物による改善だけでは限界があり、ゴム組成物以外からの低転がり抵抗性へのアプローチが強く望まれている。
このような状況に鑑み、本発明者が研究を行った結果、以下のことを究明し得た。タイヤ外径が同一のタイヤにおいてタイヤ断面巾を減じた場合、それに伴いトレッド巾も減少する。そのため、トレッドゴムのゴム量も少なくなる。その結果、トレッドゴムによるエネルギー損失量が減じ、かつタイヤの軽量化も図られる。又車両を前面視したとき、バンパー下端から下方に露出するタイヤの露出面積も、タイヤ断面巾とともに減じるため、タイヤの空気抵抗を減じることができる。
又、タイヤ外径が同一のタイヤにおいて、ビード径を大きくした場合、走行時の変形が大きいサイドウォール領域が狭くなる。その結果、サイドウォール部におけるエネルギー損失量の低減、及びタイヤの軽量化が図られる。
従って、タイヤ外径が同一のタイヤにおいて、タイヤ断面巾を減じかつビード径を大きくした巾狭・大ビード径のタイヤにおいては、トレッド部及びサイドウォール部におけるエネルギー損失量の低減、タイヤ質量の低減、及び空気抵抗の低減により、燃費性が大幅に改善されることが判明した。
しかしながら、本発明者のさらなる研究の結果、前述の巾狭・大ビード径のタイヤにおいては、タイヤ断面巾とともにトレッド巾、ベルト巾、及びバンド巾も減少する。そのためトレッド剛性及びタイヤ横剛性が不足し、操縦安定性能及びロードノイズ性能の低下を招くという解決すべき新たな問題があることが判明した。
本発明は、巾狭・大ビード径のタイヤにおいて、カーカスコード及びバンドコードに、それぞれアラミド繊維コードを用いることを基本として、巾狭・大ビード径のタイヤにおける優れた燃費性を発揮しながら操縦安定性能とロードノイズ性能とを向上させた空気入りタイヤを提供することを課題としている。
本発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部の両端にビードコアの廻りで折り返されるプライ折返し部を有する1枚のカーカスプライからなるカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッド部内に配される2枚のベルトプライからなるベルト層と、このベルト層の半径方向外側に配される1枚のバンドプライからなるバンド層とを具えた空気入りタイヤであって、
タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)、タイヤ外径をDt(単位:mm)としたとき、前記タイヤ断面巾Wtが次式(1)、(2)を充足し、
Wt≦ −0.7257×(Db)2 + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)
Wt≧ −0.7257×(Db)2 + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)
かつタイヤ外径Dt(単位:mm)が、次式(3)、(4)を充足するとともに、
Dt≦ 59.078×Wt0.498 −−−(3)
Dt≧ 59.078×Wt0.467 −−−(4)
前記カーカスプライのカーカスコード及びバンドプライのバンドコードは、それぞれアラミド繊維コードからなることを特徴としている。
タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)、タイヤ外径をDt(単位:mm)としたとき、前記タイヤ断面巾Wtが次式(1)、(2)を充足し、
Wt≦ −0.7257×(Db)2 + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)
Wt≧ −0.7257×(Db)2 + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)
かつタイヤ外径Dt(単位:mm)が、次式(3)、(4)を充足するとともに、
Dt≦ 59.078×Wt0.498 −−−(3)
Dt≧ 59.078×Wt0.467 −−−(4)
前記カーカスプライのカーカスコード及びバンドプライのバンドコードは、それぞれアラミド繊維コードからなることを特徴としている。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記カーカスコードをなすアラミド繊維コードは、コード構造が800〜1100dtex/2、かつコード長さ10cm当たりの上撚り数が50〜65回であることが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記カーカスプライは、前記プライ折返し部の外端のビードベースラインからの半径方向高さHが、10〜35mmであることが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記バンドコードをなすアラミド繊維コードは、コード構造が800〜1100dtex/2、かつコード長さ10cm当たりの上撚り数が50〜65回であることが好ましい。
本発明の空気入りタイヤは、叙上の如く、タイヤ断面巾Wtが前式(1)、(2)を充足し、かつタイヤ外径Dt(単位:mm)が前式(3)、(4)を充足する巾狭・大ビード径のタイヤとして形成される。そのため、トレッド部及びサイドウォール部におけるエネルギー損失量の低減、タイヤ質量の低減、及び空気抵抗の低減を達成でき、優れた燃費性を発揮させることが可能となる。
しかし前記巾狭・大ビード径のタイヤにおいては、タイヤ断面巾とともにトレッド巾、ベルト巾、及びバンド巾も減少する。そのためトレッド剛性及びタイヤ横剛性が不足し、操縦安定性能及びロードノイズ性能の低下を招く。
そこで本発明では、カーカスコードにアラミド繊維コードを採用することで、タイヤ横剛性の低下を抑える。またバンドコードにアラミド繊維コードを採用することで、ベルト層への拘束力を高めてトレッド剛性の低下を抑えることができる。そしてこれらの相乗効果によって、前述の優れた燃費性を発揮しながら、操縦安定性能及びロードノイズ性能を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2内に配されるベルト層7と、このベルト層7の半径方向外側に配されるバンド層9とを具える。本例では、前記空気入りタイヤ1が、乗用車用のラジアルタイヤである場合が例示される。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2内に配されるベルト層7と、このベルト層7の半径方向外側に配されるバンド層9とを具える。本例では、前記空気入りタイヤ1が、乗用車用のラジアルタイヤである場合が例示される。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道面Coに対して例えば75〜90゜の角度で配列した1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを具える。プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配置されている。
前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ赤道面Coに対して例えば10〜35゜の角度で配列した2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。前記ベルトコードは、プライ間相互で交差する。これによりベルト剛性が高まり、トレッド部2がタガ効果を有して補強される。
前記バンド層9は、バンドコードをタイヤ赤道面Coに対して5°以下の角度で螺旋状に巻回させた1枚のバンドプライ9Aから形成される。バンドプライ9Aは、ベルト層7の外表面の略全面を被覆し、ベルト層7の動きを拘束する。これにより、高速走行に伴うタイヤの外径成長、とりわけショルダ側での外径成長が抑えられる。本例では、バンド層9が、ベルト層7よりも幅広をなす場合が示される。
そして前記空気入りタイヤ1は、タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)としたとき、前記タイヤ断面巾Wtが、次式(1)、(2)を充足する巾狭・大ビード径のタイヤとして形成される。
Wt≦ −0.7257×(Db)2 + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)
Wt≧ −0.7257×(Db)2 + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)
Wt≦ −0.7257×(Db)2 + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)
Wt≧ −0.7257×(Db)2 + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)
図2は、JATM表示の従来タイヤに対して実施された、タイヤ断面巾Wtとビード径Dbとの関係の調査結果をプロットしたグラフである。この調査結果から、JATM表示の従来タイヤにおけるタイヤ断面巾Wtとビード径Dbとの平均的な関係は、同図に一点鎖線Kaで示されるように、次式(A)で示すことができる。
Wt=−0.7257×(Db)2 + 39.134×Db − 217.30 −−−(A)
Wt=−0.7257×(Db)2 + 39.134×Db − 217.30 −−−(A)
これに対して、前記式(1)、(2)を充足する領域Y1は、プロットで示される従来タイヤの範囲外で、しかも前記式(A)で示す平均的な関係Kaを、タイヤ断面巾Wtが小な方向、かつビード径Dbが大な方向に平行移動した位置に配されている。即ち、前記式(1)、(2)を充足するタイヤは、タイヤ外径が同一の従来タイヤに比して、タイヤ断面巾Wtを減じかつビード径Dbを大きくした巾狭・大ビード径のタイヤである。
このようなタイヤは、タイヤ断面巾が狭いことにより、トレッド巾も減少し、それに伴いトレッドゴムのゴム量も減少する。そのためトレッドゴムによるエネルギー損失量が相対的に少なくなり、かつタイヤ質量も減少する。又車両を前面視したとき、バンパー下端から下方に露出するタイヤの露出面積も、タイヤ断面巾とともに減じる。そのため、走行時のタイヤの空気抵抗を小さくすることができる。
またタイヤ外径が同一の従来タイヤに比して、ビード径が大きいため、走行時の変形が大きいサイドウォール領域が狭くなる。その結果、サイドウォール部3におけるエネルギー損失量が少なくなり、かつタイヤ質量も減少する。
従って、前記巾狭・大ビード径のタイヤでは、トレッド部2及びサイドウォール部3におけるエネルギー損失量の低減、タイヤ質量の低減、及び空気抵抗の低減により、タイヤの燃費性能を改善することができる。
なおタイヤ断面巾Wtが、前記式(1)から外れる場合、巾狭・大ビード径化が過小となって燃費性能の改善効果が不十分となる。逆に前記式(2)から外れる場合、巾狭となりすぎるため、必要な負荷能力を確保するために使用内圧を高く設定する必要が生じる。そのため、ロードノイズ性能の低下が過大となり、本発明においてもロードノイズ性能を満足しうるレベルまで引き上げることが難しくなる。
また燃費性能のさらなる向上のために、前記空気入りタイヤ1では、タイヤ外径Dt(単位:mm)は、次式(3)、(4)を充足する。
Dt≦ 59.078×Wt0.498 −−−(3)
Dt≧ 59.078×Wt0.467 −−−(4)
Dt≦ 59.078×Wt0.498 −−−(3)
Dt≧ 59.078×Wt0.467 −−−(4)
図3は、JATM表示の従来タイヤに対して実施された、タイヤ断面巾Wtとタイヤ外径Dtとの関係の調査結果をプロットしたグラフである。この調査結果から、JATM表示の従来タイヤにおけるタイヤ断面巾Wtとタイヤ外径Dtとの平均的な関係は、同図に一点鎖線Kbで示されるように、次式(B)で示すことができる。
Dt= 59.078×Wt0.448 −−−(B)
Dt= 59.078×Wt0.448 −−−(B)
これに対して、前記式(3)、(4)を充足する領域Y2は、前記式(B)で示す平均的な関係Kbを、タイヤ外径Dtが大な方向に平行移動した位置に配される。即ち、前記式(3)、(4)をさらに充足するタイヤは、巾狭・大ビード径かつタイヤ外径Dtが大なタイヤといえる。
タイヤ外径Dtが相対的に大なタイヤT1は、図4に概念的に示すように、タイヤ外径Dtが小なタイヤT2に比して接地部での周方向の曲げ変形が少ない。そのため、エネルギー損失量が小さく、転がり抵抗の低減に効果がある。よって前記式(4)から外れる場合、タイヤ大径化による前記転がり抵抗の低減が十分見込めなくなる。逆に前記式(3)から外れる場合、必要な負荷能力を確保するために使用内圧を高く設定する必要が生じる。そのため、ロードノイズ性能の低下が過大となり、本発明においてもロードノイズ性能を満足しうるレベルまで引き上げることが難しくなる。
次に、本発明の空気入りタイヤでは、巾狭・大ビード径のタイヤにおける操縦安定性、及びロードノイズ性能の低下を抑制するため、カーカスコード及びバンドコートとしてアラミド繊維コードを採用している。
まずカーカスコードにアラミド繊維コードを採用することで、カーカス剛性を高めて、タイヤ断面巾の減少に伴うタイヤ横剛性の低下をバランス良く抑える。
特に、カーカスコードをなすアラミド繊維コードとして、コード構造が800〜1100dtex/2の極細コードが好適に採用される。タイヤの操縦安定性については、カーカスコードの伸び難くさ(弾性)と、復元性とをバランスさせることが重要である。例えば1670dtex/2の一般的な太さのアラミド繊維コードは、例えば1840dtex/2のレーヨン繊維コードよりも弾性率が高く伸び難いものの、損失正接がレーヨン繊維コードよりも大であるため、コードが一旦伸びた状態から荷重が除去されて元に復元する際のヒステリシスロスが大きくなる。そのためコードの復元性に劣り、操縦安定性を高めることには不利がある。これに対して、800〜1100dtex/2の極細のアラミド繊維コードでは、コードの伸び性と復元性とのバランスに優れるため、より優れた操縦安定性を発揮させることができる。
なお巾狭・大ビード径のタイヤでは、必要な負荷能力を確保するために使用内圧を相対的に高く設定する必要がある。そのため、極細のアラミド繊維コードを採用した場合、カーカス強度を確保するために、コード打ち込み本数を45〜55本/5cmの範囲、特に50本/5cmとするのが好ましい。また前記アラミド繊維コードでは、コード長さ10cm当たりの上撚り数n1が50〜65回であることが好ましい。なお下撚り数n2は、上撚り数n1の90〜110%の範囲であって、好ましくはn1=n2である。前記上撚り数n1が50回を下回るとコードが剛直化して乗り心地性の低下を招き、65回を越えると、コード剛性が減じて操縦安定性に悪影響を招く。
カーカスプライ6Aでは、プライ折返し部6bの外端のビードベースラインBLからの半径方向高さHは10mm以上が好ましい。それを下回る場合、使用内圧が高いことに起因して、プライ折返し部6bがビードコア5から吹き抜ける可能性を招くなど、耐久性に問題が生じる。又前記高さHの上限は、従来よりも低い35mm以下が好ましい。それを上回る場合、走行中にカーカスコード端に圧縮歪み受けてコードルースの可能性を招くなど、耐久性に問題が生じる。これは、アラミド繊維コードが、ゴムとの接着性に劣りかつ剛性が高いことに原因するものであり、カーカスコードにアラミド繊維コードを用いたことによる特有の問題である。
本発明では、バンドコードにもアラミド繊維コードを採用している。これにより、ベルト層7への拘束力をより高めて、トレッド剛性の低下を抑えることができる。バンドコードをなすアラミド繊維コードとしては、カーカスコードの場合と同様、伸び性と復元性とのバランスに優れるという観点から、コード構造が800〜1100dtex/2の極細コードが好適に採用される。そして、前述のカーカスコードとしてのアラミド繊維コードとの相乗効果によって、操縦安定性能及びロードノイズ性能を効果的に向上させることが可能となる。
また高い使用内圧に対して十分なバンド強度を得るために、バンドコードの打ち込み本数は、45〜55本/5cm、特に50本/5cmが好ましい。またバンドコードとしてのアラミド繊維コードでは、コード長さ10cm当たりの上撚り数n1は50〜65回が好ましい。下撚り数n2は、上撚り数n1の90〜110%の範囲であって、好ましくはn1=n2である。前記上撚り数n1が50回を下回るとコードが剛直化して乗り心地性の低下を招き、65回を越えると、コード剛性が減じて操縦安定性に悪影響を招く。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
(1)図1に示す内部構造を有する空気入りタイヤを、表1の仕様で試作するとともに、各試供タイヤにおける、転がり抵抗性、空気抵抗、乗り心地性能、操縦安定性能、ロードノイズ性能をテストした。
共通仕様は以下の通りである。
・カーカス
プライ枚数----1枚
コード角度----90°
・ベルト層
プライ枚数----2枚
コード角度----22°、−20°
コード ----スチール
・バンド層
プライ枚数----1枚
コード角度----約0°(螺旋巻き)
・カーカス
プライ枚数----1枚
コード角度----90°
・ベルト層
プライ枚数----2枚
コード角度----22°、−20°
コード ----スチール
・バンド層
プライ枚数----1枚
コード角度----約0°(螺旋巻き)
<転がり抵抗性>
転がり抵抗試験機を用い、下記の条件にて、タイヤの転がり抵抗(単位N)を測定し、その逆数を比較例1を100とする指数で示している。数値が大なほど転がり抵抗が少なく良好である。
温度:20℃、
荷重:4.8kN
内圧:表1に記載(ロードインデックス相当内圧)
リム:正規リム
速度:80km/h
アライメント(トー角:0°、キャンバー角:0°)
転がり抵抗試験機を用い、下記の条件にて、タイヤの転がり抵抗(単位N)を測定し、その逆数を比較例1を100とする指数で示している。数値が大なほど転がり抵抗が少なく良好である。
温度:20℃、
荷重:4.8kN
内圧:表1に記載(ロードインデックス相当内圧)
リム:正規リム
速度:80km/h
アライメント(トー角:0°、キャンバー角:0°)
<空気抵抗>
実験室にて、バンパー下端からの露出高さを140mmとし、走行速度100km/hに相当する空気をタイヤの露出面に送風し、そのときタイヤが受ける空気力を測定した。評価は、測定値の逆数を、比較例1を100とする指数で示し、指数が大きい方が空気抵抗が小さく良好である。
実験室にて、バンパー下端からの露出高さを140mmとし、走行速度100km/hに相当する空気をタイヤの露出面に送風し、そのときタイヤが受ける空気力を測定した。評価は、測定値の逆数を、比較例1を100とする指数で示し、指数が大きい方が空気抵抗が小さく良好である。
<操縦安定性能、乗り心地性能>
試供タイヤを、表1の内圧にて、市販の電気自動車(軽自動車相当の車両)の全輪に装着し、1名乗車にて、ドライアスファルト路面のタイヤテストコースを走行した。そのときの、ハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する操縦安定性、及び乗り心地性をドライバーの官能評価により比較例1を100とする指数で表示している。指数が大きい方が操縦安定性、及び乗り心地性に優れている。
試供タイヤを、表1の内圧にて、市販の電気自動車(軽自動車相当の車両)の全輪に装着し、1名乗車にて、ドライアスファルト路面のタイヤテストコースを走行した。そのときの、ハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する操縦安定性、及び乗り心地性をドライバーの官能評価により比較例1を100とする指数で表示している。指数が大きい方が操縦安定性、及び乗り心地性に優れている。
<ロードノイズ性能>
前記車両を用い、ロードノイズ計測路(アスファルト粗面路)を時速80km/hで走行したときの、運転席窓側耳位置における車内の騒音レベルdB(A)を測定した。
前記車両を用い、ロードノイズ計測路(アスファルト粗面路)を時速80km/hで走行したときの、運転席窓側耳位置における車内の騒音レベルdB(A)を測定した。
表1に示されるように、比較例2では、巾狭・大ビード径化により燃費性(転がり抵抗及び空気抵抗)は改善するが、比較例1の従来タイヤに比して、操縦安定性能及びロードノイズ性能が低下しているのが確認できる。また操縦安定性能と乗り心地性能との総合評価においても、比較例1より低下している。
比較例3では、カーカスコードのみアラミド繊維コードとしたため、比較例2に比して、操縦安定性能及びロードノイズ性能は向上しているが、比較例1とは略同レベルにとどまっている。
これに対し、実施例1では、カーカスコード及びバンドコードを、それぞれアラミド繊維コードとすることで、燃費性の改善効果を維持しながら、比較例1よりも操縦安定性能及びロードノイズ性能を向上させているのが確認できる。また前記総合評価においても比較例1〜3より高くなっている。特に、実施例1〜3では、バンドコードの上撚り数n1を50〜65回/10cmの範囲とすることで、乗り心地性能を比較例1と同レベル若しくはそれ以上に高めながら、操縦安定性能及びロードノイズ性能を比較例1よりも向上させうるのが確認できる。また前記総合評価においても比較例1〜3より高くなっている。
実施例4では、バンドコードの上撚り数n1が上記範囲を下回ることで、乗り心地性がやや低下し、逆に実施例5では、バンドコードの上撚り数n1が上記範囲を上回ることで、操縦安定性能がやや低下するのが確認できる。しかし、実施例4、5とも、前記総合評価においては、比較例1〜3よりも高くなっている。
実施例6では、バンドコードとしてのアラミド繊維コードが、コード構造1100dtex/2の非極細コードであり、また実施例9では、カーカスコードとしてのアラミド繊維コードが、コード構造1100dtex/2の非極細コードである。そのため前記総合評価において、800dtex/2の極細コードの場合に比して若干低いのが確認できる。しかし比較例1〜3より高い。
比較例4では、バンドコードのみアラミド繊維コードとしたため、比較例2に比して、操縦安定性能及びロードノイズ性能は向上しているが、比較例1より下回っている。また前記総合評価においても、比較例1より低下している。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
7 ベルト層
7A、7B ベルトプライ
9 バンド層
9A バンドプライ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
7 ベルト層
7A、7B ベルトプライ
9 バンド層
9A バンドプライ
Claims (4)
- トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部の両端にビードコアの廻りで折り返されるプライ折返し部を有する1枚のカーカスプライからなるカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッド部内に配される2枚のベルトプライからなるベルト層と、このベルト層の半径方向外側に配される1枚のバンドプライからなるバンド層とを具えた空気入りタイヤであって、
タイヤ断面巾をWt(単位:mm)、ビード径をDb(単位:インチ)、タイヤ外径をDt(単位:mm)としたとき、前記タイヤ断面巾Wtが次式(1)、(2)を充足し、
Wt≦ −0.7257×(Db)2 + 42.763×Db − 339.67 −−−(1)
Wt≧ −0.7257×(Db)2 + 48.568×Db − 552.33 −−−(2)
かつタイヤ外径Dt(単位:mm)が、次式(3)、(4)を充足するとともに、
Dt≦ 59.078×Wt0.498 −−−(3)
Dt≧ 59.078×Wt0.467 −−−(4)
前記カーカスプライのカーカスコード及びバンドプライのバンドコードは、それぞれアラミド繊維コードからなることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記カーカスコードをなすアラミド繊維コードは、コード構造が800〜1100dtex/2、かつコード長さ10cm当たりの上撚り数が50〜65回であることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
- 前記カーカスプライは、前記プライ折返し部の外端のビードベースラインからの半径方向高さHが、10〜35mmであることを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記バンドコードをなすアラミド繊維コードは、コード構造が800〜1100dtex/2、かつコード長さ10cm当たりの上撚り数が50〜65回であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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| JP2014240399A JP2016101803A (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | 空気入りタイヤ |
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| Publication Number | Publication Date |
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020093745A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
| JP2020093746A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
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-
2014
- 2014-11-27 JP JP2014240399A patent/JP2016101803A/ja active Pending
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