JP2016097751A - 船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉱石とコンテナとを高い効率で輸送できる船舶を提供すること。
【解決手段】船体11と、船体に設けられ、船体の長手方向に沿って直列に配置される2つ以上の積荷区画15と、を有し、2つ以上の積荷区画は、鉱石が搭載される少なくとも1つの鉱石ホールド30と、前記船体の長手方向において前記鉱石ホールドに並んで配置され、コンテナが搭載される少なくとも1つのコンテナホールド32と、を有する。積荷区画は、船体の長手方向に直交する方向の断面における鉱石ホールドとコンテナホールドとの形状が異なり、船体の長手方向に直交する方向の断面における形状が鉱石ホールドとコンテナホールドとで共通し、船体の長手方向に延在する強度構造が設けられている。鉱石ホールドは、鉛直方向上側の面に開口が形成され、船体の長手方向に直交する断面において、開口が前記コンテナホールドの開口よりも狭い。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉱石を搭載する船舶に関する。
船舶には、鉄鉱石、石炭、穀物等の梱包されていない貨物を搬送するばら積み貨物船(bulk carrier)やコンテナを搬送するコンテナ船がある。ここで、ばら積み貨物船は、積み込み地でばら積み貨物(バルク)を搭載して目的地まで搬送した後、積み込み地に戻る運用を行っている。この時、目的地から積み込み地に戻る際に、貨物を積まないで運航すると効率が悪い。しかしながら、目的地から積み込み地に搬送するばら積みの貨物がない場合もある。
そこで、ばら積み貨物船を他の用途でも使うために、コンテナを搭載できる構造を備えている船舶が提案されている。例えば、特許文献1には、ばら積み貨物を搭載する領域である倉内に固定式コンテナガイドと横隔壁を設けるばら積み貨物・コンテナ兼用船が記載されている。
実開昭60−113291号公報
ばら積み貨物船には、鉄鉱石等の比重の重い鉱石を搬送するいわゆる鉱石運搬船がある。このようにばら積み貨物として鉱石を用いる場合、特許文献1に記載の構造では、コンテナガイド(セルガイド)や横隔壁を鉱石による負荷に耐えられる構造にする必要が生じたり、頻繁なメンテナンスが必要になったりする。これに対して、クレーングラブ衝突によるセルガイド損傷が懸念されるため、バラ積み貨物搭載時には、セルガイドを着脱可能とした船舶もあるが、セルガイドを着脱するための作業が必要になる。また、セルガイドを一度取り外した後、再度装着するためには、セルガイドを有し、かつ取り付けに必要な設備が整っている港に入港する必要がある。
喫水が深い大型の船舶で、往路復路の一方でコンテナを輸送し、他方でばら積み貨物を輸送する場合がある。このように、往路復路の一方でコンテナを輸送し、他方でばら積み貨物を輸送する場合、一方の航路で荷物を搭載したコンテナを搭載し搬送できても、他方の航路で空のコンテナを搭載できないと、別の手段で空のコンテナを積み込み地(バラ積み貨物を荷揚げした地)に戻す必要があり効率が悪い。
また、コンテナとばら積み貨物の両方を搭載するために、ばら積み貨物を搭載したハッチの上にコンテナを搭載する構造の船舶が考えられる。このような搭載方法を喫水が深い大型の船に適用する場合、通常コンテナターミナルの喫水制限は鉱石ターミナルの喫水制限より浅いので、ばら積み貨物を搭載することで喫水がコンテナターミナルの喫水制限よりも深くなってしまうと、コンテナターミナルに入港することができない。このため、ばら積み貨物を搭載した後は、ばら積み貨物のハッチの上にコンテナを搭載することができない。したがって搭載したコンテナをコンテナターミナルで降ろすことができず、空のコンテナを船舶に搭載することもできない。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、喫水が深い船で往路復路の一方でコンテナを輸送し、他方でばら積み貨物を輸送する場合、鉱石とコンテナとを高い効率で輸送できる船舶を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の船舶は、船体と、前記船体に設けられ、前記船体の長手方向に沿って直列に配置される2つ以上の積荷区画と、を有し、前記2つ以上の積荷区画は、鉱石が搭載される少なくとも1つの鉱石ホールドと、前記船体の長手方向において前記鉱石ホールドに並んで配置され、コンテナが搭載される少なくとも1つのコンテナホールドと、を有し、前記積荷区画は、前記船体の長手方向に直交する方向の断面における前記鉱石ホールドと前記コンテナホールドとの形状が異なり、前記船体の長手方向に直交する方向の断面における形状が前記鉱石ホールドと前記コンテナホールドとで共通し、前記船体の長手方向に延在する強度構造が設けられ、前記鉱石ホールドは、鉛直方向上側の面に開口が形成され、前記船体の長手方向に直交する断面において、前記開口が前記コンテナホールドの開口よりも狭いことを特徴とする。
船舶は、鉱石ホールドとコンテナホールドとを直列に配置することで、鉱石を搭載可能な領域とコンテナを搭載可能な領域を別々に設けることができる。コンテナを搭載するコンテナホールドを鉱石ホールドとは別に設けることで、鉱石を搭載する前に前記コンテナを搭載することが可能となる。これにより、鉱石を搭載して船舶の喫水が満載喫水線に近づく前に空のコンテナを搭載することができる。これにより、船舶に鉱石を搭載し喫水が喫水制限よりも深くなって空のコンテナが搭載できなくなることを防ぐことができる。以上より、鉱石とコンテナとを高い効率で輸送できる。また、船体の長手方向に直交する方向の断面における鉱石ホールドとコンテナホールドとの形状が異なった形状であっても鉱石ホールドとコンテナホールドと強度構造を同じ構造とすることで、船体の長手方向における積荷区画の強度の分布を平均化することができる。
本発明の船舶では、前記強度構造は、前記船体の長手方向に直交する方向の断面において、前記船体の側面であり、前記コンテナホールド及び前記鉱石ホールドの側面となる船側外板と、前記船体の底面と二重底を形成し、前記コンテナホールド及び前記鉱石ホールドの底面となる底部と、甲板と接続する縦強度部材と、を有し、前記縦強度部材は、前記鉱石ホールドの前記開口よりも前記中心から遠い位置に配置されていることが好ましい。これにより、船舶は、船体の長手方向に直交する方向の断面における鉱石ホールドとコンテナホールドとの形状が異なった形状であっても、同様の強度構造を設けることで特に縦強度部材を共通で設けることで、船体の長手方向における強度を平均化することができ、かつ、内部の空間の大きさを維持しつつ、強度を高くすることができる。
本発明の船舶では、前記強度構造は、前記船側外板と前記底部とを結び、前記船側外板と前記底部に対して傾斜した第1傾斜部と、前記船側外板の鉛直方向上側に連結され、鉛直方向上側に向かうにしたがって中心側に向かう第2傾斜面と、をさらに有し、前記縦強度部材は、前記第2傾斜面と甲板とを接続することが好ましい。このように、傾斜部を設けることで、構造の強度を向上させることができる。
本発明の船舶では、前記コンテナホールドは、鉛直方向に延在し、前記コンテナが搭載される領域の周囲に配置され、搭載される前記コンテナを案内するコンテナガイドを有することを特徴とすることが好ましい。これにより、船舶は、コンテナを倉内に安定してより高い段数まで搭載することができる上に、コンテナ固縛の手間が省ける。
本発明の船舶では、前記コンテナホールドは、前記船体の長手方向において、前記コンテナを複数列搭載可能であり、前記船体の長手方向に隣接する前記コンテナの間に配置され、前記コンテナガイドが固定される開放横隔壁を有することが好ましい。これにより、船舶は、より多くのコンテナを倉内に安定してより高い段数まで搭載することができる上に、コンテナ固縛の手間が省ける。
本発明の船舶では、前記コンテナホールドは、鉛直方向上側の面に開口が形成され、前記開口から前記船体の底面まで延在し、前記船体の長手方向に延びた板状の縦梁部材が配置され、前記船体の長手方向において、前記コンテナホールドが配置されている位置であり、かつ、前記縦梁部材と前記船体の側面との間に配置された貯留部を有することが好ましい。これにより、船舶は、船体の内部の空間を有効に活用することができる。
本発明の船舶では、前記積荷区画は、前記船体の長手方向において、前記コンテナホールドと前記鉱石ホールドとが交互に配置されていることが好ましい。これにより、船舶は、トリム姿勢の作りやすさを向上させることができる。
本発明の船舶では、前記積荷区画は、前記船体の長手方向において、前記コンテナホールドと前記鉱石ホールドとが、前記船体の長手方向の中心を対称線として、対称の順序で配置されていることが好ましい。これにより、船舶は、トリム姿勢の作りやすさを向上させることができる。
本発明の船舶では、夏季満載吃水が14.5m以上であることが好ましい。
本発明の船舶によれば、鉱石ホールドとコンテナホールドとを隣接して設けることで、鉱石を搭載可能な領域とコンテナを搭載可能な領域を別々に設けることができる。コンテナを搭載するコンテナホールドを鉱石ホールドとは別に設けることで、鉱石を搭載する前に前記コンテナを搭載することが可能となる。これにより、鉱石を搭載して船舶の喫水が満載喫水線に近づく前に空のコンテナを搭載することができる。これにより、船舶に鉱石を搭載し喫水が喫水制限よりも深くなって空のコンテナが搭載できなくなることを防ぐことができる。以上より、これにより、鉱石とコンテナとを高い効率で輸送できる。また、船体の長手方向に直交する方向の断面における鉱石ホールドとコンテナホールドとの形状が異なった形状であっても鉱石ホールドとコンテナホールドと強度構造を同じ構造とすることで、船体の長手方向における積荷区画の強度の分布を平均化することができる。
図1は、本実施形態の船舶を表す側面図である。 図2は、図1に示す船舶にコンテナを搭載した状態の上面図である。 図3は、図1に示す船舶にコンテナを搭載していない状態の上面図である。 図4は、図1のA−A線断面図である。 図5は、図1のB−B線断面図である。 図6は、図1のC−C線断面図である。 図7は、図1に示す船舶の他の状態を表す側面図である。 図8は、図7のD−D線断面図である。 図9は、他の実施形態の船舶を表す側面図である。 図10は、他の例の鉱石ホールドを示す断面図である。 図11は、他の例のコンテナホールドを示す断面図である。 図12は、船舶の運航方法の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る船舶の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本実施形態の船舶を表す側面図である。図2は、図1に示す船舶にコンテナを搭載した状態の上面図である。図3は、図1に示す船舶にコンテナを搭載していない状態の上面図である。図4は、図1のA−A線断面図である。図5は、図1のB−B線断面図である。図6は、図1のC−C線断面図である。図7は、図1に示す船舶の他の状態を表す側面図である。図8は、図7のD−D線断面図である。
本実施形態の船舶10は、ばら積み貨物とコンテナの両方を搭載可能な船舶である。また、ばら積み貨物は、ばら積み貨物として比重が比較的重く、大量に輸送する場合のある鉄鉱石等の鉱石が対象となる。船舶10は、船体11と、積荷区画15と、機関室16と、操舵室17と、スクリュ18と、舵20と、を有する。
船体11は、船首12側の端部から船尾14側の端部までの距離Lが船長となる。また、船体11には満載喫水線40が示されている。船舶10は、夏季満載喫水、つまり満載喫水線40と船体の鉛直方向の最も下の位置との距離Dが14.5m以上であることが好ましい。つまり、本実施形態の船舶10は、夏季満載喫水が15mを超える船舶に好適に適用することができる。距離Dは、例えば、18.5mである。
積荷区画15は、船体11の内部に配置され、船体11の内部を区画する。積荷区画15は、貨物を搭載する領域である。積荷区画15については後述する。
機関室16は、船体11の船尾14側、具体的には船体11の長手方向において積荷区画15よりも船尾14側に設置されている。機関室16は、船舶10の駆動機関や発電機等が配置されている。操舵室17は、船体11の船尾14側の甲板よりも上に設けられている。操舵室17は、船舶11を操作する各種デバイスが配置されている。スクリュ18と舵20は、船体11の底面の外側で、かつ船尾14側に配置されている。スクリュ18は、機関室16の駆動源と接続されており、駆動源により回転され、推進力を発生させる。舵20は、操舵角に応じて向きが調整され、進行方向を調整する。
次に、図2から図8を用いて、積荷区画15について説明する。積荷区画15は、機関室16よりも船首12側の船体11の略全域に設けられている。積荷区画15は、船体11の長手方向に延在した区画である。積荷区画15は、5つの鉱石ホールド30a、30b、30c、30d、30eと、4つのコンテナホールド32a、32b、32c、32dと、4つの燃料貯留部34と、を有する。5つの鉱石ホールド30a、30b、30c、30d、30eは、配置位置が異なるのみで基本的に同じ構造であるので、以下、特に区別する必要がない場合鉱石ホールド30という。また、4つのコンテナホールド32a、32b、32c、32dも配置位置が異なるのみで基本的に同じ構造であるので、以下、特に区別する必要がない場合コンテナホールド32という。
積荷区画15は、鉱石ホールド30とコンテナホールド32とが船体11の長手方向に直列に配置されている。具体的には、積荷区画15は、船首12側から船尾14に向けて、鉱石ホールド30a、コンテナホールド32a、鉱石ホールド30b、コンテナホールド32b、鉱石ホールド30c、コンテナホールド32c、鉱石ホールド30d、コンテナホールド32d、鉱石ホールド30eの順で配置されている。つまり、鉱石ホールド30とコンテナホールド32とは、船体11の長手方向において交互に配置されている。
積荷区画15は、鉱石ホールド30とコンテナホールド32との間と、鉱石ホールド30aの船首12側と、鉱石ホールド32eの船尾14側には、横隔壁42が設けられている。横隔壁42は、船体11の長手方向に直交する面において、積荷区画15の内面の全域に配置されており、積荷区画15を船体11の長手方向の前後に区画している。つまり、積荷区画15は、船体11の長手方向に間隔を置いて横隔壁42を配置することで、複数の区画に分離しており、それぞれの区画に鉱石ホールド30、コンテナホールド32を配置している。
また、積荷区画15は、長手方向に延在して強度構造50が設けられている。強度構造50は、鉱石ホールド30とコンテナホールド32とで共通する構造となる。強度構造50は、横隔壁42を貫通していても、横隔壁42によって分断されていてもよい。強度構造50は、鉱石ホールド30、コンテナホールド32の構造とともに説明する。
次に、鉱石ホールド30について説明する。鉱石ホールド30は、鉄鋼石等の鉱石6を貯留する容器である。鉱石ホールド30は、強度構造50と、ハッチ54と、補強部材(ロアスツール)56(図1参照)と、を有する。鉱石ホールド30は、強度構造50と横隔壁42とで鉛直方向上側の面の開口52以外は閉じられた空間を形成する。
強度構造50は、船側外板60と、底面61と、底部62と、第1傾斜部64と、第2傾斜部66と、縦強度部材67と、側方甲板80と、を有し、船体11の長手方向に直交する断面において、開口52以外の周囲を囲っている。また、強度部材50は、船体11の長手方向の端部が横隔壁42と接している。船側外板60は、船体11の側面と共通の部材である。船側外板60は、船体11の幅方向の両側に配置されている。底面61は、船体11の底面、つまり船体11の外表面であり、航行時に水と接する。底部62は、船体11の底面61よりも鉛直方向上側に配置されている。船舶10は、底部62と船体11の底面とで二重底を形成している。第1傾斜部64は、船側外板60と底部62とを接続する部材である。第1傾斜部64は、船側外板60と底部62に対して傾斜している。具体的には、鉛直方向下側に向かうにしたがって、船体11の幅方向の中心に向かう向きで傾斜している。第2傾斜部66は、船側外板60の鉛直方向上側の端部(第1傾斜部64と接続している端部とは反対側の端部)に連結されている。第2傾斜部66は、鉛直方向上側に向かうにしたがって、船体11の幅方向の中心に向かう向きで傾斜している。第2傾斜部66は、開口52よりも船体11の幅方向の中心から離れた位置が鉛直方向上側端部69となる。鉛直方向上側端部69は、幅方向において、後述するコンテナホールド32の開口の端部と重なる位置である。縦強度部材67は、第2傾斜面66と甲板とを接続する板状の部材である。縦強度部材67は、第2傾斜面66の鉛直方向上側端部69と接続されている。縦強度部材67は、鉛直方向に延びた板上の部材である。縦強度部材67は、鉱石ホールド30の開口52よりも中心から遠い位置に配置されている。側方甲板80は、開口52よりも船体11の幅方向外側の甲板である。側方甲板80は、縦強度部材67と接続されている。
鉱石ホールド30は、第2傾斜部66の鉛直方向上側端部69と接続し開口52の端部まで延在する補強部59が設けられている。補強部59が開口52の縁となる。
ハッチ54は、開口52を開閉する扉である。ハッチ54は、水平面において、船体11の長手方向に直交する方向に移動する2枚の板状部材で構成されている。なお、ハッチ54の枚数は、2枚に限定されない。ハッチ54は、1枚の場合も3枚の場合も4枚の場合もある。
補強部材56は、横隔壁42の鉛直方向下側の端部側に設けられた板状部材であり、鉛直方向下側に向かうにしたがって横隔壁42から離れる方向に傾斜している。補強部材56は、隔壁42を支持するとともにホギング・サギング(Hogging and sagging)によるモーメント荷重が集中することを抑制する。
鉱石ホールド30は、以上のような構造であり、強度構造50と隔壁42とで囲われた空間に鉱石6が投入され、投入された鉱石6を貯留する。また、鉱石ホールド30は、ハッチ54で開口52が開閉自在となる。
次に、コンテナホールド32は、多数のコンテナ8(8a、8b)が搭載され、保持する構造物であり、強度構造50と、ハッチ72と、横隔壁74と、セルガイド75と、開放横隔壁76と、側方内板78と、を有する。コンテナホールド32も強度構造50と横隔壁42とで鉛直方向上側の面の開口70以外は閉じられた空間を形成する。コンテナホールド32は、鉱石ホールド30と断面の形状が異なるが、強度構造50が同じ構造になる。
強度構造50は、上述したように、船側外板60と、底面61と、底部62と、第1傾斜部64と、第2傾斜部66と、縦強度部材67と、側方甲板80と、を有し、船体11の長手方向に直交する断面において、開口70以外の周囲を囲っている。また、開口70は、鉱石ホールド30の開口52よりも船体11の幅方向の大きさが広く、幅方向において、鉛直方向上側端部69と重なる位置となる。したがって、コンテナホールド32の補強構造50は、縦強度部材67が開口70の一部となる。このようにコンテナホールド32は、縦強度部材67が開口70の一部となり、断面形状が鉱石ホールド30と異なる形状となるが、船側外板60と、底部62と、第1傾斜部64と、第2傾斜部66と、縦強度部材67とが共通の構造となり、強度構造50が同じ形状となる。
ハッチ72は、開口70を開閉する扉である。ハッチ72は、水平面において、船体11の長手方向に直交する方向に移動する4枚の板状部材で構成されている。なお、ハッチ54の枚数は、4枚に限定されない。ハッチ54は、1枚の場合も2枚の場合も3枚の場合もある。
横隔壁74は、コンテナホールド32の船体11の長手方向の端部に配置された、コンテナホールド32と船体11の内部との隔壁である。横隔壁74は、水密構造であり、コンテナホールド32の内部から船体11の内部に水が流入しない構造である。コンテナホールド32は、横隔壁42の一部を横隔壁74としてもよい。
コンテナガイド(セルガイド)75は、鉛直方向に延在するレールであり、船体11の長手方向にコンテナ8の搭載間隔に対応した間隔で配置されている。コンテナガイド75の一部は、横隔壁74に取り付けられている。また、コンテナガイド75は、船体11の幅方向にもコンテナ8の搭載間隔に対応して配置されている。コンテナガイド75は、複数のレールでコンテナを挟むことで、コンテナを案内する。つまり、コンテナガイド75は、コンテナが搭載される領域の周囲に配置され、搭載されるコンテナを案内する。
開放横隔壁(コンテナホールド内横隔壁)76は、船体11の長手方向に隣接するコンテナの配置位置の間に配置されており、コンテナホールド32を船体11の長手方向において区画する。開放横隔壁76は、コンテナガイド75と隣接するコンテナを案内するコンテナガイド75の間に配置され、コンテナガイド75を支持する。
側方内板78は、開口70から底部62まで延在し、船体11の長手方向に延びた板状の縦梁部材である。側方内板78は、船体11の長手方向におけるコンテナホールド32の強度を補強する部材である。また、側方内板78は、船体11の幅方向において、コンテナ8を搭載する領域の端面になる。側方内板78は、コンテナガイド75を支持する。
また、図2及び図6に示すように、積荷区画15は、コンテナホールド32b、32cの側方内板78の幅方向外側の面と、強度構造50の幅方向内側の面と、隔壁42で囲われた領域、つまりコンテナ8を搭載する領域の幅方向外側の両方に燃料貯留部34が設けられている。つまり、積荷区画15は、4つの燃料貯留部34が設けられている。燃料貯留部34は、燃料が貯留されるタンクである。燃料貯留部34は、船側外板60との間に隔壁79が設けられている。燃料貯留部34は、船側外板60と隔壁79で船体11の外側と内部との間に二重隔壁を設けた状態となる。なお、本実施形態では、燃料貯留部34を設けたこれに限定されない。燃料貯留部34を他の対象物を貯留する貯留部として用いてもよい。船舶10は、燃料貯留部34を貯留部として用いない場合も同様の構造とすることが好ましい。これにより、燃料貯留部34の構造物がコンテナガイド75を好適に支持することができる。
また、鉱石ホールド30とコンテナホールド32とは、ともに開口52、70の船体11の幅方向外側の甲板である側方甲板80にコンテナを支持するコンテナ支持構造82を有する。コンテナ支持構造82は、コンテナを固定するための種々の構造である。コンテナ支持構造82は、置かれたコンテナを固定するスタッキングコーンまたはツイストロックを挿入するソケットを有している。また、コンテナ支持構造82は、コンテナを固縛するロッドを固定するための穴(アイプレート)も有している。船舶10は、ハッチ54、72の表面にもコンテナ支持構造が設けられている。
船舶10は、鉱石ホールド30に鉱石6を貯留することができる。また、船舶10は、コンテナホールド32の横隔壁42とハッチコーミング78で囲まれた領域にコンテナ8を搭載することができる。横隔壁42とハッチコーミング78で囲まれた領域にコンテナ8の上にコンテナ8を積み上げる。また、船舶10は、閉じたハッチ72の上にコンテナ8を搭載することで、船体11の甲板よりも上の領域、つまり、ハッチ72より上の部分にコンテナ8を搭載することができる。また、船舶10は、コンテナホールド32の側方甲板80のコンテナ支持構造82を用いてコンテナ8を搭載することで、側方甲板80の上にもコンテナ8を搭載することができる。これにより船舶10は、鉱石を搬送する際に、鉱石ホールド上のデッキスペースにもコンテナも搭載することができる。
また、船舶10は、鉱石ホールド30に鉱石6を貯留しない場合、図7及び図8に示すように鉱石ホールド30の内部また、鉱石ホールド30の側方甲板80の上にもコンテナ8bを搭載することができる。これにより、鉱石6を搬送していない間はより多くのコンテナを搬送することができる。
以上のように船舶10は、積荷区画15に鉱石を貯留する鉱石ホールド30とは別にコンテナを搭載するコンテナホールド32を設けることで、鉱石とコンテナの両方を別々の領域に積むことができる。このように、コンテナを搭載するコンテナホールドを鉱石ホールドとは別に設けることで、鉱石ホールド30に鉱石を貯留している場合でもコンテナを搭載することが可能となり、コンテナを搭載することができる。また、船舶10は、コンテナを搭載するコンテナホールドを鉱石ホールドとは別に設けることで、コンテナと鉱石を任意の順番で搭載することができる。これにより、コンテナと鉱石の搭載、荷揚げの順番を調整することで、船舶の喫水が浅い状態でコンテナを積み下ろしすることができる。これにより、コンテナを積み下ろしするターミナルの水深が浅い場合でも、必要なコンテナを搭載させることができる。これにより、コンテナと鉱石をより多く搭載することができる。
また、船舶10は、通常の鉱石専用船よりも1つの鉱石ホールドの断面形状を大きくすることで、具体的には、鉱石を貯留する領域を開口よりも大きくすることで、鉱石ホールド30の9つのホールドの内、4つのホールドをコンテナ専用ホールドにしても、鉱石ホールドの容積を維持することができる。これにより、鉱石の搭載可能量を低減することなく、コンテナを搭載する領域を設けることができる。これにより、鉱石とコンテナとを高い効率で輸送できる。
また、船舶10は、鉱石ホールド30とコンテナホールド32の断面形状が異なるが、鉱石ホールド30とコンテナホールド32の強度構造50を同じ構造とすることで、船体の長手方向における積荷区画の強度の分布を平均化することができる。船舶11は、強度構造50を、傾斜面を有する構造とすることで、船体の長手方向における強度を平均化しつつ、内部の空間の大きさを維持しつつ、強度を高くすることができる。
また、上述した各実施形態では、船体11の船尾14側に機関室16を設け、機関室16よりも船首12側に積荷区画15を設けたが配置はこれに限定されない。船舶10は、船体11の長手方向における中央部に機関室を設け、機関室の船首12側、船尾14側の両方に積荷区画15を設けてもよい。また、機関室16の鉛直方向上側にも積荷区画15を設けてもよい。
ここで、上記実施形態の船舶10は、積荷区画15に鉄鉱石ホールド30とコンテナホールド32を交互に配置することで、船体11の長手方向における重量バランス及び強度を均一化することができる。また、船舶10は、積荷区画15に鉄鉱石ホールド30とコンテナホールド32を交互に配置することでトリム姿勢の作りやすくすることができる。これにより、一部に負荷が集中することを抑制できる。
ここで、積荷区画15における鉄鉱石ホールド30とコンテナホールド32の配置は、交互に限定されない。積荷区画15は、少なくとも1つの鉄鉱石ホールド30と少なくとも1つのコンテナホールド32を備えていればよい。
図9は、他の実施形態の船舶を表す側面図である。図9に示す船舶10aは、積荷区画15aの構造以外は、船舶10と同様であるので、説明を省略する。積荷区画15aは、7つの鉱石ホールド30a、30b、30c、30d、30e、30f、30gと、2つのコンテナホールド32a、32bと、を有する。積荷区画15aは、船首12側から船尾14に向けて、鉱石ホールド30a、コンテナホールド32a、鉱石ホールド30b、鉱石ホールド30c、鉱石ホールド30d、鉱石ホールド30e、鉱石ホールド30f、コンテナホールド32b、鉱石ホールド30gの順で配置されている。また積荷区画15aは、鉱石ホールド30dが配置されている領域を、船体11の長手方向における積荷区画15aの中央線90が通る。つまり、船舶10aは、中心線90を対称線として、鉱石ホールド30とコンテナホールド32とが対称の順序で配置されている。すなわち、船舶10aは、鉱石ホールド30cから同じホールドの数だけ離れが位置にコンテナホールド32が配置されている。
船舶10aは、船体の長手方向において、鉱石ホールド30とコンテナホールド32とを船体の長手方向の中心を対称線として、対称の順序で配置することで、船体11の長手方向の前後における重量のバランスを均一化することができる。これにより、船舶11の長手方向におけるトリム姿勢の作りやすさを向上させることができる。
ここで、上記実施形態の船舶10、10aは、強度構造50を船側外板60と、底面61と、底部62と、第1傾斜部64と、第2傾斜部66と、縦強度部材67と、側方甲板80と、を有する構造としたがこれに限定されない。強度構造50は、船体の長手方向に直交する方向の断面における形状が鉱石ホールドとコンテナホールドとで共通し、船体の長手方向に延在していればよい。例えば、強度構造50は、底面61を含めなくてもよい。
図10は、他の例の鉱石ホールドを示す断面図である。図11は、他の例のコンテナホールドを示す断面図である。図10に示す鉱石ホールド130、図11に示すコンテナホールド132は、強度構造150を有する。強度構造150は、船側外板160と、底面161と、底部162と、縦強度部材167と、側方甲板180と、を有し、船体11の長手方向に直交する断面において、開口52、70以外の周囲を囲っている。また、強度部材150は、船体11の長手方向の端部が横隔壁42と接している。船側外板160は、船体11の側面と共通の部材である。船側外板160は、船体11の幅方向の両側に配置されている。底面161は、船体11の底面、つまり船体11の外表面であり、航行時に水と接する。底部162は、船体11の底面161よりも鉛直方向上側に配置されている。船舶10bは、底部162と船体11の底面とで二重底を形成している。底部162は、船側外板160と連結されている。縦強度部材167は、船側外板160と側方甲板180とを接続する板状の部材である。縦強度部材167は、鉛直方向上側端部169と接続されている。縦強度部材167は、鉛直方向に延びた板上の部材である。縦強度部材167は、船側外板160と一体の部材である。鉛直方向上側端部169は、コンテナホールド130の補強部159が接続される位置である。縦強度部材167は、鉱石ホールド130の開口52よりも中心から遠い位置に配置されている。側方甲板180は、開口52よりも船体11の幅方向外側の甲板である。側方甲板180は、縦強度部材167と接続されている。
このように、強度構造150は、強度構造50の第1傾斜部と第2傾斜部を備えていない構造となる。このように、第1傾斜部と第2傾斜部とを備えていない構造であっても、船体の長手方向に直交する方向の断面における形状が鉱石ホールドとコンテナホールドとで共通し、船体の長手方向に延在している構造とすることで、上記効果を得ることができる。
次に、図12を用いて、船舶10の運航方法について説明する。図12は、船舶の運航方法の一例を示すフローチャートである。まず、船舶10は、積荷区画15に積荷が詰まれていない状態で、コンテナターミナルに移動し、停船する(ステップS12)。コンテナターミナルは、コンテナの積み下ろしをする港である。
船舶10は、コンテナターミナルに停船したら、空のコンテナを搭載する(ステップS14)。具体的には、図1から図6に示すようにコンテナホールド32に空のコンテナ8aを搭載する。船舶10は、空のコンテナを搭載したら、コンテナターミナルを出港し、鉱石ターミナルに移動し、停船する(ステップS16)。鉱石ターミナルは、鉱石を積み下ろしする港である。ここで、空のコンテナを搭載した船舶10が入港する鉱石ターミナルは、空のコンテナを搭載するコンテナターミナルと同じ地域にある。同じ地域とは、搭載した積荷を陸揚げするターミナルに比べて近い港である。
船舶10は、鉱石ターミナルに停船したら、鉱石ホールド30に鉱石を搭載する(ステップS18)。船舶10は、鉱石と空のコンテナを搭載することで、喫水が満載喫水線に近づく。
船舶10は、鉱石と空のコンテナを搭載したら、第1の目的地域へ移動する(ステップS20)。第1の目的地域は、搭載した鉱石と空のコンテナを揚げ荷するターミナルを有する地域である。船舶10は、第1の目的地域に移動したら、第1の目的地域の鉱石ターミナルに停船し(ステップS22)、鉱石ホールドから鉱石を搬出する(ステップS24)。船舶10は、鉱石を揚げ荷することで、喫水が例えば14m以下となる。
船舶10は、鉱石を搬出したら、第1の目的地域の鉱石ターミナルを出港して移動し、第1の目的地域のコンテナターミナルに停船する(ステップS26)。船舶10は、コンテナターミナルに停船したら、空のコンテナを搬出し(ステップS28)、荷物が搭載されたコンテナ、つまり中身が入ったコンテナをコンテナホールド32に搭載する(ステップS30)。なお、船舶10は、図7に示すように、中身が入ったコンテナ8bを、鉄鉱石ホールドにも搭載してもよい。また、コンテナは、ホールドの内部だけなく、甲板上に積層して搭載してもよい。なお、コンテナ8bを搭載した場合、喫水線と船体の鉛直方向の最も下の位置との距離Daは、満載喫水線40よりも下側となる。つまり、水深が浅い状態となる。
船舶10は、中身が入ったコンテナを搭載したら、第1の目的地域を出港し、第2の目的地域へ移動する(ステップS32)。船舶10は、第2の目的地域へ移動したら、第2の目的地域のコンテナターミナルに停船し(ステップS34)、荷物が搭載されたコンテナを搬出する(ステップS36)。
このように、船舶10は、空のコンテナと鉱石を同時に搬送し、鉱石を揚げ荷した後は、中身の入ったコンテナを搬送することで、往復のいずれでもコンテナを搬送することができる。これにより、搬送した中身の入ったコンテナが空の状態になったら、別のターミナルに移動させることができる。これにより、空のコンテナを別の輸送手段で搬送する必要が無くなりまたは低減し、効率よく貨物を搬送することができる。
また、船舶10は、鉱石を搭載する前にコンテナを搭載することで、喫水が浅い状態でコンテナターミナルに入港することができる。これにより、満載喫水がコンテナターミナルの水深よりも深い場合でも、コンテナターミナルに入港することができる。また、船舶10は、鉱石を揚げ荷した後に空のコンテナを揚げ荷することで、喫水が浅い状態でコンテナターミナルに入港することができる。これにより、満載喫水線がコンテナターミナルの水深よりも長い場合でも、コンテナターミナルに入港することができる。
ここで、第2の目的地域は、次に鉱石を搭載するターミナルがある地域とすることが好ましい。この場合、船舶10は、次に鉱石を搭載する地域またはターミナルが同じ場合、第2の目的地域は、ステップS18で鉱石を搭載した地域となる。第2の目的地域を次に鉱石を搭載するターミナルがある地域とすることで、荷物が搭載されたコンテナを搬出した後、同じ地域で、ステップS12からの処理を行うことができる。これにより、積荷を効率よく搬送することができる。
6 鉱石
8、8a、8b コンテナ
10、10a 船舶
11 船体
12 船首
14 船尾
15 積荷区画
16 機関室
17 操舵室
18 スクリュ
20 舵
30、30a、30b、30c、30d、30e 鉱石ホールド
32、32a、32b、32c、32d コンテナホールド
34 燃料貯留部
40 満載喫水線
42 横隔壁
50 強度構造
52、70 開口
54、72 ハッチ
56 補強部材
60 船側外板
61 底面
62 底部
64 第1傾斜部
66 第2傾斜部
67 縦強度部材
74 横隔壁
75 コンテナガイド(セルガイド)
76 開放横隔壁(セルコン)
78 側方隔壁
80 側方甲板
82 コンテナ支持構造

Claims (9)

  1. 船体と、
    前記船体に設けられ、前記船体の長手方向に沿って直列に配置される2つ以上の積荷区画と、を有し、
    前記2つ以上の積荷区画は、鉱石が搭載される少なくとも1つの鉱石ホールドと、前記船体の長手方向において前記鉱石ホールドに並んで配置され、コンテナが搭載される少なくとも1つのコンテナホールドと、を有し、
    前記積荷区画は、前記船体の長手方向に直交する方向の断面における前記鉱石ホールドと前記コンテナホールドとの形状が異なり、
    前記船体の長手方向に直交する方向の断面における形状が前記鉱石ホールドと前記コンテナホールドとで共通し、前記船体の長手方向に延在する強度構造が設けられ、
    前記鉱石ホールドは、鉛直方向上側の面に開口が形成され、前記船体の長手方向に直交する断面において、前記開口が前記コンテナホールドの開口よりも狭いことを特徴とする船舶。
  2. 前記強度構造は、前記船体の長手方向に直交する方向の断面において、前記船体の側面であり、前記コンテナホールド及び前記鉱石ホールドの側面となる船側外板と、前記船体の底面と二重底を形成し、前記コンテナホールド及び前記鉱石ホールドの底面となる底部と、甲板と接続する縦強度部材と、を有し、前記縦強度部材は、前記鉱石ホールドの前記開口よりも前記中心から遠い位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記強度構造は、前記船側外板と前記底部とを結び、前記船側外板と前記底部に対して傾斜した第1傾斜部と、前記船側外板の鉛直方向上側に連結され、鉛直方向上側に向かうにしたがって中心側に向かう第2傾斜面と、をさらに有し、
    前記縦強度部材は、前記第2傾斜面と甲板とを接続することを特徴とする請求項2に記載の船舶。
  4. 前記コンテナホールドは、鉛直方向に延在し、前記コンテナが搭載される領域の周囲に配置され、搭載される前記コンテナを案内するコンテナガイドを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の船舶。
  5. 前記コンテナホールドは、前記船体の長手方向において、前記コンテナを複数列搭載可能であり、前記船体の長手方向に隣接する前記コンテナの間に配置され、前記コンテナガイドが固定される開放横隔壁を有することを特徴とする請求項4に記載の船舶。
  6. 前記コンテナホールドは、鉛直方向上側の面に開口が形成され、前記開口から前記船体の底面まで延在し、前記船体の長手方向に延びた板状の縦梁部材が配置され、
    前記船体の長手方向において、前記コンテナホールドが配置されている位置であり、かつ、前記縦梁部材と前記船体の側面との間に配置された貯留部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の船舶。
  7. 前記積荷区画は、前記船体の長手方向において、前記コンテナホールドと前記鉱石ホールドとが交互に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の船舶。
  8. 前記積荷区画は、前記船体の長手方向において、前記コンテナホールドと前記鉱石ホールドとが、前記船体の長手方向の中心を対称線として、対称の順序で配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の船舶。
  9. 夏季満載喫水が14.5m以上であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の船舶。
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