JP2016088771A - 接合体 - Google Patents

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Yoshihiro Koga
祥啓 古賀
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Abstract

【課題】金属とセラミックスとの界面の数を減らして接合信頼性の高い金属とセラミックスとの接合体を提供する。【解決手段】セラミック体と金属体との接合体10は、接合層40は、ロウ材層42よりなり、ハニカム体20(セラミック体)は、シリコン含浸SiCよりなる。【選択図】図3

Description

本発明は、セラミックと金属と接合した接合体に関する。
セラミックは、耐熱性および耐蝕性に優れ、高強度であることから、ターボチャージャー、熱交換器、核融合炉第1壁など、様々な過酷な用途で使用が検討されている。
しかしながら、セラミックは、硬度が高く欠けやすい、液相が得られにくく溶接しにくい、展性・延性を有していないなどの点で、目的の形状が得られにくい素材である。このため、展性・延性に優れ、溶接が可能で、容易に加工できる金属材料と接合し用いることによって様々な用途に展開しやすくなる。このため、各種用途のためにセラミックと金属と接合する技術は、重要な技術の1つである。
特許文献1には、セラミックスと金属との熱膨張係数差によって生じる接合の課題を解決するための接合体および接合方法が記載されている。具体的な接合体は、セラミックス基材と、金属基材との間にこれらとそれぞれ同材質で熱膨張係数が同一または近似したセラミックス中間層と、金属中間層を介挿したものよりなり、セラミックス中間層は、金属中間層相互又は金属中間層と金属基材との間に挟まれるように配置して接合されている接合体である。
また、具体的な接合方法は、セラミックス基材と金属基材との間に中間層を少なくとも2層又は2層以上挿入して接合する方法である。そして、少なくとも材質と熱膨張係数とが接合すべきセラミックス基材と金属基材とにそれぞれ同一又は近似したセラミックス中間層と金属中間層とを、セラミック基材と金属基材との間に介挿する。前記セラミックス中間層の両接合界面は前記金属中間層相互あるいは金属中間層と金属基材とにより挟まれており、前記金属中間層の両接合界面は、セラミック中間層相互あるいはセラミック中間層とセラミックス基材との間に挟まれるよう配置して接合するセラミックスと金属との接合法が記載されている。
このような接合体又は接合方法によれば、中間層の選択が容易になり、接合しようとする物質と異なる2種以上の異なった中間層を用いる場合に接合条件を各界面ごとに変える必要がなく、さらにMo、Tiのような耐酸化性に劣るものが使えない場合にも接合が可能となり、接合部の特性は損なわれなくて済む大きな効果があることが記載されている。
特開昭63−225585号公報
しかしながら、上記記載された発明は、接合層が平坦な接合体およびその接合方法に関する発明が記載されているのみである。接合面が曲折している接合体に上記発明を適用すると、曲折部に生じる応力集中、曲折した接合層に対応する接合の形状など解決しなければならない課題に対して明確な示唆が無く適用は困難である。このため、曲折部を有する接合層の耐熱性、耐蝕性、および高い接合強度を高めることは上記記載された発明では解決されていない。
本発明では、上記課題を鑑み、耐熱性、耐蝕性、および高い接合強度を有する曲折した接合層で接合された接合体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための本発明の接合体は、曲折した接合層で接合されたセラミック体と金属体との接合体であって、前記接合層は、ロウ材層よりなり、前記セラミック体は、シリコン含浸SiCよりなる。
セラミック体は、シリコンが含浸されたSiC(シリコン含浸SiC)よりなり、骨格部分を構成するSiCは、高強度で耐熱性を有しているので金属体と接合し金属体では対応できない部分で高い性能を発揮することができる。SiCにシリコンを含浸することにより、耐熱性、耐蝕性を維持しながら、熱伝導性を高めることができ、発生する熱応力を低減することができる。また、シリコンは、金属的な性質を持ち合わせているのでロウ材との接合力が強く、曲折した部分においても、強い接合力が得られると考えられる。また、SiCは、金属的な性質を有しているので、ロウ材との接合力を強くできると考えられる。
このため、曲折した部分を有していても、耐熱性、耐蝕性、および高い接合強度を発揮することができると考えられる。
さらに、本発明の接合体は、以下の態様であることが望ましい。
(1)前記ロウ材層は、活性金属ロウ材よりなる。
活性金属ロウ材はセラミック体との接合界面を活性化させ、セラミック体とロウ材との濡れ性が向上するので、接合強度を高めることができる。
(2)前記活性金属ロウ材は、Ti系ロウ材である。
これにより、活性金属ロウ材はTiを含有するのでセラミック体の表面を活性化させ、セラミック体との接合界面にセラミック体材料特有の反応物が生成されるため、セラミックに対する接合能力を有する。例えば、セラミック体が窒化物ではTiN、セラミック体が酸化物ではTiO、セラミック体が炭化物ではTiCがセラミック体との接合界面に生成される。このため、セラミックと金属の接合する部分に適用することにより、接合層全体の接合強度を高めることができる。例えば、ロウ材としてはAg−Cu−Sn−Ti系やAg−Cu−In−Ag系のロウ材が適用できる。
(3)前記金属体は、ステンレスである。
ステンレスは、金属の中でも耐蝕性、耐熱性を備えた素材であるので、セラミック体と組み合わせることにより、様々な用途で利用することができる。
(4)前記セラミック体はハニカム体であり、前記金属体は、前記ハニカム体の外側面を周回するケースであり、前記接合層は、前記ハニカム体の外側面を周回するとともに、前記ハニカム体の前記ケースとの間の空隙部を封止する。
セラミック体であるハニカム体は、ハニカム体の外側面を周回する金属体であるケースに収容される。ハニカム体の外側面には接合層が周回して設けられており、ケースに収容されると、ハニカム体とケースとの間の空隙部を封止する。このため、ケースに流入した流体は、確実にハニカム体の内部を通過することになる。
(5)前記接合体は、前記ハニカム体の外側面を周回する前記接合層を、間隔をあけて複数有する。
ハニカム体の外側面を周回する接合層を複数有するので、ハニカム体とケースとの間の空隙部を複数箇所で封止する。このため、両端の接合層に挟まれた空隙部Sは、ハニカム体の両端と隔離された空間を形成することができる。さらに、この空間を利用し、ハニカム体の側面に新たな開口を形成することにより、ハニカム体に異なる流体を導入することができ、例えば熱交換器として利用することができる。
本発明の接合体によれば、セラミック体と金属体とを曲折した接合層で接合した接合体において、接合層はロウ材層よりなり、前記セラミック体はシリコン含浸SiCよりなる。
セラミック体は、シリコンが含浸されたSiC(シリコン含浸SiC)よりなり、骨格部分を構成するSiCは、高強度で耐熱性を有しているので金属体と接合し金属体では対応できない部分で高い性能を発揮することができる。SiCにシリコンを含浸することにより、耐熱性、耐蝕性を維持しながら、熱伝導性を高めることができ、発生する熱応力を低減することができる。また、シリコンは、金属的な性質を持ち合わせているのでロウ材との接合力が強く、曲折した部分においても、強い接合力が得られると考えられる。
このため、曲折した部分を有していても、耐熱性、耐蝕性、および高い接合強度を発揮することができると考えられる。
本発明に係る実施形態の接合体の分解斜視図であり、ハニカム体と金属製パイプとを接続層によりに接合するものである。 本発明に係る実施形態の接合体に用いられるハニカム体および接合層の全体斜視図である。 接合層の構成を示す断面図である。
本発明の接合体について説明する。
本発明の接合体は、曲折した接合層で接合されたセラミック体と金属体との接合体であって、前記接合層は、ロウ材層よりなり、前記セラミック体は、シリコン含浸SiCよりなる。
本発明の接合体によれば、セラミック体と金属体とを曲折した接合層で接合した接合体において、接合層にロウ材層よりなり、前記セラミック体は、シリコン含浸SiCよりなる。
セラミック体は、シリコンが含浸されたSiC(シリコン含浸SiC)よりなり、骨格部分を構成するSiCは、高強度で耐熱性を有しているので金属体と接合し金属体では対応できない部分で高い性能を発揮することができる。SiCにシリコンを含浸することにより、耐熱性、耐蝕性を維持しながら、熱伝導性を高めることができ、発生する熱応力を低減することができる。また、シリコンは、金属的な性質を持ち合わせているのでロウ材との接合力が強く、曲折した部分においても、強い接合力が得られると考えられる。
さらに、シリコンが含浸されたSiCであるのでロウ付けの際にロウ材のセラミック体への必要以上の侵入を防ぐことができる。ロウ付けで溶融したロウ材が必要以上にセラミック体に吸収されにくいので、十分な厚さのロウ材層を形成することができ、セラミック体と金属体との間に強い結合力を得ることができる。
また、含浸させる材料はロウ材との組合せで適宜決定すればよいが、シリコンのほかにアルミ、マグネシウム、銅などの金属合金も可能で、金属であるロウ材と強い結合力を高くでき、パワーデバイスなどへの転用も可能である。他に、ポリカルボシランなどのポリマーを含浸することも可能であり、セラミック体の強度が弱いときに補強材として作用する。そして、ロウ材との結合力や、セラミック体の補強などの効果を向上させるために、前記含浸させる材料を組合せて使用してもよい。
このため、曲折した部分を有していても、耐熱性、耐蝕性、および高い接合強度を発揮することができると考えられる。
さらに、本発明の接合体は、以下の態様であることが望ましい。
(1)前記ロウ材層は、活性金属ロウ材よりなる。
活性金属ロウ材はセラミック体との接合界面を活性化させ、セラミック体とロウ材との濡れ性が向上するので、接合強度を高めることができる。
(2)前記活性金属ロウ材は、Ti系ロウ材である。
これにより、活性金属ロウ材はTiを含有するのでセラミック体の表面を活性化させ、セラミック体との接合界面にセラミック体材料特有の反応物が生成されるため、セラミックに対する接合能力を有する。例えば、セラミック体が窒化物ではTiN、セラミック体が酸化物ではTiO、セラミック体が炭化物ではTiCがセラミック体との接合界面に生成される。このため、セラミックと金属の接合する部分に適用することにより、接合層全体の接合強度を高めることができる。例えば、ロウ材としてはAg−Cu−Sn−Ti系やAg−Cu−In−Ag系のロウ材が適用できる。
(3)前記金属体は、ステンレスである。
ステンレスは、金属の中でも耐蝕性、耐熱性を備えた素材であるので、セラミック体と組み合わせることにより、様々な用途で利用することができる。また、ステンレスは、金属の中でも、融点が高く、硫化水素や硝酸などの耐薬品性が高いため、ロウ付けの際に受ける金属体へのダメージが小さくすみ、信頼性が高い。
(4)前記セラミック体はハニカム体であり、前記金属体は、前記ハニカム体の外側面を周回するケースであり、前記接合層は、前記ハニカム体の外側面を周回するとともに、前記ハニカム体の前記ケースとの間の空隙部を封止する。
セラミック体であるハニカム体は、ハニカム体の外側面を周回する金属体であるケースに収容される。ハニカム体の外側面には接合層が周回して設けられており、ケースに収容されると、ハニカム体とケースとの間の空隙部を封止する。このため、ケースに流入した流体は、確実にハニカム体の内部を通過することになる。
(5)前記接合体は、前記ハニカム体の外側面を周回する前記接合層を、間隔をあけて複数有する。
ハニカム体の外側面を周回する接合層を複数有するので、ハニカム体とケースとの間の空隙部を複数箇所で封止する。このため、両端の接合層に挟まれた空隙部Sは、ハニカム体の両端と隔離された空間を形成することができる。さらに、この空間を利用し、ハニカム体の側面に新たな開口を形成することにより、ハニカム体に異なる流体を導入することができ、例えば熱交換器として利用することができる。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の接合体10は、セラミック製のハニカム体(セラミック体)20と、このハニカム体20を収容する容器である金属製パイプ(金属体)30とを接合層40で接合したものである。
すなわち、ハニカム体20は、外周面に接合層40を巻回して、金属製パイプ30の内部に収容される。このため、接合層40は、曲折している。
図1および図2に示すように、ハニカム体20は、多孔質焼成体(セラミック)により筒状に形成されており、シリコン含浸SiCで構成されている。なお、ここでは、ハニカム体20が四角筒形状の場合を例示するが、円筒形状や、多角形筒形状とすることも可能である。
ハニカム体20は、四角筒形状の外壁21を有する。外壁21で囲まれた内部空間22は、内壁25によって格子状に区画され、長手方向の一方の端面である第1端面23から他方の端面である第2端面24に延びる矩形断面の流路26を複数有する。
ここで、四角筒形状を含む多角形筒形状の場合、角部はR形状となっていても良い。また、多角形筒形状の外周にある角部のなす角度は45〜135°が好ましく、60〜120°がより好ましく、80〜110°がより望ましい。角度が45°以下の場合、角部のロウ材がロウ付けの際に流動してしまい、ロウ材層が均一な厚さを保てない可能性がある。角度が135°以上の場合、角部を含む周辺にのみロウ付けを行う際、ロウ材が表面張力によって集まる可能性がある。
ハニカム体20の外壁21の外側面211には、ハニカム体20の長手方向両端部付近に、ベルト状の接合層40が各々設けられている。接合層40は、外側面211と、ハニカム体20の長手方向に対して直交する面とが交差する交差線上に設けられている。すなわち、ハニカム体20が直方体または立方体の場合には、接合層40は、第1端面23および第2端面24と平行に、ハニカム体20の全周にわたって曲折して設けられる。
図1に示すように、ハニカム体20を収容する容器、例えばステンレス製の排気管である金属製パイプ30は、ハニカム体20を収容する本体部31を有する。
本体部31の一方の端部には、本体部31に流体を供給する流入路32が、漏斗状の接続部33を介して接続されている。
また、本体部31の他方の端部には、本体部31からの流体を排出する流出路34が、漏斗状の接続部35を介して接続されている。
本体部31には、高さ方向中央付近で分割される蓋部材36が、設けられている。このため、蓋部材36を外すことにより、ハニカム体20を金属製パイプ30内に収納することができる。蓋部材36は、金属製パイプ30の本体部31にハニカム体20を収容した後に、ハニカム体20を覆うように本体部31に取り付けられ、ハニカム体20の外側面211を周回して覆う。
本体部31の内面311および蓋部材36の内面361には、ハニカム体20の外周に設けられている接合層40を係止する係止部37が、本体部31および蓋部材36の長手方向両端部に各々設けられている。各係止部37は、本体部31側の係止部371と、蓋部材36側の係止部372により構成される。なお、本体部31および蓋部材36に係止部37を設けずに接合層40を接合しても良い。
係止部37は、ベルト状の金属製部材であり、蓋部材36を本体部31に取り付けることにより、金属製パイプ30の内面の全周にわたって設けられる。すなわち、一対の係止部37の長手方向内側端面373、373間の間隔を、ハニカム体20に設けられている一対の接合層40の長手方向外側端面401、401の間隔に等しいか若干大きめに設定して、一対の接合層40を外側から係止する。
ハニカム体20の外形は、金属製パイプ30の内面よりも小さく形成されている。また、接合層40の外形は、金属製パイプ30の内面よりも小さくなく、ハニカム体20を金属製パイプ30に収容すると接合層40の外側面が、金属製パイプ30の内面に当接する。このため、ハニカム体20と金属製パイプ30との間には、接合層40が設けられていない位置では、空隙部Sが生じる。
なお、係止部37を、ハニカム体20を係止できる複数の突起等で構成することもできる。また、係止部37を、一対の係止部37の長手方向外側端面374、374間の間隔が、ハニカム体20に設けられている一対の接合層40の長手方向内側端面402、402の間隔に等しいか若干小さめに設定して、一対の接合層40を内側から係止することも可能である。
図3に示すように、セラミック製のハニカム体20と金属製パイプ30とを接合する接合層40は、ロウ材層42よりなる。
セラミック製のハニカム体20は、多孔質のSiCにシリコンが含浸されている。
また、ロウ材層42は、活性金属ロウ材層よりなる。活性金属ロウ材層としては、Ti系ロウ材を用いることができる。
次に、接合体10を製造する手順について説明する。
まず、準備工程として、ハニカム体20の外側面211に全周にわたって、ロウ材層42を巻回して接合層40を形成する。
そして、ハニカム体20の一対の接合層40を、金属製パイプ30の本体部31の一対の係止部37(371)で係止して位置決めする。
次いで、蓋部材36を本体部31に取り付けて固定した後に、接合層40を水素雰囲気内で金属体の融点以下の温度にて加熱し、ロウ材層42を溶融してロウ付け工程を行う。ロウ付け工程は水素雰囲気中にて加熱することで、各接合面に付着する不動態膜を除去することができるため、接合強度が強くなる。
これにより、ハニカム体20と金属製パイプ30との間の空隙部を封止して接合し、接合体10を製造する。
次に、本実施形態の接合体10の作用、効果について説明する。
本実施形態の接合体10によれば、多孔質のSiCにシリコンが含浸されてなるハニカム体20と金属製パイプ30とを曲折した接合層40で接合した接合体10において、接合層40としてロウ材層42を用いた。
ハニカム体20(セラミック体)は、シリコンが含浸されたSiC(シリコン含浸SiC)よりなり、骨格部分を構成するSiCは、高強度で耐熱性を有しているので金属体と接合し金属体では対応できない部分で高い性能を発揮することができる。SiCにシリコンを含浸することにより、耐熱性、耐蝕性を維持しながら熱伝導性を高めることができ、発生する熱応力を低減することができる。また、シリコンは、金属的な性質を持ち合わせているのでロウ材との接合力が強く、曲折した部分においても、強い接合力が得られると考えられる。
このため、曲折した部分を有していても、耐熱性、耐蝕性、および高い接合強度を発揮することができると考えられる。
本実施形態の接合体10によれば、ロウ材層42は、活性金属ロウ材よりなる。
活性金属ロウ材はハニカム体20との接合界面を活性化させ、ハニカム体20とロウ材との濡れ性が向上するので、接合強度を高めることができる。
本実施形態の接合体10によれば、活性金属ロウ材は、Ti系ロウ材である。
これにより、活性金属ロウ材はTiを含有するのでセラミック体であるハニカム体20の表面を活性化させ、ハニカム体20との接合界面にハニカム体20の材料特有の反応物が生成されるため、ハニカム体20に対する接合能力を有する。例えば、ハニカム体20が窒化物ではTiN、ハニカム体20が酸化物ではTiO、ハニカム体20が炭化物ではTiCがハニカム体20との接合界面に生成される。このため、ハニカム体20と金属の接合する部分に適用することにより、接合層40全体の接合強度を高めることができる。例えば、ロウ材としてはAg−Cu−Sn−Ti系やAg−Cu−In−Ag系のロウ材が適用できる。
本実施形態の接合体10によれば、金属製パイプ30は、ステンレスである。
ステンレスは、金属の中でも耐蝕性、耐熱性を備えた素材であるので、ハニカム体20と組み合わせることにより、様々な用途で利用することができる。
本実施形態の接合体10によれば、ハニカム体20は、ハニカム体20の外側面211を周回する金属製パイプ30に収容される。ハニカム体20の外側面211には接合層40が周回して設けられており、金属製パイプ30に収容されると、ハニカム体20と金属製パイプ30との間の空隙部Sを封止する。このため、金属製パイプ30に流入した流体は、確実にハニカム体20の内部を通過することになる。
本実施形態の接合体10によれば、ハニカム体20の外側面211を周回する接合層40を複数有するので、ハニカム体20と金属製パイプ30との間の空隙部Sを複数箇所で封止する。このため、両端の接合層に挟まれた空隙部Sは、ハニカム体20の両端と隔離された空間を形成することができる。さらに、この空間を利用し、ハニカム体20の側面に新たな開口を形成することにより、ハニカム体20に異なる流体を導入することができ、例えば熱交換器として利用することができる。
本発明の接合体は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
本発明の接合体は、セラミック体と金属体とを接合層で接合した接合体に用いることができる。
10 接合体
20 ハニカム体(セラミック体)
30 金属製パイプ(金属体)
40 接合層
42 ロウ材層
S 空隙部

Claims (6)

  1. 曲折した接合層で接合されたセラミック体と金属体との接合体であって、
    前記接合層は、ロウ材層よりなり、
    前記セラミック体は、シリコン含浸SiCよりなることを特徴とする接合体。
  2. 前記ロウ材層は、活性金属ロウ材よりなることを特徴とする請求項1に記載の接合体。
  3. 前記活性金属ロウ材は、Ti系ロウ材であることを特徴とする請求項2に記載の接合体。
  4. 前記金属体は、ステンレスであることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の接合体。
  5. 前記セラミック体はハニカム体であり、
    前記金属体は、前記ハニカム体の外側面を周回するケースであり、
    前記接合層は、前記ハニカム体の外側面を周回するとともに、前記ハニカム体の前記ケースとの間の空隙部を封止することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載の接合体。
  6. 前記接合体は、前記ハニカム体の外側面を周回する前記接合層を間隔をあけて複数有することを特徴とする請求項5に記載の接合体。
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