JP2016088199A - アームレストのロック解除装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アームレストの回動位置に拘わらずロック解除操作を容易に行うことができるアームレストのロック解除装置を提供する。
【解決手段】一端側がロック機構の解除操作部に接続され、他端側が初期位置方向に引き込み付勢される紐体12と、紐体12の他端側が接続され、アームレスト10の長手方向の端部に保持される解除操作ノブ13を設ける。解除操作ノブ13は、紐体12の他端側が支持される紐体支持部と、中立姿勢から一方向に操作されたときに、アームレスト10側の支持面に当接して転動する第1の転動面16と、中立姿勢から他方向に操作されたときに、アームレスト10側の支持面に当接して転動する第2の転動面17と、を有する。解除操作ノブ13は、中立姿勢からいずれの方向に操作されたときにも、紐体支持部が紐体12を引き出す方向に変位する。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両用シートのシートバックに回動可能に取り付けられるアームレストのロック解除装置に関するものである。
車両用シートとして、シートバックの側部にアームレストが格納可能に取り付けられたものがある。このアームレストは、シートバックの側部に回動可能に取り付けられ、不使用時にはシートバックに沿うように跳ね上げられ、使用時にはシートバックの前方に略水平に倒して用いられる。この種のアームレストの多くは、格納位置と使用位置で回動をロックするためにロック機構が設けられている。また、この種のアームレストでは、ロック機構がアームレストの基部側に設けられ、アームレストの回動支軸から離間した長手方向の端面には、ロック機構を解除操作するための解除操作ノブが配置されている(例えば、特許文献1等参照)。
特許文献1に記載のアームレストは、アームレストの長手方向の端面に回動可能に取り付けられた解除操作ノブと、その解除操作ノブをロック機構の解除操作部に連動可能に接続するリンクによってロック解除装置が構成されている。
このロック解除装置の解除操作ノブは、付勢スプリングによって初期位置に向けて常時付勢されており、その状態から付勢スプリングの力に抗して一方向に操作されることにより、リンクを介してロック機構の解除操作部を解除操作する。
実開平4−99136号公報
ところで、特許文献1に記載のアームレストのロック解除装置は、ロック機構を解除操作するときに、解除操作ノブを一方向に操作する必要があるが、アームレストの回動位置によっては解除操作ノブの操作を行いにくくなる。即ち、解除操作ノブは乗員が手前に引いて操作を行う方が奥側に押して操作を行う場合よりも人間工学上操作を行い易い。しかし、特許文献1に記載のロック解除装置の場合、アームレストを前方に倒した状態で、解除操作ノブを手前に引いてロック解除操作を行えるようにすると、アームレストを跳ね上げた状態では、解除操作ノブを奥側に押してロック解除操作を行わなければならなくなる。また、アームレストを跳ね上げた状態で、解除操作ノブを手前に引いてロック解除操作を行えるようにすると、アームレストを前方に倒した状態では、解除操作ノブを奥側に押してロック解除操作を行わなければならなくなる。
そこでこの発明は、アームレストの回動位置に拘わらずロック解除操作を容易に行うことができるアームレストのロック解除装置を提供しようとするものである。
この発明に係るアームレストのロック解除装置は、上記課題を解決するために、シートバック(例えば、実施形態のシートバック3)に回動可能に取り付けられ、前記シートバックに略沿う格納位置と、回動支軸から離間した長手方向の端部を前記シートバックの前方に倒した使用位置とでロック可能なアームレスト(例えば、実施形態のアームレスト10)に用いられ、前記アームレストの回動位置をロックするロック機構を、前記アームレストの長手方向の端部で解除操作するアームレストのロック解除装置において、一端側が前記ロック機構の解除操作部に接続され、他端側が前記ロック機構をロック状態に維持する方向に引き込み付勢される紐体(例えば、実施形態の紐体12)と、前記紐体の他端側が接続され、前記アームレストの長手方向の端部に保持される解除操作ノブ(例えば、実施形態の解除操作ノブ13)と、を備え、前記解除操作ノブは、前記紐体の他端側が支持される紐体支持部(例えば、実施形態の開口縁15b−1,15b−2)と、中立姿勢から一方向に操作されたときに、前記アームレスト側の支持面に当接して転動する第1の転動面(例えば、実施形態の第1の転動面16)と、中立姿勢から他方向に操作されたときに、前記アームレスト側の支持面に当接して転動する第2の転動面(例えば、実施形態の第2の転動面17)と、を有し、中立姿勢から前記一方向または前記他方向に操作されたときに、前記紐体支持部が前記紐体を引き出す方向に変位するようにした。
これにより、アームレストが格納位置でロックされているときには、乗員が解除操作ノブを手前側に引き込むと、解除操作ノブの第1の転動面と第2の転動面のいずれか一方がアームレスト側の支持面に当接して転動し、その転動面を支点として紐体支持部が紐体を引き出す方向に変位する。この結果、紐体に接続されたロック機構の解除操作部が操作され、ロック機構が解除される。一方、アームレストが使用位置でロックされているときには、乗員が解除操作ノブを上方に引き上げると、解除操作ノブの第1の転動面と第2の転動面のいずれか他方がアームレスト側の支持面に当接して転動し、その転動面を支点として紐体支持部が紐体を引き出す方向に変位する。この結果、紐体に接続されたロック機構の解除操作部が操作され、ロック機構が解除される。したがって、この発明に係るロック解除装置においては、アームレストが格納位置でロックされているときと、使用位置でロックされているときのいずれの場合にも、解除操作ノブを手前に引くことによってロック機構を容易に解除することができる。
前記紐体支持部は、前記解除操作ノブのノブ本体(例えば、実施形態のノブ本体14)の裏面の前記第1の転動面と前記第2の転動面との略中間位置に配置されるようにしても良い。
この場合、紐体支持部がノブ本体の第1の転動面と第2の転動面の略中間位置に配置されていることから、解除操作ノブを一方向と他方向のいずれに操作したときにも、紐体を同様に引き上げてロック機構を容易に解除することができる。
前記紐体支持部は、前記解除操作ノブのノブ本体の裏面から突出した突片(例えば、実施形態の突片15)に設けられるようにしても良い。
この場合、解除操作ノブが第1の転動面と第2の転動面のいずれかを支点として回動するときに、支点から紐体支持部までの距離が長くなり、その分、紐体の引き上げ量を増大させることが可能になる。
前記アームレストは、前記解除操作ノブが前記中立姿勢であるときに前記突片が嵌入される嵌合孔(例えば、実施形態の嵌合孔18a)を有し、前記突片は、先端側に向かって先細りとなるテーパ形状に形成され、前記解除操作ノブの操作時に前記嵌合孔の縁部に当接可能なテーパガイド面(例えば、実施形態のテーパガイド面15a)を有するようにしても良い。
この場合、解除操作ノブの操作時には、突片のテーパガイド面が嵌合孔の縁部に案内されつつ、突片が嵌合孔内を引き抜き方向と回動方向に変位するようになる。また、解除操作ノブが操作されないときには、突片が嵌合孔内に案内されて嵌入することにより、解除操作ノブが中立姿勢に安定して保持される。
前記嵌合孔の内面と前記突片の嵌合部は、非円形形状に形成されることが望ましい。
この場合、突片が中立姿勢で嵌合孔に嵌入されると、解除操作ノブの回転が規制されることになる。したがって、この構造を採用することにより、非操作時における解除操作ノブの向きが安定し、見栄えを向上させることが可能になる。
前記突片は、前記アームレストと当接して前記解除操作ノブの回動操作範囲を規制する操作規制部を構成するようにしても良い。
この場合、解除操作ノブの過大な操作が突片によって規制されるため、解除操作ノブの操作を安定させることができる。また、操作規制部として機能する突片がノブ本体の裏面側に突出しているため、操作規制部が外部から見えにくくなり、外観体裁が良好となる。
前記解除操作ノブのノブ本体は、解除操作方向で非対称形状に形成されるようにしても良い。
この場合、ノブ本体が解除操作方向で非対処形状であることから、ノブ本体が反転した向きで組み付けられるのを未然に防止することができる。
この発明によれば、解除操作ノブが中立姿勢から一方向と他方向のいずれの方向に操作されたときにも、紐体支持部が紐体を引き出す方向に変位するように構成されているため、アームレストの回動位置に拘わらず、解除操作ノブを手前に引く動作によってロック解除操作を容易に行うことができる。
この発明の一実施形態に係る車両用シートの側面図である。 この発明の一実施形態に係る車両用シートの一部の側面図である。 この発明の一実施形態に係るアームレストの縦断面図である。 この発明の一実施形態に係るロック解除装置の斜視図である。 この発明の一実施形態に係るロック解除装置の操作状態を示す車両用シートの側面図である。 この発明の一実施形態に係るロック解除装置の操作状態を示す車両用シートの側面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図面において、矢印FRは車両の前方を指し、矢印UPは車両の上方を指すものとする。
図1は、この実施形態に係るアームレスト10が採用される車両用シート1を車幅方向の内側から見た図である。
車両用シート1は、乗員の臀部を支持するシートクッション2と、シートクッション2の後部に傾動可能に取り付けられて乗員の腰部及び頸部を支持するシートバック3と、シートバック3の上部に取り付けられて乗員の頭部及び首部を支持するヘッドレスト4と、を備えている。この実施形態の車両用シート1は、シート幅が側方に広い所謂ベンチシートが採用され、前席側に用いられている。なお、図1中の符号5は、車両用シート1の前方のインストルメントパネル6に設置されたシフトレバー等の操作部である。
シートバック3の一方の側部には、乗員の肘や腕先を載せ置くためのアームレスト10が取り付けられている。アームレスト10は、基部側がシートバック3の側部の下方領域に回動可能に支持されている。アームレスト10は、シートバック3に沿うように図示しない回動支軸を中心として先端側を上方に跳ね上げた格納位置と、先端側を前方に倒した使用位置との間で回動可能とされている。アームレスト10の基部とシートバック3の間には、アームレスト10の回動位置をロックする図示しないロック機構が設けられている。ロック機構は、アームレスト10が格納位置と使用位置にあるときにロック可能とされている。なお、アームレスト10は、シートバック3の側部に格納された状態ではシートバック3の前面とほぼ面一となり、シートバック3の支持面を実質的に拡大することができる。
図2は、アームレスト10を格納位置に回動させたときの車両用シート1の一部を示す図であり、図3は、図2のアームレスト10部分を車幅方向と直交する平面で切った断面図である。
アームレスト10には、上記のロック機構を解除操作するためのロック解除装置11が設けられている。ロック解除装置11は、図3に示すように、一端側がロック機構の解除操作部に接続され、他端側が、ロック機構をロック状態に維持する初期位置方向に付勢される紐体12と、紐体12の他端側が接続された状態でアームレスト10の先端面に変位可能に取り付けられた解除操作ノブ13と、を備えている。
図4は、解除操作ノブ13を背面側から見た斜視図である。
解除操作ノブ13は、薄型の直方体状のノブ本体14と、ノブ本体14の裏面の略中央部から突出する突片15と、を有し、突片15部分からノブ本体14の内部に紐体12の他端部が引き入れられ、紐体12の他端部がノブ本体14の内部で係止固定されている。解除操作ノブ13の解除操作方向は、アームレスト10が使用位置にあるとき上下となる方向とされている。
ノブ本体14は、平面視が略台形状に形成されている。ノブ本体14の平面視形状は、アームレスト10が使用位置にあるときに台形の平行な二辺が上下に位置され、残余の二辺が上方に向かって窄まるように形成されている。したがって、ノブ本体14は、解除操作方向で非対象形状に形成されている。
以下、解除操作ノブ13については、シート幅方向に沿う方向を「幅方向」と呼び、アームレスト10が使用位置にあるときに下側となる側を「操作方向の一方側」、上側となる側を「操作方向の他方側」と呼ぶものとする。また、ノブ本体14から突片15の突出する側の面を「裏面」と呼ぶものとする。
突片15は、基部側の断面がノブ本体14の幅方向に沿って長い略矩形状に形成され、突出端側では、その断面の前後幅(操作方向の幅)が突出方向に向かって漸減している。即ち、突片15の操作方向の一方側に向く前後の側面は、突出端側では突出方向に向かって互いに収斂するように傾斜している。この前後の側面はテーパガイド面15a,15aを構成している。また、突片15の先端側の幅方向中央領域には、ノブ本体14内に係止固定した紐体12が引き出される幅方向に長い略矩形状の引き出し開口15bが形成されている。引き出し開口15bの操作方向の一方側の開口縁15b−1と他方側の開口縁15b−2は、解除操作ノブ13の操作時に紐体12の他端側の側面が当接して支持される紐体支持部を構成している。
ノブ本体14は、突片15の突設位置を中心に操作方向の一方側に延出する部分と、操作方向の他方側に延出する部分を有し、これらの各端面がそれぞれ解除操作ノブ13を操作するときの操作面13a,13bとされている。ノブ本体14の裏面と一方の操作面13aとの連接部分には、アームレスト10の端面10a(支持面)に当接して転動する断面円弧状の第1の転動面16が形成されている。また、同様にノブ本体14の裏面と他方の操作面13bとの連接部分には、アームレスト10の端面10a(支持面)に当接して転動する断面円弧状の第2の転動面17が形成されている。紐体支持部を構成する突片15の開口縁15b−1,15b−2は、ノブ本体14の裏面の第1の転動面16と第2の転動面17の略中間位置に配置されている。
一方、アームレスト10の先部側の端面には、解除操作ノブ13の突片15が嵌入される嵌合孔19a,18aが設けられている。アームレスト10は、長尺な箱状の骨格部材18の外側にクッション材を含む表皮19が被着されている。嵌合孔19a,18aは、表皮19と骨格部材18に形成されている。解除操作ノブ13の突片15は、解除操作ノブ13が解除操作されずに紐体12から引き込み方向の付勢力を受けるときに嵌合孔19a,18aに深く嵌入される。骨格部材18の嵌合孔18aは、突片15の断面形状と同様に略矩形状(非円形形状)に形成されている。解除操作ノブ13は、紐体12の付勢力を受けて突片15が嵌合孔18aに嵌入されることにより中立姿勢を保持される。
解除操作ノブ13は、中立姿勢から操作方向の一方側に引かれると、第1の転動面16がアームレスト10の端面10aに当接し、その当接部を支点として傾動しつつ操作方向の一方側に向かって変位しようとする。このとき、突片15は、テーパガイド面15aが嵌合孔18aの縁部に案内されつつ、嵌合孔18a,19aから徐々に引き抜かれる。また、解除操作ノブ13は、中立姿勢から操作方向の他方側に引かれると、第2の転動面17がアームレスト10の端面10aに当接し、その当接部を支点として傾動しつつ操作方向の他方側に向かって変位しようとする。このとき、突片15は、テーパガイド面15aが嵌合孔18aの縁部に案内されつつ、嵌合孔18a,19aから徐々に引き抜かれる。
紐体12の他端側を支持する突片15の開口縁15b−1,15b−2は、解除操作ノブ13が操作方向の一方側と他方側のいずれに操作されたときにも、紐体12の他端側をアームレスト10の端面10a側に引き出す方向に変位する。また、突片15の延出長さは充分に長く形成されており、突片15が嵌合孔18aに係合され続けることにより、解除操作ノブ13の回動操作範囲が規制される。
図5は、アームレスト10が格納位置にあるときにおける解除操作ノブ13の解除操作の様子を示す図である。
アームレスト10が格納位置でロックされているときにロック機構を解除する場合には、乗員は、解除操作ノブ13の操作方向の他方側の操作面13bに指を掛けて、図5中の矢印で示すように前方側に引き込むように操作する。これにより、解除操作ノブ13のノブ本体14とともに突片15が傾斜し、突片15が紐体12を引き出してロック機構の解除操作部を解除操作する。この結果、アームレスト10のロックが解除される。
図6は、アームレスト10が使用位置にあるときにおける解除操作ノブ13の解除操作の様子を示す図である。
アームレスト10が使用位置でロックされているときにロック機構を解除する場合には、乗員は、解除操作ノブ13の操作方向の一方側の操作面13aに指を掛けて、図6中の矢印で示すように上方に引き上げるように操作する。これにより、解除操作ノブ13のノブ本体14とともに突片15が逆向きに傾斜し、突片15が紐体12を引き出してロック機構の解除操作部を解除操作する。この結果、アームレスト10のロックが解除される。
以上のように、この実施形態に係るロック解除装置11は、解除操作ノブ13が中立姿勢から一方向と他方向のいずれの方向に操作されたときにも、突片15の開口縁15b−1,15b−2が紐体12を引き出す方向に変位するため、アームレスト10の回動位置に拘わらず、解除操作ノブ13を手前に引く動作によってロック解除操作を容易に行うことができる。
また、この実施形態に係るロック解除装置11は、紐体12を支持する突片15の開口縁15b−1,15b−2が、ノブ本体14の裏面の第1の転動面16と記第2の転動面17の略中間位置に配置されているため、解除操作ノブ13を一方向と他方向のいずれに操作したときにも、紐体12を同様に引き上げてロック機構を容易に解除することができる。
また、この実施形態に係るロック解除装置11においては、紐体12を支持する部分がノブ本体14の裏面から突出した突片15に設けられているため、解除操作ノブ13が第1の転動面16と第2の転動面17のいずれかを支点として回動するときに、その支点から紐体12の支持部までの距離が長くなる。したがって、この構造を採用することにより、紐体12の引き上げ量が増大し、確実なロック解除が可能になる。
さらに、この実施形態に係るロック解除装置11においては、アームレスト10側に解除操作ノブ13が中立姿勢であるときに突片15が嵌入される嵌合孔18aが形成され、解除操作ノブ13側の突片15に嵌合孔18aの縁部に当接可能なテーパガイド面15aが設けられている。このため、解除操作ノブ13が解除操作されないときに、突片15をテーパガイド面15aの案内作用によって嵌合孔18a内の一定位置に嵌入し、解除操作ノブ13を中立姿勢に安定して保持することができる。
また、この実施形態の場合、アームレスト10側の嵌合孔18aの内面と解除操作ノブ13側の突片15の嵌合部が非円形に形成されている。このため、非操作時における解除操作ノブ13の向きを一定にし、見栄えを向上させることができる。
また、この実施形態においては、ノブ本体14の裏面から突出する突片15の延出長さが充分に長く、突片15が嵌合孔18aに係合され続けることによって、解除操作ノブ13の回動操作範囲が規制される。このため、この構造を採用することにより、解除操作ノブ13の操作を安定させることができる。また、この実施形態の場合、操作規制部として機能する突片15がノブ本体14の裏面側に突出しているため、操作規制部が外部から見えにくくなり、外観体裁が良好となる。
さらに、この実施形態に係るロック解除装置11においては、解除操作ノブ13のノブ本体14が、解除操作方向で非対称形状に形成されているため、ノブ本体14が反転した向きで組み付けられるのを未然に防止できる、という利点もある。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
3…シートバック
10…アームレスト
10a…端面(支持面)
12…紐体
13…解除操作ノブ
14…ノブ本体
15…突片
15a…テーパ面
15b−1,15b−2…開口縁(紐体支持部)
16…第1の転動面
17…第2の転動面
18a…嵌合孔

Claims (7)

  1. シートバックに回動可能に取り付けられ、前記シートバックに略沿う格納位置と、回動支軸から離間した長手方向の端部を前記シートバックの前方に倒した使用位置とでロック可能なアームレストに用いられ、
    前記アームレストの回動位置をロックするロック機構を、前記アームレストの長手方向の端部で解除操作するアームレストのロック解除装置において、
    一端側が前記ロック機構の解除操作部に接続され、他端側が前記ロック機構をロック状態に維持する方向に引き込み付勢される紐体と、
    前記紐体の他端側が接続され、前記アームレストの長手方向の端部に保持される解除操作ノブと、を備え、
    前記解除操作ノブは、
    前記紐体の他端側が支持される紐体支持部と、
    中立姿勢から一方向に操作されたときに、前記アームレスト側の支持面に当接して転動する第1の転動面と、
    中立姿勢から他方向に操作されたときに、前記アームレスト側の支持面に当接して転動する第2の転動面と、を有し、
    中立姿勢から前記一方向または前記他方向に操作されたときに、前記紐体支持部が前記紐体を引き出す方向に変位することを特徴とするアームレストのロック解除装置。
  2. 前記紐体支持部は、前記解除操作ノブのノブ本体の裏面の前記第1の転動面と前記第2の転動面との略中間位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアームレストのロック解除装置。
  3. 前記紐体支持部は、前記解除操作ノブのノブ本体の裏面から突出した突片に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のアームレストのロック解除装置。
  4. 前記アームレストは、前記解除操作ノブが前記中立姿勢であるときに前記突片が嵌入される嵌合孔を有し、
    前記突片は、先端側に向かって先細りとなるテーパ形状に形成され、前記解除操作ノブの操作時に前記嵌合孔の縁部に当接可能なテーパガイド面を有することを特徴とする請求項3に記載のアームレストのロック解除装置。
  5. 前記嵌合孔と前記突片との嵌合部は、非円形形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のアームレストのロック解除装置。
  6. 前記突片は、前記アームレストと当接して前記解除操作ノブの回動操作範囲を規制する操作規制部を構成することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のアームレストのロック解除装置。
  7. 前記解除操作ノブのノブ本体は、解除操作方向で非対称形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のアームレストのロック解除装置。
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