JP2016078222A - 塗装塗膜の誘導加熱除去装置及び塗装塗膜の誘導加熱除去方法 - Google Patents

塗装塗膜の誘導加熱除去装置及び塗装塗膜の誘導加熱除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】加熱コイルの昇温を抑制し、かつ走行台車に総ての装置を搭載可能とすることで橋梁等の長距離構造物への加工の際の装置の持ち運びを不要とし作業効率を向上させる、塗装塗膜の誘導加熱除去装置および除去方法を提供する。
【解決手段】走行台車49に、筺体47内に配置された高周波発生装置と、筺体48内に配置された冷却水循環装置、回転工具38及び研掃装置3を搭載する。前記高周波発生装置はコード50により給電され、交流電流を加熱コイル5に流して磁界を発生させる。該加熱コイル5のコイル内側円形状空間部には導電体対象物が配設され、前記発生磁界によって該導電体対象物の表面に被着していた塗装塗膜は浮き上がり軟化或は焼却される。回転工具38はコード51により給電され、研掃装置3中の回転軸を回転駆動される。該回転軸と同期回転するブラシの毛が、前記軟化等した塗装塗膜を前記導電体対象物の表面から剥がす。
【選択図】図8

Description

本願発明は凹凸が入り込んだ細部に被着された塗膜層、例えば鋼鉄表面に塗装塗膜が被着された橋梁等のボルトとナットの締着部及びその周辺に於いて、ボルト頭部からボルト周面及びナットの露出部及びその近傍に亘る全表面に被着された塗装塗膜を完全に除去するための塗装塗膜の誘導加熱除去装置及び塗装塗膜の誘導加熱除去方法に関し、特に、加熱コイルが水冷式であることや塗膜除去が導電体対象物を周回するリング状のブラシで行われることに特徴を有するものである。
橋梁等の鋼構造物の表面に施された塗膜は経時劣化により、ひび割れや金属表面からの剥離等が発生する。補修塗装の際には、予め旧塗膜層を金属表面から除去して下地処理を施すことが行われている。
鋼構造物表面の塗膜除去方法としては、古くはサンドやショット等の研磨剤を噴射するサンドブラスト処理法や、ハンマーで叩きながら剥ぎ取る方法が一般的であったが、噴射した研削材が構造物周囲に飛散し、作業環境の悪化を招来し、又、作業効率が極めて悪かった。
近年、誘導加熱処理装置を用いて表面に塗膜が被着された金属を自己発熱させ、その熱で塗膜を軟化或は焼却する高周波誘導加熱式の塗膜剥離方法が採用されている(例えば、特許文献1乃至特許文献17参照)。
移動台車の進行方向前端に高周波誘導加熱コイルを、高周波誘導加熱コイの後方にブラストノズルを設けて、塗膜が溶融化直後に研掃材をブラストノズルから噴射して剥離する剥離装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の剥離装置であると、研掃材が周囲に飛散し、環境の悪化を招来するという問題点があった。
高周波加熱ユニット、表面に砥粒が付着したベルトグラインダ、及び駆動装置を一体化して移動台車上に設置し、断面がコ状のフェアライトコアの廻りに磁束を発生させ鋼板表面を自己発熱させて鋼板表面の塗装塗膜を軟化させ、高周波加熱ユニットの給電ケーブルとは別の給電ケーブルを介して流れる電流で駆動するベルトコンベアの表面に付着する砥粒で軟化した鋼板表面の塗装塗膜を掻き取り、この掻き取られた塗装塗膜屑をベルトコンベアの後方に設けた塗膜屑回収ホースで吸引回収する塗装塗膜の加熱除去装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示の塗装塗膜の加熱除去装置は、平面的な金属対象物表面に施された塗膜の除去に適用されるが、多数の小面積が互いに傾斜等してなるナットとボルトの締着部分の全表面等に施された塗装塗膜の剥離には不適用である。又、塗装塗膜屑の回収を、ベルトコンベアの後方に設けた塗膜屑回収ホースで吸引する構成であり、剥離された塗膜屑が周囲に飛散するという問題点があった。
スクレーバーを用いて塗膜を除去するものとしては、誘導加熱分離機と、剥離機と、研磨機と捕集機を同じ走行台車に搭載し、高周波誘導加熱により金属対象物を温度制御して自己発熱させ、表面の塗装塗膜を焼却することなく金属対象物表面から浮かせ、次にスクレーバーを金属対象物表面に斜めに接触させて削り取るようにした電磁誘導加熱式塗膜除去装置(例えば、特許文献6又は特許文献9参照)や、塗膜と金属対象物表面との間に気体を注入してスクレーバーで剥ぎ取る方法(例えば、特許文献3)や、高周波誘導加熱装置と複数のスクレーバーを放射状に回転軸に配設した回転式スクレーバー及び吸引式回収ホースを1台の移動台車に搭載し、スクレーバーで剥ぎ取った塗膜屑をスクレーバー近傍に設けた吸引式の回収ホースで回収する塗膜除去装置(例えば、特許文献4)が提案されていた。
特許文献4若しくは特許文献6若しくは特許文献9に開示の電磁誘導加熱式塗膜除去装置であると、誘導加熱分離機と、剥離機と、研磨機と捕集機を同じ走行台車に搭載しているので、作業の効率性が良好であるという長所がある。しかし、スクレーバーで軟化した塗装塗膜を削り取る構成であるので、橋梁の手摺等の広面積平坦面の塗装塗膜の除去には適用可能であるが、一面状ではなく多数の小面積部分が互いに傾斜等して連設されてなるナットとボルトの締着部分の全表面等に施された塗装塗膜の剥離には不適用であるという問題点があった。
特許文献3についても、塗膜に気体注入孔を形成して塗膜と金属対象物表面との間に気体層を設けて塗膜を浮き上がらせ後、スクレーバーで剥ぎ取るので、一定面積毎に気体注入孔を穿孔する必要性があり、作業性が悪いという問題点があった。
特開平9−131666号公報 特開2002−28845号公報 特公昭63−67100号公報 特開2001−232271号公報 特許第4014409号の特許公報 特開2003−36965号公報 特開平7−1900号公報 特開2014−24273号公報 特開2013−81902号公報 特公平6−44507号公報 特開2000−208240号公報 特開2005−323485号公報 特開2011−134614号公報 特開2010−153136号公報 特開2013−161687号公報 特開2004−349116号公報 特表2010−529639号公報
本願発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みて創案されたものであって、一面状の平面に被着された塗装塗膜ではなく、多数の面が組み合わさった細かい部分、例えばボルトとナットの締着部に於いて、ボルトの頭部からボルト周面を含みボルトを締め付けた鋼板の周辺に亘る部分、及びナットの露出部に被着された塗装塗膜を簡単な作業で、且つ周囲に剥離した塗膜屑が飛散することがなく完全に導電体対象物表面から塗装塗膜を剥離除去することが可能な塗装塗膜の誘導加熱除去装置及び塗装塗膜の誘導加熱除去方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本願発明のうち請求項1に記載の発明は、高周波誘導加熱装置と、冷却水循環装置、及び導電体対象物表面から軟化した塗膜材を物理的作用で除去するための研掃装置よりなる塗装塗膜の誘導加熱除去装置であって、前記高周波誘導加熱装置は高周波発生装置と電気的に接続された加熱コイルを設けてなり、該加熱コイルは導電性部材よりなる中空管をコイル状に形成し、前記冷却水循環装置はタンクと熱交換器を含む冷却ユニットを具備し、タンク内の冷却流体が前記タンクと前記加熱コイル中空部を循環可能に前記タンク内の冷却流体の流路が前記制御装置の水温水圧制御部を経由して循環可能に配管され、前記研掃装置は下端に内向フランジを設け上下両端を開口した外筒と、該外筒の内向フランジ上面に沿って下端面を対向配設可能な両端を開口した内筒と、回転工具の回転軸を嵌合可能な嵌合孔を設けた工具取付具と、前記内向フランジ上面と前記内筒の下端面とで挟持可能な毛取付基部に研掃用毛を毛先を内側方に向けて設けたブラシ、及び塗膜屑飛散防止カバーよりなり、前記研掃用毛の毛先を内側方に向けて前記外筒の内向フランジ上面と前記内筒の下端面とで毛取付基部を挟持してブラシを取付け、前記外筒の上部外側には工具取付具を一体的に取り付け、前記外筒及び前記工具取付具の外側方には前記外筒及び前記工具取付具外周面との間に空間部を介在させて塗膜屑飛散防止カバーを配設し、該塗膜屑飛散防止カバーの内側には一端が開口する吸引ホースが連通接続され、前記回転工具の回転軸を前記工具取付具の嵌合孔に嵌合し、回転軸の回転動によりブラシは毛先を導電体対象物表面に当接させながら周回し、ブラシの物理的作用により導電体対象物表面から剥ぎ取られた塗膜屑を前記吸引ホースにて吸引し、塗膜屑を回収するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の塗装塗膜の誘導加熱除去装置の高周波発生装置が、整流回路、発信器、整合回路、変成器、及び制御装置よりなり、前記変成器の2次側には加熱コイルを設けてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の何れかに記載の塗装塗膜の誘導加熱除去装置の塗膜屑飛散防止カバーが、下端縁が外筒の下端縁よりも先端方に位置し、塗膜屑飛散防止カバーの下端縁には塗膜屑が周囲に飛散しないように飛散防止用毛を下端方に延設していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3の何れかに記載された塗装塗膜の誘導加熱除去装置が、高周波誘導加熱装置の駆動により加熱コイルで導電体対象物を自己発熱させ、導電体対象物表面が剥離に適した条件となると、即座に研掃装置を使用可能に、高周波誘導加熱装置と冷却水循環装置及び研掃装置を同じ走行台車に搭載し、高周波誘導加熱装置と冷却水循環装置及び研掃装置を同時に移動可能にしたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1、2、3又は4の何れかに記載された塗装塗膜の誘導加熱除去装置を用いた塗装塗膜の誘導加熱除去方法であって、加熱コイルの内側に表面に塗装塗膜が被着された導電体対象物を非接触状態で配設する工程と、高周波発生装置に交流電流を通電し加熱コイルに交流電流を流し、導電体対象物表面の自己発熱により塗装塗膜を軟化し、且つ、前記高周波発生装置への交流電流の通電と同時に高周波発生装置からの給電で冷却水循環装置を駆動させ、使用する加熱コイルの中空部に冷却流体を流し、該冷却流体を加熱コイル中空部と前記冷却循環装置との間を循環させて加熱コイルの昇温を抑制しながら導電体対象物表面を自己発熱による加熱をする工程と、導電体対象物の表面の塗装塗膜が軟化後、研掃装置の下端開口周縁に毛先を内側向けて取り付けたブラシの内側に導電体対象物を配設する工程と、工具取付具の回転工具の回転軸を一体的に取り付け、回転軸の回転動により導電体対象物表面の軟化した塗膜をブラシの毛先の物理的作用で剥ぎ取り、同時に塗膜屑飛散防止カバー内に発生した塗膜屑を吸引ホースから吸引し回収する工程とよりなることを特徴とする。
本願発明は、導電性金属よりなり中空管をコイル状に形成した加熱コイルの内側に非接触状態で表面に塗装塗膜が被着された導電体対象物を配設し、加熱コイルに交流電流を流して塗装塗膜を軟化させた直後に、ブラシを毛先を導電体対象物表面に当接させた状態で周回させ、ブラシの物理的作用で軟化した塗層塗膜を剥ぎ取るので、ボルトとナットの締着部及びその周辺の小面積の面が非平坦面状を呈して連設している範囲の塗装塗膜であっても簡単に塗装塗膜を除去することができるという効果がある。又、ブラシの物理的作用で軟化した塗装塗膜を除去するので、導電体対象物の表面を傷つけることがないという従来のスクレーバー使用による除去方法にはない顕著な効果がある。
冷却流体が加熱コイルの中空部と冷却循環装置との間を循環するので、加熱コイルの過度な昇温を抑制するという効果がある。
研掃装置全体を吸引ホースが開口連通接続された塗膜屑飛散防止カバーで覆うので、ブラシで剥離した塗膜屑が周囲に飛散することが極めて少ないという効果がある。
高周波誘導加熱装置と冷却水循環装置及び研掃装置を1台の走行台車に搭載して同時に移動可能にしているので、重量のある装置類を運搬する必要性がなく作業者の負担を軽減し、又、作業距離の長い橋梁であっても、迅速に各工程を行うことができ作業効率が向上するという効果がある。
本願発明は水冷式加熱コイルにすることで加熱コイルの温度上昇を抑制し、又、毛先を内側を向けたブラシをリング状にし、軟化した塗装塗膜が付着した導電体対象物表面に当接しながら周方向に回転させることで、塗装塗膜をブラシの物理的作用で導電体対象物表面から完全に剥ぎ取り、従来は完全な塗膜除去が困難であるとされた平坦な一面状でない細部、例えばボルトやナット表面等についても簡単な作業で完全に塗装塗膜の除去を実現した。
塗装塗膜の誘導加熱除去装置は、高周波誘導加熱装置1と、冷却水循環装置2、研掃装置3とよりなる。
先ず、図1に基いて高周波誘導加熱装置1について説明する。高周波誘導加熱装置1は高周波発生装置4と加熱コイル5、5とよりなる。
高周波発生装置4は、商用周波数電力と電気的に接続する端子(図示せず)を設け、スイッチ6、6を介装してラインフィルター7、整流回路8が接続され、また、整流回路8は並列共振用の第1のコンデンサ9を介して発信器10、整合回路11が変成器、つまり第1のインバータトランス12の1次側に接続している。制御装置13は、発信周波数制御部や、電流強度制御部や、加熱コイル温度制御部や、水温水圧制御部14等の各電子制御部を備えている。発信器10は制御装置13と電気的信号の送受信が可能に構成されている。整合回路11は周波数等の電気的信号を制御装置13に送信可能に構成されている。又、ラインフィルター7には第2のインバータトランス15の1次側が接続され、第2のインバータトランス15の2次側は整流回路16に並列共振用の第2のコンデンサ17を介して制御装置13が接続されている。ラインフィルター7、整流回路8、発信器10、整合回路11と、第1のインバータトランス12の2次側と、ラインフィルター7と第2のインバータトランス15の1次側と、第2のインバータトランス15の2次側、整流回路16、制御装置13と、制御装置13、冷却水循環装置2は、夫々高周波給電線23で接続されている。
加熱コイル5、5は、第1のインバータトランス12の2次側に並列的に接続されている。加熱コイル5、5は導電性部材よりなる中空管を用いる。例えば、中空の銅管を用い、内側に所定内径の空間部を有し上下方向に段状に巻くコイルに形成している。つまり、加熱コイル5は1本の中空管を用い、中空管の長さ方向に於ける略中央部をコイル状にして加熱コイル5となしている。加熱コイル5の両端方に延びる中空管のうち直線状部分は、保護容器18、18の内側に配設され、中空管の一端開口は給水パイプ21と、中空管の他端開口は返送パイプ22と夫々保護容器18の背面にて連通接続可能にしている。保護容器18、18の表面には、制御操作部19、19を夫々設けている。給水パイプ21より送り込まれた冷却流体は保護容器18内の中空管を通り、加熱コイル5、5の中空部を流れて加熱され、返送パイプ22、22を経由して冷却水循環装置2へ送り込まれるように構成されている。
保護容器18、18内に於いて、中空管は、第1のインバータトランス12の2次側と電気的に接続されている。つまり、保護容器18、18内に於いて、中空管の両端には、第1のインバータトランス12の2次巻き線の両端が夫々接続され、中空管に交流電流を流し、ひいては加熱コイル5、5に交流電流を流して加熱コイル5、5により磁界が発生するようにしている。制御操作部19は加熱コイル5、5に交流電流を流すための加熱オン・オフの操作部を例えばパネル方式で表示しており、制御装置13との間で、発信周波数や、電流強度や、加熱コイル温度等の情報を電気信号で送受信可能に接続している。
冷却水循環装置2は、タンク24、熱交換器25及び還流式循環ポンプ26を具備し、返送パイプ22から冷却水循環装置に戻された水を熱交換器25で冷却後、給水パイプ21を通って加熱コイル5、5に供給される構成されている。冷却水が水温水圧制御部14で水温や水圧を調整された後、2個の加熱コイル5、5の何れか一方に流れるように、給水パイプ21は分岐し、弁を介装して保護容器18内の中空管と連通接続されている。中空管と連通接続する返送パイプ22、22は合流し、1本の返送パイプ22となり、冷却水循環装置2内で還流式循環ポンプ26を介装してタンク24と連通接続している。
図2〜図8に基いて研掃装置3について説明する。図3及び図6に示すように、外筒27は、上下両端方を開口した円筒状に形成され、下端には内向フランジ28を設け、上部外周面には螺旋溝29が刻設され、下端外周縁の一部に下方に延びるブラシ押さえ用突起20を設けている。内筒30は、外筒27の内径より僅かばかり小径な外径と、内向フランジ28の内周縁が呈する円と略同一径の内径を有し、上下両端方が開口されている。内筒30の長さは、外筒27に於ける内向フランジ28の上面から外筒27の上端縁までの長さよりは僅かばかり長く形成されている。図7に示すように、ブラシ31は開口32を有する優弧状毛取付基部33の内側に、毛先を内側方を向けて研掃用毛34が植毛されている。研掃用毛34は、導電体対象物表面から浮き上がり軟化した塗装塗膜を毛先の摩擦力で導電体対象物表面から剥離可能な硬度を有する剛毛を用いている。研掃用毛34の硬度を高め、軟化した塗装塗膜の剥離効率を高めるために、毛先にはダイヤモンド粒35を取り付けている。工具取付具36は、下面を開放した円筒体部の内周面に螺旋溝29と螺合する雌螺子37が刻設され、円筒体部と連設される上面の中央には回転工具38の回転軸39を嵌合可能な嵌合孔40が設けられている。雌螺子37に螺旋溝29を螺合することで、外筒27に工具取付具36を一体的に取り付けるものである。
外筒27の内向フランジ28の上面に、毛取付基部33を載置する。内向フランジ28の上面の長さよりも毛取付基部33の長さが長い場合は、ブラシ31の開口32の端部を重合し、内向フランジ28の上面に毛取付基部33を載置する。内向フランジ28の内周縁から内側方には毛34が円状に配設される。ブラシ押さえ用突起20がブラシ31の開口32の端縁重合部に当接させて内筒30を外筒27の内側に配設する。次に、外筒27の螺旋溝29と工具取付具36の雌螺子37を螺着する。雌螺子37と螺旋溝29を螺合することで、ブラシ押さえ用突起20はブラシ31の開口32の端縁重合部を押圧し、且つ、ブラシ押さえ用突起20を除く内筒30の下端面は毛取付基部33を押圧する。ブラシ31は、内向フランジ28の上面と内筒30の下端面で挟み付けられ、又、ブラシ31の開口端重合部はブラシ押さえ用突起20から加圧され、内向フランジ28の上面と内筒30の下端面との間に安定的に取り付けられる。
塗膜屑飛散防止カバー41は、工具取付具36及び外筒27の外側に空間部42を介して工具取付具36及び外筒27の全体を覆うように配設している。塗膜屑飛散防止カバー41は、回転工具取付体43とカバー本体45とを連結してなる。回転工具取付体43は、中心に螺孔を穿設した上面と円筒体状周面とを連続的に設けている。上下両端方を開放したカバー本体45は、下端縁全周縁から下方に延びる飛散防止用毛44を延設してなる。飛散防止用毛44を設けるのは、剥離した塗膜屑の飛散を防止するためである。塗膜屑飛散防止カバー41の下端縁は外筒27の下端縁より下方に位置するように形成されている。使用時に導電体対象物がブラシ31の内側に配設しやすくするためである。吸引ホース46は、一端が塗膜屑飛散防止カバー41の内面に開口し、他端は吸引機(図示省略)と連通接続されている。回転工具38は回転工具取付体43の螺孔に螺着され、塗膜屑飛散防止カバー41に固定的に取り付けられている。回転工具38の回転軸39は、塗膜屑飛散防止カバー41の内側に於いて嵌合孔40に嵌着されている。塗膜屑飛散防止カバー41の内側に於いて、工具取付具36、外筒27、ブラシ31及び内筒3は回転軸39と同期回転するように取り付けられている。
図8に示すように、1体の筺体47内に高周波発生装置4が配置され、1体の筺体48内に冷却水循環装置2が配置されている。1台の走行台車49に、筺体47内に配置された高周波発生装置4と、筺体48内に配置された冷却水循環装置2、回転工具38及び研掃装置3が搭載している。50は筺体47内の高周波発生装置4に給電するコードである。51は研掃装置3の工具取付具36の嵌合孔40に嵌着された回転軸39を回転させるために回転工具38に給電するためのコードである。52、53は絶縁性、可撓性、耐衝撃性及び耐薬品性を有する材質を中空ロープ状にした保護カバー体であり、内側に第1のインバータトランスの2次側の高周波給電線23、制御装置13と接続される各種電気信号線、給水パイプ21及び返送パイプ22を配設している。中空ロープ状保護カバー体52、53の先端には接続部を設け、保護容器18の対応する接続部に接続することで、加熱コイル5、5に交流電流を流し、給水パイプ21から加熱コイル5、5の中空部に冷却水を流し、加熱コイル5、5内を流れた水を返送パイプ22に流すことが可能に形成されている。
次に、実施例1の塗装塗膜の誘導加熱除去装置を用いた塗装塗膜の誘導加熱除去方法について説明する。
スイッチ6をオンにすると、商用周波数電力はコード50を介してラインフィルター7へ供給し、交流電流が高周波発生装置1から高周波給電線23を流れ、加熱コイル5へ流れる。加熱コイル5は上下方向に段状のコイル状に形成されており、加熱コイル5により磁界が発生する。加熱コイル5のコイル内側円形状空間部に導電体対象物を配設する。例えば、橋梁等に設けられた締着されたボルトとナットの表面塗装塗膜を誘導加熱により軟化或は焼却する場合を例に説明すると、加熱コイル5をボルトとナットに非接触状態で周囲を囲むように配置すると、加熱コイル5による磁界で、導電体対象物、つまり金属製ボルトとナットは発熱する。導電体対象物の発熱により、導電体対象物の表面に被着していた塗装塗膜は導電体対象物表面から浮き上がり、軟化或は焼却される。
スイッチ6をオンにすると、商用周波数電力はコード50を介して第2のインバータトランスの1次側、つまり1次巻線と、2次側、つまり2次巻線の巻数により対応した電流が整流回路16、制御装置13を介して高周波給電線23より冷却水循環装置2へ電力が供給され、冷却水循環装置2は始動する。モーター(図1中にMで示す)が駆動し、還流式循環ポンプ26も駆動する。還流式循環ポンプ26の駆動により、タンク24の冷却流体は給水パイプ21へ流れ込む。流れ込まれた冷却流体は、制御装置13の水温水圧制御部14で水温及び水圧の調整がなされる。給水パイプ21の分岐部で2個の加熱コイル5、5のうち制御操作部19に加熱オンの操作をした1個の加熱コイル5と連通する給水パイプ21に介装するバルブが開く。冷却流体は、加熱オン操作をした加熱コイル5の保護容器18内の中空管から加熱コイル5の中空部を流れ、加熱コイル5の中空部を通過中に加温される。還流式循環ポンプ26の作用で、加熱コイル5の中空部通過中に加温された冷却流体は、返送パイプ22を経て熱交換器25を経てタンク24内へ戻される。冷却流体が加熱コイル5の中空部を流れることで加熱コイル5は昇温を抑制可能である。
加熱コイル5を冷却しながら導電体対象物を自己発熱させることができる。
次に、加熱コイル5の磁界で軟化或は焼却された塗装塗膜を導電体対象物の表面から剥離除去することについて説明する。研掃装置の外筒27の下端開口にブラシ31の毛34が導電体対象物の表面に接触するように配設する。交流電源にコード51を接続し、回転工具38を駆動させると、回転軸39が塗膜屑飛散防止カバー41の内側にて周回する。回転軸39は嵌合孔40に嵌着されているので、工具取付体36と外筒27及びブラシ31が回転軸39と同期回転する。導電体対象物表面から浮き上がり軟化等した塗装塗膜は、毛34の導電体対象物表面への物理的作用で、導電体対象物の表面から剥がれる。塗膜屑飛散防止カバー41内の空間部42に発生した塗膜屑は、吸引機(図示せず)の駆動で吸引ホース46に吸引され、吸引機(図示せず)へ集塵される。また、塗膜屑飛散防止カバー41の内側で飛散する塗膜屑は飛散防止用毛44で外部へ出ないように遮断される。塗膜屑飛散防止カバー41の外側へ飛散しない。
図9〜図11に基いて実施例2を説明する。図1〜図8に示される実施例1と異なる点は、研掃装置の構成である。実施例2における塗装塗膜の誘導加熱除去装置は、高周波誘導加熱装置と、冷却水循環装置及び研掃装置54よりなる。高周波誘導加熱装置と、冷却水循環装置は、図1に示される実施例1と同じであるので説明は省略する。
図9〜図11において、外筒55は上下両端を開放した円筒状に形成され、下端には内向フランジ56を有し、外周面には螺旋溝57が刻設されている。内筒58は、外周面が外筒55の内周面に沿い、下端面が内向フランジ56の上面の幅と略同じ厚みの円筒体に形成され、下端縁にはブラシ押さえ用突起60を設けている。図11に示すように、ブラシ59は環状に形成された毛取付基部61の一部を開口62し、毛取付基部61には毛先を内側方を向けて研掃用毛63が植毛されている。研掃用毛63は、軟化した塗装塗膜を物理的に剥ぎ取り可能な剛性を有する。研掃用毛63の先端には、ダイヤモンド粒64を取り付けている。内筒58の長さは、外筒55の内向フランジ56の上面から先端縁までの長さよりも長く形成されている。連結体65は、同径筒状の下部大径部66と、同径筒状の上部小径部67とをドーナッツ板状の水平な面68を介在して連設してなる。下部大径部66の内周面には、螺旋溝57と螺合可能な雌螺子69を設けている。上部小径部67の外周面には、螺旋溝70が刻設されている。工具取付具71は、下面を開放した円筒体部の内周面に螺旋溝70と螺合する雌螺子72が刻設され、円筒体部と連設される上面の中央には回転工具38の回転軸39を嵌合可能な嵌合孔74が設けられている。雌螺子72に螺旋溝70を螺合することで、連結体65に工具取付具36を一体的に取り付け可能にした。外筒55の内向フランジ56上面に毛取付基部61を載置し、毛取付基部61の開口12の端部周辺が重合した場合は、該重合部にブラシ押さえ用突起60が重合するように、内筒58を外筒55内に配設する。外筒55の螺旋溝57と連結体65の雌螺子69を螺合し、面68で内筒58の上端面に対し下方に加圧する。上部小径部67螺旋溝70に、工具取付具71の雌螺子72を螺合する。回転工具38の回転軸39を嵌合孔74に嵌合固定する。塗膜飛散防止カバー75は、一端が塗膜飛散防止カバー75の内側面に開口し他端は吸引機(図示せず)と連通接続する吸引ホース76を設けている。外筒55の下端縁は塗膜飛散防止カバー75の下端縁はよりも下方に位置して使用上の利便性を図っている。塗膜飛散防止カバー75の下端縁全周に亘り下方に延びる飛散防止用毛77を設け、剥離し飛散する塗膜屑が塗膜飛散防止カバー75の外側へ出ないようにしている。塗膜飛散防止カバー75の上面には回転工具38を気密に取付可能な穿孔を設け、該穿孔に回転工具38を取り付け、回転軸39を嵌合孔に嵌着している。実施例2の研掃装置54は、外筒55、内筒58及び下部大径部66の直径を大にすることで、導電体対象物の幅や径の大なるものに適用できる。
高周波誘導加熱装置と、冷却水循環装置の概略回路図である。(実施例1) 塗膜屑飛散防止カバーを装着していない研掃装置の一部切欠正面図である。(実施例1) 塗膜屑飛散防止カバーを装着していない研掃装置の縦断面説明図である。(実施例1) 塗膜屑飛散防止カバーを装着していない研掃装置の分解説明図である。(実施例1) 工具取付具の縦断面説明図である。(実施例1) 外筒の平面説明図である。(実施例1) ブラシの平面説明図である。(実施例1) 塗装塗膜の誘導加熱除去装置を走行台車に搭載した状態を示す説明図である。(実施例1) 塗膜屑飛散防止カバーを装着していない研掃装置の一部切欠正面図である。(実施例2) 塗膜屑飛散防止カバーを装着していない研掃装置の縦断面説明図である。(実施例2) 塗膜屑飛散防止カバーを装着していない研掃装置の構成を示す分解説明図である。(実施例2)
1 高周波誘導加熱装置
2 冷却水循環装置
3、54 研掃装置
4 高周波発生装置
5 加熱コイル
8、16 整流回路
10 発振器
11 整合回路
13 制御装置
14 水温水圧制御部
24 タンク
25 熱交換器
27、55 外筒
28、56 内向フランジ
30、58 内筒
31、59 ブラシ
36 工具取付具
38 回転工具
39 回転軸
40、74 嵌合孔
41、75 塗膜屑飛散防止カバー
42 空間部
44 飛散防止用毛
46、76 吸引ホース
49 走行台車

Claims (5)

  1. 高周波誘導加熱装置と、冷却水循環装置、及び導電体対象物表面から軟化した塗膜材を物理的作用で除去するための研掃装置よりなる塗装塗膜の誘導加熱除去装置であって、
    前記高周波誘導加熱装置は高周波発生装置と電気的に接続された加熱コイルを設けてなり、
    該加熱コイルは導電性部材よりなる中空管をコイル状に形成し、
    前記冷却水循環装置はタンクと熱交換器を含む冷却ユニットを具備し、タンク内の冷却流体が前記タンクと前記加熱コイル中空部を循環可能に前記タンク内の冷却流体の流路が前記制御装置の水温水圧制御部を経由して循環可能に配管され、
    前記研掃装置は下端に内向フランジを設け上下両端を開口した外筒と、該外筒の内向フランジ上面に沿って下端面を対向配設可能な両端を開口した内筒と、回転工具の回転軸を嵌合可能な嵌合孔を設けた工具取付具と、前記内向フランジ上面と前記内筒の下端面とで挟持可能な毛取付基部に研掃用毛を毛先を内側方に向けて設けたブラシ、及び塗膜屑飛散防止カバーよりなり、
    前記研掃用毛の毛先を内側方に向けて前記外筒の内向フランジ上面と前記内筒の下端面とで毛取付基部を挟持してブラシを取付け、前記外筒の上部外側には工具取付具を一体的に取り付け、前記外筒及び前記工具取付具の外側方には前記外筒及び前記工具取付具外周面との間に空間部を介在させて塗膜屑飛散防止カバーを配設し、該塗膜屑飛散防止カバーの内側には一端が開口する吸引ホースが連通接続され、前記回転工具の回転軸を前記工具取付具の嵌合孔に嵌合し、回転軸の回転動によりブラシは毛先を導電体対象物表面に当接させながら周回し、ブラシの物理的作用により導電体対象物表面から剥ぎ取られた塗膜屑を前記吸引ホースにて吸引し、塗膜屑を回収するようにしたことを特徴とする塗装塗膜の誘導加熱除去装置。
  2. 上記高周波発生装置は、整流回路、発信器、整合回路、変成器、及び制御装置よりなり、前記変成器の2次側には加熱コイルを設けてなることを特徴とする請求項1に記載の塗装塗膜の誘導加熱除去装置。
  3. 上記塗膜屑飛散防止カバーは、塗膜屑飛散防止カバーの下端縁が前記外筒の下端縁よりも先端方に位置し、塗膜屑飛散防止カバーの下端縁には塗膜屑が周囲に飛散しないように飛散防止用毛を下端方に延設していることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の塗装塗膜の誘導加熱除去装置。
  4. 上記高周波誘導加熱装置の駆動により加熱コイルで導電体対象物を自己発熱させ、導電体対象物表面が剥離に適した条件となると、即座に研掃装置を使用可能に、高周波誘導加熱装置と冷却水循環装置及び研掃装置を同じ走行台車に搭載し、高周波誘導加熱装置と冷却水循環装置及び研掃装置を同時に移動可能にしたことを特徴とする請求項1、2又は3の何れかに記載の塗装塗膜の誘導加熱除去装置。
  5. 請求項1、2、3又は4の何れかに記載する塗装塗膜の誘導加熱除去装置を用いた塗装塗膜の誘導加熱除去方法であって、
    加熱コイルの内側に、表面に塗装塗膜が被着された導電体対象物を非接触状態で配設する工程と、
    高周波発生装置に交流電流を通電し加熱コイルに交流電流を流し、導電体対象物表面の自己発熱により塗装塗膜を軟化し、且つ、前記高周波発生装置への交流電流の通電と同時に高周波発生装置からの給電で冷却水循環装置を駆動させ、使用する加熱コイルの中空部に冷却流体を流し、該冷却流体を加熱コイル中空部と前記冷却循環装置との間を循環させて加熱コイルの昇温を抑制しながら導電体対象物表面を自己発熱による加熱をする工程と、導電体対象物の表面の塗装塗膜が軟化後、研掃装置の下端開口周縁に毛先を内側向けて取り付けたブラシの内側に導電体対象物を配設する工程と、
    工具取付具の回転工具の回転軸を一体的に取り付け、回転軸の回転動により導電体対象物表面の軟化した塗膜をブラシの毛先の物理的作用で剥ぎ取り、同時に塗膜屑飛散防止カバー内に発生した塗膜屑を吸引ホースから吸引し回収する工程とよりなることを特徴とする塗装塗膜の誘導加熱除去方法。
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