JP2016066150A - 監視システム、監視装置、及び監視プログラム - Google Patents

監視システム、監視装置、及び監視プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】監視システムを複数の利用者で使用中、ある機能の使用権限を有する利用者が終了操作をせずに立ち去った場合は、権限の持たない利用者がその機能の使用が継続して可能であるという問題があった。【解決手段】本発明に係る監視システムは、受信装置2が新たに受信したユーザIDを記憶し、また記憶されているユーザIDの情報機器1からの応答がなくなると、記憶されているユーザIDを削除する検知ユーザ記憶部32、各ユーザIDに対する各機能の使用権限の有無を登録している権限テーブル31、及び検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDの少なくとも1つが権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とする機能選択部33を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の利用者が存在するときに利用者が使用可能な機能を管理する監視システム、及び監視プログラムに関する。
従来の監視システムの例として、例えば特許文献1では、各利用者は許可された時間及び許可された機器以外は操作をできないようにして機器操作の管理の信頼性の向上を図ることのできるプラントの管理装置が提案されている。また特許文献2では、利用者毎に各管理対象機器へのアクセス権が設定されている。一方、利用者毎に予め設定されている登録実行権と呼ばれる優先度があり、権限の高い方のユーザのアクセス権を用いて権限の低い方のユーザがアクセス権を持たない管理対象機器を使用することができる権限管理システムが提案されている。
特開2007−219987号公報(0007〜0015段落、図3〜図5参照) 特開2004−342063号公報(0054〜0091段落、図5〜図8参照)
しかしながら、特許文献1においては機器の前に複数の利用者が居た場合や、複数の利用者のうちの誰かが去った場合については想定されていない。
また、特許文献2においては、優先度が高いユーザのアクセス権によって優先度の低い利用者に対するアクセス権を決定すると記載されているが、利用者が去った場合の優先度の低い利用者に対するアクセス権については想定されていない。したがって、複数の利用者が在室している場合、ある機能を使用する権限を持つ利用者が終了操作(ログアウト)を忘れて退室した場合は、権限の持たない利用者がそのままその機能の使用を継続することが可能になってしまうという問題があった。
本発明の目的は、ログアウトし忘れによって、その機能の使用権限を持たない利用者がその機能を使用し続けることを防止し、セキュリティおよび利便性の高い監視システム、監視装置、及び監視プログラムを提供することである。
本発明に係る監視システム、監視装置、及び監視プログラムでは、情報機器からのユーザIDを受信する受信装置と、各ユーザIDに対する各機能の使用権限の有無を登録している権限テーブル、受信装置が受信した応答信号に含まれるユーザIDを記憶するとともに、記憶されているユーザIDを含む応答信号が受信装置によって受信されなくなると、記憶されているユーザIDを削除する検知ユーザ記憶部、及び検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDの少なくとも1つが権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とする機能選択部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る監視システム、監視装置、及び監視プログラムでは、情報機器からのユーザIDを受信する受信装置と、各ユーザIDに対する各機能の使用権限の有無を登録している権限テーブル、受信装置が受信した応答信号に含まれるユーザIDを記憶するとともに、記憶されているユーザIDを含む応答信号が受信装置によって受信されなくなると、記憶されているユーザIDを削除する検知ユーザ記憶部、及び前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDのうち、前記ユーザID権限レベルテーブルに登録されている最も高い権限レベルに対し、前記機能権限レベルテーブルにて使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とする機能選択部を有することを特徴とする。
本発明に係る監視システム、監視装置、及び監視プログラムは、上記の様に構成したので、複数のユーザが居た場合にある機能を使用する権限を持つユーザのログアウトし忘れによって、その機能の使用権限を持たないユーザがその機能を使用し続けることを防止できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における監視システムの構成図である。 本発明の実施の形態1における監視システムの権限テーブルである。 本発明の実施の形態1における監視システムの動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における監視システムの時間の経過に伴う各機能に対する使用の可否の変遷を示す図である。 本発明の実施の形態2における監視システムの構成図である。 本発明の実施の形態2における監視システムの動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における監視システムの時間の経過に伴う各機能に対する使用の可否の変遷を示す図である。 本発明の実施の形態3における監視システムの権限テーブルである。 本発明の実施の形態3における監視システムの動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態3における監視システムの時間の経過に伴う各機能に対する使用の可否の変遷を示す図である。 本発明の実施の形態4における監視システムの構成図である。 本発明の実施の形態4における監視システムの機能権限レベルテーブルである。 本発明の実施の形態4における監視システムのユーザ権限レベルテーブルである。 本発明の実施の形態4における監視システムの動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における監視システムの時間の経過に伴う各機能に対する使用の可否の変遷を示す図である。 本発明の実施の形態5における監視システムの構成図である。 本発明の実施の形態5における監視システムの操作履歴記憶部に記憶されている操作履歴ログを示す図である。 本発明の実施の形態1〜3、5における監視システムのハードウエア構成図である。 本発明の実施の形態4における監視システムのハードウエア構成図である。
実施の形態1
以下、本実施の形態の構成及び動作を図1〜図4を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における監視システムの構成図である。監視システムは、タグ1(情報機器)、タグリーダ2(受信装置)、監視装置3及び複数の機器から構成されている。複数の機器は、電子鍵41、照明42、空調43及び監視カメラ44などである。
タグ1は利用者が携帯し、各タグ1にはそれぞれユニークなユーザIDが予め登録されている。図1では1つのタグ1を図示しているが、複数の利用者がそれぞれタグ1を携帯しており、それぞれのタグ1にはそれぞれユーザIDが登録されている。
タグリーダ2は質問信号21をタグ1に送信する。タグ1は質問信号21を受信すると、タグリーダ2に対して、ユーザIDを含む応答信号11を送信する。タグリーダ2は例えば4秒おきに周期的に質問信号21を送信するものとする。なお、質問信号21を送信する周期は適宜変更可能であり、また必ずしも周期的に送信しなくても連続的であっても構わない。タグリーダ2が受信したユーザIDは監視装置3に送信される。
なお、タグ1とタグリーダ2はRFID(Radio Frequency Identifier)方式で無線通信を行なう。
監視装置3は、入力部30、権限テーブル31、検知ユーザ記憶部32、機能選択部33、機能制御部34、端末操作部35からなる。監視装置3は監視システム全体の管理を行っており、例えば新規ユーザIDの追加、電子錠41の端末上からの自動開閉操作、照明42の点灯及び消灯、空調43の温度設定、監視カメラのビューアー表示などを行っている。上記各操作のことを機能と呼称し、端末操作部35上の操作でそれぞれの機能を実行することが可能である。
なお、タグリーダ2は、タグリーダ2の質問信号21の電波到達圏内が監視装置3の端末操作部35の操作が可能な範囲となるように設置され、利用者がタグリーダ2の質問信号21の電波到達圏内に入ったとき、利用者が所持するタグ1はタグリーダ2に応答信号を送信し、監視装置3は利用者が所持するタグ1を検知する。
入力部30は、タグリーダ2が受信したユーザIDを含む応答信号11を検知ユーザ記憶部33に送信するための端子である。入力部30は、例えばUSB端子などの一般的な端子で構成することができる。
権限テーブル31は、図2に示すようにユーザ毎に各機能の使用権限の有無を関連付けて登録している。“○”印は使用権限が「有る」ことを示しており、例えば1ビットのデータ「1」を割り当てる。“×”印は使用権限が「無い」ことを示しており、例えば1ビットのデータ「0」を割り当てる。なお、権限テーブル31のユーザIDの登録や、各ユーザIDに対する各機能の使用権限の有無は後述する機能制御部34が管理する機能として後述する端末操作部35からの操作を通じて追加・変更・削除可能としても良い。
検知ユーザ記憶部32は、現状監視装置3が検知しているタグ1のユーザIDを記憶する。タグリーダ2が検知ユーザ記憶部32に記憶されていないユーザIDのタグ1からの応答信号11を新たに受信した場合、検知ユーザ記憶部32はそのユーザIDを記憶する。また、検知ユーザ記憶部32に記憶されているユーザIDのうち、第1の時間以上各ユーザIDのタグ1からの応答信号11を受信していない場合は、該当するユーザIDを検知ユーザ記憶部32より削除する。
第1の時間とは、監視装置3の前から利用者が居なくなった時間を想定すればよく、例えば1分程度である。第1の時間は、前回該当するタグ1からの応答信号11を最後に検知した時刻を記憶しておいて、タイマで計測しても良いし、例えばタグリーダ2の質問信号21が4秒おきに送信される場合は、質問信号21の15回分としても良い。第1の時間は監視システムの管理者が適宜変更できるようにしても良い。
機能選択部33は、検知ユーザ記憶部32に記憶されている全てのユーザIDの情報を検知ユーザ記憶部32から取得し、取得した各ユーザIDに関連づけられて登録されている機能の使用権限の情報を権限テーブル31から取得する。機能選択部33は、検知ユーザ記憶部32から取得した全てのユーザIDの情報と権限テーブル31から取得した使用権限の情報に基づいて機能制御部34上で使用可能な機能を決定する。使用可能な機能を決定する具体的な方法は、本実施例では、各機能に対し、前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDのうち、権限テーブル31にて関連付けされている、機能の使用の権限を持つユーザIDが少なくとも1つあれば、利用者全員がその機能を使用することを可能とする。つまり、対象とする機能の使用権限を持つユーザIDが少なくとも1つあれば、その対象とする機能の使用権限を持たない他のユーザIDも使用権限を持つようにみなす。そして、その他のユーザIDを登録したタグ1を有する利用者がその機能を使用することができるようになる。
機能制御部34は、機能選択部33で使用可能とした機能をもとに、監視システム全体の制御を行う。監視システム全体の制御とは、具体的には、電子鍵41、照明42、空調43及び監視カメラ44などの各機器を操作したり、監視装置3の権限テーブル31の内容を修正したり、又は監視装置3に新規IDを登録したりすることである。
端末操作部35は、監視システム全体の機能を使用するための入力と表示を行う。入力はキーボードからの入力、ボタン操作、タッチパネル等同一の機能を実現できるものであれば手段は問わない。出力はモニタ画面表示、LEDによる表示等同一の機能を実現できるものであれば手段は問わない。
電子錠41は部屋の入口に設置されており、例えば利用者が所有するIDカード等を、図示しないカードリーダにかざすことで開閉可能であり、また監視システム3によって電子錠41毎に鍵の開閉の権限を付与または制限する。照明42は、各部屋内に設置されており、部屋内のセンサー等で利用者の所在を検知して照明42のONまたはOFFを行う。また監視装置3によって照明42の調光制御が可能である。空調43は各部屋内に設置されており、部屋内のセンサー等で利用者の所在を検知して空調43のONまたはOFFを行う。また監視装置3によって建物内に複数台設置されている空調43の温度設定を一定にすることが可能である。監視カメラ44は、建物内の監視を要する箇所に設置されており、監視装置3上の操作で監視カメラのONまたはOFFができ、また監視カメラ44が撮影した映像を監視装置3上のビューアーソフトで閲覧することができる。監視装置3と電子錠41、照明42、空調43、監視カメラ44は、例えばLANケーブルやUSBケーブル等で接続されている。
図2は、権限テーブル31の具体的な設定例を表にて示している。縦方向にはユーザID、横方向には監視システム31で使用できる機能を示す。図2中の「○」は該当するユーザIDに対する該当する機能使用権限が「有る」ことを示す。「×」は該当するユーザIDに対する該当する機能使用権限が「無い」ことを示す。例えば利用者Cは機能1及び機能3の使用権限を有するが、機能2と機能4の使用権限は無いことを示している。図2のようにユーザIDごとに各機能の使用権限の有無を設定することにより、各利用者が複数の機能の権限を限定する必要がある機器に対しての管理が可能となる。
次に本実施の形態の動作について説明する。図3は、監視装置3の動作を表すフローチャートである。
タグリーダ2は、検知ユーザ記憶部32に記憶されていないユーザIDが登録されているタグ1から、ユーザIDを含む応答信号11を受信したかどうかを判定する(S101)。
タグリーダ2が、検知ユーザ記憶部32に記憶されていないユーザIDが登録されているタグ1から、ユーザIDを含む応答信号11を受信した場合(S102のY)、検知ユーザ記憶部32に受信したユーザIDが記憶される(S102)。
機能選択部33は、検知ユーザ記憶部32に記憶されている全てのユーザIDが使用権限を有する機能を、権限テーブル31より取得する(S105)。
機能選択部33は、それぞれの機能に対して使用の権限を持つユーザIDが少なくとも1つあれば、監視装置3の近傍に居る利用者全員が、該当する機能を使用することを可能とし(S106)、前述のS101の処理に戻る。
一方、タグリーダ2が、検知ユーザ記憶部32に記憶されていないユーザIDが登録されているタグ1から、ユーザIDを含む応答信号11を受信しなかった場合(S102のN)、検知ユーザ記憶部32に現状記憶されているユーザIDのうち、タグ1からの応答信号11が第1の時間以上受信されていないものがあるかどうかを判定する(S103)。
検知ユーザ記憶部32に現状記憶されているユーザIDのうち、タグからの応答信号11が第1の時間以上受信されていないものがある場合(S103のY)、検知ユーザ記憶部32から該当するユーザIDを削除し(S104)、前述のS105の処理に進む。
検知ユーザ記憶部32に現状記憶されているユーザIDのうち、タグからの応答信号11が第1の時間以上受信されていないものが無い場合(S103のN)、前述のS101の処理に戻る。
図4は本実施の形態において、時間の経過とともに利用者の往来にしたがって、監視装置3が利用可能な機能がどのように変遷していくかを示す表である。なお、権限テーブル31は予め図2のように設定されているものとする。
表の左から横方向に、時間、監視装置3近傍の利用者の往来、検知ユーザ記憶部32に記憶しているユーザID、監視装置3の各機能に対する使用の可否を示している。
時間の欄の縦方向は、図4の表では1〜9の数字が記載されており、1から9の下方向へと監視装置3の前の利用者の往来に基づき、監視装置3の各機能に対する使用の可否が変遷する。
監視装置3近傍の利用者の往来の欄は、ある時間の監視装置3近傍の、タグリーダ2の質問信号21の電波圏内に来た利用者、もしくはタグリーダ2の質問信号21の電波圏内から去った利用者が記載されている。
検知ユーザ記憶部32に記憶しているユーザIDの欄(検知ユーザテーブル321)は、ある時間に検知ユーザ記憶部32に記憶しているユーザIDが記載されている。図4の表では利用者A〜Eの5人とする。
監視装置3の各機能に対する利用の可否の欄はある時間における、各機能の使用の可否が記載されており、「○」が使用可能、「×」が使用不可を示している。図4の表では機能1〜機能4の4種類とする。
例えば、図4の表では時間4において、検知ユーザ記憶部に登録されているユーザIDはA、B及びCである。権限テーブル31に登録されている各ユーザIDの機能使用権限は、IDAに対しては機能1のみ、Bに対しては機能1と機能2、Cに対しては機能1と機能3である。機能1と機能2と機能3は、ユーザIDA、B及びCのうち、機能使用権限を有するユーザIDが少なくとも1つある。一方、機能4に対しては、ユーザIDA、B及びCのうち、機能使用権限を有するユーザIDは一つも無い。よって時間4では監視装置3で使用可能となる機能は機能1、2及び3となり、機能4は使用不可となる。
次に、時間の経過に伴う監視装置3の各機能に対する使用の可否の変遷を説明する。時間1は初期状態で、検知ユーザ記憶部32に記憶しているユーザIDは無いので、機能1〜機能4は全て使用不可である。
時間2に監視装置3の近傍に新たにAが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAが記憶され、権限テーブル31に基づき、機能1が使用可能となり、他の機能は使用不可のままとなる。
時間3に監視装置3の近傍に新たにBが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAとBが記憶され、権限テーブル31に基づき、機能1と機能2が使用可能となり、他の機能は使用不可のままとなる。
時間4に監視装置3の近傍に新たにCが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAとBとCが記憶され、権限テーブル31に基づき、機能1と機能2と機能3が使用可能となり、機能4は使用不可のままとなる。
時間5に監視装置3の近傍からBが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはAとCが記憶され、権限テーブル31に基づき、機能1と機能3が使用可能となり、機能2は使用不可になり、機能4は使用不可のままとなる。
時間6に監視装置3の近傍に新たにEが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAとCとEが記憶され、権限テーブル31に基づき、機能1〜機能4の全機能が使用可能となる。
時間7に監視装置3の近傍からAが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはCとEが記憶されるが、権限テーブル31に基づき、機能1〜機能4の全機能は使用可能のままである。
時間8に監視装置3の近傍からEが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはCが記憶されるが、権限テーブル31に基づき、機能1と機能3は使用可能のままであるが、機能2と機能4が使用不可となる。
時間9に監視装置3の近傍からCが去り、無人になった場合、検知ユーザ記憶部32に記憶されるユーザIDは無しになるので、機能1〜機能4は全て使用不可となる。
上述したとおり、本実施の形態では、タグ1を所持した利用者がタグリーダ2の電波圏内に居る場合は、検知ユーザ記憶部32にタグ1のユーザIDが登録され、権限テーブル31にてユーザIDに対して使用権限を有する機能がすべての利用者が使用可能とする。使用する権限を持つ利用者のログアウトし忘れによって、その機能の使用権限を持たない利用者がその機能を使用し続けることを防止できるという効果を奏する。また、機能の使用権限を持つユーザIDのタグを所持する利用者を指導者とし、機能の使用権限を持たないユーザIDのタグを所持する利用者に対して該当する機能の使い方を教育するとき、複数人で監視システム3の操作ができ、より利便性の高い監視システムが得られるという効果を奏する。
なお、本実施の形態では情報機器としてタグを用いているが、タグに限定するものではなく、例えば携帯電話やスマートフォン等、タグリーダが送信した質問信号を受信し、ユーザIDを含む応答信号を受信装置に送信する機能を備えた装置及び機器であれば良い。また、本実施の形態では受信装置としてタグリーダを用いているが、タグリーダに限定するものではなく、例えばアンテナ等、質問信号をタグに送信し、タグが送信したユーザIDを含む応答信号を受信する機能を備えた装置及び機器であればよい。
また、監視装置3は、電子錠41によって入退室管理された部屋内に設置され、監視装置3の何れかの機能を使用する権限を有するユーザIDのタグ1を所持する利用者がタグ1を近接タグリーダにかざして電子錠41を開錠するようにしても良い。監視装置3の何れかの機能の使用権限を持たない利用者の入室並びに監視装置3に近づくことを禁ずることで、より安全な監視システムが得られるという効果をさらに奏する。
あと、権限テーブル31をユーザIDサーバ等で一括管理し、複数台の監視装置3は、権限テーブル31の情報をそれぞれの監視装置3内の記憶領域上にコピーし、各監視装置3に接続されるタグリーダ2は各監視装置3の近傍に設置するようにしても良い。また、電子鍵41、照明42、空調43及び監視カメラ44などの機器は、各監視装置3から共有して接続され、各機器の機能はそれぞれの監視装置3から使えるようにしても良い。各監視装置3が個別に利用者の所持するタグ1を検知することで、複数の監視装置3が個別に使用できる機能の権限の設定ができるようになり、より利便性の高い監視システムが得られるという効果をさらに奏する。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態2
以下、本実施の形態の構成及び動作を図5〜図7を用いて説明する。なお、図5中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。図6中、図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。また、実施の形態1の図2で示された権限テーブル31の構成は本実施の形態でも同一であり、説明は省略する。
図5は、本実施の形態における監視システムの構成図である。監視システムは、実施の形態1と同様、タグ1、タグリーダ2、監視装置3及び複数の機器から構成されている。
監視装置3は、入力部30、権限テーブル31、検知ユーザ記憶部32、機能選択部33、機能制御部34、端末操作部35、モード変更部36からなる。モード変更部36は、機能選択部33が使用可能な機能を決定する方法を変更する。モード変更部36は、監視装置3内の記憶領域上にモードを記憶させ、端末操作部35からの操作で設定できるようにしても構わないし、スイッチや鍵で切り替えられるようにしても構わない。また、ユーザID毎にモードを切り替えることができる特別な権限を付与するようにしても構わない。
本実施の形態では、例えばモード変更部36によって通常モード(第1のモード)と教育モード(第2のモード)の2つのモードに切り替えられるものとする。モード変更部36によって通常モードと設定されている場合、機能選択部33は各機能に対し、前記検知ユーザ記憶部に記憶されている全てのユーザIDが権限テーブル31にて関連付けされている機能の使用の権限を持つ場合に、利用者全員がその機能を使用することを可能とする。つまり、対象とする機能の使用権限を全てのユーザIDが持たない限りは対象とする機能を使用することをできなくする。
一方、モード変更部36によって教育モードと設定されている場合、機能選択部33は実施の形態1と同様、各機能に対し、前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDのうち、権限テーブル31にて関連付けされている、機能の使用権限を持つユーザIDが少なくとも1つあれば、利用者全員がその機能を使用することを可能とする。つまり、対象とする機能の使用権限を持つユーザIDが少なくとも1つあれば、その対象とする機能の使用権限を持たない他のユーザIDも使用権限を持つようにみなす。そして、その他のユーザIDを登録したタグ1を有する利用者がその機能を使用することができるようになる。その他の構成については実施の形態1と同じである。
次に本実施の形態の動作について説明する。図6は、監視装置3の動作を表すフローチャートである。実施の形態1の図3と同一の符号については同様の処理であり、説明は省略する。機能選択部33が、S105にて検知ユーザ記憶部32に記憶されている全てのユーザIDが使用権限を有する機能を、権限テーブル31より取得後、モード変更部36で設定されているモードがどのモードであるかを判定する(S107)。
モード変更部36で設定されているモードが教育モードである場合(S107のY)、実施の形態1のS106の処理と同様、それぞれの機能に対して使用の権限を持つユーザIDが少なくとも1つあれば、監視装置3の近傍に居る利用者全員が、該当する機能を使用することを可能とし、S101の処理に戻る。
モード変更部36で設定されているモードが通常モードである場合(S107のN)、機能選択部33は、それぞれの機能に対してすべてのユーザIDが使用の権限を持つ場合に、監視装置3の近傍に居る利用者全員が、該当する機能を使用することを可能とし(S108)、S101の処理に戻る。
図7は本実施の形態において、時間の経過とともに利用者の往来にしたがって、監視装置3が利用可能な機能がどのように変遷していくかを示す表である。なお、権限テーブル31には実施の形態1と同様、予め図2のように設定されているものとする。
図7の表にはモードという欄が新たに設けられており、モード変更部36で設定するモードが記載されている。他の表の構成は実施の形態1の図4と同様である。
例えば、図7の表では時間4において、検知ユーザ記憶部32に登録されているユーザIDはA、B及びCであり、モード変更部36の設定は通常モードである。権限テーブル31に登録されている各ユーザIDの機能の使用権限は、Aに対しては機能1のみ、Bに対しては機能1と機能2、Cに対しては機能1と機能3である。ユーザIDA、B及びCのうち、すべてのユーザIDが機能の使用権限を有する機能は機能1のみである。よって時間4では監視装置3で使用可能となる機能は機能1のみであり、機能2と機能3と機能4は使用不可となる。
一方、時間7において、検知ユーザ記憶部32に登録されているユーザIDは時間4と同様、A、B及びCであるが、モード変更部36の設定は教育モードである。機能1と機能2と機能3は、ユーザIDA、B及びCのうち、機能の使用権限を有するユーザIDが少なくとも1つある。一方、機能4に対しては、ユーザIDA、B及びCのうち、機能の使用権限を有するユーザIDは一つも無い。よって時間4では監視装置3で使用可能となる機能は通常モードの時とは異なり、機能1、2及び3となり、機能4は使用不可となる。
次に、時間の経過に伴う監視装置3の各機能に対する使用の可否の変遷を説明する。時間1は初期状態で、モード変更部36は通常モードである。検知ユーザ記憶部32に記憶しているユーザIDは無いので、機能1〜機能4は全て使用不可である。
時間2〜時間5にかけて監視装置3の近傍に順次A、B、C、Eが来た場合、検知ユーザ記憶部32には順次A、B、C、Eが記憶される。モード変更部36は通常モードであるため、権限テーブル31に基づき、機能1のみ使用可能となり、他の機能は使用不可のままとなる。
時間6に通常モードから教育モードにモード変更が実施された場合、検知ユーザ記憶部32には時間5の時と同様、AとBとCとEが記憶されているが、教育モードに変更されたので、権限テーブル31に基づき、機能1〜機能4の全機能が使用可能となる。
時間7に監視装置3の近傍からEが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはAとBとCが記憶されるが、モード変更部36は教育モードであるため、権限テーブル31に基づき、機能1〜機能3が使用可能となり、機能4は使用不可となる。
時間8に監視装置3の近傍からAが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはBとCが記憶されるが、モード変更部36は教育モードであるため、権限テーブル31に基づき、時間7と同様、機能1〜機能3が使用可能であり、機能4は使用不可である。
時間9に教育モードから通常モードにモード変更が実施された場合、検知ユーザ記憶部32には時間8と同様、BとCが記憶されるが、モード変更部36は通常モードに変更されたため、権限テーブル31に基づき、機能1のみ使用可能となり、他の機能は使用不可となる。
時間10に監視装置3の近傍からBが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはCが記憶されるが、モード変更部36は通常モードであるため、権限テーブル31に基づき、機能1のみ使用可能となり、他の機能は使用不可となる。
時間11に監視装置3の近傍からCが去り、無人になった場合、検知ユーザ記憶部32に記憶されるユーザIDは無しになるので、機能1〜機能4は全て使用不可となる。
上述したとおり、本実施の形態も実施の形態1と同様、タグ1を所持した利用者がタグリーダ2の電波圏内に居る場合は、検知ユーザ記憶部32にタグ1のユーザIDが登録され、権限テーブル31にてユーザIDに対して使用権限を有する機能がすべての利用者が使用可能とする。使用する権限を持つ利用者のログアウトし忘れによって、その機能の使用権限を持たない利用者がその機能を使用し続けることを防止できるという効果を奏する。また、機能の使用権限を持つユーザIDのタグを所持する利用者を指導者とし、機能の使用権限を持たないユーザIDのタグを所持する利用者に対して該当する機能の使い方を教育するとき、複数人で監視システム3の操作ができ、より利便性の高い監視システムが得られるという効果を奏する。
また、監視装置3は、実施の形態1と同様、電子錠41によって入退室管理された部屋内に設置され、監視装置3の何れかの機能を使用する権限を有するユーザIDのタグ1を所持する利用者がタグ1を近接タグリーダにかざして電子錠41を開錠するようにしても良い。監視装置3の何れかの機能の使用権限を持たない利用者の入室並びに監視装置3に近づくことを禁ずることで、より安全な監視システムが得られるという効果をさらに奏する。
また、実施の形態1と同様、権限テーブル31をユーザIDサーバ等で一括管理し、複数台の監視装置3は、権限テーブル31の情報をそれぞれの監視装置3内の記憶領域上にコピーし、各監視装置3に接続されるタグリーダ2は各監視装置3の近傍に設置するようにしても良い。また、電子鍵41、照明42、空調43及び監視カメラ44などの機器は、各監視装置3から共有して接続され、各機器の機能はそれぞれの監視装置3から使えるようにしても良い。各監視装置3が個別に利用者の所持するタグ1を検知することで、複数の監視装置3が個別に使用できる機能の権限の設定ができるようになり、より利便性の高い監視システムが得られるという効果をさらに奏する。
さらに、本実施の形態では、モード変更部36を新たに設け、通常モード又は教育モードを設定できるようにし、モードによって機能選択部33が使用可能な機能を決定する方法を変更することで、通常モードのときは不用意に機能の使用権限を持たない利用者に該当する機能の使用を制限し、教育モード時は実施の形態1と同様、機能の使用権限を持つユーザIDのタグを所持する利用者を指導者とし、機能の使用権限を持たないユーザIDのタグを所持する利用者に対して該当する機能の使い方を教育するときに上述の教育モードを使用すれば、より安全かつ利便性の高い監視システムが得られるという新たな効果を奏する。
なお、本実施の形態ではタグを用いているが、タグに限定するものではなく、例えば携帯電話やスマートフォン等、タグリーダが送信した質問信号を受信し、ユーザIDを含む応答信号をタグリーダに送信する機能を備えた装置及び機器であれば良い。また、本実施の形態ではタグリーダを用いているが、タグリーダに限定するものではなく、例えばアンテナ等、質問信号をタグに送信し、タグが送信したユーザIDを含む応答信号を受信する機能を備えた装置及び機器であればよい。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態3
以下、本実施の形態の構成及び動作を図8〜図10を用いて説明する。なお、図9中、図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。実施の形態1の図1で示された監視システム3の構成は本実施の形態でも同一であり、説明は省略する。図8は、本実施の形態における権限テーブル31の具体的な設定例を表にて示している。実施の形態1の権限テーブル31に対して、各ユーザIDに対する権限レベルが新たに追加されており、本実施の形態では、レベルの値が大きいほど、権限レベルが高いことを示している。各ユーザIDに対する権限レベルの設定は機能制御部34が管理する機能として良い。各ユーザIDに対する権限レベルは端末操作部35からの操作を通じて変更可能としても良い。
機能選択部33は、本実施の形態では、検知ユーザ記憶部32に記憶されている全てのユーザIDの情報を検知ユーザ記憶部32から取得し、取得した各ユーザIDに関連づけられて登録されている機能の使用権限の情報と権限レベルを権限テーブル31から取得する。機能選択部33は、検知ユーザ記憶部32から取得した全てのユーザIDの情報と権限テーブル31から取得した権限レベルと使用権限の情報に基づいて機能制御部34上で使用可能な機能を決定する。使用可能な機能を決定する具体的な方法は、本実施例では、各機能に対し、前記検知ユーザ記憶部32に記憶されているユーザIDのうち、権限テーブル31にて関連付けされている、最も高い権限レベルのユーザIDが使用権限を持つ機能に対し、利用者全員がその機能を使用することを可能とする。つまり、もっとも高い権限レベルのユーザIDが使用権限を持つ機能が、権限レベルのより低い他のユーザIDも使用権限を持つようにみなす。そして、その他のユーザIDを登録したタグ1を有する利用者がその機能を使用することができるようになる。
次に本実施の形態の動作について説明する。図9は、監視装置3の動作を表すフローチャートである。実施の形態1の図3と同一の符号については同様の処理であり、説明は省略する。S102又はS104にて検知ユーザ記憶部32が設定(ユーザIDの追加又は削除)された後、検知ユーザ記憶部32に記憶されている全てのユーザIDが使用権限を有する機能と権限レベルを、権限テーブル31より取得する(S109)。
機能選択部33は、最も高い権限レベルを持つユーザIDが使用の権限を持つ機能に対して、監視装置3の近傍に居る利用者全員が、該当する機能を使用することを可能とし(S110)、S101の処理に戻る。
図10は本実施の形態において、時間の経過とともに利用者の往来にしたがって、監視装置3が利用可能な機能がどのように変遷していくかを示す表である。なお、権限テーブル31は予め図8のように設定されているものとする。
図10の表には図4の表に対し、最高権限レベルという欄が新たに設けられており、ある時間に、検知ユーザ記憶部32に登録されているユーザIDの権限レベルのうち、最も高い権限レベルが記載されている。他の表の構成は実施の形態1の図4と同様である。
例えば、図10の表では時間4において、検知ユーザ記憶部32に登録されているユーザIDはA、B及びCである。権限テーブル31に登録されている各ユーザIDの権限レベルは、Aは1、Bは2、Cは3であり、Cが一番高い。Cが使用権限を有する機能は機能1と機能3である。よって時間4では監視装置3で使用可能となる機能は機能1と機能3となり、機能2と機能4は使用不可となる。
次に、時間の経過に伴う監視装置3の各機能に対する使用の可否の変遷を説明する。時間1は初期状態で、検知ユーザ記憶部32に記憶しているユーザIDは無いので、機能1〜機能4は全て使用不可である。
時間2に監視装置3の近傍に新たにAが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAが記憶される。権限テーブル31に基づき、最高権限レベルはAの1につき、Aが使用権限を有する機能1が使用可能となり、他の機能は使用不可のままとなる。
時間3に監視装置3の近傍に新たにBが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAとBが記憶され、権限テーブル31に基づき、最高権限レベルはBの2につき、Bが使用権限を有する機能1と機能2が使用可能となり、他の機能は使用不可のままとなる。
時間4に監視装置3の近傍に新たにCが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAとBとCが記憶され、権限テーブル31に基づき、最高権限レベルはCの3につき、Cが使用権限を有する機能1と機能3が使用可能となり、機能2と機能4は使用不可のままとなる。
時間5に監視装置3の近傍からBが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはAとCが記憶され、権限テーブル31に基づき、最高権限レベルはCの3につき、Cが使用権限を有する機能1と機能3が使用可能のままとなり、機能2と機能4は使用不可のままとなる。
時間6に監視装置3の近傍に新たにEが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAとCとEが記憶され、権限テーブル31に基づき、最高権限レベルはEの5につき、Eが使用権限を有する機能1〜機能4の全機能が使用可能となる。
時間7に監視装置3の近傍からAが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはCとEが記憶されるが、権限テーブル31に基づき、最高権限レベルはEの5につき、Eが使用権限を有する機能1〜機能4の全機能は使用可能のままである。
時間8に監視装置3の近傍からEが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはCが記憶されるが、権限テーブル31に基づき、最高権限レベルはCのにつき、Cが使用権限を有する機能1と機能3は使用可能のままであるが、機能2と機能4が使用不可となる。
時間9に監視装置3の近傍からCが去り、無人になった場合、検知ユーザ記憶部32に記憶されるユーザIDは無しになるので、機能1〜機能4は全て使用不可となる。
上述したとおり、本実施の形態では、実施の形態1と同様にタグ1を所持した利用者がタグリーダ2の電波圏内に居る場合は、検知ユーザ記憶部32にタグ1のユーザIDが登録され、権限テーブル31を参照し、最も権限レベルの高いユーザIDが使用権限を有する機能をすべての利用者が使用可能とする。使用する権限を持つ利用者のログアウトし忘れによって、権限レベルのより低い利用者がより高い機能レベルの利用者が使用権限を有する機能を使用し続けることを防止できるという効果を奏する。
なお、本実施の形態ではタグを用いているが、タグに限定するものではなく、例えば携帯電話やスマートフォン等、タグリーダが送信した質問信号を受信し、ユーザIDを含む応答信号をタグリーダに送信する機能を備えた装置及び機器であれば良い。また、本実施の形態ではタグリーダを用いているが、タグリーダに限定するものではなく、例えばアンテナ等、質問信号をタグに送信し、タグが送信したユーザIDを含む応答信号を受信する機能を備えた装置及び機器であればよい。
また、監視装置3は、実施の形態1と同様、電子錠41によって入退室管理された部屋内に設置され、監視装置3の何れかの機能を使用する権限を有するユーザIDのタグ1を所持する利用者がタグ1を近接タグリーダにかざして電子錠41を開錠するようにしても良い。監視装置3の何れかの機能の使用権限を持たない利用者の入室並びに監視装置3に近づくことを禁ずることで、より安全な監視システムが得られるという効果をさらに奏する。
あと、実施の形態1と同様、権限テーブル31をユーザIDサーバ等で一括管理し、複数台の監視装置3は、権限テーブル31の情報をそれぞれの監視装置3内の記憶領域上にコピーし、各監視装置3に接続されるタグリーダ2は各監視装置3の近傍に設置するようにしても良い。また、電子鍵41、照明42、空調43及び監視カメラ44などの機器は、各監視装置3から共有して接続され、各機器の機能はそれぞれの監視装置3から使えるようにしても良い。各監視装置3が個別に利用者の所持するタグ1を検知することで、複数の監視装置3が個別に使用できる機能の権限の設定ができるようになり、より利便性の高い監視システムが得られるという効果をさらに奏する。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態4
以下、本実施の形態の構成及び動作を図11〜図15用いて説明する。なお、図11中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。図14中、図3と同一符号は同一又は相当部分を示す。
図11は、本実施の形態における監視システムの構成図である。監視システムは、実施の形態1と同様、タグ1、タグリーダ2、監視装置3及び複数の機器から構成されている。
監視装置3は、入力部30、検知ユーザ記憶部32、機能選択部33、機能制御部34、端末操作部35、モード変更部36、機能権限レベルテーブル37、ユーザID権限レベルテーブル38からなる。機能権限レベルテーブル37は、図11に示すように権限レベル毎に、各機能の使用権限の有無を関連付けて登録している。“○”印は使用権限が「有る」ことを示しており、例えば1ビットのデータ「1」を割り当てる。“×”印は使用権限が「無い」ことを示しており、例えば1ビットのデータ「0」を割り当てる。なお、機能権限レベルテーブル37の権限レベルの設定、及び各権限レベルに対する各機能の使用権限の有無の設定は機能制御部34が管理する機能として良い。機能権限レベルテーブル37の権限レベル、及び各権限レベルに対する各機能の使用権限の有無は端末操作部35からの操作を通じて追加・変更・削除可能としても良い。
ユーザID権限レベルテーブル38は、図12に示すようにユーザID毎に権限レベルを関連付けて登録している。なお、ユーザID権限レベルテーブル38のユーザIDの設定、及び各ユーザIDに対する権限レベルの設定は機能制御部34が管理する機能として良い。ユーザID権限レベルテーブル38のユーザID、及び各ユーザIDに対する権限レベルは端末操作部35からの操作を通じて追加・変更・削除可能としても良い。
機能選択部33は、本実施の形態では、検知ユーザ記憶部32に記憶されている全てのユーザIDの情報を検知ユーザ記憶部32から取得し、取得した各ユーザIDに関連づけられて登録されている権限レベルをユーザID権限レベルテーブル38から取得する。次に取得した権限レベルに対し、使用権限を有する機能を機能権限レベルテーブル37から取得する。機能選択部33は、機能権限レベルテーブル37から取得した使用権限を有する機能を機能制御部34上で使用可能な機能と決定し、利用者全員がその機能を使用することを可能とする。つまり、もっとも高い権限レベルのユーザIDが使用権限を持つ機能が、権限レベルのより低い、機能の使用権限を持たない他のユーザIDも使用権限を持つようにみなす。そして、その他のユーザIDを登録したタグ1を有する利用者がその機能を使用することができるようになる。その他の構成については実施の形態1と同じである。
図12は、本実施の形態における機能権限レベルテーブル37の具体的な設定例を表にて示している。縦方向には権限レベル、横方向には監視システム31で使用できる機能を示す。図2中の「○」は該当する権限レベルに対する該当する機能の使用権限が「有る」ことを示す。「×」は該当する権限レベルに対する該当する機能の使用権限が「無い」ことを示す。本実施の形態では、レベルの値が大きいほど、権限レベルが高いことを示している。例えば権限レベル3は機能1〜機能3の使用権限を有するが、機能4と機能5の使用権限は無いことを示している。
図13は、ユーザID権限レベルテーブル38の具体的な設定例を表にて示している。ユーザIDと権限レベルの欄があり、各ユーザIDに対する権限レベルが関連付けられて登録されている。図13のようにユーザIDごとに権限レベルを設定し、図12のように各権限レベルに対する各機能の使用権限の有無を設定することにより、各利用者が有する権限レベルによって複数の機能の権限を限定する必要がある機器に対しての管理が可能となる。
次に本実施の形態の動作について説明する。図14は、監視装置3の動作を表すフローチャートである。実施の形態1の図3と同一の符号については同様の処理であり、説明は省略する。S102又はS104にて検知ユーザ記憶部32が設定(ユーザIDの追加又は削除)された後、検知ユーザ記憶部32に記憶されている全てのユーザIDに対する権限レベルを、ユーザID権限レベルテーブル38より取得する(S111)。
S111で取得した権限レベルのうち、最も高い権限レベルの使用権限を有する機能を、機能権限レベルテーブル37より取得する(S112)
機能選択部33は、S112で取得した最も高い権限レベルの使用権限を有する機能に対して、監視装置3の近傍に居る利用者全員が、該当する機能を使用することを可能とし(S113)、S101の処理に戻る。
図15は本実施の形態において、時間の経過とともに利用者の往来にしたがって、監視装置3が利用可能な機能がどのように変遷していくかを示す表である。なお、ユーザID権限テーブル38は予め図13のように、機能権限レベルテーブル37は予め図12のように設定されているものとする。
図15の表には図9の表と同様に、最高権限レベルという欄が新たに設けられており、ある時間に、検知ユーザ記憶部32に登録されているユーザIDの権限レベルのうち、最も高い権限レベルが記載されている。他の表の構成は実施の形態1の図4と同様である。
例えば、図10の表では時間4において、検知ユーザ記憶部32に登録されているユーザIDはA、B及びCである。ユーザID権限レベルテーブル38に登録されている各ユーザIDの権限レベルは、Aは1、Bは2、Cは3であり、Cが一番高い。機能権限レベルテーブル37に登録されているレベル3が使用権限を有する機能は機能1、機能2及び機能3である。よって時間4では監視装置3で使用可能となる機能は機能1、機能2、機能3となり、機能4と機能5は使用不可となる。
次に、時間の経過に伴う監視装置3の各機能に対する使用の可否の変遷を説明する。時間1は初期状態で、検知ユーザ記憶部32に記憶しているユーザIDは無いので、機能1〜機能5は全て使用不可である。
時間2に監視装置3の近傍に新たにAが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAが記憶される。ユーザID権限レベルテーブル38に基づき、最高権限レベルはAの1につき、機能権限レベルテーブル37に基づき、レベル1が使用権限を有する機能1が使用可能となり、他の機能は使用不可のままとなる。
時間3に監視装置3の近傍に新たにBが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAとBが記憶され、ユーザID権限レベルテーブル38に基づき、最高権限レベルはBの2につき、機能権限レベルテーブル37に基づき、レベル2が使用権限を有する機能1と機能2が使用可能となり、他の機能は使用不可のままとなる。
時間4に監視装置3の近傍に新たにCが来た場合、ユーザID権限レベルテーブル38に基づき、最高権限レベルはCの3につき、機能権限レベルテーブル37に基づき、レベル3が使用権限を有する機能1、機能2及び機能3が使用可能となり、機能4と機能5は使用不可のままとなる。
時間5に監視装置3の近傍からBが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはAとCが記憶され、ユーザID権限レベルテーブル38に基づき、最高権限レベルはCの3のままであり、機能権限レベルテーブル37に基づき、レベル3が使用権限を有する機能1、機能2、及び機能3が使用可能のままとなり、機能4と機能5は使用不可のままとなる。
時間6に監視装置3の近傍に新たにEが来た場合、検知ユーザ記憶部32にはAとCとEが記憶され、ユーザID権限レベルテーブル38に基づき、最高権限レベルはEの5につき、機能権限レベルテーブル37に基づき、レベル5が使用権限を有する機能1〜機能5の全機能が使用可能となる。
時間7に監視装置3の近傍からAが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはCとEが記憶されるが、ユーザID権限レベルテーブル38に基づき、最高権限レベルはEの5につき、機能権限レベルテーブル37に基づき、レベル5が使用権限を有する機能1〜機能5の全機能は使用可能のままである。
時間8に監視装置3の近傍からEが去った場合、検知ユーザ記憶部32にはCが記憶されるが、ユーザID権限レベルテーブル38に基づき、最高権限レベルはCの3につき、機能権限レベルテーブル37に基づき、レベル3が使用権限を有する機能1、機能2及び機能3は使用可能となり、機能4と機能5が使用不可となる。
時間9に監視装置3の近傍からCが去り、無人になった場合、検知ユーザ記憶部32に記憶されるユーザIDは無しになるので、機能1〜機能5は全て使用不可となる。
上述したとおり、本実施の形態では、タグ1を所持した利用者がタグリーダ2の電波圏内に居る場合は、検知ユーザ記憶部32にタグ1のユーザIDが登録され、権限テーブル31を参照し、最も権限レベルの高いユーザIDが使用権限を有する機能をすべての利用者が使用可能とする。使用する権限を持つ利用者のログアウトし忘れによって、権限レベルのより低い利用者がより高い機能レベルのユーザが使用権限を有する機能を使用し続けることを防止できるという効果を奏する。また、ユーザID権限レベルテーブル38と機能権限レベルテーブル37の2つのテーブルに分割し、権限レベルに対する使用権限を有する機能と、各ユーザの権限レベルをそれぞれ別に一括管理することで、必要とするデータ領域の節約となり、また仕様もシンプルとなるため、機能の権限管理がより容易になるという効果も奏する。
なお、本実施の形態ではタグを用いているが、タグに限定するものではなく、例えば携帯電話やスマートフォン等、タグリーダが送信した質問信号を受信し、ユーザIDを含む応答信号をタグリーダに送信する機能を備えた装置及び機器であれば良い。また、本実施の形態ではタグリーダを用いているが、タグリーダに限定するものではなく、例えばアンテナ等、質問信号をタグに送信し、タグが送信したユーザIDを含む応答信号を受信する機能を備えた装置及び機器であればよい。
また、監視装置3は、電子錠41によって入退室管理された部屋内に設置され、監視装置3の機能使用の権限レベルが設定されているユーザIDのタグ1を所持する利用者がタグ1を近接タグリーダにかざして電子錠41を開錠するようにしても良い。監視装置3の何れかの機能使用の権限レベルが設定されていない利用者の入室並びに監視装置3に近づくことを禁ずることで、より安全な監視システムが得られるという効果をさらに奏する。
あと、ユーザID権限レベルテーブル38と機能権限レベルテーブル37をユーザIDサーバ等で一括管理し、複数台の監視装置3は、ユーザID権限レベルテーブル38と機能権限レベルテーブル37の情報をそれぞれの監視装置3内の記憶領域上にコピーし、各監視装置3に接続されるタグリーダ2は各監視装置3の近傍に設置するようにしても良い。また、電子鍵41、照明42、空調43及び監視カメラ44などの機器は、各監視装置3から共有して接続され、各機器の機能はそれぞれの監視装置3から使えるようにしても良い。各監視装置3が個別に利用者の所持するタグ1を検知することで、複数の監視装置3が個別に使用できる機能の権限の設定ができるようになり、より利便性の高い監視システムが得られるという効果をさらに奏する。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
実施の形態5
以下、本実施の形態の構成及び動作を図16〜図17を用いて説明する。なお、図16中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
図16は、本実施の形態における監視システムの構成図である。監視システムは、実施の形態1と同様、タグ1、タグリーダ2、監視装置3及び複数の機器から構成されている。
監視装置3は、入力部30、権限テーブル31、検知ユーザ記憶部32、機能選択部33、機能制御部34、端末操作部35、モード変更部36、操作履歴記憶部39からなる。操作履歴記憶部39は、利用者が監視装置3の操作履歴を記憶する。その他の構成については実施の形態1と同じである。
操作履歴記憶部39で記憶する操作履歴の項目は、例えば図17で示す通り、操作日時、ユーザID、使用端末、使用機能があるが、操作履歴の項目については、監視システムの管理者が適宜変更、追加、削除できるようにしても良い。
操作履歴記憶部39で記憶する操作履歴の項目は、例えば図17で示す通り、操作日時、ユーザID、及び使用機能である。操作履歴記憶部39で記憶する操作履歴の項目については、監視システムの管理者が適宜変更、追加、削除できるようにしても良い。また操作履歴記憶部39に記憶されている操作履歴は端末操作部35の画面上に表示することもできる。また、他の機器と同様に図示しないプリンタ等の印刷手段を機能制御部34と接続して、紙に印刷できるようにしても良い。
上述したとおり、本実施の形態も実施の形態1と同様、タグ1を所持した利用者がタグリーダ2の電波圏内に居る場合は、検知ユーザ記憶部32にタグ1のユーザIDが登録され、権限テーブル31にてユーザIDに対して使用権限を有する機能がすべての利用者が使用可能とする。使用する権限を持つ利用者のログアウトし忘れによって、その機能の使用権限を持たない利用者がその機能を使用し続けることを防止できるという効果を奏する。また、機能の使用権限を持つユーザIDのタグを所持する利用者を指導者とし、機能の使用権限を持たないユーザIDのタグを所持する利用者に対して該当する機能の使い方を教育するとき、複数人で監視システム3の操作ができ、より利便性の高い監視システムが得られる。
また、本実施の形態においては操作履歴を記憶することによって、監視システムにトラブルが発生した時に、監視システムの操作履歴を追跡することで、トラブルからの復旧に役立つという効果も奏する。
なお、本実施の形態において、操作履歴記憶部39で記憶するユーザIDは、検知ユーザ記憶部32に登録されているユーザID全てを記憶しても良い。この場合、本実施の形態の構成は、実施の形態1から4のいずれにも適用することが可能である。
また、操作履歴記憶部39で記憶するユーザIDは、タグリーダ2で受信した応答信号のうち、信号強度が最も強い応答信号に含まれるユーザIDを記憶しても良く、監視装置3の一番近くにいた利用者、つまり監視装置3を実際に操作していた可能性の高い利用者を特定することができる。この場合、本実施の形態の構成は実施の形態1から4のいずれにも適用することが可能である。
また、操作履歴記憶部39で記憶するユーザIDは、検知ユーザ記憶部32に登録されているユーザIDの中でもっとも権限レベルの高いユーザIDを記憶しても良く、監視装置3の近傍に居た利用者のうち、権限レベルの高い利用者、つまり責任者が誰であったかを特定することができる。この場合、本実施の形態の構成は実施の形態3と実施の形態4に適用することが可能である。
なお、本実施の形態ではタグを用いているが、タグに限定するものではなく、例えば携帯電話やスマートフォン等、タグリーダが送信した質問信号を受信し、ユーザIDを含む応答信号をタグリーダに送信する機能を備えた装置及び機器であれば良い。また、本実施の形態ではタグリーダを用いているが、タグリーダに限定するものではなく、例えばアンテナ等、質問信号をタグに送信し、タグが送信したユーザIDを含む応答信号を受信する機能を備えた装置及び機器であればよい。
その他、構成の一部を変形しても、また一部を省略してもよく、本実施の形態と同様の効果を奏するものと考えられる。
なお、実施の形態1〜5における監視装置3は一般的なPC端末で構成することが可能である。図18は、実施の形態1〜3、及び実施の形態5における監視システム3のハードウエア構成である。図18中の検知ユーザテーブル321は図2の検知ユーザ記憶部内に構成される、ユーザIDを記憶しておく記憶領域のことである。
コネクタ301は図2の入力部30に対応し、監視装置3とタグリーダ2は例えばUSBケーブル等でコネクタ301と接続される。CPU302はタグリーダが受信した応答信号11の中に含まれるユーザIDをメモリ310に設けられた検知ユーザテーブル321に記憶する。
モニタ303は図2の端末表示部35に対応し、監視システム全体の機能を使用するための表示を行う。ハードディスク304には監視プログラム311、及び権限テーブル31が記憶されている。メモリ310には検知ユーザテーブル321が記憶されている。
マウス305とキーボード306は図2の端末表示部35に対応し、端末表示部35に対応し、監視システム全体の機能を使用するための入力を行う。
光学式ドライブ307は光学メディア308に記憶されているデータやプログラムをリードする。監視プログラムは光学メディアからインストールすることができる。光学メディアというのは例えばCD−ROMやDVD−ROMのことである。監視プログラム311のインストール元は光学メディアに限らず、例えばネットワーク経由でハードディスク304にダウンロードしてからインストールしても構わない。
コネクタ309には電子錠41、照明42、空調43、監視カメラ44が接続される。CPU302はハードディスク304に記憶されているメインプログラムを動作させて、権限テーブル31と検知ユーザテーブル321から各機能に対する使用権限を選択し、電子錠41、照明42、空調43、監視カメラ44の機能を使用するため、これらの機器とコネクタ309を通じて通信して制御する。
図4の実施の形態1のフローチャートを図18のハードウエア処理として説明する。CPU302は検知ユーザテーブル321を検索し、タグリーダ2がタグ1から受信した応答信号11に含まれるユーザIDが、検知ユーザテーブル321に記憶されるユーザIDに含まれるか否かを比較し判定する(S101)。
タグリーダ2がタグ1から受信した応答信号11に含まれるユーザIDが、検知ユーザテーブル321に記憶されるユーザIDに含まれない場合(S102のY)、該当するユーザIDは新規のタグ1から受信したユーザIDなので、CPU302は検知ユーザテーブル321に、受信したユーザIDを追加して書き込む(S102)。
CPU302は、権限テーブル31を検索し、検知ユーザテーブル321に記憶されている全てのユーザIDに関連付けられた、使用権限を有する機能を、権限テーブル31より読み出す(S105)。その後、読み出した各機能に対し、使用の権限を持つユーザIDが少なくとも1つあれば、CPU302は監視装置3の近傍に居る利用者全員が該当する機能を使用することを可能と判定する(S106)。その後、前述のS101の処理に戻る。
一方、タグリーダ2がタグ1から受信した応答信号11に含まれるユーザIDが、検知ユーザテーブル321に記憶されるユーザIDに含まれる場合(S102のN)、該当するユーザIDは以前より既に検知していたタグ1のユーザIDである。次にCPU302は検知ユーザテーブル321に現状記憶されているユーザIDのうち、タグ1からの応答信号11が第1の時間以上受信されていないものがあるかどうかを判定する(S103)。判定方法としては例えば、CPU302は、検知ユーザテーブル321の各ユーザIDに対して、該当するタグ1からの応答信号11を受信したとき、受信時刻を関連付けて記憶しておく。CPU302は該当する応答信号11の次の受信があった場合、新たな受信時刻に更新する。受信が無い場合、CPU302は記憶した受信時刻と現在の時刻の差を計算し、第1の時間以上経過しているユーザIDがあるかどうかで判定する。
検知ユーザテーブル321に現状記憶されているユーザIDのうち、タグ1からの応答信号11が第1の時間以上受信されていないものがある場合(S103のY)、CPU302は検知ユーザテーブル321から該当するユーザIDを削除し(S104)、前述のS105の処理に進む。
検知ユーザテーブル321に現状記憶されているユーザIDのうち、タグ1からの応答信号11が第1の時間以上受信されていないものが無い場合(S103のN)、前述のS101の処理に戻る。
図19は、実施の形態4における監視システム3のハードウエア構成である。ハードディスク304に権限テーブル31の代わりに、機能権限レベルテーブル37とユーザ権限レベルテーブル38が記憶されていること以外は図18とハードウエア構成は同じである。
図14の実施の形態4のフローチャートを図18のハードウエア処理として説明する。S101〜S104については、実施の形態1と同様の処理につき、説明は省略する。
S102又はS104にてCPU302が検知ユーザテーブル321に新たなユーザIDを書き込むか又は既存のユーザIDを削除した後、CPU302は、ユーザID権限レベルテーブル38を検索し、検知ユーザテーブル321に記憶されている全てのユーザID関連付けられた権限レベルを、ユーザID権限レベルテーブル38より読み出す(S111)。
CPU302は、機能権限レベルテーブル37を検索し、S111で取得した権限レベルのうち、最も高い権限レベルの使用権限を有する機能を、機能権限レベルテーブル37より読み出す(S112)。
CPU302は、S112で読み出した、最も高い権限レベルの使用権限を有する機能に対して、監視装置3の近傍に居る利用者全員が、該当する機能を使用することを可能とし判定し(S113)、S101の処理に戻る。
本発明は、RFIDタグを用いて利用者の使用できる監視装置の機能を管理する監視システムに適用することができる。
1 タグ、 11 応答信号、 2 タグリーダ 、21 質問信号、
3 監視装置、 30 入力部、 31 権限テーブル、 32 検知ユーザ記憶部、
33 機能選択部、 34 機能制御部、 35 端末操作部、
36 モード変更部、 37 機能権限レベルテーブル、
38 ユーザID権限レベルテーブル、 39 操作履歴記憶部、
41 電子錠、 42 照明、 43 空調、 44 監視カメラ、
301 コネクタ、 302 CPU、 303 モニタ、
304 ハードディスク、 305 マウス、 306 キーボード、
307 光学式ドライブ、 308 光学メディア、 309 コネクタ、
310 メモリ、 311 監視プログラム、 321 検知ユーザテーブル。

Claims (16)

  1. 質問信号を送信したとき、利用者が携帯しているユーザIDが登録された情報機器から前記ユーザIDを含む応答信号を受信する受信装置と、
    各ユーザIDに対する各機能の使用権限の有無を登録している権限テーブル、
    前記受信装置が受信した前記応答信号に含まれるユーザIDを記憶するとともに、記憶されている前記ユーザIDを含む前記応答信号が前記受信装置によって受信されなくなると、前記記憶されているユーザIDを削除する検知ユーザ記憶部、及び
    前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDの少なくとも1つが前記権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とする機能選択部を有する監視装置と、を備えた監視システム。
  2. 前記監視装置は、第1のモードと第2のモードをさらに有し、
    前記機能選択部は、前記第1のモードのとき、前記検知ユーザ記憶部に記憶されている全てのユーザIDが前記権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とするとともに、前記第2のモードのとき、前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDの少なくとも1つが前記権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能であり、利用者は前記第1のモードと前記第2のモードの切り替えが可能であることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記権限テーブルは、各ユーザIDに対して権限レベルをさらに登録し、
    前記機能選択部は、前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDのうち、前記権限レベルテーブルに登録されている、前記権限レベルの最も高いユーザIDが使用権限を有する機能のみを、全ての利用者が使用可能とし、前記権限レベルの最も高いユーザID以外のユーザIDのみが使用権限を有する機能は使用不可とすることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  4. 質問信号を送信したとき、利用者が携帯しているユーザIDが登録された情報機器から前記ユーザIDを含む応答信号を受信する受信装置と、
    各権限レベルに対する各機能の使用権限の有無を登録している機能権限レベルテーブル、
    各ユーザIDに対する権限レベルを登録しているユーザID権限レベルテーブル、
    前記受信装置が受信した前記応答信号に含まれるユーザIDを記憶するとともに、記憶されている前記ユーザIDを含む前記応答信号が前記受信装置によって受信されなくなると、前記記憶されているユーザIDを削除する検知ユーザ記憶部、及び
    前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDのうち、前記ユーザID権限レベルテーブルに登録されている最も高い権限レベルに対し、前記機能権限レベルテーブルにて使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とする機能選択部を有する監視装置と、を備えた監視システム。
  5. 前記監視装置は少なくとも、使用された機能、前記機能が使用された日時、及び前記機能が使用された日時に前記検知ユーザ記憶部に記憶されていた全てのユーザIDを記憶する操作履歴記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の監視システム。
  6. 前記監視装置は少なくとも、使用された機能、前記機能が使用された日時、及び前記機能が使用された日時に前記検知ユーザ記憶部に記憶されていたユーザIDのうち、前記ユーザIDが予め登録されている情報機器の電波強度が最も強いユーザIDを記憶する操作履歴記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の監視システム。
  7. 前記監視装置は少なくとも、使用された機能、前記機能が使用された日時、及び前記機能が使用された日時に前記検知ユーザ記憶部に記憶されていたユーザIDのうち、権限レベルが最も高いユーザIDを記憶する操作履歴記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の監視システム。
  8. 各ユーザIDに対する各機能の使用権限の有無を登録している権限テーブルと、
    質問信号を送信したとき、利用者が携帯しているユーザIDが登録された情報機器から受信装置が受信した、応答信号に含まれるユーザIDを記憶するとともに、記憶されている前記ユーザIDを含む前記応答信号が前記受信装置によって受信されなくなると、前記記憶されているユーザIDを削除する検知ユーザ記憶部と、
    前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDの少なくとも1つが前記権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とする機能選択部と、を備えた監視装置。
  9. 第1のモードと第2のモードをさらに有し、
    前記機能選択部は、前記第1のモードのとき、前記検知ユーザ記憶部に記憶されている全てのユーザIDが前記権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とするとともに、前記第2のモードのとき、前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDの少なくとも1つが前記権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能であり、利用者は前記第1のモードと前記第2のモードの切り替えが可能であることを特徴とする請求項8に記載の監視装置。
  10. 前記権限テーブルは、各ユーザIDに対して権限レベルをさらに登録し、
    前記機能選択部は、前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDのうち、前記権限レベルテーブルに登録されている、前記権限レベルの最も高いユーザIDが使用権限を有する機能のみを、全ての利用者が使用可能とし、前記権限レベルの最も高いユーザID以外のユーザIDのみが使用権限を有する機能は使用不可とすることを特徴とする請求項8に記載の監視装置。
  11. 各権限レベルに対する各機能の使用権限の有無を登録している機能権限レベルテーブルと、
    各ユーザIDに対する権限レベルを登録しているユーザID権限レベルテーブルと、
    質問信号を送信したとき、利用者が携帯しているユーザIDが登録された情報機器から受信装置が受信した、応答信号に含まれるユーザIDを記憶するとともに、記憶されている前記ユーザIDを含む前記応答信号が前記受信装置によって受信されなくなると、前記記憶されているユーザIDを削除する検知ユーザ記憶部と、
    前記検知ユーザ記憶部に記憶されているユーザIDのうち、前記ユーザID権限レベルテーブルに登録されている最も高い権限レベルに対し、前記機能権限レベルテーブルにて使用権限を有すると登録されている機能を、全ての利用者が使用可能とする機能選択部と、を備えた監視装置。
  12. 少なくとも、使用された機能、前記機能が使用された日時、及び前記機能が使用された日時に前記検知ユーザ記憶部に記憶されていた全てのユーザIDを記憶する操作履歴記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項8から請求項11のいずれかに記載の監視装置。
  13. 少なくとも、使用された機能、前記機能が使用された日時、及び前記機能が使用された日時に前記検知ユーザ記憶部に記憶されていたユーザIDのうち、前記ユーザIDが予め登録されている情報機器の電波強度が最も強いユーザIDを記憶する操作履歴記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項8から請求項11のいずれかに記載の監視装置。
  14. 少なくとも、使用された機能、前記機能が使用された日時、及び前記機能が使用された日時に前記検知ユーザ記憶部に記憶されていたユーザIDのうち、権限レベルが最も高いユーザIDを記憶する操作履歴記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の監視装置。
  15. 外部から情報が入力される入力部を有するコンピュータに用いる監視プログラムであって、
    入力部に入力される情報に含まれるユーザIDをユーザIDテーブルとして記憶する処理と、
    前記入力部に入力される情報に含まれるユーザIDと一致するユーザIDが前記ユーザIDテーブルに無い場合、前記ユーザIDを前記ユーザIDテーブルに追加で記憶する処理と、
    定期的又は連続的に前記入力部に入力される情報に含まれるユーザIDと一致しないユーザIDが前記ユーザIDテーブルにある場合、前記ユーザIDを前記ユーザIDテーブルから削除する処理と、
    各ユーザIDに対する各機能の使用権限の有無が登録される権限テーブルを記憶する処理と、
    前記ユーザIDテーブルに記憶されているユーザIDの少なくとも1つに前記権限テーブルに使用権限を有すると登録されている機能がある場合、前記機能の使用権限を前記ユーザIDテーブルに記憶されている全てのユーザIDが有すると登録されているとみなす処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする監視プログラム。
  16. 外部から情報が入力される入力部を有するコンピュータに用いる監視プログラムであって、
    入力部に入力される情報に含まれるユーザIDをユーザIDテーブルとして記憶する処理と、
    前記入力部に入力される情報に含まれるユーザIDと一致するユーザIDが前記ユーザIDテーブルに無い場合、前記ユーザIDを前記ユーザIDテーブルに追加で記憶する処理と、
    定期的又は連続的に前記入力部に入力される情報に含まれるユーザIDと一致しないユーザIDが前記ユーザIDテーブルにある場合、前記ユーザIDを前記ユーザIDテーブルから削除する処理と、
    各権限レベルに対する各機能の使用権限の有無が登録される機能権限レベルテーブルを記憶する処理と、
    各ユーザIDに対する権限レベルが登録されるユーザID権限レベルテーブルを記憶する処理と、
    前記検知ユーザテーブルに記憶されているユーザIDのうち、前記ユーザID権限レベルテーブルに登録されている最も高い権限レベルに対して、前記機能権限レベルテーブルにて使用権限を有すると登録されている機能の使用権限を、前記ユーザIDテーブルに記憶されている全てのユーザIDが有すると登録されているとみなす処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする監視プログラム。
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