JP2016065721A - 障害物検知システム、判定装置、判定方法およびプログラム - Google Patents

障害物検知システム、判定装置、判定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】踏切に限らず監視領域をシステムで監視し、障害物を検知できるようにする。【解決手段】障害物検知システムが、走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置と、前記レーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定装置と、を備え、前記判定装置は、所定の走査間隔毎に得られた走査データの変化に基づいて障害物の有無を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、障害物検知システム、判定装置、判定方法およびプログラムに関する。
鉄道、空港、高速道路等の路面上の人や路面の損傷、陥没、ひび割れ、破片等の障害物(異物)において、移動体の走行経路における障害物の検知や、障害物が検知された際の対応策が重要であり、関連する幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、踏切の複数の異常を検出する異常検出装置が開示されている。この異常検出装置では、センサから異常検出の通知があった場合、例えば、踏切内に人や自動車などが取り残されたなどの、緊急停止が必要な異常が検出されたか否かが判断され、緊急停止が必要な異常であれば、緊急停止信号が点灯される。そして、例えば、踏切警報音の音量の低下、踏切警報音発生器の片系故障、電気踏切遮断機の軽度の故障、遮断稈の折損、踏切警報灯の光量の減少などの緊急停止が必要ではない異常が検出されたと判断された場合、異常検出通知用ライトが点灯される。
特開2008−221961号公報
特許文献1に記載の異常検出装置では、踏切の異常を検出した場合に、通常の緊急停止信号以外に、軽度の異常が検出されたことを通知することができる。
一方、障害物は、踏切だけでなく走行経路の他の部分でも発生し得る。例えば、空港においては、移動体である航空機の金属破片などが落ちて、走行経路である路面上に障害物として存在すると、危険な場合がある。使用中の滑走路に存在していた異物が原因で、墜落事故が発生したケースがある。このような事故が発生した場合、多大な影響を航空会社も背負ってしまう可能性があり、リスクを回避するため監視者に路面上の異物を通知・警報を行う必要性が挙げられる。また近年は、航空機の離発着の間隔が短くなっているため、早急に異物を検知することが求められている。
そこで、走行経路を監視し、障害物を検知することができれば、安全性を向上させることができる。その際、様々な種類の走行経路の様々な部分を同一のシステムで監視し、障害物を検知することができれば、システムの設計の負荷を低減させ得る。
本発明は、踏切に限らず、移動体の走行経路などの監視領域を監視し、障害物を検知することのできる障害物検知システム、判定装置、判定方法およびプログラムを提供する。
本発明の第1の態様によれば、障害物検知システムは、走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置と、前記レーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定装置と、を備え、前記判定装置は、所定の走査間隔毎に得られた走査データの変化に基づいて障害物の有無を判定する。
前記判定装置は、所定の検出領域内の所定数以上の部分領域で走査データの変化が検出された場合に、当該検出領域内に障害物が存在すると判定するようにしてもよい。
前記判定装置は、第1の検出領域で得られた走査データの変化、および、前記第1の検出領域に隣接する第2の検出領域で得られた走査データの変化に基づいて、移動体の進入の有無を判定するようにしてもよい。
前記複数のレーダー装置の1つである第1のレーダー装置が、前記走行経路の一方の側部に配置され、前記複数のレーダー装置のもう1つである第2のレーダー装置が、前記走行経路の他方の側部に配置され、前記第1のレーダー装置と前記第2のレーダー装置とが重複した走査範囲を有するようにしてもよい。
本発明の第2の態様によれば、判定装置は、走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置の走査データを取得する走査データ取得部と、前記複数のレーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定部とを備え、前記判定部は、所定の走査間隔毎に得られたデータの変化に基づいて障害物の有無を判定する。
本発明の第3の態様によれば、判定方法は、判定装置の判定方法であって、走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置の走査データを取得する走査データ取得ステップと、前記複数のレーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定ステップとを有し、前記判定ステップでは、所定の走査間隔毎に得られたデータの変化に基づいて障害物の有無を判定する。
本発明の第4の態様によれば、プログラムは、判定装置が有するコンピュータに、走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置の走査データを取得する走査データ取得ステップと、前記複数のレーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定ステップとを実行させ、前記判定ステップでは、所定の走査間隔毎に得られたデータの変化に基づいて障害物の有無を判定させるためのプログラムである。
本発明によれば、踏切に限らず、移動体の走行経路などの監視領域を監視し、障害物を検知することができる。
本発明の一実施形態における障害物検知システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるレーダー装置の設置場所の例を示す説明図である。 同実施形態における走査範囲の分割例を示す説明図である。 同実施形態における検出領域の分割例を示す説明図である。 同実施形態における障害物の有無の表示例を示す説明図である。 同実施形態において、走査データにて示されるレーダー反射強度の第1の例を示すグラフである。 同実施形態において、走査データにて示されるレーダー反射強度の第2の例を示すグラフである。 同実施形態において、走査データにて示されるレーダー反射強度の第3の例を示すグラフである。 同実施形態において、判定装置が部分領域について物の検出を行う処理手順の、第1の例を示すフローチャートである。 同実施形態において、判定装置が部分領域について物の検出を行う処理手順の、第2の例を示すフローチャートである。 同実施形態において、判定装置が、検出領域における障害物の有無を判定する処理手順の例を示すフローチャートである。 同実施形態において、判定装置が検出領域における障害物としての移動体の検出の可能性を判定する処理手順の例を示すフローチャートである。 同実施形態におけるレーダー装置の設置場所の、もう1つの例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態における障害物検知システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、障害物検知システム1は、レーダー装置110と、ケーブル120と、判定装置200とを備える。判定装置200は、操作入力部210と、表示部220と、走査データ取得部230と、記憶部280と、制御部290とを備える。制御部290は、判定部291を備える。
障害物検知システム1は、走行経路を含む領域における障害物を検知する。
レーダー装置110は、走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて複数設置され、走行経路を含む領域の所定区間をそれぞれ走査する。ここでいう走行経路とは、移動体が通過する可能性のある領域である。走行経路の例として、鉄道車両が走行する経路、すなわち線路を挙げることができる。また、空港であれば、空港管理者またはシステム管理者等が監視する領域を障害物検知システム1の監視領域とすることができる。この場合、航空機が走行する経路、すなわち滑走路などを走行経路の例として挙ることができる。また、自動車が走行する高速道路も走行経路の例として挙げることができる。なお、レーダー装置110の各々が走査を行う範囲を走査範囲と称する。
また、ここでいう移動体とは、移動する物体である。移動体の例として、自動車や鉄道車両などの車両、および、航空機を挙げることができる。
これら車両や航空機は、乗客輸送用、貨物輸送用、または作業用など、様々な用途のものであってもよい。例えば、障害物検知システム1が滑走路を監視する場合、移動体としての車両の例として、滑走路を点検する保守用車両を挙げることができる。また、障害物検知システム1が線路を監視する場合、移動体としての鉄道車両の例として、旅客用の鉄道車両、貨物用の鉄道車両、および、鉄道の保守用車両を挙げることができる。また、移動体の例として動物を挙げることができる。移動体の走行経路という場合の移動体としての動物の例として、乗用の馬や、荷台を引く馬など、乗用の動物や貨物輸送用の動物を挙げることができる。また、障害物としての移動体が動物であってもよい。
なお、障害物検知システム1の監視領域は、走行経路を含む領域であればよい。走行経路が障害物検知システム1の監視領域となっていてもよいし、走行経路と周辺の領域とを含む領域が障害物検知システム1の監視領域となっていてもよい。障害物検知システム1の監視領域に走行経路の周辺の領域が含まれる場合、障害物検知システム1によれば、例えば走行経路の周辺からの倒木または動物等の進入など、走行経路に障害物が発生する可能性を検知し得る。
ケーブル120は、レーダー装置110の各々と判定装置200とを接続し、レーダー装置110による走査の結果を示す走査データを判定装置200へ伝達する。
図2は、レーダー装置110の設置場所の例を示す説明図である。同図において、複数のレーダー装置110が、走行経路の位置を示す基準線である線L901の上方に設置されており、レーダー装置110の各々はケーブル120に接続されている。
レーダー装置110の各々は、図2において移動体の進行方向(例えば、線路の場合、長手方向)について示されている走査範囲A11について走査を行う。少なくとも1つのレーダー装置110の走査範囲A11に含まれる領域の全体が、障害物検知システム1の監視領域となる。
レーダー装置110は、走査の結果を示す走査データを、ケーブル120を介して判定装置200へ送信する。
なお、複数のレーダー装置110の走査範囲に重なりがあってもよい。例えば、隣り合うレーダー装置110の走査範囲の一部が重なり合っていてもよい。
なお、複数のレーダー装置の設置方法および数の少なくともいずれかを、走査範囲と性能とコストバランスとに基づいて管理会社が変更可能であってもよい。
レーダー装置110は、例えば、走査範囲全体を走査するのに要する時間間隔毎に走査データを送信する。なお、レーダー装置110が走査データを送信する時間間隔を走査間隔と称する。
ケーブル120は、例えば光ファイバーケーブルであり、レーダー装置110は、判定装置200へ走査データを光信号にて送信する。但し、レーダー装置110と判定装置200との通信方式は、光通信方式に限らない。例えば、ケーブル120が導電体のケーブルであり、レーダー装置110が、判定装置200へ走査データを電気信号にて送信するようにしてもよい。あるいは、レーダー装置110が、判定装置200へ走査データを無線送信するようにしてもよい。
図3は、走査範囲の分割例を示す説明図である。同図において、レーダー装置110の走査範囲A11が、複数の検出領域A12に分割されている。例えば、走査範囲A11が縦横共に4分割され、走査範囲A11に16個の検出領域A12が含まれる。
検出領域は、表示部220が障害物の有無を表示する単位となる。すなわち、表示部220は、検出領域毎に障害物の有無を表示する。
但し、走査範囲の大きさや形状は、任意の大きさや形状とすることができる。また、走査範囲の分割数は1以上であればよい。例えば、1つの検出領域が1つの走査範囲を構成していてもよい。
図4は、検出領域の分割例を示す説明図である。同図において、検出領域A12が、複数の部分領域A13に分割されている。例えば、検出領域A12が縦横共に12分割され、検出領域に144個の部分領域が含まれる。
部分領域は、レーダー装置110が走査を行う単位となる。すなわち、レーダー装置110は、部分領域毎に走査データを生成する。
但し、検出領域の大きさや形状は、任意の大きさや形状とすることができる。また、検出領域の分割数は1以上であればよい。例えば、1つの部分領域が1つの検出領域を構成していてもよい。
なお、障害物の危険性や優先度の高さに基づいて、部分領域の大きさおよび形状を決めることができる。例えば、障害物検知システム1が鉄道車両の走行経路における障害物を監視する場合、部分領域の大きさを、鉄道における障害物の危険性の目安となる、6センチメートル(cm)の大きさの障害物を検出可能な大きさに設定することができる。
判定装置200は、レーダー装置110の走査データに基づいて、走行経路における障害物の有無を判定する。判定装置200は、例えばコンピュータを含んで構成される。
操作入力部210は、例えばキーボードやマウスなどの入力デバイスを有し、ユーザ操作を受ける。
表示部220は、例えば液晶パネルなどの表示画面を有し、各種画像を表示する。特に、表示部220は、走行経路における障害物の有無を表示する。
図5は、障害物の有無の表示例を示す説明図である。同図において、表示部220は、走行経路に設定されている検出領域A12を表示している。具体的には、図5の表示例において、線L901に挟まれた領域が走行経路として構成されており、走行経路と走行経路の周辺とを含む領域とをカバーするように複数の検出領域A12が設定されている。また、表示部220は、検出領域A12のうち障害物が検出された領域を、検出領域A12−1のようにハッチングで表示している。
なお、線L901は、走行経路の位置を示す基準線であればよく、走行経路との関係において様々な線を用いることができる。例えば、障害物検知システム1が滑走路を監視する場合、滑走路の両端を線L901とすることができる。この場合、滑走路が航空機の走行経路であると考えることができ、線L901に挟まれた領域が走行経路となる。
一方、障害物検知システム1が線路を監視する場合、2本のレールの各々を線L901とすることができる。この場合、鉄道車両の車体が通過する領域が鉄道車両の走行経路であると考えることができる。一般に、鉄道車両の車体の幅はレールの幅より広く、従って、線L901に挟まれた領域とその周辺の領域とを含む領域が走行経路となる。
また、表示部220は、セルの部分領域A13のうち、物の存在が検出された領域を表示している。ここでいうセルは、監視領域全体を分割した、個別に障害物の有無を判定する領域である。セルの例として、検出領域A12を挙げることができる。
なお、走行経路にはいろいろな設備が設置されているため、検出された物は必ずしも障害物とは限らない。そこで、判定部291は、物の存在が検出された場合のうち、後述するように所定の条件を満たす場合に、障害物が検出されたものとして処理を行う。そして、表示部220は、判定部291の判定結果に基づいて、障害物が検出された領域を上記のようにハッチングで表示している。
なお、物の存在が検出されたことの表示を、物検出の表示と称する。また、障害物が検出されたことの表示を、障害物検出の表示と称する。
走査データ取得部230は、ケーブル120を介してレーダー装置110と通信を行う。特に、走査データ取得部230は、レーダー装置110が送信する走査データを受信する。
記憶部280は、各種データを記憶する。記憶部280は、判定装置200の有する記憶デバイスを含んで構成される。
制御部290は、判定装置200の各部を制御して各種機能を実行する。制御部290は、例えば、判定装置200の有するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、記憶部280からプログラムを読み出して実行することで実現される。
判定部291は、走査間隔毎に得られた走査データの変化に基づいて障害物の有無を判定する。特に、判定部291は、検出領域内の所定数以上の部分領域でデータの変化が検出された場合に、当該検出領域内に障害物が存在すると判定する。ここでの所定数は、1以上の任意の正整数であってよい。例えば、所定数を1とした場合、判定部291は、検出領域内のいずれかの部分領域でデータの変化が検出された場合に、当該検出領域内に障害物が存在すると判定する。
図6は、走査データにて示されるレーダー反射強度の第1の例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸は、レーダー反射強度を示す。図6は、所定の部分領域における走査間隔毎のレーダー反射強度を示している。
同図の例において、時刻T11までは、レーダー反射強度は閾値V1よりも小さい(弱い)。この場合、物の存在を検出していないと判定し得る。一方、時刻T12において、レーダー反射強度が閾値V1以上になっている。この場合、物の存在を検出したと判定し得る。
もっとも、走行経路では、障害物のみならず、通過列車、航空機または車両などの移動体が一時的に検出される場合もある。そこで、判定部291は、レーダー反射強度が所定時間以上連続して閾値V1以上となった場合に、障害物を検出したと判定する。例えば、判定部291は、レーダー反射強度が3回以上連続して閾値V1以上となった場合に、障害物を検出したと判定する。
図6の例では、レーダー反射強度が2回連続して閾値V1以上となっているが、3回目の時刻T13では閾値V1より小さくなっている。このため、判定部291は、障害物を検出していないと判定する。
図7は、走査データにて示されるレーダー反射強度の第2の例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸は、レーダー反射強度を示す。図7は、所定の部分領域における走査間隔毎のレーダー反射強度を示している。
同図の例において、時刻T21までは、レーダー反射強度は閾値V1よりも小さく、時刻T22において、閾値V1以上になっている。そして、図6の例と異なり図7では、3回目の時刻T23においても、レーダー反射強度が閾値V1以上になっている。そこで、判定部291は、障害物を検出したと判定する。
判定部291の判定結果に基づいて、表示部220は、図5の例のように、部分領域について物検出の表示を行い、検出領域について障害物検出の表示を行う。
その後、時刻T24において、レーダー反射強度が閾値V1よりも小さくなっている。このように、レーダー反射強度が閾値V1よりも小さくなった場合、表示部220が、部分領域における物検出の表示や、検出領域における障害物検出の表示を終了するようにしてもよい。
あるいは、表示部220が、部分領域における物検出の表示や、検出領域における障害物検出の表示の一方または両方を、所定のユーザ操作(確認済みを示すユーザ操作)が行われるまで継続するようにしてもよい。特に、表示部220が、障害物検出の表示を継続することで、例えばレーダー装置110に不具合が生じた場合のフェイルセーフ(Fail Safe)を得られる。
図8は、走査データにて示されるレーダー反射強度の第3の例を示すグラフである。同図の横軸は時刻を示し、縦軸は、レーダー反射強度を示す。図8は、所定の部分領域における走査間隔毎のレーダー反射強度を示している。
同図の例では、レーダー装置110による走査の開始時である時刻T30から継続して、レーダー反射強度が閾値V1以上となっている。このように最初からレーダー反射強度が閾値V1以上となっている場合、障害物とはならない設備や構造物が存在していることが考えられる。そこで、判定部291は、走査開始時からレーダー反射強度が閾値V1以上となっている部分領域の走査データを、障害物検出のための参照データから除外する。なお、図5の例のように、表示部220が、走査開始時からレーダー反射強度が閾値V1以上となっている部分領域について物検出の表示を行うようにしてもよい。
次に図9から図12を参照して判定装置200の動作について説明する。
図9は、判定装置200が部分領域について物の検出を行う処理手順の、第1の例を示すフローチャートである。判定装置200は、判定装置200自らの電源がONとなって起動すると、部分領域毎に同図の処理を行う。
図9の処理において、判定部291は、走査データにて示されるレーダー反射強度測定値の初期値を取得する(ステップS101)。
そして、判定部291は、レーダー反射強度測定値の初期値が閾値以上か否かを判定する(ステップS102)。例えば、判定部291は、判定部291自らが処理を開始してから所定時間内に得られたレーダー反射強度測定値を初期値として取得し、初期値における全てのレーダー反射強度測定値が閾値より大きいか否かを判定する。
レーダー反射強度測定値の初期値が閾値以上であると判定した場合(ステップS102:YES)、ステップS102へ戻る。これにより、判定部291は、レーダー反射強度測定値の初期値が閾値以上となっている部分領域の走査データを、障害物検出のための参照データから除外する。
但し、判定部291が、レーダー反射強度測定値の初期値が閾値以上となっている部分領域の走査データを障害物検出のための参照データから除外する方法はこれに限らない。例えば、判定部291は、レーダー反射強度測定値の初期値が閾値以上となっている部分領域について、図9の処理を終了するようにしてもよい。
一方、レーダー反射強度測定値の初期値が閾値以上ではないと判定した場合(ステップS102:NO)、判定部291は、部分領域における物の検出状況を示すフラグの値を、検出無しに設定する(ステップS111)。
また、判定部291は、回数カウント値を0に設定(ゼロリセット)する(ステップS112)。この回数カウント値は、レーダー反射強度測定値が閾値以上となった回数のカウントに用いられる。
次に、走査データ取得部230は、レーダー装置110から走査データにて走査間隔毎に送信される、判定対象の部分領域におけるレーダー反射強度測定値を取得する(ステップS113)。
そして、判定部291は、ステップS113で得られたレーダー反射強度測定値が閾値以上か否かを判定する(ステップS114)。
レーダー反射強度測定値が閾値より小さいと判定した場合(ステップS114:NO)、判定部291は、部分領域における物の検出状況を示すフラグの値を、検出無しに設定する(ステップS141)。その後、ステップS112へ戻る。
一方、レーダー反射強度測定値が閾値以上であると判定した場合(ステップS114:YES)、判定部291は、回数カウント値を1増加させる(ステップS121)。
そして、判定部291は、回数カウント値が所定の閾値以上か否かを判定する(ステップS122)。
回数カウント値が閾値より小さいと判定した場合(ステップS122:NO)、ステップS113へ戻る。
一方、回数カウント値が閾値以上であると判定した場合(ステップS122:YES)、判定部291は、部分領域における物の検出状況を示すフラグの値を、検出有りに設定する(ステップS131)。当該フラグの値に基づいて、表示部220は、当該部分領域について物の存在を示す表示を行う。
ステップS131の後、ステップS113へ戻る。
図10は、判定装置200が部分領域について物の検出を行う処理手順の、第2の例を示すフローチャートである。判定装置200は、判定装置200自らの電源がONとなって起動すると、部分領域毎に同図の処理を行う。
図10の処理において、ステップS201〜S214は、図9のステップS101〜S114と同様である。
ステップS214において、レーダー反射強度測定値が閾値より小さいと判定した場合(ステップS214:NO)、ステップS212へ戻る。
一方、ステップS214において、レーダー反射強度測定値が閾値以上であると判定した場合(ステップS214:YES)、ステップS221へ進む。ステップS221〜S22は、図9のステップS121〜S122と同様である。
ステップS222において、回数カウント値が閾値より小さいと判定した場合(ステップS222:NO)、ステップS213へ戻る。
一方、回数カウント値が閾値以上であると判定した場合(ステップS222:YES)、判定部291は、部分領域における物の検出状況を示すフラグの値を、検出有りに設定する(ステップS231)。当該フラグの値に基づいて、表示部220は、当該部分領域について物の存在を示す表示を行う。
次に判定部291は、物の検出について確認済みを示すユーザ操作が行われたか否かを判定する(ステップS232)。当該ユーザ操作が行われていないと判定した場合(ステップS232:NO)、ステップS232へ戻る。なお、物の検出について確認済みを示すユーザ操作は、図11で後述する障害物の検出について確認済みを示すユーザ操作と同一の操作であってもよい。
一方、物の検出について確認済みを示すユーザ操作が行われたと判定した場合(ステップS232:YES)、判定部291は、部分領域における物の検出状況を示すフラグの値を、検出無しに設定する(ステップS241)。その後、ステップS212へ戻る。
このように、図10の処理では、判定部291は、物の検出有りと判定した場合、レーダー反射強度測定値が閾値以下になっても、ユーザ操作が行われるまで、物の検出有りとの判定結果を保持する点で、図9の場合と異なる。
図11は、判定装置200が、検出領域における障害物の有無を判定する処理手順の例を示すフローチャートである。判定装置200は、判定装置200自らの電源がONとなって起動すると、検出領域毎に同図の処理を行う。
図11の処理において、判定部291は、検出領域における障害物の検出状況を示すフラグの値を、障害物無しに初期設定する(ステップS301)。
次に、判定部291は、検出領域に含まれる部分領域の各々における物の検出状況の情報を取得する(ステップS302)。例えば、判定部291は、図9または図10の処理で設定した、部分領域における物の検出状況を示すフラグの値を読み出す。
次に、判定部291は、ステップS301で得られた物の検出状況が、所定の条件を満たしているか否かを判定する(ステップS303)。ここでの条件として様々なものを用いることができる。例えば、判定部291が、検出領域に含まれる部分領域のうち所定数以上の部分領域で物が検出されているか否かを判定するようにしてもよい。さらに例えば、判定部291が、検出領域に含まれる部分領域のいずれか1つ以上で物が検出されているか否かを判定するようにしてもよい。
ステップS303において、所定の条件を満たしていないと判定した場合(ステップS303:NO)、ステップS302へ戻る。
一方、ステップS303において、所定の条件を満たしていると判定した場合(ステップS303:YES)、判定部291は、検出領域における障害物の検出状況を示すフラグの値を、障害物有りに設定する(ステップS311)。当該フラグの値に基づいて、表示部220は、当該検出領域について障害物を検出したことを示す表示を行う。
次に、判定部291は、障害物の検出について確認済みを示すユーザ操作が行われたか否かを判定する(ステップS312)。当該ユーザ操作が行われていないと判定した場合(ステップS312:NO)、ステップS312へ戻る。
一方、障害物について確認済みを示すユーザ操作が行われたと判定した場合(ステップS312:YES)、判定部291は、検出領域における障害物の検出状況を示すフラグの値を、障害物無しに設定する(ステップS321)。その後、ステップS302へ戻る。
図12は、判定装置200が検出領域における障害物としての移動体の検出の可能性を判定する処理手順の例を示すフローチャートである。判定装置200は、いずれかの検出領域において障害物を検出すると(例えば、図11のステップS311でフラグの値を障害物有りに設定すると)、図12の処理を行う。
図12の処理において、判定部291は、障害物を検出した検出領域を特定する(ステップS401)。以下では、ステップS401で特定した検出領域を「処理対象の検出領域」と称する。
次に、判定部291は、処理対象の検出領域に隣接する検出領域の各々について、障害物検出の履歴を取得する(ステップS402)。例えば、図11の処理において、判定部291は、検出領域における障害物の検出状況を示すフラグの値を設定するたびに、設定時刻と設定内容とを組み合わせた履歴情報を記憶部280に記憶させておく。そして、判定部291は、ステップS402において、当該履歴情報を読み出す。
次に、判定部291は、処理対象の検出領域に隣接する検出領域のいずれかにおいて、処理対象の検出領域と時間差で障害物を検出しているか否かを判定する(ステップS403)。具体的には、判定部291は、隣接する検出領域のいずれかにおいて、処理対象の検出領域に先行して障害物を検出しているか否かを判定する。
時間差で障害物を検出していないと判定した場合(ステップS403:NO)、図12の処理を終了する。
一方、時間差で障害物を検出していると判定した場合(ステップS403:YES)、判定部291は、動物、走行する列車などの車両または航空機といった移動体の少なくともいずれかの可能性有りと判定する(ステップS411)。当該判定結果は、処理対象に隣接する検出領域から処理対象の検出領域へと、動物、走行する列車などの車両または航空機といった移動体の少なくともいずれかが移動している可能性があることを示している。
その後、図12の処理を終了する。
なお、処理対象の検出領域は、第1の検出領域の例に該当する。また、処理対象に隣接する検出領域は、第2の検出領域の例に該当する。このように、判定部291は、第1の検出領域で得られた走査データの変化、および、前記第1の検出領域に隣接する第2の検出領域で得られた走査データの変化に基づいて、動物、走行する列車などの車両または航空機といった移動体の少なくともいずれかの進入の有無を判定している。
なお、判定部291が、障害物としての移動体の進入の有無を判定する際に、検出した物の移動方向が、所定の進行方向に移動するか否かを判定するようにしてもよい。
例えば、図9のステップS122における回数カウント値の閾値を1など比較的小さい正整数としておくことで、判定部291が、高速で移動する物も検出するようにできる。そして、例えば走行経路が鉄道の場合、線路の長手方向に移動する物については、判定部291による、障害物か否かの判定対象から除外することで、正常に走行する鉄道車両を障害物と誤検出することを防止し得る。例えば、図12のステップS403において、線路の長手方向に隣接する区間を対象から除外することで、線路の長手方向に移動する物について、判定部291による、障害物か否かの判定対象から除外する。
このように、判定部291が、移動体の進行方向に応じた判定を行うことで、正常に移動する移動体を障害物と判定する誤判定を低減させることができる。
以上のように、複数のレーダー装置110が、走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、走行経路の所定区間(走査範囲)をそれぞれ走査する。そして、判定部291は、レーダー装置110から所定の走査間隔毎に得られた走査データの変化に基づいて、走行経路における障害物の有無を判定する。
これにより、判定装置200は、走行経路に設置されている設備と区別して障害物を検知することができる。このように、判定装置200は、設備が存在していても高精度に障害物を検知し得るので、様々な種類の走行経路の様々な部分において障害物を検知することができる。従って、障害物検知システム1によれば、踏切に限らず移動体の走行経路などの監視領域を監視し、障害物を検知することができる。
特に、障害物検知システム1によれば、危険を伴う異物である落石、土砂や金属など様々な障害物を検知することができる。
また、障害物検知システム1によれば、走行経路の様々な部分において障害物を検知することができる。例えば、障害物検知システム1は、鉄道であれば踏切に限らず、駅構内や、周囲に建築物のない線路区間など様々な区間において障害物を検知することができる。
また、障害物検知システム1は、空港であれば滑走路といった路面などにおいて障害物を検知することができ、高速道路の路面などにおいても障害物を検知することができる。このように、障害物検知システム1によれば、鉄道車両の走行経路、航空機の走行経路および自動車の走行経路など、様々な種類の走行経路において障害物を検知することができる。
また、判定部291は、検出領域に含まれる所定数以上の部分領域で走査データの変化が検出された場合に、当該検出領域に障害物が存在すると判定する。
これにより、判定部291は、検出領域の状況やレーダー装置110の精度に応じて障害物の検出を行うことができる。具体的には、所定数が少なく設定されているほど、判定部291は、高感度に障害物を検出できる。また、所定数が多く設定されているほど、障害物が無いにもかかわらず判定部291が障害物有りと判定する誤検出を低減させることができる。
また、判定部291は、第1の検出領域で得られた走査データの変化、および、第1の検出領域に隣接する第2の検出領域で得られた走査データの変化に基づいて、移動体の少なくともいずれかの進入の有無を判定する。
ここで、移動しない障害物の発生と、移動する移動体の進入とでは、対応策が異なることが考えられる。具体的には、移動しない障害物に対しては、対応策として撤去または除去を行うことが考えられる。一方、移動する動物に対しては、走行経路から自発的に退出させることや、動物を一旦捕獲して走行経路外へ移動させることが考えられる。また、例えば障害物が車両である場合、走行経路から自発的に退出させることが考えられる。あるいは、車両が故障等で動けなくなった場合は、重機等を用いて車両を走行経路外へ移動させることが考えられる。移動体の中でも、風などによって時間経過とともに危険でない場所へ移動していくものであってもよい。この場合の対応策として、例えば、移動体を監視し、危険でない場所へ移動したことを確認することが考えられる。
判定部291が移動体の少なくともいずれかの進入の有無を判定することで、障害物に対応する作業者は、予め適切な準備をして障害物に対する作業を行うことができる。適切な準備か可能な点で、作業者の負荷を軽減させることができ、また、障害物に対する対応作業に要する時間を低減させることができる。
なお、レーダー装置110の配置は、図2を参照して説明した配置に限らず、走行経路に沿った様々な配置とすることができる。
図13は、レーダー装置110の設置場所の、もう1つの例を示す説明図である。図2の場合と異なり、図13の例では、複数のレーダー装置110が、走行経路の位置を示す基準線L901の間の領域および周囲の領域に構成されている監視領域の、一方の側部に第1のレーダー装置110が配置されており、他方の側部に第2のレーダー装置110が配置されている。そして、走行経路を挟んで向かい合うレーダー装置110の間では、走査範囲が重複している。
このように、複数のレーダー装置110の1つである第1のレーダー装置110が、走行経路の一方の側部に配置され、複数のレーダー装置110のもう1つである第2のレーダー装置110が、走行経路の他方の側部に配置されている。そして、第1のレーダー装置110と第2のレーダー装置110とが重複した走査範囲を有している。
この配置では、走行経路の側部にレーダー装置110を配置すればよい点で、走行経路の上方にレーダー装置110を配置する場合よりも容易にレーダー装置110を配置することができ、また、比較的容易にレーダー装置110の保守を行うことができる。
また、走行経路の両方の側部に各々レーダー装置110が配置され、これらのレーダー装置110が重複した走査範囲を有していることで、障害物の形状等により一方のレーダー装置110が障害物を検知できない場合でも、他方のレーダー装置110が当該障害物を検知し得る。この点において、障害物を高精度に検出し得る。
なお、制御部290の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 障害物検知システム
110 レーダー装置
120 ケーブル
200 判定装置
210 操作入力部
220 表示部
230 走査データ取得部
280 記憶部
290 制御部
291 判定部

Claims (7)

  1. 走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置と、
    前記レーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定装置と、
    を備え、
    前記判定装置は、所定の走査間隔毎に得られた走査データの変化に基づいて障害物の有無を判定する
    障害物検知システム。
  2. 前記判定装置は、所定の検出領域内の所定数以上の部分領域で走査データの変化が検出された場合に、当該検出領域内に障害物が存在すると判定する、請求項1に記載の障害物検知システム。
  3. 前記判定装置は、第1の検出領域で得られた走査データの変化、および、前記第1の検出領域に隣接する第2の検出領域で得られた走査データの変化に基づいて、移動体の進入の有無を判定する、請求項1または2に記載の障害物検知システム。
  4. 前記複数のレーダー装置の1つである第1のレーダー装置が、前記走行経路の一方の側部に配置され、前記複数のレーダー装置のもう1つである第2のレーダー装置が、前記走行経路の他方の側部に配置され、前記第1のレーダー装置と前記第2のレーダー装置とが重複した走査範囲を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の障害物検知システム。
  5. 走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置の走査データを取得する走査データ取得部と、
    前記複数のレーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定部とを備え、
    前記判定部は、所定の走査間隔毎に得られたデータの変化に基づいて障害物の有無を判定する、判定装置。
  6. 判定装置の判定方法であって、
    走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置の走査データを取得する走査データ取得ステップと、
    前記複数のレーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定ステップとを有し、
    前記判定ステップでは、所定の走査間隔毎に得られたデータの変化に基づいて障害物の有無を判定する、判定方法。
  7. 判定装置が有するコンピュータに、
    走行経路に沿って、所定の相互間隔をおいて設置され、前記走行経路の所定区間をそれぞれ走査する複数のレーダー装置の走査データを取得する走査データ取得ステップと、
    前記複数のレーダー装置の走査データに基づいて、前記走行経路における障害物の有無を判定する判定ステップとを実行させ、
    前記判定ステップでは、所定の走査間隔毎に得られたデータの変化に基づいて障害物の有無を判定させるためのプログラム。
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