JP2016061660A - 電子キー装置 - Google Patents

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【課題】電力消費を抑えつつ、車両周辺での携帯機の位置精度を上げることができ、これにより、ドアの施錠・解錠その他の制御を正確かつ確実に行うことのできる電子キー装置を提供する。【解決手段】使用者が携帯可能な携帯機と、車両の異なる位置に配設された複数のアンテナによって携帯機と相互通信を行う車両側装置とを備え、車両側装置は、携帯機から送信された信号に基づいて、携帯機が所定の接近条件を満たしたか否かを判別し、接近条件を満たしたときは、携帯機に対して信号を送信するアンテナの数を増やすように切り替え、切り替え後の複数のアンテナから測定用電波を送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯機と車両側装置との間で相互通信を行うことにより、車両のドアの施錠・解錠その他の所定の制御を行う電子キー装置に関する。
特許文献1に記載の無線装置においては、車両に設けた複数のLF送信アンテナの各アンテナからの送信信号を携帯機が受信し、各々の受信強度を車両側の本体機へ送信する。本体機は、その各々の受信強度情報より、車両に対する携帯機の相対位置情報を算出し、それに基づいて車両のドアの施錠または解錠を制御している。
特開2007−132139号公報
しかしながら、特許文献1に記載の無線装置で測定する相対位置情報では位置精度が十分でない場合があり、例えば、携帯機を持った使用者が車両から所定範囲内に入っていないのに拘わらず、携帯機が前記所定範囲内に入ったものと判断してドアが解錠されてしまうおそれがある。
これに対して、位置精度を高めるためには、車両に設ける送信アンテナの数を増やすことが考えられる。しかし、各アンテナからは、定期的に受信強度測定用信号と起動信号を送信するため、アンテナの数を増やすと、送信に要する電流や、携帯機からの送信を待機する間に要する電流が増えてしまうために、電力消費が大きくなるという問題がある。
そこで本発明は、電力消費を抑えつつ、車両周辺での携帯機の位置精度を上げることができ、これにより、ドアの施錠・解錠その他の制御を正確かつ確実に行うことのできる電子キー装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電子キー装置は、使用者が携帯可能な携帯機と、車両の異なる位置に配設された複数のアンテナによって携帯機と相互通信を行う車両側装置とを備え、車両側装置は、携帯機から送信された信号に基づいて、携帯機が所定の接近条件を満たしたか否かを判別し、接近条件を満たしたときは、携帯機に対して信号を送信するアンテナの数を増やすように切り替え、切り替え後の複数のアンテナから測定用電波を送信することを特徴としている。
接近条件を満たしたときとは、携帯機が予め定めた範囲内に車両側装置に近づいたときである。したがって、上記構成によれば、携帯機が近づいていないときは、送信アンテナの数が少ないため無駄な電力消費を抑えることができる。一方、接近条件を満たして携帯機が近づいたときは送信アンテナの数を増やすように切り替えるため、携帯機と車両側装置との距離や車両周辺での携帯機の位置の検出精度を高めることができることから、ドアの解錠その他の制御を正確かつ確実に行うことができる。
本発明の電子キー装置において、接近条件を満たしたか否かの判別は、複数のアンテナの少なくとも1つから送信された測定用電波の、携帯機における受信強度に基づいた情報を用いて行う、携帯機が車両周辺の所定の接近判別領域内に入ったか否かの判別であることが好ましい。この場合、受信強度に基づいた情報は、複数のアンテナのそれぞれからの測定用電波についての受信強度情報、受信強度情報から算出される複数のアンテナのそれぞれから携帯機までの距離情報、又は、距離情報から算出される携帯機の位置情報であることが好ましい。
測定用電波の、携帯機における受信強度に基づいて接近条件を満たすか否かの判別を行うことにより、携帯機の接近状態を正確に判別することができる。
本発明の電子キー装置において、接近条件を満たしたか否かの判別は、複数のアンテナの少なくとも1つから送信した携帯機起動信号を受信して起動した携帯機から送信された応答信号を車両側装置が受信したか否かの判別であることが好ましい。
応答信号の受信の可否に基づいて接近条件を満たすか否かの判別を行うことにより、携帯機の接近状態を正確に判別することができる。
本発明の電子キー装置において、複数のアンテナは、少なくとも1つの第1送信アンテナからなる第1アンテナ群と、少なくとも1つの第2送信アンテナからなる第2アンテナ群とからなり、携帯機が接近条件を満たしたとき、携帯機に対して信号を送信するアンテナは、第1送信アンテナから、第1アンテナ群と第2アンテナ群を構成するすべての送信アンテナに増えるように切り替えられることが好ましい。
送信アンテナを2つのアンテナ群に分け、接近条件を満たしたときに両方のアンテナ群から信号を送信することにより、携帯機が近づいていないときの電力消費を抑えることができ、さらに、携帯機が近づいたときの、携帯機と車両側装置との距離や車両周辺での携帯機の位置の検出精度を高めることができる。
本発明の電子キー装置において、第1アンテナ群の第1送信アンテナは室外アンテナであり、第2アンテナ群の第2送信アンテナは室内アンテナであることが好ましい。
携帯機が近づいていないときには、送信範囲の制約が少ない室外アンテナから電波を送信することにより、携帯機との距離が検出しやすくなり、携帯機が接近条件を満たして近づいたときには、室内アンテナを含めた送信アンテナを用いることにより、さらに多くの方向から電波を送信することにより携帯機との距離などを精度よく検出することができる。また、既存の室内アンテナを用いることができるため、アンテナ数を増やすことなく精度の高い検出を実現することができる。
本発明によると、電力消費を抑えつつ、車両周辺での携帯機の位置精度を上げることができ、これにより、ドアの施錠・解錠その他の制御を正確かつ確実に行うことができる。
本発明の実施形態に係る電子キー装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る車両側装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る、車両側装置及び携帯機における信号の送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る電子キー装置について図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は本発明の実施形態に係る電子キー装置の構成を示すブロック図であり、図2は本実施形態に係る車両側装置の構成を示す平面図である。本実施形態に係る電子キー装置は、車両1側に車両側装置101が設けられ、使用者が携帯可能な携帯機102との間で相互に無線通信を行って、ドア1aの施錠・解錠その他の車両1の所定の制御を行う。
車両側装置101は、車両1内に配置された電子制御ユニット101aと、室外アンテナである、複数の第1送信アンテナA11、A12、A13と、室内アンテナである、第2送信アンテナA21、A22と、受信アンテナ14とを備える。電子制御ユニット101aは、車両側受信部10(受信部)と、車両側送信部11(送信部)と、車両側制御部12(制御部)と、メモリ13とを備える。
車両側受信部10は、携帯機102から送信された信号、例えば、応答信号や、車両側装置101から送信された測定用信号(測定用電波)の、携帯機102での受信強度に基づいたデータ、例えば受信強度より算出された距離データを携帯機102より受信する。車両側送信部11は、携帯機102に対して、信号(例えば、起動信号、測定用信号)を送信する。車両側制御部12は、信号を送信するアンテナの切り替え、車両側受信部10と車両側送信部11の動作の制御、携帯機102から送信された、測定用信号の、携帯機102における受信強度に基づいた距離データに基づいて、ドア1aの施錠・解錠その他の車両1の所定の制御などを行う。
メモリ13は、車固有のID、1台の車両を操作可能な複数の携帯機のID、測定用信号の、携帯機102における受信強度に基づいたデータに基づいて車両1の所定の制御を行うために必要な情報、車両側装置101から送信する信号の間隔に関する情報などを記憶する。
車両側送信部11には、複数の第1送信アンテナA11〜A13、及び、第2送信アンテナA21〜A22が接続されている。これらのアンテナは、第1の周波数で信号を送信する。ここで、第1の周波数は、長波領域の低周波数(LF)、例えば30〜300kHzが好ましく、超長波領域(VLF)を用いることもできる。
第1送信アンテナA11、A12、A13は、車両1の外囲の各所、例えば複数のドアの外面、ウインドウの外面、又は、ボディの外面にそれぞれ設けられている。ここで、外面は、ドア、ウインドウ、及びボディ自体の外側の面、並びに、この面上に形成された外装の内外の近傍を含む。
第2送信アンテナA21、A22は、車両1の車室内の各所、例えば、座席内部、フロントパネルの内部又は周辺にそれぞれ設けられている。第2送信アンテナA21、A22は、相互通信によって車内に携帯機102があるか否かの確認ができるだけでなく、少なくとも、後述の所定の接近判別領域の境界上まで届く程度の強度の電波を送信している。
車両側送信部11は、車両側制御部12からの指示信号で指定された信号を生成し、第1送信アンテナA11〜A13、及び、第2送信アンテナA21〜A22のうち、車両側制御部12からの指示信号で指定されたアンテナからこの信号を送信させる。
また、車両側受信部10には、携帯機102から送信された信号を受信するための受信アンテナ14が接続されている。
図1に示すように、携帯機102は、携帯機受信部20(受信部)と、携帯機送信部21(送信部)と、携帯機制御部22(制御部)と、携帯機受信アンテナ(三軸アンテナ、受信アンテナ)23と、メモリ24と、携帯機送信アンテナ(送信アンテナ)25とを備える。
携帯機受信部20は、車両側装置101から送信された信号、例えば起動信号、測定用信号を受信する。携帯機送信部21は、車両側装置101に対して、信号(例えば、車両側装置101から送信された起動信号に対して存在の確認のため送信される応答信号、車両側装置101から送信された測定用信号の、携帯機102における受信強度に基づいた距離データ)を送信する。携帯機制御部22は、携帯機受信部20と携帯機送信部21の動作を制御するほか、車両側装置101から送信された測定用信号の受信強度に基づいて距離データを算出する。メモリ24は、携帯機102に設定されているID、車両側のID、測定用信号の受信強度に基づいて距離データを算出するのに必要な情報などを記憶している。
また、携帯機受信部20には受信アンテナ23が接続されている。受信アンテナ23は、例えば、互いに直交する3方向の指向特性を有する三軸アンテナであって、車両側送信部11から送信された第1の周波数の信号を受信する。携帯機送信部21には、送信アンテナ25が接続されている。送信アンテナ25は、第2の周波数で車両側装置101に対して信号を送信する。ここで、第2の周波数は、上記第1の周波数よりも高い周波数(RF)である。
本実施形態に係る電子キー装置においては、以下に述べるように、車両側装置101と携帯機102の間で相互に通信を行い、車両1の所定の制御を行う。図3は、本発明の実施形態に係る、車両側装置101及び携帯機102における信号の送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。
図3に示すように、車両側装置101は、内蔵するタイマー(不図示)にしたがって、携帯機102に対して、所定時間周期(図3の時間Tw1)で起動信号Sw11、Sw12、Sw13、...を送信する。この起動信号は、第1送信アンテナA11、A12、A13から送信する。ここで、起動信号は、起動部、コマンド部、及びID部が合わさった構成となっている。
起動信号Sw11、Sw12、Sw13、...を受信した携帯機102は、受信のたびに、スタンバイ状態からアクティブ状態となり、受信したことを示す応答信号Sa11、Sa12、Sa13、...を車両側装置101に対して送信する。
携帯機102から送信された応答信号を受信した車両側装置101は、受信によって携帯機102の起動を確認する。車両側装置101は、携帯機102へ起動信号を送信してから所定時間後に携帯機102に対して測定用信号Sm11、Sm12、Sm13、...を送信する。の測定用信号の送信は、上記タイマーに従って行う。
ここで、図3は、車両側装置101と携帯機102の間の通信において、代表的なアンテナの間のやりとりのタイミングを示しているが、複数のアンテナで送信を行う場合は、所定のタイミングで各アンテナから信号を順次送信する。より具体的には、車両側装置101は、起動信号及び測定用信号の組を、上記所定のタイミングごとに各アンテナから順に送信する。なお、後述のように、携帯機102が所定の接近判別領域内に入ってアンテナの数を切り替えた状態において、第2送信アンテナA21、A22からも測定用信号を送信する場合、第2送信アンテナA21、A22から携帯機102へ送信する信号には、起動信号を含まなくてもよい。また、各送信アンテナの区別は、受信時の順序、又は、起動信号に含まれるID情報によって行うことが好ましい。
ここで、測定用信号の送信においては、後述の接近条件を満たすか否かの判別にしたがって、送信に用いるアンテナの数を切り替える。
車両側装置101から測定用信号を受信した携帯機102は、受信のたびに、測定用信号の、携帯機102における受信強度に基づいた信号Sd11、Sd12、Sd13、...を送信する。この信号は、測定用信号の受信強度に基づいて携帯機制御部22が算出した、車両側装置101と携帯機102の距離データを含む信号である。ここで距離データは、車両側装置101から送信された測定用信号は携帯機102までの距離が遠いほど減衰することを利用して、携帯機102での受信強度に基づいて車両側装置101と携帯機102の距離データあるいはそれに相関のあるデータを算出したものである。また、携帯機102は、測定用信号の受信強度に基づいた信号の送信終了後、スタンバイ状態となり、車両側装置101から次の起動信号を受信するとアクティブ状態となる。
なお、携帯機102が送信する測定用信号の受信強度に基づいた信号は、車両側装置101と携帯機102の距離データを含まなくても良い。この場合は、測定用信号の受信強度に基づいた信号を受信した車両側装置101側の車両側制御部12において、車両側装置101と携帯機102の距離を算出する。
車両側装置101においては、車両側装置101と携帯機102との距離に応じて、車両側制御部12がドア1aの解錠の判断を行い、距離データが所定の閾値よりも小さい場合、すなわち携帯機102を持った使用者が車両1に所定の距離まで近づき、解錠領域に入った場合にドア1aを自動的に解錠する。
ここで、測定用信号の送信に用いるアンテナの数の切り替えに関する、接近条件を満たすか否かの判別について説明する。
接近条件の判別は、車両側装置101の車両側制御部12が行うものであり、次の(A)、(B)のいずれかである。
(A)第1送信アンテナA11、A12、A13の少なくとも1つから携帯機102へ送信された測定用信号Sm11、Sm12、Sm13、...の携帯機102における受信強度に基づいた情報を用いて、携帯機102が車両1の周辺の所定の接近判別領域R1(図2)内に入ったか否かの判別である。この場合は、車両側装置101と携帯機102の各アンテナ間の距離データから、閾値等により、携帯機102が、前記接近判別領域R1の境界上にあるか、接近判別領域R1内に入ったときに接近条件を満たしたものと判別する。ここで、接近判別領域R1は、車両1の各ドア1aからの距離、第1送信アンテナA11、A12、A13からの距離などに基づいて定めた領域である。
(B)第1送信アンテナA11、A12、A13の少なくとも1つから送信した起動信号(携帯機起動信号)Sw11、Sw12、Sw13、...を受信して起動した携帯機102から送信された応答信号Sa11、Sa12、Sa13、...を、車両側装置101が受信したか否かの判別である。この場合は、応答信号を受信した場合に接近条件を満たしたものと判別する。
上記(A)において、測定用信号の、携帯機102における受信強度に基づいた情報は、(1)第1送信アンテナA11、A12、A13のそれぞれについての受信強度情報、(2)(1)の受信強度情報から算出される、第1送信アンテナA11、A12、A13のそれぞれから携帯機102までの距離情報、又は、(3)(2)の距離情報から算出される携帯機102の位置情報である。
上記接近条件を満たしたと判別した場合、車両側制御部12は、次に測定用信号を送信する送信アンテナを、第1送信アンテナA11、A12、A13(第1アンテナ群)と、第2送信アンテナA21、A22(第2アンテナ群)と、の両方に増やすように切り替える。また、接近条件を満たしていないと判別した場合は、第1送信アンテナA11、A12、A13(第1アンテナ群)のみから測定用信号を送信する。。なお、接近条件を満たしたと判別した後の第2送信アンテナA21、A22から送信する信号は起動信号を省略し、第1送信アンテナA11、A12、A13から送信される起動信号を基準にして予め定めたタイミングで、第2送信アンテナA21、A22から測定用信号のみを送信し、携帯機102で待ち受けるように構成してもよい。
以上のように構成されたことから、上記実施形態によれば、次の効果を奏する。
(1)携帯機102が近づいていないときは、第1送信アンテナA11〜A13のみから電波を送信するため無駄な電力消費を抑えることができる。一方、接近条件を満たして携帯機102が車両1に近づいたときは、送信アンテナを第1送信アンテナA11〜A13と第2送信アンテナA21〜A22の両方に増やすように切り替えるため、携帯機102と車両側装置101との距離や車両1の周辺での携帯機102の位置の検出精度を高めることができる。したがって、ドア1aの解錠を正確かつ確実に行うことができる。
(2)測定用信号の、携帯機102における受信強度に基づいて、又は、応答信号の受信の可否に基づいて接近条件を満たすか否かの判別を行うことにより、携帯機の接近状態を正確に判別することができる。
(3)車両側装置101の送信アンテナを2つのアンテナ群に分け、接近条件を満たしたときに両方のアンテナ群から信号を送信することにより、携帯機102が近づいていないときの電力消費を抑えることができるとともに、携帯機102が近づいたときの、携帯機102と車両側装置101との距離や車両1の周辺での携帯機102の位置の検出精度を高めることができる。
(4)携帯機102が近づいていないときには、送信範囲の制約が少ない室外アンテナA11〜A13から電波を送信することにより、携帯機102との距離が検出しやすくなる。また、携帯機102が接近条件を満たして近づいたときには、室内アンテナA21、A22を含めた送信アンテナを用いることにより、さらに多くの方向から電波を送信することとし、これによって携帯機102との距離などを精度よく検出することができる。また、既存の室内アンテナを用いることができるため、アンテナ数を増やすことなく精度の高い検出を実現することができる。
以下に変形例について説明する。
上述の実施形態では、測定用信号を送信する送信アンテナを、接近条件を満たしていない場合は室外アンテナである第1アンテナ群のみとし、接近条件を満たした場合は、第1アンテナ群と、室内アンテナである第2アンテナ群との両方にしていた。
ここで、第1アンテナ群と第2アンテナ群は、室外アンテナと室内アンテナで分けることに限定されない。例えば、第1アンテナ群を一部の室外アンテナA11、A12で構成して、残りの室外アンテナA13と全ての室内アンテナA21、A22で第2アンテナ群を構成してもよい。
また、第1アンテナ群と第2アンテナ群をそれぞれ構成するアンテナの数は、いずれも1本でもよいし、2本以上であってもよいし、
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
以上のように、本発明に係る電子キー装置は、電力消費を抑えつつ、ドアの解錠等の制御をより精度良く行うことが求められる場合に有用である。
1 車両
1a ドア
10 車両側受信部(受信部)
11 車両側送信部(送信部)
12 車両側制御部(制御部)
14 受信アンテナ
20 携帯機受信部(受信部)
21 携帯機送信部(送信部)
22 携帯機制御部(制御部)
24 携帯機受信アンテナ(受信アンテナ)
101 車両側装置
102 携帯機
A11、A12、A13 第1送信アンテナ(室外アンテナ、第1アンテナ群)
A21、A22 第2送信アンテナ(室内アンテナ、第2アンテナ群)
R1 接近判別領域
Sa11、Sa12、Sa13 応答信号
Sd11、Sd12、Sd13 測定用信号の、携帯機における受信強度に基づいた信号
Sm11、Sm12、Sm13 測定用信号
Sw11、Sw12、Sw13 起動信号

Claims (6)

  1. 使用者が携帯可能な携帯機と、車両の異なる位置に配設された複数のアンテナによって前記携帯機と相互通信を行う車両側装置とを備え、
    前記車両側装置は、前記携帯機から送信された信号に基づいて、前記携帯機が所定の接近条件を満たしたか否かを判別し、前記接近条件を満たしたときは、前記携帯機に対して信号を送信するアンテナの数を増やすように切り替え、切り替え後の前記複数のアンテナから測定用電波を送信する
    ことを特徴とする電子キー装置。
  2. 前記接近条件を満たしたか否かの判別は、前記複数のアンテナの少なくとも1つから送信された測定用電波の、携帯機における受信強度に基づいた情報を用いて行う、前記携帯機が前記車両周辺の所定の接近判別領域内に入ったか否かの判別である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子キー装置。
  3. 前記携帯機における受信強度に基づいた情報は、前記複数のアンテナのそれぞれからの前記測定用電波の受信強度情報、前記受信強度情報から算出される前記複数のアンテナのそれぞれから前記携帯機までの距離情報、又は、前記距離情報から算出される前記携帯機の位置情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子キー装置。
  4. 前記接近条件を満たしたか否かの判別は、前記複数のアンテナの少なくとも1つから送信した携帯機起動信号を受信して起動した前記携帯機から送信された応答信号を前記車両側装置が受信したか否かの判別である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子キー装置。
  5. 前記複数のアンテナは、少なくとも1つの第1送信アンテナからなる第1アンテナ群と、少なくとも1つの第2送信アンテナからなる第2アンテナ群とからなり、
    前記携帯機が前記接近条件を満たしたとき、前記携帯機に対して信号を送信するアンテナは、前記第1送信アンテナから、前記第1アンテナ群と前記第2アンテナ群を構成するすべての送信アンテナに増えるように切り替えられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子キー装置
  6. 前記第1アンテナ群の前記第1送信アンテナは室外アンテナであり、前記第2アンテナ群の前記第2送信アンテナは室内アンテナである
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子キー装置。
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