JP2016060688A - 単結晶SiCウェーハの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大口径化に対応でき、かつ、結晶性の高い単結晶SiCウェーハを得ることが可能な、単結晶SiCウェーハの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の単結晶SiCウェーハの製造方法は、シリコンウェーハ上に単結晶SiC層をエピタキシャル成長させる第1工程と、前記シリコンウェーハを除去して、前記単結晶SiC層からなる単結晶SiCウェーハを得る第2工程と、を有し、前記第1工程では、前記シリコンウェーハの温度をシリコンの融点未満の温度に維持しつつ、炭素及びケイ素を含む原料ガスをイオン化し、該イオンを加速して前記シリコンウェーハに照射することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、単結晶SiCウェーハの製造方法に関する。
炭化ケイ素(SiC)には、立方晶系の結晶構造を有するβ型SiC(「3C−SiC」とも称される。)と、六方晶系の結晶構造を有するα型SiCとがあり、α型SiCには、SiとCの層状配列の繰り返し周期の違いにより6H,4H,2H等の多種類の結晶構造異性体がある。SiCは2.2〜3.3eVという広いバンドギャップを有することから、各種半導体デバイス用の半導体材料として期待されている。
しかしながら、昇華法やチョクラルスキー法で単結晶SiCインゴットを成長させて、該インゴットから単結晶SiCウェーハを切り出す技術では、現状、ウェーハ直径150mmが限界であり、それ以上の大口径化ができていない。これは、SiCインゴットには、Siインゴットよりも大きな熱応力が生じ、その結果大口径のインゴットに歪みが入ってしまうからである。そのため、直径200mmや300mmといった大口径の単結晶SiCウェーハは、まだ実用化されていない。
そこで、300mm以上の大口径化ができているシリコンウェーハ上に、単結晶SiC層をエピタキシャル成長させる技術が研究されている。SiCの結晶成長温度は一般に、α型SiCで1500℃以上、β型SiCで1300℃以上の温度が必要とされる。そのため、一般的なCVD法により、融点が1414℃であるシリコンウェーハ上に直接α型単結晶SiCをエピタキシャル成長させることができない。また、β型SiCはシリコンの融点以下の温度でエピタキシャル成長できるものの、融点に近い温度であるため、エピタキシャル成長中、シリコンウェーハ中のシリコン原子がSiC層に拡散し易く、界面付近にボイドが形成されてしまい結晶性が悪いという問題がある。
特許文献1には、シリコンウェーハの温度を約1050℃とした低温CVD法で、該シリコンウェーハ上に多結晶又は非晶質のSiC層をバッファ層として形成し、その後シリコンウェーハの温度を約1350℃として、当該SiC層上にβ型単結晶SiC層を成長させる方法が記載されている。また、特許文献2には、シリコンウェーハ上に1250℃以上で直接β型単結晶SiC層を形成することは困難であるという認識の下、まず、炭素系ガスによるプラズマによりシリコンウェーハの表層部を200℃の低温で炭化処理してバッファ層としてSiC層を形成し、その後シリコンウェーハの温度を1200℃として、当該SiC層上にβ型単結晶SiC層を気相エピタキシャル成長させる方法が記載されている。
特開昭59−203799号公報 特開平7−312347号公報
特許文献1及び特許文献2は、いずれもシリコンウェーハ上にバッファ層を介してβ型単結晶SiC層を形成する技術であり、シリコン上に直接β型単結晶SiC層を形成するものではない。このため、バッファ層形成工程が必要であり、製造プロセスが複雑化する問題がある。しかも、特許文献1で形成するバッファ層は多結晶又は非晶質であるため、このバッファ層上に形成する単結晶SiC層は結晶性が悪いことが予想される。また、特許文献2で報告されるような低温の炭化処理では、シリコンウェーハ表面の改質が十分に行われず、転位などの欠陥発生をともなうため、このようなバッファ層上に形成する単結晶SiC層もまた結晶性が悪いことが予想される。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、大口径化に対応でき、かつ、結晶性の高い単結晶SiCウェーハを得ることが可能な、単結晶SiCウェーハの製造方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するためには、シリコンウェーハの温度をシリコンの融点未満の温度としても、該シリコンウェーハ上に結晶性の高い単結晶SiC層をエピタキシャル成長させる技術が必要となる。結晶性の高いβ型単結晶SiCがエピタキシャル成長するのに必要なエネルギーをシリコンウェーハ上の反応場に与える必要があるものの、シリコンウェーハの温度をシリコンの融点未満とした場合は、単結晶SiC層は成長できないか、仮に特許文献1,2のようにバッファ層形成技術を用いて単結晶SiC層を成長できたとしても、結晶性の低いものとならざるを得ない。ここで本発明者は、結晶性の高いβ型単結晶SiCがエピタキシャル成長するのに必要なエネルギーを、シリコンウェーハの加熱という形態のみで反応場に与えるのではなく、原料ガスをイオンの形態でシリコンウェーハに向けて加速・照射するという形態でも与えることを着想した。つまり、反応場に原料ガスのイオンの加速エネルギーを所定量与える結果、シリコンウェーハの温度はシリコン融点未満に維持しても、結晶性の高いβ型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させることができることを見出した。
また、結晶構造の観点から、シリコンウェーハの表面に直接結晶成長しうるのはβ型単結晶SiC層である。シリコンウェーハ上にα型単結晶SiC層を形成するためには、シリコンウェーハ上にまずβ型単結晶SiC層を成長させ、当該β型単結晶SiC層上にα型単結晶SiC層を成長させる必要がある。本発明者は、原料ガスをイオンの形態でシリコンウェーハに向けて加速・照射するという手法を採用することで、シリコンウェーハの温度はシリコン融点未満に維持しても、β型単結晶SiC層上に結晶性の高いα型単結晶SiC層を成長させることができることも見出した。
上記知見に基づき完成した本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)シリコンウェーハ上に単結晶SiC層をエピタキシャル成長させる第1工程と、
前記シリコンウェーハを除去して、前記単結晶SiC層からなる単結晶SiCウェーハを得る第2工程と、
を有する単結晶SiCウェーハの製造方法であって、
前記第1工程では、前記シリコンウェーハの温度をシリコンの融点未満の温度に維持しつつ、炭素及びケイ素を含む原料ガスをイオン化し、該イオンを加速して前記シリコンウェーハに照射することを特徴とする単結晶SiCウェーハの製造方法。
(2)前記第1工程で、前記シリコンウェーハ上にβ型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させることにより、
該β型単結晶SiC層からなるβ型単結晶SiCウェーハを製造する、上記(1)に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
(3)前記第1工程で、前記シリコンウェーハの温度を800〜1000℃に維持する上記(2)に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
(4)前記第1工程で、前記シリコンウェーハ上にβ型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させ、引き続き該β型単結晶SiC層上にα型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させ、
前記第2工程後に、前記β型単結晶SiC層を除去して、前記α型単結晶SiC層からなるα型単結晶SiCウェーハを製造する、上記(1)に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
(5)前記第1工程で、前記シリコンウェーハの温度を、前記β型単結晶SiC層の成長時には800〜1000℃に維持し、前記α型単結晶SiC層の成長時には1000〜1300℃に維持する上記(4)に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
(6)前記第1工程に先立ち、前記シリコンウェーハを炭化処理して、前記シリコンウェーハの表層部をβ型単結晶SiC層とし、
前記第1工程で、前記シリコンウェーハのβ型単結晶SiC層上にα型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させることにより、
該α型単結晶SiC層からなるα型単結晶SiCウェーハを製造する上記(1)に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
(7)前記第1工程で、前記シリコンウェーハの温度を1000〜1300℃に維持する上記(6)に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
(8)前記第1工程で、ケイ素イオンの加速エネルギーを7eV以上7keV未満とし、炭素イオンの加速エネルギーを3eV以上3keV未満とする、上記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
(9)前記第1工程では、
チャンバ内のウェーハ固定台に前記シリコンウェーハを固定し、
前記チャンバ内を減圧後、前記チャンバ内に前記原料ガスを導入し、
前記シリコンウェーハを加熱した後に、前記シリコンウェーハにパルス電圧を印加することにより、前記原料ガスのプラズマを生成しつつ、該プラズマ中の前記イオンを前記シリコンウェーハに向けて加速する上記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
本発明の単結晶SiCウェーハの製造方法は、大口径化に対応でき、かつ、結晶性の高い単結晶SiCウェーハを得ることが可能である。
本発明の第1の実施形態による単結晶SiCウェーハの製造方法を説明する摸式断面図である。 本発明の第2の実施形態による単結晶SiCウェーハの製造方法を説明する摸式断面図である。 本発明の第3の実施形態による単結晶SiCウェーハの製造方法を説明する摸式断面図である。 本発明の各実施形態で用いるプラズマイオン照射装置の模式図である。
本発明の単結晶SiCウェーハの製造方法は、シリコンウェーハ上に単結晶SiC層をエピタキシャル成長させる第1工程と、前記シリコンウェーハを除去して、前記単結晶SiC層からなる単結晶SiCウェーハを得る第2工程と、を有し、前記第1工程では、前記シリコンウェーハの温度をシリコンの融点未満の温度に維持しつつ、炭素及びケイ素を含む原料ガスをイオン化し、該イオンを加速して前記シリコンウェーハに照射することを特徴とする。以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。まず第1工程では、シリコンウェーハ10上にβ型単結晶SiC層12をエピタキシャル成長させる(図1(A),(B))。次に、第2工程では、シリコンウェーハ10を除去して、β型単結晶SiC層12からなるβ型単結晶SiCウェーハ100を得る(図1(C),(D))。
(第2の実施形態)
図2を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。まず第1工程では、シリコンウェーハ10上にβ型単結晶SiC層12をエピタキシャル成長させ、引き続きβ型単結晶SiC層12上にα型単結晶SiC層14をエピタキシャル成長させる(図2(A)〜(C))。次に、第2工程では、シリコンウェーハ10を除去する(図2(D))。この第2工程後に、β型単結晶SiC層12を除去して、α型単結晶SiC層14からなるα型単結晶SiCウェーハ200を得る(図2(E),(F))。
本実施形態は、α型単結晶SiCウェーハを得ることを目的とするところ、α型単結晶SiC層はシリコンウェーハの表面に直接結晶成長できないが、β型単結晶SiC層上には結晶成長できる。そこで本実施形態では、シリコンウェーハ10上にまずβ型単結晶SiC層12を形成するのである。
(第3の実施形態)
図3を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態では、第1工程(単結晶SiCのエピタキシャル成長工程)に先立ち、シリコンウェーハ10を炭化処理して、シリコンウェーハ10の表層部をβ型単結晶SiC層10Aとする(図3(A),(B))。次に、第1工程として、シリコンウェーハ10のβ型単結晶SiC層10A上にα型単結晶SiC層14をエピタキシャル成長させる(図3(C))。次に、第2工程では、β型単結晶層10Aも含めてシリコンウェーハ10を除去して、α型単結晶SiC層14からなるα型単結晶SiCウェーハ300を得る(図3(D),(E))。
第2の実施形態では、β型単結晶SiC層をエピタキシャル成長で形成するのに対し、本実施形態では、シリコンウェーハ10の炭化処理によりβ型単結晶SiC層を形成する。
(各実施形態における各工程の詳細説明)
図1(A)、図2(A)、図3(A)において用意するシリコンウェーハ10は、チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)により育成された単結晶シリコンインゴットをワイヤーソー等でスライスしたものを使用することができる。また、高いゲッタリング能力を得るために、シリコンウェーハ10に炭素及び/又は窒素を添加してもよい。さらに、プラズマ処理時の電圧制御のために、シリコンウェーハ10に任意のドーパントを所定濃度添加して、いわゆるn型又はp型の基板としてもよい。
また、ケイ素と炭素を規則正しく配置させて単結晶SiC層をエピタキシャル成長させるためには、点欠陥である空孔が凝集して生成するボイドであるCOP(Crystal Originated Particle)を含まない基板とすることが好ましい。本発明における「COPを含まないシリコンウェーハ」とは、以下に説明する観察評価により、COPが検出されないシリコンウェーハを意味するものとする。すなわち、まず、CZ法により育成された単結晶シリコンインゴットから切り出し加工されたシリコンウェーハに対して、SC−1洗浄(すなわち、アンモニア水と過酸化水素水と超純水とを1:1:15で混合した混合液による洗浄)を行い、洗浄後のシリコンウェーハ表面を、表面欠陥検査装置としてKLA−Tenchor社製:Surfscan SP−2を用いて観察評価し、表面ピットと推定される輝点欠陥(LPD:Light Point Defect)を特定する。その際、観察モードはObliqueモード(斜め入射モード)とし、表面ピットの推定は、Wide Narrowチャンネルの検出サイズ比に基づいて行うものとする。こうして特定されたLPDに対して、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)を用いて、表面ピットか否かを評価する。この観察評価により、表面ピットが観察されないシリコンウェーハを「COPを含まないシリコンウェーハ」とする。
シリコンウェーハ10の直径は、200mm以上が好ましく、300mm以上がより好ましい。シリコンウェーハ10の直径と、得られる単結晶SiCウェーハの直径は一致するため、シリコンウェーハ10を大口径とするほど、大口径の単結晶SiCウェーハを得ることができる。
シリコンウェーハ10上にβ型単結晶SiC層12又はα型単結晶SiC層14をエピタキシャル成長させる工程(図1(B)、図2(B),(C)、図3(C))では、シリコンウェーハ10の温度をシリコンの融点未満の温度に維持しつつ、炭素及びケイ素を含む原料ガスをイオン化し、該イオンを加速してシリコンウェーハ10に照射する方法とすることが重要である。
この方法を実現する装置の一形態を、図4を参照して説明する。プラズマイオン照射装置40は、プラズマチャンバ41と、ガス導入口42と、真空ポンプ43と、パルス電圧印加手段44と、ウェーハ固定台45と、ヒーター46とを有する。
まず、プラズマチャンバ41内のウェーハ固定台45にシリコンウェーハ10を載置、固定する。次に、真空ポンプ43によりプラズマチャンバ41内を減圧し、ついで、ガス導入口42からプラズマチャンバ41内に原料ガスを導入する。続いて、ウェーハ固定台45をヒーター46により温めた後、パルス電圧印加手段44によりウェーハ固定台45(及びシリコンウェーハ10)に負電圧をパルス状に印加する。これにより、炭素及びケイ素を含む原料ガスのプラズマを生成するとともに、生成したプラズマに含まれる原料ガスのイオンをシリコンウェーハ10に向けて加速、照射することができる。照射されたケイ素イオンと炭素イオンがシリコンウェーハ上で反応して、単結晶SiCがエピタキシャル成長する。
原料ガスは、炭素源としてメタン、エタン、プロパン等の1種又は2種以上を用いることができ、ケイ素源としてモノシラン、ジクロロシラン、トリクロロシラン、四塩化シリコン等の1種又は2種以上を用いることができる。
プラズマチャンバ41内の真空度を5Pa以下とする。5Paを超えると、プラズマが安定せずにプラズマ状態を維持できないためである。
ここで、シリコンウェーハ10に印加するパルス電圧は、10V以上1kV以下とする。これは、10V未満の場合には、ケイ素と炭素の結合エネルギーが不十分となり、SiC層が形成できなくなるおそれがあるからである。一方、1kVを超えると、ケイ素や炭素がシリコンウェーハ表面から内部側へ注入され、SiC層を形成できなくなるおそれがあるからである。
パルス電圧の周波数は、シリコンウェーハ10にイオンが照射される回数を決定する。パルス電圧の周波数は、10Hz以上10kHz以下とすることが好ましい。ここで、10Hz以上とすることにより、イオン照射ばらつきを吸収でき、イオン照射量が安定する。また、10kHz以下とすることにより、グロー放電によるプラズマ形成が安定する。
パルス電圧のパルス幅は、シリコンウェーハ10にイオンが照射される時間を決定する。パルス幅は、1μ秒〜1000μ秒とすることが好ましい。1μ秒以上とすることにより、安定してイオンをシリコンウェーハ10に照射できる。また、1000μ秒以下とすることにより、グロー放電によるプラズマ形成が安定する。
各実施形態では、結晶性の高いβ型単結晶SiCがエピタキシャル成長するのに必要なエネルギーを、シリコンウェーハ10に与えられる熱エネルギーとシリコンウェーハ10に照射されるイオンの加速エネルギーとの和によって実現する。つまり、シリコンウェーハ10の温度をシリコンの融点未満の温度に維持することにより熱エネルギーが不足する分を、イオンの加速エネルギーで補うのである。
各実施形態において、β型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させる場合(図1(B)及び図2(B))、シリコンウェーハの温度を800〜1000℃に維持しつつ、ケイ素イオンの加速エネルギーを7eV以上とし、炭素イオンの加速エネルギーを3eV以上とすることが好ましい。このようにイオンの加速エネルギーを設定すれば、上記シリコンウェーハの融点以下の温度範囲の場合でも、熱エネルギーが不足する分をイオンの加速エネルギーで補い、結晶性の高いβ型単結晶SiC層を形成できる。シリコンウェーハの温度が800℃以上とすれば、イオンの加速エネルギーを後述する好適な上限以上とする必要がない。なお、シリコンウェーハの温度をより高くする場合には、必要とされるイオンの加速エネルギーはより小さくなる。なお、ケイ素イオンと炭素イオンの加速エネルギー比が7:3となることにより、ケイ素イオンと炭素イオンがシリコンウェーハ表面へ同じ深さになるように照射が可能になり、シリコンウェーハ表面へSiC層を安定して形成できる。
各実施形態において、α型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させる場合(図2(C)及び図3(C))、シリコンウェーハの温度を1000〜1300℃に維持しつつ、ケイ素イオンの加速エネルギーを7eV以上とし、炭素イオンの加速エネルギーを3eV以上とすることが好ましい。このようにイオンの加速エネルギーを設定すれば、上記シリコンウェーハの融点以下の温度範囲の場合でも、熱エネルギーが不足する分をイオンの加速エネルギーで補うことにより、結晶性の高いα型単結晶SiC層を形成できる。α型単結晶SiC層の成長に必要なエネルギーは、β型単結晶SiC層の成長に必要なエネルギーよりも高いことから、シリコンウェーハの温度は、β型単結晶SiCを成長させる場合よりも高く設定する。シリコンウェーハの温度が1000℃以上とすれば、イオンの加速エネルギーを後述する好適な上限以上とする必要がない。
各実施形態において、ケイ素イオンの加速エネルギー及び炭素イオンの加速エネルギーは、3keV未満とすることが好ましく、1keV未満とすることがより好ましい。3keV以上の場合、シリコンウェーハ10に過剰なダメージが与えられるおそれがあり、また、イオンがシリコンウェーハの内部に注入される現象が生じ、表面にSiC層をエピタキシャル成長できないおそれがある。
イオンの加速エネルギーは、主に印加電圧で制御する。また、補足制御として、ウェーハとパルス印加装置との間の抵抗(固定台の抵抗、固定台からパルス印加装置との間の抵抗)を調整したり、電圧を印加するタイミングを調整したりすることで、プラズマ領域とウェーハとの距離を調整する。また、イオンの加速エネルギーは、モニター用ウェーハを短時間処理して、ウェーハ表面から内部におけるケイ素や炭素の深さ方向の濃度分布をSIMS分析により把握することで測定できる。
図1(B)におけるβ型単結晶SiC層12、並びに、図2(C)及び図3(C)におけるα型単結晶SiC層14の膜厚は、300μm以上とすることが好ましい。300μm以上であれば、これら単結晶SiC層をウェーハとして利用できる。なお、図2(B)のβ型単結晶SiC層12及び図3(B)のβ型単結晶SiC層10Aは、その上にα型単結晶SiC層を形成するためのものにすぎないので、膜厚は10nm〜1μm程度とすればよい。
図3(B)におけるシリコンウェーハ10の炭化処理は、公知又は任意の方法で行えばよい。例えば、熱処理炉内にプロパンガス、メタンガス、エタンガス等の炭素系ガスと、キャリアガスとしての水素ガスを導入し、炭素雰囲気で、シリコンウェーハ10の温度を1000〜1300℃として、1〜60分の炭化処理を行う。
図1(C)及び図2(D)におけるシリコンウェーハ10の除去は、シリコンを溶解可能なアルカリ溶液又は酸性溶液による処理により行うことができる。アルカリ溶液としては、水酸化カリウムと水酸化ナトリウムとの混合液を挙げることができ、酸性溶液としてはフッ酸と硝酸の混合液を挙げることができる。図3(D)におけるシリコン部分の除去も同様にして行うことができる。
図2(E)におけるβ型単結晶SiC層12の除去は、CMP加工のような任意の研削及び/又は研磨により行うことができる。図3(D)におけるβ型単結晶SiC層10Aの除去も同様にして行うことができる。
図1(C)のβ型単結晶SiC層12や、図2(E)及び図3(D)のα型単結晶SiC層14は、その表裏面を、CMP加工のような任意の方法で0.01〜10μm程度研削及び/又は研磨して、ウェーハ最終厚みとする。
以上説明した各実施形態によれば、結晶性の高い単結晶SiCウェーハを得ることができる。また、シリコンウェーハ上に形成した単結晶SiC層をウェーハとするものであることから、直径200mm以上、さらには300mm以上といった大口径の単結晶SiCウェーハを好適に製造できる。
(実施例1)
図1の手順に従い、図4の装置を用いて、直径300mmのβ型単結晶SiCウェーハを作製した。
まず、CZ法により育成されたCOPフリーのシリコン単結晶インゴットをスライス、加工して、直径300mm、p型(111)シリコンウェーハ(抵抗率:0.01Ωcm、酸素濃度:1.3×1018atoms/cm)を得た。
シリコンウェーハの温度を900℃にした状態で、メタンガスとモノシランガスをプラズマチャンバ内へ流し、チャンバ内の圧力を0.05Pa、パルス電圧750V、周波数320Hz、パルス幅183μ秒の条件下で、シリコンウェーハ上にβ型単結晶SiC層を500μmエピタキシャル成長させた。ケイ素イオンの加速エネルギーは105eV、炭素イオンの加速エネルギーは45eVとした。
続いて、水酸化カリウムと水酸化ナトリウムとの混合液を純水で薄めた溶液で、シリコンウェーハを溶かした。次に、β型単結晶SiC層の表裏面を研削研磨した。研削研磨代は2μmとした。このようにして、厚さ498μm、直径300mmのβ型単結晶SiCウェーハを得た。
得られたウェーハに対して、PL法、XPS法及びTEM観察を用いて結晶性を評価した結果、立方晶系のSiCが作製できたことを確認した。
(実施例2)
図2の手順に従い、図4の装置を用いて、直径300mmのα型単結晶SiCウェーハを作製した。
実施例1と同様のシリコンウェーハを用意した。シリコンウェーハの温度を900℃にした状態で、メタンガスとモノシランガスをプラズマチャンバ内へ流し、チャンバ内の圧力を0.07Pa、パルス電圧890V、周波数290Hz、パルス幅168μ秒の条件下で、シリコンウェーハ上にβ型単結晶SiC層を0.5μmエピタキシャル成長させた。ケイ素イオンの加速エネルギーは125eV、炭素イオンの加速エネルギーは53eVとした。
引き続き、シリコンウェーハの温度を1200℃にした以外は同様の条件下で、β型単結晶SiC層上にα型単結晶SiC層を500μmエピタキシャル成長させた。
続いて、水酸化カリウムと水酸化ナトリウムとの混合液を純水で薄めた溶液で、シリコンウェーハを溶かした。次に、β型単結晶SiC層を研削研磨により除去した。次に、α型単結晶SiC層の表裏面を研削研磨した。研削研磨代は3μmとした。その後、α型単結晶SiC層の表面を研磨して、厚さ497μm、直径300mmのα型単結晶SiCウェーハを得た。
得られたウェーハに対して、PL法、XPS法及びTEM観察を用いて結晶性を評価した結果、六方晶系の4H−SiCが作製できたことを確認した。
(実施例3)
図3の手順に従い、図4の装置を用いて、直径300mmのα型単結晶SiCウェーハを作製した。
実施例1と同様のシリコンウェーハを用意した。熱処理炉内にプロパンガスと水素ガスを導入し、炭素雰囲気で、シリコンウェーハの温度を1200℃として、3分の炭化処理を行った。シリコンウェーハの表層部20nmがβ型単結晶SiC層となった。
シリコンウェーハの温度を1200℃にした状態で、メタンガスとモノシランガスをプラズマチャンバ内へ流し、チャンバ内の圧力を0.1Pa、パルス電圧940V、周波数270Hz、パルス幅140μ秒の条件下で、シリコンウェーハのβ型単結晶SiC層上にα型単結晶SiC層を500μmエピタキシャル成長させた。ケイ素イオンの加速エネルギーは132eV、炭素イオンの加速エネルギーは56eVとした。
続いて、水酸化カリウムと水酸化ナトリウムとの混合液を純水で薄めた溶液で、シリコン部分を溶かした。次に、β型単結晶SiC層を研削研磨により除去した。次に、α型単結晶SiC層の表裏面を研削研磨した。研削研磨代は3μmとした。このようにして、厚さ497μm、直径300mmのα型単結晶SiCウェーハを得た。
得られたウェーハに対して、PL法、XPS法及びTEM観察を用いて結晶性を評価した結果、六方晶系の4H−SiCが作製できたことを確認した。
(比較例)
昇華法により育成されたα型SiC単結晶インゴットをスライス、加工して、直径100mmのα型SiCウェーハを得た。このα型SiCウェーハ上に、一般的なCVD法で、ウェーハの温度を1580℃にした状態で、α型単結晶SiC層を10μmエピタキシャル成長させた。ここで得られた単結晶SiC層は高い結晶性を有するはずのものである。
(評価)
レーザ散乱式欠陥検査装置を用いて表面完全性を評価した結果を表1に示す。各実施例及び比較例において3枚のウェーハに対して、10μm以上のサイズの欠陥の個数(個/cm)を求めた。表1より、実施例1〜3では、比較例1と同様の高い結晶性が得られていることがわかる。
本発明の単結晶SiCウェーハの製造方法は、大口径化に対応でき、かつ、結晶性の高い単結晶SiCウェーハを得ることが可能である。
10 シリコンウェーハ
10A β型単結晶SiC層
12 β型単結晶SiC層
14 α型単結晶SiC層
100 β型単結晶SiCウェーハ
200,300 α型単結晶SiCウェーハ
40 プラズマイオン照射装置
41 プラズマチャンバ
42 ガス導入口
43 真空ポンプ
44 パルス電圧印加手段
45 ウェーハ固定台
46 ヒーター

Claims (9)

  1. シリコンウェーハ上に単結晶SiC層をエピタキシャル成長させる第1工程と、
    前記シリコンウェーハを除去して、前記単結晶SiC層からなる単結晶SiCウェーハを得る第2工程と、
    を有する単結晶SiCウェーハの製造方法であって、
    前記第1工程では、前記シリコンウェーハの温度をシリコンの融点未満の温度に維持しつつ、炭素及びケイ素を含む原料ガスをイオン化し、該イオンを加速して前記シリコンウェーハに照射することを特徴とする単結晶SiCウェーハの製造方法。
  2. 前記第1工程で、前記シリコンウェーハ上にβ型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させることにより、
    該β型単結晶SiC層からなるβ型単結晶SiCウェーハを製造する、請求項1に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
  3. 前記第1工程で、前記シリコンウェーハの温度を800〜1000℃に維持する請求項2に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
  4. 前記第1工程で、前記シリコンウェーハ上にβ型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させ、引き続き該β型単結晶SiC層上にα型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させ、
    前記第2工程後に、前記β型単結晶SiC層を除去して、前記α型単結晶SiC層からなるα型単結晶SiCウェーハを製造する、請求項1に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
  5. 前記第1工程で、前記シリコンウェーハの温度を、前記β型単結晶SiC層の成長時には800〜1000℃に維持し、前記α型単結晶SiC層の成長時には1000〜1300℃に維持する請求項4に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
  6. 前記第1工程に先立ち、前記シリコンウェーハを炭化処理して、前記シリコンウェーハの表層部をβ型単結晶SiC層とし、
    前記第1工程で、前記シリコンウェーハのβ型単結晶SiC層上にα型単結晶SiC層をエピタキシャル成長させることにより、
    該α型単結晶SiC層からなるα型単結晶SiCウェーハを製造する請求項1に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
  7. 前記第1工程で、前記シリコンウェーハの温度を1000〜1300℃に維持する請求項6に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
  8. 前記第1工程で、ケイ素イオンの加速エネルギーを7eV以上7keV未満とし、炭素イオンの加速エネルギーを3eV以上3keV未満とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
  9. 前記第1工程では、
    チャンバ内のウェーハ固定台に前記シリコンウェーハを固定し、
    前記チャンバ内を減圧後、前記チャンバ内に前記原料ガスを導入し、
    前記シリコンウェーハを加熱した後に、前記シリコンウェーハにパルス電圧を印加することにより、前記原料ガスのプラズマを生成しつつ、該プラズマ中の前記イオンを前記シリコンウェーハに向けて加速する請求項1〜8のいずれか1項に記載の単結晶SiCウェーハの製造方法。
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