JP2016060580A - レバー支点ピン抜き治具 - Google Patents

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文昭 大友
雅幸 ▲多▼田
雅幸 ▲多▼田
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Abstract

【課題】レバー支点ピンを手で握って引っ張る作業を要することなく、レバー支点ピンをレバー及び支持部材から抜き取ることができるレバー支点ピン抜き治具の提供。【解決手段】本発明は、ブレーキに備えられるレバー3a,3bを支持部材4に回動可能に連結するレバー支点ピン5a,5bを抜き取る際に用いられるレバー支点ピン抜き治具において、レバー支点ピン5a,5bを挟持し、レバー3a,3b及び支持部材4からのレバー支点ピン5a,5bの引き抜きが可能なピン挟持体10と、このピン挟持体10が移動可能に収容され、支持部材4に当接可能な端部11a1,11b1を有する枠体11と、一端がピン挟持体10に一体に設けられ、枠体11に設けた挿入穴11c1に挿入されるねじ棒12と、スパナ20による回転が可能にねじ棒12に螺合され、枠体11の連結壁11cに押圧されるナット14とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータ用巻上機を制動するブレーキに備えられるレバー支点ピンを抜き取る際に用いられるレバー支点ピン抜き治具に関する。
この種の従来技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された従来技術は、エレベータ用巻上機を制動するブレーキに備えられたレバー支点ピンを抜き取る際に用いられるものである。ブレーキは、巻上機に一体に設けられるブレーキドラムと、このブレーキドラムに当接可能な一対のシューと、これらのシューを保持する一対のレバーと、これらのレバーを支持部材に回動可能に連結する一対のレバー支点ピンとを備えている。ブレーキの分解作業が必要なときには、一対のレバー支点ピンを抜き取ることにより一対のレバーのそれぞれを支持部材から取り外す作業が行われる。
特許文献1に開示された従来技術は、レバー支点ピンをレバー及び支持部材から抜き取る際に、レバー支点ピンとほぼ同一の外径を有する筒体を用い、この筒体の一端側をレバー支点ピンの端面に対向させ、筒体の他端側をハンマーで強く叩くようにしている。これによりレバー支点ピンがレバーに形成された穴部、及び支持部材に形成された穴部から突出する。この状態において、レバー支点ピンを手で握って引っ張ることにより、レバー支点ピンをレバー及び支持部材から抜き取るようにしている。
特開2000−38262号公報
前述した特許文献1に開示された従来技術は、筒体を用い、この筒体をハンマーで強く叩くことにより、ある程度はレバー支点ピンをレバーに形成された穴部、及び支持部材に形成された穴部から突出させることができる。しかしながら、その後は、レバー支点ピンをレバー及び支持部材から抜き取るために、レバー支点ピンを手で握って引っ張る煩雑な作業が必要になる。このために従来技術にあっては、レバー支点ピンの抜き取り作業、すなわちレバーの取り外し作業を含むブレーキの分解作業に時間がかかり、このブレーキの分解作業の能率の向上を見込めない問題があった。
本発明は、前述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、レバー支点ピンを手で握って引っ張る作業を要することなく、レバー支点ピンをレバー及び支持部材から抜き取ることができるレバー支点ピン抜き治具を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係るレバー支点ピン抜き治具は、エレベータ用巻上機を制動するブレーキに備えられるレバーを支持部材に回動可能に連結するレバー支点ピンを抜き取る際に用いられるレバー支点ピン抜き治具において、前記レバー支点ピンを挟持し、前記レバー及び前記支持部材からの前記レバー支点ピンの引き抜きが可能なピン挟持体と、前記ピン挟持体が移動可能に収容され、所定部材に当接可能な端部を有する収容体と、一端が前記ピン挟持体に一体に設けられ、前記収容体に設けた挿入穴に挿入されるねじ棒と、所定の工具による回転が可能に前記ねじ棒に螺合され、前記収容体に押圧される螺合体とを備えたことを特徴としている。
本発明に係るレバー支点ピン抜き治具を用いてレバー支点ピンを抜き取るに際しては、ピン挟持体によってレバー支点ピンを挟持し、このピン挟持体が収容される収容体の端部を所定部材に当接させた状態で、所定の工具でねじ棒に螺合する螺合体を回転させてねじ棒及びピン挟持体を、レバー及び支持部材から離れる方向へ移動させることにより、ピン挟持体に挟持されたレバー支点ピンをレバー及び支持部材から抜き取ることができる。すなわち本発明は、従来のようにレバー支点ピンを手で握って引っ張る作業を要することなく、所定の工具で螺合体を回転させる操作によって、レバー支点ピンをレバー及び支持部材から抜き取ることができる。これにより本発明は、レバー支点ピンの抜き取り作業を短時間で行うことができ、レバーの取り外し作業を含むブレーキ分解作業の能率を従来に比べて向上させることができる。
本発明に係るレバー支点ピン抜き治具の一実施形態が活用されるエレベータ用巻上機のブレーキを示す正面図である。 図1に示すブレーキに備えられるレバー支点ピンを示す平面図である。 本実施形態に係るレバー支点ピン抜き治具を示す平面図である。 図3のA方向から見た図である。 本実施形態に備えられるピン挟持体を構成する可動部を示す正面図である。 本実施形態に係るレバー支点ピン抜き治具を用いてブレーキのレバー支点ピンを抜く作業を示す図である。
以下、本発明に係るレバー支点ピン抜き治具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態に係るレバー支点ピン抜き治具が用いられるエレベータ用巻上機のブレーキは、図1に示すように、エレベータ用巻上機と一体に設けられるブレーキドラム1と、このブレーキドラム1に当接してブレーキドラム1を制動可能な一対のシュー2a,2bと、これらのシュー2a,2bを保持する一対のレバー3a,3bとを備えている。また、このブレーキは、レバー3a,3bを支持部材4に回動可能に連結する一対のレバー支点ピン5a,5bを備えている。
レバー支点ピン5aは、例えば図2に示すように、全体が1本の軸体からなっており、つば部は設けられていない。レバー支点ピン5bも、レバー支点ピン5aと同等の構成となっている。
また、ブレーキは、レバー3a,3bをそれぞれブレーキドラム1から離隔する方向へ押し開く電磁石装置6と、この電磁石装置6に形成された貫通穴、及びレバー3a,3bのそれぞれに形成された貫通穴に挿入されるロッド7とを備えている。さらに、このブレーキは、ロッド7の一端に設けられ、レバー3a,3bを閉じる方向に付勢する、すなわちシュー2a,2bがブレーキドラム1に当接するようにレバー3a,3bを付勢するばね8を備えている。
このように構成されるブレーキは、保守点検等に際して分解することが行われる。このブレーキの分解作業時には、レバー支点ピン5a,5bが、支持部材4の穴部4a,4b、及びレバー3a,3bの穴部から抜き取られ、レバー3a,3bを取り外す作業が行われる。本実施形態は、このようなレバー3a,3bの取り外し作業に際し、レバー支点ピン5a,5bを抜き取る際に用いられる。
本実施形態に係るレバー支点ピン抜き治具は、図3〜5に示すように、レバー支点ピン5a,5bを挟持し、レバー3a,3b及び支持部材4からのレバー支点ピン5a,5bの引き抜きが可能なピン挟持体10と、このピン挟持体10が移動可能に収容され、所定部材に当接可能な端部を有する収容体、例えば枠体11と、一端がピン挟持体10に一体に設けられ、枠体11に設けた挿入穴11c1に挿入されるねじ棒12と、所定の工具による回転が可能にねじ棒12に螺合され、枠体11に押圧される螺合体、例えばナット14とを備えている。なお、ねじ棒12には、ナット14に当接するワッシャ16も装着させてある。
また本実施形態は、ねじ棒12の一端に固定され、ピン挟持体10を保持する保持体15を備えている。この保持体15には、ねじ棒12と螺合するねじ孔15aを設けてある。前述したピン挟持体10は、図4に示すように、保持体15に固定される固定部10aと、この固定部10aに対向して設けられた可動部10bとを有している。また、ピン挟持体10は、固定部10aと可動部10bとによってレバー支点ピン5a、あるいは5bを挟持した状態で、固定部10aと可動部10bとを締結する締結具、例えば固定部10aに形成した2つのねじ孔10a2、及び可動部10bに形成した2つのねじ孔10b2のうちの対応するものにそれぞれ螺合する2本のボルト10cを有している。
前述した枠体11は、互いに対向する一対の側壁11a,11bと、これらの側壁11a,11bを連結し、前述した挿入穴11c1が設けられた連結壁11cとを含んでいる。一対の側壁11a,11bのそれぞれは、前述した所定部材に当接可能な端部11a1,11b1を有し、これらの端部11a1,11b1間に、レバー支点ピン5a,5bの移動を許容させる開放部11dを形成してある。また、一対の側壁11a,11b間のピン挟持体10に対向する部分に、前述した開放部11dに連通し、ピン挟持体10によるレバー支点ピン5a,5bの挟持を許容させる開放空間を形成してある。
枠体11の端部11a1,11b1が当接する前述の所定部材は、ブレーキの前述した支持部材4から成っている。なお、支持部材4に一体にボス等の部材が設けられている場合には、前述の所定部材がボス等の部材であってもよい。
ピン挟持体10の固定部10a及び可動部10bのそれぞれは、同図4に示すように、レバー支点ピン5a,5bの外周形状に沿う弧状溝10a1,10b1を有している。また本実施形態は、保持体15に固定され、ねじ棒12の一端側が螺合する固定ナット13を備えている。ねじ棒12の一端側と、固定ナット13と、保持体15と、ピン挟持体10の固定部10aとは溶接により一体に固定してある。
ここで、本実施形態に係るレバー支点ピン抜き治具は、
レバー支点ピン5a,5bの長さ寸法をL0、
枠体11の長さ寸法をL1、
ねじ棒12の長さ寸法をL2、
ピン挟持体10の厚さ寸法をT、
保持体15の厚さ寸法をt1、
固定ナット13の厚さ寸法をt2、
螺合体を構成するナット14の厚さ寸法をt3、
螺合体を構成するナット14に当接し、ねじ棒12に装着されるワッシャ16の厚さ寸法をt4、
枠体11の連結壁11cの厚さ寸法をt5としたとき、
L1−t1−t2−t5>L0 (1)
L2>L1−T+t3+t4 (2)
の関係を満足するように、レバー支点ピン5a,5bの長さ寸法L0、枠体11の長さ寸法L1、ねじ棒12の長さ寸法L2、ピン挟持体10の厚さ寸法T、保持体15の厚さ寸法t1、固定ナット13の厚さ寸法t2、ナット14の厚さ寸法t3、ワッシャ16の厚さ寸法t4、及び枠体11の連結壁11cの厚さ寸法t5のそれぞれを設定してある。
なお、本実施形態によってレバー3a,3b、及び支持部材4から抜き取られるレバー支点ピン5a,5bは、図2に例示したようにつば部を備えていない1本の軸体から成っているが、レバー支点ピンの中には、軸体を形成するピン本体と、このピン本体の一端側に設けられたつば部とを有するものもある。本実施形態は、このようなピン本体及びつば部を有するレバー支点ピンの抜き取りをも考慮して、ピン挟持体10の固定部10a及び可動部10bの、保持体15に対向する側の図3に示す面部10dのそれぞれに、図5に例示するように、レバー支点ピンのつば部が収容される弧状凹部10b3等を設けてある。
このように構成した本実施形態に係るレバー支点ピン抜き治具を用いて、レバー支点ピン5a,5bを抜き取る作業について図6を用いて説明する。なお図6では、レバー支点ピン5aを抜き取る作業について示してあるが、レバー支点ピン5bの抜き取り作業も同様にして行われる。以下にあっては、レバー支点ピン5aの抜き取り作業を例に挙げて説明する。
レバー3aを支持部材4に回動可能に連結していたレバー支点ピン5aを抜き取るに際しては、まず、レバー支点ピン5aのレバー3a側に位置する端面を、例えば前述した従来技術におけるのと同様の筒体を用い、ハンマーで強く叩く。これにより、レバー支点ピン5aをレバー3aに形成された穴部、及び支持部材4に形成された穴部4aから突出させることができる。すなわち、レバー支点ピン5aを、一対の側壁11a,11bの端部11a1,11b1間に形成される開放部11d、及びこの開放部11dに連通する前述の開放空間を介して、ピン挟持体10の固定部10aと可動部10bの間に位置させ、ボルト10cの締結によって、ピン挟持体10に挟持させることができる。この状態で枠体11の端部11a1,11b1を所定部材、すなわち支持部材4に当接させる。
このような状態において、所定の工具、例えばスパナ20によってナット14を回転させる。これにより、枠体11はワッシャ16を介してナット14によって締め付けられ、枠体11は端部11a1,11b1が支持部材4に押圧された状態となり、ピン挟持体10にレバー支点ピン5aに対する引き抜き力を生じさせることができる。したがって、スパナ20でナット14を回転させることにより、ピン挟持体10がレバー支点ピン5aを挟持した状態で、ねじ棒12をレバー3a及び支持部材4から離れる方向に移動させることができる。
すなわち、ねじ棒12と一体に設けられ、レバー支点ピン5aを挟持するピン挟持体10を、レバー3a及び支持部材4から離れる方向へ移動させ、このピン挟持体10によって、レバー支点ピン5aを、レバー3a及び支持部材4から抜き取ることができる。レバー支点ピン5bの抜き取り作業も前述と同様にして行うことができる。
このように構成した本実施形態に係るレバー支点ピン抜き治具によれば、前述した従来技術におけるようにレバー支点ピン5a,5bを手で握って引っ張る作業を要することなく、スパナ20でナット14を回転させる操作によって、レバー支点ピン5a,5bをレバー3a,3b及び支持部材4から抜き取ることができる。これにより本実施形態は、レバー支点ピン5a,5bの抜き取り作業を短時間で行うことができ、レバー3a,3bの取り外し作業を含むブレーキ分解作業の能率を向上させることができる。
また、本実施形態は、ピン挟持体10が、レバー支点ピン5a,5bの外周形状に沿う弧状溝10a1,10b1を有することから、レバー支点ピン5a,5bを固定部10aの弧状溝10a1、及び可動部10bの弧状溝10b1に挿入させた状態で安定して挟持し、レバー支点ピン5a,5bの偏りを生じさせずにレバー支点ピン5a,5bを精度良く抜き取ることができる。
また、本実施形態は、ねじ棒12に螺合する螺合体が、入手が簡単なナットから成り、入手が簡単な固定ナット13も含めて、ねじ棒12の一端側と保持体15とピン挟持体10の固定部10aとを一体に溶接固定した構成にしてあることから、製作が容易で実用性に富む。
また、本実施形態は、枠体11の長さ寸法L1、保持体15の厚さ寸法t1、固定ナット13の厚さ寸法t2、枠体11の連結壁11cの厚さ寸法t5、及びレバー支点ピン5a,5bの長さ寸法L0のそれぞれを、前述した不等式(1)で示す関係に設定したことから、ナット14の回転に伴うねじ棒12及びピン挟持体10の移動によって、レバー支点ピン5a,5bの全体をレバー3a,3b、及び支持部材4から確実に抜き取ることができる。
また、本実施形態は、ねじ棒12の長さ寸法L2、枠体11の長さ寸法L1、ピン挟持体10の厚さ寸法T、ナット14の厚さ寸法t3、及びワッシャ16の厚さ寸法t4のそれぞれを、前述した不等式(2)で示す関係に設定したことから、ねじ棒12、ナット14、及びピン挟持体10を枠体11から離脱させることなく、レバー支点ピン5a,5bの抜き取り作業を実施でき、常に安定した形態に保持できる。
なお、前述した実施形態では、ねじ棒12に螺合する螺合体をナット14によって構成したが、本発明は、螺合体をナット14によって構成することには限られない。例えばナット14と同程度の厚さを有し、全体形状がスパナ20によって回転させることが可能な角形、例えば正方形で、中央部分にねじ棒12と螺合するねじ穴を有する部材によって螺合体を構成してもよい。
また、前述した実施形態では、枠体11を一対の側壁11a,11bと、連結壁11cとを有する構成にしてあるが、例えばピン挟持体10の底部を塞ぐ底面も設けた構成とすることができる。
また、前述した実施形態では、端部につば部が形成されていないレバー支点ピン5a,5bの抜き取りを例に挙げて説明したが、ピン本体の端部につば部を有するレバー支点ピンを抜き取る際には、ピン挟持体10の固定部10a、及び可動部10bに形成した前述の弧状凹部10b3等につば部を収容させた状態で、該当するレバー支点ピンを固定部10aと可動部10bとによって挟持させればよい。この状態でスパナ20によってナット14を回転させることにより、固定部10aと可動部10bとによるレバー支点ピンに対する挟持力と、レバー支点ピンのつば部の、固定部10a及び可動部10bの保持体15に対向する側の面部10dへの係合とにより、つば部を有するレバー支点ピンを確実にレバー3a,3b、及び支持部材4から抜き取ることができる。すなわち本実施形態は、つば部が形成されていないレバー支点ピン5a,5bの抜き取りを実現させることができるとともに、つば部が形成されたレバー支点ピンの抜き取りも実現させることができ、優れた汎用性を有する。
1 ブレーキドラム
2a シュー
2b シュー
3a レバー
3b レバー
4 支持部材
4a 穴部
4b 穴部
5a レバー支点ピン
5b レバー支点ピン
10 ピン挟持体
10a 固定部
10a1 弧状溝
10a2 ねじ孔
10b 可動部
10b1 弧状溝
10b2 ねじ孔
10b3 弧状凹部
10c ボルト
10d 面部
11 枠体(収容体)
11a 側壁
11a1 端部
11b 側壁
11b1 端部
11c 連結壁
11c1 挿入穴
11d 開放部
12 ねじ棒
13 固定ナット
14 ナット(螺合体)
15 保持体
15a ねじ孔
16 ワッシャ
20 スパナ(所定の工具)
L0 レバー支点ピン5a等の長さ寸法
L1 枠体11の長さ寸法
L2 ねじ棒12の長さ寸法
T ピン挟持体10の厚さ寸法
t1 保持体15の厚さ寸法
t2 固定ナット13の厚さ寸法
t3 ナット14の厚さ寸法
t4 ワッシャ16の厚さ寸法
t5 連結壁11cの厚さ寸法

Claims (6)

  1. エレベータ用巻上機を制動するブレーキに備えられるレバーを支持部材に回動可能に連結するレバー支点ピンを抜き取る際に用いられるレバー支点ピン抜き治具において、
    前記レバー支点ピンを挟持し、前記レバー及び前記支持部材からの前記レバー支点ピンの引き抜きが可能なピン挟持体と、
    前記ピン挟持体が移動可能に収容され、所定部材に当接可能な端部を有する収容体と、
    一端が前記ピン挟持体に一体に設けられ、前記収容体に設けた挿入穴に挿入されるねじ棒と、
    所定の工具による回転が可能に前記ねじ棒に螺合され、前記収容体に押圧される螺合体とを備えたことを特徴とするレバー支点ピン抜き治具。
  2. 請求項1に記載のレバー支点ピン抜き治具において、
    前記ねじ棒の前記一端に固定され、前記ピン挟持体を保持する保持体を備え、
    前記ピン挟持体は、前記保持体に固定される固定部と、この固定部に対向して設けられた可動部と、前記固定部と前記可動部とによって前記レバー支点ピンを挟持した状態で前記固定部と前記可動部を締結する締結具とを含むことを特徴とするレバー支点ピン抜き治具。
  3. 請求項2に記載のレバー支点ピン抜き治具において、
    前記収容体は、枠体から成り、
    前記枠体は、互いに対向する一対の側壁と、これらの側壁を連結し、前記挿入穴が設けられた連結壁とを含み、
    前記一対の側壁のそれぞれは、前記所定部材に当接可能な前記端部を有し、これらの端部間に前記レバー支点ピンの移動を許容させる開放部を形成するとともに、前記一対の側壁間の前記ピン挟持体に対向する部分に、前記開放部に連通し、前記ピン挟持体による前記レバー支点ピンの挟持を許容させる開放空間を形成したことを特徴とするレバー支点ピン抜き治具。
  4. 請求項3に記載のレバー支点ピン抜き治具において、
    前記螺合体は、前記ねじ棒に螺合するナットから成り、
    前記枠体の端部が当接する所定部材は、前記支持部材、または前記支持部材に一体に設けられた部材から成り、
    前記固定部と前記可動部を締結するピン挟持体の前記締結具は、前記固定部に形成したねじ孔及び前記可動部に形成したねじ孔に螺合するボルトから成り、
    前記保持体に固定され、前記ねじ棒の前記一端側が螺合する固定ナットを備え、
    前記ねじ棒の前記一端側と、前記固定ナットと、前記保持体と、前記ピン挟持体の前記固定部とを溶接により一体に設けたことを特徴とするレバー支点ピン抜き治具。
  5. 請求項4に記載のレバー支点ピン抜き治具において、
    前記レバー支点ピンの長さ寸法をL0、
    前記枠体の長さ寸法をL1、
    前記ねじ棒の長さ寸法をL2、
    前記ピン挟持体の厚さ寸法をT、
    前記保持体の厚さ寸法をt1、
    前記固定ナットの厚さ寸法をt2、
    前記螺合体を構成する前記ナットの厚さ寸法をt3、
    前記螺合体を構成する前記ナットに当接し前記ねじ棒に装着されるワッシャの厚さ寸法をt4、
    前記枠体の前記連結壁の厚さ寸法をt5としたとき、
    L1−t1−t2−t5>L0 の関係、及び
    L2>L1−T+t3+t4 の関係に設定したことを特徴とするレバー支点ピン抜き治具。
  6. 請求項4に記載のレバー支点ピン抜き治具において、
    前記レバー支点ピンは、軸体を形成するピン本体と、このピン本体の一端部に設けられたつば部とを有し、
    前記ピン挟持体の前記固定部及び可動部の、前記保持体に対向する側の面部のそれぞれに、前記レバー支点ピンの前記つば部が収容される弧状凹部を設けたことを特徴とするレバー支点ピン抜き治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107009317A (zh) * 2017-05-22 2017-08-04 卜钰 一种销钉起出器

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