JP2016058357A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子配列を容易に変更することができるコネクタを提供する。【解決手段】PCBコネクタ1は、中空部4を有するコネクタハウジング2と、絶縁部材11A〜11Eと一体的に連結される複数の端子12A〜12Eを有し、所定の挿入方向から中空部4に挿入されることで、挿入方向と直交する積層方向に沿って隣接する絶縁部材11A〜11Eを積層させ、かつ、相互に接触させた状態で、中空部4の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合する複数の端子ブロック10A〜10Eと、を備える。さらに、複数の端子ブロック10A〜10Eがそれぞれに対応する積層方向の正規位置にあるときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの全てを中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合可能とし、それ以外のときに嵌合不能とする嵌合規制部(溝部14B〜14E、筋部13A〜13D)を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来のコネクタでは、その用途や利用環境などの各種要件に応じて、様々なサイズや端子配列のものが存在している(例えば特許文献1)。
特開2008−176949号公報
しかしながら、特定の種類のコネクタを一旦製造してしまうと、コネクタ間口の端子配列を変更しようとする場合には、このコネクタと形状やサイズが同一であっても金型修正や駒換えが必要になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、端子配列を容易に変更することができるコネクタを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るコネクタは、中空部を有する筐体と、絶縁部材及び当該絶縁部材と一体的に連結される単数または複数の端子を有し、所定の挿入方向から前記中空部に挿入されることで、前記挿入方向と直交する積層方向に沿って隣接する前記絶縁部材を積層させ、かつ、相互に接触させた状態で、前記中空部の所定位置にて前記筐体と嵌合する複数の端子ブロックと、前記複数の端子ブロックのそれぞれが、それぞれに対応した前記積層方向の正規位置にあるときに、前記複数の端子ブロックの全てを前記中空部の前記所定位置にて前記筐体と嵌合可能とし、前記複数の端子ブロックの少なくとも一部が、それぞれに対応した前記積層方向の前記正規位置にないときに、前記複数の端子ブロックの少なくとも一部を前記中空部の前記所定位置にて前記筐体と嵌合不能とする嵌合規制部と、を備えることを特徴とする。
また、上記のコネクタにおいて、前記複数の端子ブロックの各前記絶縁部材は、前記挿入方向及び前記積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、前記筐体に嵌合される際に隣接する他の絶縁部材と相互に対向して当接する当接面を有し、前記嵌合規制部は、前記複数の端子ブロックが前記筐体に嵌合される際に当接する一対の当接面において、一方の当接面の前記挿入方向に亘って設けられる溝部と、他方の当接面に前記溝部と嵌合可能に設けられる筋部と、を有し、前記溝部及び前記筋部の前記幅方向の位置は、当該溝部及び当該筋部が設けられる端子ブロックの前記正規位置に応じて異なることが好ましい。
また、上記のコネクタにおいて、前記複数の端子ブロックの各前記絶縁部材は、前記挿入方向及び前記積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、前記筐体に嵌合される際に隣接する他の絶縁部材と相互に対向して当接する当接面を有し、前記嵌合規制部は、前記複数の端子ブロックが前記筐体に嵌合される際に当接する一対の当接面において、一方の当接面に設けられる孔部と、他方の当接面に前記孔部と嵌合可能に設けられる突起部と、を有し、前記孔部及び前記突起部の前記幅方向の位置は、当該孔部及び当該突起部が設けられる端子ブロックの前記正規位置に応じて異なることが好ましい。
また、上記のコネクタにおいて、前記複数の端子ブロックの各前記絶縁部材は、前記挿入方向及び前記積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、前記幅方向の両端に設けられ、前記筐体に嵌合される際に前記中空部の内周面と対向配置される側面を有し、前記嵌合規制部は、前記側面と、前記端子ブロックが前記筐体に嵌合される際に当該側面に当接する前記中空部の前記内周面の部分と、に前記挿入方向に亘って設けられ、相互に嵌合可能な形状に形成される一対の嵌合部を有し、前記一対の嵌合部の形状は、当該一対の嵌合部が設けられる端子ブロックの前記正規位置に応じて異なることが好ましい。
また、上記のコネクタにおいて、前記複数の端子ブロックの各前記絶縁部材は、前記挿入方向及び前記積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、前記幅方向の両端に設けられ、前記筐体に嵌合される際に前記中空部の内周面と対向配置される側面を有し、前記側面と、前記端子ブロックが前記筐体に嵌合される際に当該側面に当接する前記中空部の前記内周面の部分と、に設けられ、当該端子ブロックが前記中空部の前記所定位置まで挿入されたときに当該端子ブロックを前記中空部の前記内周面に係止する係止機構を備えることが好ましい。
また、上記のコネクタにおいて、前記端子の一方の端部が前記挿入方向と直交する方向に屈曲されて基板に接続されることが好ましい。
本発明に係るコネクタは、端子ブロックを適宜置き換えれば、積層方向に沿った各段ごとに端子配列を任意に変更することが可能となるので、端子配列を容易に変更することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタの一例としてのPCBコネクタの概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すPCBコネクタを別方向から視たときの斜視図であると共に、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第五段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングにすべての端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。 図3は、図1に示すPCBコネクタの正面図である。 図4は、図1に示すPCBコネクタの分解斜視図である。 図5は、図1中の端子ブロックの概略構成を示す斜視図である。 図6は、端子ブロック同士の嵌合関係を示す模式図である。 図7は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第一段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングに1個目の端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。 図8は、図7中のVIII−VIII断面図である。 図9は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第二段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングに2個目の端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。 図10は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第三段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングに3個目の端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。 図11は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第四段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングに4個目の端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。 図12は、本実施形態に係るPCBコネクタにおいて、複数の端子ブロックの一部を別の端子ブロックに置き換えた構成の一例を示す正面図である。 図13は、本実施形態に係るPCBコネクタにおいて、複数の端子ブロックの一部を別の端子ブロックに置き換えた構成の一例を示す正面図である。 図14は、実施形態の第一変形例における端子ブロック同士の嵌合関係を示す模式図であり、各端子ブロックの絶縁部材を斜め上方から視た斜視図である。 図15は、実施形態の第一変形例における端子ブロック同士の嵌合関係を示す模式図であり、各端子ブロックの絶縁部材を斜め下方から視た斜視図である。 図16は、実施形態の第二変形例における端子ブロックとコネクタハウジングの中空部の内周面との嵌合関係を示す模式図である。
以下に、本発明に係るコネクタの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
[実施形態]
まず図1〜6を参照して、本発明の一実施形態に係るコネクタの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタの一例としてのPCBコネクタの概略構成を示す斜視図である。図2は、図1に示すPCBコネクタを別方向から視たときの斜視図である。図3は、図1に示すPCBコネクタの正面図である。図4は、図1に示すPCBコネクタの分解斜視図である。図5は、図1中の端子ブロックの概略構成を示す斜視図である。図6は、端子ブロック同士の嵌合関係を示す模式図である。
本実施形態に係るコネクタは、筐体の内部に端子を収容して構成され、この端子を相手側端子と導電接続させるものであり、いわゆる電線対電線接続用の接続機構や電線対基板用の接続機構を構成するものである。本実施形態では、このようなコネクタの一例として、電線対基板用の接続機構の1つであるPCBコネクタ1を挙げて説明する。PCBコネクタ1は、図1,2に示すように、コネクタハウジング2(筐体)に支持される複数の端子12A〜12Eをプリント回路基板(Printed Circuit Board:PCB)101に接続して構成される。PCBコネクタ1は、嵌合相手の相手側コネクタ(図1にコネクタハウジング102のみ示す)と嵌合して内部の端子を相手側コネクタに収容される端子(図示せず)と導通接続させることで、端子12A〜12Eに接続されるPCB101と、相手側コネクタの端子に接続される電線等とを電気的に接続することができる。
以下の説明では、図1に示す端子12A〜12Eの本体部121A〜121Eが延在する方向を「延在方向」と表記し、この延在方向のうち端子12A〜12Eの本体部121A〜121Eの先端部が配置される側を「先端側」、端子12A〜12Eの接続部122A〜122Eが配置される側を「基端側」と表記する。また、この延在方向と直交し、かつ、図1に示す端子12A〜12Eの接続部122A〜122Eが延在する方向であり、後述する端子ブロック10A〜10Eが積層される方向(図3も参照)を「積層方向」と表記し、端子12A〜12Eの接続部122A〜122Eが接続されるプリント回路基板101が配置される側を「下側」、その反対側を「上側」と表記する。また、これらの延在方向及び積層方向と直交し、各端子ブロック10A〜10Eの端子12A〜12Eが並設される方向を「幅方向」と表記する。なお、上記の「延在方向」を「嵌合方向」や「挿入方向」と表記する場合もある。
図1〜4に示すように、PCBコネクタ1は、コネクタハウジング2と、複数の端子ブロック10A〜10Eとを備える。
コネクタハウジング2は、全体が絶縁性の合成樹脂材等で構成される。コネクタハウジング2は、略矩形筒状に形成されるフード部3を有する。フード部3は、内部に筒形状の軸線方向に沿って形成される中空部4を有し、図1,4に示すように、この中空部4の軸線方向両端が開口されている。ここで、フード部3の矩形筒形状の軸線方向は、図1に示す「延在方向」と同一方向である。
図4に示すように、中空部4の内周面において、軸線方向の中間部には、中空部4を接点側空間部5と接続側空間部6とに区画する区画部7が設けられている。接点側空間部5は、フード部3の一方の開口(延在方向先端側の開口)と連通する空間部であり、端子12A〜12Eと電気的に接続される相手側端子(雌型の端子)を保持する相手側コネクタ(雌コネクタ)のコネクタハウジング(雌ハウジング)102が嵌合する空間部である。接続側空間部6は、フード部3の他方の開口(延在方向基端側の開口)と連通する空間部であり、端子12A〜12Eに接続されるプリント回路基板101が位置する側の空間部である。
コネクタハウジング2は、区画部7が接続側空間部6の開口側に寄せて設けられている。これにより、コネクタハウジング2は、接点側空間部5における開口から区画部7までの距離(奥行き)の方が相対的に長く(深く)、接続側空間部6における開口から区画部7までの距離(奥行き)の方が相対的に短く(浅く)なるように形成されている。区画部7の内周面上には、端子ブロック10A〜10Eのそれぞれを保持するための保持突起8A〜8E(係止機構)が設けられている。
複数の端子ブロック10A〜10Eは、複数の端子12A〜12Eを一体的に連結して構成される部材である。端子ブロック10A〜10Eは、樹脂などから形成される絶縁部材11A〜11Eと、この絶縁部材11A〜11Eと一体的に連結される複数の端子12A〜12Eとを有する。なお、各絶縁部材に連結される複数の端子を一纏めにして単一の符号で示す。つまり、例えば、絶縁部材11Aと一体的に連結される複数の端子を符号12Aで一纏めに表し、絶縁部材11Eと一体的に連結される複数の端子を符号12Eで表わす。
複数の端子ブロック10A〜10Eは、挿入方向から中空部4に挿入されることで、積層方向に沿って隣接する絶縁部材11A〜11Eを積層させ、かつ、相互に接触させた状態で、中空部4の区画部7の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合する。複数の端子ブロック10A〜10Eは、区画部7の所定位置に設けられた係止部8A〜8Eに絶縁部材11A〜11Eの幅方向両端を係止させて、コネクタハウジング2に嵌合することで、図3に示すように、中空部4の区画部7の内側の空間を閉塞して、中空部4を接点側空間部5と接続側空間部6とに区画する隔壁を形成する。
絶縁部材11A〜11Eは、幅方向に延在して形成される略角柱状の部材であり、積層方向の上側及び下側に向き相互に対向して設けられる上面15A〜15E及び下面16A〜16Eと、延在方向の先端側及び基端側に向き相互に対向して設けられる前面17A〜17E及び背面18A〜18Eと、幅方向の両端に設けられ、上面15A〜15E、下面16A〜16E、前面17A〜17E及び背面18A〜18Eと直交する一対の側面19A〜19Eとを有する。
絶縁部材11A〜11Eは、コネクタハウジング2に嵌合される際には、上面15A〜15E及び下面16A〜16Eを隣接する他の絶縁部材の下面16A〜16E及び上面15A〜15Eと当接させて積層方向に積層される。すなわち、上面15A〜15E及び下面16A〜16Eが、絶縁部材11A〜11Eをコネクタハウジング2に嵌合する際に隣接する他の絶縁部材と相互に対向して当接する当接面となる。また、絶縁部材11A〜11Eは、コネクタハウジング2に嵌合される際には、幅方向両端の側面19A〜19Eが中空部4の内周面と対向配置される。
絶縁部材11A〜11Eは、幅方向に沿って複数の端子12A〜12Eを並列に配置する。絶縁部材11A〜11Eは、延在方向に沿って複数の圧入孔が設けられている。圧入孔は、前面17A〜17Eと背面18A〜18Eの間を貫通して形成されている。そして、これらの複数の圧入孔に複数の端子12A〜12Eの本体部121A〜121Eのそれぞれが圧入されて、延在方向に沿って支持されている。
ここで、各絶縁部材11A〜11Eに設置される複数の端子12A〜12Eは、PCBコネクタ1が適用される機器で要求される仕様や使用状況等に応じた所定のピッチ、所定の数で形成される。また、複数の端子12A〜12Eは、それぞれが設置される端子ブロック10A〜10Eごとにピッチや設置本数を個別に設定することができる。本実施形態では、端子ブロック10A〜10Eの各絶縁部材11A〜11Eに設定される端子12A〜12Eは、ピッチ及び設置本数がすべて同一であり、図3に示すように、幅方向に11個が一列に配列されている。絶縁部材11A〜11Eは積層方向に5段分あるので、端子ブロック10A〜10Eには合計55個の端子12A〜12Eが設置されている。
各絶縁部材11A〜11Eの幅方向両端の側面19A〜19Eには、係止突起20A〜20Eと、突き当て部21A〜21Eとが、幅方向外側に突設されている。同一の側面19A〜19Eにおいて、係止突起20A〜20Eと突き当て部21A〜21Eとは、延在方向に沿って所定間隔を空けて並設されている。この所定間隔は、コネクタハウジング2の保持突起8A〜8Eが嵌合できる幅で形成されている。係止突起20A〜20Eは、延在方向の先端側に進むにつれて幅方向の中心側へ傾斜する傾斜面を備えて形成されており、絶縁部材11A〜11Eがコネクタハウジング2の中空部4内に挿入される際には、この傾斜面で区画部7上の保持突起8A〜8Eと接触しつつ挿入方向にさらに進出することで、保持突起8A〜8Eを乗り越えることができるよう構成されている。突き当て部21A〜21Eは、絶縁部材11A〜11Eがコネクタハウジング2の中空部4内に挿入される際に、区画部7上の保持突起8A〜8Eに突き当たり、絶縁部材11A〜11Eの中空部4へのさらなる挿入を規制できるよう構成されている。
絶縁部材11A〜11Eがコネクタハウジング2の中空部4内に挿入され、区画部7上の保持突起8A〜8Eが絶縁部材11A〜11Eの係止突起20A〜20Eと突き当て部21A〜21Eとの隙間に係止されることによって、端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2に嵌合する(図8参照)。すなわち、絶縁部材11A〜11Eの側面19A〜19Eに設けられる係止突起20A〜20E及び突き当て部21A〜21Eと、コネクタハウジング2の区画部7(すなわち端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2に嵌合される際に側面19A〜19Eに当接する中空部4の内周面上の部分)に設けられる保持突起8A〜8Eとが、端子ブロック10A〜10Eが中空部4の所定位置まで挿入されたときに当該端子ブロック10A〜10Eを中空部4の内周面に係止する係止機構として機能する。また、係止突起20A〜20E及び突き当て部21A〜21Eの隙間に保持突起8A〜8Eが係止されることによって、端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2に対して位置決めされ、端子ブロック10A〜10Eの挿入方向の位置が規定される。
端子12A〜12Eは、全体が導電性の金属材等で構成され、表面に導電性のめっき等が施されている。端子12A〜12Eは、棒状に形成された角形線材からなる線材端子である。各端子12A〜12Eは、絶縁部材11A〜11Eに設けられる各圧入孔の形状に対応した矩形柱状に形成される。つまり、各端子12A〜12Eは、延在方向と直交する方向の断面形状が矩形状に形成される。
各端子12A〜12Eは、本体部121A〜121Eと、この本体部121A〜121Eから直角に屈曲されて形成される接続部122A〜122Eとを有する。本体部121A〜121Eは、絶縁部材11A〜11Eの各圧入孔に圧入されて係止される部分であり、その先端が延在方向の先端側となるよう延在方向に沿って配置される。本体部121A〜121Eのうち絶縁部材11A〜11Eの前面17A〜17Eから延在方向先端側に突出する部分は、絶縁部材11A〜11Eがコネクタハウジング2に嵌合された状態では、接点側空間部5内に露出し、その端部側にてコネクタ嵌合時に相手側端子と接触する接点部を構成する。一方、本体部121A〜121Eのうち絶縁部材11A〜11Eの背面18A〜18Eから延在方向基端側に突出する部分は、接続側空間部6から外側に突出し、積層方向下側に屈曲して接続部122A〜122Eとなる。接続部122A〜122Eは、その端部が積層方向下側となるよう積層方向に沿って配置される。接続部122A〜122Eは、その端部側にてプリント回路基板101と接続され導通される。
各端子12A〜12Eは、図5に示すように、本体部121A〜121Eの端部の延在方向位置と、接続部122A〜122Eの端部の積層方向位置とを、各端子12A〜12Eが設置される端子ブロック10A〜10Eに関わらずすべて同一となるように構成されている。一方、各端子12A〜12Eは、本体部121A〜121Eに対する接続部122A〜122Eの屈曲位置が、各端子12A〜12Eが設置される端子ブロック10A〜10Eによって異なるように構成されている。端子ブロック10A〜10Eが積層方向の下側に配置されるほど、屈曲位置が延在方向の前側となるように形成されている。また、端子ブロック10A〜10Eが相互に組み付けられた状態で、隣接する端子ブロックに設定される端子同士の間隔が一定となるように構成されている。つまり、図4に示すように、絶縁部材11A〜11Eから延在方向基端側に突出する本体部121A〜121Eの長手寸法と、接続部122A〜122Eの長手寸法は、積層方向の最下部に配置される端子ブロック10Aのものが最短であり、積層方向の上側になるほど段階的に増え、積層方向の最上部に配置される端子ブロック10Eのものが最長となる。
このように、複数の端子ブロック10A〜10Eは、積層方向の何段目に取り付けるかによって端子の寸法が異なるので、それぞれに対応した積層方向の正規位置が定められている。端子ブロック10Aの積層方向の正規位置は、積層方向の最下部である保持突起8Aが設けられる位置である。端子ブロック10Bの積層方向の正規位置は、積層方向の下から2番目である保持突起8Bが設けられる位置である。端子ブロック10Cの積層方向の正規位置は、積層方向の下から3番目である保持突起8Cが設けられる位置である。端子ブロック10Dの積層方向の正規位置は、積層方向の下から4番目である保持突起8Dが設けられる位置である。端子ブロック10Eの積層方向の正規位置は、積層方向の下から5番目である保持突起8Eが設けられる位置である。
複数の端子ブロック10A〜10Eは、端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2に嵌合される際に隣接する一対の当接面、すなわち、隣接する一対の絶縁部材の一方の絶縁部材の上面と、他方の絶縁部材の下面に、溝部14B,14C,14D,14E及び筋部13A,13B,13C,13Dが相互に嵌合可能に設けられている。具体的には、絶縁部材11Eの下面16Eに溝部14Eを有し、この下面16Eと当接する絶縁部材11Dの上面15Dに、この溝部14Eと嵌合可能に設けられる筋部13Dを有する。同様に、絶縁部材11Dの下面16Dに溝部14Dを有し、この下面16Dと当接する絶縁部材11Cの上面15Cに、この溝部14Dと嵌合可能に設けられる筋部13Cを有する。同様に、絶縁部材11Cの下面16Cに溝部14Cを有し、この下面16Cと当接する絶縁部材11Bの上面15Bに、この溝部14Cと嵌合可能に設けられる筋部13Bを有する。同様に、絶縁部材11Bの下面16Bに溝部14Bを有し、この下面16Bと当接する絶縁部材11Aの上面15Aに、この溝部14Bと嵌合可能に設けられる筋部13Aを有する。
筋部13A,13B,13C,13Dは、図4に示すように、延在方向(すなわち端子ブロック10A〜10Eの挿入方向)を長手方向とし、延在方向に亘って絶縁部材11A〜11Dの上面15A〜15Dに設けられている。溝部14B,14C,14D,14Eも、筋部13A〜13Dと同様に、延在方向(すなわち端子ブロック10A〜10Eの挿入方向)を長手方向とし、延在方向に亘って絶縁部材11B〜11Eの下面16B〜16Eに設けられている。これにより、端子ブロック10A〜10Eは、隣接する端子ブロック間において、溝部と筋部とを嵌合させた状態で、挿入方向に沿って摺動可能に構成されている。
溝部14B,14C,14D,14E及び筋部13A,13B,13C,13Dの幅方向の位置は、これらの溝部14B,14C,14D,14E及び筋部13A,13B,13C,13Dが設けられる端子ブロック10A〜10Eの積層方向の正規位置に応じて異なるように構成されている。つまり、筋部13A及び溝部14Bの幅方向位置と、筋部13B及び溝部14Cの幅方向位置と、筋部13C及び溝部14Dの幅方向位置と、筋部13D及び溝部14Eの幅方向位置とは、それぞれ異なる位置に設定されている。これにより、端子ブロック10A〜10Eが、それぞれに対応する積層方向の正規位置にあるとき、すなわち、積層方向下側から上側へ向かって端子ブロック10A、端子ブロック10B、端子ブロック10C、端子ブロック10D、端子ブロック10Eの順で積層されるときに限り、すべての溝部14B,14C,14D,14Eと筋部13A,13B,13C,13Dとを嵌合させることができる。このとき、複数の端子ブロック10A〜10Eの全てを中空部4の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合可能とすることができる。一方、端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部が、それぞれに対応する積層方向の正規位置にないときには、溝部14B,14C,14D,14Eと筋部13A,13B,13C,13Dとの少なくとも一組が対向して配置されず、相互に嵌合させることができない。このとき、複数の端子ブロック10A〜10Eのうち、少なくとも正規位置に配置されていない端子ブロックは、自らの溝部または筋部が邪魔となって隣接する他の端子ブロックの間隙に挿入できないので、中空部4の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合不能となる。
このように、本実施形態では、溝部14B〜14E及び筋部13A〜13Dは、複数の端子ブロック10A〜10Eのそれぞれが、それぞれに対応した積層方向の正規位置にあるときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの全てを中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合可能とし、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部が、それぞれに対応した積層方向の正規位置にないときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部を中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合不能とする「嵌合規制部」として機能する。
次に、図2,7〜11を参照して、本実施形態のPCBコネクタ1の組み立て手順を説明する。図7は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第一段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングに1個目の端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。図8は、図7中のVIII−VIII断面図である。図9は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第二段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングに2個目の端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。図10は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第三段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングに3個目の端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。図11は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第四段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングに4個目の端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図である。なお、図2は、本実施形態のPCBコネクタの組み立て手順の第五段階を示す斜視図であり、コネクタハウジングにすべての端子ブロックを嵌合した状態を示す斜視図でもある。
まず図7に示す第一段階のように、複数の端子ブロック10A〜10Eのうち、積層方向の正規位置が下側から1番目である端子ブロック10Aが、延在方向基端側からコネクタハウジング2の中空部4に挿入される。端子ブロック10Aは、中空部4の内周面上の区画部7に設けられる複数の保持突起8A〜8Eのうち、積層方向の最下部に位置する保持突起8Aと係合可能な積層方向の位置にて延在方向に沿って挿入される。そして、図8に示すように、保持突起8Aが絶縁部材11Aの係止突起20Aと突き当て部21Aとの隙間に係止されることによって、図7,8に示すように端子ブロック10Aがコネクタハウジング2に嵌合される。なお、図8の断面図は端子ブロック10Aと保持突起8Aとの嵌合状態を示す図であるが、他の端子ブロック10B〜10Eと保持突起8B〜8Eとの嵌合関係も同様であるので、以降では図8の符号Aを符号B〜Eに置き換えて図8を参照して説明する場合がある。
次に、図9に示す第二段階のように、積層方向の正規位置が下側から2番目である端子ブロック10Bが、延在方向基端側からコネクタハウジング2の中空部4に挿入される。端子ブロック10Bは、中空部4の内周面上の区画部7に設けられる複数の保持突起8A〜8Eのうち、積層方向の位置が下側から2番目の保持突起8Bと係合可能な積層方向の位置にて延在方向に沿って挿入される。このとき、端子ブロック10Bは、絶縁部材11Bの下面16Bに設けられる溝部14Bを、端子ブロック10Aの絶縁部材11Aの上面15Aに設けられる筋部13Aと嵌合させ、この筋部13Aに沿って摺動させながら延在方向先端側に移動する。そして、図8に示すように、保持突起8Bが絶縁部材11Bの係止突起20Bと突き当て部21Bとの隙間に係止されることによって、図9に示すように端子ブロック10Bがコネクタハウジング2に嵌合される。
次に、図10に示す第三段階のように、積層方向の正規位置が下側から3番目である端子ブロック10Cが、延在方向基端側からコネクタハウジング2の中空部4に挿入される。端子ブロック10Cは、中空部4の内周面上の区画部7に設けられる複数の保持突起8A〜8Eのうち、積層方向の位置が下側から3番目の保持突起8Cと係合可能な積層方向の位置にて延在方向に沿って挿入される。このとき、端子ブロック10Cは、絶縁部材11Cの下面16Cに設けられる溝部14Cを、端子ブロック10Bの絶縁部材11Bの上面15Bに設けられる筋部13Bと嵌合させ、この筋部13Bに沿って摺動させながら延在方向先端側に移動する。そして、図8に示すように、保持突起8Cが絶縁部材11Cの係止突起20Cと突き当て部21Cとの隙間に係止されることによって、図10に示すように端子ブロック10Cがコネクタハウジング2に嵌合される。
次に、図11に示す第四段階のように、積層方向の正規位置が下側から4番目である端子ブロック10Dが、延在方向基端側からコネクタハウジング2の中空部4に挿入される。端子ブロック10Dは、中空部4の内周面上の区画部7に設けられる複数の保持突起8A〜8Eのうち、積層方向の位置が下側から4番目の保持突起8Dと係合可能な積層方向の位置にて延在方向に沿って挿入される。このとき、端子ブロック10Dは、絶縁部材11Dの下面16Dに設けられる溝部14Dを、端子ブロック10Cの絶縁部材11Cの上面15Cに設けられる筋部13Cと嵌合させ、この筋部13Cに沿って摺動させながら延在方向先端側に移動する。そして、図8に示すように、保持突起8Dが絶縁部材11Dの係止突起20Dと突き当て部21Dとの隙間に係止されることによって、図11に示すように端子ブロック10Dがコネクタハウジング2に嵌合される。
そして、図2に示す第五段階のように、積層方向の正規位置が下側から5番目である端子ブロック10Eが、延在方向基端側からコネクタハウジング2の中空部4に挿入される。端子ブロック10Eは、中空部4の内周面上の区画部7に設けられる複数の保持突起8A〜8Eのうち、積層方向の位置が下側から5番目の保持突起8Eと係合可能な積層方向の位置にて延在方向に沿って挿入される。このとき、端子ブロック10Eは、絶縁部材11Eの下面16Eに設けられる溝部14Eを、端子ブロック10Dの絶縁部材11Dの上面15Dに設けられる筋部13Dと嵌合させ、この筋部13Dに沿って摺動させながら延在方向先端側に移動する。そして、図8に示すように、保持突起8Eが絶縁部材11Eの係止突起20Eと突き当て部21Eとの隙間に係止されることによって、図2に示すように端子ブロック10Eがコネクタハウジング2に嵌合される。この結果、複数の端子ブロック10A〜10Eのすべてがコネクタハウジング2に嵌合され、PCBコネクタ1の組み立てが完了する。
次に、本実施形態に係るPCBコネクタ1の効果を説明する。
本実施形態のPCBコネクタ1は、中空部4を有するコネクタハウジング2と、絶縁部材11A〜11E及び当該絶縁部材11A〜11Eと一体的に連結される複数の端子12A〜12Eを有し、所定の挿入方向から中空部4に挿入されることで、挿入方向と直交する積層方向に沿って隣接する絶縁部材11A〜11Eを積層させ、かつ、相互に接触させた状態で、中空部4の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合する複数の端子ブロック10A〜10Eと、複数の端子ブロック10A〜10Eのそれぞれが、それぞれに対応した積層方向の正規位置にあるときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの全てを中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合可能とし、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部が、それぞれに対応した積層方向の正規位置にないときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部を中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合不能とする嵌合規制部と、を備える。この嵌合規制部は、具体的には、複数の端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2に嵌合される際に当接する一対の当接面(隣接する一対の端子ブロックの一方の上面15A〜15Dと他方の下面16B〜16E)において、一方の当接面(下面16B〜16E)の挿入方向に亘って設けられる溝部14B〜14Eと、他方の当接面(上面15A〜15D)に溝部14B〜14Eと嵌合可能に設けられる筋部13A〜13Dと、を有する。さらに、溝部14B〜14E及び筋部13A〜13Dの幅方向の位置は、当該溝部14B〜14E及び当該筋部13A〜13Dが設けられる端子ブロック10A〜10Eのそれぞれに対応した積層方向の正規位置に応じて異なる。
これらの構成により、PCBコネクタ1が備える複数の端子12A〜12Eを、複数の端子ブロック10A〜10Eごとに区分してPCBコネクタ1に配列させることができる。また、複数の端子ブロック10A〜10Eは、コネクタハウジング2から個別に脱着可能に構成されるので、端子ブロック10A〜10Eの一部または全部を、異なる端子配列を有する別の端子ブロックに置き換えることが可能である。つまり、本実施形態のPCBコネクタ1は、端子ブロック10A〜10Eを適宜置き換えれば、積層方向に沿った各段ごとに端子配列を任意に変更することが可能である。したがって、本実施形態では、PCBコネクタ1のコネクタ間口の端子配列を変更しようとする場合には、金型修正や駒換えを行う必要がなく、端子ブロック10A〜10Eを別のものに置き換えるという作業を行うだけで、PCBコネクタ1の端子配列を容易に変更することができる。また、本実施形態では、先に絶縁部材11A〜11Eに複数の端子12A〜12Eを圧入して端子ブロック10A〜10Eとして一体的に組み立てた後に、これらの端子ブロック10A〜10E単位でコネクタハウジング2に嵌合される。このような組み立て手順は、従来のコネクタのように複数の端子を筐体に直接圧入する手法と比較して組み立てが容易であるので、本実施形態によってコネクタの組み立ての作業容易性を向上できる。
さらに、上記構成により、複数の端子ブロック10A〜10Eの各絶縁部材11A〜11Eに、嵌合規制部としての溝部14B〜14E及び筋部13A〜13Dが設けられる。これにより、複数の端子ブロック10A〜10Eのそれぞれが、それぞれに対応した積層方向の正規位置にあるときに限り、溝部14B〜14Eと筋部13A〜13Dとがすべて正しく嵌合され、端子ブロック10A〜10Eが絶縁部材11A〜11Eを積層させ、かつ、相互に接触させた状態で中空部4に挿入でき、端子ブロック10A〜10Eのすべてをコネクタハウジング2と正しく嵌合させることができる。一方、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部が、それぞれに対応した積層方向の正規位置にないときには、溝部14B〜14Eと筋部13A〜13Dとの少なくとも一部が正しく嵌合されないので、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部はコネクタハウジング2と嵌合できない。端子ブロックが嵌合できないという状況を発生させることによって、複数の端子ブロック10A〜10Eが積層方向の正規位置に無いことを組み立て作業の作業者に認識させることが容易となり、複数の端子ブロック10A〜10Eのコネクタハウジング2の入れ間違いを未然に防止することが可能となる。
ここで、図12,13を参照して、上述した本実施形態の効果についてさらに説明する。図12,13は、本実施形態に係るPCBコネクタにおいて、複数の端子ブロックの一部を別の端子ブロックに置き換えた構成の一例を示す正面図である。
上記実施形態では、複数の端子ブロック10A〜10Eとして、各ブロックに設置される複数の端子12A〜12Eのピッチ及び設置本数がすべて同一であり、幅方向に11個の端子が一列に配列される構成を例示した(図3参照)。図12,13では、端子ブロック10A〜10Eとは別の端子ブロックとして、幅方向に8個の端子が一列に配列される端子ブロック30A,30B,30C(以下では纏めて「端子ブロック30」とも表記する場合がある)と、幅方向に6個の端子が一列に配列される端子ブロック40D,40E(以下では纏めて「端子ブロック40」とも表記する場合がある)が例示されている。図12では、端子ブロック10A,10Bの位置に端子ブロック30A,30Bが置き換えられ、また、端子ブロック10D,10Eの位置に端子ブロック40D,40Eが置き換えられて、コネクタハウジング2に嵌合されている。図13では、端子ブロック10Aの位置に端子ブロック30Aが置き換えられ、端子ブロック10Cの位置に端子ブロック30Cが置き換えられ、端子ブロック10Eの位置に端子ブロック40Eが置き換えられて、コネクタハウジング2に嵌合されている。
図3,12,13に示すように、端子ブロック30Aは、端子ブロック10Aと同一の幅方向位置に筋部13Aを有する。図12,13に示すように、端子ブロック30Bは、端子ブロック10Bと同一の幅方向位置に筋部13B及び溝部14Bを有する。図12,13に示すように、端子ブロック30Cは、端子ブロック10Cと同一の幅方向位置に筋部13C及び溝部14Cを有する。図12,13に示すように、端子ブロック40Dは、端子ブロック10Dと同一の幅方向位置に筋部13D及び溝部14Dを有する。図3,12,13に示すように、端子ブロック40Eは、端子ブロック10Eと同一の幅方向位置に溝部14Eを有する。
このように、本実施形態のPCBコネクタ1では、複数の端子ブロック10A〜10Eと異なる端子配列を有し、かつ、置き換える端子ブロック10A〜10Eと同一配置の溝部または筋部を有する端子ブロック30,40と置き換えることで、積層方向に沿った各段の端子配列を任意に変更することができる。これにより、例えば同一の外形のコネクタハウジングを一種類作成すれば、端子ブロックを適宜変更することで多様な端子配列のコネクタを容易に製造することが可能となるので、コネクタの端子配列の自由度や、コネクタの汎用性を格段に向上できる。
また、本実施形態のPCBコネクタ1において、複数の端子ブロック10A〜10Eの各絶縁部材11A〜11Eは、挿入方向及び積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、幅方向の両端に設けられ、コネクタハウジング2に嵌合される際に中空部4の内周面と対向配置される側面19A〜19Eを有する。PCBコネクタ1は、当該端子ブロック10A〜10Eが中空部4の所定位置まで挿入されたときに当該端子ブロック10A〜10Eを中空部4の内周面に係止する係止機構を備え、この係止機構としては具体的には、絶縁部材11A〜11Eの側面19A〜19Eに設けられる係止突起20A〜20E及び突き当て部21A〜21Eと、端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2に嵌合される際に当該側面19A〜19Eに当接する中空部4の内周面上の部分(区画部7)に設けられる保持突起8A〜8Eと、を有する。
この構成により、端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2の中空部4の所定位置まで挿入されたときに当該端子ブロック10A〜10Eを中空部4の内周面に適切に係止させることができるので、コネクタハウジング2に対する端子ブロック10A〜10Eの位置決め精度を向上できる。
また、本実施形態のPCBコネクタ1において、端子12A〜12Eの一方の端部が挿入方向と直交する積層方向下側に屈曲されてプリント回路基板101に接続される。
この構成により、PCBコネクタ1では、複数の端子ブロック10A〜10Eの積層方向と、プリント回路基板101からのコネクタの立設方向とが同一となるので、複数の端子ブロック10A〜10Eのそれぞれに結合される端子12A〜12Eは、接続部122A〜122Eの長手寸法によって区分されることになる。これにより、複数の端子ブロック10A〜10Eが積層方向の正規位置に無い場合には、端子12A〜12Eの接続部122A〜122Eの端部位置が不均一となるので、端子ブロック10A〜10Eの入れ間違いを組み立て作業の作業者に認識させることがさらに容易となる。
[第一変形例]
次に、図14,15を参照して上記実施形態の第一変形例を説明する。図14は、実施形態の第一変形例における端子ブロック同士の嵌合関係を示す模式図であり、各端子ブロックの絶縁部材を斜め上方から視た斜視図である。図15は、実施形態の第一変形例における端子ブロック同士の嵌合関係を示す模式図であり、各端子ブロックの絶縁部材を斜め下方から視た斜視図である。
図14,15に示すように、上記実施形態の溝部14B〜14E及び筋部13A〜13Dの代わりに、孔部114B,114C,114D,114E及び突起部113A,113B,113C,113Dを設ける構成としても良い。
具体的には、絶縁部材11Eの下面16Eに孔部114Eを有し、この下面16Eと当接する絶縁部材11Dの上面15Dに、この孔部114Eと嵌合可能に設けられる突起部113Dを有する。同様に、絶縁部材11Dの下面16Dに孔部114Dを有し、この下面16Dと当接する絶縁部材11Cの上面15Cに、この孔部114Dと嵌合可能に設けられる突起部113Cを有する。同様に、絶縁部材11Cの下面16Cに孔部114Cを有し、この下面16Cと当接する絶縁部材11Bの上面15Bに、この孔部114Cと嵌合可能に設けられる突起部113Bを有する。同様に、絶縁部材11Bの下面16Bに孔部114Bを有し、この下面16Bと当接する絶縁部材11Aの上面15Aに、この孔部114Bと嵌合可能に設けられる突起部113Aを有する。
突起部113A,113B,113C,113Dは、図14に示すように、絶縁部材11A〜11Dの上面15A〜15Dから積層方向上側に突設されている。突起部113A,113B,113C,113Dは、図14の例では略円柱形状である。孔部114B,114C,114D,114Eは、絶縁部材11B〜11Eの下面16B〜16Eから積層方向に沿って形成されている。
孔部114B,114C,114D,114E及び突起部113A,113B,113C,113Dの幅方向の位置は、上記実施形態の溝部14B〜14E及び筋部13A〜13Dと同様に、これらの孔部114B,114C,114D,114E及び突起部113A,113B,113C,113Dが設けられる端子ブロック10A〜10Eの積層方向の正規位置に応じて異なるように構成されている。
第一変形例では、PCBコネクタ1を組み立てる際には、まずは孔部114B,114C,114D,114Eに突起部113A,113B,113C,113Dのそれぞれが嵌合され、これにより、複数の端子ブロック10A〜10Eを、絶縁部材11A〜11Eが積層し、かつ、相互に接触して一体的に組み立てられた状態とする。そして、一体的に組み立てられた状態の複数の端子ブロック10A〜10Eが、中空部4に挿入されて中空部4の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合する。
第一変形例では、孔部114B〜114E及び突起部113A〜113Dは、複数の端子ブロック10A〜10Eのそれぞれが、それぞれに対応した積層方向の正規位置にあるときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの全てを中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合可能とし、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部が、それぞれに対応した積層方向の正規位置にないときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの全てを中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合不能とする「嵌合規制部」として機能する。
[第二変形例]
次に、図16を参照して上記実施形態の第二変形例を説明する。図16は、実施形態の第二変形例における端子ブロックとコネクタハウジングの中空部の内周面との嵌合関係を示す模式図である。
図16に示すように、上記実施形態の溝部14B〜14E及び筋部13A〜13Dの代わりに、複数の端子ブロック10A〜10Eの各絶縁部材11A〜11Eの幅方向両端の側面19A〜19Eに設けられる部材側嵌合部213A〜213Eと、端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2に嵌合される際に当該側面19A〜19Eに当接する中空部4の内周面上の部分(区画部7)に設けられる筐体側嵌合部214A〜214Eと、を有する構成としてもよい。
部材側嵌合部213A〜213E及び筐体側嵌合部214A〜214Eのそれぞれは、一対の嵌合部である。つまり、部材側嵌合部213A及び筐体側嵌合部214A、部材側嵌合部213B及び筐体側嵌合部214B、部材側嵌合部213C及び筐体側嵌合部214C、部材側嵌合部213D及び筐体側嵌合部214D、並びに、部材側嵌合部213E及び筐体側嵌合部214Eが、それぞれ相互に嵌合する一対の嵌合部である。
部材側嵌合部213A〜213E及び筐体側嵌合部214A〜214Eの各対は、端子ブロック10A〜10Eの挿入方向(延在方向)に亘って設けられ、図16に示すように、延在方向から視たときに相互に嵌合可能な形状に形成される。つまり、部材側嵌合部213A〜213E及び筐体側嵌合部214A〜214Eの各対は、端子ブロック10A〜10Eがコネクタハウジング2に嵌合される際に、端子ブロック10A〜10Eの挿入方向への移動に応じて相互に嵌合可能であり、かつ、部材側嵌合部213A〜213Eが筐体側嵌合部214A〜214Eに対して延在方向(図16の紙面垂直方向)に摺動可能に形成されている。
さらに、部材側嵌合部213A〜213E及び筐体側嵌合部214A〜214Eの各対の形状は、当該各対の嵌合部が設けられる端子ブロック10A〜10Eの積層方向の正規位置に応じて異なるように構成されている。
第二変形例では、部材側嵌合部213A〜213E及び筐体側嵌合部214A〜214Eは、複数の端子ブロック10A〜10Eのそれぞれが、それぞれに対応した積層方向の正規位置にあるときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの全てを中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合可能とし、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部が、それぞれに対応した積層方向の正規位置にないときに、複数の端子ブロック10A〜10Eの少なくとも一部を中空部4の内周面の所定位置にてコネクタハウジング2と嵌合不能とする「嵌合規制部」として機能する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、複数の端子ブロック10A〜10Eの各絶縁部材11A〜11Eに複数の端子12A〜12Eが一体的に連結される構成を例示したが、1つの絶縁部材11A〜11Eに単数の端子を設ける構成としてもよい。
また、上記実施形態では、本発明に係るコネクタの一例として電線対基板用の接続機構の1つであるPCBコネクタ1を例示したが、本発明は、例えば端子12A〜12Eを電線等に接続する構成など、電線対電線接続用の接続機構としてのコネクタにも適用可能である。また、上記実施形態では、PCBコネクタ1の構成として、端子12A〜12Eが直角に屈曲してプリント回路基板101に接続される構成を例示したが、これ以外の構成としても良い。
1 PCBコネクタ(コネクタ)
2 コネクタハウジング(筐体)
4 中空部
7 区画部
8A〜8E 保持突起(係止機構)
10A〜10E 端子ブロック
11A〜11E 絶縁部材
12A〜12E 端子
13A,13B,13C,13D 筋部(嵌合規制部)
14B,14C,14D,14E 溝部(嵌合規制部)
15A〜15E 上面(当接面)
16A〜16E 下面(当接面)
19A〜19E 側面
20A〜20E 係止突起(係止機構)
21A〜21E 突き当て部(係止機構)
101 プリント回路基板(基板)
113A,113B,113C,113D 突起部(嵌合規制部)
114B,114C,114D,114E 孔部(嵌合規制部)
213A〜213E 部材側嵌合部(嵌合規制部)
214A〜214E 筐体側嵌合部(嵌合規制部)

Claims (6)

  1. 中空部を有する筐体と、
    絶縁部材及び当該絶縁部材と一体的に連結される単数または複数の端子を有し、所定の挿入方向から前記中空部に挿入されることで、前記挿入方向と直交する積層方向に沿って隣接する前記絶縁部材を積層させ、かつ、相互に接触させた状態で、前記中空部の所定位置にて前記筐体と嵌合する複数の端子ブロックと、
    前記複数の端子ブロックのそれぞれが、それぞれに対応した前記積層方向の正規位置にあるときに、前記複数の端子ブロックの全てを前記中空部の前記所定位置にて前記筐体と嵌合可能とし、前記複数の端子ブロックの少なくとも一部が、それぞれに対応した前記積層方向の前記正規位置にないときに、前記複数の端子ブロックの少なくとも一部を前記中空部の前記所定位置にて前記筐体と嵌合不能とする嵌合規制部と、
    を備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記複数の端子ブロックの各前記絶縁部材は、前記挿入方向及び前記積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、前記筐体に嵌合される際に隣接する他の絶縁部材と相互に対向して当接する当接面を有し、
    前記嵌合規制部は、前記複数の端子ブロックが前記筐体に嵌合される際に当接する一対の当接面において、一方の当接面の前記挿入方向に亘って設けられる溝部と、他方の当接面に前記溝部と嵌合可能に設けられる筋部と、を有し、
    前記溝部及び前記筋部の前記幅方向の位置は、当該溝部及び当該筋部が設けられる端子ブロックの前記正規位置に応じて異なる、
    請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記複数の端子ブロックの各前記絶縁部材は、前記挿入方向及び前記積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、前記筐体に嵌合される際に隣接する他の絶縁部材と相互に対向して当接する当接面を有し、
    前記嵌合規制部は、前記複数の端子ブロックが前記筐体に嵌合される際に当接する一対の当接面において、一方の当接面に設けられる孔部と、他方の当接面に前記孔部と嵌合可能に設けられる突起部と、を有し、
    前記孔部及び前記突起部の前記幅方向の位置は、当該孔部及び当該突起部が設けられる端子ブロックの前記正規位置に応じて異なる、
    請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記複数の端子ブロックの各前記絶縁部材は、前記挿入方向及び前記積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、前記幅方向の両端に設けられ、前記筐体に嵌合される際に前記中空部の内周面と対向配置される側面を有し、
    前記嵌合規制部は、前記側面と、前記端子ブロックが前記筐体に嵌合される際に当該側面に当接する前記中空部の前記内周面の部分と、に前記挿入方向に亘って設けられ、相互に嵌合可能な形状に形成される一対の嵌合部を有し、
    前記一対の嵌合部の形状は、当該一対の嵌合部が設けられる端子ブロックの前記正規位置に応じて異なる、
    請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記複数の端子ブロックの各前記絶縁部材は、前記挿入方向及び前記積層方向と直交する幅方向に沿って延在して形成され、前記幅方向の両端に設けられ、前記筐体に嵌合される際に前記中空部の内周面と対向配置される側面を有し、
    前記側面と、前記端子ブロックが前記筐体に嵌合される際に当該側面に当接する前記中空部の前記内周面の部分と、に設けられ、当該端子ブロックが前記中空部の前記所定位置まで挿入されたときに当該端子ブロックを前記中空部の前記内周面に係止する係止機構を備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記端子の一方の端部が前記挿入方向と直交する方向に屈曲されて基板に接続される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のコネクタ。
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