JP2016050585A - バルブ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力を低減することができるバルブ制御装置を提供する。【解決手段】リニアソレノイドバルブ31を制御するTCU10は、ソレノイド46に所定の検査用電流を流す検査手段52と、検査用電流を流すよう指令されてからスプール45が動き始めるまでの初動時間Tsを算出する初動時間算出手段53と、初動時間Tsが所定の判定時間Td以上である場合、スプール45の動きが鈍化していると判定する鈍化判定手段54と、スプール45の動きが鈍化していると判定された場合に、バルブボディ44とスプール45との間の異物を除去するためにスプール45を動かす異物除去作動を実施する異物除去手段55とを備えている。これにより、初動時間Tsに基づいてスプール45の動きが鈍くなっているか否かを判断することよって異物の有無を推定し、異物が有ると推定された場合に異物除去作動を実施している。【選択図】図3
Description
本発明は、リニアソレノイドバルブを制御するバルブ制御装置に関する。
油圧または流量を連続的に調整可能なリニアソレノイドバルブが知られている。このリニアソレノイドバルブは、例えば車両用変速機の油圧回路に設けられ、クラッチなどの摩擦係合要素や他のバルブに供給される作動油を調整するために用いられる。
ところで、リニアソレノイドバルブを通過する作動油には、油圧回路の各部を循環する際に混入する異物が存在している可能性がある。この異物がバルブボディ内に堆積すると、弁体の動きが鈍くなったり弁体が固着したりするおそれがあった。
これに対して、特許文献1に開示された油圧制御装置では、バルブボディと弁体との間に入り込んだ異物を除去するために、弁体を所定の周期で振動させている。
これに対して、特許文献1に開示された油圧制御装置では、バルブボディと弁体との間に入り込んだ異物を除去するために、弁体を所定の周期で振動させている。
ところが、特許文献1に開示された油圧制御装置では、異物の有無に拘わらず弁体を振動させるため、無駄な電力消費が多いという問題があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力を低減することができるバルブ制御装置を提供することである。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力を低減することができるバルブ制御装置を提供することである。
本発明は、リニアソレノイドバルブを制御するバルブ制御装置であって、検査手段と、初動時間算出手段と、鈍化判定手段と、異物除去手段とを備えている。検査手段は、ソレノイドに所定の検査用電流を流す。初動時間算出手段は、検査用電流を流すよう指令されてから弁体が動き始めるまでの時間である初動時間を算出する。鈍化判定手段は、初動時間が所定の判定時間以上である場合、弁体の動きが鈍化していると判定する。異物除去手段は、弁体の動きが鈍化していると判定された場合に、バルブボディ内の異物を除去するために弁体を動かす異物除去作動を実施する。
このように初動時間に基づいて弁体の動きが鈍くなっているか否かを判断することよって、異物の有無を推定することができる。そして、異物が有ると推定された場合に限って異物除去作動を実施している。したがって、異物が無いときに異物除去作動を実施して無駄な電力を消費することを回避可能である。そのため、本発明によれば消費電力を低減することができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。
<一実施形態>
本発明の一実施形態による「バルブ制御装置」としてのトランスミッション制御ユニットを図1に示す。トランスミッション制御ユニット10は、車両用の自動変速機20に設けられている。以下、トランスミッション制御ユニットを「TCU」と記載する。
<一実施形態>
本発明の一実施形態による「バルブ制御装置」としてのトランスミッション制御ユニットを図1に示す。トランスミッション制御ユニット10は、車両用の自動変速機20に設けられている。以下、トランスミッション制御ユニットを「TCU」と記載する。
[自動変速機20の概略構成]
先ず、自動変速機20の概略構成について図1、図2を参照して説明する。
自動変速機20は、トルクコンバータ15を介してエンジン16に連結される変速機構21と、油圧制御部22と、TCU10とを備えている。
先ず、自動変速機20の概略構成について図1、図2を参照して説明する。
自動変速機20は、トルクコンバータ15を介してエンジン16に連結される変速機構21と、油圧制御部22と、TCU10とを備えている。
変速機構21は、クラッチ23〜25およびブレーキ26〜28を含む複数の摩擦係合要素を有しており、各摩擦係合要素が選択的に係合されることによって変速比を段階的に変化させる。図2には、便宜上、1つのクラッチ23のみを示している。
油圧制御部22は、オイルポンプ29から圧送された作動油を調圧して摩擦係合要素に供給する複数のリニアソレノイドバルブ31〜36を有している。図2には、便宜上、1つのリニアソレノイドバルブ31のみを示している。
図2に示すように、リニアソレノイドバルブ31は、供給ポート41、ドレンポート42および吐出ポート43を有するバルブボディ44と、バルブボディ44内で各ポート同士の連通および遮断を切り替える「弁体」としてのスプール45と、スプール45を駆動するソレノイド46とを有している。ソレノイド46の内側の可動鉄心47は、ソレノイド46の励磁電流の大きさに応じて軸方向へ移動する。スプール45は、可動鉄心47と共に軸方向へ移動し、軸方向位置に応じて出力油圧を変化させる。図2に示すダンパ48および絞り弁49は、作動油圧の脈動を低減するためのものである。
TCU10は、マイクロコンピュータ11および駆動回路12などから構成されている。マイクロコンピュータ11は、車両に設けられる各種センサとソレノイド46とに接続されており、各種センサの検出値に基づきプログラム処理を実行することによって、リニアソレノイドバルブ31〜36の出力油圧の目標値およびそれに対応するソレノイド46の電流指令値を算出する。駆動回路12は、算出された電流指令値に基づきソレノイド46に電流を流す。TCU10は、ソレノイド46の電流を制御することによってスプール45の軸方向位置を変化させ、各摩擦係合要素に供給される作動油の圧力を制御する。
[TCU10の特徴構成]
次に、TCU10の特徴構成について図3を参照して説明する。
TCU10は、リニアソレノイドバルブ31〜36のバルブボディ44とスプール45との間に入り込んだ異物を除去するための機能を有している。具体的には、図3に示すように、TCU10は、電流検出手段51、検査手段52、初動時間算出手段53、鈍化判定手段54、異物除去手段55、および固着判定手段56を備えている。以下、リニアソレノイドバルブ31について説明する。
次に、TCU10の特徴構成について図3を参照して説明する。
TCU10は、リニアソレノイドバルブ31〜36のバルブボディ44とスプール45との間に入り込んだ異物を除去するための機能を有している。具体的には、図3に示すように、TCU10は、電流検出手段51、検査手段52、初動時間算出手段53、鈍化判定手段54、異物除去手段55、および固着判定手段56を備えている。以下、リニアソレノイドバルブ31について説明する。
電流検出手段51は、ソレノイド46に流れる実際の電流を検出する。
検査手段52は、ソレノイド46に所定の検査用電流を所定時間流す。本実施形態では、検査手段52は、リニアソレノイドバルブ31の非作動時に検査用電流を流す。リニアソレノイドバルブ31が非作動であるか否かは、電流検出手段51の検出値に基づき判断される。検査用電流は、クラッチ23が係合しない程度にリニアソレノイドバルブ31の出力油圧の変化が収まる電流である。
検査手段52は、ソレノイド46に所定の検査用電流を所定時間流す。本実施形態では、検査手段52は、リニアソレノイドバルブ31の非作動時に検査用電流を流す。リニアソレノイドバルブ31が非作動であるか否かは、電流検出手段51の検出値に基づき判断される。検査用電流は、クラッチ23が係合しない程度にリニアソレノイドバルブ31の出力油圧の変化が収まる電流である。
初動時間算出手段53は、検査用電流を流すよう指令されてからスプール45が動き始めるまでの時間である初動時間Tsを算出する。本実施形態では、初動時間算出手段53は、検査用電流を流すよう指令されてから、電流検出手段51の検出値が上昇後に下降し始めるまでの時間を初動時間Tsとする。
鈍化判定手段54は、初動時間Tsが所定の判定時間Td以上である場合、スプール45の動きが鈍化していると判定する。また、鈍化判定手段54は、検査用電流を流すよう指令されてから、判定時間Tdよりも長い所定の制限時間TLが経過するまでの間に、電流検出手段51の検出値が上昇後に下降しない場合、スプール45の動きが鈍化していると判定する。
異物除去手段55は、スプール45の動きが鈍化していると判定された場合に限って、バルブボディ44とスプール45との間の異物を除去するためにスプール45を動かす異物除去作動を実施する。異物除去作動は、例えば、リニアソレノイドバルブ31の出力油圧が変化しないか、あるいはクラッチ23が係合しない程度にリニアソレノイドバルブ31の出力油圧の変化が収まるように、ソレノイド46を極短時間通電してスプール45を瞬間的に動かすことを繰り返す作動である。
また、異物除去手段55は、初動時間Tsが判定時間Tdより短くなるか、あるいは実施回数が所定回数に達するまで異物除去作動を実施する。
固着判定手段56は、異物除去作動が上記所定回数実施されても初動時間Tsが判定時間Tdより短くならない場合、スプール45が固着していると判定する。
固着判定手段56は、異物除去作動が上記所定回数実施されても初動時間Tsが判定時間Tdより短くならない場合、スプール45が固着していると判定する。
[TCU10の作動]
次に、TCU10の作動について図4、図5を参照して説明する。以下に示す一連の処理は、TCU10が起動されてから起動停止されるまでの間に繰り返し実行される。
次に、TCU10の作動について図4、図5を参照して説明する。以下に示す一連の処理は、TCU10が起動されてから起動停止されるまでの間に繰り返し実行される。
図4に示すように、先ずステップS1では、電流検出手段51の検出値に基づきリニアソレノイドバルブ31が非作動であるか否かが判定される。ステップS1の判定が肯定された場合(S1:Yes)、処理はステップS2に移行する。一方、ステップS1の判定が否定された場合(S1:No)、処理は図4および図5のルーチンを終了する。
ステップS2では、ソレノイド46に検査用電流を所定時間流すよう指令が出力される。ステップS2のあと、処理はステップS3に移行する。
ステップS3では、初動時間Tsを計時するための初動時間タイマによる計時が開始される。ステップS3のあと、処理はステップS4に移行する。
ステップS3では、初動時間Tsを計時するための初動時間タイマによる計時が開始される。ステップS3のあと、処理はステップS4に移行する。
ステップS4では、検査用電流を流す指令(ステップS2)のあと、電流検出手段51の検出値が上昇後に下降したか否かが判定される。ステップS4の判定が肯定された場合(S4:Yes)、処理はステップS5に移行する。一方、ステップS4の判定が否定された場合(S4:No)、処理はステップS7に移行する。
ステップS5では、初動時間タイマによる計時が停止され、初動時間タイマの計時値が初動時間とされる。ステップS5のあと、処理はステップS6に移行する。
ステップS6では、初動時間Tsが判定時間Td以上か否かが判定される。ステップS6の判定が肯定された場合(S6:Yes)、処理はステップS8に移行する。一方、ステップS6の判定が否定された場合(S6:No)、処理はステップS13に移行する。
ステップS6では、初動時間Tsが判定時間Td以上か否かが判定される。ステップS6の判定が肯定された場合(S6:Yes)、処理はステップS8に移行する。一方、ステップS6の判定が否定された場合(S6:No)、処理はステップS13に移行する。
ステップS7では、検査用電流を流す指令(ステップS2)のあと所定の制限時間TLが経過したか否かが判定される。ステップS7の判定が肯定された場合(S7:Yes)、処理はステップS8に移行する。一方、ステップS7の判定が否定された場合(S7:No)、処理はステップS4に移行する。
図5に示すように、ステップS8では、スプール45の動きが鈍化していると判定される。ステップS8のあと、処理はステップS9に移行する。
ステップS9では、バルブボディ44とスプール45との間の異物を除去するためにスプール45を動かす異物除去作動が実施される。ステップS9のあと、処理はステップS10に移行する。
ステップS9では、バルブボディ44とスプール45との間の異物を除去するためにスプール45を動かす異物除去作動が実施される。ステップS9のあと、処理はステップS10に移行する。
ステップS10では、異物除去作動が実施された回数をカウントする実施回数カウンタのカウント値が+1インクリメントされる。ステップS10のあと、処理はステップS11に移行する。
ステップS11では、実施回数カウンタのカウント値が所定回数以上か否かが判定される。ステップS11の判定が肯定された場合(S11:Yes)、処理はステップS12に移行する。一方、ステップS11の判定が否定された場合(S11:No)、処理は図4および図5のルーチンを終了する
ステップS11では、実施回数カウンタのカウント値が所定回数以上か否かが判定される。ステップS11の判定が肯定された場合(S11:Yes)、処理はステップS12に移行する。一方、ステップS11の判定が否定された場合(S11:No)、処理は図4および図5のルーチンを終了する
ステップS12では、スプール45が固着していると判定される。ステップS12のあと、処理は図4および図5のルーチンを終了する。
図4に戻って、ステップS13では、実施回数カウンタがリセット、すなわちカウント値が0にセットされる。ステップS13のあと、処理は図4および図5のルーチンを終了する。
図4に戻って、ステップS13では、実施回数カウンタがリセット、すなわちカウント値が0にセットされる。ステップS13のあと、処理は図4および図5のルーチンを終了する。
図6のタイムチャートにおいて、時刻t1で検査用電流を流すよう指令され、時刻t2でスプール45が動き始めている。時刻t1から時刻t2までの時間である初動時間Ts1は、判定時間Tdよりも小さい。そのため、TCU10は、スプール45の動きは鈍化していないと判定し、異物除去作動を実施しない。
図7のタイムチャートにおいて、時刻t1から時刻t2までの時間である初動時間Ts2は、判定時間Tdよりも大きい。そのため、TCU10は、スプール45の動きは鈍化していると判定し、時刻t3〜t5で異物除去作動を実施する。次いで時刻t6で検査用電流を流すよう指令されてから時刻t7でスプール45が動き始めるまでの時間である初動時間Ts3は、判定時間Tdよりも小さい。そのため、TCU10は、スプール45の動きの鈍化は解消されたと判定し、以後、所定期間が経過するまで異物除去作動を実施しない。
図8のタイムチャートにおいて、時刻t1から時刻t2までの時間である初動時間Ts2は、判定時間Tdよりも大きい。そのため、TCU10は、スプール45の動きは鈍化していると判定し、時刻t3〜t5で異物除去作動を実施する。その後、スプール45の鈍化判定と異物除去作動とが順番に繰り返し所定回数実施されたあと、時刻t16で検査用電流を流すよう指令されてから時刻t17でスプール45が動き始めるまでの時間である初動時間Ts2は、判定時間Tdよりも大きいままである。そのため、TCU10は、スプール45の固着を判定する。
[効果]
以上説明したように、本実施形態では、リニアソレノイドバルブ31を制御するTCU10は、検査手段52と、初動時間算出手段53と、鈍化判定手段54と、異物除去手段55とを備えている。検査手段52は、ソレノイド46に所定の検査用電流を流す。初動時間算出手段53は、検査用電流を流すよう指令されてからスプール45が動き始めるまでの時間である初動時間Tsを算出する。鈍化判定手段54は、初動時間Tsが所定の判定時間Td以上である場合、スプール45の動きが鈍化していると判定する。異物除去手段55は、スプール45の動きが鈍化していると判定された場合に限って、バルブボディ44とスプール45との間の異物を除去するためにスプール45を動かす異物除去作動を実施する。
以上説明したように、本実施形態では、リニアソレノイドバルブ31を制御するTCU10は、検査手段52と、初動時間算出手段53と、鈍化判定手段54と、異物除去手段55とを備えている。検査手段52は、ソレノイド46に所定の検査用電流を流す。初動時間算出手段53は、検査用電流を流すよう指令されてからスプール45が動き始めるまでの時間である初動時間Tsを算出する。鈍化判定手段54は、初動時間Tsが所定の判定時間Td以上である場合、スプール45の動きが鈍化していると判定する。異物除去手段55は、スプール45の動きが鈍化していると判定された場合に限って、バルブボディ44とスプール45との間の異物を除去するためにスプール45を動かす異物除去作動を実施する。
このように初動時間Tsに基づいてスプール45の動きが鈍くなっているか否かを判断することよって、異物の有無を推定することができる。そして、異物が有ると推定された場合に限って異物除去作動を実施している。したがって、異物が無いときに異物除去作動を実施して無駄な電力を消費することを回避可能である。そのため、本実施形態によれば消費電力を低減することができる。
また、本実施形態では、検査手段52は、リニアソレノイドバルブ31の非作動時に検査用電流を流す。
これにより、変速作動の邪魔をすることなく異物除去作動を実施することができる。
これにより、変速作動の邪魔をすることなく異物除去作動を実施することができる。
また、本実施形態では、ソレノイド46に流れる実際の電流を検出する電流検出手段51を備えている。そして初動時間算出手段53は、検査用電流を流すよう指令されてから、電流検出手段51の検出値が上昇後に下降し始めるまでの時間を初動時間Tsとする。
これにより、初動時間Tsを測ることができる。
これにより、初動時間Tsを測ることができる。
また、本実施形態では、鈍化判定手段54は、検査用電流を流すよう指令されてから、判定時間Tdよりも長い所定の制限時間TLが経過するまでの間に、電流検出手段51の検出値が上昇後に下降しない場合、スプール45の動きが鈍化していると判定する。
これにより、スプール45が固着して動かない場合にも対応可能である。
これにより、スプール45が固着して動かない場合にも対応可能である。
また、本実施形態では、異物除去手段55は、初動時間Tsが判定時間Tdより短くなるか、あるいは実施回数が所定回数に達するまで異物除去作動を実施する。
これにより、スプール45の鈍化を解消する可能性が高まる。
これにより、スプール45の鈍化を解消する可能性が高まる。
また、本実施形態では、異物除去作動が所定回数実施されても初動時間Tsが判定時間Tdより短くならない場合、スプール45が固着していると判定する固着判定手段56を備える。
これにより、リニアソレノイドバルブ31のスプール45が固着して動かないことを判定可能である。したがって、クラッチ23の作動不良の原因がリニアソレノイドバルブ31にあるのか、それとも他の箇所にあるのかを特定することができる。
これにより、リニアソレノイドバルブ31のスプール45が固着して動かないことを判定可能である。したがって、クラッチ23の作動不良の原因がリニアソレノイドバルブ31にあるのか、それとも他の箇所にあるのかを特定することができる。
<他の実施形態>
本発明の他の実施形態では、初動時間算出手段は、検査用電流を流すよう指令されてから検出値が上昇するときのピーク値を算出し、検査用電流を流すよう指令されてからピーク値に対応する時間までを初動時間としてもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブ制御装置は固着判定手段を備えなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、リニアソレノイドバルブは、無段変速機に設けられる油圧機器に作動油を供給するもの、または、内燃機関の可変バルブ機構に作動油を供給するもの等、他の用途のリニアソレノイドバルブであってもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブ制御装置は固着判定手段を備えていなくてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
本発明の他の実施形態では、初動時間算出手段は、検査用電流を流すよう指令されてから検出値が上昇するときのピーク値を算出し、検査用電流を流すよう指令されてからピーク値に対応する時間までを初動時間としてもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブ制御装置は固着判定手段を備えなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、リニアソレノイドバルブは、無段変速機に設けられる油圧機器に作動油を供給するもの、または、内燃機関の可変バルブ機構に作動油を供給するもの等、他の用途のリニアソレノイドバルブであってもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブ制御装置は固着判定手段を備えていなくてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・トランスミッション制御ユニット(バルブ制御装置)
31・・・リニアソレノイドバルブ
44・・・バルブボディ
45・・・スプール(弁体)
46・・・ソレノイド
52・・・検査手段
53・・・初動時間算出手段
54・・・鈍化判定手段
55・・・異物除去手段
Td・・・判定時間
Ts・・・初動時間
31・・・リニアソレノイドバルブ
44・・・バルブボディ
45・・・スプール(弁体)
46・・・ソレノイド
52・・・検査手段
53・・・初動時間算出手段
54・・・鈍化判定手段
55・・・異物除去手段
Td・・・判定時間
Ts・・・初動時間
Claims (6)
- バルブボディ(44)と、前記バルブボディの流路を開閉する弁体(45)と、前記弁体を駆動するソレノイド(46)とを有するリニアソレノイドバルブ(31)を制御するバルブ制御装置(10)であって、
前記ソレノイドに所定の検査用電流を流す検査手段(52)と、
前記検査用電流を流すよう指令されてから前記弁体が動き始めるまでの時間である初動時間(Ts)を算出する初動時間算出手段(53)と、
前記初動時間が所定の判定時間(Td)以上である場合、前記弁体の動きが鈍化していると判定する鈍化判定手段(54)と、
前記弁体の動きが鈍化していると判定された場合に、前記バルブボディ内の異物を除去するために前記弁体を動かす異物除去作動を実施する異物除去手段(55)と、
を備えることを特徴とするバルブ制御装置。 - 前記検査手段は、前記リニアソレノイドバルブの非作動時に前記検査用電流を流すことを特徴とする請求項1に記載のバルブ制御装置。
- 前記ソレノイドに流れる実際の電流を検出する電流検出手段(51)をさらに備え、
前記初動時間算出手段は、前記検査用電流を流すよう指令されてから、前記電流検出手段の検出値が上昇後に下降し始めるまでの時間を初動時間とすることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブ制御装置。 - 前記鈍化判定手段は、前記検査用電流を流すよう指令されてから前記判定時間よりも長い所定の制限時間(TL)が経過するまでの間に、前記電流検出手段の検出値が上昇後に下降しない場合、前記弁体の動きが鈍化していると判定することを特徴とする請求項3に記載のバルブ制御装置。
- 前記異物除去手段は、前記初動時間が前記判定時間より短くなるか、あるいは実施回数が所定回数に達するまで前記異物除去作動を実施することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブ制御装置。
- 前記異物除去作動が前記所定回数実施されても前記初動時間が前記判定時間より短くならない場合、前記弁体が固着していると判定する固着判定手段(56)をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のバルブ制御装置。
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