JP2016050493A - 車両の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3節の振動モードを有する排気装置の振動に起因した車室内の異音やステアリングの振動を、安価かつ簡単な構成により確実に抑制できるようにする。
【解決手段】フロントパイプ1を介してエンジンとメインマフラ2とを接続し、メインマフラ2にセンタパイプ3を介してサブマフラ4を接続し、サブマフラ4にテールパイプ5を接続し、メインマフラ2の前方のフロントパイプ1のほぼ中央位置を第1支持部材7により車体に支持し、メインマフラ2の前端を第2支持部材8により車体に支持し、テールパイプ5の後端部を第3支持部材9により車体に支持する。そして、センタパイプ3の厚みをフロントパイプ1よりも厚くし、テールパイプ5の厚みをフロントパイプ1よりも薄くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンに接続されるフロントパイプと、該フロントパイプに接続されたマフラと、該マフラに接続されたセンタパイプと、該センタパイプに接続されたテールパイプとを備えた車両の排気装置に関する。
従来の車両の排気装置は、例えばエキゾーストマニホールドおよびフロントパイプを介してエンジンとマフラとが接続され、マフラにテールパイプが接続されて構成されており、その間に触媒が設けられたものや、マフラとしてメインマフラとサブマフラの2つが設けられたものもある。そして、フロントパイプ部分、マフラ部分、テールパイプ部分など複数箇所が車体の底部にサポート部材により支持され、排気装置が車体底面に配設される。
この種の排気装置では、エンジンのローリングやピッチング等による振動が排気装置に伝達される際にサポート部材が共振し、耳障りな異音が車室内で発生したりステアリングが振動したりする。そのため、特許文献1に記載のように、第1サポート部材によりエンジンに近い側の触媒とサブマフラとを連結する排気管を車体に支持し、第2サポート部材によりサブマフラより後方に配置されたメインマフラを車体に支持し、第1サポート部材により支持される排気管を扁平にすることによって、排気装置全体の振動の位相をずらし、車室音に最も影響を与える所定のエンジン回転数における第1サポート部材の振動レベルを低減することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−221043号公報(段落0010〜0012および図1、図2参照)
しかし、一般に車両の排気装置はその全体の長さによって振動モードが決まるため、振動モードによって、排気装置を支持する部位と車室内の異音やステアリングの振動等の発生メカニズムとの関係が異なり、例えば排気装置全体で3節を有する振動モードの場合に、上記した特許文献1に記載のように第1サポート部材により支持される排気管に相当する部分を扁平化することによって、3節の振動モードを有する排気装置の振動に起因した車室内の異音やステアリングの振動を抑制できるとは限らず、3節の振動モードを有する排気装置に特有の対策が必要になる。また、一般に振動を下げるには、特定部位に質量体を設けてイナータンスを下げる方法などが考えられるが、別部材としての質量体を設ける場合、部品点数が増加してコストの上昇を招くという新たな問題が生じる。
本発明は、3節の振動モードを有する排気装置の振動に起因した車室内の異音やステアリングの振動を、安価かつ簡単な構成により確実に抑制できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両の排気装置は、エンジンに接続されるフロントパイプと、該フロントパイプに接続されたマフラと、該マフラに接続されたセンタパイプと、該センタパイプに接続されたテールパイプとを備え、前記マフラ部分を第1の振動節とし、前記センタパイプ部分を第2の振動節とし、前記テールパイプ部分を第3の振動節とする3節の振動モードを有する車両の排気装置において、前記マフラ前方の前記フロントパイプの所定位置を車体に支持する第1支持部材と、前記マフラを車体に支持する第2支持部材と、前記テールパイプを車体に支持する第3支持部材とを備え、前記センタパイプの厚みを前記フロントパイプよりも厚くし、前記テールパイプの厚みを前記フロントパイプよりも薄くしたことを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、マフラ前方のフロントパイプ、マフラおよびテールパイプの3箇所を第1、第2、第3支持部材によりそれぞれ車体に支持し、センタパイプの厚みをフロントパイプよりも厚くし、テールパイプの厚みをフロントパイプよりも薄くしたため、センタパイプの厚みをフロントパイプよりも厚くすることによって、第2の振動節にあたるセンタパイプの剛性を上げて第1支持部材での振動を低減することができるとともに、第3の振動節にあたるテールパイプの厚みをフロントパイプよりも薄くすることにより、テールパイプをより振動し易くして、剛体振動の開放端であって車室から距離の離れたテールパイプ側に第1支持部材での振動を逃がすことができ、第1支持部材がステアリングの近傍に配置されていても、排気装置全体として第1支持部材での振動を低減することができ、上記したようなパイプの厚みを適宜設定するだけで、安価かつ簡単な構成により、車室内の異音やステアリングの振動を確実に抑制することができる。
本発明に係る車両の排気装置の一実施形態の斜視図である。 図1の動作説明図である。
本発明に係る車両の排気装置の一実施形態について、図1および図2を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態でいう前後、左右とはシートに着座した状態で見た前後、左右を意味する。
本実施形態の排気装置は、図1に示すように、フロントパイプ1を介してエンジン(図示せず)とメインマフラ2とが接続され、メインマフラ2にセンタパイプ3を介してサブマフラ4が接続され、サブマフラ4にテールパイプ5が接続されて構成されている。そして、メインマフラ2の前方のフロントパイプ1のほぼ中央位置が第1支持部材7により車体に支持され、メインマフラ2の前端が第2支持部材8により車体に支持され、テールパイプ5の後端部が第3支持部材9により車体に支持されている。
このような構成において、図2に示すように、メインマフラ2が40Hz帯の3節振動モードにおける第1の振動節となり、センタパイプ3の途中部分が第2の振動節となり、テールパイプ5の後端部分が第3の振動節となる場合に、第1支持部材7が振幅の最大となる振動腹付近に配置して車体に支持するのが好ましいが、第1支持部材7での振動を如何に抑制するかが重要となる。
そこで、本実施形態では、センタパイプ3の厚みをフロントパイプ1よりも厚くし、テールパイプ5の厚みをフロントパイプ1よりも薄くした。具体的には、フロントパイプ1を厚さ1.2mmのパイプにより形成し、センタパイプ3を厚さ1.5mmのパイプにより形成し、テールパイプ5を厚さ1.0mmのパイプにより形成する。
このように、センタパイプ3の厚み(=1.5mm)をフロントパイプ1の厚み(=1.2mm)よりも厚くすることによって、第2の振動節にあたるセンタパイプ3の剛性を上げて第1支持部材7での振動を低減することができるとともに、第3の振動節にあたるテールパイプ9の厚み(=1.0mm)をフロントパイプ1の厚み(=1.2mm)よりも薄くすることにより、テールパイプ5をより振動し易くして、剛体振動の開放端であって車室から遠いテールパイプ5側に第1支持部材7での振動を逃がすことが可能になり、第1支持部材7が例えステアリングの近傍に配置されていても、排気装置全体として第1支持部材7での振動を低減することが可能になる。
したがって、上記した実施形態によれば、センタパイプ3の厚みをフロントパイプ1よりも厚くし、テールパイプ5の厚みをフロントパイプ1よりも薄くすることにより、安価かつ簡単な構成により、車室内の異音やステアリングの振動を確実に抑制することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、サブマフラ4をセンタパイプ3とテールパイプ5との間に設けた場合について説明したが、サブマフラは必ずしも必要ではなく、センタパイプ3とテールパイプ5とが接続されている場合であっても、本発明を同様に実施することができる。また、マフラ以外に触媒が設けられている場合であっても、本発明を同様に実施することができる。
また、上記した実施形態では、メインマフラ2の前端を第2支持部材8により車体に支持した例を示したが、メインマフラ2の後端を第2支持部材8により支持してもよく、この場合も上記した実施形態と同等の効果を得ることができる。
1 …フロントパイプ
2 …メインマフラ
3 …センタパイプ
5 …テールパイプ
7 …第1支持部材
8 …第2支持部材
9 …第3支持部材

Claims (1)

  1. エンジンに接続されるフロントパイプと、該フロントパイプに接続されたマフラと、該マフラに接続されたセンタパイプと、該センタパイプに接続されたテールパイプとを備え、前記マフラ部分を第1の振動節とし、前記センタパイプ部分を第2の振動節とし、前記テールパイプ部分を第3の振動節とする3節の振動モードを有する車両の排気装置において、
    前記マフラ前方の前記フロントパイプの所定位置を車体に支持する第1支持部材と、前記マフラを車体に支持する第2支持部材と、前記テールパイプを車体に支持する第3支持部材とを備え、
    前記センタパイプの厚みを前記フロントパイプよりも厚くし、前記テールパイプの厚みを前記フロントパイプよりも薄くしたことを特徴とする車両の排気装置。
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