JP2016046087A - 光検出装置及び光源装置 - Google Patents

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和弘 吉田
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Abstract

【課題】 測定対象である光の偏光状態に関わらず、当該光の光量を安定して測定することが可能となる光検出装置及び光源装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る光源装置2は、光検出装置5を備え、光検出装置5は、蛍光体72を有して入射光の一部を蛍光に変換する光学素子7と、光学素子7で変換される蛍光を検出する光検出部8と、を備え、入射光のうち光学素子7を透過する透過光を外部に向けて出射する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光を検出する光検出部を備える光検出装置に関し、また、該光検出装置を備える光源装置に関する。
従来、光検出装置として、レンズに斜めに入射された光のうち、入射面で反射された光を検出する光検出部を備える光検出装置が、知られている(例えば、特許文献1)。斯かる光検出装置によれば、光検出部が検出した光量に基づいて、レンズを透過した光量を演算して測定することができる。
レーザ光が用いられる場合には、光が部分的に偏光していることがある。その偏光状態は、例えば半導体レーザでは、レーザの温度によって変化することがある。また、光ファイバを用いている場合には、光ファイバの配置方法によっても変化することがある。
ところで、光がレンズの入射面に入射する際には、一部の光が入射面で反射するだけでなく、一部の光が入射面で散乱する。そして、測定する光の偏光状態が異なっている場合、散乱光における散乱する方向ごとの光の光量は、異なっている。
これにより、測定する光の偏光状態が異なる場合には、レンズに入射される光量が一定であっても、光検出部で検出される反射光や散乱光の光量が変化してしまう。したがって、測定対象である光量(即ち、レンズに入射される光量、又はレンズを透過する光量)の測定精度が安定しない。
特開2011−165607号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、測定対象である光の偏光状態に関わらず、当該光の光量を安定して測定することが可能となる光検出装置及び光源装置を提供することを課題とする。
本発明に係る光検出装置は、蛍光体を有して入射光の一部を蛍光に変換する光学素子と、前記光学素子で変換される蛍光を検出する光検出部と、を備え、前記入射光のうち前記光学素子を透過する透過光を外部に向けて出射する。
本発明に係る光検出装置によれば、光学素子は、蛍光体を備えているため、該蛍光体により、光学素子に入射される入射光のうち、一部の入射光を蛍光に変換する。そして、光検出部は、光学素子で変換された蛍光を検出する。このとき、蛍光体は、光学素子への入射光の偏光状態が異なっても同じようにさまざまな方向に蛍光を散乱している。
これにより、光学素子への入射光の光量が一定であれば、該入射光の偏光状態に関わらず、光検出部で検出する光量は、一定となる。即ち、光検出部で検出された光量と、光学素子への入射光のうち光学素子を透過して外部に向けて出射される透過光の光量とは、所定の関係を有することになる。したがって、光検出部で検出される光量に基づいて、光学素子への入射光の偏光状態に関わらず、入射光及び/又は透過光の光量を安定して測定することが可能となる。
また、本発明に係る光検出装置は、前記光検出部で検出される蛍光の光量に基づいて、前記入射光及び前記透過光の少なくとも一方の光量を演算する演算部を備える、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、演算部は、光検出部で検出された蛍光の光量に基づいて、入射光及び透過光の少なくとも一方の光量を演算している。これにより、光検出部で検出された蛍光の光量に基づいて、光学素子への入射光の偏光状態に関わらず、入射光及び/又は透過光の光量を安定して測定することができる。
また、本発明に係る光検出装置においては、前記光検出部は、蛍光のみを透過又は反射する波長選択素子と、前記波長選択素子で透過又は反射される光を受光する受光部と、を備える、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、光検出部において、波長選択素子は、蛍光のみを透過又は反射する。そして、受光部は、波長選択素子で透過又は反射された光を受光する。これにより、受光部が、蛍光に変換されていない光を受光することを抑制できるため、入射光及び/又は透過光の光量をさらに安定して測定することができる。
また、本発明に係る光源装置は、光を出射する光源部と、上記の光検出装置と、を備える。
以上の如く、本発明は、測定対象である光の偏光状態に関わらず、当該光の光量を安定して測定することが可能となる、という優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る光源装置を有する画像投影装置の全体概略図である。 同実施形態に係る光源装置の要部概要図である。 同実施形態に係る光源装置の要部概要図である。 同実施形態に係る光学素子の全体斜視図である。 同実施形態に係る光学素子の全体側面図である。 本発明の他の実施形態に係る光源装置を有する画像投影装置の全体概略図である。 同実施形態に係る光検出装置の要部概要図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る光検出装置の要部概要図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る光検出装置の要部概要図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る光学素子の全体斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る光学素子の全体斜視図である。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る光検出装置及び光源装置における第1の実施形態について、図1〜図5を参酌して説明する。なお、各図(図6〜図11も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1に示すように、画像投影装置1は、それぞれ異なる色の光を出射する複数(本実施形態においては3つ)の光源装置2(2R,2G,2B)を備えている。また、画像投影装置1は、光源装置2から出射されたレーザ光を入射して光画像を生成する画像光学系15と、画像光学系15から出射された光画像を入射してスクリーン17に投影する投影光学系(例えば、投影レンズ)16とを備えている。
第1の光源装置2Rは、第1の色(例えば、赤色)の光を出射し、第2の光源装置2Gは、第2の色(例えば、緑色)の光を出射し、第3の光源装置2Bは、第3の色(例えば、青色)の光を出射する。即ち、複数の光源装置2R,2G,2Bは、それぞれ異なる波長の光を出射している。
画像光学系15は、光源装置2から出射された光のうち所定の偏光成分のみを透過する偏光ビームスプリッタ15aと、偏光ビームスプリッタ15aから出射された光を変調することで光画像にする空間変調素子15bとを備えている。また、画像光学系15は、各空間変調素子15bで透過された光を合成するダイクロイックプリズム15cと、第1及び第3の光源装置2R,2Bから出射されたレーザ光を反射する反射ミラー15dとを備えている。
本実施形態においては、各空間変調素子15bは、透過型液晶素子としている。なお、画像光学系15は、反射型液晶素子又はデジタルマイクロミラーデバイスである空間変調素子15bを備える、という構成でもよい。
本実施形態に係る光源装置2は、光を出射する光源部3と、光源部3から出射される光が入射される光ファイバ4と、光ファイバ4から出射された光を検出する光検出装置5とを備えている。なお、光ファイバ4の入射側の端部は、光源部3に対して着脱可能に構成されていてもよく、また、光ファイバ4の出射側の端部は、光検出装置5に対して着脱可能に構成されていてもよい。
光源部3は、図2に示すように、レーザ光を出射する複数の光源(半導体レーザ)31と、各光源31から出射された光が入射され、該光を平行な光にして出射する複数のコリメータレンズ32とを備えている。また、光源部3は、複数のコリメータレンズ32から出射された光が入射されて該光を収束させて光ファイバ4に向けて出射する収束レンズ33を備えている。
本実施形態においては、第1の光源装置2Rの光源部(第1の光源部)3Rは、赤色光を出射すべく、640〜780nmの波長の光を出射している。第2の光源装置2Gの光源部(第2の光源部)3Gは、緑色光を出射すべく、498〜530nmの波長の光を出射している。第3の光源装置2Bの光源部(第3の光源部)3Bは、青色光を出射すべく、467〜483nmの波長の光を出射している。
光検出装置5は、図3〜図5に示すように、光ファイバ4から出射された光が入射されて該光を平行な光にして出射するコリメータレンズ6と、コリメータレンズ6から出射された光が入射されて該入射光L1の一部を蛍光L2に変換する光学素子7とを備えている。また、光検出装置5は、光学素子7で変換された蛍光L2を検出する光検出部8と、光検出部8で検出した光量の情報を処理する処理部9とを備えている。
光学素子7は、透光性を有する素子本体71と、素子本体71に固定されている複数の蛍光体72とを備えている。なお、光学素子7に入射される入射光L1のうち光学素子7を透過した透過光L3は、光検出装置5の外部、即ち、画像光学系15に向けて出射している。そして、当該透過光L3は、画像投影装置1の投影光として用いられる。
素子本体71は、平板状に形成されている。そして、素子本体71の表面は、コリメータレンズ6から出射された光L1が入射される入射面71aと、素子本体71を透過した光が画像光学系15に向けて出射する出射面71bと、その他の側面71cとから構成されている。
該入射面71aと該出射面71bとは、それぞれ平面状に形成されており、互いに平行となるように配置されている。そして、入射面71aは、光学素子7に入射される入射光L1の光軸に対して直交するように、配置されている。また、素子本体71は、空気と異なる屈折率を有しており、本実施形態においては、光学ガラスから形成されている。
複数の蛍光体72は、素子本体71の入射面71aの所定領域(図4においては、16の領域)に集合して固定されている。また、蛍光体72は、光学素子7に入射される入射光L11に対して散乱を生じさせるように、構成されている。例えば、蛍光体72は、粒状に形成され、光学素子7に入射される入射光L11に対してレイリー散乱を生じさせる粒径で構成されてもよい。具体的には、複数の蛍光体72の少なくとも一部は、入射光L11の波長よりも小さい粒径で構成されてもよい。
斯かる光学素子7においては、光学素子7に入射される入射光L1のうち、蛍光体72に入射した入射光L11は、蛍光L2に変換される。このとき、該蛍光L2は、蛍光体72により散乱されるため、入射光L1の偏光状態が異なっても、同じようにさまざまな方向に散乱する。
また、入射光L1のうち、光学素子7における蛍光体72が存在しない位置に入射した入射光L12は、光学素子7の素子本体71を透過して、透過光L3として光学素子7から出射される。なお、図示していないが、当該入射光L12は、入射面71a及び出射面71bにおいて、若干量(例えば1%程度)だけ、拡散又は反射している。
ところで、第1の光源部3Rの光が入射光L1として入射される光学素子7においては、蛍光体72は、例えば、YAG系の蛍光体(Nd/Cr:YAG)等を採用することができる。斯かるYAG系の蛍光体(Nd/Cr:YAG)は、例えば、640〜660nmの波長の入射光(励起光)L11を710〜910nmの蛍光L2に変換する。
第2の光源部3Gの光が入射光L1として入射される光学素子7においては、蛍光体72は、例えば、ナイトライド系の蛍光体(CaSiALN:Eu)、オキシナイトライド系の蛍光体(Ca(Si,Al)12(O,N)16:Eu)等を採用することができる。斯かるナイトライド系の蛍光体は、例えば、498〜530nmの波長の入射光(励起光)L11を630〜660nmの蛍光L2に変換し、斯かるオキシナイトライド系の蛍光体は、例えば、498〜530nmの波長の入射光(励起光)L11を580〜610nmの蛍光L2に変換する。
第3の光源部3Bの光が入射光L1として入射される光学素子7においては、蛍光体72は、例えば、YAG蛍光体等を採用することができる。斯かるYAG蛍光体は、例えば、467〜483nmの波長の入射光(励起光)L11を550〜580nmの蛍光L2に変換する。
光検出部8は、蛍光L2のみを透過する波長選択素子81と、波長選択素子81で透過された光、即ち、蛍光L2を受光する受光部82とを備えている。そして、光検出部8は、光学素子7の側方に配置されている。なお、本実施形態においては、受光部82は、受光した光の光量を測定する光量センサとしている。
波長選択素子81は、光学素子7で蛍光L2に変換された光(即ち、波長が変換された光)を透過し、光学素子7で蛍光L2に変換されていない光(即ち、波長が変換されていない光)を吸収又は反射する。蛍光L2の波長は、元の光(励起光)L11の波長よりも長くなるため、波長選択素子81は、所定の波長よりも波長が長い光を透過し、所定の波長よりも波長が短い光を吸収又は反射する。例えば、波長選択素子81は、ロングパスフィルタ、バンドパスフィルタ等を採用することができる。
処理部9は、蛍光L2の光量と透過光L3の光量との関係の情報を記憶する記憶部91と、透過光L3の光量を演算する演算部92とを備えている。また、処理部9は、光源装置2(特に、光源部3)を制御する制御部93を備えている。
演算部92は、光検出部8で検出された蛍光L2の光量に基づいて、透過光L3の光量を演算する。具体的には、演算部92は、光検出部8で検出された蛍光L2の光量と、記憶部91で記憶されている蛍光L2の光量と透過光L3の光量との関係の情報とに基づいて、透過光L3の光量を演算する。そして、制御部93は、演算部92で演算した透過光L3の光量に基づいて、光源部3に供給する電力(電流、電圧)等を制御することにより、光源部3の出力を制御する。
以上より、本実施形態に係る光検出装置5によれば、光学素子7は、蛍光体72を備えているため、該蛍光体72により、入射光L1の一部L11を蛍光L2に変換する。そして、光検出部8は、光学素子7で変換された蛍光L2を検出する。このとき、蛍光体72は、光学素子7への入射光L1の偏光状態が異なっても同じようにさまざまな方向に蛍光L2を散乱している。
これにより、光学素子7への入射光L1の光量が一定であれば、該入射光L1の偏光状態に関わらず、光検出部8で検出する蛍光L2の光量は、一定となる。即ち、光検出部8で検出される蛍光L2の光量と、光学素子7への入射光L1のうち光学素子7を透過して外部に向けて出射される透過光L3の光量とは、所定の関係(例えば、比例関係)を有することになる。したがって、光検出部8で検出された蛍光L2の光量に基づいて、光学素子7への入射光L1の偏光状態に関わらず、透過光L3の光量を安定して測定することが可能となる。
また、本実施形態に係る光検出装置5によれば、演算部92は、光検出部8で検出された蛍光L2の光量に基づいて、透過光L3の光量を演算している。これにより、光検出部8で検出された蛍光L2の光量に基づいて、光学素子7への入射光L1の偏光状態に関わらず、透過光L3の光量を安定して測定することができる。
また、本実施形態に係る光検出装置5によれば、光検出部8において、波長選択素子81は、蛍光L2のみを透過する。そして、受光部82は、波長選択素子81で透過された蛍光L2を受光する。これにより、受光部82が、蛍光L2に変換されていない光(例えば、素子本体71の入射面71a及び出射面71bで拡散した光)を受光することを抑制できるため、透過光L3の光量をさらに安定して測定することができる。
さらに、例えば、光学素子7に埃等が付着した際や、光学素子7に傷が生じた際に、蛍光L2に変換されていない光は、当該埃や傷等により、光検出部8に向けて拡散することがある。しかしながら、斯かる光は、波長選択素子81を透過することがないため、受光部82で受光されない。したがって、このような埃や傷等により、測定精度が低下することを防止できる。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る光検出装置及び光源装置における第2の実施形態について、図6及び図7を参酌して説明する。なお、図6及び図7において、図1〜図5の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同様の構成又は要素を表し、その説明は、繰り返さない。
本実施形態に係る光源装置2は、第1実施形態に係る光源装置2に対し、複数(三つ)の光源部3R,3G,3Bに対して一つの光検出装置5を有する点と、画像光学系15の構成とで相違している。したがって、光源装置2の構成と、画像光学系15の構成とについて、以下に説明する。
光源装置2は、第1〜第3の光源部3R,3G,3Bと、各光源部3R,3G,3Bから出射される光が入射される複数の光ファイバ4とを備えている。また、光源装置2は、各光ファイバ4から出射される光が入射される光源側光学系10と、光源側光学系10から出射される光が入射される光検出装置5とを備えている。
光源側光学系10は、反射ミラー10aと、ダイクロイックミラー10b,10bとを備えている。そして、光源側光学系10は、各光ファイバ4から出射されたレーザ光の進行方向を一致させている。そして、一致された進行方向は、光検出装置5に入射する際の光の進行方向でもある。
画像光学系15は、光検出装置5から出射された光を変調することで、光画像にする空間変調素子15eを備えている。本実施形態においては、各空間変調素子15eは、デジタルマイクロミラーデバイスである。また、画像光学系15は、全反射プリズム15fと、ダイクロイックプリズム15gと、反射ミラー15hとを備えている。
光検出装置5は、図7に示すように、光源側光学系10から出射された光が入射されて該光を平行な光にして出射するコリメータレンズ6と、コリメータレンズ6から出射された光が入射されて該入射光の一部を蛍光に変換する第1〜第3の光学素子7a〜7cとを備えている。また、光検出装置5は、各光学素子7a〜7cで変換される蛍光を検出する第1〜第3の光検出部8a〜8cと、各光検出部8a〜8cで検出した光量の情報を処理する処理部9とを備えている。
各光学素子7a〜7cは、互いに平行となるように配置されている。そして、第1の光学素子7aから出射された光は、第2の光学素子7bに入射されており、第2の光学素子7bから出射された光は、第3の光学素子7cに入射されている。
第1の光学素子7aは、第1の光源部3Rから出射された光L41の一部を蛍光L42に変換し、他部を透過光L43として出射する(本実施形態に係る説明においては、入射面71a及び出射面71bにおける若干量の拡散及び反射を無視する)。なお、第1の光学素子7aは、第2及び第3の光源部3G,3Bから出射された光L51,L61を蛍光に変換することなく、透過光L52,L62として出射する。
そして、第1の光検出部8aは、第1の光学素子7aで変換された蛍光L42の光量を検出する。さらに、処理部9は、第1の光検出部8aで検出された蛍光L42の光量に基づいて、透過光L43の光量を演算する。これにより、透過光L43の光量を測定することができる。
また、第2の光学素子7bは、第2の光源部3Gから出射された光L52の一部を蛍光L53に変換し、他部を透過光L54として出射する。なお、第2の光学素子7bは、第1及び第3の光源部3R,3Bから出射された光L43,L62を蛍光に変換することなく、透過光L44,L63として出射する。
そして、第2の光検出部8bは、第2の光学素子7bで変換された蛍光L53の光量を検出する。さらに、処理部9は、第2の光検出部8bで検出された蛍光L53の光量に基づいて、透過光L54の光量を演算する。これにより、透過光L54の光量を測定することができる。
また、第3の光学素子7cは、第3の光源部3Bから出射された光L63の一部を蛍光L64に変換し、他部を透過光L65として出射する。なお、第3の光学素子7cは、第1及び第2の光源部3R,3Gから出射された光L44,L54を蛍光に変換することなく、透過光L45,L55として出射する。
そして、第3の光検出部8cは、第3の光学素子7cで変換された蛍光L64の光量を検出する。さらに、処理部9は、第3の光検出部8cで検出された蛍光L64の光量に基づいて、透過光L65の光量を演算する。これにより、透過光L65の光量を測定することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記した複数の実施形態の各構成や各方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る各構成や各方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、本発明に係る光検出装置5は、図8及び図9に示すように、光検出部8に向けて蛍光L2を集光する集光部11を備える、という構成でもよい。斯かる構成によれば、集光部11が光学素子7で変換された蛍光L2を集光するため、光検出部8は、拡散された蛍光L2のうち、広範囲の蛍光L2を検出することができる。これにより、測定の精度を向上することができる。
図8に係る集光部11は、光学素子7を内部に収容する中空状の本体部111と、本体部111の内面に配置される反射部112とを備えている。また、本体部111は、入射光L1を内部に入れるための入射口111aと、入射光L1のうち光学素子7を透過する透過光L3を外部に向けて出射するための出射口111bと、光学素子7で変換された蛍光L2を光検出部8に向けて出射するための検出口111cとを備えている。
斯かる集光部11によれば、反射部112は、光学素子7で変換されてさまざまな方向に拡散される蛍光L2を反射する。これにより、蛍光L2が光検出部8で検出できない領域に出射することを抑制している。そして、本体部111は、蛍光L2を集光した上で、検出口111cから出射させている。
また、図9に係る集光部11は、光学素子7で変換された蛍光L2が入射されて且つ入射された蛍光L2を収束させて出射する集光レンズである。斯かる集光部11によれば、集光部11は、蛍光L2を集光した上で、光検出部8に向けて出射する。
また、集光部は、光を反射する反射部材を備え、該反射部材は、光学素子7の表面を構成する入射面71a、出射面71b、及び側面71cのうち、側面71cの一部に接合され、光検出部8は、該側面71cの他部から出射する蛍光を検出する、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光検出装置5においては、光検出部8は、一つの受光部82を備えている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出部は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、光検出部8は、複数の受光部82を備え、演算部92は、複数の受光部82で検出される光量の和を演算する、という構成でもよい。斯かる構成によれば、さまざまな方向に散乱した蛍光のうち、所定の範囲に散乱した蛍光の光量を検出できる。
また、上記実施形態に係る光検出装置5においては、複数の蛍光体72は、素子本体71の入射面71aの所定領域に集合して固定されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、図10に示すように、複数の蛍光体72は、素子本体71の入射面71aに直線状に固定されている、具体的には、素子本体71の入射面71aに格子状に配置されて固定されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光検出装置5においては、複数の蛍光体72は、素子本体71の入射面71aに固定されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、複数の蛍光体72は、素子本体71の出射面71bに固定されている、という構成でもよく、また、図11に示すように、複数の蛍光体72は、素子本体71の内部に埋め込まれている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光検出装置5においては、演算部92は、光検出部8で検出される蛍光の光量に基づいて、光学素子7からの透過光の光量を演算する、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、演算部92は、光検出部8で検出される蛍光の光量に基づいて、光学素子7への入射光の光量を演算する、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る光検出装置5においては、波長選択素子81は、蛍光のみを透過し、受光部82は、波長選択素子81を透過した光を受光する、という構成である。しかしながら、本発明に係る光検出装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る光検出装置においては、波長選択素子81は、蛍光のみを反射し、受光部82は、波長選択素子81で反射した光を受光する、という構成でもよい。斯かる波長選択素子81は、例えば、ダイクロイックミラー等を採用することができる。
1…画像投影装置、2…光源装置、2R…第1の光源装置、2G…第2の光源装置、2B…第3の光源装置、3…光源部、3R…第1の光源部、3G…第2の光源部、3B…第3の光源部、4…光ファイバ、5…光検出装置、6…コリメータレンズ、7…光学素子、7a…第1の光学素子、7b…第2の光学素子、7c…第3の光学素子、8…光検出部、8a…第1の光検出部、8b…第2の光検出部、8c…第3の光検出部、9…処理部、10…光源側光学系、10a…反射ミラー、10b…ダイクロイックミラー、11…集光部、15…画像光学系、15a…偏光ビームスプリッタ、15b…空間変調素子、15c…ダイクロイックプリズム、15d…反射ミラー、15e…空間変調素子、15f…全反射プリズム、15g…ダイクロイックプリズム、15h…反射ミラー、16…投影光学系、17…スクリーン、31…光源、32…コリメータレンズ、33…収束レンズ、71…素子本体、71a…入射面、71b…出射面、71c…側面、72…蛍光体、81…波長選択素子、82…受光部、91…記憶部、92…演算部、93…制御部、111…本体部、111a…入射口、111b…出射口、111c…検出口、112…反射部

Claims (4)

  1. 蛍光体を有して入射光の一部を蛍光に変換する光学素子と、
    前記光学素子で変換される蛍光を検出する光検出部と、を備え、
    前記入射光のうち前記光学素子を透過する透過光を外部に向けて出射する光検出装置。
  2. 前記光検出部で検出される蛍光の光量に基づいて、前記入射光及び前記透過光の少なくとも一方の光量を演算する演算部を備える請求項1に記載の光検出装置。
  3. 前記光検出部は、蛍光のみを透過又は反射する波長選択素子と、前記波長選択素子で透過又は反射される光を受光する受光部と、を備える請求項1又は2に記載の光検出装置。
  4. 光を出射する光源部と、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の光検出装置と、を備える光源装置。
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