JP2016045796A - 相手方ユーザからの対話文章に対して支援情報を明示する端末、プログラム及び方法 - Google Patents

相手方ユーザからの対話文章に対して支援情報を明示する端末、プログラム及び方法 Download PDF

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亮翼 住友
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Abstract

【課題】相手方ユーザからの対話文章に対して、支援対象ユーザにとって不認知であろうと想定される単語の語意を、支援情報として明示する端末等を提供する。
【解決手段】支援対象ユーザに、相手方ユーザからの対話文章に対する支援情報を明示する端末であって、相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章における過去の使用期間から現在までの経過時間に基づいて、支援対象ユーザの認知度を算出する認知度算出手段と、対話文章に含まれるであろう単語毎に、語意を対応付けて蓄積した内部又は外部の語意データベースを参照して、認知度が所定閾以下となる対話単語について、語意を検索する語意検索手段と、検索された語意を、支援対象ユーザに対して明示する語意明示手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、対話文章を解析する技術に関する。
文章中に、ユーザ自身が知らない(以下「不認知」という)単語が出現したとき、その文章の内容自体が理解できなくなる場合がある。従来、ユーザがその不認知の単語(文字列)を指定することによって、その単語の語意を検索・表示する技術がある。
文章を表示する電子ブック装置について、ユーザにとって不認知の単語の意味を表示する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、ユーザは、電子ブック装置のディスプレイに対して、入力ペンによって不認知の文字列を指定することができる。電子ブック装置は、指定された文字列について、辞書で検索し、その語意を表示する。
また、文章を表示したディスプレイに対して、ユーザがペンストロークによって指定した単語に対して、操作メニューを表示する技術もある(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、操作メニューの欄に操作項目が表示され、操作項目「意味」が指定された際に、ペンストロークで指定された単語を辞書で検索し、その語意を表示することができる。
更に、ハイパーテキスト化された電子文章であって、所定単語からその解説ページへリンクによって辿る技術もある(例えば特許文献3参照)。この技術によれば、電子文章中の単語とその解説ページとを、自動的にリンクで結ぶことができる。ユーザは、文章中の所定単語をクリックするだけで、その解説ページを閲覧することができる。
特開平4−137070号公報 特開2003−337816号公報 特開平8−329108号公報
前述したいずれの従来技術も、ユーザ自身が不認知の単語を指定する必要がある。特許文献1及び2に記載の技術によれば、ユーザは、入力デバイスとしてペンを用いて、文章中の単語を指定しなければならない。特許文献3に記載の技術によれば、ユーザは、リンク先が指定された単語に対して、クリック操作をしなければならない。
これに対し、本願の発明者らは、ユーザ同士の間の会話中に、リアルタイムに、その語意を明示することはできないか?と考えた。即ち、支援対象ユーザにとって不認知であろう単語を推定しながら、リアルタイムに、その語意を検索することはできないか?と考えた。
そこで、本発明は、相手方ユーザからの対話文章に対して、支援対象ユーザにとって不認知であろうと想定される単語の語意を、支援情報として明示する端末、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、支援対象ユーザに、相手方ユーザからの対話文章に対する支援情報を明示する端末であって、
相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章における過去の使用期間から現在までの経過時間に基づいて、支援対象ユーザの認知度を算出する認知度算出手段と、
対話文章に含まれるであろう単語毎に、語意を対応付けて蓄積した内部又は外部の語意データベースを参照して、認知度が所定閾以下となる対話単語について、語意を検索する語意検索手段と、
検索された語意を、支援対象ユーザに対して明示する語意明示手段と
を有することを特徴とする。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、その使用日時を対応付けて記憶する使用単語記憶手段を更に有し、
認知度算出手段は、当該対話単語における使用日時から現在までの経過時間を引数とした単調減少関数を用いて、以下の式に基づいて認知度Kを算出する
K=Σn=1 Nα(t[n])
n:対話単語の出現番号
t[n]:出現番号nの対話単語における過去の使用日時から現在までの経過時間
α(t):時間幅tの増加に伴って単調減少する関数値
ことも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、各使用期間における使用回数を更に対応付けて記憶する使用単語記憶手段を更に有し、
認知度算出手段は、当該対話単語における過去の使用期間から現在までの経過時間とその使用回数とを用いて、以下の式に基づいて認知度Kを算出する
K=Σn=0 N(α[n]×C[n])
n:対話単語の使用期間番号(経過時間が長くなるほど増分する)
α[n]:使用期間番号nの増加に伴って減少する設定値
C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数
ことも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、各使用期間における認知度Kを対応付けて記憶する使用単語記憶手段を更に有し、
使用単語記憶手段は、以下の式に基づく認知度Kを用いて、
K=Σn=0 N(b×a-n×C[n])
a:第1の設定値
b:第2の設定値
n:対話単語の使用期間番号(経過時間が長くなるほど増分する)
C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数
使用期間が経過する毎に、K/aを新たな認知度Kとし、当該単語が使用される毎に認知度Kにbを加算した新たな認知度Kに更新する
ことも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、各使用期間における認知度Kを対応付けて記憶する使用単語記憶手段を更に有し、
使用単語記憶手段は、以下の式に基づく認知度Kを用いて、
K=Σn=0 N(2(a×(N-n))×C[n])
a:第1の設定値(使用回数の格納に使用するビット数)
n:対話単語の使用期間番号(経過時間が長くなるほど増分する)
C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数を表すビット列
使用期間が経過する毎に、認知度Kを所定ビット数分だけ下位へビットシフトし、当該単語が使用される毎に、認知度Kに2(a×N)を加算した新たな認知度Kに更新する
ことも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
端末は、支援対象ユーザが、相手方ユーザによって出力された対話文章に、意味を知りたい対話単語が出現した際に、操作可能なトリガスイッチ手段を更に有し、
認知度算出手段は、トリガスイッチ手段が操作された時点から過去に遡った所定時間内に、相手方ユーザによって現に出力された対話文章の対話単語について、認知度を算出することも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
支援対象ユーザの使用文章及び相手方ユーザの対話文章を、形態素解析によって複数の形態素に区分する形態素解析手段と、
支援対象ユーザの使用文章から区分された形態素について、除外リストに予め登録された単語を除外して使用単語記憶手段へ出力する使用単語学習手段と
を更に有することも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
支援対象ユーザによって使用された使用文章、及び、相手方ユーザによって出力された対話文章は、各ユーザの発声から音声解析されたテキスト、又は、メール、メッセージ若しくは電子文書に含まれるテキストであることも好ましい。
本発明によれば、支援対象ユーザに、相手方ユーザからの対話文章に対する支援情報を明示する端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章における過去の使用期間から現在までの経過時間に基づいて、支援対象ユーザの認知度を算出する認知度算出手段と、
対話文章に含まれるであろう単語毎に、語意を対応付けて蓄積した内部又は外部の語意データベースを参照して、認知度が所定閾以下となる対話単語について、語意を検索する語意検索手段と、
検索された語意を、支援対象ユーザに対して明示する語意明示手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、支援対象ユーザに、相手方ユーザからの対話文章に対する支援情報を明示する端末の支援情報明示方法であって、
端末は、
相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章における過去の使用期間から現在までの経過時間に基づいて、支援対象ユーザの認知度を算出する第1のステップと、
対話文章に含まれるであろう単語毎に、語意を対応付けて蓄積した内部又は外部の語意データベースを参照して、認知度が所定閾以下となる対話単語について、語意を検索する第2のステップと、
検索された語意を、支援対象ユーザに対して明示する第3のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の端末、プログラム及び方法によれば、相手方ユーザからの対話文章に対して、支援対象ユーザにとって不認知であろうと想定される単語の語意を、支援情報として明示することができる。
本発明における端末の機能構成図である。 本発明の端末におけるフローチャートである。 支援対象ユーザに明示された支援情報を表す説明図である。 第1の認知度算出方法を表す説明図である。 第2の認知度算出方法を表す説明図である。 第4の認知度算出方法を表す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明における端末の機能構成図である。
図1によれば、端末1は、支援対象ユーザに、相手方ユーザからの対話文章に対する支援情報を明示する装置である。端末1は、例えばスマートフォンやタブレットのような携帯端末であってもよいし、ユーザの視線の先に映像を表示することができる眼鏡型端末であってもよい。支援対象ユーザと相手方ユーザとの間の会話は、リアルタイムにはユーザ同士の発声に基づくものであってもよいし、メール、メッセージ又は電子文書に基づくものであってもよい。
会話における文章を、以下のように2種類に区別する。
(1)支援対象ユーザが過去に発した(使用した) 「使用文章」
(2)相手方ユーザから現に発せられた(対話された)「対話文章」
端末1は、ハードウェアとして、通信インタフェース101と、音声インタフェース102と、ディスプレイ103と、トリガスイッチ104とを有する。
通信インタフェース101は、支援対象ユーザの使用文章と、相手方ユーザの対話文章とを、メール、メッセージ又は電子文書に基づいて受信する。
音声インタフェース102は、マイク及びスピーカからなる。マイクによって収音される音声は、支援対象ユーザの「使用文章」と、相手方ユーザの「対話文章」との両方であってもよいし、いずれか一方であってもよい。マイクによって収音された音声信号は、音声認識機能によってテキストに変換される。また、語意として出力すべきテキストを、音声合成機能によって変換された音声か又は予め録音された音声を、スピーカから発声するものであってもよい。
ディスプレイ103は、語意として出力すべきテキストを、支援対象ユーザに対して表示する。
トリガスイッチ104は、支援対象ユーザが、相手方ユーザによって出力された対話文章に、意味を知りたい対話単語が出現した際に、自ら操作可能なものである。トリガスイッチ104は、物理的又は静電気的に押下可能なものであってもよいし、眼鏡型端末の場合、支援対象ユーザの「まばたき」を認識する機能であってもよい。例えば、支援対象ユーザは、意味を知りたい対話単語を意識した際に、まばたきをするだけで、直近に出現した対話文章の中で、想定される不認知単語の語意をディスプレイ103に表示することができる。
端末1は、形態素解析部110と、使用単語学習部111と、使用単語記憶部112と、語意データベース113と、認知度算出部121と、語意検索部122と、語意明示部123とを有する。これら機能構成部は、端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
図2は、本発明の端末におけるフローチャートである。図1の機能構成部の流れを、図2の事例を用いて説明する。
[形態素解析部110]
形態素解析部110は、支援対象ユーザの「使用文章」及び相手方ユーザの「対話文章」を入力し、形態素解析によって複数の形態素に区分し、単語を抽出する。「形態素解析」とは、文章を、意味のある単語に区切り、辞書を利用して品詞や内容を判別する技術をいう。「形態素」とは、文章の要素のうち、意味を持つ最小の単位(単語を含む)を意味する。
例えば以下のように、対話文章が形態素に区分される(図2のS0参照)。
対話文章 「私、マカロンが好きなんです」
形態素解析「私/マカロン/が/好き/なんです」
尚、使用文章や対話文章が、メール、メッセージ又は電子文書に基づくテキストである場合、ヘッダや付記的テキスト部分を予め削除する(整形処理)。ユーザ自ら発したテキストのみを抽出する必要があるためである。
また、前述の例によれば、形態素の中でも、名詞句の単語のみを抽出することも好ましい。形容詞や副詞等は、ユーザにとって不認知語となる場合は少ないためである。
対話文章 「私、マカロンが好きなんです」
出力単語 「マカロン」
支援対象ユーザの「使用文章」から抽出された単語は、使用単語学習部111へ出力される。
相手方ユーザからの「対話文章」から抽出された単語は、認知度算出部121へ出力される。
[使用単語学習部111]
使用単語学習部111は、支援対象ユーザの使用文章から区分された単語について、除外リストに予め登録された単語を除外して使用単語記憶部112へ出力する。除外リストには、ユーザにとって不認知語とならないような一般的単語が登録される。本発明によれば、支援対象ユーザにおける不認知単語のみを対象とするためである。
[使用単語記憶部112]
使用単語記憶部112は、支援対象ユーザから過去に出力された「使用文章」の使用単語毎に、その使用期間を対応付けて記憶する。これは、支援対象ユーザにおける単語の使用履歴を記憶したものであって、認知度算出部121から参照される。尚、使用単語記憶部112は、認知度算出方法の実施形態に応じて、以下のように異なる情報が記憶される。
(例1)使用単語-> 使用日時
(例2)使用単語-> 使用期間+使用回数
(例3)使用単語-> 更新された認知度K
図2によれば、支援対象ユーザは、過去に使用文章の中で「マカ」を使用しており、その使用期間が記憶されている。一方で、支援対象ユーザは、過去に「マカロン」を使用したことが無い場合、「マカロン」は記憶されない。使用単語記憶部112に記憶されていない単語は、支援対象ユーザにおける認知度は最も低くなる。
[語意データベース113]
語意データベース113は、対話文章に含まれるであろう単語毎に、語意を対応付けて蓄積する。語意データベース113は、端末1の内部に搭載されたものであってもよいし、ネットワークを介して外部に設置されたサーバであってもよい。語意データベース113は、語意検索部122から参照される。
図2によれば、語意データベース113は、例えば以下のように単語毎に、語意が記憶されている。
単語 <-> 語意
「マカロン」 「フランスのお菓子」
「マカ」 「抗疲労作用のサプリ」
・・・ ・・・
語意解析文章は、支援対象ユーザにとって、一見して又は一聞して認識できるものである必要があるので、短文であることが好ましい。
[認知度算出部121]
認知度算出部121は、相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章における過去の使用期間から現在までの経過時間に基づいて、支援対象ユーザの認知度Kを算出する。認知度算出部121は、「経過時間」に基づく情報を、使用単語記憶部112から検索する。認知度Kが低いほど、ユーザにその語意を明示する必要があると考える。算出された認知度Kは、語意検索部122へ出力される。
また、認知度算出部121は、トリガスイッチ104が操作された時点から過去に遡った所定時間内に、相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、認知度Kを算出するものであってもよい。これによって、支援対象ユーザが、相手方ユーザによって出力された対話文章に、意味を知りたい対話単語が出現した際にのみ、対話文章の中の不認知単語を明示することができる。
尚、認知度算出部121における具体的な算出方法として、図4〜図6を用いて後述する。
[語意検索部122]
語意検索部122は、語意データベース113を参照して、認知度が所定閾以下となる対話単語について語意を検索する。認知度Kが高い対話単語については、その語意を、その支援対象ユーザへ明示する必要もない。語意データベース113がネットワークに接続された外部のサーバである場合、語意検索部122は、対話単語をクエリとして、その語意をネットワークを介して検索する。
[語意明示部123]
語意明示部123は、語意検索部122によって検索された語意を、支援対象ユーザに対して明示する。端末1の装置態様に応じて、以下のように異なる実施形態がある。
・スマートフォンのディスプレイ又は眼鏡型端末のディスプレイに、語意を表示する。
・スマートフォンのスピーカ又は眼鏡型端末のイヤフォンから、語意の音声を出力する。
尚、語意検索部122は、対話文章が入力される毎にリアルタイムに実行される。そのために、複数の語意が支援情報としてリアルタイムに連続的に出力されることなる。そこで、語意検索部122は、所定時間間隔毎(例えば30秒毎)に、認知度Kが最も低い対話単語についてのみ、語意を逐次に検索するものであってもよい。それによって、支援対象ユーザから見ると、所定時間間隔毎に、認知度が最も低い単語に対する語意の明示が切り替わっていく。
図3は、支援対象ユーザに明示された支援情報を表す説明図である。
図3によれば、端末1がスマートフォンである場合、ディスプレイに「マカロン->フランスのお菓子」がリアルタイムに表示されている。
また、端末1が眼鏡型端末である場合、レンズ部分に「マカロン->フランスのお菓子」がリアルタイムに映し出される。支援対象ユーザは、相手方ユーザを見る視界の先に、支援情報をリアルタイムに視認することができる。
以下では、認知度算出部121について、具体的な実施形態となる4つの算出方法を説明する。
<第1の認知度算出方法>
図4は、第1の認知度算出方法を表す説明図である。
使用単語記憶部112は、使用単語毎に、使用期間として「使用日時」のみを記憶している。そして、認知度算出部121は、当該対話単語における使用日時から現在までの経過時間を引数とした単調減少関数を用いて、以下の式に基づいて認知度Kを算出する。
K=Σn=1 Nα(t[n])
n:対話単語の出現番号
t[n]:出現番号nの対話単語における過去の使用日時から現在までの経過時間
α(t):時間幅tの増加に伴って単調減少する関数値
単調減少関数とした理由は、人間の忘却曲線と同様に、経過時間が長くなるほど、その単語に対する認知度が低下することを想定している。
<第2の認知度算出方法>
図5は、第2の認知度算出方法を表す説明図である。
使用単語記憶部112は、使用単語毎に、経過時間を予め定めた時間(所定更新間隔T)で分割した「使用期間」、及び、各使用期間における「使用回数」を記憶している。認知度算出部121は、当該対話単語における過去の使用期間から現在までの経過時間とその使用回数とに基づいて、支援対象ユーザの認知度Kを算出する。認知度算出部121は、以下の式に基づいて認知度Kを算出する。
K=Σn=0 N(α[n]×C[n])
n:対話単語の使用期間番号
(現時刻を含む使用期間の使用期間番号をn=0とし、
経過時間が長くなるほど増分する)(n=0〜N)
α[n]:使用期間番号nの増加に伴って減少する設定値
C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数
そして、使用期間(所定更新間隔)が経過する毎に、使用回数C[n]=C[n-1]として更新し、当該単語が使用される毎に使用回数C[0]を1加算し更新する。所定更新間隔Tは、例えば30日毎であってもよい。
<第3の認知度算出方法>
使用単語記憶部112は、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、その使用期間に応じた認知度Kを対応付けて記憶する。
使用単語記憶部112は、以下の式に基づく認知度Kを用いる。
K=Σn=0 N(b×a-n×C[n])
a:第1の設定値
b:第2の設定値
n:対話単語の使用期間番号(経過時間が長くなるほど増分する)
C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数
そして、使用期間が経過する毎に、K/aを新たな認知度Kとし、当該単語が使用される毎に認知度Kにbを加算した新たな認知度Kに更新する。
この方法によれば、使用単語の使用回数をカウントする代わりに、認知度Kに「b×使用回数」を加算するだけでよい。そのために、第1及び第2の認知度算出方法と比較して、計算量及びメモリ量が少なくて済む。
<第4の認知度算出方法>
図6は、第4の認知度算出方法を表す説明図である。
使用単語記憶部112は、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、その使用期間に応じた認知度Kを対応付けて記憶する。
使用単語記憶部112は、以下の式に基づく認知度Kを用いる。
K=Σn=0 N(2(a×(N-n))×C[n])
a:第1の設定値(使用回数の格納に使用するビット数)
n:対話単語の使用期間番号(経過時間が長くなるほど増分する)
C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数を表すビット列
そして、使用期間が経過する毎に、認知度Kを所定ビット数分だけ下位へビットシフトし、当該単語が使用される毎に、認知度Kに2(a×N)を加算した新たな認知度Kに更新する。
使用単語の使用回数をカウントする際に、C[0]のビット位置に加算する。ビット列C[0]〜C[N]を整数に変換した値が、そのまま認知度Kとなる。また、所定更新時間間隔Tが経過する毎に、使用回数のビット列を下位ビット方向にaビット分シフトするだけでよい。そのために、第1〜第3の認知度算出方法と比較して、計算量及びメモリ量が最も少なくて済む。
以上、詳細に説明したように、本発明の端末、プログラム及び方法によれば、相手方ユーザからの対話文章に対して、支援対象ユーザにとって不認知であろうと想定される単語の語意を、支援情報として明示することができる。これによって、支援対象ユーザに対するコミュニケーションの円滑な遂行を支援することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 端末
101 通信インタフェース
102 音声インタフェース(スピーカ及びマイク)
103 ディスプレイ
104 トリガスイッチ
110 形態素解析部
111 使用単語学習部
112 使用単語記憶部
113 語意データベース
121 認知度算出部
122 語意検索部
123 語意明示部

Claims (10)

  1. 支援対象ユーザに、相手方ユーザからの対話文章に対する支援情報を明示する端末であって、
    相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章における過去の使用期間から現在までの経過時間に基づいて、支援対象ユーザの認知度を算出する認知度算出手段と、
    前記対話文章に含まれるであろう単語毎に、語意を対応付けて蓄積した内部又は外部の語意データベースを参照して、前記認知度が所定閾以下となる対話単語について、語意を検索する語意検索手段と、
    検索された前記語意を、支援対象ユーザに対して明示する語意明示手段と
    を有することを特徴とする端末。
  2. 支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、その使用日時を対応付けて記憶する使用単語記憶手段を更に有し、
    前記認知度算出手段は、当該対話単語における使用日時から現在までの経過時間を引数とした単調減少関数を用いて、以下の式に基づいて前記認知度Kを算出する
    K=Σn=1 Nα(t[n])
    n:対話単語の出現番号
    t[n]:出現番号nの対話単語における過去の使用日時から現在までの経過時間
    α(t):時間幅tの増加に伴って単調減少する関数値
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末。
  3. 支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、各使用期間における使用回数を更に対応付けて記憶する使用単語記憶手段を更に有し、
    前記認知度算出手段は、当該対話単語における過去の使用期間から現在までの経過時間とその使用回数とを用いて、以下の式に基づいて前記認知度Kを算出する
    K=Σn=0 N(α[n]×C[n])
    n:対話単語の使用期間番号(経過時間が長くなるほど増分する)
    α[n]:使用期間番号nの増加に伴って減少する設定値
    C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末。
  4. 支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、各使用期間における認知度Kを対応付けて記憶する使用単語記憶手段を更に有し、
    前記使用単語記憶手段は、以下の式に基づく前記認知度Kを用いて、
    K=Σn=0 N(b×a-n×C[n])
    a:第1の設定値
    b:第2の設定値
    n:対話単語の使用期間番号(経過時間が長くなるほど増分する)
    C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数
    使用期間が経過する毎に、K/aを新たな認知度Kとし、当該単語が使用される毎に認知度Kにbを加算した新たな認知度Kに更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末。
  5. 支援対象ユーザから過去に出力された使用文章の使用単語毎に、各使用期間における認知度Kを対応付けて記憶する使用単語記憶手段を更に有し、
    前記使用単語記憶手段は、以下の式に基づく前記認知度Kを用いて、
    K=Σn=0 N(2(a×(N-n))×C[n])
    a:第1の設定値(使用回数の格納に使用するビット数)
    n:対話単語の使用期間番号(経過時間が長くなるほど増分する)
    C[n]:使用期間番号nの使用期間における使用回数を表すビット列
    使用期間が経過する毎に、認知度Kを所定ビット数分だけ下位へビットシフトし、当該単語が使用される毎に、認知度Kに2(a×N)を加算した新たな認知度Kに更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末。
  6. 前記端末は、支援対象ユーザが、相手方ユーザによって出力された前記対話文章に、意味を知りたい対話単語が出現した際に、操作可能なトリガスイッチ手段を更に有し、
    前記認知度算出手段は、前記トリガスイッチ手段が操作された時点から過去に遡った所定時間内に、相手方ユーザによって現に出力された対話文章の対話単語について、認知度を算出する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の端末。
  7. 支援対象ユーザの使用文章及び相手方ユーザの対話文章を、形態素解析によって複数の形態素に区分する形態素解析手段と、
    支援対象ユーザの使用文章から区分された形態素について、除外リストに予め登録された単語を除外して前記使用単語記憶手段へ出力する使用単語学習手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の端末。
  8. 支援対象ユーザによって使用された前記使用文章、及び、相手方ユーザによって出力された前記対話文章は、各ユーザの発声から音声解析されたテキスト、又は、メール、メッセージ若しくは電子文書に含まれるテキストである
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の端末。
  9. 支援対象ユーザに、相手方ユーザからの対話文章に対する支援情報を明示する端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章における過去の使用期間から現在までの経過時間に基づいて、支援対象ユーザの認知度を算出する認知度算出手段と、
    前記対話文章に含まれるであろう単語毎に、語意を対応付けて蓄積した内部又は外部の語意データベースを参照して、前記認知度が所定閾以下となる対話単語について、語意を検索する語意検索手段と、
    検索された前記語意を、支援対象ユーザに対して明示する語意明示手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 支援対象ユーザに、相手方ユーザからの対話文章に対する支援情報を明示する端末の支援情報明示方法であって、
    前記端末は、
    相手方ユーザによって現に出力された対話文章の当該対話単語について、支援対象ユーザから過去に出力された使用文章における過去の使用期間から現在までの経過時間に基づいて、支援対象ユーザの認知度を算出する第1のステップと、
    前記対話文章に含まれるであろう単語毎に、語意を対応付けて蓄積した内部又は外部の語意データベースを参照して、前記認知度が所定閾以下となる対話単語について、語意を検索する第2のステップと、
    検索された前記語意を、支援対象ユーザに対して明示する第3のステップと
    を有することを特徴とする端末の支援情報明示方法。
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