JP2016041674A - アイライナー化粧料 - Google Patents

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弥生 小田
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Abstract

【課題】パール剤あるいはラメ剤などの光揮性顔料が配合されていても、ペン型容器に充填した際、中綿内で凝集することなく、目詰まりがなく、連続して塗布することができる簡易な使用性、さらには、発色やツヤ、化粧持続性にも優れたアイラナイナー化粧料を提供すること。【解決手段】金属被覆された光揮性顔料、さらに詳しくは、その基体が、アルミニウム、ガラス、雲母、合成マイカ及びシリカから選択される少なくとも1種の無機基体である光揮性顔料を配合することを特徴とするアイライナー化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、ラメやパール等の光揮性顔料を配合していても、目詰まりがなく、連続して塗布することができるペン型容器に充填されたアイライナー化粧料に関する。
アイライナー化粧料は、目の際やその周辺にラインを引くことにより、目を自然に大きく見せたり、目元を印象付けたりする目的で使用されている。アイライナー化粧料は、目の際という狭い部位に華やかな彩りを添えるための化粧料であり、その為には、演色性の高い色材が使用されることが多く、この様な演色性の高い色材の代表例としては、回折干渉光を利用した、パール剤あるいはラメ剤が挙げられる。その中でも特に、金属光沢を有し、非常に光揮感の強いものとして、金属被覆された光揮性顔料が提案されている(特許文献1〜5)。一方、簡易な使用性の目的で、ペン型容器がよく使用されており、特許文献6では、パール剤あるいはラメ剤が通過しやすいペン型容器の技術も示されている。また、使用部位が、目の際と限られた狭い範囲であるため、簡単な使用性で発色やツヤ、涙や汗による滲みのない化粧持続性も望まれている。
特開平9−188830号公報 特開2001−089324号公報 特開2002−138010号公報 特開平10−158540号公報 特公平6−76292号公報 特開2010−269133公報
しかしながら、パール剤あるいはラメ剤が配合され、ペン型容器に充填されたアイライナー化粧料において、発色やツヤ、化粧持続性を保持しながら、目詰まりがなく、連続して塗布することができる簡易な使用性の全ての面において、さらなる改善が望まれていた。
そこで、本発明人は鋭意検討した結果、金属被覆された光揮性顔料、さらに詳しくは、その基体が、アルミニウム、ガラス、雲母、合成マイカ及びシリカから選択される少なくとも1種の無機基体である光揮性顔料をアイライナー化粧料に配合することで、通常の金属被覆されていない光揮性顔料と比べ、金属光沢を有した強い光揮感を付与することができ、特許文献6に示されているようなペン型容器に充填した際、中綿内で凝集することなく、目詰まりがなく、連続して塗布することができる簡易な使用性に優れるというメリットも見いだした。またアクリル系高分子樹脂を配合する事で、発色やツヤ、化粧持続性も付与することができる。さらに、カーボンブラックまたは/かつ酸化鉄を配合する事で、金属被覆された光揮性顔料の干渉色を応用した、様々な演色性の高い色調を調整することができる。
すなわち、本発明は、金属被覆された光揮性顔料、さらに詳しくは、その基体が、アルミニウム、ガラス、雲母、合成マイカ及びシリカから選択される少なくとも1種の無機基体である光揮性顔料を配合するアイライナー化粧料に関する。
さらには、アクリル系高分子樹脂を配合する事で、発色やツヤ、化粧持続性も付与された、アイライナー化粧料に関する。
さらには、カーボンブラックまたは/かつ酸化鉄を配合するアイライナー化粧料に関する。
以上説明するように、本発明は、金属被覆された光揮性顔料、さらに詳しくは、その基体が、アルミニウム、ガラス、雲母、合成マイカ及びシリカから選択される少なくとも1種の無機基体である光揮性顔料をアイライナー化粧料に配合することで、通常の金属被覆されていない光揮性顔料と比べ、金属光沢を有した強い光揮感を付与することができることは明らかである。また特許文献6に示されているようなペン型容器に充填した際、中綿内で凝集せず、目詰まりがなく、連続して塗布することができる。また、アクリル系高分子樹脂を配合する事で、発色やツヤ、化粧持続性も付与することができる。さらには、カーボンブラックまたは/かつ酸化鉄を配合する事で、金属被覆された光揮性顔料の干渉色を応用した、様々な演色性の高い色調を調整することができる。
以下、上記本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる、金属被覆された光揮性顔料としては、下記(1)及び(2)のようなものが知られている。下記被覆用金属としては、金、銀、銅、ニッケル、クロム、モリブデン、アルミニウム、すず、マグネシウムまたはこれらの混合物等が使用されている。これらの光輝性顔料は、金属光沢を有するため、使用対象への強い光輝感の付与を可能とし、使用対象に意匠的に優れた外観を与えることができる。
(1)アルミニウム粉体、または箔状樹脂を金属で被覆したものを粉砕加工して得られる粉体
(2)ガラス、雲母、合成マイカ、シリカ、アルミナ等の鱗片状基体に金属を被覆したもの
市販品としては、銀被覆ガラスフレークとしてメタシャインMT1030PS、ME2025PS[日本板硝子株式会社製]、銀被覆アルミニウムフレークとしてCOSMICOLOR[東洋アルミニウム株式会社製]を用いることができる。
本発明の化粧料では上記金属被覆された光揮性顔料をアイライナー化粧料の総量に対して、0.1〜50質量%の範囲で配合することが可能である。
本発明のアクリル系高分子樹脂としては、例えば、アクリル酸アルキル共重合体エマルションとして、ダイトゾールSJ[大東化成工業株式会社製]、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルションとして、ダイトゾール5000STY[大東化成工業株式会社製]、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマーとして、KP−541[信越化学工業株式会社製]を用いることができる。
アクリル系高分子樹脂の配合量は特に限定されないが、好ましくは5〜50重量%であり、より好ましくは5〜30重量%である。
本発明に用いられるカーボンブラックまたは/かつ酸化鉄として、より好ましくは、水またはイソドデカンなどの油中に高分散された分散体を配合することが望ましい。また酸化鉄としては、微粒子酸化鉄、より好ましくは、水またはイソドデカンなどの油中に高分散された微粒子酸化鉄の分散体を配合することが、ペン型容器の目詰まりをなくす点より、より望ましい。
本発明には、様々な色調を得るために、上記以外の顔料を配合することができる。例えばマンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムなどの無機白色顔料、またタール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる顔料、微粒子酸化チタン、微粒子酸化セリウム、微粒子酸化亜鉛等の微粒子粉体、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等、パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等から選ばれる顔料が挙げられるが、汎用性、価格の面より、酸化鉄、カーボンブラックがより好ましい。
これらの顔料は、さらに各種の表面処理、例えば従来公知の表面処理が行われていてもかまわない。表面処理の例としては、以下の例が挙げられる。なお、これらの処理を複数組み合わせて用いることも可能である。
a)フッ素化合物処理…パーフルオロアルキルリン酸エステル処理、パーフルオロアルキルシラン処理、パーフルオロポリエーテル処理、フルオロシリコーン処理、フッ素化シリコーン樹脂処理など
b)シリコーン処理…メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、気相法テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン処理など
c)ペンダント処理…気相法シリコーン処理後にアルキル鎖などを付加する方法
d)シランカップリング剤処理
e)チタンカップリング剤処理
f)アルミニウムカップリング剤処理
g)シラン処理…アルキル化シラン、アルキル化シラザン処理など
h)油剤処理
i)N−アシル化リジン処理
j)ポリアクリル酸処理
k)金属石鹸処理…ステアリン酸塩、ミリスチン酸塩処理など
l)アクリル樹脂処理
m)金属酸化物処理
これらの表面処理の中で、より好ましいものは、アイライナー化粧料の剤型により異なり、アイライナー化粧料が、水性組成物、水中油型乳化組成物、の場合は親水性処理が分散性の点でより好ましく、油中水型乳化組成物、油性組成物の場合は、新油性処理が分散性の点でより好ましい。
本発明のアイライナー化粧料には、上記の必須成分に加えて、通常アイライナー化粧料に使用される成分、例えば、水性成分、基剤、エモリエント成分として油性成分、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、抗酸化剤、香料などが配合される。
また本発明のアイライナー化粧料の剤型としては、水性組成物、水中油型乳化組成物、油性組成物、油中水型乳化組成物を使用することができる。また形態としては、ペン型容器から連続して塗布できるように、液状が好ましい。
以下に実施例を挙げ本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施例1〜2、比較例1〜2〕
表1の処方と製造方法に従い水性アイライナー(黒色、荼色)化粧料を得た。尚、表中の単位は質量%である。
評価項目
女性パネラー10名を用いて、試験品を使用してもらい、使用感をアンケート形式で回答してもらい、評価が悪い場合を0点、評価が良い場合を5点とし、パネラーの平均点数を以って評価結果とした。従って、点数が高い程評価に優れていることを示す。
Figure 2016041674
製造方法
均一に溶解した成分Aに成分Bを加え、次いで成分C、Dも成分Aに除々に加えてよく混合した。ペン型容器に充填して製品を得た。
表1の結果より、銀被覆ガラスフレークと銀被覆アルミニウムフレーク、さらにはアクリル系高分子樹脂を配合した実施例1、2は、光揮感、ツヤ、化粧持続性、ペン型容器での連続塗布性の全ての点において優れていた。銀被覆されていないガラスフレークを配合した比較例1は、光揮感の点で劣っており、また、ペン型容器内で詰まりが発生した。アクリル系高分子樹脂を配合していない比較例2は、ツヤ、化粧持続性の点において劣っていた。
表2の処方と製造方法に従い油性アイライナー化粧料を得た。尚、表中の単位は質量%である。
Figure 2016041674
製造方法
均一に溶解した成分Aに成分Bを加え、次いで成分Cも成分Aに除々に加えてよく混合した。ペン型容器に充填して製品を得た。
実施例3は、光揮感、ツヤ、化粧持続性、ペン型容器での連続塗布性の全ての点において優れていた。

Claims (4)

  1. 金属被覆された光揮性顔料を配合することを特徴とするペン型容器に充填されたアイライナー化粧料。
  2. 請求項1に記載の光揮性顔料の基体が、アルミニウム、ガラス、雲母、合成マイカ及びシリカから選択される少なくとも1種の無機基体である、請求項1記載のアイライナー化粧料。
  3. アクリル系高分子樹脂を配合することを特徴とする請求項1〜2記載のアイライナー化粧料。
  4. カーボンブラックまたは/かつ酸化鉄を配合することを特徴とする請求項1〜3記載のアイライナー化粧料。
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