JP2016040469A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents
内燃機関の冷却装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016040469A JP2016040469A JP2015249876A JP2015249876A JP2016040469A JP 2016040469 A JP2016040469 A JP 2016040469A JP 2015249876 A JP2015249876 A JP 2015249876A JP 2015249876 A JP2015249876 A JP 2015249876A JP 2016040469 A JP2016040469 A JP 2016040469A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- cooling
- internal combustion
- combustion engine
- support shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
Description
そこで、内燃機関の運転状況に応じて冷却風の取り込みを調節する冷却装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ルーバーは、形状記憶合金からなり、高温時には起立して窓孔から冷却風を取り入れやすくし、低温時には倒伏して窓孔からの冷却風を制限するようになっている。
したがって、低温時に窓孔を十分に閉塞することはできず、隙間から外気が入り込んで、結果として暖機中にも内燃機関が冷却されて暖機の促進が妨げられる可能性がある。
クランク軸(30)と連動して回転し外気を吸引する冷却ファン(40)と、
前記冷却ファン(40)を覆うとともに外気を取り込む冷却風取入口(53)が形成されたファンカバー(50)と、
前記ファンカバー(50)の前記冷却風取入口(53)に設けられ、前記冷却風取入口(53)の開口面に平行な支軸(62)を中心に羽板(61)が回動して前記冷却風取入口(53)を開閉する可動ルーバー(60)とを備えた内燃機関の冷却装置において、
前記可動ルーバー(60)の複数の前記羽板(61,121,131)にそれぞれ設けられる各前記支軸(62,122,132)を連結して一斉に回動可能とするリンク機構(70)と、前記リンク機構(70)を駆動するアクチュエータ(80)とを備え、
前記リンク機構(70)の駆動が、該リンク機構(70)のオーバーストロークを吸収するオーバーストローク吸収機構(75,120,130)を介して各前記支軸(62,122,132)にそれぞれ伝達されるべく、前記オーバーストローク吸収機構(75,120,130)が前記リンク機構(70)と各前記支軸(62,122,132)との間にそれぞれ設けられることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
前記リンク機構(70)は、各前記支軸(62)にそれぞれ相対回転自在に軸支される回動リンク部材(72,73)と、各前記回動リンク部材(72,73)に連結されるとともに前記回動リンク部材(72,73)を一斉に回動させる連結リンク部材(74)とを備え、
前記オーバーストローク吸収機構(75)は、前記支軸(62)に挿通されるねじりコイルばね(76)の両端部がそれぞれ前記回動リンク部材(72,73)と前記支軸(62)に係止して構成されることを特徴とする。
前記リンク機構(70)は、各前記支軸(122,132)にそれぞれ相対回転自在に軸支される回動リンク部材(125,135)と、各前記回動リンク部材(125,135)に連結されるとともに前記回動リンク部材(125,135)を一斉に回動させる連結リンク部材(74)とを備え、
前記オーバーストローク吸収機構(120,130)は、前記回動リンク部材(125,135)と前記支軸(122,132)との間にねじり弾性変形する部材(124,134)が両端をそれぞれ前記回動リンク部材(125,135)と前記支軸(122,132)に連結されて構成されることを特徴とする。
前記羽板(121,131)と前記支軸(122,132)は、一体の樹脂成形物であることを特徴とする。
前記アクチュエータ(80)は、オイルパン(22p)に取り付けられ同オイルパン(22p)内のオイルの温度に感応して前記リンク機構(70)を駆動する感温アクチュエータであることを特徴とする。
そして、仮にアクチュエータ(80)の駆動がリンク機構(70)にオーバーストロークを生じさせても、オーバーストローク吸収機構(75)がリンク機構(70)のオーバーストローク分を吸収してリンク機構(70)および羽板(61)に過大な負荷が加わるのを防止することができる。
また、回動する羽板(61)とファンカバー(50)との間あるいは羽板(61)どうしの間に異物が挟まった場合であっても、羽板(61)およびリンク機構(70)に閉じ方向の過大な負荷が加わるのを防止することができる。
さらに、羽板(61)やリンク部材(72,73,74)を樹脂などの個体バラツキが大きい素材で形成した場合であっても、オーバーストローク吸収機構(75)がそのバラツキを吸収することができる。
本実施の形態に係るユニットスイング式内燃機関を搭載したスクータ型自動二輪車1を図1に示す。
本実施の形態においては、車両の前進方向を向いた状態を基準にして前後左右を決めることとする。
すなわち車体前部1fのヘッドパイプ2からダウンチューブ3が下方へ延出し、同ダウンチューブ3は下端で水平に屈曲してフロア部1cの下方を後方へ延び、その後端において左右一対のメインパイプ4が連結され、メインパイプ4は該連結部から後方斜め上に延びた傾斜部4aを形成し、傾斜部4aの上部がさらに屈曲して後方に略水平に延びた水平部4bを形成している。
一方車体前部1fにおいては、ヘッドパイプ2に軸支されて上方にハンドル8が設けられ、下方にフロントフォーク9が延びてその下端に前輪10が軸支されている。
パワーユニット20には、その前部に単気筒4ストロークの空冷式内燃機関21が、クランクケース22から順次重ね合わされたシリンダブロック23,シリンダヘッド24,シリンダヘッドカバー25を略水平に近い状態にまで大きく前傾した姿勢で構成され、そのクランクケース22の下部から前方に突出したピボット支持ブラケット22aの端部が前記リンク部材12にピボット軸12aを介して連結されている(図2参照)。
この減速機構27の上端と前記メインパイプ4の上部屈曲部間にリヤクッション29が介装されている。
マフラー18は、支持ブラケット19によりクランクケース22に支持ブラケット19を介して吊設され、後輪28の右側に位置している。
フロア部1Cはサイドカバー1eにより覆われ、また車体後部1Rは前後のボデイカバー1f,1gによって左右側方まで覆われる。
クランクケース22内には、クランク軸30が左右の主軸受31,31に回転自在に支持されて、クランクウエブ30w,30wより左右水平方向に延びた左クランク軸体30Lと右クランク軸体30Rのうち左クランク軸体30Lには動弁系へ動力を伝えるカムチェーン32の駆動スプロケット32aと、図示されないが、ベルト式無段変速機26のベルト駆動プーリが設けられ、右クランク軸体30RにはACジェネレータ33が設けられる。
シリンダヘッド24には、ピストン34が対向して燃焼室36を構成する天井壁に点火プラグ37が嵌挿されている。
遠心冷却ファン40は、環状円板部から中央が円錐状に膨出したファンベース部材40bの環状円板部に複数枚のブレード41が周方向に並んで突出形成されている。
ACジェネレータ33および遠心冷却ファン40は、その外周を前方を除いてクランクケース22の右側壁より右方に突出した外周壁22dにより覆われ、ACジェネレータ33と遠心冷却ファン40の前方は、シリンダブロック23およびシリンダヘッド24の周囲を覆うシュラウド45が右方に膨出して外周壁22dに連結して覆われ、遠心冷却ファン40の外周の一部および右方は、外周壁22dに連結されるファンカバー50により覆われる(図3参照)。
また、後外側壁54の後面にはリンクカバー95を係止するコ字状の係止突起54cが突出形成されている。
固定ルーバー90は、矩形の固定ルーバー枠体92内に斜めに一定の角度で傾斜した前後長尺の羽板91が上下に複数枚互いに所定の間隔を存して平行に形成されたものである。
固定ルーバー90は、羽板91が開いた状態に固定されて常に外気を取り入れることが可能であって、内側の可動ルーバー60を保護している。
リンクカバー95は、リンク収容凹部54sに対応した縦長のリンクカバー本体部96の下部の後側縁がリンクカバー本体部96と直角左側に延出して後下カバー部97が形成されている。
リンクカバー本体部96の上端から上方に取付ブラケット96bが突出するとともに、リンクカバー本体部96の下部から前方に取付ブラケット96bが突出している。
なお、リンクカバー本体部96の後側縁の中央部には左方に係止爪96cが突出している。
リンクカバー95の後下カバー部97は、ファンカバー50側の後外側壁54の下方に連続して後記する感温ワックスシリンダ80を後方から覆い保護する。
1対の軸受溝55fvと軸受溝55rvには可動ルーバー60の羽板61の支軸62が軸支されて羽板61が回動自在に架設される。
図6に示すように、軸受溝55fvと軸受溝55rvは、前鉛直側片部55fと後鉛直側片部55rの各右側端面から断面U字状にくり抜かれており、円柱状の支軸62が納まる程度の深さを有する。
図6を参照して、上下3対の軸受溝55fv,55rvに納まる3本の支軸62の3本の中心軸Cを含む鉛直平面Zを想定すると、上水平側片部55uの下面に形成される水平カバー側段部56uは鉛直平面Zに沿って外側(車体に対して右側、図6で左側)に位置し、下水平側片部55lの上面に形成される水平カバー側段部56lは鉛直平面Zに沿って内側(車体に対して左側、図6で右側)に位置する。
他方、中心軸Cに関して下側となる鉛直カバー側段部57lは、鉛直平面Zに沿って内側に位置し、中心軸Cに関して鉛直カバー側段部57uと対称な形状をなし、すなわち上方に行くに従って先細の縦長三角形状をなす。
最も上に位置する前後の鉛直カバー側段部57u,57uは、上端が水平カバー側段部56uと連結して全体でコ字状をなし、最も下に位置する前後の鉛直カバー側段部57l,57lは、下端が水平カバー側段部56lと連結して全体でコ字状をなしている。
長方形板状の羽板61は、中心軸Cに関し一方の側が前記冷却風取入口53の開口面(図6に示された鉛直平面Z)に関して内側を回動する内側羽板部61iをなし、羽板61の他方の側が冷却風取入口53の開口面(鉛直平面Z)に関して外側を回動する外側羽板部61oをなす。
内側羽板部61iと外側羽板部61oは、ともに中心軸Cから先端に行くに従って先細に形成されており、中心軸Cからの延出幅は、外側羽板部61oより内側羽板部61iの方が小さい。
他方、冷却風取入口53の開口面(鉛直平面Z)より外側で中心軸Cより下方を回動する外側羽板部61oについては、冷却風取入口の開口面に対向する内側の面に、ルーバー側段部61odが外周縁に沿ってコ字状に形成されている。
係止片63は、径方向に突出した端部が後方に屈曲して係止部63cを形成している。
以上の長方形板状の羽板61と支軸62と係止片63とは、樹脂製で一体成形されている。
上2本の支軸62にそれぞれ相対回動自在に軸支される回動リンク部材72は、支軸62が貫通する扁平円筒状の円筒本体部72aの外周面の一部が膨出し前方に突出して円柱支軸72bが形成されるとともに、円筒本体部72aの前部から径方向に係止片72cが突出し、係止片72cの端部が前方に屈曲して係止部72ccを形成している。
図9を参照して、連結リンク部材74は棒状の連結部材であり、上下端部と中央部の3か所に円筒ボス部74b,74b,74bが形成されていて、各支軸62に軸支された回動リンク部材72,72,73の円柱支軸72b,72b,73bがそれぞれ円筒ボス部74b,74b,74bの孔に相対回動自在に嵌入枢支される。
したがって、連結リンク部材74が上下に昇降すると、回動リンク部材72,72,73が一斉に回動する。
そして、支軸62の係止片63と回動リンク部材72(73)の係止片72c(73c)とを同じ回動角度で対向させて、互いに軸方向に近づけ、支軸62の係止片63の後方に延出した係止部63cと回動リンク部材72(73)の係止片72c(73c)の前方に延出した係止部72(73cc)とをねじりコイルばね76のコイル部76aから延出した両端部76b,76b間に挟むようにして、径方向に重ねる。
こうしてオーバーストローク吸収機構75が構成される。
オーバーストローク吸収機構75は、各回動リンク部材72(73)と支軸62との間に設けられる。
感温ワックスシリンダ80は、感温部シリンダの感温部に温度上昇により膨張するワックスを備え、ワックスの膨張・収縮により移動するピストンとともにシリンダロッド81を進退させることができるもので、内燃機関21のクランクケース22における底部のオイルパン22pに感温部を挿入して取り付けられる。
すなわち、一対のフォーク部73d,73d間にシリンダロッド81を挿入し、先端部81aの両端を各U字状フォーク部73d,73dに摺動自在に嵌合する。
感温ワックスシリンダ80がシリンダロッド81を進行させているので、連結リンク部材74が上下の中間高さ位置にあり、各ねじりコイルばね76を介して連動する3枚の羽板61は、内側羽板部61iを内側上方に、外側羽板部61oを外側下方にして互いに平行に斜めに傾斜して冷却風取入口53を開いている。
逆に、オイルパン22p内のオイルの温度が上昇すれば、感温ワックスシリンダ80のシリンダロッド81が進行し連結リンク部材74が上昇し、各ねじりコイルばね76を介して連動する3枚の羽板61は倒伏し、冷却風取入口53の開口面積を大きくする。
このように、内燃機関21の運転状態に応じてファンカバー50の冷却風取入口53の開口面積を変え、取り入れる冷却風量を調整することができる。
感温ワックスシリンダ80がシリンダロッド81を最も後退させているので、連結リンク部材74が最も低い位置にあって、各ねじりコイルばね76を介して連動する3枚の羽板61は、全て鉛直近く最も大きく起立して冷却風取入口53を閉じている。
上下に隣合う羽板61,61も隣接ルーバー側段部として閉じ方向の回動で重なり合って当接するので、高いシール性をもって隙間を閉塞することができる。
なお、内側羽板部61iと外側羽板部61oは、支軸62からの延出幅が異なるとはいっても、大きく異なるわけではなく、支軸62は羽板61の中央に近い位置にあり、支軸62の回動により羽板61を回動するのはそれ程大きな力を要せず容易である。
さらに、羽板61と支軸62およびリンク機構70のリンク部材72,73,74を樹脂などの個体バラツキが大きい素材で形成しているが、こうした場合であっても、オーバーストローク吸収機構75がそのバラツキを吸収することができる。
前記第1の実施形態では、ねじりコイルばね76が支軸62の係止片63と回動リンク部材72(73)との間に配置されていたが、本第2の実施形態に係るオーバーストローク吸収機構100は、ねじりコイルばね104が羽板101の支軸102の係止片103および回動リンク部材105(106)より後方に配置されたものである。
回動リンク部材105(106)の円柱支軸105b(106b)および回動リンク部材106の一対のU字状フォーク部106d,106dは前記第1の実施形態と同様である。
なお、連結リンク部材74および感温ワックスシリンダ80も同じであり、符号も同じものを用いる。
本第3の実施形態に係るオーバーストローク吸収機構110は、羽板111の支軸112にフランジ状に円板係止片113が形成され、回動リンク部材115(116)は円板係止片113に対向する円筒本体部115a(116a)を有し、係止片は有しないが、円柱支軸115b(116b)および回動リンク部材116の一対のU字状フォーク部116d,116dは前記第1,第2の実施形態と同様であり、連結リンク部材74および感温ワックスシリンダ80も同じであり、符号も同じものを用いる。
本第4の実施形態に係るオーバーストローク吸収機構120は、上2つの羽板121については、その支軸122の後端の拡径した中心軸端部123に同心の扁平円筒状の回動リンク部材125が中心軸端部123から湾曲しながら延出した複数枚の帯状のスポーク片124に連結して支持されており、回動リンク部材125の一部が径方向に若干膨出して、その膨出部から円柱支軸126が後方に突出しており、以上の羽板121,支軸122,中心軸端部123,スポーク片124,回動リンク部材125,円柱支軸126は、一体に樹脂成形されている。
連結リンク部材74および感温ワックスシリンダ80は、前記実施形態と同じであり、符号も同じものを用いる。
なお、連結リンク部材74は、上下3か所に円筒ボス部74b,74b,74bの孔に回動リンク部材125,125,135から後方に突出した円柱支軸126,126,136が相対回動自在に嵌入枢支される。
本オーバーストローク吸収機構120は、前記実施形態と同じく、連結リンク部材74の昇降がオーバーストロークして回動リンク部材125,125,135が回動しても、スポーク片124,124,134が弾性変形してオーバーストローク分を吸収してリンク機構および羽板121,121,131に過大な負荷が加わるのを防止することができる。
本ファンカバー150は、可動ルーバー枠体155が前記第1の実施の形態における可動ルーバー枠体55と異なるが、その他は前記第1の実施の形態と同じであり、よって、同じ部材は同じ符号を用いて示す。
軸受部材156は自己潤滑性を有するシリコンゴムからなり、この軸受部材156の中空内周面に支軸62が軸支される。
また、シリコンゴムからなる軸受部材156により支軸62と可動ルーバー枠体155の軸受部の個体バラツキを吸収することができる。
本第6の実施形態の可動ルーバー160は、ファンカバー170の可動ルーバー枠体175が円環状の枠体を構成するものであり、円形の開口面をなす冷却風取入口173を開閉する上中下3枚の羽板161,162,163は、それぞれ円形を水平に上中下3枚に切断した板形状を形成しており、前後に突出した支軸161a,162a,163aを円環状の可動ルーバー枠体175に形成された軸受凹部に回動自在に嵌挿して軸支されている。
なお、本第6の実施形態は、前記第2の実施形態に示されたリンク機構およびオーバーストローク吸収機構100が用いられており、同じ部材は同じ符号を用いて示す。
なお、本実施形態に係る冷却装置は、強制空冷式内燃機関にて説明したが、これに限らず、水冷式内燃機関において採用してもよい。
また、本実施形態のオーバーストローク吸気機構のねじりコイルばねは、全ての支軸に設けてあるが、これに限らず、特定の支軸を選択して、その支軸にのみねじりコイルばねを設けるようにしてもよい。
50…ファンカバー、53…冷却風取入口、55…可動ルーバー枠体、56u,56l…水平カバー側段部、57u,57l…鉛直カバー側段部、
60…可動ルーバー、61…羽板、61i…内側羽板部、61o…外側羽板部、61id,61od…ルーバー側段部、62…支軸、
70…リンク機構、72,73…回動リンク部材、74…連結リンク部材、75…オーバーストローク吸収機構、76…ねじりコイルばね、80…感温ワックスシリンダ。
Claims (5)
- クランク軸(30)と連動して回転し外気を吸引する冷却ファン(40)と、
前記冷却ファン(40)を覆うとともに外気を取り込む冷却風取入口(53)が形成されたファンカバー(50)と、
前記ファンカバー(50)の前記冷却風取入口(53)に設けられ、前記冷却風取入口(53)の開口面に平行な支軸(62,122,132)を中心に羽板(61)が回動して前記冷却風取入口(53)を開閉する可動ルーバー(60)とを備えた内燃機関の冷却装置において、
前記可動ルーバー(60)の複数の前記羽板(61,121,131)にそれぞれ設けられる各前記支軸(62,122,132)を連結して一斉に回動可能とするリンク機構(70)と、前記リンク機構(70)を駆動するアクチュエータ(80)とを備え、
前記リンク機構(70)の駆動が、該リンク機構(70)のオーバーストロークを吸収するオーバーストローク吸収機構(75,120,130)を介して各前記支軸(62,122,132)にそれぞれ伝達されるべく、前記オーバーストローク吸収機構(75,120,130)が前記リンク機構(70)と各前記支軸(62,122,132)との間にそれぞれ設けられることを特徴とする内燃機関の冷却装置。 - 前記リンク機構(70)は、各前記支軸(62)にそれぞれ相対回転自在に軸支される回動リンク部材(72,73)と、各前記回動リンク部材(72,73)に連結されるとともに前記回動リンク部材(72,73)を一斉に回動させる連結リンク部材(74)とを備え、
前記オーバーストローク吸収機構(75)は、前記支軸(62)に挿通されるねじりコイルばね(76)の両端部がそれぞれ前記回動リンク部材(72,73)と前記支軸(62)に係止して構成されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の冷却装置。 - 前記リンク機構(70)は、各前記支軸(122,132)にそれぞれ相対回転自在に軸支される回動リンク部材(125,135)と、各前記回動リンク部材(125,135)に連結されるとともに前記回動リンク部材(125,135)を一斉に回動させる連結リンク部材(74)とを備え、
前記オーバーストローク吸収機構(120,130)は、前記回動リンク部材(125,135)と前記支軸(122,132)との間にねじり弾性変形する部材(124,134)が両端をそれぞれ前記回動リンク部材(125,135)と前記支軸(122,132)に連結されて構成されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の冷却装置。 - 前記羽板(121,131)と前記支軸(122,132)は、一体の樹脂成形物であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の内燃機関の冷却装置。
- 前記アクチュエータ(80)は、オイルパン(22p)に取り付けられ同オイルパン(22p)内のオイルの温度に感応して前記リンク機構(70)を駆動する感温アクチュエータであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の内燃機関の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015249876A JP5994017B2 (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | 内燃機関の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015249876A JP5994017B2 (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | 内燃機関の冷却装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011198966A Division JP6053269B2 (ja) | 2011-09-13 | 2011-09-13 | ユニットスイング式内燃機関を搭載した自動二輪車の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016040469A true JP2016040469A (ja) | 2016-03-24 |
JP5994017B2 JP5994017B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=55540847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015249876A Active JP5994017B2 (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | 内燃機関の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5994017B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55135622U (ja) * | 1979-03-20 | 1980-09-26 | ||
JP5938166B2 (ja) * | 2011-03-29 | 2016-06-22 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの冷却装置 |
-
2015
- 2015-12-22 JP JP2015249876A patent/JP5994017B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55135622U (ja) * | 1979-03-20 | 1980-09-26 | ||
JP5938166B2 (ja) * | 2011-03-29 | 2016-06-22 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの冷却装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5994017B2 (ja) | 2016-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6053269B2 (ja) | ユニットスイング式内燃機関を搭載した自動二輪車の冷却装置 | |
US20070089692A1 (en) | Forced-air-cooled engine equipped with cooling air guide cover | |
JP4732375B2 (ja) | 強制空冷式内燃機関 | |
BRPI0803336B1 (pt) | veículo do tipo de montar | |
JP5938166B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
WO2017033615A1 (ja) | 鞍乗型車両のパワーユニット | |
JP5994017B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP5869655B2 (ja) | ユニットスイング式内燃機関の冷却装置 | |
JP6196179B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP4889588B2 (ja) | パワーユニット | |
JP5189008B2 (ja) | 内燃機関のクランクケース構造 | |
JP6208606B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP6313740B2 (ja) | ユニットスイング式内燃機関の冷却装置 | |
JP4217088B2 (ja) | 強制空冷エンジン | |
JP4967043B2 (ja) | 内燃機関の点火コイル配置構造 | |
JP2009030715A (ja) | パワーユニットの伝動ケースカバー | |
CN105402020B (zh) | 强制气冷式内燃机 | |
JP6268150B2 (ja) | 鞍乗り型車両のユニットスイング式内燃機関の冷却装置 | |
JP4360932B2 (ja) | 内燃機関本体へのラジエータ取り付け構造 | |
JP4662469B2 (ja) | 小型車両のラジエータカバー構造 | |
JP6224640B2 (ja) | ユニットスイング式内燃機関の冷却装置 | |
JP6254571B2 (ja) | ユニットスイング式内燃機関の冷却装置 | |
JPH0742431U (ja) | 自動二輪車用エンジンのスタータ支持装置 | |
JP7227200B2 (ja) | 鞍乗型車両のカバー構造 | |
JP6254572B2 (ja) | ユニットスイング式内燃機関の冷却装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160822 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5994017 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |