JP2016035806A - バックライト装置およびそれを備えた液晶表示装置 - Google Patents

バックライト装置およびそれを備えた液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも広い色再現範囲を実現することのできる、液晶表示装置用のバックライト装置を提供する。【解決手段】バックライト装置を構成するLED基板310上に、光源として、赤色光を発する赤色発光体30(R1)と、緑色光を発する第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)と、青色光を発する青色発光体30(B)とによって構成されるLEDモジュールが設けられる。第1の緑色発光体30(G1)は比較的長い主波長の緑色光を発し、第2の緑色発光体30(G2)は比較的短い主波長の緑色光を発する。このような構成において、入力画像データに応じて、第1の緑色発光体30(G1)と第2の緑色発光体30(G2)との間で点灯状態とする発光体の切り替えが行われる。【選択図】図1

Description

本発明は、バックライト装置に関し、より詳しくは、光源にLED(発光ダイオード)などの発光素子を採用している液晶表示装置用のバックライト装置に関する。
近年、デジタル機器の高機能化・高性能化が顕著であり、各種画像に関する高品質化への要求が高まっている。そこで、表示装置,印刷装置,撮像装置などの分野においては、従来より、色再現範囲(「色域」とも呼ばれている。)の拡大が図られている。液晶テレビジョンなどの液晶表示装置に関しては、例えばバックライト装置やカラーフィルタを改良することによって色再現範囲の拡大が図られている。
ところで、液晶表示装置においては、3原色の加法混色によって色の表示が行われる。このため、透過型の液晶表示装置には、赤色成分,緑色成分,および青色成分を含む白色光を液晶パネルに照射することのできるバックライト装置が必要とされる。バックライト装置の光源には、従来、CCFLと呼ばれる冷陰極管が多く採用されていた。しかしながら、近年、消費電力の低さや輝度制御の容易さなどの観点からLEDの採用が増加している。
上述したように、透過型の液晶表示装置には、白色光を液晶パネルに照射することのできるバックライト装置が必要とされる。そこで、例えば、青色LED素子902を黄色蛍光体904で覆った構造の白色発光体900(図24参照)を光源とするバックライト装置や、青色LED素子912を赤色蛍光体914および緑色蛍光体916で覆った構造の白色発光体910(図25参照)を光源とするバックライト装置が用いられている。また、赤色LED素子922からなる赤色発光体920と緑色LED素子932からなる緑色発光体930と青色LED素子942からなる青色発光体940とを光源とするバックライト装置も用いられている(図26参照)。上述した各構成において、各蛍光体は、対応するLED素子から発せられる光によって励起されて発光する。なお、一般的にはLED素子がレンズで覆われた状態のものも「LED」と呼ばれているが、本明細書においては、当該状態のものをLED素子と明確に区別するために「発光体」という。また、本明細書においては、図26に示すような複数の発光体からなる一組の光源組のことを「LEDモジュール」という。
図26に示す構成によれば、図24に示す構成や図25に示す構成に比べて、駆動回路が複雑になり、高コスト・高消費電力となる。しかしながら、色再現範囲については、図24に示す構成や図25に示す構成を採用した場合よりも図26に示す構成を採用した場合の方が広くなる。従って、広い色再現範囲を実現する際には、図26に示す構成のLEDモジュールを光源として採用することが一般的である。
なお、本件発明に関連して、国際公開2011/118274号パンフレットには、LED素子と当該LED素子から発せられる光によって励起されて発光する蛍光体とによって構成される発光体に関し、発光体に主発光波長が異なる2種類の蛍光体を含めることによって色再現範囲を広くする技術が開示されている。
国際公開2011/118274号パンフレット
上述したように、液晶表示装置に関して従来より色再現範囲の拡大が図られているが、RGBの3色のLED素子を用いた構成(図26参照)のバックライト装置が採用されている場合でも、現実世界の物体の色の全てを表示することはできない。従来のバックライト装置が採用されている液晶表示装置においては、特に彩度の高い色を表示することが困難である。この理由は以下のとおりである。
一般的に、液晶パネルはTFT基板とカラーフィルタ基板とによって構成されている。カラーフィルタ基板には、赤色,緑色,および青色の各色に対応する着色部が形成されている。このような構成において、各着色部では、所定の波長近傍の波長の光のみが選択的に透過される。これにより、液晶パネルにカラー画像が表示される。ところで、各光源から出射される光の波長および各色のカラーフィルタを透過する光の波長には、ある程度の幅がある。すなわち、各色のカラーフィルタを透過する光は、それに対応する色そのものの光だけではない。従って、彩度の高い色を表示することが困難である。
以上のようなことから、従来のバックライト装置が採用されている液晶表示装置においては、特にシアン色や黄色を鮮明に表示することが困難である。このことをxy色度図を用いて説明すると、図27で符号93の太線で表される範囲に相当する色(シアン色)や図27で符号94の太線で表される範囲に相当する色(黄色)を表示することが困難である。なお、図27では、人の目で見ることのできる色の範囲を符号91の曲線で表し、液晶表示装置の色再現範囲を符号92の三角形で表している。
そこで本発明は、従来よりも広い色再現範囲を実現することのできる、液晶表示装置用のバックライト装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、それぞれが所定の色の光を発する複数色の発光体を1組の発光体組とする複数組の発光体組からなり、各発光体組から発せられる複数色の光が混合されて白色光を出射するように構成されたバックライト装置であって、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体のうちの少なくとも1つの色の発光体は、互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体のうち互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されているものをペア発光体と定義したとき、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体の間で点灯状態とする発光体の切り替えが行われることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体は、赤色の発光体,緑色の発光体,および青色の発光体によって構成されていることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
前記緑色の発光体が、前記ペア発光体であることを特徴とする。
第5の発明は、第3の発明において、
前記赤色の発光体は、赤色発光ダイオード素子からなり、
前記緑色の発光体は、緑色発光ダイオード素子からなり、
前記青色の発光体は、青色発光ダイオード素子からなることを特徴とする。
第6の発明は、液晶表示装置であって、
各画素についての赤色,緑色,および青色の色値のデータからなる入力画像データに基づく画像を表示する表示部を含む液晶パネルと、
前記液晶パネルの背面に光を照射する第3の発明に係るバックライト装置と、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体の発光状態を制御する発光体制御部と
を備え、
前記発光体制御部は、前記入力画像データに応じて、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの一方を点灯状態とし、他方を消灯状態とすることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、
前記発光体制御部は、前記ペア発光体に関して前記複数組の発光体組において同じ種類の発光体が点灯状態となるよう、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの点灯状態とする発光体の種類を前記入力画像データに基づいて決定することを特徴とする。
第8の発明は、第6の発明において、
前記発光体制御部は、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの点灯状態とする発光体の種類を、各発光体組に対応するエリアについての前記入力画像データに基づいて、発光体組毎に決定することを特徴とする。
第9の発明は、第6の発明において、
赤色,緑色,および青色のうちの前記ペア発光体の色以外の2つの色を第1の色および第2の色と定義したとき、前記発光体制御部は、前記第1の色および前記第2の色のうち前記入力画像データにおいて最大の色値に設定されている画素の数が多い方の色を指標色とし、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうち前記指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体を点灯状態とすることを特徴とする。
第10の発明は、第6の発明において、
赤色,緑色,および青色のうちの前記ペア発光体の色以外の2つの色を第1の色および第2の色と定義したとき、前記発光体制御部は、前記第1の色および前記第2の色のうち前記入力画像データにおいて予め定められた基準値以上の色値に設定されている画素の数が多い方の色を指標色とし、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうち前記指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体を点灯状態とすることを特徴とする。
第11の発明は、第1の発明において、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体のうち互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されているものをペア発光体と定義したとき、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体の光量がそれぞれ独立に制御されることを特徴とする。
第12の発明は、第11の発明において、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体は、緑色発光ダイオード素子からなる緑色の発光体と、青色発光ダイオード素子と前記青色発光ダイオード素子から発せられる光によって励起されて発光する赤色蛍光体とからなるマゼンダ色の発光体とによって構成され、
前記緑色の発光体が、前記ペア発光体であることを特徴とする。
第13の発明は、液晶表示装置であって、
画像を表示する表示部を含む液晶パネルと、
前記液晶パネルの背面に光を照射する第12の発明に係るバックライト装置と、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体の発光状態を制御する発光体制御部と
を備え、
前記発光体制御部によって前記緑色の発光体を構成する2種類の発光体のそれぞれの光量が調整されることにより、前記表示部に白色が表示されるときの当該白色の色温度の設定が行われることを特徴とする。
第14の発明は、第11の発明において、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体は、赤色発光ダイオード素子からなる赤色の発光体と、青色発光ダイオード素子と前記青色発光ダイオード素子から発せられる光によって励起されて発光する緑色蛍光体とからなるシアン色の発光体とによって構成され、
前記赤色の発光体が、前記ペア発光体であることを特徴とする。
第15の発明は、液晶表示装置であって、
画像を表示する表示部を含む液晶パネルと、
前記液晶パネルの背面に光を照射する第14の発明に係るバックライト装置と、
各発光体組に含まれる前記複数色の発光体の発光状態を制御する発光体制御部と
を備え、
前記発光体制御部によって前記赤色の発光体を構成する2種類の発光体のそれぞれの光量が調整されることにより、前記表示部に白色が表示されるときの当該白色の色温度の設定が行われることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、複数色の発光体を用いた構成のバックライト装置において、少なくとも1つの色の発光体については、2種類の発光体(比較的長い主波長の光を発する発光体および比較的短い主波長の光を発する発光体)が設けられる。ここで、それら2種類の発光体に関して点灯状態とする発光体の切り替えを行うことによって、2種類の色再現範囲が得られる。これにより、擬似的に従来よりも広い色再現範囲を得ることが可能となる。また、2種類の発光体の光量をそれぞれ独立に制御することによって、白色点(白色)の調整を行うことが可能となる。
上記第2の発明によれば、ペア発光体を構成する2種類の発光体の間で、点灯状態とする発光体の切り替えが行われる。これにより、2種類の色再現範囲が得られ、擬似的に従来よりも広い色再現範囲を得ることが可能となる。
上記第3の発明によれば、3原色(赤色,緑色,および青色)の発光体を用いた構成のバックライト装置において、従来よりも広い色再現範囲を得ることが可能となる。
上記第4の発明によれば、2種類の緑色の発光体を用いた構成のバックライト装置において、従来よりも広い色再現範囲を得ることが可能となる。
上記第5の発明によれば、各色の発光体は発光ダイオード素子によって実現されているので、低消費電力化を図りつつ、従来よりも広い色再現範囲を得ることが可能となる。
上記第6の発明によれば、ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの点灯状態とする発光体が入力画像データに応じて決定される。このため、できるだけ入力画像データに忠実な色が表示される。
上記第7の発明によれば、ペア発光体を構成する2種類の発光体に関し、全ての発光体組で発光状態の制御が同じように行われる。このため、発光体制御部の構成を複雑化することなく、上記第6の発明と同様の効果が得られる。
上記第8の発明によれば、ペア発光体を構成する2種類の発光体に関し、点灯状態とする発光体の切り替えがエリア毎に行われる。このため、1画面分の入力画像データに例えば彩度の高いシアン色のデータと彩度の高い黄色のデータとが含まれているような場合でもあっても、或るエリアにおいて鮮明なシアン色を含む画像を表示しつつ別のエリアにおいて鮮明な黄色を含む画像を表示することが可能となる。このようにして、従来よりも広い色再現範囲の色を含む1画面分の画像を表示することが可能となる。
上記第9の発明によれば、ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの点灯状態とする発光体を容易に決定することができる。
上記第10の発明によれば、より入力画像データの内容を考慮しつつ、ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの点灯状態とする発光体を決定することができる。
上記第11の発明によれば、ペア発光体を構成する2種類の発光体の光量がそれぞれ独立に制御される。これにより、バックライト装置の製造後にも、白色点(白色)の調整を行うことが可能となる。
上記第12の発明によれば、赤色発光ダイオード素子を用いることなく赤色蛍光体を用いた構成のバックライト装置において、上記第11の発明と同様の効果が得られる。また、温度特性の悪い赤色発光ダイオード素子が光源として用いられていないので、長期間に渡って、色味が変化することがない。
上記第13の発明によれば、白色が表示されるときの当該白色の色温度を、xy色度図上においてマゼンタ色の色度座標と一方の種類の緑色の色度座標と他方の種類の緑色の色度座標とを結ぶ三角形の範囲内の黒体軌跡上の任意の色度座標に相当する色温度に設定することが可能となる。
上記第14の発明によれば、緑色発光ダイオード素子を用いることなく緑色蛍光体を用いた構成のバックライト装置において、上記第13の発明と同様の効果が得られる。
上記第15の発明によれば、白色が表示されるときの当該白色の色温度を、xy色度図上においてシアン色の色度座標と一方の種類の赤色の色度座標と他方の種類の赤色の色度座標とを結ぶ三角形の範囲内の黒体軌跡上の任意の色度座標に相当する色温度に設定することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置に含まれるバックライトユニットの上面図である。 上記第1の実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態におけるバックライトユニットの概略構成を示す図である。 上記第1の実施形態において、LED基板に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。 xy色度図上における各色の色度座標を示す図である。 上記第1の実施形態において、緑色発光体の発光状態の制御について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、緑色発光体の発光状態の制御について説明するための図である。 上記第1の実施形態の構成で得られる色再現範囲について説明するためのxy色度図である。 上記第1の実施形態における効果について説明するためのxy色度図である。 上記第1の実施形態の第1の変形例において、LED基板に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。 上記第1の実施形態の第1の変形例の構成で得られる色再現範囲について説明するためのxy色度図である。 上記第1の実施形態の第1の変形例における効果について説明するためのxy色度図である。 上記第1の実施形態の第2の変形例において、LED基板に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。 上記第1の実施形態の第2の変形例における効果について説明するためのxy色度図である。 本発明の第2の実施形態において、緑色発光体の発光状態の制御について説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記第3の実施形態におけるバックライトユニットの上面図である。 上記第3の実施形態において、LED基板に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。 従来例における白色点の調整について説明するためのxy色度図である。 上記第3の実施形態における白色点の調整について説明するためのxy色度図である。 上記第3の実施形態の構成で得られる色再現範囲について説明するためのxy色度図である。 上記第3の実施形態における効果について説明するためのxy色度図である。 上記第3の実施形態の変形例において、LED基板に搭載されるLEDモジュールの構成を示す図である。 従来のバックライト装置について説明するための図である。 従来のバックライト装置について説明するための図である。 従来のバックライト装置について説明するための図である。 従来のバックライト装置が採用されている液晶表示装置で得られる色再現範囲について説明するためのxy色度図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態および第3の実施形態に関しては、第1の実施形態と同様の点については適宜説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成および動作概要>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、液晶パネル100とパネル駆動回路200とバックライトユニット(バックライト装置)300とバックライト駆動回路400と点灯光源決定部500とによって構成されている。液晶パネル100には、入力画像データDINに基づく画像を表示する表示部110が含まれている。なお、本実施形態においては、バックライト駆動回路400と点灯光源決定部500とによって発光体制御部40が実現されている。
表示部110には、複数本のソースバスライン(映像信号線)SLと複数本のゲートバスライン(走査信号線)GLとが配設されている。ソースバスラインSLとゲートバスラインGLとの各交差点に対応して、画素を形成する画素形成部19が設けられている。すなわち、表示部110には、複数個の画素形成部19が含まれている。上記複数個の画素形成部19はマトリクス状に配置されて画素アレイを構成している。各画素形成部19には、対応する交差点を通過するゲートバスラインGLにゲート端子が接続されると共に当該交差点を通過するソースバスラインSLにソース端子が接続されたスイッチング素子であるTFT10と、そのTFT10のドレイン端子に接続された画素電極11と、上記複数個の画素形成部19に共通的に設けられた共通電極14および補助容量電極15と、画素電極11と共通電極14とによって形成される液晶容量12と、画素電極11と補助容量電極15とによって形成される補助容量13とが含まれている。液晶容量12と補助容量13とによって画素容量が構成されている。なお、図2の表示部110内には、1つの画素形成部19に対応する構成要素のみを示している。
パネル駆動回路200は、ゲートバスラインGLを1本ずつ選択的に駆動するとともに、入力画像データDINに基づき各ソースバスラインSLに駆動用の映像信号を印加する。これにより、各画素形成部19内の画素容量に、駆動用の映像信号に基づいて電荷が蓄積される。なお、パネル駆動回路200は、典型的には、ゲートバスラインGLを駆動するゲートドライバおよびソースバスラインSLを駆動するソースドライバによって構成されている。
バックライトユニット300は、液晶パネル100の背面側に設けられ、液晶パネル100の背面にバックライト光を照射する。バックライトユニット300は、光源として、LED素子を含む複数の発光体を備えている。なお、このバックライトユニット300の詳しい構成については後述する。
点灯光源決定部500は、入力画像データDINに基づき、後述する第1の緑色発光体と第2の緑色発光体のうちのいずれを点灯状態にするかを決定する。そして、点灯光源決定部500は、点灯状態にすべき緑色発光体に応じて、バックライト制御信号SBをバックライト駆動回路400に与える。バックライト駆動回路400は、バックライト制御信号SBに基づいて、バックライトユニット300内の各光源(各発光体)の光量(輝度)を制御する。
以上のようにして、各ゲートバスラインGLに走査信号が印加され、各ソースバスラインSLに駆動用の映像信号が印加され、バックライトユニット300内の各光源(各発光体)の発光状態が制御されることにより、外部から送られる入力画像データDINに基づく画像が液晶パネル100の表示部110に表示される。
<1.2 バックライトユニットの構成>
図3は、バックライトユニット300の概略構成を示す図である。なお、図3は、液晶パネル100およびバックライトユニット300を側面から見た図である。バックライトユニット300は、液晶パネル100の背面側に設けられている。すなわち、本実施形態においては、いわゆる直下型のバックライトが採用されている。但し、エッジライト型のバックライトが採用されている場合にも本発明を適用することができる。
バックライトユニット300は、光源としての複数の発光体30を搭載したLED基板310と、拡散板320と、光学シート330と、シャーシ340とによって構成されている。LED基板310上には、発光体30間の隙間を埋めるように反射シート(不図示)が設けられている。拡散板320は、発光体30の数mm〜数cm上方に配置されている。拡散板320は、発光体30から発せられた光を拡散させて均一な光(面状の光)が得られるように機能する。光学シート330は、拡散板320の上方に配置される。光学シート330は、液晶パネル100に向けて照射される光の効率を高めるように機能する。光学シート330には、例えば、マイクロレンズシート,プリズムシート,偏光反射シートなどが含まれている。マイクロレンズシートは、正面輝度が高くなるよう集光を行う機能を有するとともに光を散乱させる機能を有する。プリズムシートは、正面輝度を高めることに特化した光学シートである。偏光反射シートは、液晶パネル100に光が効率的に入射するよう、一部の光(例えば、特定方向に振動する直線偏光)を透過して、残りの光(例えば、上記特定方向に対して垂直な方向に振動する直線偏光)を反射する。
図1は、本実施形態におけるバックライトユニット300の上面図である。なお、図1では、拡散板320,光学シート330,およびシャーシ340の図示を省略している(図6,図7,図15,および図17についても同様である)。本実施形態においては、図1に示すように、赤色光を発する赤色発光体30(R)と、緑色光を発する第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)と、青色光を発する青色発光体30(B)とからなるLEDモジュールがLED基板310上にマトリクス状に設けられている。
図4は、本実施形態におけるLEDモジュールの構成を示す図である。本実施形態においては、LEDモジュールは、赤色LED素子31(R)からなる赤色発光体30(R)と、緑色LED素子31(G1)からなる第1の緑色発光体30(G1)と、緑色LED素子31(G2)からなる第2の緑色発光体30(G2)と、青色LED素子31(B)からなる青色発光体30(B)とによって構成されている。ここで、緑色LED素子31(G1)については主発光波長が540nmであり、緑色LED素子31(G2)については主発光波長が520nmである。従って、第1の緑色発光体30(G1)からは主発光波長が540nmである緑色光が出射され、第2の緑色発光体30(G2)からは主発光波長が520nmである緑色光が出射される。このように、本実施形態においては、3原色(赤色,緑色,および青色)の発光体のうちの緑色の発光体については、互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されている。なお、主発光波長の組み合わせは「520nmと540nm」には限定されない。
本明細書においては、LEDモジュールに含まれる複数色の発光体のうち互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されているものを「ペア発光体」という。本実施形態においては、第1の緑色発光体30(G1)と第2の緑色発光体30(G2)とによってペア発光体が実現されている。また、本実施形態においては、図4に示す構成のLEDモジュールによって1組の発光体組が実現されている。
<1.3 緑色発光体の発光状態の制御>
次に、上述したペア発光体を構成する2種類の緑色発光体(第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2))の発光状態の制御方法について説明する。本実施形態では、各時点において、表示部110の全体(すなわちLED基板310の全体)で、ペア発光体を構成する2種類の緑色発光体のうちの一方が点灯状態とされ、他方が消灯状態とされる。すなわち、ペア発光体を構成する2種類の緑色発光体の間で、点灯状態とする発光体の切り替えが行われる。その際、点灯状態にする緑色発光体は以下のようにして定められる。
本実施形態においては、ペア発光体を構成する発光体の発光色は、3原色(赤色,緑色,および青色)のうちの緑色である。そこで、点灯状態にする発光体(緑色発光体)を入力画像データDINの内容に応じて決定するために、入力画像データDINのうちの緑色以外の色の成分に着目する。すなわち、入力画像データDINのうちの赤色成分(赤色の階調値)および青色成分(青色の階調値)に着目する。そして、赤色および青色のうち入力画像データDINにおいて最大の色値(階調値)に設定されている画素の数が多い方の色が指標色とされ、第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)のうち指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体が、点灯状態にする緑色発光体として定められる。これについて、256階調の階調表示が可能な液晶表示装置を例に挙げて以下に説明する。
例えば、1画面分の入力画像データDINに関し、「全ての画素の赤色の階調値のうちの最大値が255であって、かつ、全ての画素の青色の階調値のうちの最大値が255である」と仮定する。この場合、点灯光源決定部500(図2参照)は、赤色の階調値が255に設定されている画素の数(「N1」とする)と青色の階調値が255に設定されている画素の数(「N2」とする)」とを比較する。xy色度図上において、各色は図5に示すように色度座標に対応付けられる。これにより、「N2よりもN1の方が大きければ、シアン色の彩度を高めるよりも黄色の彩度を高める方が好ましく、N1よりもN2の方が大きければ、黄色の彩度を高めるよりもシアン色の彩度を高める方が好ましい」ということが把握される。従って、N2よりもN1の方が大きいときには、赤色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体すなわち第1の緑色発光体30(G1)が、点灯状態にする緑色発光体として定められる。これに対して、N1よりもN2の方が大きいときには、青色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体すなわち第2の緑色発光体30(G2)が、点灯状態にする緑色発光体として定められる。
以上より、N2よりもN1の方が大きいときには、点灯光源決定部500は、第1の緑色発光体30(G1)は点灯状態となり、かつ、第2の緑色発光体30(G2)は消灯状態となるよう、バックライト制御信号SBを出力する。これにより、図6に示すように、LED基板310上の全ての第1の緑色発光体30(G1)は点灯状態となり、LED基板310上の全ての第2の緑色発光体30(G2)は消灯状態となる。また、N1よりもN2の方が大きいときには、点灯光源決定部500は、第2の緑色発光体30(G2)は点灯状態となり、かつ、第1の緑色発光体30(G1)は消灯状態となるよう、バックライト制御信号SBを出力する。これにより、図7に示すように、LED基板310上の全ての第2の緑色発光体30(G2)は点灯状態となり、LED基板310上の全ての第1の緑色発光体30(G1)は消灯状態となる。なお、図6および図7では、消灯状態となる発光体を黒で表している。
ところで、N1とN2とが等しくなることも考えられる。このような場合には、第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)のうち予め定めておいた種類の発光体を点灯状態とすれば良い。
また、例えば、1画面分の入力画像データDINに関し、「全ての画素の赤色の階調値のうちの最大値が200であって、かつ、全ての画素の青色の階調値のうちの最大値が255である」と仮定する。この場合、200よりも255の方が大きいので、青色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体すなわち第2の緑色発光体30(G2)が、点灯状態にする緑色発光体として定められる。従って、点灯光源決定部500は、第2の緑色発光体30(G2)は点灯状態となり、かつ、第1の緑色発光体30(G1)は消灯状態となるよう、バックライト制御信号SBを出力する。
以上のようにして、ペア発光体を構成する2種類の緑色発光体のうちの点灯状態とする発光体が定められる。ところで、第1の緑色発光体30(G1)が点灯状態となるときには、当該第1の緑色発光体30(G1)に加えて、赤色発光体30(R)および青色発光体30(B)も点灯状態となる。これにより、赤色発光体30(R)から出射される赤色光,第1の緑色発光体30(G1)から出射される緑色光,および青色発光体30(B)から出射される青色光の合成光が白色光として液晶パネル100に照射される。その結果、図8で符号P1,P2,およびP3の3点を結ぶ三角形で表される範囲に相当する色再現範囲が得られる。なお、符号P1,P2,P3,およびP4で示す色度座標はそれぞれ青色発光体30(B)から発せられる光の色,赤色発光体30(R)から発せられる光の色,第1の緑色発光体30(G1)から発せられる光の色,および第2の緑色発光体30(G2)から発せられる光の色に相当する色度座標である。また、第2の緑色発光体30(G2)が点灯状態となるときには、当該第2の緑色発光体30(G2)に加えて、赤色発光体30(R)および青色発光体30(B)も点灯状態となる。これにより、赤色発光体30(R)から出射される赤色光,第2の緑色発光体30(G2)から出射される緑色光,および青色発光体30(B)から出射される青色光の合成光が白色光として液晶パネル100に照射される。その結果、図8で符号P1,P2,およびP4の3点を結ぶ三角形で表される範囲に相当する色再現範囲が得られる。
<1.4 効果>
本実施形態によれば、3原色(赤色,緑色,および青色)の発光体を用いた構成のバックライトユニット300において、緑色の発光体については、比較的長い主波長の光を発する発光体(第1の緑色発光体30(G1))と比較的短い主波長の光を発する発光体(第2の緑色発光体30(G2))とが設けられる。それら第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)に関し、入力画像データDINの内容に応じて、点灯状態とする発光体の切り替えが行われる。詳しくは、入力画像データDINに関してシアン色成分よりも黄色成分の方が強いことが見込まれるときには、2種類の緑色発光体のうち第1の緑色発光体30(G1)が点灯状態となる。これにより、図8で符号P1,P2,およびP3の3点を結ぶ三角形で表される範囲に相当する色再現範囲が得られるので、黄色の彩度が高い画像を表示することが可能となる。また、入力画像データDINに関して黄色成分よりもシアン色成分の方が強いことが見込まれるときには、2種類の緑色発光体のうち第2の緑色発光体30(G2)が点灯状態となる。これにより、図8で符号P1,P2,およびP4の3点を結ぶ三角形で表される範囲に相当する色再現範囲が得られるので、シアン色の彩度が高い画像を表示することが可能となる。点灯状態とする緑色発光体を以上のように切り替えることによって、図9で符号P1,P2,P3,およびP4の4点を結ぶ四角形で表される範囲に相当する色再現範囲を擬似的に得ることが可能となる。以上のようにして、従来よりも広い色再現範囲を実現することのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が提供される。
<1.5 変形例>
以下、上記第1の実施形態の変形例について説明する。
<1.5.1 第1の変形例>
上記第1の実施形態においては、3原色(赤色,緑色,および青色)の発光体のうち緑色の発光体が互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されていた。しかしながら、本発明はこれに限定されない。そこで、赤色の発光体が互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成される例を第1の変形例として説明する。
図10は、本変形例におけるLEDモジュールの構成を示す図である。本変形例においては、LEDモジュールは、赤色LED素子31(R1)からなる第1の赤色発光体30(R1)と、赤色LED素子31(R2)からなる第2の赤色発光体30(R2)と、緑色LED素子31(G)からなる緑色発光体30(G)と、青色LED素子31(B)からなる青色発光体30(B)とによって構成されている。ここで、赤色LED素子31(R1)については主発光波長が比較的長く、赤色LED素子31(R2)については主発光波長が比較的短い。従って、第1の赤色発光体30(R1)からは主発光波長が比較的長い赤色光が出射され、第2の赤色発光体30(R2)からは主発光波長が比較的短い赤色光が出射される。
このような構成において、本変形例では入力画像データDINのうちの緑色成分(緑色の階調値)と青色成分(青色の階調値)とに基づいて、ペア発光体を構成する2種類の赤色発光体のうちの点灯状態にする赤色発光体が上記第1の実施形態と同様にして定められる。すなわち、緑色および青色のうち入力画像データDINにおいて最大の色値(階調値)に設定されている画素の数が多い方の色が指標色とされ、第1の赤色発光体30(R1)および第2の赤色発光体30(R2)のうち指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体が、点灯状態にする赤色発光体として定められる。
その結果、青色が指標色とされた場合には、第1の赤色発光体30(R1)が点灯状態とされる。これにより、図11で符号P5,P6,およびP7の3点を結ぶ三角形で表される範囲に相当する色再現範囲が得られる。また、緑色が指標色とされた場合には、第2の赤色発光体30(R2)が点灯状態とされる。これにより、図11で符号P5,P6,およびP8の3点を結ぶ三角形で表される範囲に相当する色再現範囲が得られる。なお、符号P5,P6,P7,およびP8で示す色度座標はそれぞれ青色発光体30(B)から発せられる光の色,緑色発光体30(G)から発せられる光の色,第1の赤色発光体30(R1)から発せられる光の色,および第2の赤色発光体30(R2)から発せられる光の色に相当する色度座標である。点灯状態とする赤色発光体を以上のようにして切り替えることによって、図12で符号P5,P6,P7,およびP8の4点を結ぶ四角形で表される範囲に相当する色再現範囲を擬似的に得ることが可能となる。
以上のように、本変形例においても、従来よりも広い色再現範囲を実現することのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が提供される。なお、青色の発光体が互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されている場合にも、同様の効果が得られる。
<1.5.2 第2の変形例>
上記第1の実施形態においては、3原色(赤色,緑色,および青色)の発光体のうち1つの色の発光体のみが互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、2つ以上の色の発光体が互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されていても良い。そこで、赤色の発光体および緑色の発光体が互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成される例を第2の変形例として説明する。
図13は、本変形例におけるLEDモジュールの構成を示す図である。本変形例においては、LEDモジュールは、赤色LED素子31(R1)からなる第1の赤色発光体30(R1)と、赤色LED素子31(R2)からなる第2の赤色発光体30(R2)と、緑色LED素子31(G1)からなる第1の緑色発光体30(G1)と、緑色LED素子31(G2)からなる第2の緑色発光体30(G2)と、青色LED素子31(B)からなる青色発光体30(B)とによって構成されている。ここで、赤色LED素子31(R1)については主発光波長が比較的長く、赤色LED素子31(R2)については主発光波長が比較的短い。従って、第1の赤色発光体30(R1)からは主発光波長が比較的長い赤色光が出射され、第2の赤色発光体30(R2)からは主発光波長が比較的短い赤色光が出射される。また、緑色LED素子31(G1)については主発光波長が比較的長く、緑色LED素子31(G2)については主発光波長が比較的短い。従って、第1の緑色発光体30(G1)からは主発光波長が比較的長い緑色光が出射され、第2の緑色発光体30(G2)からは主発光波長が比較的短い緑色光が出射される。
以上のような構成において、2種類の赤色発光体のうちの点灯状態にする赤色発光体は、入力画像データDINのうちの緑色成分(緑色の階調値)と青色成分(青色の階調値)とに基づいて、上記第1の実施形態と同様にして定められる。また、2種類の緑色発光体のうちの点灯状態にする緑色発光体は、入力画像データDINのうちの赤色成分(赤色の階調値)と青色成分(青色の階調値)とに基づいて、上記第1の実施形態と同様にして定められる。このようにして、本変形例においては、入力画像データDINに応じて、2種類の赤色発光体の間で点灯状態とする発光体が切り替えられるとともに、2種類の緑色発光体の間で点灯状態とする発光体が切り替えられる。その結果、図14で符号70で示す五角形で表される範囲に相当する色再現範囲を擬似的に得ることが可能となる。
<1.5.3 第3の変形例>
上記第1の実施形態においては、赤色および青色のうち入力画像データDINにおいて最大の色値(階調値)に設定されている画素の数が多い方の色が指標色とされ、第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)のうち指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体が、点灯状態にする緑色発光体として定められていた。すなわち、赤色,緑色,および青色のうちのペア発光体の色以外の2つの色を第1の色および第2の色と定義したとき、第1の色および第2の色のうち入力画像データDINにおいて最大の色値に設定されている画素の数が多い方の色が指標色とされ、ペア発光体を構成する2種類の発光体のうち指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体が点灯状態とされていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、上記第1の実施形態とは異なる手法で、点灯状態にする発光体を決定するようにしても良い。
例えば、赤色,緑色,および青色のうちのペア発光体の色以外の2つの色を第1の色および第2の色と定義したとき、第1の色および第2の色のうち入力画像データDINにおいて予め定められた基準値以上の色値に設定されている画素の数が多い方の色を指標色とし、ペア発光体を構成する2種類の発光体のうち指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体を点灯状態とするようにしても良い。ここで、2種類の緑色発光体によってペア発光体が実現されている場合において、200が基準値として定められていると仮定する。このとき、赤色の階調値が200以上に設定されている画素の数と青色の階調値が200以上に設定されている画素の数とを比較し、条件を満たす画素の数が多い方の色が指標色とされる。そして、上記第1の実施形態と同様にして、2種類の緑色発光体のうち指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体が、点灯状態にする緑色発光体として定められる。
また、例えば、赤色,緑色,および青色のうちのペア発光体の色以外の2つの色を第1の色および第2の色と定義したとき、入力画像データDINについての第1の色および第2の色のそれぞれの平均値の大小に基づいて指標色を決定するようにしても良いし、入力画像データDINについての第1の色および第2の色のそれぞれの最頻値の大小に基づいて指標色を決定するようにしても良い。さらにまた、入力画像データDINから色相や彩度を求めて、色相のデータおよび彩度のデータに基づいて指標色を決定するようにしても良い。以上のように、ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの点灯状態とする発光体を決定する手法は、特に限定されない。
<2.第2の実施形態>
<2.1 概要>
上記第1の実施形態においては、表示部110の全体(LED基板310の全体)で、ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの一方が点灯状態とされ、他方が消灯状態とされていた。これに対して、本実施形態においては、LEDモジュール毎に、点灯状態とする発光体が定められる。なお、全体構成(図2参照),バックライトユニット300の構成(図1および図3参照),およびLEDモジュールの構成(図4参照)については、上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
<2.2 緑色発光体の発光状態の制御>
表示部110は論理的に複数個のエリアに分割され、1個のエリアには1個のLEDモジュールが対応づけられる。そして、本実施形態においては、各エリアについての入力画像データDINに基づいて、エリア毎に、対応するLEDモジュールに含まれる第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)のうちの点灯状態とする発光体が定められる。点灯状態とする発光体を決定する手法については、上記第1の実施形態と同様の手法が採用される。すなわち、各エリアについて、赤色および青色のうち入力画像データDINにおいて最大の色値(階調値)に設定されている画素の数が多い方の色が指標色とされ、第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)のうち指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体が、点灯状態にする緑色発光体として定められる。
以上のように、点灯状態にする緑色発光体がエリア毎に定められる。従って、LED基板310に搭載されている全てのLEDモジュールに着目すると、例えば図15に示すように、第1の緑色発光体(G1)が点灯状態となって第2の緑色発光体30(G2)が消灯状態となるLEDモジュールもあれば、第2の緑色発光体(G2)が点灯状態となって第1の緑色発光体30(G1)が消灯状態となるLEDモジュールもある。
<2.3 効果>
本実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様、従来よりも広い色再現範囲を実現することのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が提供される。ここで、本実施形態においては、ペア発光体を構成する2種類の発光体に関し、点灯状態とする発光体の切り替えがエリア毎に行われる。このため、1画面分の入力画像データDINに彩度の高いシアン色のデータと彩度の高い黄色のデータとが含まれていても、或るエリアにおいて鮮明なシアン色を含む画像を表示しつつ別のエリアにおいて鮮明な黄色を含む画像を表示することが可能となる。このようにして、従来よりも広い色再現範囲の色を含む1画面分の画像を表示することが可能となる。
なお、本実施形態によれば、エリア毎に画像の色味が変わることになる。この点に関し、直下型のバックライトが採用されている場合には、拡散板320(図3参照)によって光が拡散されるので、人の目にはエリアの境界部分が視認されない。従って、表示ムラが生じることはない。
<3.第3の実施形態>
<3.1 概要>
従来より、液晶表示装置において広い色再現範囲を実現しようとする場合には、赤色LED素子からなる赤色発光体と緑色LED素子からなる緑色発光体と青色LED素子からなる青色発光体とによって構成されたLEDモジュール(図26参照)が採用されることが多い。ところが、一般的に、赤色LED素子は緑色LED素子や青色LED素子と比べて温度特性が悪い。このため、赤色LED素子については、長時間点灯していると光量が低減するという問題がある。この問題を解決するために、赤色LED素子を用いることなく青色LED素子を赤色蛍光体で覆った構造のマゼンダ色発光体を用いることが考えられる。そこで、光源に赤色LED素子を用いない構成を本発明の第3の実施形態として説明する。
<3.2 全体構成および動作概要>
図16は、本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、液晶パネル100とパネル駆動回路200とバックライトユニット(バックライト装置)300とバックライト駆動回路400と白色設定部600とによって構成されている。すなわち、本実施形態においては、上記第1の実施形態における点灯光源決定部500(図2参照)に代えて白色設定部600が設けられている。なお、本実施形態においては、バックライト駆動回路400と白色設定部600とによって発光体制御部40が実現されている。
白色設定部600は、外部から与えられる白色設定信号SWに基づき、後述する第1の緑色発光体および第2の緑色発光体の光量を制御するためのバックライト制御信号SBをバックライト駆動回路400に与える。バックライト駆動回路400は、入力画像データDINとバックライト制御信号SBとに基づいて、バックライトユニット300内の各発光体の光量(輝度)を制御する。なお、第1の緑色発光体および第2の緑色発光体の光量の制御についての詳しい説明は後述する。
<3.3 バックライトユニットの構成>
バックライトユニット300の概略構成については、上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する(図3参照)。図17は、本実施形態におけるバックライトユニット300の上面図である。本実施形態においては、図17に示すように、緑色光を発する第1の緑色発光体30(G1)および第2緑色発光体30(G2)と、マゼンダ色光を発するマゼンダ色発光体30(M)とからなるLEDモジュールがLED基板310上にマトリクス状に設けられている。
図18は、本実施形態におけるLEDモジュールの構成を示す図である。本実施形態においては、LEDモジュールは、緑色LED素子31(G1)からなる第1の緑色発光体30(G1)と、緑色LED素子31(G2)からなる第2の緑色発光体30(G2)と、青色LED素子31(B)を赤色蛍光体32(R)で覆った構造のマゼンタ色発光体30(M)とによって構成されている。ここで、緑色LED素子31(G1)については主発光波長が540nmであり、緑色LED素子31(G2)については主発光波長が520nmである。従って、第1の緑色発光体30(G1)からは主発光波長が540nmである緑色光が出射され、第2の緑色発光体30(G2)からは主発光波長が520nmである緑色光が出射される。青色LED素子31(B)からは青色光が発せられる。赤色蛍光体32(R)は、青色LED素子31(B)から発せられる光によって励起されて発光する。青色LED素子31(B)から発せられた青色光と赤色蛍光体32(R)から発せられた赤色光との合成光はマゼンタ色光となる。従って、マゼンタ色発光体30(M)からはマゼンタ色光が出射される。第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)から緑色光が出射され、マゼンタ色発光体30(M)からマゼンタ色光が出射されることにより、白色光が液晶パネル100に照射される。以上のように、本実施形態におけるLEDモジュールの構成は、赤色LED素子を用いない構成となっている。
以上のような構成において、第1の緑色発光体30(G1)と第2の緑色発光体30(G2)とによってペア発光体が実現されている。そして、本実施形態においては、そのペア発光体を構成する第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2)のそれぞれの光量が発光体制御部40によって後述するように調整されることにより、表示部110に白色が表示されるときの当該白色の色温度の設定が行われる。
<3.4 緑色発光体の光量の調整>
本実施形態においては、目標とする白色の色温度(表示部110に白色が表示されるときの当該白色の色温度)に応じた白色設定信号SWが外部から白色設定部600(図16参照)に与えられる。そして、白色設定部600とバックライト駆動回路400とからなる発光体制御部40が、白色設定信号SWに基づいて、第1の緑色発光体30(G1)から出射される緑色光の光量と第2の緑色発光体30(G2)から出射される緑色光の光量との比率の調整を行う。例えば、目標とする白色の色温度が高いほど第2の緑色発光体30(G2)から出射される緑色光の光量の比率が高くされ、目標とする白色の色温度が低いほど第1の緑色発光体30(G1)から出射される緑色光の光量の比率が高くされる。以上のように、本実施形態においては、目標とする白色の色温度に応じて、第1の緑色発光体30(G1)から出射される緑色光の光量と第2の緑色発光体30(G2)から出射される緑色光の光量との比率の調整が行われる。
<3.5 効果>
一般的に、蛍光体を含むLEDモジュール(例えば、緑色LED素子からなる1個の緑色発光体と、青色LED素子を赤色蛍光体で覆った構造の1個のマゼンタ色発光体とによって構成されたLEDモジュール)を光源とするバックライト装置が採用されている場合には、白色点(白色)の調整を行うためには、蛍光体の含有量を予め調整しておく必要がある。すなわち、バックライト装置の製造後には、白色点の調整を行うことができない。この理由は以下のとおりである。表示装置に関しては、例えば目的に応じた色の画像表示が行われるよう、色温度の調整が可能なものがある。一般に、色温度の調整は、3原色(赤色,緑色,および青色)のそれぞれのゲイン(入力信号の強さに対して実際に表示される色の強さ)を調整することによって行われる。これに関し、1個の緑色発光体と1個のマゼンダ色発光体とによって構成されたLEDモジュールによれば、マゼンタ色発光体からの発光を制御することによってマゼンタ色の光量が制御され、緑色発光体からの発光を制御することによって緑色の光量が制御される。しかしながら、光量を独立に制御することができるのが2色(マゼンタ色および緑色)だけであるので、図19から把握されるように、選択可能な色温度は、xy色度図上においてマゼンタ色の色度座標PMと緑色の色度座標PGとを結ぶ直線と黒体軌跡(黒体輻射の軌跡)71との交点の色度座標72に相当する色温度だけとなる。すなわち、発光体(光源)の光量(輝度)を調整することによる色温度の変更はできない。従って、蛍光体を含むLEDモジュールを光源とするバックライト装置が採用されている場合には、白色点の調整を行うことができない。
これに対して、本実施形態においては、LEDモジュールは互いに異なる主波長の光を発する2種類の緑色発光体(第1の緑色発光体30(G1)および第2の緑色発光体30(G2))と1個のマゼンダ色発光体30(M)とによって構成され、それらの発光体はそれぞれ独立に光量が制御される。すなわち、第1の緑色発光体30(G1)から出射される緑色光の光量,第2の緑色発光体30(G2)から出射される緑色光の光量,およびマゼンダ色発光体30(M)から出射されるマゼンダ色光の光量を独立して制御することが可能である。従って、図20から把握されるように、xy色度図上において、マゼンタ色の色度座標PMと、主発光波長が540nmである緑色の色度座標PG1と、主発光波長が520nmである緑色の色度座標PG2とを結ぶ三角形の範囲内の黒体軌跡71上の任意の色度座標に相当する色温度を所望の色温度(表示部110に白色が表示されるときの当該白色の色温度)として選択することができる。すなわち、バックライト装置の製造後にも、白色点の調整を行うことが可能となる。以上より、本実施形態によれば、赤色LED素子を用いることなく赤色蛍光体を用いた構成のLEDモジュールを光源とするバックライト装置が採用されている場合において、白色点の調整が可能となる。また、温度特性の悪い赤色LED素子が光源として用いられていないので、長期間に渡って、色味が変化することがない。
また、本実施形態において、第1の緑色発光体30(G1)を点灯状態かつ第2の緑色発光体30(G2)を消灯状態にすると、図21で符号P11,P12,およびP13の3点を結ぶ三角形で表される範囲に相当する色再現範囲が得られる。なお、符号P11,P12,P13,およびP14で示す色度座標はそれぞれ青色LED素子31(B)から発せられる光の色,赤色蛍光体32(R)から発せられる光の色,第1の緑色発光体30(G1)から発せられる光の色,および第2の緑色発光体30(G2)から発せられる光の色に相当する色度座標である。また、第2の緑色発光体30(G2)を点灯状態かつ第1の緑色発光体30(G1)を消灯状態にすると、図21で符号P11,P12,およびP14の3点を結ぶ三角形で表される範囲に相当する色再現範囲が得られる。従って、第1の緑色発光体30(G1)と第2の緑色発光体30(G2)との間で点灯状態にする発光体を切り替えることによって、図22で符号P11,P12,P13,およびP14の4点を結ぶ四角形で表される範囲に相当する色再現範囲を擬似的に得ることが可能となる。なお、図21および図22における色度座標点P13およびP14はそれぞれ図20における色度座標点PG1およびPG2に相当する。以上より、本実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様、従来よりも広い色再現範囲を実現することのできる、液晶表示装置用のバックライト装置が提供される。
<3.6 変形例>
上記第3の実施形態においては、2種類の緑色発光体とマゼンダ色発光体とによってLEDモジュールが構成されていた。しかしながら、本発明はこれに限定されない。そこで、2種類の赤色発光体とシアン色発光体とによってLEDモジュールが構成される例を変形例として説明する。
図23は、本変形例におけるLEDモジュールの構成を示す図である。本変形例においては、LEDモジュールは、赤色LED素子31(R1)からなる第1の赤色発光体30(R1)と、赤色LED素子31(R2)からなる第2の赤色発光体30(R2)と、青色LED素子31(B)を緑色蛍光体32(G)で覆った構造のシアン色発光体30(C)とによって構成されている。ここで、赤色LED素子31(R1)については主発光波長が比較的長く、赤色LED素子31(R2)については主発光波長が比較的短い。従って、第1の赤色発光体30(R1)からは主発光波長が比較的長い赤色光が出射され、第2の赤色発光体30(R2)からは主発光波長が比較的短い赤色光が出射される。青色LED素子31(B)からは青色光が発せられる。緑色蛍光体32(G)は、青色LED素子31(B)から発せられる光によって励起されて発光する。青色LED素子31(B)から発せられた青色光と緑色蛍光体32(G)から発せられた緑色光との合成光はシアン色光となる。従って、シアン色発光体30(C)からはシアン色光が出射される。第1の赤色発光体30(R1)および第2の赤色発光体30(R2)から赤色光が出射され、シアン色発光体30(C)からシアン色光が出射されることにより、白色光が液晶パネル100に照射される。以上のように、本変形例におけるLEDモジュールの構成は、緑色LED素子を用いない構成となっている。
本変形例においては、第1の赤色発光体30(R1)と第2の赤色発光体30(R2)とによってペア発光体が実現されている。そして、そのペア発光体を構成する第1の赤色発光体30(R1)および第2の赤色発光体30(R2)のそれぞれの光量が発光体制御部40によって調整されることにより、表示部110に白色が表示されるときの当該白色の色温度の設定が行われる。
以上のような構成において、上記第3の実施形態と同様にして、第1の赤色発光体30(R1)から出射される赤色光の光量と第2の赤色発光体30(R2)から出射される赤色光の光量との比率の調整が行われる。これにより、緑色LED素子を用いることなく緑色蛍光体を用いた構成のLEDモジュールを光源とするバックライト装置が採用されている場合において、白色点(白色)の調整が可能となる。また、第1の赤色発光体30(R1)と第2の赤色発光体30(R2)との間で点灯状態にする発光体を切り替えることによって、従来よりも広い色再現範囲が得られる。
<4.その他>
本発明は、上述の各実施形態および各変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
30…発光体
30(R)…赤色発光体
30(R1)…第1の赤色発光体
30(R2)…第2の赤色発光体
30(G)…緑色発光体
30(G1)…第1の緑色発光体
30(G2)…第2の緑色発光体
30(B)…青色発光体
30(M)…マゼンダ色発光体
30(C)…シアン色発光体
31(R)…赤色LED素子
31(G1),31(G2)…緑色LED素子
31(B)…青色LED素子
32(R)…赤色蛍光体
32(G)…緑色蛍光体
40…発光体制御部
100…液晶パネル
110…表示部
200…パネル駆動回路
300…バックライトユニット
310…LED基板
320…拡散板
330…光学シート
340…シャーシ
400…バックライト駆動回路
500…点灯光源決定部
600…白色設定部

Claims (15)

  1. それぞれが所定の色の光を発する複数色の発光体を1組の発光体組とする複数組の発光体組からなり、各発光体組から発せられる複数色の光が混合されて白色光を出射するように構成されたバックライト装置であって、
    各発光体組に含まれる前記複数色の発光体のうちの少なくとも1つの色の発光体は、互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されていることを特徴とする、バックライト装置。
  2. 各発光体組に含まれる前記複数色の発光体のうち互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されているものをペア発光体と定義したとき、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体の間で点灯状態とする発光体の切り替えが行われることを特徴とする、請求項1に記載のバックライト装置。
  3. 各発光体組に含まれる前記複数色の発光体は、赤色の発光体,緑色の発光体,および青色の発光体によって構成されていることを特徴とする、請求項2に記載のバックライト装置。
  4. 前記緑色の発光体が、前記ペア発光体であることを特徴とする、請求項3に記載のバックライト装置。
  5. 前記赤色の発光体は、赤色発光ダイオード素子からなり、
    前記緑色の発光体は、緑色発光ダイオード素子からなり、
    前記青色の発光体は、青色発光ダイオード素子からなることを特徴とする、請求項3に記載のバックライト装置。
  6. 液晶表示装置であって、
    各画素についての赤色,緑色,および青色の色値のデータからなる入力画像データに基づく画像を表示する表示部を含む液晶パネルと、
    前記液晶パネルの背面に光を照射する請求項3に記載のバックライト装置と、
    各発光体組に含まれる前記複数色の発光体の発光状態を制御する発光体制御部と
    を備え、
    前記発光体制御部は、前記入力画像データに応じて、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの一方を点灯状態とし、他方を消灯状態とすることを特徴とする、液晶表示装置。
  7. 前記発光体制御部は、前記ペア発光体に関して前記複数組の発光体組において同じ種類の発光体が点灯状態となるよう、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの点灯状態とする発光体の種類を前記入力画像データに基づいて決定することを特徴とする、請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記発光体制御部は、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうちの点灯状態とする発光体の種類を、各発光体組に対応するエリアについての前記入力画像データに基づいて、発光体組毎に決定することを特徴とする、請求項6に記載の液晶表示装置。
  9. 赤色,緑色,および青色のうちの前記ペア発光体の色以外の2つの色を第1の色および第2の色と定義したとき、前記発光体制御部は、前記第1の色および前記第2の色のうち前記入力画像データにおいて最大の色値に設定されている画素の数が多い方の色を指標色とし、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうち前記指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体を点灯状態とすることを特徴とする、請求項6に記載の液晶表示装置。
  10. 赤色,緑色,および青色のうちの前記ペア発光体の色以外の2つの色を第1の色および第2の色と定義したとき、前記発光体制御部は、前記第1の色および前記第2の色のうち前記入力画像データにおいて予め定められた基準値以上の色値に設定されている画素の数が多い方の色を指標色とし、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体のうち前記指標色の波長に近い方の主波長の光を発する発光体を点灯状態とすることを特徴とする、請求項6に記載の液晶表示装置。
  11. 各発光体組に含まれる前記複数色の発光体のうち互いに異なる主波長の光を発する2種類の発光体によって構成されているものをペア発光体と定義したとき、前記ペア発光体を構成する2種類の発光体の光量がそれぞれ独立に制御されることを特徴とする、請求項1に記載のバックライト装置。
  12. 各発光体組に含まれる前記複数色の発光体は、緑色発光ダイオード素子からなる緑色の発光体と、青色発光ダイオード素子と前記青色発光ダイオード素子から発せられる光によって励起されて発光する赤色蛍光体とからなるマゼンダ色の発光体とによって構成され、
    前記緑色の発光体が、前記ペア発光体であることを特徴とする、請求項11に記載のバックライト装置。
  13. 液晶表示装置であって、
    画像を表示する表示部を含む液晶パネルと、
    前記液晶パネルの背面に光を照射する請求項12に記載のバックライト装置と、
    各発光体組に含まれる前記複数色の発光体の発光状態を制御する発光体制御部と
    を備え、
    前記発光体制御部によって前記緑色の発光体を構成する2種類の発光体のそれぞれの光量が調整されることにより、前記表示部に白色が表示されるときの当該白色の色温度の設定が行われることを特徴とする、液晶表示装置。
  14. 各発光体組に含まれる前記複数色の発光体は、赤色発光ダイオード素子からなる赤色の発光体と、青色発光ダイオード素子と前記青色発光ダイオード素子から発せられる光によって励起されて発光する緑色蛍光体とからなるシアン色の発光体とによって構成され、
    前記赤色の発光体が、前記ペア発光体であることを特徴とする、請求項11に記載のバックライト装置。
  15. 液晶表示装置であって、
    画像を表示する表示部を含む液晶パネルと、
    前記液晶パネルの背面に光を照射する請求項14に記載のバックライト装置と、
    各発光体組に含まれる前記複数色の発光体の発光状態を制御する発光体制御部と
    を備え、
    前記発光体制御部によって前記赤色の発光体を構成する2種類の発光体のそれぞれの光量が調整されることにより、前記表示部に白色が表示されるときの当該白色の色温度の設定が行われることを特徴とする、液晶表示装置。
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