JP2016024276A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016024276A
JP2016024276A JP2014147079A JP2014147079A JP2016024276A JP 2016024276 A JP2016024276 A JP 2016024276A JP 2014147079 A JP2014147079 A JP 2014147079A JP 2014147079 A JP2014147079 A JP 2014147079A JP 2016024276 A JP2016024276 A JP 2016024276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subpixel
pixel
color
peripheral
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014147079A
Other languages
English (en)
Inventor
中西 貴之
Takayuki Nakanishi
貴之 中西
矢田 竜也
Tatsuya Yada
竜也 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Inc
Original Assignee
Japan Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Display Inc filed Critical Japan Display Inc
Priority to JP2014147079A priority Critical patent/JP2016024276A/ja
Priority to CN201510420057.1A priority patent/CN105304014B/zh
Priority to US14/802,153 priority patent/US9685137B2/en
Publication of JP2016024276A publication Critical patent/JP2016024276A/ja
Priority to US15/602,712 priority patent/US10056056B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/02Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the way in which colour is displayed
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2300/00Aspects of the constitution of display devices
    • G09G2300/04Structural and physical details of display devices
    • G09G2300/0439Pixel structures
    • G09G2300/0452Details of colour pixel setup, e.g. pixel composed of a red, a blue and two green components
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/06Adjustment of display parameters
    • G09G2320/0666Adjustment of display parameters for control of colour parameters, e.g. colour temperature
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2330/00Aspects of power supply; Aspects of display protection and defect management
    • G09G2330/02Details of power systems and of start or stop of display operation
    • G09G2330/021Power management, e.g. power saving
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2340/00Aspects of display data processing
    • G09G2340/06Colour space transformation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

【課題】消費電力量を抑制でき、しかも、画質劣化を低減できる表示装置及び電子機器を提供すること。【解決手段】画像表示装置10は、2次元マトリクス状に配置された第4色としての白色成分を表示する第4副画素と、第4副画素の周囲に配置された周辺副画素とを備えた画素31が配列され、画素31が当該画素31に隣接する隣接画素31との間で少なくとも1つの周辺副画素を共有してなる画像表示部30と、特定画素31に供給される入力映像信号及び当該特定画素31に隣接する隣接画素31の入力映像信号に基づいて特定画素31に属する周辺副画素への出力信号を生成し、生成した出力信号を画像表示部30に出力する信号処理部20とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、表示装置に関する。
従来、有機発光ダイオード(OLED)のような自発光体を点灯する画像表示パネルを備えた表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この表示装置は、画素R(赤)、G(緑)及びB(青)の3原色に加え、画素W(白)の追加原色を追加した自発光体を点灯する画像表示パネルを備える。この表示装置においては、バックライトが不要であり、各画素の自発光体の点灯量に応じて、表示装置の消費電力量が決まる。画像表示パネルに彩度が低い入力画像を表示する場合には、追加原色Wを含む4色のカラー出力信号に入力信号を置き換えることが可能であり、表示装置の消費電力量を削減することが可能となる。
特表2007−514184号公報
しかしながら、従来の自発光体を備えた画像表示パネルでは、入力画像の彩度が高い場合及び入力画像が補色を含む場合には、追加原色Wの画素を用いることができず、表示装置の消費電力量が増大する場合がある。この場合、画素C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)などの補色画素を追加した画像表示パネルを用いることにより消費電力量を抑制できるが、画像表示パネルの画素数が増大するので、画素の配置の高密度化又は画像表示パネルの解像度を低下させる必要がある。
本開示は、消費電力量を抑制でき、しかも、画質劣化を低減できる表示装置及び電子機器を提供することを目的とする。
本開示の表示装置は、2次元マトリクス状に配置された第4色としての白色成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素の周囲に配置された周辺副画素とが配列された画素を備え、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部と、特定画素に供給される入力映像信号及び当該特定画素に隣接する隣接画素の入力映像信号に基づいて前記特定画素に属する周辺副画素への出力信号を生成し、生成した出力信号を前記画像表示部に出力する信号処理部と、を具備することを特徴とする、表示装置。
また本開示の表示装置は、2次元マトリクス状に配置された第4色としての白成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素を中心として3行3列の四方格子状に配置された8つの周辺副画素とが配列された画素を備え、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部を具備する。
また本開示の表示装置は、2次元マトリクス状に配置された第4色としての白成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素を中心として当該第4副画素との間の距離が略等しくなる位置に配置された少なくとも3つの周辺副画素とが配列された画素を備え、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部を具備する。
図1は、第1の実施の形態に係る画像表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施の形態に係る画像表示部の画素が含む副画素の点灯駆動回路を示す図である。 図3は、第1の実施の形態に係る画像表示部の副画素の配置を示す図である。 図4は、第1の実施の形態に係る画像表示部の画素の配列を示す図である。 図5は、第1の実施の形態に係る画像表示部の断面構造を示す図である。 図6は、第1の実施の形態に係る画像表示装置で再現可能なHSV色空間の概念図である。 図7は、HSV色空間の色相と彩度との関係を示す概念図である。 図8は、第1の実施の形態に係る画像処理方法のフロー図である。 図9は、第1の実施の形態に係る色座標演算の説明図である。 図10Aは、第1の実施の形態に係る色変換の説明図である。 図10Bは、第1の実施の形態に係る色変換の説明図である。 図10Cは、第1の実施の形態に係る色変換の説明図である。 図10Dは、第1の実施の形態に係る色変換の説明図である。 図11Aは、第1の実施の形態に係る画像表示部の一例の説明図である。 図11Bは、第1の実施の形態に係る画像表示部の一例の説明図である。 図11Cは、第1の実施の形態に係る画像表示部の一例の説明図である。 図12Aは、第1の実施の形態に係る画像表示部の一例の説明図である。 図12Bは、第1の実施の形態に係る画像表示部の一例の説明図である。 図12Cは、第1の実施の形態に係る画像表示部の一例の説明図である。 図13は、第1の実施の形態に係る画像表示部における副画素の配置を示す図である。 図14Aは、第2の実施の形態に係る画像表示部の副画素の配列を示す図である。 図14Bは、第2の実施の形態に係る画像表示部の副画素の配列を示す図である。 図14Cは、第2の実施の形態に係る画像表示部の副画素の配列を示す図である。 図15は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図16は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図17は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図18は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図19は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図20は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図21は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図22は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図23は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。 図24は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。
以下に、本開示の各実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る画像表示装置10の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、画像表示装置10は、入力映像信号(以下、「入力信号」ともいう)を処理する信号処理部20と、画像表示パネルである画像表示部30と、画像表示部30の駆動を制御する画像表示パネル駆動回路40(以下、駆動回路40ともいう。)とを備える。信号処理部20は、ハードウェア又はソフトウェアのいずれかによって機能が実現されていればよく、特に限定されるものではない。また、信号処理部20の各回路がハードウェアによって構成されるものであっても、それぞれの回路が物理的に独立して区別される必要はなく、物理的に単一の回路によって複数の機能が実現されるものとしてもよい。
信号処理部20は、画像表示部30を駆動するための画像表示パネル駆動回路40に接続されている。信号処理部20は、入力映像信号に基づいて求められる所定の画素に表示するためのHSV色空間の入力値に基づいた第1色情報としての入力画像信号から、第1の色、第2の色、第3の色、第4の色、第5の色、第6の色、及び第7の色で再現されるHSV色空間の再現値に変換して出力信号を生成する。また、信号処理部20は、生成した出力信号を画像表示部30の画像表示パネル駆動回路40に出力する。
信号処理部20は、入力画像信号における第1色情報に基づいて、赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分の一部を追加色成分(例えば、白(W)成分)に変換した第2色情報を生成する。また、信号処理部20は、第2色情報に基づいて、第2色情報に含まれる赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分の一部を追加色成分(例えば、シアン(C)成分、マゼンタ(M)成分、及び黄(Y)成分)変換した第3色情報を生成する。そして、信号処理部20は、含む出力信号を駆動回路40へ出力する。第3色情報は、7色カラー入力信号(R、G、B、W、C、M、Y)である。追加色成分は、赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分の各階調が256階調で(R、G、B)=(255、255、255)で構成される白成分、(R、G、B)=(0、255、255)で構成されるシアン成分、(R、G、B)=(255、0、255)で構成されるマゼンタ成分、及び(R、G、B)=(255、255、0)で構成される黄色成分を例として説明するが、これに限らず、例えば、(R、G、B)=(255、230、204)で表されるような色成分をもつ第4副画素から第7副画素として追加色成分の変換を行うものであってもよい。
なお、本実施の形態では、上述したように変換処理は入力信号(例えば、RGB)をHSV空間に変換した処理について例示して説明しているが、これに限らず、XYZ空間、YUV空間その他の座標系でもよい。また、ディスプレイの色域であるsRGBやAdobe(登録商標)RGBの色域は、XYZ表色系のxy色度範囲上において、三角形状の範囲で示されるが、定義色域が定義される所定の色空間は、三角形状の範囲で定められることに限定されるものではなく、多角形状等の任意の形状の範囲で定められるものとしてもよい。
駆動回路40は、画像表示部30の制御装置であって、信号出力回路41、走査回路42及び電源回路43を備えている。駆動回路40は、信号出力回路41によって、第2色情報を含む出力信号を保持し、順次、画像表示部30の各画素31に出力する。信号出力回路41は、信号線DTLによって画像表示部30と電気的に接続されている。画像表示部30の駆動回路40は、走査回路42によって、画像表示部30における副画素を選択し、副画素の動作(光透過率)を制御するためのスイッチング素子(例えば、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor))のオン及びオフを制御する。走査回路42は、走査線SCLによって画像表示部30と電気的に接続されている。電源回路43は、電源線PCLによって各画素31の後述する自発光体へ電力を供給する。
なお、表示装置10は、特許第3167026号公報、特許第3805150号公報、特許4870358号公報、特開2011−90118号公報、特開2006−3475号公報に記載されている各種変形例が適用可能である。
図1に示すように、画像表示部30は、画素31が、P×Q個(行方向にP個、列方向にQ個)、2次元のマトリクス状(行列状)に配列されている。画素31は、複数の副画素32を含んで構成される。
図2は、第1の実施の形態に係る画像表示部の画素31が含む副画素32の点灯駆動回路を示す図である。図2に示すように、副画素32の点灯駆動回路が2次元のマトリクス状(行列状)に配列されている。点灯駆動回路は、制御用トランジスタTr1と、駆動用トランジスタTr2と、電荷保持用コンデンサC1とを含む。制御用トランジスタTr1のゲートが走査線SCLに接続され、ソースが信号線DTLに接続され、ドレインが駆動用トランジスタTr2のゲートに接続されている。電荷保持用コンデンサC1の一端が駆動用トランジスタTr2のゲートに接続され、他端が駆動用トランジスタTr2のソースに接続されている。駆動用トランジスタTr2のソースが、電源線PCLと接続されており、駆動用トランジスタTr2のドレインが、自発光体である有機発光ダイオードE1のアノードに接続されている。有機発光ダイオードE1のカソードは、例えば基準電位(例えばアース)に接続されている。なお、図2では制御用トランジスタTr1がnチャネル型トランジスタ、駆動用トランジスタTr2がpチャネル型トランジスタの例を示しているが、それぞれのトランジスタの極性はこれに限定されない。必要に応じて、制御用トランジスタTr1及び駆動用トランジスタTr2それぞれの極性を決めればよい。
図3は、本実施の形態に係る画像表示部30の副画素32の配置を示す図である。図3に示すように、画素31は、第1原色(例えば、赤色(R)成分)を表示する第1副画素32R、第2原色(例えば、緑色(G)成分)を表示する第2副画素32G、第3原色(例えば、青色(B)成分)を表示する第3副画素32B、第1原色、第2原色及び第3原色とは異なる追加色成分としての第4の色(本実施の形態では白色)を表示する第4副画素32W、第1原色の補色である第1補色(例えば、シアン(C)成分)を表示する第5副画素32C、第2原色の補色である第2補色(例えば、マゼンタ(M)成分)を表示する第6副画素32M、第3原色の補色である第3補色(例えば、黄色(Y)成分)を表示する第7副画素32Yを備える。以下においては、第1副画素32Rと、第2副画素32Gと、第3副画素32Bと、第4副画素32Wと、第5副画素32Cと、第6副画素32Mと、第7副画素32Yとをそれぞれ区別する必要がない場合、単に、副画素32という。
この画素31においては、9つの副画素32が行方向(X軸方向)及び列方向(Y軸方向)にそれぞれ3つずつ3行3列の正方格子状に配置される。画素31は、中央に配置される第4副画素32Wと、この第4副画素32Wの周囲に配置される周辺画素としての第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第5副画素32C、第6副画素32M、及び第7副画素32Yを有する。この画素31においては、2つの第5副画素32C及び2つの第7副画素32Yが四隅に配置される。また、2つの第5副画素32Cは、第4副画素32Wを挟んで対角線上に配置され、2つの第7副画素32Yは、第4副画素32Wを挟んで対角線上に配置される。このように、第1副画素32R,第2副画素32G、第3副画素32B及び第6副画素32Mに対して相対的に輝度が高い第5副画素32C及び第7副画素32Yを各画素31に2つずつ配置することにより、画像表示部30に表示される画像全体の輝度が向上する。
図4は、本実施の形態に係る画像表示部30の画素31の配列を示す図である。図4に示すように、画像表示部30は、各画素31に属する第4副画素32Wが所定の解像度に応じて2次元マトリクス状に配置される。そして、第4副画素32Wの周囲に配置された第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第5副画素32C、第6副画素32M、及び第7副画素32Yの少なくとも一つの副画素32(周辺副画素)が、隣接画素31との間で共有されるように配列される。
図4に示す例では、第1画素31Aに属する第4副画素32W、第2画素31Bに属する第4副画素32W、第3画素31Cに属する第4副画素32W、第4画素31Dに属する第4副画素32W、第5画素31Eに属する第4副画素32W、第6画素31Fに属する第4副画素32W、第7画素31Gに属する第4副画素32W、及び第8画素31Hに属する第4副画素32Wが画像表示部30の行方向(X軸方向)及び列方向(Y軸方向)に沿って2次元マトリクス状に配置される。行方向の両端の行には、第4副画素32W以外の第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第5副画素32C、第6副画素32M及び第7副画素32Yから選ばれた色画素がそれぞれ配列される。また、列方向の両端の列には、第4副画素32W以外の第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第5副画素32C、第6副画素32M及び第7副画素32Yから選ばれた色画素がそれぞれ配列される。すなわち、この画像表示部30では、行方向及び列方向の両端にはそれぞれ周辺副画素32が配置される。
第1画素31Aは、当該第1画素31Aの右側に隣接する隣接画素としての第2画素31Bとの間で第1副画素32R,第5副画素32C及び第7副画素32Yを共有している。第1画素31Aに属する第4副画素32Wの次列に配列された第1副画素32R,第5副画素32C及び第7副画素32Yは、第2画素32Bにも属している。また、第1画素31Aは、当該第1画素31Aの下側に隣接する第5画素31Eとの間で第2副画素32G,第5副画素32C及び第7副画素32Yを共有している。第1画素31Aに属する第4副画素32Wの次行に配列された第2副画素32G,第5副画素32C及び第7副画素32Yは、第5画素32Eにも属している。同様に、第2画素31Bは、当該第2画素31Bの右側に隣接する第3画素31Cとの間で第5副画素32C,第6副画素32M及び第7副画素32Yを共有している。また、第2画素31Bは、当該第2画素31Bの下側に隣接する第6画素31Fとの間で第3副画素32B,第5副画素32C及び第7副画素32Yを共有している。
同様に、第3画素31Cは、当該第3画素31Cの右側に隣接する第4画素31Dとの間で第1副画素32R,第5副画素32C及び第7副画素32Yを共有している。また、第3画素31Cは、当該第3画素31Cの下側に隣接する第7画素31Gとの間で第2副画素32G,第5副画素32C及び第7副画素32Yを共有している。第4画素31Dは、当該第4画素31Dの下側に隣接する第8画素31Hとの間で第3副画素32B,第5副画素32C及び第7副画素32Yを共有している。第5画素31Eは、当該第5画素31Cの右側に隣接する第6画素31Fとの間で第5副画素32C,第6副画素32M及び第7副画素32Yを共有している。第6画素31Fは、当該第6画素31Fの右側に隣接する第7画素31Gとの間で第1副画素32R,第5副画素32C及び第7副画素32Yを共有している。第7画素31Gは、当該第7画素31Gの右側に隣接する第8画素31Hとの間で第5副画素32C,第6副画素32M及び第7副画素32Yを共有している。なお、上記実施の形態においては、隣接画素31間で3つの副画素32を共有する例について説明したが、隣接画素31間で共有する副画素32の数は少なくとも一つあればよい。
図5は、本実施の形態に係る画像表示部30の断面構造を示す図である。なお、図5においては、図4に示した第1画素31Aと第2画素31Bの一部の断面構造を示している。図5に示すように、画像表示部30は、基板51と、絶縁層52、53と、反射層54と、下部電極55と、自発光層56と、上部電極57と、絶縁層58と、絶縁層59と、色変換層としてのカラーフィルタ61Y、61B、61C、61Gと、遮光層としてのブラックマトリクス62と、基板50とを備えている。基板51は、シリコンなどの半導体基板、ガラス基板、樹脂基板などであって、上述した点灯駆動回路などを形成又は保持している。絶縁層52は、上述した点灯駆動回路などを保護する保護膜であり、シリコン酸化物、シリコン窒化物などを用いることができる。下部電極55は、第7副画素32Yと、第3副画素32Bと、第5副画素32Cと、第2副画素32Gとにそれぞれ設けられており、上述した有機発光ダイオードE1のアノード(陽極)となる導電体である。下部電極55は、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide:ITO)等の透光性導電材料(透光性導電酸化物)で形成される透光性電極である。絶縁層53は、バンクと呼ばれ、第7副画素32Yと、第3副画素32Bと、第5副画素32Cと、第2副画素32Gとを区画する絶縁層である。反射層54は、自発光層56からの光を反射する金属光沢のある材料、例えば銀、アルミニウム、金などで形成されている。自発光層56は、有機材料を含み、不図示のホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層を含む。
(ホール輸送層)
正孔を発生するホール輸送層としては、例えば、芳香族アミン化合物と、その化合物に対して電子受容性を示す物質とを含む層を用いることが好ましい。ここで、芳香族アミン化合物とは、アリールアミン骨格を有する物質である。芳香族アミン化合物の中でも特に、トリフェニルアミンを骨格に含み、400以上の分子量を有するものが好ましい。また、トリフェニルアミンを骨格に有する芳香族アミン化合物の中でも特にナフチル基のような縮合芳香環を骨格に含むものが好ましい。トリフェニルアミンと縮合芳香環とを骨格に含む芳香族アミン化合物を用いることによって、発光素子の耐熱性が良くなる。芳香族アミン化合物の具体例としては、例えば、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:α−NPD)、4,4’−ビス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:TPD)、4,4’,4’’−トリス(N,N−ジフェニルアミノ)トリフェニルアミン(略称:TDATA)、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]トリフェニルアミン(略称:MTDATA)、4,4’−ビス[N−{4−(N,N−ジ−m−トリルアミノ)フェニル}−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:DNTPD)、1,3,5−トリス[N,N−ジ(m−トリル)アミノ]ベンゼン(略称:m−MTDAB)、4,4’,4’’−トリス(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン(略称:TCTA)、2,3−ビス(4−ジフェニルアミノフェニル)キノキサリン(略称:TPAQn)、2,2’,3,3’−テトラキス(4−ジフェニルアミノフェニル)−6,6’−ビスキノキサリン(略称:D−TriPhAQn)、2,3−ビス{4−[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]フェニル}−ジベンゾ[f,h]キノキサリン(略称:NPADiBzQn)等が挙げられる。また、芳香族アミン化合物に対して電子受容性を示す物質について特に限定はなく、例えば、モリブデン酸化物、バナジウム酸化物、7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(略称:TCNQ)、2,3,5,6−テトラフルオロ−7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(略称:F4−TCNQ)等を用いることができる。
(電子注入層、電子輸送層)
電子輸送性物質について特に限定はなく、例えば、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq3)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Almq3)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]−キノリナト)ベリリウム(略称:BeBq2)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−フェニルフェノラト−アルミニウム(略称:BAlq)、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾオキサゾラト]亜鉛(略称:Zn(BOX)2)、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾチアゾラト]亜鉛(略称:Zn(BTZ)2)等の金属錯体の他、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(略称:PBD)、1,3−ビス[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンゼン(略称:OXD−7)、3−(4−tert−ブチルフェニル)−4−フェニル−5−(4−ビフェニリル)−1,2,4−トリアゾール(略称:TAZ)、3−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(4−エチルフェニル)−5−(4−ビフェニリル)−1,2,4−トリアゾール(略称:p−EtTAZ)、バソフェナントロリン(略称:BPhen)、バソキュプロイン(略称:BCP)等を用いることができる。また、電子輸送性物質に対して電子供与性を示す物質について特に限定はなく、例えば、リチウム、セシウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属、エルビウム、イッテルビウム等の希土類金属等を用いることができる。また、リチウム酸化物(Li2O)、カルシウム酸化物(CaO)、ナトリウム酸化物(Na2O)、カリウム酸化物(K2O)、マグネシウム酸化物(MgO)等、アルカリ金属酸化物およびアルカリ土類金属酸化物の中から選ばれた物質を、電子輸送性物質に対して電子供与性を示す物質として用いても構わない。
(発光層)
例えば、赤色系の発光を得たいときには、4−ジシアノメチレン−2−イソプロピル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン(略称:DCJTI)、4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン(略称:DCJT)、4−ジシアノメチレン−2−tert−ブチル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン(略称:DCJTB)やペリフランテン、2,5−ジシアノ−1,4−ビス[2−(10−メトキシ−1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]ベンゼン等、600nmから680nmに発光スペクトルのピークを有する発光を呈する物質を用いることができる。また緑色系の発光を得たいときは、N,N’−ジメチルキナクリドン(略称:DMQd)、クマリン6やクマリン545T、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq3)等、500nmから550nmに発光スペクトルのピークを有する発光を呈する物質を用いることができる。また、青色系の発光を得たいときは、9,10−ビス(2−ナフチル)−tert−ブチルアントラセン(略称:t−BuDNA)、9,9’−ビアントリル、9,10−ジフェニルアントラセン(略称:DPA)、9,10−ビス(2−ナフチル)アントラセン(略称:DNA)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−フェニルフェノラト−ガリウム(略称:BGaq)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−フェニルフェノラト−アルミニウム(略称:BAlq)等、420nmから500nmに発光スペクトルのピークを有する発光を呈する物質を用いることができる。以上のように、蛍光を発光する物質の他、ビス[2−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)ピコリナート(略称:Ir(CF3ppy)2(pic))、ビス[2−(4,6−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:FIr(acac))、ビス[2−(4,6−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)ピコリナート(FIr(pic))、トリス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(略称:Ir(ppy)3)等の燐光を発光する物質も発光物質として用いることができる。
上部電極57は、インジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)等の透光性導電材料(透光性導電酸化物)で形成される透光性電極である。なお本実施の形態では、透光性導電材料の例としてITOを挙げたが、これに限定されない。透光性導電材料として、インジウム亜鉛酸化物(IZO:Indium Zinc Oxide)等の別の組成を有する導電材料を用いてもよい。上部電極57は、有機発光ダイオードE1のカソード(陰極)になる。絶縁層58は、上述した上部電極を封止する封止層であり、シリコン酸化物、シリコン窒化物などを用いることができる。絶縁層59は、バンクにより生じる段差を抑制する平坦化層であり、シリコン酸化物、シリコン窒化物などを用いることができる。基板50は、画像表示部30全体を保護する透光性の基板であり、例えば、ガラス基板を用いることができる。なお、図5においては、下部電極55がアノード(陽極)、上部電極57がカソード(陰極)の例を示しているが、これに限定されない。下部電極55がカソード及び上部電極57がアノードであってもよく、その場合は、下部電極55に電気的に接続されている駆動用トランジスタTr2の極性を適宜変えることも可能であり、また、キャリア注入層(ホール注入層及び電子注入層)、キャリア輸送層(ホール輸送層及び電子輸送層)、発光槽の積層順を適宜変えることも可能である。
画像表示部30は、カラー表示パネルであり、自発光層56の発光成分のうち、第7副画素32Yと画像観察者との間に第3補色光Lyを通過させる第7カラーフィルタ61Yが配置されている。画像表示部30は、同様に、自発光層56の発光成分のうち、第3副画素32Bと画像観察者との間に第3原色光Lbを通過させる第3カラーフィルタ61Bが配置されている。画像表示部30は、同様に、自発光層56の発光成分のうち、第5副画素32Cと画像観察者との間に第1補色光Lcを通過させる第5カラーフィルタ61Bが配置されている。同様に、自発光層56の発光成分のうち、第2副画素32Gと画像観察者との間に第2原色光Lwになるように調整された発光成分を通過させる第2カラーフィルタ61Gが配置されている。なお、図5には、示していないが、画像表示部30は、自発光層56の発光成分のうち、第1副画素32Rと画像観察者との間に第1原色光Lrを通過させる第1カラーフィルタ61Rが配置されている。画像表示部30は、同様に、自発光層56の発光成分のうち、第4副画素32Wと画像観察者との間に第4原色光Lwを通過させる第4カラーフィルタ61Wが配置されている。画像表示部30は、同様に、自発光層56の発光成分のうち、第6副画素32Mと画像観察者との間に第2補色光Lmを通過させる第6カラーフィルタ61Mが配置されている。
画像表示部30は、第1原色光Lr、第2原色光Lg及び第3原色光Lbと異なる色成分を有する第4原色光Lwを第4副画素32Wから発光することができる。また、第4副画素32Wと画像観察者との間にカラーフィルタが配置されていないようにしてもよく、画像表示部30は、自発光層56の発光成分がカラーフィルタなどの色変換層を介さず、第1原色光Lr、第2原色光Lg及び第3原色Lbと異なる色成分を有する第4原色光Lwを第4副画素32Wから発光することもできる。例えば画像表示部30は、第4副画素32Wには、色調整用の第4カラーフィルタ61Wの代わりに透明な樹脂層が備えられていてもよい。このように画像表示部30は、透明な樹脂層を設けることで、第4副画素32Wに大きな段差が生じることを抑制することができる。
図6は、本実施の形態の画像表示装置で再現可能なHSV色空間の概念図である。図7は、HSV色空間の色相と彩度との関係を示す概念図である。画像表示装置10は、画素31に第4の色(白色)を出力する第4副画素32Wを備えることで、図6に示すように、HSV色空間における明度のダイナミックレンジを広げることができる。つまり、図6に示すように、第1副画素32R、第2副画素32G及び第3副画素32Bが表示することのできる円柱形状のHSV色空間に、彩度Sが高くなるほど明度Vの最大値が低くなる略台形形状となる立体が載っている形状となる。
入力画像信号は、赤(R)成分、緑(G)成分、青(B)成分の各階調の入力信号を第1色情報として有するので、HSV色空間の円柱形状、つまり、図6に示すHSV色空間の円柱形状部分の情報になる。そして、色相Hは、図7に示すように、0°から360°で表される。0°から360°に向かって、赤(Red)、黄色(Yellow)、緑(Green)、シアン(Cyan)、青(Blue)、マゼンダ(Magenta)、赤となる。本実施の形態では、角度0°を含む領域が赤となり、角度120°を含む領域が緑となり、角度240°を含む領域が青となる。
また、本実施の形態においては、赤(R)成分、緑(G)成分及び青(B)成分の一部を白(W)成分に置き換えて出力する。この白成分は、白成分を赤成分、緑成分及び青成分で表現するよりも輝度又は色成分を表示する電力効率が高い。すなわち、白成分の出力と、赤成分、緑成分及び青成分の出力とが同じ電力消費量である場合、白成分で出力するほうが、赤成分、緑成分及び青成分で出力するよりも輝度が高い。また、白成分の出力と、赤成分、緑成分及び青成分の出力とが同じ輝度となる場合、白成分で出力するほうが、赤成分、緑成分及び青成分で出力するよりも電力消費量が小さい。上述のように、彩度が小さくなるに従って白色に近づくので、彩度が小さくなる領域では、白成分へ置き換えできる割合が高くなり、消費電力の低減を図ることができる。そのため、本実施の形態においては、彩度が小さくなるに従って輝度減衰率が小さくなった場合でも、白成分へ置き換えできる割合が高くなるので、好適に消費電力の低減を図ることができる。
また、本実施の形態においては、赤(R)成分、緑(G)成分及び青(B)成分の一部をシアン(C)成分及び黄(Y)成分に置き換えて出力している。このシアン成分及び黄成分は、シアン成分及び黄成分を赤成分、緑成分及び青成分で表現するよりも輝度又は色成分を表示する電力効率が高い。すなわち、シアン成分及び黄成分の出力と、赤成分、緑成分及び青成分の出力とが同じ電力消費量である場合、シアン成分及び黄成分で出力するほうが、赤成分、緑成分及び青成分で出力するよりも輝度が高い。また、シアン成分及び黄成分の出力と、赤成分、緑成分及び青成分の出力とが同じ輝度となる場合、シアン成分及び黄成分で出力するほうが、赤成分、緑成分及び青成分で出力するよりも電力消費量が小さい。上述のように、彩度が小さくなるに従って白色に近づくので、彩度が小さくなる領域では、シアン成分及び黄成分へ置き換えできる割合が高くなり、消費電力の低減を図ることができる。そのため、本実施の形態においては、彩度が小さくなるに従って輝度減衰率が小さくなった場合でも、シアン成分及び黄成分へ置き換えできる割合が高くなるので、好適に消費電力の低減を図ることができる。次に、本実施の形態に係る画像処理方法を説明する。
図8は、本実施の形態に係る画像処理方法のフロー図である。図8に示すように、信号処理部20は、入力画像信号の第1色情報に基づいて色座標を演算し(ステップST1)、演算した色座標に基づいて点灯させる副画素32を決定する(ステップST2)。次に、信号処理部20は、入力画像信号の第1色情報に含まれる色成分(赤(R)、緑(G)、青(B))から白(W)成分を分離して第2色情報を生成し、第4副画素32Wの点灯量を決定する(ステップST3)。次に、信号処理部20は、第2色情報に含まれる色成分(赤(R)、緑(G)、青(B))から第1補色(C)成分、第2補色(M)成分及び第3補色(Y)成分を分離して第3色情報を生成し、各画素31の第4副画素32Wの周囲に配置された副画素32の点灯量を決定する(ステップST4)。次に、信号処理部20は、第3色情報に基づいて出力信号を生成し、生成した出力信号を画像表示部30に出力する。以下、各ステップST1〜ST4について詳細に説明する。
図9は、本実施の形態に係る色座標演算の説明図である。図9に示すように、本実施の形態においては、信号処理部20は、入力画像信号に含まれる第1色情報について、赤(R)、緑(G)及び青(B)を頂点とする三角形の領域の色座標を用いて演算する。この色座標では、中心に白(W)が存在し、赤(R)と緑(G)との間に黄(Y)が存在し、緑(R)と青(B)との間にシアン(C)が存在し、青(B)と赤(R)との間にマゼンタ(M)が存在する。信号処理部20は、この色座標を白(W)と赤(R)と黄(Y)との間の領域である第1象限A1と、白(W)と黄(Y)と緑(G)との間の領域である第2象限A2と、白(W)と緑(G)とシアン(C)との間の領域である第3象限A3と、白(W)とシアン(C)と青(B)との間の領域である第4象限A4と、白(W)と青(B)とマゼンタ(M)との間の領域である第5象限A5と、白(W)とマゼンタ(M)と赤(R)との間の領域である第6象限A6とに分割する。そして、信号処理部20は、入力画像信号に含まれる第1色情報の色域の属する色座標が第1象限A1、第2象限A2、第3象限A3、第4象限A4、第5象限A5、及び第6象限A6のいずれかを演算することにより、各画素31で点灯する副画素32を決定する。例えば、図9に示す例では、第1色情報の属する色座標が第1象限A1である場合には、信号処理部20は、各画素31の第1副画素32R,第4副画素32W及び第7副画素32Yを点灯させることにより入力画像信号に含まれる第1色情報の色を再現することが可能となる。
図10A〜図10Dは、本実施の形態に係る色変換の説明図である。図10A〜図10Dに示すように、信号処理部20は、色座標演算によって各画素31に属する副画素32のうち、点灯させる副画素32を決定した後、入力画像信号に含まれる第1色情報(赤(Rin)、緑(Gin)及び青(Bin))の最小値に対応する色情報(Min.(Rin,Gin,Bin))に基づいて白(W)成分(Wout)の色情報として分離して第2色情報を生成する。この結果、図10A及び図10Bに示す例では、赤(R)成分の一部、緑(G)成分の一部、及び青(B)成分が白(W)成分となり、赤(R)成分、緑(G)成分及び白(W)成分が残存する。次に、信号処理部20は、白成分を分離した第2色情報(赤(R)、及び緑(G))の最小値に対応する色情報(Min.(R,G))に基づいて黄(Y)成分(Yout)を補色成分として分離して第3色情報(Rout,Gout,Bout,Wout,Yout)を生成する。この結果、図10C及び図10Dに示す例では、赤(R)成分の一部及び緑(G)成分が黄(Y)成分となり、赤(R)成分、白(W)成分及び黄(Y)成分が残存する。なお、上述した実施の形態では、緑(G)成分及び青(B)成分を全て白(W)成分及び黄(Y)成分に変換した例について説明したが、緑(G)成分及び青(B)成分については、必ずしも全て変換する必要はない。また、上述した実施の形態では、第2色情報から補色成分を分離して第3色情報を生成する例について説明したが、信号処理部20は、第2色情報から原色成分を分離して第3色情報を生成してもよい。
図11A〜図11Cは、本実施の形態に係る画像表示部30の一例の説明図である。なお、図11A〜図11Cにおいては、第1画素31A〜第3画素31Cのそれぞれに属する9つの副画素32のうち、第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第4副画素32W、第5副画素32C、第6副画素32M及び第7副画素32Yを表示画素として用いる例について示している。
図11A〜図11Cに示すように、信号処理部20は、特定画素31に供給される第1入力画像信号及び当該特定画素31に隣接する隣接画素31の第2入力画像信号に基づいて特定画素31に属する周辺副画素32を点灯させる出力信号を生成し、生成した出力信号を画像表示パネルに出力する。図11A〜図11Cに示す例では、信号処理部20は、まず、第1画素31Aに対する第1入力画像信号について色座標演算及び色変換を実施して第1画素31Aに属する1つの第4副画素32W及び当該1つの第4副画素32Wの周囲に配置される6つの周辺副画素32の点灯量を決定する。
次に、信号処理部20は、第2画素31Aに対する第2入力画像信号について色座標演算及び色変換を実施して第2画素31Bに属する1つの第4副画素32W及び当該1つの第4副画素32Wの周囲に配置される6つの周辺副画素32の点灯量を決定する。ここでは、信号処理部20は、第1画素31A及び第2画素31Bによって共有される第1副画素32R及び第5副画素32Cについては、第1画素31Aに対する第1入力画像信号に基づく第3色情報によって決定された点灯量に、第2画素31Bに対する第2入力画像信号に基づく第3色情報よって決定された点灯量を合算して補正する。そして、信号処理部20は、決定した副画素32の点灯量に応じた第1画素31Aの出力信号を画像表示部30に出力する。
次に、信号処理部20は、第3画素31Cに対する第3入力画像信号について色座標演算及び色変換を実施して第3画素31Cに属する1つの第4副画素32W及び当該1つの第4副画素32Wの周囲に配置される6つの周辺副画素32の点灯量を決定する。ここでは、第2画素31B及び第3画素31Cによって共有される第6副画素32M及び第7副画素32Yについては、第2画素31Aに対する第2入力画像信号によって決定された点灯量に、第3画素31Cに対する第3入力画像信号によって決定された点灯量が合算されて補正される。そして、信号処理部20は、決定した副画素32の点灯量に応じた第2画素31Aの出力信号を画像表示部30に出力する。信号処理部20は、以降同様にして各画素31に属する副画素32の点灯量をそれぞれ決定した後、決定した点灯量に応じた出力信号を画像表示部30に出力する。
すなわち、本実施の形態においては、相互に隣接する第1画素31A及び第2画素31Bに共有される副画素32については、第1画素31Aに属する副画素32の点灯量を決定する第1入力画像信号と、第2画素31Bに属する副画素32の点灯量を決定する第2入力画像信号とで点灯量が決定される。また、相互に隣接する第2画素31B及び第3画素31Cに共有される副画素32については、第2画素31Bに属する副画素32の点灯量を決定する第1入力画像信号と、第3画素31Cに属する副画素32の点灯量を決定する第2入力画像信号とで点灯量が決定される。これにより、各画素31の第4副画素32Wを所望の解像度に応じて2次元マトリクス状に配置し、第4副画素32W以外の他の副画素32を所望の解像度の半分で配置した場合であっても、入力画像信号に応じた色を再現することができる。なお、上述した実施の形態では、第1画素31A及び第2画素31Bに共有される副画素32の点灯量を第1入力画像信号及び第2入力画像信号の合算によって決定する例について説明したが、例えば、第1入力画像信号による点灯量と第2入力画像信号による点灯量とに所定の比率を設定して決定してもよい。これにより、入力画像に応じて柔軟に点灯量を設定することが可能となるので、更に画質を向上させることができる。
図12A〜図12Cは、本実施の形態に係る画像表示部30の一例の説明図である。なお、図12A〜図12Cにおいては、第1画素31A〜第3画素31Cのそれぞれに属する9つの副画素32を全て用いる例について示している。図12A〜図12Cに示す例では、各画素31は、第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、及び第6副画素32Mに対して相対的に輝度が高い第5副画素32C及び第7副画素32Yをそれぞれ2つ有する。そして、信号処理部20は、第5副画素32Cに割り当てられた点灯量に対して、2つの第5副画素32Cの点灯量を1/2ずつ点灯させると共に、第7副画素32Yに割り当てられた点灯量に対して、2つの第7副画素32Yの点灯量を1/2ずつ点灯させる。これにより、各画素31の4隅に配置された高輝度の第5副画素32C及び第7副画素32Yの点灯量が図11A〜図11Cに示した例に対して半分となるので、入力画像が輝度の高い高輝度領域と、高輝度領域に対して相対的に輝度が低い低輝度領域とが隣接した境界領域を有する場合であっても、画素配列による輝度重心のずれに基づく画質劣化を緩和することができる。なお、上述した実施の形態では、点灯量が1/2である例について説明したが、この構成に限定されない。点灯量は、表示する画像に応じて1/2以外の任意の点灯量に設定してもよく、隣接する画素の点灯量との関係で任意に設定してもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、白成分の第4副画素32Wを所望の解像度に応じて2次元マトリクス状に配置するので、第4副画素32W以外の他の副画素32を所望の解像度の半分で配置した場合であっても、入力画像信号に応じた色を再現することができ、画質劣化を低減することができる。また、赤(R)成分、緑(G)成分及び青(B)成分の一部を白(W)成分、シアン(C)成分及び黄(Y)成分に順次置き換えて出力するので、彩度が小さくなるに従って輝度減衰率が小さくなった場合でも、白成分へ置き換えできる割合が高くなるので、好適に消費電力の低減を図ることができる。
また、本実施の形態において、各画素31は、白成分である第4副画素32Wを包囲してその他の周辺副画素32を配し、当該周辺副画素32を隣の画素31と共有させた状態で各副画素32の点灯量を演算するものとなっている。この点、例えば、図4においては、上2行における行方向における各副画素32の数でみると、最も右側に位置する周辺副画素32列を算入しなければ各画素31における各周辺副画素32の数は等しくなるが、あえて当該最も右側に位置する周辺副画素32列を追加的に設けることで、最も右側の画素31の副画素32の数が多くなるが、上記の副画素32の点灯を実現することができる。列方向で見る場合も同様である。列方向で見る場合には、下側に位置する周辺副画素32行を算入しなければ各画素31における各周辺副画素32の数は等しくなるが、あえて当該下側に位置する周辺副画素32行を追加的に設けることで、最も右側の画素31の副画素32の数が多くなるが、上記の副画素32の点灯を実現することができる。かかる点に鑑みると、本実施の形態においては、画像表示部30を行方向で見た場合の一方の端部を基端側、他方の端部を終端側とする場合、最も基端側に位置する画素列は白成分以外の周辺副画素32であって、最も終端側に位置する画素列も白成分以外の周辺副画素32であり、当該終端側の画素列が追加的に設けられている、といえる。同様に、画像表示部30を列方向で見た場合の一方の端部を基端側、他方の端部を終端側とする場合、最も基端側に位置する画素行は白成分以外の周辺副画素32であって、最も終端側に位置する画素行も白成分以外の周辺副画素32であり、当該終端側の画素行が追加的に設けられている、といえる。
(第2の実施の形態)
次に、本開示の第2の実施の形態について説明する。なお、以下においては、上述した第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、説明の重複を避ける。また、第1の実施の形態と共通する構成要素には共通する符号を付している。
図13は、本実施の形態に係る画像表示部30における副画素32の配置を示す図である。図13に示すように、この画像表示部30は、2次元マトリクス状に配置された第4色としての白成分を表示する第4副画素32Wと、この第4副画素32Wを中心として当該第4副画素32Wとの間の距離が略等しくなる位置に配置された少なくとも3つの周辺副画素32とを備えた画素31が配列され、画素31が画素31に隣接する隣接画素31との間で少なくとも1つの周辺副画素32を共有してなる。本実施の形態においては、画素31は、平面視にて略六角形形状の7つの副画素を備える。この画素31は、第4副画素32Wの上側に第1副画素32Rが配置され、第4副画素32Wの左側に第2副画素32G及び第7副画素32Yが配置され、第4副画素32Wの右側に第3副画素32B及び第6副画素32Mが配置され、第4副画素32Wの下側に第5副画素32Cが配置される。すなわち、この画素31においては、第4副画素32Wを中心として周辺副画素32が六方格子状に配置されている。なお、図13に示す例においては、周辺副画素32が6つの例について説明したが、周辺副画素32は、例えば、3つであってもよい。
図14A〜図14Cは、本実施の形態に係る画像表示部30の副画素32の配列を示す図である。図14A〜図14Cに示すように、本実施の形態においては、画像表示部30は、各画素31に属する第4副画素32Wが所定の解像度に応じて2次元マトリクス状に配置される。図14A〜図14Cに示す例では、第1画素31Aに属する第4副画素32W、第2画素31Bに属する第4副画素32W、第3画素31Cに属する第4副画素32W、第4画素31Dに属する第4副画素32W、第5画素31Eに属する第4副画素32W、第6画素31Fに属する第4副画素32W、第7画素31Gに属する第4副画素32W、及び第8画素31Hに属する第4副画素32Wが画像表示部30の行方向(X軸方向)及び列方向(Y軸方向)に沿って2次元マトリクス状に配列される。行方向の両端の行には、第4副画素32W以外の第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第5副画素32C、第6副画素32M及び第7副画素32Yから選ばれた色画素がそれぞれ配置される。また、列方向の両端の列には、第4副画素32W以外の第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第5副画素32C、第6副画素32M及び第7副画素32Yから選ばれた色画素がそれぞれ配置される。すなわち、この画像表示部30では、行方向及び列方向の両端にはそれぞれ周辺副画素32が配置される。
また、画像表示部30は、第4副画素32Wの周囲には、第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第5副画素32C、第6副画素32M、及び第7副画素32Yの少なくとも一つの副画素32(周辺副画素)が隣接画素31との間で周辺画素31を共有して配置される。なお、図14A〜図14Cに示す例では、TFT基板を六法格子状に形成して発光層を四方格子状に形成してもよく、TFT基板を正方格子状に設けて発光層を略六角形にしてもよい。また、発光層は円形状でもよい。
以下、画像表示部30の画素31の配置について詳細に説明する。図14Aに示す画像表示部30は、原色成分の副画素32と補色成分の副画素32とを対角配置した例である。第1画素31A、第2画素31B、第3画素31C、第4画素31D、第5画素31E及び第6画素31Fは、それぞれ第1副画素32Rと第5副画素32Cとが第4副画素を挟んで対向配置され、第2副画素32Gと第6副画素32Mとが第4副画素を挟んで対向配置され、第3副画素32Bと第7副画素32Yとが第4副画素を挟んで対向配置される。このように配置することにより、輝度重心が変化しにくくなるので、画質を向上させることができる。
第1画素31Aは、当該第1画素31Aの右側に隣接する第2画素31Bとの間で第3副画素32B及び第6副画素32Mを共有している。第1画素31Aに属する第4副画素32Wの次列に配列された第3副画素32B及び第6副画素32Mは、第2画素32Bにも属している。また、第1画素31Aは、当該第1画素31Aの下側に隣接する第4画素31Dとの間で第5副画素32Cを共有している。第1画素31Aに属する第4副画素32Wの次行に配列された第5副画素32Cは、第4画素31Dにも属している。同様に、第2画素31Bは、当該第2画素31Bの右側に隣接する第3画素31Cとの間で第2副画素32G及び第7副画素32Yを共有している。また、第2画素31Bは、当該第2画素31Bの下側に隣接する第5画素31Eとの間で第5副画素32Cを共有している。第3画素31Cは、当該第3画素31Cの下側に隣接する第6画素31Fとの間で第5副画素32Cを共有している。第4画素31Dは、当該第4画素31Dの右側に隣接する第5画素31Eとの間で第3副画素32B及び第6副画素32Mを共有している。第5画素31Eは、当該第5画素31Eの右側に隣接する第6画素31Fとの間で第2副画素32G及び第7副画素32Yを共有している。なお、上記実施の形態においては、隣接画素31間で3つの副画素32を共有する例について説明したが、隣接画素31間で共有する副画素32の数は少なくとも一つあればよい。
図14Bに示す画像表示部30は、副画素32を千鳥格子状に配置した例である。第1画素31A、第2画素31B、第3画素31C、第4画素31D、第5画素31E及び第6画素31Fは、第1副画素32R、第2副画素32G、第3副画素32B、第5副画素32C、第6副画素32M及び第7副画素32Yが略均等に分散するように配置される。このように配置することにより、各色の分散性が向上するので、画像のラスターが向上する。
第1画素31Aは、当該第1画素31Aの右側に隣接する第2画素31Bとの間で第3副画素32B及び第6副画素32Mを共有している。第1画素31Aに属する第4副画素32Wの次列に配列された第3副画素32B及び第6副画素32Mは、第2画素32Bにも属している。また、第1画素31Aは、当該第1画素31Aの下側に隣接する第4画素31Dとの間で第5副画素32Cを共有している。第1画素31Aに属する第4副画素32Wの次行に配列された第5副画素32Cは、第4画素31Dにも属している。同様に、第2画素31Bは、当該第2画素31Bの右側に隣接する第3画素31Cとの間で第2副画素32G及び第7副画素32Yを共有している。また、第2画素31Bは、当該第2画素31Bの下側に隣接する第5画素31Eとの間で第1副画素32Rを共有している。第3画素31Cは、当該第3画素31Cの下側に隣接する第6画素31Fとの間で第5副画素32Cを共有している。第4画素31Dは、当該第4画素31Dの右側に隣接する第5画素31Eとの間で第2副画素32G及び第7副画素32Yを共有している。第5画素31Eは、当該第5画素31Eの右側に隣接する第6画素31Fとの間で第3副画素32B及び第6副画素32Mを共有している。なお、上記実施の形態においては、隣接画素31間で3つの副画素32を共有する例について説明したが、隣接画素31間で共有する副画素32の数は少なくとも一つあればよい。
図14Cに示す画像表示部30は、原色成分の副画素32と補色成分の副画素32とを対角配置した例である。第1画素31A、第2画素31B、第3画素31C、第4画素31D、第5画素31E及び第6画素31Fは、第1副画素32Rと第5副画素32Cとが隣接して配置され、第2副画素32Gと第7副画素32Yとが第4副画素23Wを挟んで対向配置され、第3副画素32Bと第6副画素32Mとが隣接して配置される。このように配置することにより、輝度重心が変化しにくくなるので、画質を向上させることができる。
第1画素31Aは、当該第1画素31Aの右側に隣接する第2画素31Bとの間で第1副画素32R及び第5副画素32Cを共有している。第1画素31Aに属する第4副画素32Wの次列に配列された第1副画素32R及び第5副画素32Cは、第2画素32Bにも属している。また、第1画素31Aは、当該第1画素31Aの下側に隣接する第4画素31Dとの間で第2副画素32Gを共有している。第1画素31Aに属する第4副画素32Wの次行に配列された第2副画素32Gは、第4画素31Dにも属している。同様に、第2画素31Bは、当該第2画素31Bの右側に隣接する第3画素31Cとの間で第3副画素32B及び第6副画素32Mを共有している。また、第2画素31Bは、当該第2画素31Bの下側に隣接する第5画素31Eとの間で第2副画素32Gを共有している。第3画素31Cは、当該第3画素31Cの下側に隣接する第6画素31Fとの間で第2副画素32Gを共有している。第4画素31Dは、当該第4画素31Dの右側に隣接する第5画素31Eとの間で第1副画素32R及び第5副画素32Cを共有している。第5画素31Eは、当該第5画素31Eの右側に隣接する第6画素31Fとの間で第3副画素32B及び第6副画素32Mを共有している。なお、上記実施の形態においては、隣接画素31間で3つの副画素32を共有する例について説明したが、隣接画素31間で共有する副画素32の数は少なくとも一つあればよい。
以上説明したように、本実施の形態においても、白成分の第4副画素32Wを所望の解像度に応じて2次元マトリクス状に配置するので、第4副画素32W以外の他の副画素32を所望の解像度の半分で配置した場合であっても、入力画像信号に応じた色を再現することができ、画質劣化を低減することができる。また、赤(R)成分、緑(G)成分及び青(B)成分の一部を白(W)成分、シアン(C)成分及び黄(Y)成分に順次置き換えて出力するので、彩度が小さくなるに従って輝度減衰率が小さくなった場合でも、白成分へ置き換えできる割合が高くなるので、好適に消費電力の低減を図ることができる。
(適用例)
本開示の適用例として、上述した表示装置10を電子機器に適用した例を説明する。
図15乃至図25は、本実施の形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例を示す図である。表示装置10は、テレビジョン装置、ディジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機等の携帯端末装置又はビデオカメラ等のあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、表示装置10は、外部から入力された映像信号又は内部で生成した映像信号を、画像又は映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図15に示す電子機器は、表示装置10が適用されるテレビジョン装置である。当該テレビジョン装置は、例えば、フロントパネル511及びフィルターガラス512を含む映像表示画面部510を有しており、当該映像表示画面部510に、表示装置10が適用される。すなわち、当該テレビジョン装置の画面は、画像を表示する機能の他に、タッチ動作を検出する機能を有していてもよい。
(適用例2)
図16及び図17に示す電子機器は、表示装置10が適用されるディジタルカメラである。当該ディジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部521、表示部522、メニュースイッチ523及びシャッターボタン524を有しており、表示部522には、表示装置10が適用されている。したがって、当該ディジタルカメラの表示部522は、画像を表示する機能の他に、タッチ動作を検出する機能を有していてもよい。
(適用例3)
図18に示す電子機器は、表示装置10が適用されるビデオカメラの外観を表すものである。当該ビデオカメラは、例えば、本体部531、当該本体部531の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ532、撮影時のスタート/ストップスイッチ533及び表示部534を有している。そして、表示部534には、表示装置10が適用されている。したがって、このビデオカメラの表示部534は、画像を表示する機能の他に、タッチ動作を検出する機能を有していてもよい。
(適用例4)
図19に示す電子機器は、表示装置10が適用されるノート型パーソナルコンピュータである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体541、文字等の入力操作のためのキーボード542及び画像を表示する表示部543を有している。表示部543は、表示装置10が適用されている。このため、当該ノート型パーソナルコンピュータの表示部543は、画像を表示する機能の他に、タッチ動作を検出する機能を有していてもよい。
(適用例5)
図20乃至図22に示す電子機器は、表示装置10が適用される携帯電話機である。当該携帯電話機は、例えば、上側筐体551と下側筐体552とを連結部(ヒンジ部)553で連結したものであり、ディスプレイ554、サブディスプレイ555、ピクチャーライト556及びカメラ557を有している。当該ディスプレイ554は、表示装置10が取り付けられている。このため、当該携帯電話機のディスプレイ554は、画像を表示する機能の他に、タッチ動作を検出する機能を有していてもよい。
(適用例6)
図23に示す電子機器は、携帯型コンピュータ、多機能な携帯電話、音声通話可能な携帯コンピュータ又は通信可能な携帯コンピュータとして動作し、いわゆるスマートフォン、タブレット端末と呼ばれることもある、情報携帯端末である。当該情報携帯端末は、例えば筐体561の表面に表示部562を有している。当該表示部562は、表示装置10が取り付けられている。当該表示部562は、画像を表示する機能の他に、タッチ動作を検出する機能を有していてもよい。
(適用例7)
図24は、本実施の形態に係るメータユニットの概略構成図である。図24に示す電子機器は、車両に搭載されるメータユニットである。メータユニット(電子機器)570は、燃料計、水温計、スピードメータ、タコメータ等、複数の上述した本実施の形態に係る画像表示装置100を表示装置571として備えている。そして、複数の表示装置571は、ともに、一枚の外装パネル572に覆われている。
表示装置571それぞれは、表示手段としてのパネル573及びアナログ表示手段としてのムーブメント機構を互いに組み合わせた構成となっている。当該ムーブメント機構は、駆動手段としてのモータと、モータにより回転される指針574とを有している。そして、表示装置571では、パネル573の表示面に目盛表示、警告表示等を表示することができるとともに、ムーブメント機構の指針574がパネル573の表示面側において回転することが可能となっている。
なお、図24では、一枚の外装パネル572に複数の表示装置571を設けた構成としたが、これに限定されない。外装パネル572によって囲まれた領域に1つの表示装置571を設け、当該表示装置に燃料計、水温計、スピードメータ、タコメータ等を表示させてもよい。
本開示は、次のような構成を採用することができる。
(1)2次元マトリクス状に配置された第4色としての白色成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素の周囲に配置された周辺副画素とを備えた画素が配列され、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部と、特定画素に対する第1入力映像信号及び当該特定画素に隣接する隣接画素に対する第2入力映像信号に基づいて前記特定画素に属する前記周辺副画素への出力信号を生成し、生成した前記出力信号を前記画像表示部に出力する信号処理部と、
を具備することを特徴とする、表示装置。
(2)前記信号処理部は、前記特定画素に対する入力映像信号の第1色情報から前記特定画素に属する前記第4副画素の色情報を差し引いた第2色情報に基づいて前記特定画素に属する前記周辺画素の第3色情報を生成し、前記隣接画素に対する入力映像信号の第1色情報から前記隣接画素に属する前記第4副画素の色情報を差し引いた第2色情報に基づいて生成した前記隣接画素に属する前記周辺画素の第3色情報に基づいて、前記特定画素に属する前記周辺画素の前記第3色情報を補正して前記周辺副画素の出力信号を生成する、(1)に記載の表示装置。
(3)前記信号処理部は、前記第2色情報から前記周辺副画素の原色成分に対する補色成分の色情報を差し引いて前記周辺副画素の原色成分の色情報を含む前記第3色情報を生成する、(1)又は(2)に記載の表示装置。
(4)前記信号処理部は、前記第2色情報から前記周辺副画素の原色成分の出力信号を差し引いて前記周辺副画素の原色成分に対する補色成分の色情報を含む前記第3色情報を生成する、(1)又は(2)に記載の表示装置。
(5)前記信号処理部は、前記特定画素の前記第3色情報と前記隣接画素の前記第3色情報との比率を変換して前記特定画素の前記3色情報を補正する、(2)に記載の表示装置。
(6)前記周辺副画素は、前記第4副画素の周囲に配置された第1原色を表示する第1副画素、第2原色を表示する第2副画素、第3原色を表示する第3副画素、前記第1原色に対する補色である第1補色を表示する第5副画素、前記第2原色に対する補色である第2補色を表示する第6副画素、及び前記第3原色に対する補色である第3補色を表示する第7副画素を有する、(1)に記載の表示装置。
(7)前記周辺副画素は、一対の前記第5副画素及び一対の前記第7副画素を備え、一対の前記第5副画素及び一対の前記第7副画素は、前記第4副画素を中心として4隅に配置された、(6)に記載の表示装置。
(8)2次元マトリクス状に配置された第4色としての白成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素を中心として3行3列の四方格子状に配置された8つの周辺副画素とを備えた画素が配列され、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部を具備する、表示装置。
(9)前記画素は、当該画素に属する前記第4副画素の右側に配置された3つの前記周辺副画素を右隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、前記第4副画素の左側に配置された3つの前記周辺副画素を左隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、前記第4副画素の上側に配置された3つの前記周辺副画素を上隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、前記第4副画素の下側に配置された3つの前記周辺副画素を下隣に配置された隣接画素との間で共有してなる、(8)に記載の表示装置。
(10)前記周辺副画素は、前記第4副画素の周囲に配置された第1原色を表示する第1副画素、第2原色を表示する第2副画素、第3原色を表示する第3副画素、前記第1原色に対する補色である第1補色を表示する第5副画素、前記第2原色に対する補色である第2補色を表示する第6副画素、及び前記第3原色に対する補色である第3補色を表示する第7副画素を有する、(8)又は(9)に記載の表示装置。
(11)前記周辺副画素は、一対の前記第5副画素及び一対の前記第7副画素を備え、一対の前記第5副画素及び一対の前記第7副画素は、前記第4副画素を中心として四隅に配置された、(10)に記載の表示装置。
(12)2次元マトリクス状に配置された第4色としての白成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素を中心として当該第4副画素との間の距離が略等しくなる位置に配置された少なくとも3つの周辺副画素とを備えた画素が配列され、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部を備えた、表示装置。
(13)前記第4副画素及び前記周辺副画素が六方格子状に配置されてなり、前記周辺副画素が7つの周辺副画素を有する、(12)に記載の表示装置。
(14)前記画素は、当該画素に属する前記第4副画素の右側に配置された少なくとも1つの前記周辺副画素を右隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、前記第4副画素の左側に配置された少なくとも1つの前記周辺副画素を左隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、前記第4副画素の上側に配置された少なくとも1つの前記周辺副画素を上隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、前記第4副画素の下側に配置された少なくとも1つの前記周辺副画素を下隣に配置された隣接画素との間で共有してなる、(13)に記載の表示装置。
(15)前記周辺副画素は、前記第4副画素の周囲に配置された第1原色を表示する第1副画素、第2原色を表示する第2副画素、第3原色を表示する第3副画素、前記第1原色に対する補色である第1補色を表示する第5副画素、前記第2原色に対する補色である第2補色を表示する第6副画素、及び前記第3原色に対する補色である第3補色を表示する第7副画素を有する、(12)に記載の表示装置。
(16)前記信号処理部は、前記特定画素に対する入力映像信号の第1色情報から前記特定画素に属する前記第4副画素の色情報を差し引いた第2色情報に基づいて前記特定画素に属する前記周辺画素の第3色情報を生成し、前記隣接画素に対する入力映像信号の第1色情報から前記隣接画素に属する前記第4副画素の色情報を差し引いた第2色情報に基づいて生成した前記隣接画素に属する前記周辺画素の第3色情報に基づいて、前記特定画素に属する前記周辺画素の前記第3色情報を補正して前記周辺副画素の出力信号を生成する、(8)又は(12)に記載の表示装置。
(17)前記信号処理部は、前記第2色情報から前記周辺副画素の原色成分に対する補色成分の色情報を差し引いて前記周辺副画素の原色成分の色情報を含む前記第3色情報を生成する、(8)又は(12)に記載の表示装置。
(18)前記信号処理部は、前記第2色情報から前記周辺副画素の原色成分の出力信号を差し引いて前記周辺副画素の原色成分に対する補色成分の色情報を含む前記第3色情報を生成する、(8)又は(12)に記載の表示装置。
(19)前記信号処理部は、前記特定画素の前記第3色情報と前記隣接画素の前記第3色情報との比率を変換して前記特定画素の前記3色情報を補正する、(16)に記載の表示装置。
(20)前記画像表示部は、行方向の両端及び列方向の両端に、前記第1副画素、前記第2副画素、前記第3副画素、前記第5副画素、前記第6副画素、及び前記第7副画素からなる群から選択された色画素がそれぞれ配列されてなる、(6)、(10)及び(15)のいずれか一つに記載の表示装置。
以上、本開示について説明したが、上述した内容により本開示が限定されるものではない。また、上述した本開示の構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、上述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更を行うことができる。
10 画像表示装置
20 信号処理部
30 画像表示部(画像表示パネル)
31 画素
31A 第1画素
31B 第2画素
31C 第3画素
31D 第4画素
31E 第5画素
31F 第6画素
31G 第7画素
31H 第8画素
32 副画素
32R 第1副画素
32G 第2副画素
32B 第3副画素
32W 第4副画素
32C 第5副画素
32M 第6副画素
32Y 第7副画素
40 画像表示パネル駆動回路
41 信号出力回路
42 走査回路
43 電源回路

Claims (20)

  1. 2次元マトリクス状に配置された第4色としての白色成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素の周囲に配置された周辺副画素とを備えた画素が配列され、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部と、
    特定画素に対する第1入力映像信号及び当該特定画素に隣接する隣接画素に対する第2入力映像信号に基づいて前記特定画素に属する前記周辺副画素への出力信号を生成し、生成した前記出力信号を前記画像表示部に出力する信号処理部と、
    を具備することを特徴とする、表示装置。
  2. 前記信号処理部は、前記特定画素に対する入力映像信号の第1色情報から前記特定画素に属する前記第4副画素の色情報を差し引いた第2色情報に基づいて前記特定画素に属する前記周辺画素の第3色情報を生成し、前記隣接画素に対する入力映像信号の第1色情報から前記隣接画素に属する前記第4副画素の色情報を差し引いた第2色情報に基づいて生成した前記隣接画素に属する前記周辺画素の第3色情報に基づいて、前記特定画素に属する前記周辺画素の前記第3色情報を補正して前記周辺副画素の出力信号を生成する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記信号処理部は、前記第2色情報から前記周辺副画素の原色成分に対する補色成分の色情報を差し引いて前記周辺副画素の原色成分の色情報を含む前記第3色情報を生成する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記信号処理部は、前記第2色情報から前記周辺副画素の原色成分の出力信号を差し引いて前記周辺副画素の原色成分に対する補色成分の色情報を含む前記第3色情報を生成する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記信号処理部は、前記特定画素の前記第3色情報と前記隣接画素の前記第3色情報との比率を変換して前記特定画素の前記3色情報を補正する、請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記周辺副画素は、前記第4副画素の周囲に配置された第1原色を表示する第1副画素、第2原色を表示する第2副画素、第3原色を表示する第3副画素、前記第1原色に対する補色である第1補色を表示する第5副画素、前記第2原色に対する補色である第2補色を表示する第6副画素、及び前記第3原色に対する補色である第3補色を表示する第7副画素を有する、請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記周辺副画素は、一対の前記第5副画素及び一対の前記第7副画素を備え、一対の前記第5副画素及び一対の前記第7副画素は、前記第4副画素を中心として4隅に配置された、請求項6に記載の表示装置。
  8. 2次元マトリクス状に配置された第4色としての白成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素を中心として3行3列の四方格子状に配置された8つの周辺副画素とを備えた画素が配列され、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部を具備する、表示装置。
  9. 前記画素は、当該画素に属する前記第4副画素の右側に配置された3つの前記周辺副画素を右隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、
    前記第4副画素の左側に配置された3つの前記周辺副画素を左隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、
    前記第4副画素の上側に配置された3つの前記周辺副画素を上隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、
    前記第4副画素の下側に配置された3つの前記周辺副画素を下隣に配置された隣接画素との間で共有してなる、請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記周辺副画素は、前記第4副画素の周囲に配置された第1原色を表示する第1副画素、第2原色を表示する第2副画素、第3原色を表示する第3副画素、前記第1原色に対する補色である第1補色を表示する第5副画素、前記第2原色に対する補色である第2補色を表示する第6副画素、及び前記第3原色に対する補色である第3補色を表示する第7副画素を有する、請求項8又は請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記周辺副画素は、一対の前記第5副画素及び一対の前記第7副画素を備え、一対の前記第5副画素及び一対の前記第7副画素は、前記第4副画素を中心として四隅に配置された、請求項10に記載の表示装置。
  12. 2次元マトリクス状に配置された第4色としての白成分を表示する第4副画素と、前記第4副画素を中心として当該第4副画素との間の距離が略等しくなる位置に配置された少なくとも3つの周辺副画素とを備えた画素が配列され、前記画素が当該画素に隣接する隣接画素との間で少なくとも1つの前記周辺副画素を共有してなる画像表示部を備えた、表示装置。
  13. 前記第4副画素及び前記周辺副画素が六方格子状に配置されてなり、前記周辺副画素が7つの周辺副画素を有する、請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記画素は、当該画素に属する前記第4副画素の右側に配置された少なくとも1つの前記周辺副画素を右隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、
    前記第4副画素の左側に配置された少なくとも1つの前記周辺副画素を左隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、
    前記第4副画素の上側に配置された少なくとも1つの前記周辺副画素を上隣に配置された隣接画素との間で共有してなり、
    前記第4副画素の下側に配置された少なくとも1つの前記周辺副画素を下隣に配置された隣接画素との間で共有してなる、請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記周辺副画素は、前記第4副画素の周囲に配置された第1原色を表示する第1副画素、第2原色を表示する第2副画素、第3原色を表示する第3副画素、前記第1原色に対する補色である第1補色を表示する第5副画素、前記第2原色に対する補色である第2補色を表示する第6副画素、及び前記第3原色に対する補色である第3補色を表示する第7副画素を有する、請求項12に記載の表示装置。
  16. 前記信号処理部は、前記特定画素に対する入力映像信号の第1色情報から前記特定画素に属する前記第4副画素の色情報を差し引いた第2色情報に基づいて前記特定画素に属する前記周辺画素の第3色情報を生成し、前記隣接画素に対する入力映像信号の第1色情報から前記隣接画素に属する前記第4副画素の色情報を差し引いた第2色情報に基づいて生成した前記隣接画素に属する前記周辺画素の第3色情報に基づいて、前記特定画素に属する前記周辺画素の前記第3色情報を補正して前記周辺副画素の出力信号を生成する、請求項8又は請求項12に記載の表示装置。
  17. 前記信号処理部は、前記第2色情報から前記周辺副画素の原色成分に対する補色成分の色情報を差し引いて前記周辺副画素の原色成分の色情報を含む前記第3色情報を生成する、請求項8又は請求項12に記載の表示装置。
  18. 前記信号処理部は、前記第2色情報から前記周辺副画素の原色成分の出力信号を差し引いて前記周辺副画素の原色成分に対する補色成分の色情報を含む前記第3色情報を生成する、請求項8又は請求項12に記載の表示装置。
  19. 前記信号処理部は、前記特定画素の前記第3色情報と前記隣接画素の前記第3色情報との比率を変換して前記特定画素の前記3色情報を補正する、請求項16に記載の表示装置。
  20. 前記画像表示部は、行方向の両端及び列方向の両端に、前記第1副画素、前記第2副画素、前記第3副画素、前記第5副画素、前記第6副画素、及び前記第7副画素からなる群から選択された色画素がそれぞれ配列されてなる、請求項6、請求項10及び請求項15のいずれか1項に記載の表示装置。
JP2014147079A 2014-07-17 2014-07-17 表示装置 Pending JP2016024276A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014147079A JP2016024276A (ja) 2014-07-17 2014-07-17 表示装置
CN201510420057.1A CN105304014B (zh) 2014-07-17 2015-07-16 显示装置
US14/802,153 US9685137B2 (en) 2014-07-17 2015-07-17 Display device
US15/602,712 US10056056B2 (en) 2014-07-17 2017-05-23 Display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014147079A JP2016024276A (ja) 2014-07-17 2014-07-17 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016024276A true JP2016024276A (ja) 2016-02-08

Family

ID=55075048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014147079A Pending JP2016024276A (ja) 2014-07-17 2014-07-17 表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US9685137B2 (ja)
JP (1) JP2016024276A (ja)
CN (1) CN105304014B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040733A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
CN106486513B (zh) * 2015-08-31 2023-09-29 昆山国显光电有限公司 像素结构以及oled显示面板
US10917953B2 (en) * 2016-03-21 2021-02-09 X Display Company Technology Limited Electrically parallel fused LEDs
TWI585968B (zh) * 2016-03-22 2017-06-01 群創光電股份有限公司 顯示裝置
CN109036334B (zh) * 2018-09-26 2021-05-14 惠科股份有限公司 显示装置的亮度控制方法及装置
US10949706B2 (en) * 2019-01-16 2021-03-16 Microsoft Technology Licensing, Llc Finding complementary digital images using a conditional generative adversarial network

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7184066B2 (en) * 2001-05-09 2007-02-27 Clairvoyante, Inc Methods and systems for sub-pixel rendering with adaptive filtering
US6885380B1 (en) 2003-11-07 2005-04-26 Eastman Kodak Company Method for transforming three colors input signals to four or more output signals for a color display
KR100601942B1 (ko) * 2004-02-26 2006-07-14 삼성전자주식회사 색 변환 방법 및 장치 및 이를 이용한 다색 디스플레이 장치
EP1728235A1 (en) * 2004-03-19 2006-12-06 Koninklijke Philips Electronics N.V. Active matrix display with pixel to pixel non-uniformity improvement at low luminance level
KR101015275B1 (ko) * 2004-06-22 2011-02-15 엘지디스플레이 주식회사 타일드방식의 대면적 표시장치
CN101542192A (zh) * 2006-11-22 2009-09-23 皇家飞利浦电子股份有限公司 照明系统和显示设备
BRPI0918826A2 (pt) * 2008-09-22 2015-12-08 Sharp Kk circuito para conversão de sinal equipado com dispositivo de visualização de cristal líquido de múltiplas cores primárias
US8565522B2 (en) * 2010-05-21 2013-10-22 Seiko Epson Corporation Enhancing color images
JP5404546B2 (ja) * 2010-07-16 2014-02-05 株式会社ジャパンディスプレイ 画像表示装置の駆動方法
US8994763B2 (en) * 2011-03-25 2015-03-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and driving method of the same
JP5722106B2 (ja) * 2011-04-18 2015-05-20 株式会社ジャパンディスプレイ 表示パネル、表示装置および電子機器
KR102048925B1 (ko) * 2012-12-28 2019-11-27 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 표시 장치의 구동 방법
JP6154305B2 (ja) * 2013-01-23 2017-06-28 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US20160019832A1 (en) 2016-01-21
US9685137B2 (en) 2017-06-20
US10056056B2 (en) 2018-08-21
CN105304014A (zh) 2016-02-03
CN105304014B (zh) 2018-04-17
US20170256234A1 (en) 2017-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10672364B2 (en) Image display device and method of displaying image
JP6533656B2 (ja) 画像処理装置、画像表示装置、電子機器及び画像処理方法
US9773448B2 (en) Display device, electronic apparatus, and method for displaying image
US10056056B2 (en) Display device
JP6514495B2 (ja) 画像表示装置
JP6389728B2 (ja) 表示装置及び色変換方法
US9653041B2 (en) Image display device and method of displaying image
US9646528B2 (en) Image display device and method of displaying image
US9646567B2 (en) Display device, electronic apparatus, and color conversion method
JP6514482B2 (ja) 表示装置及び色変換方法
JP6389729B2 (ja) 表示装置及び色変換方法
US20180240391A1 (en) Display device and electronic apparatus
JP2018081311A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法