JP2016020782A - 気化式空気調和機 - Google Patents
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
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Abstract
【課題】水の気化熱を利用して空気を冷却するにあたって、冷却効率の向上が図られた気化式空気調和機を提供する。
【解決手段】気化式空気調和機1は、複数の空気冷却材11が金属材料からなるとともに互いに送風ファン6による空気流通方向と交差する方向に所定間隔をあけて並べて配置されて各々の一部が空気流通路5の内側に位置し、他の一部が貯水部30が貯留する水Wに接触する。さらに、気化式空気調和機1は、空気冷却材11の平面部11a及び周縁部11bに近接して設けられて貯水部30の貯水領域Wfを空気冷却材11の一部を収容する内側領域Wf1とその外側領域Wf2とに区分する隔壁7と、隔壁7に設けられて貯水領域Wfの内側領域Wf1と外側領域Wf2とを連通させる通水路7dと、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】気化式空気調和機1は、複数の空気冷却材11が金属材料からなるとともに互いに送風ファン6による空気流通方向と交差する方向に所定間隔をあけて並べて配置されて各々の一部が空気流通路5の内側に位置し、他の一部が貯水部30が貯留する水Wに接触する。さらに、気化式空気調和機1は、空気冷却材11の平面部11a及び周縁部11bに近接して設けられて貯水部30の貯水領域Wfを空気冷却材11の一部を収容する内側領域Wf1とその外側領域Wf2とに区分する隔壁7と、隔壁7に設けられて貯水領域Wfの内側領域Wf1と外側領域Wf2とを連通させる通水路7dと、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は気化式空気調和機に関する。
気化式空気調和機は水の気化により気化熱が奪われる現象を冷却及び加湿に利用する装置である。ここで、図13に従来の気化式空気調和機の一例を示す。
図13に示した従来の気化式空気調和機100は筐体101の内部の下部に配置した水タンク102と、上部に配置した給水樋103とを備える。水タンク102の内部の水はポンプ104で給水樋103に給水される。水タンク102及び給水樋103の内部の網掛け部は貯留された水を表している。給水樋103の下方には蒸発ネット105が垂直に配置される。給水樋103は蒸発ネット105に所定の時間当たり滴下量で水を滴下する。これにより、蒸発ネット105は湿潤状態となる。
クロスフローファン(図示せず)を内蔵した送風装置106を駆動すると、筐体101の背面101Rの吸込口107から吸い込まれ蒸発ネット105を通過する気流が発生する。図13の白抜き矢印は空気流通方向を示す。この気流により蒸発ネット105を湿潤させている水が気化し、冷却作用が生じる。空気は冷却されるとともに加湿され、筐体101の正面101Fのルーバー付き吹出口108から室内に吹き出される。
このような気化式空気調和機はこれまで多々工夫されて実現されており、その例が特許文献1及び2に開示されている。
特許文献1に記載された従来の気化式空気調和機は送風装置と、下端部を水槽部内の水に浸漬した気化フィルタと、気化フィルタの周囲を保持するフィルタケースとを備える。送風装置によって吸込口から吸い込まれた室内の乾燥した空気をヒータを通過させて加熱した後、水槽部の水により湿潤した気化フィルタを通過させて吹出口から吹き出す。フィルタケースは風路方向と平行に回転可能であり、風路方向に開口して風路方向と平行な左右が平板をなして上下面が回転半径と同一半径の円弧状をなす。さらに、フィルタケースが回転時に通過する風路上面部はフィルタケースの上下面と所定の間隙を保持すべく円弧形状をなす。
特許文献2に記載された従来の気化式空気調和機(加湿器)は水タンクと、水タンク内の水を所定量溜める貯水部と、回転可能なフィルタ部材と、ファンとを備える。フィルタ部材は互いに隙間を設けて設置された複数の樹脂製の円盤状のプレートを有する。
しかしながら、特許文献1及び2に記載された気化式空気調和機で使用される気化フィルタやフィルタ部材は熱容量が小さく、気化熱で冷却された状態で温かい空気に接触したとしても熱交換は限定的である虞がある。したがって、空気の温度低下量が僅かであることが課題となっていた。
また、上記従来の蒸発ネットや特許文献1に記載された気化フィルタは送風によって熱交換され易い箇所での気化量が気化による温度低下とともに減少してしまう。そして、気流が当たり易い空気流通方向上流側の部分しか冷却されず、冷却効率が上がらなかった。また、熱交換され易くするために例えば蒸発ネットや気化フィルタを空気流通路に対して平行に配置すると、気流によりばたつくことがあった。したがって、蒸発ネットや気化フィルタ同士が接触してしまい、強い気流を発生させることができなかった。さらに、蒸発ネットは所定の厚みを有するため、空気流通路に対して平行に並べたとしても空気抵抗となり圧力損失が高くなる。その結果、ファンを回転させるモータの回転数が低下してしまうという課題があった。
気化フィルタが気流によりばたつくという課題を解決するために、特許文献1に記載された気化式空気調和機は気化フィルタをフィルタケースで保持している。しかしながら、このフィルタケースは気化フィルタの上下面を覆う構造であり、一部で開口しているが、回転時に一時的に空気流通路を塞ぐ虞があった。また、気化フィルタを保持するために円盤構造を採用することができず、気化させるにあたって十分な表面積を確保できないという課題があった。
特許文献2に記載された気化式空気調和機は回転可能なフィルタ部材の下部に水を含浸させてファンによって加湿を行う。フィルタ部材が有するプレートは所定の厚みを有するので、空気流通路に対して平行に並べたとしても空気抵抗となって圧力損失が高くなるという課題があった。また、フィルタ部材が一度乾いてしまうと効力を発揮しなくなる。さらに、フィルタ部材は熱伝導率が悪く、入り組んだ構造であるために、蒸発によってフィルタ部材に含まれる水の温度が冷えた後、水タンク内の水と熱交換し難い。これにより、フィルタ部材に含まれる水の温度が水タンクの水の温度より低いままになり、蒸発量が少なくなって空気を十分冷却させることができなかった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、水の気化熱を利用して空気を冷却するにあたって、冷却効率の向上が図られた気化式空気調和機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、本体筐体と、送風ファンと、略円形または多角形の板状をなす複数の空気冷却材と、前記空気冷却材を回転させる回転機構と、貯水部と、を備える気化式空気調和機において、複数の前記空気冷却材は金属材料またはセラミック材料からなるとともに互いに前記送風ファンによる空気流通方向と交差する方向に所定間隔をあけて並べて配置されて各々の一部が前記送風ファンによる空気流通路の内側に位置し、他の一部が前記貯水部が貯留する水に接触し、前記空気冷却材の平面部及び周縁部に近接して設けられて前記貯水部の貯水領域を前記空気冷却材の一部を収容する内側領域とその外側領域とに区分する隔壁と、前記隔壁に設けられて前記貯水領域の前記内側領域と前記外側領域とを連通させる通水路と、を備えることを特徴とする。
また、上記構成の気化式空気調和機において、複数の前記空気冷却材の前記空気流通路の内側に位置する部分を覆う冷却材カバーを備え、前記隔壁が前記貯水部の前記貯水領域において前記空気冷却材の一部を覆い、前記冷却材カバーと一体化されていることを特徴とする。
また、上記構成の気化式空気調和機において、前記貯水部が前記本体筐体に対して着脱可能であることを特徴とする。
また、上記構成の気化式空気調和機において、前記通水路が前記空気冷却材の下端の鉛直下方に配置されることを特徴とする。
本発明の構成によれば、水の気化熱を利用して空気を冷却するにあたって、冷却効率の向上が図られた気化式空気調和機を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図12に基づき説明する。なお、本説明における「垂直」、「平行」は方向の単なる目安であり、厳密な意味において垂直であること、平行であることを要求するものではない。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態の気化式空気調和機について、図1〜図3を用いてその構造を説明する。図1及び図2は気化式空気調和機の概略垂直断面側面図及び概略垂直断面正面図である。図3は気化式空気調和機の空気冷却材の概略斜視図である。なお、図1及び図3に描画した白抜き矢印は送風ファンにより生じる気流の流通経路及び流通方向を示す。
最初に、本発明の第1実施形態の気化式空気調和機について、図1〜図3を用いてその構造を説明する。図1及び図2は気化式空気調和機の概略垂直断面側面図及び概略垂直断面正面図である。図3は気化式空気調和機の空気冷却材の概略斜視図である。なお、図1及び図3に描画した白抜き矢印は送風ファンにより生じる気流の流通経路及び流通方向を示す。
気化式空気調和機1は、図1に示すように矩形箱形をなす本体筐体2を備える。本体筐体2はその一端に開口した空気の吸込口3と、他端に開口した吹出口4とを連通させる空気流通路5を内部に備える。本体筐体2は内部に送風ファン6、冷却部10、回転機構20、貯水部30を備える。送風ファン6及び冷却部10は本体筐体2の内部で略直線をなす空気流通方向に沿って並んでいることが望ましい。
空気流通路5は空気流通方向が略直線状に延びて吸込口3と吹出口4とが略対向するので、圧力損失を低減することができる。そして、強い風を冷却部10に当てることができ、さらに吹出口4の風速を高めることが可能である。
送風ファン6としては例えば軸流ファン、クロスフローファン、シロッコファンなどが利用され、冷却部10より吸込口3に近い側に配置される。送風ファン6は吸込口3から本体筐体2の内部に吸い込んだ空気を冷却部10に吹き当てる方向、すなわち図1における右方から左方に向かって空気流通路5に気流を発生させる。
冷却部10は本体筐体2の内部の、送風ファン6に対して空気流通方向下流側に配置される。冷却部10は本体筐体2の内部、すなわち空気流通路5を流通する空気との間で熱交換を行うことにより冷却した空気を送風する。冷却部10が冷却した空気は吹出口4から本体筐体2の外部に吹き出される。冷却部10が吹出口4に近いので、より冷たい空気を本体筐体2の外部に吹き出すことができる。
なお、本実施形態では、冷却部10を送風ファン6に対して空気流通方向下流側に配置しているが、この配置に限定されるわけではなく、送風ファン6に対して上流側に配置しても良い。この場合、送風ファン6の回転により本体筐体2の内部に吸い込まれた空気が冷却部10で冷却され、送風ファン6を通過して吹出口4から本体筐体2の外部に吹き出される。
冷却部10は、図1〜図3に示すように空気冷却材11及び軸12を備える。なお、図3は空気冷却材11及び軸12の一部を描画している。空気冷却材11は円形の板状をなし、複数が各々中心を貫通する軸12に所定間隔をあけて並べて固定される。軸12は空気流通方向と略直角をなすよう交差して水平方向に延びる軸線を有する。空気冷却材11はその一部が空気流通路5の内側に位置し、他の一部が貯水部30が貯留する水Wに浸かる。空気冷却材11はその一部が貯水部30の水Wに浸かることにより自身に付着した水Wの気化熱を利用して周囲の空気や空気冷却材11自身を冷却する。
回転機構20は、図1及び図2に示すようにモータ21、第一プーリ22、第二プーリ23及びベルト24を備える。モータ21はその軸部が第一プーリ22に連結される。第二プーリ23には冷却部10の軸12が連結される。ベルト24は第一プーリ22及び第二プーリ23に巻き掛けられる。モータ21を駆動すると、第一プーリ22、ベルト24、第二プーリ23及び軸12を介して円形の板状をなす空気冷却材11が回転する。回転機構20は空気冷却材11の空気流通路5の内側に位置する部分の周縁部11bの移動方向が空気流通方向と略一致する方向(図1の矢印A)、或いは略逆となる方向(図1の矢印B)のいずれの方向にも空気冷却材11を回転させることができる。なお、回転機構20は空気冷却材11を回転させるために第一プーリ22、第二プーリ23及びベルト24を利用しているが、プーリやベルトに代えてギア機構を利用しても良い。
貯水部30は、図1及び図2に示すように内部に水Wを貯留する貯水容器31を備える。貯水容器31は空気冷却材11の下方に配置され、例えばタンクで構成される。貯水容器31はその内部に不図示の水位センサーを備える。貯水容器31は水位センサーから得られる水位情報に基づき貯留する水Wが所定量以上を維持するように調整される。また、水位センサーは貯水容器31の内部の水Wが枯渇したことを報知することもできる。他の液位の調整方法としては、例えばトリチェリの原理を利用した方法を用いることも可能である。空気冷却材11はその下部が貯水容器31の内部の水Wに浸かり、接触する。
上記構成の気化式空気調和機1において不図示の運転スイッチが操作されて送風運転が指示されると、送風ファン6及び回転機構20が駆動される。これにより、気化式空気調和機1は吸込口3を介して気化式空気調和機1の外部の空気を本体筐体2の内部に吸い込む。送風ファン6は冷却部10の空気冷却材11に空気を吹き当てる方向に空気流通路5に気流を発生させる。
回転機構20ではモータ21が駆動し、第一プーリ22、ベルト24、第二プーリ23及び軸12を介して円形の板状をなす空気冷却材11が比較的低速で回転する。空気冷却材11はその下部が貯水容器31の水Wに浸かり、接触するので、回転機構20による回転で、空気冷却材11の表面等には継続的に水が付着する。
このとき、送風ファン6により空気冷却材11に空気を吹き当てると、空気冷却材11は自身に付着した水が気化する際の気化熱を利用して周囲の空気や空気冷却材11自身を継続的に冷却する。さらに、冷却された空気冷却材11が貯水容器31の水Wに浸かることで水Wとの間で熱交換を行い、その水Wを冷却する。空気冷却材11は逆に水Wの温度まで温度上昇するため、さらに回転して水Wに浸かった部分が水Wから空気流通路5に露出したときに1回転前の蒸発量と同じ程度の蒸発量を保って空気を冷却する。従来のフィルタ式では熱交換され難いので、フィルタが冷たくなって蒸発量が減ってしまう。
回転機構20による空気冷却材の回転速度は空気冷却材11の表面に付着する水膜の一部が蒸発し、空気冷却材11の基材の一部が露出する程度の速度である。空気冷却材11の基材の一部が露出する程度の速度であれば、空気冷却材11の表面に付着する水膜が最も薄くなる。これにより、空気冷却材11の表面の微細な凹凸が顕著に現れ、空気冷却材11の表面積が増加して気化効率が最大になる。
送風ファン6により空気冷却材11に吹き当てられる空気は空気冷却材11の表面を流通するときに水または空気冷却材11との間で熱交換を行うことにより冷却される。このようにして冷却された空気が吹出口4から気化式空気調和機1の外部に吹き出される。
複数の空気冷却材11は各々、送風ファン6による空気流通方向と略平行をなす平面部11aを有する。空気冷却材11は平面部11aが略垂直をなすように立てた状態で設けられる。空気冷却材11を垂直に配置することで、表裏をなす2箇所の平面部11aに貯水部30の水Wを付着させることができ、水の気化効率が向上する。
空気冷却材11は例えば金属板により構成され、熱伝達率がより高い金属材料を使用することが好ましい。金属材料としては錆を生じ難いアルミニウムやステンレス鋼、或いは防錆処理を施した鋼などが用いられる。空気冷却材11に熱伝導率が高い金属を用いることで、送風によって熱交換され易い箇所、すなわち気流の当たり易い箇所で局所的に水が気化して冷却されたとしても、当該箇所の温度低下は緩和される。従来の蒸発ネットや気化フィルタであれば、送風によって熱交換され易い箇所での水の気化量は気化による温度低下とともに減少してしまう。しかしながら、空気冷却材11に金属材料を用いることで温度分布が平準化され易いため、気流が当たり易い箇所で高い気化量を維持することができる。
なお、金属材料からなる空気冷却材11の表面に親水性薄膜を形成しても良い。親水性薄膜の表面では接触する水が弾かれず、滞留する傾向がある。これにより、空気冷却材11の表面に付着した貯水部30の水Wを、空気流通路5の気流が生じ易い領域まで持ち上げることができ、効果的に気化させることが可能になる。
また、空気冷却材11を金属材料で構成すると、表面に付着する水が気温より低い場合に気化量が少なくなっても、金属から水に対して熱放出され易くなる。さらに、空気冷却材11をより熱伝達率が高い金属材料で構成すると、水が気化する際の潜熱の伝達効率が上昇し、空気冷却材11をより効率良く冷却することが可能である。これらのことから、気化式空気調和機1の冷却効率が向上する。
また、複数の空気冷却材11は空気流通方向と略直角をなす方向に平面部11aが対向し合うように所定間隔をあけて並べて配置される。送風ファン6により空気冷却材11に吹き当てられる空気は隣り合う空気冷却材11の間をスムーズに流通する。従来の蒸発ネットや気化フィルタのように目詰まりに起因して通気性が阻害される虞がなく、高い冷却効率が期待できる。空気冷却材11は熱伝達率が高い金属材料で構成すると、空気流通方向の長さをより長くすることで熱交換され易くなり冷却効率が向上する。
さらに、従来の蒸発ネットや気化フィルタを用いた気化式空気調和機では気流が当たり易い空気流通方向上流側の部分しか冷却されず、冷却効率が向上しなかった。しかしながら、本実施形態の構成によれば、空気冷却材11の局所的な冷却が抑制される。また、従来の蒸発ネットや気化フィルタを用いた気化式空気調和機では気流により蒸発ネットや気化フィルタがばたつくことがあったため、蒸発ネットや気化フィルタ同士が接触してしまい、強い気流を発生させることができなかった。しかしながら、本実施形態の構成によれば、空気冷却材11はばたつかないので、強い気流を発生させることができる。
続いて、上記冷却部10の構成を具体的に変更したときの空気の冷却効果について、図4及び図5を用いて説明する。図4は第1実施形態の気化式空気調和機1と従来例の気化式空気調和機100との冷却温度の違いを示すグラフ、図5は空気冷却材11の間隔と空気流通方向長さとの関係が冷却温度に及ぼす影響を示すグラフである。
図4に関して、第1実施形態の気化式空気調和機1の比較対象となる従来例の気化式空気調和機100は図13に示す装置である。このような構成の従来例の気化式空気調和機100と、第1実施形態の気化式空気調和機1とに対して、環境温度35℃、湿度80%の条件下で環境温度35℃からの冷却温度の違いを検証した。なお、第1実施形態の気化式空気調和機1については複数の空気冷却材11の間隔を3mm、5mm、10mmに変更して実験した。図4の縦軸は環境温度35℃からの空気の冷却温度(℃)を示し、横軸は複数の空気冷却材11の間隔(mm)を示す。
図4によれば、従来例の気化式空気調和機100の空気の冷却温度は0.7℃であり、ほとんど下がらないことが分かる。一方、第1実施形態の気化式空気調和機1の空気の冷却温度は、空気冷却材11の間隔が3mmのとき2.9℃、5mmのとき2.0℃、10mmのとき1.3℃であり、いずれも高い冷却性能を示している。第1実施形態の気化式空気調和機1において従来例の気化式空気調和機100と同様の0.7℃の冷却温度を示すのは、空気冷却材11の間隔が26mmを超えたときとなる。
したがって、複数の空気冷却材11の間隔は26mm以下が好ましく、3mm〜10mm程度がより好ましい。その結果、上記構成の第1実施形態の気化式空気調和機1は従来例の気化式空気調和機100より冷却効率が向上する。
図5に関して、空気冷却材11の空気流通方向長さとは、空気冷却材11の空気流通方向に沿った長さを意味し、図1における円形の空気冷却材11の直径を意味する。第1実施形態の気化式空気調和機1において、空気冷却材11の間隔と空気流通方向長さとの関係が冷却温度に及ぼす影響を検証した。第1実施形態の気化式空気調和機1は複数の空気冷却材11の間隔を2mm〜10mmで1mm毎に変更し、空気冷却材11の空気流通方向長さを50mm〜200mmで50mm毎に変更して実験した。図5の縦軸は空気冷却材11の空気流通方向長さ(mm)を示し、横軸は複数の空気冷却材11の間隔(mm)を示す。
図5によれば、空気冷却材11の空気流通方向長さが50mmで、複数の空気冷却材11の間隔が7mm以上になると、第1実施形態の気化式空気調和機1による空気の冷却温度が0.7℃以下になっていることが分かる。図4を用いて説明した従来例の気化式空気調和機100の空気の冷却温度0.7℃と同等以上の性能を求めるのであれば、空気冷却材11の空気流通方向長さを50mm以上に設定し、複数の空気冷却材11の間隔を8mm程度以下に設定することが好ましい。その結果、上記構成の第1実施形態の気化式空気調和機1は従来例の気化式空気調和機100より冷却効率が向上する。
続いて、冷却部10及び貯水部30の周辺の他の構成について、図1及び図2に加えて、図6〜図9を用いてさらに詳細に説明する。図6及び図7は気化式空気調和機1の隔壁の斜視図及び平面図である。図8及び図9は隔壁の存在及び不備(比較例)が各々吹出口4における空気の温度に及ぼす影響を示すグラフである。
気化式空気調和機1は、図1及び図2に示すように隔壁7を備える。隔壁7は貯水容器31の上面開口を全体的に閉塞する。隔壁7は板状部7a及び収容部7bを備える。
隔壁7の板状部7aは、図6及び図7に示すように外形が長方形状をなし、その平面部が貯水容器31の水面と対向するように配置される。板状部7aは長方形状をなして上下方向に貫通する単一の開口7cを備える。開口7cは空気冷却材11に対応した位置に設けられ、すべての空気冷却材11の下側の一部が挿通する。
隔壁7の収容部7bは、図6及び図7に示すように両端を閉塞した円筒を横倒しにして略水平に切断した下側の一部からなる形状であって、その切断面に表れる矩形開口を塞ぐように板状部7aの下面に取り付けられる。収容部7bは開口7cの板状部7aの下面側の出入り口を覆う。収容部7bを形成する円筒は、その軸線が円形の板状をなす空気冷却材11の軸線と一致し、その直径が空気冷却材11の直径より大きい。これにより、収容部7bは開口7cを通って板状部7aの下側に出現する空気冷却材11の一部を覆うように収容する。
隔壁7の収容部7bは、図1及び図2に示すように複数の空気冷却材11の回転中心の軸線方向(図2における左右横方向)の両端外側に位置する空気冷却材11の平面部11aと、複数の空気冷却材11の周縁部11bとに近接して設けられる。そして、隔壁7の収容部7bは貯水部30の貯水領域Wfを、空気冷却材11の一部を収容する内側領域Wf1とその外側領域Wf2とに区分する。
また、収容部7bは、図1及び図7に示すようにその最下部に少なくとも1個以上の通水路7dを備える。通水路7dは収容部7bの内側から外側まで貫通するよう設けられる。すなわち、通水路7dは貯水部30の貯水領域Wfの内側領域Wf1と外側領域Wf2とを連通させる。これにより、貯水容器31が貯留する水Wは通水路7dを通って収容部7bの外部と内部との間を流通する。通水路7dの位置は収容部7bの最下部に限定されるわけではなく、収容部7bの他の箇所であっても良い。また、通水路7dの数量も図7に示した数量に限定されるわけではない。
空気冷却材11に付着した水が気化すると、その気化熱によって、空気が冷却されるだけでなく空気冷却材11も冷却される。冷却された空気冷却材11が回転によって浸かると、空気冷却材11と貯水部30の水Wとの間で熱交換がされ、水Wの温度は徐々に低下していく。
このとき、隔壁7を使用して、貯水部30の貯水領域Wfのうち、空気冷却材11の一部が浸かる内側領域Wf1と空気冷却材11が存在しない外側領域Wf2とを区分すると、内側領域Wf1の水Wの温度が特に低下していく。空気冷却材11が存在しない外側領域Wf2では水Wの温度低下量は少ないが、空気冷却材11が存在する内側領域Wf1では特に水Wが気化していく。気化により減少した内側領域Wf1の水Wは外側領域Wf2から通水路7dを通して補給される。
隔壁7を備える図1に示す気化式空気調和機1において、吸込口3における空気の温度と、吹出口4における空気の温度と、外側領域Wf2の水温と、内側領域Wf1の水温と、を各々評価した結果を図8に示す。一方、隔壁7を備えていない比較例の気化式空気調和機に関して、吸込口における空気の温度と、吹出口における空気の温度と、貯水部の水温と、を各々評価した結果を図9に示す。図8及び図9の縦軸は上記評価項目各々の温度(℃)を示し、横軸は経過時間(min)を示す。
なお、ここで用いた比較例の気化式空気調和機は、図4に係る評価で用いた従来例の気化式空気調和機100とは異なり、第1実施形態の気化式空気調和機1に対して隔壁7を備えていない形態の気化式空気調和機からなる。また、図8及び図9に係る評価に用いた気化式空気調和機各々は、複数の空気冷却材(円形)の直径を100mmとし、複数の空気冷却材各々の間隔を5mmとした。
図9によれば、隔壁7を備えていない比較例の気化式空気調和機では、約28℃である吸込口における空気が吹出口において約24℃にまで低下していることが分かる。比較例の気化式空気調和機の貯水部の水温は60分程度、時間が経過すると、初期状態の約24℃から約23℃まで低下している。
これに対して、図8によれば、隔壁7を備える第1実施形態の気化式空気調和機1は60分程度、時間が経過すると、貯水部30の貯水領域Wfのうち、内側領域Wf1の水温が初期状態の約24℃から約21℃にまで低下している。そして、約28℃である吸込口における空気が吹出口において約23℃にまで低下していることが分かる。貯水領域Wfの外側領域Wf2の水温も初期状態の約24℃から約22℃にまで低下している。
このようにして、隔壁7を備える第1実施形態の気化式空気調和機1は隔壁7を備えていない比較例の気化式空気調和機よりも冷却効率が向上していることが分かる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の気化式空気調和機について、図10を用いて説明する。図10は気化式空気調和機の概略垂直断面側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
次に、本発明の第2実施形態の気化式空気調和機について、図10を用いて説明する。図10は気化式空気調和機の概略垂直断面側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第2実施形態に係る気化式空気調和機1は、図10に示すように冷却部10が冷却材カバー13を備える。冷却材カバー13は複数の空気冷却材11全体の空気流通路5の内側に位置する部分を覆う。冷却材カバー13はその内部と外部との間で空気の流通が可能であり、且つユーザが外部から空気冷却材11に触れることができないようになっている。
そして、隔壁7が冷却材カバー13と一体化されている。これにより、空気冷却材11の、空気流通路5の内側に位置する部分及び隔壁7の収容部7bに収容されている部分各々を、ユーザが外部から触れることができない。したがって、気化式空気調和機1の安全性が向上する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の気化式空気調和機について、図11を用いて説明する。図11は気化式空気調和機の概略垂直断面側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
次に、本発明の第3実施形態の気化式空気調和機について、図11を用いて説明する。図11は気化式空気調和機の概略垂直断面側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第3実施形態の気化式空気調和機1は、図11に示すように貯水部30の貯水容器31が本体筐体2に対して着脱可能である。貯水容器31を本体筐体2から取り外すことにより、水Wの給水及び排水を行うことができる。さらに、貯水容器31の内部や隔壁7の周辺を容易に清掃することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態の気化式空気調和機について、図12を用いて説明する。図12は気化式空気調和機の概略垂直断面側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
次に、本発明の第4実施形態の気化式空気調和機について、図12を用いて説明する。図12は気化式空気調和機の概略垂直断面側面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第4実施形態の気化式空気調和機1は、図12に示すように通水路7dが隔壁7の収容部7bの最下部のほかにも設けられる。通水路7dは収容部7bの最下部に加えて、収容部7bの周方向(空気冷却材11の周方向)に沿って複数箇所に設けられる。これにより、貯水部30の貯水領域Wfの内側領域Wf1と外側領域Wf2との間で水Wの流通が円滑に行われる。すなわち、気化により減少した内側領域Wf1の水Wが外側領域Wf2から迅速に補給される。また、貯水部30を外して、排水したり洗浄したりする際に、隔壁7の内部の水が迅速に抜けるため、ユーザビリティーが向上する。
上記のように、本実施形態の気化式空気調和機1は、本体筐体2と、送風ファン6と、円形の板状をなす複数の空気冷却材11と、空気冷却材11を回転させる回転機構20と、貯水部30と、を備える気化式空気調和機であって、複数の空気冷却材11は金属材料またはセラミック材料からなるとともに互いに送風ファン6による空気流通方向と交差する方向に所定間隔をあけて並べて配置されて各々の一部が空気流通路5の内側に位置し、他の一部が貯水部30が貯留する水Wに接触する。さらに、気化式空気調和機1は、空気冷却材11の平面部11a及び周縁部11bに近接して設けられて貯水部30の貯水領域Wfを空気冷却材11の一部を収容する内側領域Wf1とその外側領域Wf2とに区分する隔壁7と、隔壁7に設けられて貯水領域Wfの内側領域Wf1と外側領域Wf2とを連通させる通水路7dと、を備える。
この構成によれば、空気流通路5を通過する空気を効率良く冷却することに加えて、隔壁7によって区分された貯水部30の貯水領域Wfの内側領域Wf1の水Wを効果的に冷却することができる。このため、貯水部30において空気冷却材11に隣接する内側領域Wf1の水Wが冷媒のような働きをする。そして、空気冷却材11が熱交換器のような働きをするので、気化式空気調和機1の使用によりエアコンの効果も得ることができる。したがって、気化式空気調和機1の冷却効率をより一層向上させることが可能である。
また、気化式空気調和機1は複数の空気冷却材11の空気流通路5の内側に位置する部分を覆う冷却材カバー13を備える。そして、隔壁7が貯水部30の貯水領域Wfにおいて空気冷却材11の一部を覆い、冷却材カバー13と一体化されている。例えば、空気冷却材11が金属材料からなるアルミフィンであれば鋭利な部分が存在する可能性があるが、この構成によれば、ユーザが外部から空気冷却材11に触れることができない。したがって、隔壁7によって空気流通路5を通過する空気の冷却効率を向上させることに加えて、気化式空気調和機1の安全性を向上させることが可能である。
さらに、貯水部30の貯水容器31が本体筐体2に対して着脱可能であるので、貯水容器31の内部や隔壁7の清掃を容易に行うことが可能になる。例えば、気化によって金属イオンが濃縮されるが、貯水容器31を取り外すことで、貯水容器31や隔壁7の周辺に付着した濃縮金属イオンを簡単に洗い流すことができる。したがって、空気流通路5を通過する空気の冷却効率を向上させることに加えて、気化式空気調和機1の保守性を向上させることが可能である。このとき、貯水部30だけでなく、空気冷却材11を含む冷却部10と冷却材カバー13とが一体化されていて、それらを取り外しできる構造であれば、気化式空気調和機1の保守性をさらに向上させることができる。
また、隔壁7の通水路7dが空気冷却材11の下端の鉛直下方に配置される。ここで、例えば送風ファン6に軸流ファンを使用すると、空気冷却材11に吹き当てられる風の流れが乱流になるので、空気冷却材11に塵埃が付着し易くなる。空気冷却材11に付着した塵埃は空気冷却材11の回転とともに貯水部30に集まる。そこで、隔壁7の通水路7dを空気冷却材11の下端の鉛直下方に配置すると、空気冷却材11に付着した塵埃を隔壁7の外部に排出し易くすることができる。
そして、本発明の上記実施形態の構成によれば、水の気化熱を利用して空気を冷却するにあたって、冷却効率の向上が図られた気化式空気調和機1を提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、本発明の気化式空気調和機は、加湿器など、冷却機能と他の機能を備えた機器においても適用可能であることは勿論である。
本発明は気化式空気調和機において利用可能である。
1 気化式空気調和機
2 本体筐体
3 吸込口
4 吹出口
5 空気流通路
6 送風ファン
7 隔壁
7b 収容部
7c 開口
7d 通水路
10 冷却部
11 空気冷却材
12 軸
13 冷却材カバー
20 回転機構
30 貯水部
31 貯水容器
2 本体筐体
3 吸込口
4 吹出口
5 空気流通路
6 送風ファン
7 隔壁
7b 収容部
7c 開口
7d 通水路
10 冷却部
11 空気冷却材
12 軸
13 冷却材カバー
20 回転機構
30 貯水部
31 貯水容器
Claims (4)
- 本体筐体と、送風ファンと、略円形または多角形の板状をなす複数の空気冷却材と、前記空気冷却材を回転させる回転機構と、貯水部と、を備える気化式空気調和機において、
複数の前記空気冷却材は金属材料またはセラミック材料からなるとともに互いに前記送風ファンによる空気流通方向と交差する方向に所定間隔をあけて並べて配置されて各々の一部が前記送風ファンによる空気流通路の内側に位置し、他の一部が前記貯水部が貯留する水に接触し、
前記空気冷却材の平面部及び周縁部に近接して設けられて前記貯水部の貯水領域を前記空気冷却材の一部を収容する内側領域とその外側領域とに区分する隔壁と、
前記隔壁に設けられて前記貯水領域の前記内側領域と前記外側領域とを連通させる通水路と、
を備えることを特徴とする気化式空気調和機。 - 複数の前記空気冷却材の前記空気流通路の内側に位置する部分を覆う冷却材カバーを備え、
前記隔壁が前記貯水部の前記貯水領域において前記空気冷却材の一部を覆い、前記冷却材カバーと一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の気化式空気調和機。 - 前記貯水部が前記本体筐体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の気化式空気調和機。
- 前記通水路が前記空気冷却材の下端の鉛直下方に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の気化式空気調和機。
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-
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