JP2016018737A - 照明装置 - Google Patents

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Makoto Hasuo
真 蓮尾
次弘 松田
Tsuguhiro Matsuda
次弘 松田
康輔 菅原
Kosuke Sugahara
康輔 菅原
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Abstract

【課題】光軸回りの周方向に輝度分布を発現させる。【解決手段】照明装置100は、光源112と、光源112の光軸上に配された光透過性を有する光学部材150とを備える。光学部材150は、光源112に対面する第1端面151と、第1端面151の反対側の第2端面152と、第1端面151と第2端面152とをつなぐ外周面153とを有する。第2端面152は、光軸と同軸で頂点156が第1端面151側を向いた角錐状の凹入面部分154を有する。角錐状の凹入面部分154が、第1端面151から導かれた光の少なくとも一部を内面反射させて外周面153に導く光反射面となる。【選択図】図1

Description

本発明は、装飾性の優れた配光特性を得るための照明装置に関する。
近年、光源としてLED(Light Emitting Diode)を備えた照明装置が普及している。一般照明では、照明光が均一かつ広角に広がることが重要視される。LEDの配光角は比較的狭いため、通常、LEDの光軸上に配光角を広げるための光学部材が配置される(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開2013−69478号公報 特開2013−84346号公報 特開2013−98159号公報 特開2013−140318号公報
従来、上述の通り、配光特性が均一かつ広角な照明光の実現を主眼として研究開発が行われてきた。一方、近年の照明光に対する要望の多様化に伴い、配光特性が不均一な装飾性の高い照明光の需要が想定される。例えば、光軸回りの周方向に輝度が高い領域と輝度が低い領域とが周期的に発現する輝度分布を実現すれば、照明光にきらめき感を付与することができ、ひいては装飾性の優れた配光特性を得ることができる。
本発明は、光軸回りの周方向に輝度が高い領域と輝度が低い領域とが周期的に発現する輝度分布を得ることが可能な照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源と、光源の光軸上に配された光透過性を有する光学部材と、を備え、光学部材は、光源に対面する第1端面と、第1端面の反対側の第2端面と、第1端面と第2端面とをつなぐ外周面とを有し、第2端面は、光軸と同軸で頂点が第1端面側を向いた角錐状の凹入面部分を有し、角錐状の凹入面部分が、第1端面から導かれた光の少なくとも一部を内面反射させて外周面に導く光反射面となる。
上記構成によれば、凹入面部分で内面反射された光は光軸を中心軸として放射状に広がる。ただし、凹入面部分が円錐状ではなく角錐状なので、光軸回りの周方向に輝度が高い領域と輝度が低い領域とが周期的に発現する。従って、光軸回りの周方向に輝度が高い領域と輝度が低い領域とが周期的に発現する輝度分布を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る照明装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態に係る照明装置の構成を示す断面図 光軸を含む面内での光源の出射光を模式的に示す図 光軸に垂直な方向に見たときの光源の出射光を模式的に示す図 光軸に垂直な面における光学部材と光源のレイアウトを説明するための図 本発明の比較例に係る照明装置の構成を部分的に示す断面図 (a)〜(c)は、光源モジュールの変形例を示す斜視図 (a)、(b)は、凹入面部分の頂点の形状に関する変形例を示す断面図 (a)〜(d)は、凹入面部分の傾斜角度に関する変形例を示す断面図 (a)〜(e)は、光学部材の形状に関する変形例を示す斜視図 照明装置の構造に関する変形例の構成を示す分解斜視図 光学部材の薄型化に関する変形例を示す半断面図
本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態に係る照明装置の構成を示す分解斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る照明装置の構成を示す断面図である。
照明装置100は、光源モジュール110と、ケース130と、電源モジュール140と、光学部材150とを備える。
(光源モジュール)
光源モジュール110は、基板111と、光源112と、電気コネクタ115とを含む。基板111は、電気絶縁性材料からなり、本実施の形態では中央部に開口部116を有する円環状の形状を有する。電気絶縁性材料としては、例えば、セラミックスまたは樹脂を利用することができる。また、例えば、ガラスエポキシのようなセラミックスと樹脂のハイブリッド材を利用してもよい。さらに、基板111の全体が電気絶縁性である必要はなく、金属基板とその上に配された電気絶縁性被膜とを含む多層基板を利用してもよい。
光源112は、基板111上に実装されたLED113と、基板111上に配されてLED113を被覆する波長変換部材114とを含む。LED113は、本実施の形態では、基板111の形状に合わせて円環状に配列されている。LED113としては、例えば、青色光を出射するGaN(gallium nitride)系の青色LEDを利用することができる。波長変換部材114は、樹脂と、樹脂中に分散された粒子状の蛍光体とを含む。波長変換部材114は、本実施の形態では、円環状の形状を有する。波長変換部材114に含まれる樹脂としては、例えば、シリコーン樹脂を利用することができる。蛍光体としては、例えば、青色光を黄色光に変換するYAG(yttrium aluminium garnet)系の蛍光体を利用することができる。LED113の出射光の一部は、波長変換部材114中で黄色光に変換されて波長変換部材114の外部に取り出される。LED113の出射光の残りの一部は、青色光のまま波長変換部材114の外部に取り出される。この黄色光と青色光とが混合されて白色光が得られる。なお、波長変換部材114内の粒子状の蛍光体により光が散乱されるので、波長変換部材114の全域から白色光が取り出される。従って、光源112は、波長変換部材114と同じく円環状の形状を有すると言える。光源112の光軸は、基板111に垂直であり、円環状の光源112の中心を通過する。本実施の形態では、光源112の光軸とランプ軸Jとが一致している。なお、LEDおよび蛍光体については、上記の例に限られず、公知のものを利用することができる。また、光源112の出射光の色は白に限られず、他の色でもよい。
電気コネクタ115は、基板111上に配され、LED113と電気的に接続されている。
(ケース)
ケース130は、円筒状の大径部131と、大径部131に連なる円筒状の小径部132と、小径部132に嵌め込まれたスクリュー型の口金135とを含む。光源モジュール110および電源モジュール140は、ケース130の内部に収容される。ケース130の大径部131は、内部に光源モジュール110を載置するための円環状の載置面133を有する。図2に、光源モジュール110が大径部131の載置面133に載置された状態が示されている。大径部131および小径部132の材料としては、電気絶縁性材料を利用することができる。このような電気絶縁性材料としては、例えば、PBT(polybutylene terephthalat)、PET(polyethylene terephthalate)、PC(polycarbonate)等の樹脂を利用することができる。スクリュー型の口金135は、シェル136と、アイレット137とを含む。
(電源モジュール)
電源モジュール140は、プリント配線板141と、電子部品142と、入力用配線143と、出力用配線144と、電気コネクタ145とを含む。プリント配線板141と電子部品142とで、商用の交流電力をLED用の直流電力に変換する電源回路が形成される。入力用配線143の一端は、プリント配線板141に形成された配線に接続され、入力用配線143の他端は、口金135に接続される。出力用配線144の一端は、プリント配線板141に形成された配線に接続され、出力用配線144の他端は、電気コネクタ145に接続される。電気コネクタ145は、光源モジュール110の電気コネクタ115に接続される。これにより、直流電力がLED113に供給され、その結果、LED113が発光する。
(光学部材)
光学部材150は、光透過性材料からなり、光源112の光軸上に配されている。光学部材150は、光源112に対面する第1端面151と、第1端面151の反対側の第2端面152と、第1端面151と第2端面152とをつなぐ外周面153とを有する。第2端面152は、光源112の光軸と同軸で頂点156が第1端面151側を向いた角錐状の凹入面部分154と、凹入面部分154を囲む環状面部分155とを有する。本実施の形態では、凹入面部分154は、八角錐状の形状を有する。環状面部分155は、三角形の平面を複数組み合わせた形状を有する。また、外周面153は、光軸に垂直な断面が円形状の形状を有する。光透過性材料としては、例えば、アクリル樹脂を利用することができる。
図3は、光軸を含む面内での光源の出射光を模式的に示す図である。第1端面151は、光源112から出射された光を受け入れる光入射面となる。ここでは、第1端面151に入射される光として、光線L01、L11、L21、L31、L41が図示されている。凹入面部分154は、第1端面151から導かれた光を内面反射させて外周面153または環状面部分155に導く光反射面となる。ここでは、光線L02、L32、L42が外周面153に導かれている。また、光線L12、L22が環状面部分155に導かれている。外周面153は、凹入面部分154から導かれた光の一部を外部に出射する光出射面となり、また、凹入面部分154から導かれた光の残りの一部を内面反射する光反射面となる。ここでは、光線L03、L33、L43が外部に出射され、光線L04、L34、L44が内面反射されている。環状面部分155は、凹入面部分154から導かれた光の一部を外部に出射する光出射面となり、また、凹入面部分154から導かれた光の残りの一部を内面反射させて外周面153に導く光反射面となる。ここでは、光線L13、L23が外部に出射され、光線L14、L24が外周面153に導かれている。
図4は、光軸に垂直な方向に見たときの光源の出射光を模式的に示す図である。光源112の出射光は、光源112から光軸回りの周方向に均一に放射状に広がり、凹入面部分154で内面反射される。このとき、凹入面部分154が円錐状ではなく角錐状なので、凹入面部分154は、放射状に広がる光線の一部に対しては直交し、残りの一部に対しては斜交している。凹入面部分154に斜交する光線は、凹入面部分154で内面反射されると、光軸を中心とする径方向に対して角度が付けられる。これにより、図4に示されるように、光軸回りの周方向に輝度が高い領域と輝度が低い領域とが周期的に発現する。同図によると、角錐状の凹入面部分154の角部159に沿う方向の輝度が低くなる。
なお、このような輝度分布を実現するには、光学部材150の凹入面部分154を円錐状とし、外周面153を断面多角形の形状にすることも想定される。すなわち、光学部材150の外周面153の形状を工夫することで、本実施の形態と同等の輝度分布を発現させることが考えられる。しかしながら、光学部材150の外周面153は、照明装置100の中でもユーザの目を引きやすい箇所なので、外周面153の形状については周方向の輝度分布の形成という機能性よりもデザイン性を重視して設計したいという要望がある。本実施の形態では、周方向の輝度分布は、光学部材150の凹入面部分154により形成される。従って、光学部材150の外周面153をデザイン性重視で設計することができる。
図5は、光軸に垂直な面における光学部材と光源のレイアウトを説明するための図である。投影領域A112は、光源112を光軸に垂直な面に投影して得られる。投影領域A154は、凹入面部分154を光軸に垂直な面に投影して得られる。同図に示す通り、本実施の形態では、投影領域A112の全域が、投影領域A154に重複している。すなわち、投影領域A112が、投影領域A154に内包されている。これにより、光源112から光軸に平行に進行する光の全てが凹入面部分154に入射される。LEDの配光特性では、光源112から光軸に平行に進行する光(図3の光線L01)の輝度が最も高くなる。輝度の最も高い光の全てを凹入面部分154に入射させることで、光源112の出射光を装飾性の高い照明光に有効利用することができる。
また、図3に示す通り、本実施の形態では、凹入面部分154の傾斜角度は一定である。凹入面部分154の傾斜角度は、光源112から光軸に平行に進行する光(光線L01)が全反射する条件を満たすこととしてもよい。上述の通り、LEDの配光特性では、光源112から光軸に平行に進行する光(光線L01)の輝度が最も高くなる。輝度の最も高い光を全反射させることで、光源112の出射光を装飾性の高い照明光に有効利用することができる。なお、全反射の条件は、以下の式1を用いて容易に求めることができる。
θ≧sin-1(1/n)・・・ (式1)
ここで、θは、光軸に垂直な面と凹入面部分154とのなす角度である。nは、光学部材150の屈折率である。
なお、本実施の形態では、第1端面151が平坦面であり、第2端面152が、頂点が第1端面151側に向けた角錐状の凹入面部分154を有する。これに対して、図6に示す通り、第2端面152Xが平坦面であり、第1端面151Xが、頂点を第2端面152X側に向けた角錐状の凹入面部分154Xを有する光学部材150Xを想定することができる。しかしながら、この場合、光源112の出射光が、凹入面部分154Xにおいて低屈折率(空気)の媒質から高屈折率(光学部材)の媒質に入射されるので、凹入面部分154Xでの全反射を実現することが困難である。本実施の形態では、図3に示す通り、光源112の出射光が、凹入面部分154において高屈折率(光学部材)の媒質から低屈折率(空気)の媒質に入射されるので、凹入面部分154での全反射を実現することが可能となる。
また、図1および図2に示す通り、光学部材150の環状面部分155は、環状面部分155の内周157から外周158に向かうほど第1端面151側に近づく斜面となっている。これにより、図3に示す通り、環状面部分155は、凹入面部分154から導かれた光の少なくとも一部を内面反射させて外周面153に導く光反射面となる(光線L14、L24参照)。これにより、照明装置100の後方に向けて進行する光を作り出すことができる。
(まとめ)
照明装置100は、光源112と、光源112の光軸上に配された光透過性を有する光学部材150とを備える。光学部材150は、光源112に対面する第1端面151と、第1端面151の反対側の第2端面152と、第1端面151と第2端面152とをつなぐ外周面153とを有する。第2端面152は、光軸と同軸で頂点156が第1端面151側を向いた角錐状の凹入面部分154を有する。角錐状の凹入面部分154が、第1端面151から導かれた光の少なくとも一部を内面反射させて外周面153に導く光反射面となる。これにより、光軸回りの周方向に輝度が高い領域と輝度が低い領域とが周期的に発現する輝度分布を得ることができる。
また、投影領域A112は、投影領域A154に内包されていてもよい。ここで、投影領域A112は、光源112を光軸に垂直な面に投影して得られる。投影領域A154は、凹入面部分154を光軸に垂直な面に投影して得られる。これにより、光源112の出射光を装飾性の高い照明光に有効利用することができる。
また、角錐状の凹入面部分154の傾斜角度は、光源112から光軸に平行に進行する光が全反射する条件を満たすこととしてもよい。これにより、光源112の出射光を装飾性の高い照明光に有効利用することができる。
また、第2端面152は、さらに、角錐状の凹入面部分154を囲む環状面部分155を有していてもよい。環状面部分155は、環状面部分155の内周157から外周158に向かうほど第1端面151側に近づく斜面としてもよい。この場合に、角錐状の凹入面部分154は、第1端面151から導かれた光の一部を環状面部分155に導き、環状面部分155は、角錐状の凹入面部分154から導かれた光の少なくとも一部を内面反射させて外周面153に導く光反射面となることとしてもよい。これにより、照明装置100の後方に向けて進行する光を作り出すことができる。
<変形例>
上述の通り、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、以下のような変形例も考えられる。
(1)光源モジュール
実施の形態では、円環状に連続する波長変換部材114により円環状の光源112が実現されているが、本発明はこれに限られない。例えば、図7(a)の光源モジュール210では、円環状に離散的に配されたLED213により円環状の光源212が実現されている。なお、実施の形態では、光源112の形状が円形の輪郭を有する環状であるが、三角形状、四角形状、五角形状などの多角形状の輪郭を有する環状でも構わない。
実施の形態では、光源112の形状が中央部に開口部を有する円環状であるが、本発明はこれに限られない。例えば、図7(b)の光源モジュール310では、光源312の形状が円盤状である。光源312は、LED113と、円盤状の波長変換部材314とを含む。図7(c)の光源モジュール410では、光源412の形状が円盤状である。光源412は、LED113と、長尺状の波長変換部材414とを含む。何れの例においても、基板311は、円板状であり、電源モジュールの出力用配線を通過させるための切り欠き部317を有する。なお、光源312、412の形状は円形状に限らず、三角形状、四角形状、五角形状などの多角形状でも構わない。
また、実施の形態では、基板111の形状が円形の輪郭を有しているが、本発明はこれに限られない。例えば、三角形状、四角形状、五角形状などの多角形状の輪郭を有していても構わない。
(2)凹入面部分の頂点の形状
実施の形態では、凹入面部分154の頂点156が尖っているが、本発明はこれに限られない。例えば、図8(a)の光学部材550に示す通り、凹入面部分554の頂点556が曲面状の形状、あるいは、図8(b)の光学部材650に示す通り、凹入面部分654の頂点656が平面状の形状を有することとしてもよい。これにより、光学部材550、650を樹脂成形で形成する場合に金型を光学部材550、650から抜きやすくすることができる。
また、光源112は、光軸を中心軸とする環状の形状を有する。光源112が環状の形状を有するので、光源112により囲まれる内部領域117が規定される。この場合、頂点556、656を光軸に垂直な面に投影して得られる投影領域A556、A656が、環状の光源112により囲まれる内部領域117を光軸に垂直な面に投影して得られる投影領域A117に内包されることとしてもよい。すなわち、投影領域A556、A656に光源112が存在しない。頂点556、656は、光軸に垂直な面を含むので、光軸と平行に進行する光を通過させやすい。例えば、図7(b)、(c)に示される光源312、412を適用すると、光源312、412から光軸に平行に進行する光(輝度の最も高い光)が頂点556、656を通じて外部に出射される。この場合、光源312、412の出射光の一部は光軸と同軸の方向の輝度を高めるために利用され、光源312、412の出射光の残りの一部は光軸回りの周方向の周期的な輝度分布の発現に利用される。このように、光源312、412の出射光の用途が分散される。一方、投影領域A556、A656に光源112が不存在の場合、光源312、412の出射光の大部分が、光軸回りの周方向の周期的な輝度分布の発現に利用される。
(3)凹入面部分の傾斜角度
実施の形態では、凹入面部分154の傾斜角度が一定であるが、本発明は、これに限られない。例えば、図9(a)の光学部材750では、第2端面752は、頂点に近づくほど傾斜角度が段階的に小さくなる角錐状の凹入面部分754を有する。図9(b)の光学部材850では、第2端面852は、頂点に近づくほど傾斜角度が連続的に小さくなる角錐状の凹入面部分854を有する。これらのように、頂点に近づくほど傾斜角度を小さくすることで、光学部材を樹脂成形で形成する場合に金型を光学部材から抜きやすくすることができる。また、図9(c)の光学部材950では、第2端面952は、頂点に近づくほど傾斜角度が段階的に大きくなる角錐状の凹入面部分954を有する。図9(d)の光学部材1050では、第2端面1052は、頂点に近づくほど傾斜角度が連続的に大きくなる角錐状の凹入面部分1054を有する。図3に示す通り、光源112の出射光は、光源を中心とする径方向の内側に向かう光(光線L31、L41)と、光源を中心とする径方向の外側に向かう光(光線L11、L21)とを含む。凹入面部分154の傾斜角度が一定の場合、径方向内側に向かう光の凹入面部分154への入射角は、径方向外側に向かう光の凹入面部分154への入射角よりも小さくなる。従って、径方向内側に向かう光が全反射の条件を満たしにくくなる。これに対して、凹入面部分の傾斜角度を頂点に近づくほど大きくすることで、傾斜角度を一定とする場合に比べて、径方向内側に向かう光の凹入面部分への入射角を大きくすることができる。従って、径方向内側に向かう光が全反射の条件を満たしやすくなる。
(4)光学部材の形状
実施の形態では、環状面部分155は三角形状の平面を複数組み合わせた形状である。これにより、凹入面部分154だけでなく環状面部分155も利用して、さらに複雑な輝度分布を形成することができる。しかしながら、本発明はこれに限られない。図10(a)の光学部材1150では、第2端面1152は、角錐状の凹入面部分1154と環状面部分1155とを有する。環状面部分1155は、曲面状の形状を有する。これにより、角錐状の凹入面部分1154により形成された光軸回りの周方向の輝度分布を維持することができる。
また、実施の形態では、環状面部分155は内周157から外周158に向かうほど第1端面151側に近づく斜面となっているが、これに限られない。図10(b)の光学部材1250では、第2端面1252は、角錐状の凹入面部分1254と環状面部分1255とを有する。環状面部分1255は、環状面部分1255の内周157から外周158に向かうほど第1端面151側から遠ざかる斜面となっている。また、図10(c)の光学部材1350では、第2端面1352は、角錐状の凹入面部分1354と環状面部分1355とを有する。環状面部分1355は、第1端面151と平行である。これにより、環状面部分1255、1355で内面反射して照明装置の後方に進行する光の量を調整することができる。
また、実施の形態では、外周面153は光軸に垂直な断面が円形状の形状を有するが、これに限られない。図10(d)の光学部材1450では、第2端面1452は、角錐状の凹入面部分1454と環状面部分1455とを有する。また、光学部材1450の外周面1453は、光軸に垂直な断面が多角形の形状を有する。この例では、具体的には断面が八角形の形状である。図10(e)の光学部材1550では、第2端面1552は、角錐状の凹入面部分1554と環状面部分1555とを有する。また、光学部材1550の外周面1553は、第1端面側から第2端面側に延びる断面V字状の溝を周方向に複数有する。これにより、凹入面部分1454、1554だけでなく外周面1453、1553も利用して、さらに複雑な輝度分布を形成することができる。
(5)凹入面部分の角錐の形状
実施の形態では、凹入面部分は八角錐状の形状を有しているが、本発明は、これに限られない。例えば、三角錐状、四角錐状、五角錐状などの角錐状であってもよい。角錐状であれば、光軸回りの周方向に輝度が高い領域と輝度が低い領域とが周期的に発現する輝度分布を得ることができる。
(6)照明装置の構成
実施の形態では、スクリュー型の口金を有する白熱電球代替用の照明装置を例示しているが、本発明は、これに限られない。光源と光学部材とを備える照明装置であれば、本発明は適用可能である。図11の照明装置1600は、台座1692と、光源モジュール1610と、ケース1630と、電源モジュール1640と、反射鏡1695と、光学部材1650とを備える。
台座1692は、熱伝導性材料からなり、ヒートシンクとして機能する。
光源モジュール1610は、基板1611と光源1612とを含む。光源1612は、LED1613と、波長変換部材1614とを含む。光源1612の構成は、実施の形態と同様である。光源モジュール1610は、台座1692上に熱伝導性シート1693を介して配される。光源モジュール1610の熱は、熱伝導性シート1693を介して台座1692に伝達され、台座1692に伝達された熱は、熱伝導性シート1691を介して外部に伝達される。
ケース1630は、円筒形の形状を有し、固定用ネジ1694を用いて台座1692に固定されている。ケース1630の内部には、光源モジュール1610、電源モジュール1640および反射鏡1695が収容される。
電源モジュール1640は、円環状の形状を有する。電源モジュール1640の機能は、実施の形態と同様である。
反射鏡1695は、テーパー状の円筒部を有する。円筒部の内周面が光源1612の出射光の配光を制御するための光反射面となっている。
光学部材1650は、光透過性材料からなり、光源1612の光軸上に配されている。光学部材1650は、光源1612に対面する第1端面1651と、第1端面1651の反対側の第2端面1652と、第1端面1651と第2端面1652とをつなぐ外周面1653とを有する。第2端面1652は、実施の形態と同様に、角錐状の凹入面部分1654と、凹入面部分1654を囲む環状面部分1655とを有する。この例では、凹入面部分1654は、八角錐状の形状を有する。
照明装置1600においても、実施の形態と同様の原理により、光軸回りの周方向に輝度が高い領域と輝度が低い領域とが周期的に発現する輝度分布を得ることができる。
(7)光学部材の薄型化
実施の形態では、光学部材の光軸方向の寸法が光軸に垂直な径方向の寸法(直径)よりも大きな例を示しているが、本発明は、これに限られない。例えば、光学部材の光軸方向の寸法を径方向の寸法よりも小さくすることで、光学部材の薄型化を図ることとしてもよい。
図12の照明装置1700は、光学部材1750を備える。光学部材1750は、光軸方向の寸法が径方向の寸法よりも小さい。光学部材1750は、第1端面1751と、第2端面1752と、外周面1753とを有する。第2端面1752は、角錐状の凹入面部分1754と、環状面部分1755とを有する。本変形例では、凹入面部分1754は、十二角錐状の形状を有する。ただし、厳密な十二角錐ではなく、十二角錐の各辺が三角形状の平面1754bでカットされたような形状である。また、凹入面部分1754の頂点1756は平面状である。環状面部分1755は、三角形の平面を複数組み合わせた形状を有する。外周面1753は、第2端面1752から第1端面1751に近づいても径が同じ第1部分1753aと、第2端面1752から第1端面1751に近づくにつれて径が漸減する第2部分1753bとを有する。第1部分1753a、第2部分1753bの両方から光が出射されることとしてもよいし、何れかの一方のみから光が出射されることとしてもよい。例えば、第2部分1753bに光反射性の膜または部材を取り付けることで、第1部分1753aのみから光を出射させることができる。
(8)角錐状の用語の定義
本明細書では、「角錐状」の用語は、厳密な角錐だけでなく、厳密な角錐に変形が加えられた形状も含む。例えば、図8(a)、(b)の例では、頂点が曲面状または平面状になるように角錐を変形した形状である。図9(a)〜(d)の例では、頂点に近づくほど傾斜角度が順次変化するように角錐を変形した形状である。図12の例では、頂点が平面状であり、かつ、角錐の各辺が三角形状の平面でカットされたような形状に角錐を変形した形状である。これらの形状も「角錐状」に含まれるものとする。本明細書の「角錐状」を、光軸を中心軸として回転対称な凸多面体と表現してもよい。
100 照明装置
110 光源モジュール
111 基板
112 光源
113 LED
114 波長変換部材
116 基板の開口部
117 環状の光源により囲まれる内部領域
130 ケース
140 電源モジュール
150 光学部材
151 第1端面
152 第2端面
153 外周面
154 凹入面部分
155 環状面部分
156 頂点
157 内周
158 外周
A112 光源を光軸に垂直な面に投影して得られる投影領域
A154 凹入面部分を光軸に垂直な面に投影して得られる投影領域
A556、A656 頂点を光軸に垂直な面に投影して得られる投影領域
A117 環状の光源に囲まれる内部領域を光軸に垂直な面に投影して得られる投影領域

Claims (5)

  1. 光源と、前記光源の光軸上に配された光透過性を有する光学部材と、を備え、
    前記光学部材は、前記光源に対面する第1端面と、前記第1端面の反対側の第2端面と、前記第1端面と前記第2端面とをつなぐ外周面とを有し、
    前記第2端面は、前記光軸と同軸で頂点が前記第1端面側を向いた角錐状の凹入面部分を有し、前記角錐状の凹入面部分が、前記第1端面から導かれた光の少なくとも一部を内面反射させて前記外周面に導く光反射面となる、
    照明装置。
  2. 前記光源を前記光軸に垂直な面に投影して得られる投影領域は、前記角錐状の凹入面部分を前記光軸に垂直な前記面に投影して得られる投影領域に内包される、
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源は、前記光軸を中心軸とする環状の形状を有し、
    前記角錐状の凹入面部分の前記頂点は、曲面状または平面状の形状を有し、
    前記曲面状または平面状の前記頂点を前記光軸に垂直な面に投影して得られる投影領域は、前記環状の前記光源により囲まれる内部領域を前記光軸に垂直な前記面に投影して得られる投影領域に内包される、
    請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記角錐状の凹入面部分の傾斜角度は、前記光源から前記光軸に平行に進行する光が全反射する条件を満たす、
    請求項1から3の何れかに記載の照明装置。
  5. 前記第2端面は、さらに、前記角錐状の凹入面部分を囲む環状面部分を有し、
    前記環状面部分は、前記環状面部分の内周から外周に向かうほど前記第1端面側に近づく斜面となっており、
    前記角錐状の凹入面部分は、前記第1端面から導かれた光の一部を前記環状面部分に導き、
    前記環状面部分は、前記角錐状の凹入面部分から導かれた光の少なくとも一部を内面反射させて前記外周面に導く光反射面となる、
    請求項1から4の何れかに記載の照明装置。
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