JP2016012889A - 画像投写システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーン1のスクリーン面と3Dカメラ40との間に人物などの介在物を介在させた状態で投写条件を補正することによる投写画像の品質低下を抑えることができる画像投写システムを提供する。
【解決手段】画像投写システムにおいて、3台のプロジェクター(10、20、30)における少なくとも何れか1台と、スクリーン1との間に介在する人物などの介在物を検知する3Dカメラ40と、これによる検知結果に基づいて、3Dカメラ40による撮像結果を補正する制御装置50とを設け、且つ、3Dカメラ40によって介在物が検知された場合に、補正した撮像結果に基づいて投写条件を補正する処理を実施するように、制御装置50を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像投写手段によって投写された基準画像を撮像した結果に基づいて、画像投写手段における投写画像の位置、大きさ、台形歪み補正量などの投写条件を補正する画像投写システムに関するものである。
従来、この種の画像投写システムとして、特許文献1に記載のものが知られている。この画像投写システムは、画像投写手段としてのプロジェクターにより、所定の基準画像をスクリーン面などの投写面に投写する。そして、投写面上の基準画像をCCDカメラ等からなる撮像手段によって撮像して得た画像情報に基づいて、投写面における基準画像の位置、投写面における基準画像の大きさ、投写面における基準画像の台形歪み量などを把握する。そして、把握結果に基づいて、投写面における投写画像の位置、大きさ、台形歪み補正量などの投写条件を補正する。この補正により、投写面において、画像を所望の位置に投写したり、所望の大きさで投写したり、台形歪みのない形状で投写したりすることができる。
しかしながら、投写面に投写した基準画像を撮像手段によって撮像する際に、投写面と撮像手段との間に、観客などの介在物が介在して、基準画像の一部が投写面よりも手前の介在物の表面に写し出されることがある。介在物上に写し出された画像部分は、投写面と介在物との投写距離差に起因して、投写面の面方向において本来とは異なった位置に投写されていたり、本来とは異なった大きさに投写されていたりしている可能性がある。また、介在物の表面が平面ではなく複雑な立体形状になっている場合には、その立体形状に起因して、介在物上に写し出された画像部分が本来とは異なった形状になっている可能性もある。にもかかわらず、それらの画像部分の位置、大きさ、形状に基づいて、基準画像の投写位置、大きさ、台形歪み補正量などの投写条件の補正量を決定すると、それらの補正量が適正値からずれて投写画像の品質を低下させてしまうおそれがある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、投写面と撮像手段との間に介在物を介在させた状態で投写条件を補正することによる投写画像の品質低下を抑えることができる画像投写システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、投写面に画像を投写する画像投写手段と、前記投写面を撮像する撮像手段と、前記画像投写手段によって前記投写面に投写された基準画像を前記撮像手段によって撮像した結果に基づいて、画像投写手段の投写条件を補正する投写条件補正手段とを備える画像投写システムにおいて、前記画像投写手段と前記投写面との間に介在する介在物を検知する介在物検知手段と、前記介在物検知手段による検知結果に基づいて、前記撮像手段による撮像結果を補正する撮像結果補正手段とを設け、且つ、前記介在物検知手段によって前記介在物が検知された場合に、前記撮像結果補正手段によって補正された前記撮像結果に基づいて前記投写条件を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とするものである。
本発明によれば、投写面と撮像手段との間に介在物を介在させた状態で投写条件を補正することによる投写画像の品質低下を抑えることができるという優れた効果がある。
実施形態に係る画像投影システムの要部構成を示す平面模式図。 同画像投写システムの3つのプロジェクターによってスクリーン面にそれぞれ投射された3つの光スポットを示す正面図。 同画像投写システムの第1プロジェクターによってスクリーン面に投写された基準静止画について、投写条件補正前の状態を示す正面図。 同第1プロジェクターによってスクリーン面に投写された基準静止画について、投写条件補正後の状態を示す正面図。 同画像投写システムの第2プロジェクターによってスクリーン面に投写された基準静止画について、投写条件補正前の状態を示す正面図。 同第2プロジェクターによってスクリーン面に投写された基準静止画について、投写条件補正後の状態を示す正面図。 同画像投写システムの第3プロジェクターによってスクリーン面に投写された基準静止画について、投写条件補正前の状態を示す正面図。 同第3プロジェクターによってスクリーン面に投写された基準静止画について、投写条件補正後の状態を示す正面図。 観客が介在物となっている状態の画像投写システムを示す平面模式図。 同画像投写システムの3Dカメラを用いた距離測定方法の一つであるTOF法を説明するための平面模式図。 投写条件補正処理において同第2プロジェクターによってスクリーン面に投写された基準静止画を示す正面図。 補正後の同基準静止画を示す正面図。 同画像投写システムの制御装置によって実施される投写条件補正処理における処理フローを示すフローチャート。 変形例に係る画像投影システムの要部構成を示す平面模式図。 同制御装置によって構築された合成画像を示す正面図。
以下、本発明を適用した画像投影システムの一実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る画像投影システムの要部構成を示す平面模式図である。画像投影システムは、画像投影手段として、周知の技術によって画像を投影する第1プロジェクター10、第2プロジェクター20、及び第3プロジェクター30の3台を備えている。なお、プロジェクターの台数は、3台に限定されるものではない。1台、2台、あるいは4台以上であってもよい。
実施形態に係る画像投影システムは、3台のプロジェクターの他に、撮像手段としての3Dカメラ40や、パーソナルコンピューター等からなる制御装置50なども備えている。制御装置50内は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶するROM(Read-Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、不揮発性のフラッシュメモリ、ハードディスク等を有している。そして、記憶手段としてのROMに、第1プロジェクター10、第2プロジェクター20、第3プロジェクター30に対してそれぞれ個別に投写させるための基準画像としての基準静止画の画像情報(以下、基準静止画データという)を記憶している。また、スクリーン1のスクリーン面に投写させる動画の画像情報(以下、動画データという)を記憶手段としてのハードディスクに記憶している。そして、その動画データに基づいて、動画の全域のうち、互いに異なる領域だけを再現する3つの部分動画(部分画像)の画像情報(以下、部分動画データという)を生成する。そして、それら3つの部分動画データのうち、第1部分動画データを第1プロジェクター10に出力する。また、第2部分動画データを第2プロジェクター20に出力する。また、第3部分動画データを第3プロジェクター30に出力する。
第1部分動画データを受信した第1プロジェクター10は、オリジナルの動画における全域のうち、画面左右方向における左側端部だけを再現する第1部分動画を、スクリーン1のスクリーン面の左右方向における左側に投写する。また、第2部分動画データを受信した第2プロジェクター20は、オリジナルの動画における全域のうち、画面左右方向における中央部だけを再現する第2部分動画を、スクリーン1のスクリーン面の左右方向における中央部に投写する。また、第3部分動画データを受信した第3プロジェクター30は、オリジナルの動画における全域のうち、画面左右方向における右側端部だけを再現する第3部分動画を、スクリーン1のスクリーン面の左右方向における右側に投写する。
スクリーン1のスクリーン面の左右方向において、第1プロジェクター10によって投写される第1部分動画の右側端部と、第2プロジェクター20によって投写される第2部分動画の左側端部とは、互いに重なり合う。それら右側端部と左側端部とは、互いに同じ画像であることから、重なり合っている領域でもオリジナルの動画と変わらない動画部分が再現される。また、第2プロジェクター20によって投写される第2部分動画の右側端部と、第3プロジェクター30によって投写される第3部分動画の左側端部とが重なり合っている領域においても、同様の理由により、オリジナルの動画と変わらない動画部分が再現される。以下、前述のように重なり合っている領域を重複領域という。
第1部分動画の右端を第2部分動画の左端にピタリと一致させるようにそれぞれの部分動画の位置を微調整することは困難である。一致しない場合には、それら2つの部分動画の間に、非常に目立つ空白を発生させて、動画の画質を著しく悪化させるおそれがある。第2部分動画と第3部分動画との間にも、同様の空白を発生させて動画の画質を著しく悪化させるおそれがある。そこで、それぞれの動画部分に重複領域を設け、重複領域では互いに同じ部分動画を再現するようになっている。
本画像投写システムでは、このように、スクリーン面における互いに異なる領域に対してそれぞれ部分動画を個別に投写し、それら部分動画の組み合わせによって組画像たるオリジナルの動画を再現するマルチプロジェクション方式を採用している。なお、マルチプロジェクション方式ではなく、1つのプロジェクターだけによって動画を投写する方式においても、本発明の適用が可能である。
このようなマルチプロジェクション方式によってオリジナルの動画をスクリーン面に投写するためには、まず、3つのプロジェクターがそれぞれ適切な位置に設置される必要がる。その設置作業は、ユーザーによってなされる。設置作業が終了した後、オリジナルの動画を正しくスクリーン面に投写するためには、後述する初期設定処理、及び投射条件補正処理を実施する必要がある。それらの処理は、投写条件補正手段としての制御装置50によって行われる。なお、3Dカメラ40は、スクリーン1に投写される動画などの画像を撮影した結果を画像情報として制御装置50に出力するものである。
制御装置50は、ユーザーから初期設定開始命令を受けると、初期設定処理を開始する。そして、3台のプロジェクターのそれぞれに対し、画像を含まない光だけをスクリーン1に向けて投射させる。これにより、図2に示されるように、スクリーン1には、第1プロジェクター10による第1光スポット11、第2プロジェクター20による第2光スポット21、第3プロジェクター30による第3光スポット31が投射される。ユーザーは、3Dカメラ40による撮像領域41が、図示のように、スクリーン面における3つの光スポットを含む範囲になるように、3Dカメラ40を予め設置している。なお、スクリーン1の図示しない外縁は、撮像領域41よりも外側に位置している。
同図において、第1光スポット11は、比較的大きな台形歪みを生じていることから、台形状の形状になっている。図示のように、第1光スポット11の右端の高さ寸法が、左端の高さ寸法よりもかなり大きくなっている。これは、第1プロジェクター10がスクリーン面に直交する方向に対し、水平方向に沿ってある程度斜めに設置されているからである。このような場合には、台形歪み補正を行わせて、台形状の第1光スポット11内で画像を矩形上に投写できるようにする必要がある。第2光スポット21や第3光スポット31においては、目立った台形歪みは発生していない。なお、台形歪み補正については、後述する。
制御部50は、次に、3Dカメラ40に対して撮像命令を発して、スクリーン面における第1光スポット11、第2光スポット21、及び第3光スポット31を撮像させ、その撮像によって得られた画像情報を3Dカメラから受信する。そして、その画像情報に基づいて、スクリーン面の左右方向における第1光スポット11の左端から第3光スポット31の右端までの領域である投射横領域A1と、スクリーン面の上下方向における最小投射縦領域A2とを特定する。更に、投射横領域A1と最小投射縦領域A2とで囲まれる領域を、画像投写領域61として設定して初期設定処理を終了する。
次に、制御部50は、制御部50のハードディスクに記憶している動画データに基づく投写動画を、画像投写領域61と同じ位置及び同じ大きさでスクリーン面に投写できるようにするために、投写条件補正処理を実施する。まず、図3に示されるように、ROMに記憶している基準静止画データに基づく基準静止画90を、第1プロジェクター10によってスクリーン面に投写させる。そして、その基準静止画90を3Dカメラ40に撮像させて、得られた画像情報を3Dカメラから受信する。その画像情報と、先に設定した画像投写領域61とに基づいて、第1位置補正量、第1大きさ補正量、及び第1台形歪み補正量を求める。
具体的には、まず、スクリーン面のx−y座標(x=横方向の座標,y=縦方向の座標)における基準静止画90の左上端の原点P1と、画像投写領域61の第1原点Paとのずれ量を求める。このずれ量に基づいて、原点P1を第1原点Paまで移動させるための画像の第1位置補正量を求める。また、基準静止画90の左辺長さL1と、画像投写領域61の縦長さLaとの差分に基づいて、左辺長さL1を縦長さLaと同じ寸法にするための第1大きさ補正量を求める。また、基準静止画90の左辺長さL1と、基準静止画90の右辺長さL2との差分に基づいて、右辺長さL2を左辺長さL1と同じ寸法にするための第1台形歪み補正量を求める。そして、それら3つの補正量のデータをフラッシュメモリに記憶する。
次に、制御装置50は、第1位置補正量、第1大きさ補正量、及び第1台形歪み補正量に基づいて、オリジナルの基準静止画データを補正し、補正後の基準静止画データを第1プロジェクター10に出力する。これにより、補正後の基準静止画90を第1プロジェクター10によってスクリーン面に投写させる。その後、同様の手順により、第1位置補正量、第1大きさ補正量、及び第1台形歪み補正量を求める。図4に示されるように、補正後の基準静止画90が、目標位置に目標の大きさ且つ目標の形状で投写されている場合には、それら3つの補正量が何れも所定の閾値未満になる。この場合、制御装置50は、第1プロジェクター10についての投写条件の補正を終了して、第2プロジェクター20についての投写条件の補正を開始する。これに対し、何れかの補正量が所定の閾値以上になった場合には、直前に求めた第1位置補正量、第1大きさ補正量、第1台形歪み補正量の加算により、フラッシュメモリ内の第1位置補正量、第2大きさ補正量、第1台形歪み補正量のデータを更新する。その後、更新後の第1位置補正量、第1大きさ補正量、第1台形歪み補正量に基づいて、オリジナルの基準静止画データを補正し、補正後の基準静止画データを第1プロジェクター10に出力する。以降、新たに求める第1位置補正量、第1大きさ補正量、及び第1台形歪み補正量が何れも閾値未満になるまで、同様の手順を繰り返す。
制御装置50は、第2プロジェクター20についての投写条件の補正を開始すると、図5に示されるように、ROMに記憶している基準静止画データに基づいて、オリジナルの基準静止画90を、第2プロジェクター20によってスクリーン面に投写させる。そして、その基準静止画90を3Dカメラ40に撮像させて、得られた画像情報を3Dカメラから受信する。その画像情報と、画像投写領域61とに基づいて、第1プロジェクター10の場合と同様の手順により、第2位置補正量、第2大きさ補正量、及び第2台形歪み補正量を求める。なお、第2位置補正量については、基準静止画90の原点P1と、画像投写領域61の上辺の左右方向における所定位置に設定された図示しない第2原点とのずれ量に基づいて求める。第1プロジェクター10の場合と同様に、第2位置補正量、第2大きさ補正量、及び第2台形歪み補正量が何れも閾値未満になるまで、それら補正量の算出及び更新を繰り返す。これにより、図6に示されるように、第2光スポット21内で、補正後の基準静止画90を、目標位置に目標の大きさ且つ目標の形状で投写されるようにする。
その後、制御装置50は、第3プロジェクター30についての投写条件の補正を開始する。そして、図7に示されるように、ROMに記憶している基準静止画データに基づいて、オリジナルの基準静止画90を、第3プロジェクター30によってスクリーン面に投写させる。そして、その基準静止画90を3Dカメラ40に撮像させて、得られた画像情報を3Dカメラから受信する。その画像情報と、画像投写領域61とに基づいて、第1プロジェクター10の場合と同様の手順により、第3位置補正量、第3大きさ補正量、及び第3台形歪み補正量を求める。なお、第3位置補正量については、基準静止画90の原点P1と、画像投写領域61の上辺の左右方向における所定位置に設定された図示しない第3原点とのずれ量に基づいて求める。第1プロジェクター10の場合と同様に、第3位置補正量、第3大きさ補正量、及び第3台形歪み補正量が何れも閾値未満になるまで、それら補正量の算出及び更新を繰り返す。これにより、図8に示されるように、第3光スポット31内で、補正後の基準静止画90を、目標位置に目標の大きさ且つ目標の形状で投写されるようにする。
このようにして投写条件補正処理を終えた制御装置50は、ユーザーによって動画の再生命令がなされると、再生処理を実施する。再生処理では、まず、ハードディスク内に記憶している動画データに基づいて、動画の画面上における左側端部だけを切り取った第1部分動画のデータである第1部分動画データを構築する。また、動画の画面上における中央部だけを切り取った第2部分動画のデータである第2部分動画データや、動画の画面上における右側端部だけを切り取った第3部分動画のデータである第3部分動画データを構築する。
その後、フラッシュメモリ内に記憶している第1位置補正量、第1大きさ補正量、及び第1台形歪み補正量に基づいて、第1部分動画データを補正する。また、フラッシュメモリ内に記憶している第2位置補正量、第2大きさ補正量、及び第2台形歪み補正量に基づいて、第2部分動画データを補正する。更に、フラッシュメモリ内に記憶している第3位置補正量、第3大きさ補正量、及び第3台形歪み補正量に基づいて、第3部分動画データを補正する。そして、所定のタイミングで、第1プロジェクター10に対する補正後の第1部分動画データの転送を開始する。同時に、第2プロジェクター20に対する補正後の第2部分画像データの転送や、第3プロジェクター30に対する補正後の第3部分画像データの転送も開始する。これにより、3つの部分動画の組み合わせによる組画像たるオリジナルの動画を、スクリーン1上に投写する。
なお、動画の画像情報の補正により、投写画像の位置、大きさ、及び台形歪みを補正する例について説明したが、物理的な手段を用いてそれらの補正を行ってもよい。例えば、投写レンズ群の位置を光軸と直交する方向に移動可能に各プロジェクターを構成し、各プロジェクターのそれぞれに対して、位置補正量に応じた位置に投写レンズ群を移動させる処理を実行させることで、投写画像の位置を補正してもよい。また、投写倍率を変更可能に各プロジェクターを構成し、各プロジェクターのそれぞれに対して、大きさ補正量に応じた投写倍率に調整する処理を実行させることで、投写画像の大きさを補正してもよい。また、駆動機構によって傾きを自動修正できるよう各プロジェクターを構成し、各プロジェクターのそれぞれに対して、台形歪み量に応じた分だけ傾きを自動修正させることで、投写画像の台形歪みを補正してもよい。
次に、実施形態に係る画像投写システムにおける特徴的な構成について説明する。
図9は、観客95が介在物となっている状態の画像投写システムを示す平面模式図である。同図に示されるように、3台のプロジェクターにおける少なくとも1台と、スクリーン1との間には、介在物としての観客95が介在する場合がある。同図では、第2プロジェクター20によって投写される第2部分動画の一部や、第3プロジェクター30によって投写される第3部分動画の一部を、自らの表面に写してしまう位置に観客95が立っている例を示している。
上述した投写条件補正処理の内容については、3台のプロジェクターにおける少なくとも何れか1台と、スクリーン1のスクリーン面との間に、観客95などの介在物が介在していなかったことを前提に説明していた。制御装置50は、投写条件補正処理において、観客などの介在物が介在して基準静止画90の一部が介在物の表面に写し出されている場合には、上述した内容とは異なる処理を実施する。
この画像投写システムでは、3Dカメラ40及び制御装置50の組み合わせが、プロジェクターとスクリーン面との間に介在して基準静止画90の一部を自らの表面に写している介在物を検知する介在物検知手段として機能している。制御装置50は、介在物の有無の他に、介在物の形状や、介在物のスクリーン面方向における位置を検知することができる。
図10は、3Dカメラ40を用いた距離測定方法の一つであるTOF法を説明するための平面模式図である。同図において、3Dカメラ40と、スクリーン1との間には、介在物としての観客95が存在している。3Dカメラ40、撮像対象のある方角に光を広く投射する光源(一般的には赤外光)と、撮像対象で反射した反射光を受光する受光素子とを有している。観客95等の撮像対象に当たって反射してきた反射光を受光した受光素子の各画素について、受光した時点と、光源から光を発した時点とに基づいて、光が光源から出射してから、撮像対象に当たって受光素子に戻ってくるまで時間を求める。そして、その時間に基づいて、3Dカメラ40と撮像対象との距離を求めることができる。制御装置50は、基準静止画90を投写している光スポット(11、21、31)内の全域について、そのような演算を行う。殆どの画素では、スクリーン面で反射した反射光が受光されて距離(以下、スクリーン距離という)の演算結果が同じになるが、観客95の表面で反射した反射光を受光する画素では、距離の演算結果がスクリーン距離よりも小さくなる。制御装置50は、このように距離の算出結果がスクリーン距離よりも小さくなる画素(以下、短距離受光画素という)の数が閾値を超えた場合に、介在物としての観客95の存在を検知する。また、複数の短距離受光画素の配列に基づいて、観客95の形状や、スクリーン面方向における位置を検知することができる。
図11は、投写条件補正処理において第2プロジェクター20によってスクリーン面に投写された基準静止画90を示す正面図である。図示のように、基準静止画90の右下部分は、スクリーン面ではなく、スクリーン面に立っている観客95の表面に写っていて、基準静止画90の格子形状が歪んでいる。このため、基準静止画90の右辺長さ(図3のL2に相当)が本来よりも短くなっている。位置補正量や大きさ補正量は、上述したように、基準静止画90の左側端部の格子に基づいて求められ、その格子についてはスクリーン面に正しく投写されている。このため、位置補正量や大きさ補正量については、適切に求めることが可能である。しかし、台形歪み補正量は、基準静止画90の右辺長さに基づいて求められ、この右辺長さが本来よりも短くなっていることから、台形歪み補正量が適切に求められなくなってしまう。
そこで、制御装置50は、上述したように、観客95の形状や位置を検知すると、その検知結果に基づいて、基準静止画90の全域のうち、観客95に写し出されている領域を把握する。そして、図12に示されるように、基準静止画90の全域のうち、前記領域を除いた画像部分だけを残すように、撮像によって得られた基準静止画90の画像情報を補正する。そして、補正後の基準静止画90に基づいて、位置補正量、大きさ補正量、及び台形歪み補正量を求める。台形歪み補正量を求める際、右辺の約下半分が消えていることから、右辺長さをそのまま求めることができない。そこで、基準静止画90の右端から左端に向けて、格子の上端から下端まで正常に延在している縦辺の有無を探索していく。すると、図示の例では、右辺から数えて4つ目の縦辺が探知される。制御装置50は、4つ目の縦辺の上下方向の長さ、その縦辺と右辺との距離、その縦辺と左辺との距離などに基づいて、右辺長さの推定値を求める。そして、左辺長さと、推定値とに基づいて、台形歪み補正量を求める。このようにして台形歪み補正量を求めることで、観客95が介在することに起因する台形歪み補正量の不適切化を抑えて、投写画像の品質低下を抑えることができる。
図13は、制御装置50によって実施される投写条件補正処理における処理フローを示すフローチャートである。制御装置50は、まず、カウント値Ctをゼロにリセットした後(ステップ1:以下、ステップをSと記す)、ROMから基準静止画データを読み込むS2)。そして、カウント値Ctについてゼロを超えるか否かを判定する(S3)。この判定において、カウント値Ctがゼロを超えること(S3でY)は、後述するS14の工程からの処理フローのループにより、既に求めた位置補正量、大きさ補正量、台形歪み補正量の適否をそれぞれ判定しなければならないことを意味する。そこで、制御装置50は、フラッシュメモリに記憶している位置補正量、大きさ補正量、及び台形歪み補正量のデータを読み込んで、それら補正量に基づいて基準静止画データを補正する(S4)。これに対し、カウント値Ctがゼロを超えないこと(S3でN)は、まだ位置補正量、大きさ補正量、及び台形歪み補正量を求めていないことを意味する。そこで、制御装置50は、基準静止画データを補正するためのS4の工程を省略して、処理フローをS5に進める。
S5の工程に進むと、制御装置50は、3台のプロジェクターのうち、投写条件の補正対象となっているプロジェクターに、基準静止画データに基づく基準静止画90を投写させる。その後、3Dカメラ40に撮像を実施させた後(S6)、撮像によって得られた画像情報に基づいて、観客95等の介在物の有無を検知する。そして、介在物がある場合には(S7でY)、介在物の形状や位置に基づいて撮像結果を補正した後(S8)、処理フローを後述のS9に進める。一方、介在物がない場合には(S7でN)、撮像結果を補正するためのS8の工程を省略して、処理フローを後述のS9に進める。
S9の工程に進むと、制御装置50は、撮像結果に基づいて、位置補正量、大きさ補正量、及び台形歪み補正量を求める。その後、カウント値Ctについてゼロであるか否かを判定する(S10)。このとき、カウント値Ctがゼロであること(S10でY)は、位置補正量、大きさ補正量、及び台形歪み補正量をフラッシュメモリにまだ記憶していないことを意味する。そこで、制御装置50は、それらの補正量をフラッシュメモリに記憶した後(S11)、処理フローを後述のS12の工程に進める。これに対し、カウント値Ctがゼロでない場合(S11でN)、制御装置50は、S11の工程を省略して、処理フローを後述のS12の工程に進める。
S12の工程に進むと、制御装置50は、S9の工程で求めた位置補正量、大きさ補正量、及び台形歪み補正量の全てについて、所定の閾値未満であるか否かを判定する(S12)。1つ以上の補正量が閾値未満である場合(S12でN)、それは、位置、大きさ、台形歪みの何れの補正が不完全であることを意味する。そこで、制御装置50は、フラッシュメモリに記憶している位置補正量、大きさ補正量、及び台形歪み補正量を更新するために、処理フローを後述するS13〜S15を介してS2の工程にループさせる。これに対し、全ての補正量が閾値未満である場合(S12でY)、それは、位置、大きさ、及び台形歪みの全ての補正が適切に行われたことを意味する。そこで、制御装置50は、処理フローを後述のS16の工程に進める。
S13の工程に進むと、制御装置50は、カウント値についてゼロであるか否かを判定する。このとき、カウント値がゼロでない場合(S13でN)には、S9で求めた各補正量の加算により、フラッシュメモリに記憶している位置補正量、大きさ補正量、台形歪み量を更新した後、更新後のそれら補正量について、適否を判定する必要がある。そこで、制御装置50は、かかる更新を行った後(S15)、カウント値Ctを1つだけカウントアップする(S15)、その後、処理フローをS2の工程に進めて、更新後の補正量の適否を判定する。これに対し、カウント値がゼロである場合(S13でY)には、フラッシュメモリに記憶している各補正量を更新するためのデータが存在しないため、制御装置50は、S14の工程を省略して、処理フローをS15、S2に順次進める。
位置、大きさ、及び台形歪みの全ての補正が適切に行われると、S12の工程において、全ての補正量について閾値未満であると判定される。そして、制御装置50は、処理フローをS16の工程に進める。
S16の工程に進むと、制御装置50は、全てのプロジェクターについて補正を完了したか否かを判定する。そして、完了していない場合(S16でN)には、補正対象のプロジェクターを変更した後(S17)、処理フローをS1にループさせる。これにより、変更後のプロジェクターについての投写条件の補正を開始する。一方、全てのプロジェクターについて補正を完了している場合(S16でY)には、一連の処理フローを終了させる。
次に、実施形態に係る画像投写システムにおける一部の構成を他の構成に置き換えた変形例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、変形例に係る画像投写システムの構成は、実施形態と同様である。
図14は、変形例に係る画像投影システムの要部構成を示す平面模式図である。変形例に画像投影システムは、撮像手段として、3Dカメラの代わりに、第1カメラ41及び第2カメラ42を備えている。第1カメラ41、第2カメラ42は、スクリーン面を互いに異なる方向から撮像するように配設されている。
制御装置50は、投写条件補正処理において、第1カメラ41によって撮像した画像と、第2カメラ42によって撮像した画像とをそれぞれキーストン補正して長方形に加工し、それらの画像の一致率を最も高くするように互いの画像を重ね合わせる。すると、その合成画像は、例えば、図15に示されるようなものになる。スクリーン面よりも手前に存在している介在物としての観客95は、視差によって二重に写し出される。制御装置50は、このように二重に写し出される領域に介在物があると判断する。そして、その領域を除外するように、撮像によって得られた画像データを補正する。
なお、第1カメラ41及び第2カメラ42の組み合わせによって3Dカメラを構成して、実施形態と同様の補正を行わせるようにしてもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
態様Aは、投写面(例えばスクリーン面)に画像を投写する画像投写手段(例えばプロジェクター(10、20、30)と、前記投写面を撮像する撮像手段(例えば3Dカメラ40)と、前記画像投写手段によって前記投写面に投写された基準画像(例えば基準静止画90)を前記撮像手段によって撮像した結果に基づいて、画像投写手段の投写条件を補正する投写条件補正手段(例えば制御装置50)とを備える画像投写システムにおいて、前記画像投写手段と前記投写面との間に介在する介在物を検知する介在物検知手段(例えば3Dカメラ40及び制御装置50の組み合わせ)と、前記介在物検知手段による検知結果に基づいて、前記撮像手段による撮像結果を補正する撮像結果補正手段(例えば制御装置50)とを設け、且つ、前記介在物検知手段によって前記介在物が検知された場合に、前記撮像結果補正手段によって補正された前記撮像結果に基づいて前記投写条件を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とするものである。
かかる構成においては、介在物が検知された場合に、たとえば撮像手段によって撮像された基準画像の全域のうち、介在物が存在している領域の画像部分を消去するなどして、基準画像を補正する。すると、補正後の基準画像の形状と、オリジナルの基準画像の形状との違いにより、補正後の基準画像における全域のうち、投写条件を補正するために参照する領域として適した領域を特定することが可能になる。例えば、基準画像として、格子画像を用いた場合に、補正後の基準画像において、本来ならば画像の位置、大きさ、台形歪みを補正するために参照するはずのマス目やマス配列が消えていたとする。この場合には、本来のマス目やマス配列に代えて、消失していない他のマス目やマス配列を、投写条件の補正に適したものであると特定することが可能である。そして、特定した領域(例えばマス目やマス配列)に基づいて、転写条件を補正する。かかる構成では、介在物の表面に写し出されている不適切な画像領域に基づいて転写条件を補正する場合に比べて、介在物を介在させた状態で投写条件を補正することによる投写画像の品質低下を抑えることができる。
[態様B]
態様Bは、態様Aにおいて、前記介在物検知手段として、前記介在物の有無、前記介在物の形状、及び前記介在物の投写面方向における位置を検知するものを用い、且つ、前記介在物検知手段によって前記介在物が検知された場合に、前記介在物の前記形状及び前記位置に基づいて、前記撮像手段によって撮像された前記基準画像の全域のうち、前記介在物に写し出されている領域を把握し、前記基準画像における前記領域を除いた画像部分に基づいて、前記投写条件を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、基準画像の全域のうち、介在物の表面に写し出されている画像領域を転写条件の補正に用いてしまうことを防止することができる。
[態様C]
態様Cは、態様Bにおいて、前記撮像手段として、3Dカメラを用い、前記3Dカメラによる前記基準画像の撮像結果に基づいて、前記基準画像の各部と、前記3Dカメラとの距離情報を把握し、把握結果に基づいて、前記介在物の有無、前記介在物の形状、及び前記介在物の投写面方向における位置を検知する処理を実施するように、前記介在物検知手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、安価に出回っている市販の3Dカメラを、介在物検知手段の一部として機能させて、低コスト化を図ることができる。
[態様D]
態様Dは、態様Bにおいて、前記撮像手段として、前記投写面を互いに異なる方向から撮像する複数のカメラを用い、前記複数のカメラのそれぞれによる撮像結果に基づいて、前記介在物の有無、前記介在物の形状、及び前記介在物の投写面方向における位置を検知する処理を実施するように、前記介在物検知手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、市場に出回っている安価なカメラを組み合わせて、3Dカメラと同様の機能をもたせることで、介在物検知手段の一部として機能させて、低コスト化を図ることができる。
[態様E]
態様Eは、態様Aにおいて、前記撮像手段として、前記投写面を互いに異なる方向から撮像する複数のカメラを用い、前記複数のカメラのそれぞれによる撮像結果に基づいて、前記基準画像の各部について前記複数のカメラにおける視差情報を把握し、把握結果に基づいて、前記介在物の有無を検知する処理を実施するように、前記介在物検知手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、視差を利用して、介在物の有無を検知することができる。
[態様F]
態様Fは、態様A〜Eにおいて、前記投写条件として、前記投写面における投写画像の位置を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、介在物の表面に写し出されている不適切な画像領域に基づいて転写条件を補正する場合に比べて、介在物を介在させた状態で投写画像の位置を補正することによる投写画像の品質低下を抑えることができる。
[態様G]
態様Gは、態様A〜Fの何れかにおいて、前記投写条件として、前記投写面における投写画像の大きさを補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、介在物の表面に写し出されている不適切な画像領域に基づいて転写条件を補正する場合に比べて、介在物を介在させた状態で投写画像の大きさを補正することによる投写画像の品質低下を抑えることができる。
[態様H]
態様Hは、態様A〜Gの何れかにおいて、前記投写条件として、前記投写面における投写画像の台形歪み補正量を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、介在物の表面に写し出されている不適切な画像領域に基づいて転写条件を補正する場合に比べて、介在物を介在させた状態で投写画像の台形歪み補正を行うことによる投写画像の品質低下を抑えることができる。
[態様I]
態様Iは、態様A〜Hの何れかにおいて、前記画像投写手段として、前記投写面における互いに異なる領域に対してそれぞれ部分画像を個別に投写してそれら部分画像の組み合わせによる組画像を得るための複数の画像投写手段を用い、且つ、前記撮像手段による撮像結果に基づいて、それら複数の画像投写手段の投写条件をそれぞれ個別に補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、マルチプロジェクション方式にて、介在物の表面に写し出されている不適切な画像領域に基づいて転写条件を補正する場合に比べて、介在物を介在させた状態で投写画像の台形歪み補正を行うことによる投写画像の品質低下を抑えることができる。
1:スクリーン
10:第1プロジェクター(画像投写手段)
20:第2プロジェクター(画像投写手段)
30:第3プロジェクター(画像投写手段)
40:3Dカメラ(介在物検知手段の一部、撮像手段)
41:第1カメラ(撮像手段)
42:第2カメラ(撮像手段)
50:制御装置(介在物検知手段の一部、投写条件補正手段、撮像結果補正手段)
特許第4553046号

Claims (9)

  1. 投写面に画像を投写する画像投写手段と、前記投写面を撮像する撮像手段と、前記画像投写手段によって前記投写面に投写された基準画像を前記撮像手段によって撮像した結果に基づいて、画像投写手段の投写条件を補正する投写条件補正手段とを備える画像投写システムにおいて、
    前記画像投写手段と前記投写面との間に介在する介在物を検知する介在物検知手段と、前記介在物検知手段による検知結果に基づいて、前記撮像手段による撮像結果を補正する撮像結果補正手段とを設け、
    且つ、前記介在物検知手段によって前記介在物が検知された場合に、前記撮像結果補正手段によって補正された前記撮像結果に基づいて前記投写条件を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
  2. 請求項1の画像投写システムにおいて、
    前記介在物検知手段として、前記介在物の有無、前記介在物の形状、及び前記介在物の投写面方向における位置を検知するものを用い、
    且つ、前記介在物検知手段によって前記介在物が検知された場合に、前記介在物の前記形状及び前記位置に基づいて、前記撮像手段によって撮像された前記基準画像の全域のうち、前記介在物に写し出されている領域を把握し、前記基準画像における前記領域を除いた画像部分に基づいて、前記投写条件を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
  3. 請求項2の画像投写システムにおいて、
    前記撮像手段として、3Dカメラを用い、
    前記3Dカメラによる前記基準画像の撮像結果に基づいて、前記基準画像の各部と、前記3Dカメラとの距離情報を把握し、把握結果に基づいて、前記介在物の有無、前記介在物の形状、及び前記介在物の投写面方向における位置を検知する処理を実施するように、前記介在物検知手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
  4. 請求項2の画像投写システムにおいて、
    前記撮像手段として、前記投写面を互いに異なる方向から撮像する複数のカメラを用い、
    前記複数のカメラのそれぞれによる撮像結果に基づいて、前記介在物の有無、前記介在物の形状、及び前記介在物の投写面方向における位置を検知する処理を実施するように、前記介在物検知手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
  5. 請求項1の画像投写システムにおいて、
    前記撮像手段として、前記投写面を互いに異なる方向から撮像する複数のカメラを用い、
    前記複数のカメラのそれぞれによる撮像結果に基づいて、前記基準画像の各部について前記複数のカメラにおける視差情報を把握し、把握結果に基づいて、前記介在物の有無を検知する処理を実施するように、前記介在物検知手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
  6. 請求項1乃至5の何れかの画像投写システムにおいて、
    前記投写条件として、前記投写面における投写画像の位置を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
  7. 請求項1乃至6の何れかの画像投写システムにおいて、
    前記投写条件として、前記投写面における投写画像の大きさを補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
  8. 請求項1乃至7の何れかの画像投写システムにおいて、
    前記投写条件として、前記投写面における投写画像の台形歪み補正量を補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
  9. 請求項1乃至8の何れかの画像投写システムにおいて、
    前記画像投写手段として、前記投写面における互いに異なる領域に対してそれぞれ部分画像を個別に投写してそれら部分画像の組み合わせによる組画像を得るための複数の画像投写手段を用い、
    且つ、
    前記撮像手段による撮像結果に基づいて、それら複数の画像投写手段の投写条件をそれぞれ個別に補正する処理を実施するように、前記投写条件補正手段を構成したことを特徴とする画像投写システム。
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