JP2016011513A - 山留部材及び路面覆工方法 - Google Patents

山留部材及び路面覆工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016011513A
JP2016011513A JP2014133007A JP2014133007A JP2016011513A JP 2016011513 A JP2016011513 A JP 2016011513A JP 2014133007 A JP2014133007 A JP 2014133007A JP 2014133007 A JP2014133007 A JP 2014133007A JP 2016011513 A JP2016011513 A JP 2016011513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extending
horizontal
shaped steel
excavation groove
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014133007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6329824B2 (ja
Inventor
進助 佐藤
Shinsuke Satou
進助 佐藤
Original Assignee
株式会社大盛工業
Ohmori Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大盛工業, Ohmori Co Ltd filed Critical 株式会社大盛工業
Priority to JP2014133007A priority Critical patent/JP6329824B2/ja
Publication of JP2016011513A publication Critical patent/JP2016011513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6329824B2 publication Critical patent/JP6329824B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】L字型部材を有する山留部材を用いる際に、L字型部材の延出方向端部側で山留効果を十分に発揮する。
【解決手段】路面覆工作業に用いられる山留部材が、横壁12と横壁12の一端から垂直又は略垂直に延出した縦壁13とを有するL字型鋼材10と、山留部材の端部を形成する端部プレート20と、を備える。端部プレート20は、水平方向において横壁12と直交又は略直交する向きにて横壁12の延出方向端部に載置される台部21と、台部21の底面に対して垂直又は略垂直に延出した立壁22と、を有する。また、立壁22の、台部21とは反対側に位置する背面は、平坦面であり、掘削溝Cの側壁と対向する。
【選択図】図4

Description

本発明は、路面に掘削溝を形成して行う工事の路面覆工作業に用いられる山留部材、及び、当該山留部材を用いて行う路面覆工方法に係り、特に、横壁と該横壁の一端から垂直又は略垂直に延出した縦壁とを有するL字型部材を備えた山留部材、及び、これを用いた路面覆工方法に関する。
路面に掘削溝を形成して行う工事の路面覆工作業において山留部材を使用することは、既に周知である。また、近年では、覆工作業時の土砂の埋戻し(仮復旧)を不要とするために覆工板の設置を先に行う方法が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の路面覆工方法について説明すると、先ず、路面に掘削溝を形成し、この掘削溝の幅方向に対向して形成された一対の側壁の間に断面L字状の鋼材(以下、L字型鋼材)を、その縦壁の背面が側壁に当接するように配置する。次に、対向するL字型鋼材の縦壁の間に受桁を設置し、その後、受桁の上に覆工板を載置する。これにより、工事を行わない夜間等には掘削溝の開口を覆工板にて塞ぐことが可能となる。一方、工事を行う際には、覆工板を取り外した状態で掘削溝を更に掘削し、その掘削穴の側壁面に矢板を埋設し、その上で配管等の設置作業を行う形になる。
実用新案登録第3131502号公報
ところで、覆工板の設置を先行する路面覆工方法としては、特許文献1に記載の方法の他に、図13に図示の工法(以下、在来工法)も挙げられる。在来工法における山留部材及び覆工板の配置関係を示す図であり、(A)が平面図であり、(B)が(A)中のA−A断面図であり、(C)が(A)中のB−B断面図であり、(D)が正面図である。
在来工法では、図13の(A)〜(C)に示すように、掘削溝に設けられた一対の側壁のそれぞれに沿ってH型鋼100を設置し、その上に矩形状の枠をなす溝型鋼(チャンネル101)を載置する。このチャンネル101の内側には覆工板102が配置され、位置ずれがおきないようにチャンネル101自体がH型鋼100に溶接にて固定されている。一方、チャンネル101のうち、H型鋼100の間に位置している部分、すなわち、チャンネル101の長手方向端部では、その下方位置にH型鋼100がないため、チャンネル101と掘削溝の底壁との間に隙間が形成されることになる。このような隙間を放置しておくと山留の効果が十分発揮されないので、在来工法では、図13の(D)に示すようにチャンネル101の長手方向端部にパネル材103を取り付け、さらに、パネル材103とH型鋼100との間に土嚢等を充填することとしている。これにより、上記の隙間が埋められるようになる。しかしながら、パネル材103の取り付けや土嚢等の充填を行う場合には、その分、手間を要し、覆工作業時間が長くなってしまう。
一方、特許文献1を参照すると、掘削溝の両側壁にそれぞれ設けられたL字型鋼材の間に、覆工板を支持する受桁としてH型鋼を配置することが記載されている。ここで、L字型鋼材の延出方向端部の間にもH型鋼が配置されているとすると、掘削溝の壁面(L字型鋼材の延出方向端面と対向する壁面)とH型鋼のウェブとの間に隙間が生じるので、山留の効果が十分に発揮されない虞がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、L字型部材を有する山留部材を用いる際に、L字型部材の延出方向端部側で山留効果を十分に発揮することが可能な山留部材を提供することである。また、本発明の他の目的は、L字型部材の延出方向端部側で山留効果を十分に発揮し得る路面覆工方法を提供することである。
前記課題は、本発明の山留部材によれば、路面に掘削溝を形成して行う工事の路面覆工作業に用いられる山留部材であって、(A)水平方向に延出した横壁と、該横壁の一端から垂直又は略垂直に延出した縦壁と、を有するL字型部材と、(B)水平方向において前記横壁と直交又は略直交する向きにて前記横壁の延出方向端部に載置される台部と、該台部の底面に対して垂直又は略垂直に延出した立壁と、を有し、前記横壁の延出方向における前記山留部材の端部を形成する端部形成部材と、を備え、(C)前記立壁の、前記台部とは反対側に位置する外表面は、平坦面であり、前記掘削溝の側壁と対向することにより解決される。
上記の構成では、L字型部材の横壁の延出方向端部に、端部形成部材の台部が載置されると、端部形成部材の立壁の外表面が掘削溝の側壁と対向するようになる。ここで、立壁の外表面は、平坦面をなして掘削溝の側壁と対向するので、当該側壁の崩れを効果的に抑制することが可能である。すなわち、上記のように構成された山留部材であれば、L字型部材の延出方向端部側で山留効果を十分に発揮することが可能となる。
また、上記の山留部材において、前記台部の延出方向において前記立壁の端部が前記台部の端部よりも外側に突出しており、前記台部が前記横壁の延出方向端部に載置された状態において、前記立壁の、前記台部と同じ側に位置する内表面のうち、前記台部の端部よりも外側に突出している部分に、前記横壁の延出方向における前記縦壁の端面が当接していると、好適である。
上記の構成によれば、立壁は、その内表面のうち、台部の端部よりも外側に突出している部分に縦壁の端面が当接する。これにより、立壁が内側に倒れるのを効果的に抑えることが可能となる。
また、上記の山留部材において、前記台部の端部よりも外側に突出している前記立壁の端部の突出量が、前記縦壁の厚みと等しくなるように前記立壁が成形されていると、より好適である。
上記の構成によれば、立壁の端部の突出量が縦壁の厚みと等しくなっているので、台部が横壁の延出方向端部に載置された状態では、立壁の突出端の位置が縦壁の背面(横壁とは反対側に位置する面)の位置と揃うようになる。これにより、端部形成部材を納まり良くセットすることが可能となる。
また、上記の山留部材において、前記台部が前記横壁の延出方向端部に載置された状態において、前記縦壁の上端位置と前記立壁の上端位置とが揃っていると、更に好適である。
上記の構成によれば、台部が横壁の延出方向端部に載置された状態において、縦壁の上端位置と立壁の上端位置とが揃っているので、端部形成部材を更に納まり良くセットすることが可能となる。
また、上記の山留部材において、前記台部が前記横壁の延出方向端部に載置された状態において、前記台部の延出方向における端面が、前記縦壁の、前記横壁が位置する側の内表面に突き当たっていると、より一層好適である。
上記の構成によれば、台部が横壁の延出方向端部に載置された状態において、台部の延出方向端面が縦壁の内表面に突き当たる。これにより、縦壁が内側に倒伏するのを効果的に抑えることが可能となる。
また、上記の山留部材において、前記台部は、前記路面覆工作業において前記掘削溝の開口を塞ぐために用いられる覆工板を下方から支えると、尚更好適である。
上記の構成によれば、台部が縦壁と当接して縦壁が内側に倒伏するのを抑える支保工として機能とするとともに、覆工板を支える受桁としても機能する。このような台部を備えた端部形成部材であれば、より有効に活用されるようになる。
また、上記の山留部材において、前記端部形成部材は、互いに平行になるように配置された2つの前記L字型部材の間に配置され、前記台部は、2つの前記L字型部材の各々が有する前記横壁の延出方向端部に、前記各々が有する前記縦壁同士の間に挟まれた状態で載置されると、益々好適である。
上記の構成によれば、端部形成部材は、互いに平行になるように配置された2つのL字型部材の間に配置される。すなわち、上記のように配置された端部形成部材であれば、2つのL字型部材の延出方向端部の間において山留効果を発揮することになる。
また、前述の課題は、本発明の路面覆工方法によれば、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の山留部材を用いて行う路面覆工方法であって、(A)底壁と該底壁から立ち上がった側壁とを有する前記掘削溝を前記路面に形成する工程と、(B)前記側壁のうち、前記掘削溝が延びている方向に沿って形成された第一の側壁に前記縦壁の、前記横壁とは反対側に位置する表面を対向させるように前記L字型部材を前記掘削溝内に設置する工程と、(C)前記側壁のうち、前記第一の側壁と交差する第二の側壁に前記立壁の前記外表面が対向するように前記横壁の延出方向端部に前記台部を載置して前記端部形成部材を前記掘削溝内に設置する工程と、(C)前記掘削溝の開口を塞ぐための覆工板を、前記台部に載置して配置する工程と、を有することにより解決される。
上記の方法によれば、上述した構成の山留部材を用いることにより、L字型部材の延出方向端部側で山留効果が十分に発揮されるように路面覆工作業を行うことが可能となる。
また、上記の路面覆工方法において、前記横壁の延出方向端部に前記台部を載置した後に前記立壁の下面と前記底壁との間の隙間内に隙間埋め部材を投入することで前記隙間を埋める工程を更に有すると、より好適である。
上記の方法によれば、立壁の下面と底壁との間の隙間内に隙間埋め部材を投入する。これにより、L字型部材の延出方向端部側での山留効果がより有効に発揮されるようになる。
本発明の山留部材によれば、掘削溝内に山留用のL字型部材を設置する構成において、L字型部材の延出方向端部側で山留効果を十分に発揮することが可能となる。また、本発明の山留部材を用いた路面覆工方法によれば、L字型部材の延出方向端部側で山留効果を十分に発揮しつつ、掘削溝の開口を覆工板にて塞ぐことが可能となる。
本発明の山留部材を用いた路面覆工構造を図示した斜視図である。 L字型部材を示す斜視図である。 掘削溝内にL字型部材が設置された状態を示す正面図である。 端部形成部材が組み付けられている様子を示す斜視図である。 山留部材の角部を拡大して示す平面図である。 L字型部材の横壁上に載置された状態の端部形成部材を示す正面図である。 路面覆工作業のうち、掘削溝を形成する工程の説明図であり、(A)が路面をカッターにて切断したときの図であり、(B)が形成された掘削溝を示す図である。 路面覆工作業のうち、受桁を配置する工程の説明図である。 路面覆工作業のうち、覆工板を配置する工程の説明図である。 路面覆工作業において覆工板を順次配置するために各工程が繰り返される様子を示す図である。 路面覆工作業のうち、最後に配置されたL字型部材の長手方向端部に端部形成部材を組み付ける工程の説明図である。 路面覆工作業のうち、最後の覆工板を配置する工程の説明図である。 在来工法における山留部材及び覆工板の配置関係を示す図であり、(A)が平面図であり、(B)が(A)中のA−A断面図であり、(C)が(A)中のB−B断面図であり、(D)が正面図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
<<路面覆工構造の概要>>
先ず、本実施形態に係る山留部材(以下、山留部材1)を用いた路面覆工構造について図1を参照しながら概説する。路面覆工構造は、路面に掘削溝Cを形成して行う工事、例えば、埋設管8を地中に設置する工事(埋設工事)のために形成される。ここで、掘削溝Cは、地面を構成する舗装層A及び土層Bを掘削することで形成される平面視で長方形状の溝である。すなわち、掘削溝Cは、底壁と底壁から略垂直に立ち上がった4つの側壁とを有する。4つの側壁のうち、掘削溝Cの幅方向両端に位置する一対の側壁(第一の側壁に相当)は、互いに対向しており、掘削溝Cの延出方向に沿って延びている。残りの側壁(第二の側壁)は、掘削溝Cの延出方向一端(始端)及び他端(終端)に位置し、掘削溝Cの幅方向両端に位置する側壁と略直交している。
一方、山留部材1を用いた路面覆工構造には、図1に示すように、掘削溝Cの幅方向両側で互いに対向するように配置されたL字型鋼材10(L字型部材の一例)が備えられている。この対向するL字型鋼材10の間には、H型鋼からなる受桁3が、その側端部を各L字型鋼材10の縦壁13の内側面に当接させた状態で配置される。そして、受桁3の上には覆工板5が載置され、これにより、掘削溝Cの開口が塞がれる。
以上のような路面覆工構造では、L字型鋼材10の縦壁13が掘削溝Cの側壁に対して山留の役割を果たし、L字型鋼材10の横壁12が受桁3を下方から支持する。また、受桁3は、縦壁13に掛かる土圧や載荷重を支える支保工として機能し、掘削溝Cの側壁の緩みや崩れを抑制する。さらに、L字型鋼材10は、掘削溝Cにおいて対向する一対の側壁のそれぞれに沿って列状に並べた状態で配置されている。さらにまた、互いに隣り合うL字型鋼材10同士がボルト等の締結具によって締結されることにより、L字型鋼材10の列が梁を形成し、受桁3の沈下を抑えている。
また、覆工板5が受桁3上に載置された状態では、覆工板5の上面がその周囲に位置する路面と連続している。このため、覆工板5の上面と路面との間に段差がなく、通行の障害となり難い。したがって、埋設管8の埋設工事を中止している時間帯、すなわち、覆工板5によって掘削溝Cの開口が塞がれている期間には、歩行者等は、覆工板5の上面と路面との間で躓くことなく良好に歩行することが可能である。
他方、工事が行われる時間帯には覆工板5が撤去されて、掘削溝Cの開口が露出するようになる。かかる状態で埋設管8の埋設工事が行われ、具体的には、先ず掘削溝Cの底壁を掘削して布掘り溝を形成する。続いて布掘り溝の両側壁に沿って矢板7を打ち込み、作業空間を確保する。対向する矢板7の間には不図示の切梁等を支保工として横架する。その後に布掘り溝の底に埋設管8設置用の基礎を打設し、当該基礎上に埋設管8を設置する。
なお、工事中は、通行人等が掘削溝C内に転落しないように掘削溝Cの際位置(側壁の形成位置)に安全柵6が立設される。この安全柵6の下端部は、L字型鋼材10の縦壁13に組み付けられる。
<<山留部材の構成例>>
次に、山留部材1の構成例について図2乃至6を参照しながら説明する。図2は、掘削溝Cにおいて互いに対向するように配置された一対のL字型鋼材10を示す斜視図である。図3は、掘削溝C内にL字型鋼材10が設置された状態を、掘削溝Cの延出方向一端側から見た正面図である。図4は、後述する端部プレート20がL字型鋼材10に対して組み付けられている様子を示す斜視図である。図5は、山留部材1の角部を拡大して示す平面図であり、図4中の範囲Xを上方から見たときの図である。図6は、L字型鋼材10の横壁12上に載置された状態の端部プレート20を、掘削溝Cの延出方向一端側から見た正面図である。
山留部材1は、前述したL字型鋼材10を有する。このL字型鋼材10は、掘削溝Cの幅方向両側にそれぞれ置かれ、図3に示すように掘削溝Cにおいて互いに平行になるように対をなして配置されている。また、一対のL字型鋼材10の各々は、掘削溝Cの側壁に沿って列状に複数並んでおり、互いに隣り合うL字型鋼材10同士は、ボルト等の締結具によって締結されている。
L字型鋼材10の構成について詳細に説明すると、L字型鋼材10は、長尺プレートからなり、その長手方向における端側から見たときにL字状となっている。すわなち、L字型鋼材10は、L字型鋼材10の長手方向に相当する方向に延出した平板状の横壁12と、横壁12の側端(一端)から横壁12の短手方向に対して垂直又は略垂直に延出した平板状の縦壁13と、を備えている。
横壁12及び縦壁13は、いずれも剛性を有する鉄鋼板で形成されている。なお、横壁12及び縦壁13の材質については、鉄鋼材に限定されず、その他の金属材料、あるいは強化プラスチックやセラミックス等であってもよい。
横壁12は、L字型鋼材10のうち、受桁3を下方から支持する底板部である。横壁12は、L字型鋼材10を掘削溝C内に設置したときに水平方向に延出し、その下面が掘削溝Cの底壁に載置される。なお、以降の説明の中で述べる横壁12の各部位は、L字型鋼材10が掘削溝C内に設置した状態での部位を意味しており、例えば、横壁12の上面とは、横壁12の表面のうち、L字型鋼材10が掘削溝C内に設置された状態において上を向いている面である。また、横壁12の下面とは、上面とは反対の面のことである。また、横壁12の内面とは、L字型鋼材10が掘削溝C内に設置された状態において掘削溝Cの内側を向く面、つまり、縦壁13とは反対側に位置する表面のことである。さらにまた、横壁12の外面とは、内面とは反対側の面である。
縦壁13は、L字型鋼材10のうち、山留効果を発揮する背板部である。具体的に説明すると、L字型鋼材10が掘削溝C内に設置された状態において、縦壁13の背面が、掘削溝Cの側壁、厳密には、掘削溝Cの幅方向両端に位置する側壁のうち、対応する側壁に対向している。なお、以降の説明の中で述べる縦壁13の各部位は、L字型鋼材10を掘削溝C内に設置した状態での部位を意味しており、例えば、縦壁13の上端とは、L字型鋼材10が掘削溝C内に設置された状態において縦壁13の最上位置にある部位のことである。また、縦壁13の背面とは、L字型鋼材10が掘削溝C内に設置された状態において掘削溝Cの外側を向く外表面、つまり、横壁12とは反対側に位置する表面のことである。さらにまた、縦壁13の内側面とは、背面とは反対側の面のことである。
上述した横壁12及び縦壁13は、縦壁13の背面が横壁12の外面と面一となるように縦壁13の下端面を横壁12の上面の側端部側に接合させた状態で、互いに溶接されている。なお、本実施形態では、横壁12及び縦壁13を別部材とし両者を溶接にて接合することとしたが、これに限定されず、例えば一枚の金属板をL字状に折り曲げて横壁12及び縦壁13を一体に成形してもよい。かかる場合には、横壁12及び縦壁13を溶接等で接合させて製造した場合に生じるおそれのある接合部の破断が発生しないため好ましい。
さらにまた、L字型鋼材10は、図2に示すように、上述した横壁12及び縦壁13の他に補強プレート14、連結プレート15及び柵固定金具16を備えている。本実施形態では、補強プレート14、連結プレート15及び柵固定金具16が、それぞれ、縦壁13において互いに重ならない位置に設けられている。
補強プレート14は、鉄鋼板等の剛性材料で形成された直角部を有する台形型の補強リブであり、L字型鋼材10の長手方向の中央部とその両端寄りの合計3か所に接合されている。各補強プレート14は、その直角部を構成する一辺側の端面が横壁12の上面に、他辺側の端面が縦壁13の内側面に当接され、溶接等により固定されている。このような構成により、各補強プレート14は、縦壁13を内側から支え、縦壁13が掘削溝Cの側壁から受ける土圧に抗する。
また、L字型鋼材10の長手方向の両端側に設けられた2つの補強プレート14のそれぞれには係合穴14hが穿設されている。係合穴14hは、クレーンなどを用いてL字型鋼材10を掘削溝Cに設置する際に、クレーンの吊下げワイヤを引っ掛けるために用いられる。なお、補強プレート14の設置数や設置位置は、上述の実施態様に限定されず、L字型鋼材10にかかる土圧等を勘案して適宜変更してもよい。
連結プレート15は、隣り合ったL字型鋼材10同士を連結するための部材であり、L字型鋼材10の長手方向端部に設けられている。特に、列をなして並ぶ複数のL字型鋼材10のうち、端位置(掘削溝Cの延出方向一端・他端に最も近い位置)以外の位置にあるL字型鋼材10は、その長手方向両端部にそれぞれ連結プレート15を備える。一方、端位置にあるL字型鋼材10は、長手方向両端部のうち、他のL字型鋼材10と隣り合う側の端部にのみ連結プレート15を備える。
連結プレート15は、上述した補強プレート14と同様に鉄鋼板等の剛性材料で形成された直角部を有する台形状部材であり、その直角部を構成する一辺側の端面をL字型鋼材10の横壁12の上面に、他辺側の端面を縦壁13の内側面に当接させて固定されている。このため、連結プレート15は、土圧を支持する補強部材としての機能も有している。そして、連結プレート15には複数の連結孔が穿設されている。連結孔には締結用のボルトが挿通される。そして、連結孔に挿通されたボルトにナットが螺合することで連結プレート15同士が連結すると、隣り合ったL字型鋼材10同士が締結されるようになる。
柵固定金具16は、前述した安全柵6を設置するための部材であり、縦壁13の内側面の2か所に接合されている。この柵固定金具16は、断面V字形のアングルであり、そのV字形の両脚辺を縦壁13の内側面に溶接等で固着することで縦壁13に固定されている。縦壁13に固定された状態の柵固定金具16の上下には三角形の筒状開口が形成され、この筒状開口に安全柵6の縦支柱を挿通することで安全柵6が縦壁13に対して組み付けられるようになる。
ところで、山留部材1は、上述したL字型鋼材10の他に、図4に図示の端部プレート20を備えている。この端部プレート20は、L字型鋼材10の長手方向における山留部材1の端部(始端部や終端部)を構成する端部形成部材であり、掘削溝Cの延出方向端部と隣り合う位置にある一対のL字型鋼材10の間に配置される。より具体的に説明すると、掘削溝Cの延出方向一端(始端)に最も近い位置にある一対のL字型鋼材10の間、及び、掘削溝Cの延出方向他端(終端)に最も近い位置にある一対のL字型鋼材10の間に、それぞれ端部プレート20が配置される。
そして、掘削溝C内に設置したL字型鋼材10に対して上記の端部プレート20を組み付けることで、掘削溝C内には矩形状の枠体をなした山留部材1が形成されるようになる。つまり、矩形状の枠体をなす山留部材1のうち、長辺部分が列状に並んだ複数のL字型鋼材10によって構成されており、短辺部分が端部プレート20によって構成されている。
端部プレート20の構成について詳細に説明すると、端部プレート20は、所定方向に延びた長尺体であり、内側面が開口面となった略箱型の台部21と、平板状の立壁22とを有する。台部21及び立壁22は、いずれも剛性を有する鉄鋼板で形成されている。なお、台部21及び立壁22の材質については、鉄鋼材に限定されず、その他の金属材料、あるいは強化プラスチックやセラミックス等であってもよい。
台部21は、端部プレート20の長手方向に相当する方向に延びた部材である。そして、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けるとき、台部21がL字型鋼材10の横壁12と直交又は略直交する向きにて横壁12の延出方向端部に載置される。厳密に説明すると、図5に示すように、台部21の延出方向における端面がL字型鋼材10中、縦壁13の内側面の側端部に当接するように、台部21の延出方向端部の底面が横壁12上に載せられる。
なお、以降の説明の中で述べる台部21の各部位は、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態での部位を意味している。例えば、台部21の底面とは、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態において、台部21の表面のうち、最も下方に位置している面のことである。
台部21は、図4に示すように上壁21a、下壁21b及び側端壁21cを有する。上壁21aは、長尺板状の部分であり、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態において、台部21の上端部を構成している。下壁21bは、長尺板状の部分であり、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態において、台部21の下端部を構成している。なお、上壁21a及び下壁21bは、同サイズに成形されており、それぞれの長手方向両端面の位置が揃えられた状態で立壁22に接合されている。
側端壁21cは、台部21の両側端に設けられ、上壁21a及び下壁21bのそれぞれの側端部間に挟み込まれた矩形板状の部分である。この側端壁21cは、立壁22の内側面に対して垂直又は略垂直に延出しており、その上端が上壁21aの下面に、その下端が下壁21bの上面に、その外面(後端面)が立壁22の内側面にそれぞれ当接した状態で、溶接等にて固定されている。
そして、上壁21a、下壁21b及び側端壁21cが組み合わせられて台部21を構成している。上壁21a、下壁21b及び側端壁21cが組み合わせられた状態では、側端壁21cの内面(前端面)が、上壁21a及び下壁21bのそれぞれの内面と面一になっている。ここで、側端壁21c、上壁21a及び下壁21bの内面は、いずれも、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態において掘削溝Cの内側を向く面、つまり、立壁22とは反対側に位置する面を意味する。
また、本実施形態において、台部21は、図4に示すように補強プレート23を更に備えている。補強プレート23は、鉄鋼板等の剛性材料で形成された長方形型の補強リブであり、本実施形態では、台部21の長手方向中央部に設けられている。補強プレート23は、その長辺の一をなす後端面が立壁22の内側面に、一方の短辺をなす上端面が上壁21aの下面に、他方の短辺をなす下端面が下壁21bの上面にそれぞれ当接され、溶接等により固定されている。そして、補強プレート23は、台部21が接合された立壁22を内側から支え、立壁22が掘削溝Cの側壁から受ける土圧に抗する。
立壁22は、端部プレート20のうち、山留効果を発揮する背板部であり、長尺の平板からなる。具体的に説明すると、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態において、平坦面をなす立壁22の背面が、掘削溝Cの側壁、厳密には掘削溝Cの延出方向端に位置する側壁に対向している。
なお、以降の説明の中で述べる立壁22の各部位は、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態での部位を意味している。例えば、立壁22の上端とは、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態において立壁22の最上位置にある部位のことである。また、立壁22の背面とは、掘削溝Cの延出方向端部に設置されたL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた状態において掘削溝Cの外側を向く外表面、つまり、台部21とは反対側に位置する表面のことである。さらにまた、立壁22の内側面とは、背面とは反対側の表面であり、台部21と同じ側に位置する内表面に相当する。
また、立壁22の内側面には前述の台部21が接合されている。より具体的に説明すると、台部21及び立壁22は、立壁22が台部21の底面(具体的には、下壁21bの下面)に対して垂直又は略垂直方向へ延出した状態で、互いに溶接されている。このように台部21が立壁22の内側面に接合されることで、端部プレート20が構成されている。
本実施形態の端部プレート20の形状についてより詳しく説明すると、立壁22の下端面は、台部21の底面と面一となっている。一方、立壁22の上端面は、台部21の天井面(具体的には、上壁21aの上面)よりも幾分上方に位置している。また、立壁22の側端部(台部21の延出方向に相当する方向の端部)は、図5に示すように、台部21の延出方向両端部よりも若干外側に突出している。さらに、本実施形態では、図5に示すように、台部21の端部よりも外側に突出している立壁22の側端部の突出量が、縦壁13の厚みと等しくなっている。
以上までに説明した端部プレート20は、掘削溝Cの延出方向端部に設置された一対のL字型鋼材10の間に配置されることになる。この際、端部プレート20の台部21が、一対のL字型鋼材10の各々が有する横壁12の延出方向端部(掘削溝Cの延出方向端と隣り合う側の端部)に載置される。より詳しく説明すると、台部21は、図4や図6に示すように一対のL字型鋼材10の各々が有する縦壁13同士の間に挟まれた状態で、横壁12の延出方向端部の上に載置される。
そして、上記の如くセットされた端部プレート20は、一対のL字型鋼材10の延出方向端部の間において山留効果を良好に発揮するようになる。具体的に説明すると、台部21が横壁12の延出方向端部に載置されると、立壁22の背面が掘削溝Cの側壁のうち、掘削溝Cの延出方向における端位置にある側壁と対向するようになる。一方、立壁22の外表面は、平坦面となっているので掘削溝Cの側壁と良好に当接可能であり、側壁の崩れを効果的に抑制する。この結果、L字型鋼材10の延出方向端部側、特に掘削溝Cの延出方向端部と隣り合う端部側で山留効果が十分に発揮されるようになる。
また、台部21が横壁12の延出方向端部に載置された状態では、図5に示すように、立壁22の内側面のうち、台部21の延出方向端部よりも外側に突出している部分に、縦壁13の側端面(横壁12の延出方向に相当する方向の端面)が当接している。これにより、立壁22が内側に倒れるのを縦壁13の側端面によって効果的に抑えることが可能となる。つまり、縦壁13が、立壁22に掛かる土圧や載荷重を支える支保工として機能し、掘削溝Cの側壁の緩みや崩れを抑制する。
また、本実施形態では、前述したように、台部21の延出方向端部よりも外側に突出している立壁22の側端部の突出量が縦壁13の厚みと等しくなっている。このため、台部21が横壁12の延出方向端部に載置された状態では、図5に示すように、立壁22の突出端の位置が縦壁13の背面の位置と揃うようになる。つまり、立壁22の側端部の突出量が縦壁13の厚みと等しくなっていることで、端部プレート20が納まり良くセットされるようになっている。さらにまた、台部21が横壁12の延出方向端部に載置された状態では、図6に示すように、縦壁13の上端位置と立壁22の上端位置とが揃っている。これにより、端部プレート20は、更に納まり良くセットされることになる。
また、台部21が横壁12の延出方向端部に載置された状態では、図5に示すように、台部21の延出方向における端面が、縦壁13の内側面の側端部に突き当たっている。これにより、縦壁13が内側に倒れるのを台部21の延出方向端面によって効果的に抑えることが可能となる。つまり、台部21が、縦壁13に掛かる土圧や載荷重を支える支保工として機能し、掘削溝Cの側壁の緩みや崩れを抑制する。
<<路面覆工方法の手順>>
次に、以上までに説明してきた山留部材1を用いて行われる路面覆工方法について、図7乃至図12を参照しながら説明する。図7は、以下に説明する手順にて行われる路面覆工作業中、掘削溝Cを形成する工程の説明図であり、(A)が路面をカッターにて切断したときの図であり、(B)が形成された掘削溝Cを示す図である。図8は、路面覆工作業中、受桁3を配置する工程の説明図である。図9は、路面覆工作業中、覆工板5を配置する工程の説明図である。図10は、路面覆工作業において覆工板5を順次配置するために各工程が繰り返される様子を示す図である。図11は、路面覆工作業中、最後に配置されたL字型鋼材10の長手方向端部に端部プレート20を組み付ける工程の説明図である。図12は、路面覆工作業中、最後の覆工板5を配置する工程の説明図である。
上述した山留部材1を用いて行われる路面覆工方法は、以下に説明する路面覆工作業において採用されている。かかる作業は、先ず掘削溝Cを路面に形成する工程から始まる。具体的に説明すると、図7の(A)に示すように路面の表層、すなわち、舗装層Aに不図示のカッターを入れて、掘削溝Cの開口と対応した矩形状のカット線Lcを形成する。その後、カット線Lcに沿って舗装層A及びその下の土層Bを掘削する。この結果、図7の(B)に示すように底壁と底壁から立ち上がった4つの側壁を有する長方形状の掘削溝Cが形成されるようになる。
次に、掘削溝Cの延出方向一端部において、その幅方向両端側にそれぞれL字型鋼材10を設置する。具体的に説明すると、掘削溝Cの延出方向一端(始端)と隣り合う位置に一対のL字型鋼材10を設置する。この際、掘削溝Cの幅方向両端に位置する側壁、すなわち、掘削溝Cの延出方向に沿って形成された側壁に縦壁13の背面を対向させるようにL字型鋼材10をセットする。なお、L字型鋼材10を設置する際には、ベニア板等からなるレベル調整材をL字型鋼材10の下に敷くこととしてもよい。
また、L字型鋼材10を掘削溝C内に設置した時点では縦壁13の背面と掘削溝Cの側壁との間に隙間が空いているが、当該隙間は、その後の工程(例えば、覆工板5の配置が完了した後の工程)で土砂等によって埋められることになっている。
以上までの手順により、掘削溝Cの延出方向端部に最初の一対のL字型鋼材10を設置する作業が終了する。
次に、最初に設置した一対のL字型鋼材10の間に端部プレート20を設置する。具体的には、最初に設置した一対のL字型鋼材10の各々の横壁12の延出方向一端部、厳密には、掘削溝Cの延出方向一端(始端)と隣り合う側の端部に端部プレート20の台部21を載置する。この際、台部21は、横壁12の延出方向と直交又は略直交する向きにて横壁12の延出方向端部に載置される。
また、本実施形態では、台部21を横壁12の延出方向端部に載置する際に、立壁22の内側面のうち、台部21の延出方向端部よりも外側に突出している部分に縦壁13の側端面を当接させる。さらに、台部21の延出方向端面を、縦壁13の内側面の側端部に突き当てる。
以上の結果、図4に示すように、最初に設置した一対のL字型鋼材10に対して端部プレート20が組み付けられるようになる。このように本実施形態では、最初に設置した一対のL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けるにあたり、端部プレート20の台部21をL字型鋼材10の横壁12の上に載置するだけでよく、特に溶接等で接合する必要がない。その分、山留部材1を用いた路面覆工作業が省力化されることになり好適なものとなる。
そして、最初に設置した一対のL字型鋼材10に対して端部プレート20が組み付けられると、当該端部プレート20が備える立壁22の背面が掘削溝Cの側壁、厳密には、掘削溝Cの延出方向一端(始端)に位置する側壁と対向するようになる。なお、最初に設置した一対のL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた時点では、立壁22の背面と掘削溝Cの側壁との間に隙間が空いており、当該隙間は、その後の工程(例えば、覆工板5の配置が完了した後の工程)にて土砂等によって埋められることになっている。
ところで、L字型鋼材10の横壁12は、掘削溝Cの底壁に載っている一方で、端部プレート20の台部21は、横壁12の上に載置されている。このため、端部プレート20の立壁22の下端は、掘削溝Cの底壁から若干浮き上がった位置にある。換言すると、台部21を横壁12の延出方向端部に載置した直後には、立壁22の下面と掘削溝Cの底壁との間に隙間が空いている。このため、本実施形態では、上記隙間内に隙間埋め部材としてのベニア板や土砂を投入することで当該隙間を埋めることとしている。このように立壁22の下面と掘削溝Cの底壁との間の隙間が埋められることで、立壁22の背面が対向する掘削溝Cの側壁に対して、山留効果をより有効に発揮することが可能となる。
なお、本実施形態では、台部21を横壁12の延出方向端部に載置した時点で立壁22の下面と掘削溝Cの底壁との間に隙間が空いており、その後の工程で当該隙間を埋めることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、掘削溝Cの底壁の幅方向両端部をL字型鋼材10の横壁12の厚み分だけ窪ませておくこととしてもよい。かかる場合には、掘削溝Cの底壁の幅方向両端部にそれぞれL字型鋼材10を設置すると、横壁12の上面と掘削溝Cの底壁の幅方向中央部とが同一面となり、その上に端部プレート20の台部21が載置されることになる。このような構成であれば、立壁22の下面と掘削溝Cの底壁との間に隙間が生じることがなく、山留効果を有効に発揮することが可能となる。
次に、最初に設置した一対のL字型鋼材10の各々の横壁12のうち、端部プレート20が載置されている側とは反対側の端部に、H型鋼からなる受桁3を載置する。この際、受桁3は、図8に示すように、横壁12の延出方向と直交又は略直交する向きにて横壁12上に載置される。さらに、受桁3の側端部が各L字型鋼材10の縦壁13の内側面に当接するように受桁3を横壁12上に載置する。これにより、受桁3は、縦壁13に掛かる土圧や載荷重を支持する支保工として機能するようになる。
なお、本実施形態では、H型鋼からなる受桁3を用いているが、これに限定されず、例えば、I型鋼からなる受桁やU型鋼からなる受桁、あるいは角筒状の鋼材からなる受桁等を用いることとしてもよい。
次に、図9に示すように、最初に設置した一対のL字型鋼材10の各々の横壁12の上方位置に覆工板5を配置する。具体的に説明すると、前工程で設置した受桁3、及び端部プレート20の台部21(厳密には、上壁21aの上面)に覆工板5を載置する。すなわち、本実施形態では、端部プレート20の台部21が覆工板5を下方から支える受桁として機能することになる。
なお、覆工板5は、最初に設置した一対のL字型鋼材10の間、より具体的には、各L字型鋼材10の縦壁13同士の間に敷き詰められる。具体的に説明すると、本実施形態では図9に示すように2枚の覆工板5が一対のL字型鋼材10の間に配置されている。また、各覆工板5は、その長手方向がL字型鋼材10の長手方向に沿った姿勢にて、一方の側端部(長手方向一端部)が台部21に載り、他方の側端部(長手方向他端部)が受桁3の上面半分に載った状態で置かれる。なお、一対のL字型鋼材10の間に配置される覆工板5の枚数については、特に2枚に限定されるものではなく、任意の数に設定可能である。
次に、最初に設置した一対のL字型鋼材10と隣り合う位置に、それぞれ、新たなL字型鋼材10を設置する。そして、新たに設置されたL字型鋼材10と、これに隣り合うL字型鋼材10とは、それぞれの横壁12の延出方向端部に設けられた連結プレート15同士を当接させてプレート間をボルト・ナットで締結することで連結するようになる。
その後、図10に示すように、新たに設置された一対のL字型鋼材10の各々の横壁12のうち、最初に設置したL字型鋼材10とは反対側に位置する端部の上に受桁3を載置する。この際、受桁3は、前述した手順と同様の手順にて横壁12に載置される。すなわち、受桁3は、横壁12の延出方向と直交又は略直交する向きにて横壁12上に載置される。また、このとき、受桁3の側端部を各L字型鋼材10の縦壁13の内側面に当接させる。
次に、直前の工程でセットされた受桁3、及び、最初に設置した一対のL字型鋼材10の間にセットされた受桁3の上に新たな覆工板5を載置する。ここで、覆工板5は、直前に設置した一対のL字型鋼材10の間に2枚置かれる。そして、各覆工板5は、その長手方向がL字型鋼材10の長手方向と沿った姿勢とおり、各覆工板5の一方の側端部は、直前の工程で設置された受桁3に載せられる。また、他方の側端部は、最初に設置した一対のL字型鋼材10の間にセットされた受桁3の上面半分、具体的には、既に覆工板5が載った部分とは異なる部分に載せられる。
その後、上述した手順と同様の手順にてL字型鋼材10の設置工程、受桁3の設置工程、及び、覆工板5の設置工程が繰り返される。これにより、掘削溝Cの開口が覆工板5によって徐々に塞がれるようになる。そして、L字型鋼材10を掘削溝Cの延出方向他端(終端)と隣り合う位置まで設置した時点で最終のL字型鋼材10の設置工程が完了する。その後には、受桁3を設置する代わりに、端部プレート20を最後に設置した一対のL字型鋼材10の間に設置する。具体的には、図11に示すように、最後に設置した一対のL字型鋼材10の各々の横壁12の延出方向端部、厳密には、掘削溝Cの延出方向他端(終端)と隣り合う側の端部に端部プレート20の台部21を載置する。
ここで、端部プレート20の設置は、最初に設置した一対のL字型鋼材10の間に端部プレート20を設置したときと同様の手順にて行われる。具体的に説明すると、端部プレート20中の台部21が、横壁12の延出方向と直交又は略直交する向きにて横壁12の延出方向端部に載置される。このときに、立壁22の内側面のうち、台部21の延出方向端部よりも外側に突出している部分に縦壁13の側端面を当接させる。さらに、台部21の延出方向端面を縦壁13の内側面の側端部に突き当てる。
以上の結果、図11に示すように、最後に設置した一対のL字型鋼材10に対して端部プレート20が組み付けられるようになる。なお、最後に設置した一対のL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付ける際にも、端部プレート20の台部21をL字型鋼材10の横壁12の上に載置するだけでよく、特に溶接等で接合する必要がない分、路面覆工作業が省力化されることになる。
また、最後に設置した一対のL字型鋼材10に対して端部プレート20が組み付けられると、当該端部プレート20が備える立壁22の背面が掘削溝Cの側壁、厳密には、掘削溝Cの延出方向他端(終端)に位置する側壁と対向するようになる。なお、最後に設置した一対のL字型鋼材10に対して端部プレート20を組み付けた時点では、立壁22の背面と掘削溝Cの側壁との間に隙間が空いている。当該隙間は、後の工程にて土砂等によって埋められる。
端部プレート20の設置が完了した後には、図12に示すように、当該端部プレート20の台部21及び直前に設置した受桁3に覆工板5を載置する。ここでも同様に、最後に設置した一対のL字型鋼材10の間には2枚の覆工板5が、それぞれ、その長手方向がL字型鋼材10の長手方向と沿った姿勢にて配置される。また、各覆工板5の一方の側端部は、直前に設置した受桁3の上面半分(詳しくは、既に覆工板5が載った部分とは異なる部分)に載せられ、他方の側端部は、端部プレート20の台部21の上面に載せられる。
そして、最後の覆工板5の設置が完了した後には、掘削溝Cの側壁とL字型鋼材10の縦壁13との間の隙間、及び、掘削溝Cの側壁と端部プレート20の立壁22との間の隙間に土砂等を充填して、それぞれの隙間を埋める。以上までの工程が完了した時点で路面覆工作業の全工程が完了することとなる。すなわち、掘削溝Cの延出方向一端から他端に亘って山留部材1が構築され、掘削溝Cの側壁の全面に対して山留が施されるようになる。また、掘削溝Cの開口が覆工板5によって塞がれるようになる。
以上までに説明してきた工法によれば、比較的に短い工期にて路面覆工作業を完了することが可能となる。さらに、上述の工法を用いることで、L字型鋼材10の延出方向端部側、厳密には、掘削溝Cの延出方向端部と隣り合う端部側で山留効果が十分に発揮されるように路面覆工作業を行うことが可能となる。
1 山留部材
3 受桁
5 覆工板
6 安全柵
7 矢板
8 埋設管
10 L字型鋼材
12 横壁
13 縦壁
14 補強プレート
14h 係合穴
15 連結プレート
16 柵固定金具
20 端部プレート(端部形成部材)
21 台部
21a 上壁
21b 下壁
21c 側端壁
22 立壁
23 補強プレート
100 H型鋼
101 チャンネル
102 覆工板
103 パネル材
A 舗装層
B 土層
C 掘削溝
Lc カット線

Claims (9)

  1. 路面に掘削溝を形成して行う工事の路面覆工作業に用いられる山留部材であって、
    水平方向に延出した横壁と、該横壁の一端から垂直又は略垂直に延出した縦壁と、を有するL字型部材と、
    水平方向において前記横壁と直交又は略直交する向きにて前記横壁の延出方向端部に載置される台部と、該台部の底面に対して垂直又は略垂直に延出した立壁と、を有し、前記横壁の延出方向における前記山留部材の端部を形成する端部形成部材と、を備え、
    前記立壁の、前記台部とは反対側に位置する外表面は、平坦面であり、前記掘削溝の側壁と対向することを特徴とする山留部材。
  2. 前記台部の延出方向において前記立壁の端部が前記台部の端部よりも外側に突出しており、
    前記台部が前記横壁の延出方向端部に載置された状態において、前記立壁の、前記台部と同じ側に位置する内表面のうち、前記台部の端部よりも外側に突出している部分に、前記横壁の延出方向における前記縦壁の端面が当接していることを特徴とする請求項1に記載の山留部材。
  3. 前記台部の端部よりも外側に突出している前記立壁の端部の突出量が、前記縦壁の厚みと等しくなるように前記立壁が成形されていることを特徴とする請求項2に記載の山留部材。
  4. 前記台部が前記横壁の延出方向端部に載置された状態において、前記縦壁の上端位置と前記立壁の上端位置とが揃っていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の山留部材。
  5. 前記台部が前記横壁の延出方向端部に載置された状態において、前記台部の延出方向における端面が、前記縦壁の、前記横壁が位置する側の内表面に突き当たっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の山留部材。
  6. 前記台部は、前記路面覆工作業において前記掘削溝の開口を塞ぐために用いられる覆工板を下方から支えることを特徴とする請求項5に記載の山留部材。
  7. 前記端部形成部材は、互いに平行になるように配置された2つの前記L字型部材の間に配置され、
    前記台部は、2つの前記L字型部材の各々が有する前記横壁の延出方向端部に、前記各々が有する前記縦壁同士の間に挟まれた状態で載置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の山留部材。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の山留部材を用いて行う路面覆工方法であって、
    底壁と該底壁から立ち上がった前記側壁とを有する前記掘削溝を前記路面に形成する工程と、
    前記側壁のうち、前記掘削溝が延びている方向に沿って形成された第一の側壁に前記縦壁の、前記横壁とは反対側に位置する外表面を対向させるように前記L字型部材を前記掘削溝内に設置する工程と、
    前記側壁のうち、前記第一の側壁と交差する第二の側壁に前記立壁の前記外表面が対向するように前記横壁の延出方向端部に前記台部を載置して前記端部形成部材を前記掘削溝内に設置する工程と、
    前記掘削溝の開口を塞ぐための覆工板を、前記台部に載置して配置する工程と、を有することを特徴とする路面覆工方法。
  9. 前記横壁の延出方向端部に前記台部を載置した後に前記立壁の下面と前記底壁との間の隙間内に隙間埋め部材を投入することで前記隙間を埋める工程を更に有することを特徴とする請求項8に記載の路面覆工方法。
JP2014133007A 2014-06-27 2014-06-27 山留部材及び路面覆工方法 Active JP6329824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014133007A JP6329824B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 山留部材及び路面覆工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014133007A JP6329824B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 山留部材及び路面覆工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016011513A true JP2016011513A (ja) 2016-01-21
JP6329824B2 JP6329824B2 (ja) 2018-05-23

Family

ID=55228409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014133007A Active JP6329824B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 山留部材及び路面覆工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6329824B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59167833U (ja) * 1983-04-22 1984-11-10
JP2001152406A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Ohmori Co Ltd 路面覆工方法
JP2002180413A (ja) * 2000-12-13 2002-06-26 Shin Nippon Kogyo Kk 覆工板の支持構造及び覆工方法
US20050141970A1 (en) * 2003-12-31 2005-06-30 Glamuzina Joseph L. Earth retaining safety framework and system
JP2012036720A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Kunmin Composite Infrastructure Inc 覆工パネルを用いる開削式掘削構造及び開削式掘削施工方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59167833U (ja) * 1983-04-22 1984-11-10
JP2001152406A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Ohmori Co Ltd 路面覆工方法
JP2002180413A (ja) * 2000-12-13 2002-06-26 Shin Nippon Kogyo Kk 覆工板の支持構造及び覆工方法
US20050141970A1 (en) * 2003-12-31 2005-06-30 Glamuzina Joseph L. Earth retaining safety framework and system
JP2012036720A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Kunmin Composite Infrastructure Inc 覆工パネルを用いる開削式掘削構造及び開削式掘削施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6329824B2 (ja) 2018-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101107567B1 (ko) Rc 구조물 역타 공법을 위한 보구조체와 수직 강재부재의 접합장치, 전용지지틀 및 이를 이용한 시공방법
JP2015025271A (ja) 境界壁構造物
KR101103142B1 (ko) 옹벽구조체 및 그 시공방법
KR101599931B1 (ko) 강재띠 phc 말뚝과 프리캐스트 패널을 이용한 급속시공 옹벽, 그 시공방법
JP2011006849A (ja) 基礎工法
JP6329824B2 (ja) 山留部材及び路面覆工方法
KR20140015019A (ko) 아치형 흙막이 벽체
KR20120119570A (ko) 가변형 간이 흙막이 구조
KR101188590B1 (ko) 후방 돌출 경사판을 구비한 프리캐스트 콘크리트 옹벽
JP2014206025A (ja) カルバート
KR101188537B1 (ko) 후방 돌출 경사판을 구비한 프리캐스트 콘크리트 옹벽
KR101314764B1 (ko) 파형강판을 이용한 옹벽 및 그 시공방법
KR20140015974A (ko) 아치형 가설 흙막이 구조체
JP2018009388A (ja) 先行エレメントの端部構造および地中連続壁の施工方法
JP2019090201A (ja) 駅ホームの補強構造及び駅ホームの補強方法
KR20140005672A (ko) 버팀보조립체
JP2020007823A (ja) 幅変更用路面覆工ユニット
KR101954113B1 (ko) 옹벽 구조물 및 그 시공방법
KR102076969B1 (ko) 강관파일지중벽체와 전단지지플레이트를 이용한 탑-다운 시공방법
JP2020023860A (ja) 土留めユニット及びそれを用いた土留め方法
JP2018031108A (ja) 壁構造体
JP6429512B2 (ja) 路面覆工方法
KR101707376B1 (ko) 합성보를 이용한 지하 구조물 시공구조 및 그 시공방법
JP6650257B2 (ja) 山留め構造およびその構築方法
JP2020176380A (ja) 建築物の基礎構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6329824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250