JP2016007671A - ワークの両面研削装置及び両面研削方法 - Google Patents

ワークの両面研削装置及び両面研削方法 Download PDF

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伸二 木村
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秀一 池田
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Abstract

【課題】薄厚ワークであっても精度良く、効率的に研削できる両面研削装置を提供する。【解決手段】1対の研削ホイール18a、18bと、研削ホイール18a、18b間にワークWを送り込む搬送手段とを備え、該ワークWを両面から研削するワークWの両面研削装置である。前記搬送手段は、研削ホイール18a、18bの外周外側に設けられた第1搬送手段30と、研削ホイール18a、18bの内周内側に設けられた第2搬送手段50との少なくとも2つの搬送手段を有し、第1搬送手段30及び第2搬送手段50は、研削ホイール18a、18bを介してそれぞれのワークWの搬送方向が一致するように配置されるとともに該ワークWを搬送方向に案内するワーク保持手段33を備えて構成され、第2搬送ユニット50は、両研削ホイール18a、18bの内周内側にこれら両研削ホイール18a、18bの回転とは分断されて設けられた支持手段42に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、サファイア、シリコンカーバイド、ガリウムナイトライド等のウエハ状のワークやピストンリング、ブレーキディスク等の各種のワークを両面から研削するワークの両面研削装置及び両面研削方法に関する。
従来から、シリコン等のウエハ(ワーク)が研削ヘッドで片面ずつ研削され、薄厚化されている。また、最近ではLEDの需要拡大から、そのベース基板となるサファイア、シリコンカーバイド、ガリウムナイトライド等も上記同様に多く研削されるようになってきている。また、サファイア基板は時計等の表示画面の保護や最近ではスマートフォン等の表示画面の保護カバーとしても用いられてきている。
上記ワークの研削方法は、上下方向に沿って設けられた研削ヘッドと、その研削ヘッドに対向するテーブルを備え、該テーブル上にワークを吸着保持し、前記研削ヘッドの回転と前記テーブルの回転により前記ワークを研削するものである(例えば特許文献1)。
また、円板に円形状のワーク保持ポケットを該円板の円周方向に沿って複数設けたインデックスキャリアプレートにピストンリング(ワークに相当)を嵌め込んで保持しておき、対向する2つの砥石(研削ホイールに相当)の間に前記インデックスキャリアプレートを回転させながらピストンリングを順次送り込み、前記砥石でワークの両面を同時に研削する両面研削装置も知られている(例えば特許文献2)。
特開2011−44472号公報 特許第3749465号公報
ところで、最近では、特にスマートフォン用の表示画面用の保護カバーなど、サファイア基板をできるだけ薄く研削するとともにより平坦にかつ短時間で歪等を低減する研削方法が要請されている。
しかしながら、特許文献1のように片面ずつ研削ヘッドでウエハ(ワークに相当)を研削する方法は、ウエハの内部歪が残った状態でこの内部歪を矯正するようにウエハをテーブルに強制的に吸着保持して研削を行なうため、前記テーブルからウエハの吸着を解放した際にその内部歪によりウエハが反る問題があった。このように片面ずつウエハを研削する方法は、インゴットからウエハを切り出した際に発生する内部歪を強制的に矯正しながら研削を行なっていくため、テーブルの吸着を解放した際に内部歪による応力が復元力となってウエハに作用し、ウエハが反り易い問題がある。
また、前記特許文献2の両面研削装置では、前記インデックスキャリアプレートにウエハを保持して研削する関係上、前記インデックスキャリアプレートより薄いウエハを研削することは不可能であった。前記インデックスキャリアプレートを薄厚化することも考えられるが、このインデックスキャリアプレートを薄厚化するとワークを保持する保持力が弱くなると共にインデックスキャリアプレートの剛性も低下し、ワークを安定に保持できない問題やワーク研削時にインデックスキャリアプレートを破損する問題があった。
また、前記特許文献2の両面研削装置では、インデックスキャリアプレートから砥石間に送り込まれた1カ所でしか研削されないため、研削に時間を要する問題もある。
そこで、本発明は、各種ワークを薄く精度良く高速に研削する両面研削装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、一対の回転軸に軸支され、それぞれが対向配置された1対の研削ホイールと、前記両研削ホイール間にワークを送り込む搬送手段とを備え、前記両研削ホイールを回転させながら前記両研削ホイール間に前記搬送手段でワークを送り込むことで該ワークを両面から研削するワークの両面研削装置において、前記搬送手段は、前記両研削ホイールの外周外側で前記両研削ホイールと隣接した位置に設けられた第1搬送手段と、 前記両研削ホイール間で前記両研削ホイールの内周内側に設けられた第2搬送手段との少なくとも2つの搬送手段を有し、前記第1搬送手段及び第2搬送手段は、前記研削ホイールを介してそれぞれのワークの搬送方向が一致するように配置されるとともに該ワークを搬送方向に案内するワーク保持手段を備えて構成され、前記第2搬送ユニットは、前記両研削ホイールの内周内側にこれら両研削ホイールの回転とは分断されて設けられた支持手段に固定されている構成を採用したワークの両面研削装置である。
また、請求項2の発明は、前記請求項1の発明において、前記搬送手段は、前記両研削ホイールの外周外側に設けられ前記第2搬送手段を介して第1搬送手段と対称に配置された第3搬送手段とをさらに有する構成を採用したワークの両面研削装置である。
また、請求項3の発明は、前記請求項1または請求項2のいずれかの発明において、 前記ワーク保持手段は、前記ワーク投入部からワーク排出部に向けてワークを挟持するように複数の搬送ローラが設けられている構成を採用したワークの両面研削装置である。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記支持手段を備える回転軸は、中空状に形成され、該支持手段は該回転軸の回転とは分断するように挿通されている構成を採用したワークの両面研削装置である。
また、請求項5の発明は、対向配置された一対の研削ホイールをそれぞれ回転させながら、前記両研削ホイール間にワークを搬送してワークを両面から研削するワークの両面研削方法であって、前記両研削ホイールの外周外側に設けられた第1搬送手段のワーク投入部に前記ワークを投入することによって該ワークをワーク排出部へ搬送し、前記ワーク排出部から排出されるワークを回転する前記両研削ホイールで挟持することで該ワークを両面から研削し、前記第1搬送手段によって前記ワークを搬送しながら、前記ワークを前記両研削ホイールの内周内側に設けられた第2搬送手段に該ワークを受け渡すようにした方法を採用するワークの両面研削方法である。
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記第2搬送手段に受け渡されたワークを第2搬送手段のワーク排出部に向けて搬送し、前記第2搬送手段のワーク排出部から排出されるワークを前記両研削ホイールで挟持することで該ワークを両面から研削し、または、前記第2搬送手段のワーク排出部から排出されるワークを前記両研削ホイールで研削せずに第2搬送手段のワーク保持手段によって前記ワークを搬送しながら、前記第3の搬送手段のワーク投入部へとワークを搬送するようにした方法を採用するワークの両面研削方法である。
また、請求項7の発明は、請求項5の発明において、前記第2搬送手段に受け渡されたワークを再度第1搬送手段へ戻すようにし、該ワークを第1搬送手段のワーク投入部から排出するようにした方法を採用するワークの両面研削方法である。
請求項1及び/または請求項5の発明によれば、ワークの研削開始から研削終了までの間、ワークを保持しながら両面研削できるので、ワークを薄く仕上げることが効率的に行え、しかも両面から同時に研削するので研削後のワークの歪を最小限にすることができる。
また、請求項2の発明によれば、ワークが研削された後、第3搬送手段から排出されるので、ワークを順次効率良く研削していくことができる。また、第2搬送手段と第3搬送手段との間で研削を行なうようにすれば、ワークを2枚同時に研削することもできる。
また、請求項3の発明によれば、ワークの搬送をローラによって行うので、ワークが薄くなっても安定してワークを保持でき、ワークを破損することもない。
また、請求項4の発明によれば、ワークの研削開始から研削終了までの間、絶えずワークを保持しながら両面研削できるので、ワークを薄く仕上げることが効率的に行え、しかも両面から同時に研削するので研削後のワークの歪を最小限にすることができる。また、両面研削装置を停止させることなく、連続的にワークを投入することができるので、ワークを高速に研削することができる。
また、請求項6の発明によれば、研削ホイールの内側でワークを保持することができ、研削ホイールの2箇所でワークを研削できるので、2枚のワークを同時に研削することも可能になる。また、搬送手段を研削ホイールの内側に配置することができるので、装置を小型化できる。なお、1枚だけのワークを研削するか2枚のワークを同時に研削するかは、必要とするワークの研削精度に応じて適宜選択できる。
また、請求項7の発明によれば、インデックスキャリアプレートのような大型の搬送手段を用いることないので、装置を小型化できる。
は、本発明のワークの両面研削装置の全体平面図である。 は、本発明のワークの両面研削装置の一部切欠き正面図である。 は、本発明のワークの両面研削装置の一部切欠き断面図である。 は、本発明のワークの両面研削装置の一部切欠き要部拡大説明図である。 は、本発明のワークの両面研削装置の一部切欠き斜視説明図である。
本発明のワークの両面研削装置の一実施形態について図1乃至図4に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明のワークの両面研削装置1の全体平面図であり、図2は、本発明のワークの両面研削装置の一部を切り欠いた正面図である。両面研削装置1は、矩形状の機台2と、該機台2上の図示左右方向に間隔を開けて設けられた2枚のベース板3、3と、両ベース板3、3上にそれぞれ設けられた支持台5a、5bと、前記支持台5a、5b上にそれぞれ対向するように設けられた2台の移動枠10a、10bと、前記両移動枠10a、10b間に設けられた第1搬送手段30、第2搬送手段50及び第3搬送手段60とを備えて構成されている。
前記機台2上には、支柱4が複数立設され、その支柱4上に2枚のベース板3、3が設けられている。両ベース板3、3は、支柱4のそれぞれに設けられた図示しない上下方向の高さ調整機構によって、それぞれのベース板3、3の傾斜を調整できるようになっている。前記それぞれのベース板3、3上には、それぞれ支持台5a、5bが設けられている。これら支持台5a、5bのそれぞれは、図示しない適宜な機構でθ方向に角度の調整が可能になっている。
前記支持台5a、5b上には、機台2の長手方向に沿ってそれぞれ2本のレール6、6が敷設されている。前記支持台5a上には移動枠10aが、他方の支持台5b上には移動枠10bが形成されている。前記移動枠10a及び移動枠10bは、それぞれ各支持台5a、5b上のレール6、6と摺動可能に嵌合したスライドガイド7、7を介して移動可能に設けられ、前記移動枠10aと移動枠10bとが互いに接近離反動するようになっている。
前記移動枠10aは、前記両スライドガイド7、7上に固定された支持枠16、16と、両支持枠16、16上に立設された側板11、11と、両側板11、11間に設けられたスピンドル22aと、両側板11、11間に懸架された支持台12aと、該支持台12a上に設けられたモータ24aと、前記モータ24aに接続されたスピンドル22aに接続された研削ホイール18aなどから構成されている。
前記移動枠10bも、前記移動枠10aとほぼ同様に前記両スライドガイド7、7上に固定された支持枠16、16と、両支持枠16、16上に立設された側板11、11と、両側板11、11間に設けられたスピンドル22bと、両側板11、11間に懸架された支持台12bと、該支持台12b上に設けられたモータ24bと、前記スピンドル22bに接続された研削ホイール18bなどから構成されている。
前記支持台5a上には、前記レール6、6間に固定枠8が立設され、該固定枠8にモータ9が固定されている。前記モータ9には、移動枠10aに向けてボールネジ20が接続され、該ボールネジ20は、前記移動枠10aに固定されたナット部材21と螺合している(図2参照)。従って、前記モータ9を駆動することで前記移動枠10aは、レール6、6に沿って移動可能になっている。
前記支持台5bは、前記支持台5aと同様であるので説明は省略するが、前記支持台5b上に移動枠10bがレール6、6に沿って移動可能に設けられ、前記移動枠10aと移動枠10bとは接近離反動可能になっている。
前記研削ホイール18a、18bには、それぞれダイヤモンド砥粒がビトリファイドボンド、メタルボンド、レジンボンドなどで固定された砥石19が複数配置されている。なお、この砥石19の配置は、研削するワークWの材質などによって適宜選択できる。また、砥石19も研削するワークWの材質などによって、例えば炭化ケイ素、アルミナ、ボロンなど各種の材料から適宜選択できる。
前記モータ24aは、モータ軸に駆動プーリ13aが接続されている。前記スピンドル22aの回転軸23の後端側には従動プーリ14aが接続され、前記駆動プーリ13aと従動プーリ14aにベルト15が掛け渡されている。従って、前記モータ24aを駆動することで、前記回転軸23が駆動回転され研削ホイール18aが回転するようになっている。
また、同様に前記モータ24bには、駆動プーリ13bが接続され、該駆動プーリ13bとスピンドル22bの図示しない回転軸に接続された従動プーリ14bとの間にベルト15が掛け渡されている。従って、前記モータ24bを駆動することで、スピンドル22bの回転軸が駆動回転され研削ホイール18bが回転するようになっている。
また、本実施形態においては、前記機台2上の長手方向中央には前記長手方向と直交する幅方向に沿って、直線状に第1搬送手段30、第2搬送手段50、第3搬送手段60が設けられている。なお、後述するが、第3搬送手段60は、必要に応じて設けることができ、例えば第3搬送手段60を廃して第1搬送手段30と第2搬送手段50の少なくとも2つの搬送手段のみで構成しても良い。
本発明の両面研削装置1で研削されるワークWは、本実施形態においては、例えば矩形状のサファイア基板である。なお、前記両面研削装置1で研削されるワークWとしては、上記サファイアの他に例えば炭化ケイ素、窒化ガリウムなどの硬質な基板が好ましく研削されるが、シリコン、ガラス、水晶、セラミックス、樹脂基板などの各種ワークも研削できる。
前記第1搬送手段30は、機台2上に立設された支持板31の上端側に支持された支持軸43に固定支持されている。また、前記第3搬送手段60も、前記第1搬送手段30と同様に機台2上に前記移動枠10a、10bを挟んだ位置に設けられた支持板31に支持軸43を介して固定支持されている。また、前記第1搬送手段30は、前記第3搬送手段60は、研削ホイール18a、18bを介して対称となるように配置されている。
前記第1搬送手段30、第2搬送手段50及び第3搬送手段60の構成は同じであるので第1搬送手段30について代表して説明する。図4及び図5のように、第1搬送手段30は、間隔を開けて設けられた矩形状の2枚の支持板32、32と、前記両支持板32、32間に軸支された複数の搬送ローラ33と、前記搬送ローラ33の少なくとも1本を駆動するモータ35とを備えて構成されている。
また、前記第1搬送手段30には、ワークWを投入するワーク投入部44と、投入したワークWが排出されるワーク排出部45が設けられている。前記搬送ローラ33は、2本が対向配置され、対向配置された2本の搬送ローラ33、33(ワーク保持手段に相当)が1対となって、前記1対の搬送ローラ33、33の複数がワーク投入部44からワーク排出部45に沿って並行に配置されている。また、上下の支持板32、32には、搬送方向に沿ってワークWを上下方向から支持するガイドローラ34が複数設けられワークWの上下方向の動きを規制するようになっている。
前記支持板32の上方には間隔を開けて支持板46、46が設けられ、この支持板46にはモータ35が固定されている。前記モータ35の軸には駆動プーリ36が固定され、前記支持板46と支持板32との間には従動プーリ37が軸支されている。前記駆動プーリ36と従動プーリ37との間にはベルト38が張設されている。前記従動プーリ37は、前記搬送ローラ32の少なくとも1つの軸に固定されており、前記モータ35を駆動することで搬送ローラ32が搬送方向にワークWを搬送するように回転駆動されるようになっている。
また、搬送ローラ32の軸は、支持板32に軸支され、その軸の下端には、支持板32を介して従動プーリ39が固定されている。前記従動プーリ39のそれぞれは、ベルト40が掛け渡され、モータ35の回転力を全ての搬送ローラ32に伝達するようになっている。本実施形態においては全ての搬送ローラ32に駆動力を付与しているが、ワークWが搬送される形態であれば、搬送ローラ32の部分的な駆動であっても良いし、ワークWの搬送に応じて順次駆動するようにしても良い。また、搬送ローラ32の駆動は、間欠的であっても良い。
前記ワークWがワーク投入部44に投入されると、対向配置された1対の搬送ローラ33、33間にワークWが挟持されながら搬送され、ワーク排出部45からワークWが排出されるようになっている。なお、搬送ローラ33は、ワークWに損傷を与えないようゴムや樹脂などで形成することが好ましい。
前記第2搬送手段50は、前記研削ホイール18a、18bの内周内側に設けられている。前記第2搬送手段50は、前記研削ホイール18a、18bの内周内側に設けられる関係上、前記第1搬送手段30及び前記第2搬送手段60とは、前記機台2上への支持方法が異なるため、この支持方法について以下に説明する。
図3は、前記研削ホイール18a及び前記スピンドル22aの一部を切り欠いた要部拡大断面図である。前記第2搬送手段50は、一方の側面に支持板41が設けられ、この支持板41に固定された固定軸42が図示右側に向けて延設されている。
また、前記スピンドル22aの回転軸23は、内部に貫通穴が穿設されており、この貫通穴に前記回転軸23の回転と分断するように固定軸42(支持手段に相当)が挿通されている。前記固定軸42の他端側は、前記スピンドル22aを貫通し、支持台5a上に立設された支持板17に固定されている。すなわち、前記第2搬送手段50は、支持板17に固定支持されている。
前記スピンドル22aの回転軸23は、一端にフランジを介して研削ホイール18aを固定するベース板が設けられており、このベース板に研削ホイール18aが着脱可能になっている。また、前記回転軸23の他端側には従動プーリ14aが接続されている。
以上が、本発明の両面研削装置1の一実施形態に係る構成であり、次に前記両面研削装置1でのワークWの研削方法について図4及び図5に従って説明する。
まず、ワークWの研削に先立ち、移動枠10a、10bを接近させ、ワークWの研削に最適となるように研削ホイール18a、18b間の隙間、角度を調整しておく。
続いて、図4及び図5のようにワークWが第1搬送手段30のワーク投入部44に手動または自動で投入される。前記ワーク投入部44に投入されたワークWは、モータ35によって駆動された搬送ローラ33、33に挟持されて、ワークWがワーク排出部45に向けて搬送される。
前記第1搬送手段30のワーク排出部45から排出されるワークWは、互いに回転する研削ホイール18a、18bの砥石19、19に挟持されて研削されながら、第2搬送手段50のワーク投入部44へ投入される。この時、一時的に第1搬送手段30と第2搬送手段50の両方にワークWが保持されるようにしておくことが、ワークWを安定に搬送する上で好ましい。
前記第2搬送手段50のワーク投入部44へ搬送されたワークWは、前記第2搬送手段50のワーク排出部45から排出されながら、再び研削ホイール18a、18bの砥石19、19に挟持されて研削される。研削されたワークWは、前記第3搬送手段60のワーク投入部44に投入される。この時、一時的に第2搬送手段50と第3搬送手段60の両方にワークWが保持されるようにしておくことが、ワークWを安定に搬送する上で好ましい。研削が完了したワークWは、前記第3搬送手段60のワーク排出部45から排出される。
本実施形態においては、第2搬送手段50と第3搬送手段60との間でも研削するようにしたが、別の実施形態として研削ホイール18a、18bのそれぞれの隙間を適宜調整して、第2搬送手段50と第3搬送手段60の間では研削しないようにすることもできる。
また、別の実施形態として、1枚目のワークWが第1搬送手段30と第2搬送手段50との間で研削された後、第2搬送手段50に搬送された際に2枚目のワークWを第1搬送手段30に投入するようにすれば、2枚のワークを同時に研削することもできる。1枚だけのワークを研削するのか、2枚のワークを同時に研削するのかは、ワークに要求される精度、砥石の性能等に応じて適宜選択することができる。
また、別の実施形態として、第3搬送手段60を廃した実施形態も採用できる。この場合、第1搬送手段30から排出されて研削ホイール18a、18bで研削されたワークWは、第2搬送手段50に受け渡され、研削が終了したワークWを再度第1搬送手段30に搬送し、第1搬送手段30のワーク投入部44から排出されるようにすれば良い。
以上が、本発明の両面研削装置1の研削動作であるが、本発明は、上記実施形態に限定されず、発明の範囲内で適宜の変更が行なえる。
例えば、本実施形態においては、第2搬送手段50をスピンドル22aの内部に挿通した固定軸42で支持するようにしているが、スピンドル22aの回転と独立して、支持できるものであれば使用できる。
また、本実施形態においては、研削ホイール18a、18bは、横型に配置されているが、縦型に配置されていても良い。また、研削するワークも矩形状のものに限定されず、円形、三角形など各種の形状のものに適用できる。
また、ワークもサファイア、ガリウムナイトライド、シリコンカーバイド、シリコン、水晶、ガラスなどのウエハだけでなく、ピストンリング、ブレーキディスクなど各種のワークが研削できる。
W ワーク
1 両面研削装置
2 機台
3 ベース板
4 支柱
5a 支持台
5b 支持台
6 レール
7 スライドガイド
8 固定枠
9 モータ
10a 移動枠
10b 移動枠
11 側板
12a 支持台
12b 支持台
13a 駆動プーリ
13b 駆動プーリ
14a 従動プーリ
14b 従動プーリ
15 ベルト
16 支持枠
17 支持板
18a 研削ホイール
18b 研削ホイール
19 砥石
20 ボールネジ
21 ナット部材
22a スピンドル
22b スピンドル
23a 回転軸
23b 回転軸
24 モータ
30 第1搬送手段
31 固定板
32 支持板
33 搬送ローラ(ワーク保持手段)
34 ガイドローラ
35 モータ
36 駆動プーリ
37 従動ローラ
38 ベルト
39 プーリ
40 ベルト
41 支持板
42 固定軸(支持手段)
43 固定軸
44 ワーク投入部
45 ワーク排出部
46 支持板
50 第2搬送手段
60 第3搬送手段

Claims (7)

  1. 一対の回転軸に軸支され、それぞれが対向配置された1対の研削ホイールと、前記両研削ホイール間にワークを送り込む搬送手段とを備え、前記両研削ホイールを回転させながら前記両研削ホイール間に前記搬送手段でワークを送り込むことで該ワークを両面から研削するワークの両面研削装置において、
    前記搬送手段は、
    前記両研削ホイールの外周外側で前記両研削ホイールと隣接した位置に設けられた第1搬送手段と、
    前記両研削ホイール間で前記両研削ホイールの内周内側に設けられた第2搬送手段との少なくとも2つの搬送手段を有し、
    前記第1搬送手段及び第2搬送手段は、
    前記研削ホイールを介してそれぞれのワークの搬送方向が一致するように配置されるとともに該ワークを搬送方向に案内するワーク保持手段を備えて構成され、
    前記第2搬送ユニットは、前記両研削ホイールの内周内側にこれら両研削ホイールの回転とは分断されて設けられた支持手段に固定されていることを特徴とするワークの両面研削装置。
  2. 前記搬送手段は、前記両研削ホイールの外周外側に設けられ前記第2搬送手段を介して第1搬送手段と対称に配置された第3搬送手段とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のワークの両面研削装置。
  3. 前記ワーク保持手段は、前記ワーク投入部からワーク排出部に向けてワークを挟持するように複数の搬送ローラが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のワークの両面研削装置。
  4. 前記支持手段を備える回転軸は、中空状に形成され、該支持手段は該回転軸の回転とは分断するように挿通されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のワークの両面研削装置。
  5. 対向配置された一対の研削ホイールをそれぞれ回転させながら、前記両研削ホイール間にワークを搬送してワークを両面から研削するワークの両面研削方法であって、
    前記両研削ホイールの外周外側に設けられた第1搬送手段のワーク投入部に前記ワークを投入することによって該ワークをワーク排出部へ搬送し、
    前記ワーク排出部から排出されるワークを回転する前記両研削ホイールで挟持することで該ワークを両面から研削し、
    前記第1搬送手段によって前記ワークを搬送しながら、前記ワークを前記両研削ホイールの内周内側に設けられた第2搬送手段に該ワークを受け渡すようにしたことを特徴とするワークの両面研削方法。
  6. 前記第2搬送手段に受け渡されたワークを第2搬送手段のワーク排出部に向けて搬送し、
    前記第2搬送手段のワーク排出部から排出されるワークを前記両研削ホイールで挟持することで該ワークを両面から研削し、または、前記第2搬送手段のワーク排出部から排出されるワークを前記両研削ホイールで研削せずに第2搬送手段のワーク保持手段によって前記ワークを搬送しながら、前記第3の搬送手段のワーク投入部へとワークを搬送するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のワークの両面研削方法。
  7. 前記第2搬送手段に受け渡されたワークを再度第1搬送手段へ戻すようにし、該ワークを第1搬送手段のワーク投入部から排出するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のワークの両面研削方法。
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