JP2015522811A - 深くエッチングされた多点プローブ - Google Patents

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Abstract

テスト装置とテストサンプルとの間の電気接続を確立するための多点(multipoint)プローブであって、上面を規定するベースと、上面に設けられた複数の配線(trace)とを備える。各配線は、テストサンプルとの電気接続を確立するために、コンタクトパッドおよびコンタクト電極を個別に相互接続する。各配線は、コンタクトパッドと接続された幅広部分と、コンタクト電極と接続された幅狭部分とを備える。第1上面は、個々の幅広部分において近接する配線ペアをそれぞれ相互接続する第1中間面と、個々の幅狭部分において近接する配線ペアをそれぞれ相互接続する第2中間面とを含む。第1中間面は、第1レベルに設けられる。第2中間面は、ベースに対して第1レベルの上方にある第2レベルに設けられる。

Description

本発明は、一般に、テストサンプルとの電気接続を確立するための高解像度多点プローブに関する。詳細には、本発明は、シリコンベースのウエハで製造された、こうした多点プローブでの短絡の防止に関する。
高解像度多点プローブ、ならびにこうしたプローブの製造、使用および取り扱いは、EP1095282(A2),EP1698905(A2),EP1466182(A1),EP1610131(A1),EP1640730(A1),EP1686387(A1),EP1782078(A1),EP1775594(A1),EP1780550(A1),EP2016433(A1),EP1949115(A1),EP1946124(A1),EP2293086(A1),EP1970714(A1),EP2101181(A1),EP2132578(A1),EP2141503(A1),EP2198316(A1),EP2237052(A1),EP2307892(A1),EP2414846(A1)に開示されている。上記文献が参照される。上記特許文献について同じ優先権を主張する米国特許および公開された米国特許出願は、本明細書では参照によりここに組み込まれる。
多点プローブでの高解像度は、シリコンベースのウエハで製造することによって達成できる。高い解像度は、多点プローブのコンタクト電極を互いに接近して位置決めすることが必要になる。このことは、コンタクト電極に通じる配線(trace)も少なくともプローブ先端で互いに接近して位置決めされることを意味する。このことは、プローブ先端での配線の幅がコンタクト電極の解像度によって制限されることを意味する。シリコンベースのウエハで製造された多点プローブのオープン構造は、配線と多点プローブの他の構造との間の短絡に対して敏感であり、特に1μm未満のコンタクト電極間隔(separation)を持つプローブで敏感である。短絡は、製造プロセスにおいて生ずることがあり、短絡のリスクは、典型的には配線の長さが増加するとともに増加する。短絡は、高解像度多点プローブを測定で採用した場合にも生ずることがある。
本発明の目的は、内部短絡の低いリスクを持つ精密な高解像度多点プローブを提供することである。本発明の更なる目的は、多点プローブを測定で採用した場合、短絡のリスクを低減することである。
上記目的は、テスト装置とテストサンプルとの間の電気接続を確立するための多点プローブによって得られる本発明の第1態様に従う。該多点プローブは、
第1上面、第1底面、および第1上面と第1底面を相互接続する周縁の第1リムを規定する板状構造を構成するベースと、
ベースの第1上面に設けられ、周縁の第1リムから自由に延びるプローブ先端であって、テストサンプルとの接触および電気接続を確立するための第1複数のコンタクト電極を含むプローブ先端と、
第1上面の上に設けられ、ベースによって支持された第2複数のコンタクトパッド支持体(support)であって、各コンタクトパッド支持体は、コンタクトパッド支持体エリアを囲うコンタクトパッド支持体境界を規定する輪郭を有する、第2複数のコンタクトパッド支持体と、
第1上面の上に設けられ、ベースによって支持された第3複数の配線支持体であって、各配線支持体は、配線支持体エリアを囲う配線支持体境界を規定する輪郭を有し、各配線支持体は、第2複数のコンタクトパッド支持体のうちのコンタクトパッド支持体と接続され、第1長さおよび第1幅を個々に規定する幅広部分と、プローブ先端と接続され、第2長さおよび第2幅を個々に規定する幅狭部分とを備え、第1長さは第2長さより長く、第1幅は第2幅より大きい、第3複数の配線支持体と、
テスト装置と接続するための第4複数のコンタクトパッドであって、各コンタクトパッドは、第2複数のコンタクトパッド支持体のうちのコンタクトパッド支持体によって個別に支持され、支持するコンタクトパッド支持体のコンタクトパッド支持体エリアを覆う金属層で構成された、第4複数のコンタクトパッドと、
第5複数の配線であって、各配線は、第3複数の配線支持体のうちの配線支持体によって個別に支持され、支持する配線支持体の配線支持体エリアを覆う金属層で構成され、各配線は、第4複数のコンタクトパッドのうちのコンタクトパッドおよび第1複数のコンタクト電極のうちのコンタクト電極を個別に相互接続している、第5複数の配線とを備え、
第1複数、第2複数、第3複数、第4複数および第5複数は、同じ数であり、
第1上面は、個々の幅広部分において第3複数の配線支持体のうちの近接する配線支持体ペアを個別に相互接続する第1中間面を含み、
第1上面は、個々の幅狭部分において第3複数の配線支持体のうちの近接する配線支持体ペアを個別に相互接続する第2中間面とを含み、
第1中間面は、第1レベルに設けられ、第2中間面は、ベースに対して第1レベルの上方にある第2レベルに設けられ、コンタクトパッド支持体エリアおよび配線支持体エリアは、ベースに対して第1レベルおよび第2レベルの上方にある第3レベルに設けられる。
第3複数の配線支持体のうちの各配線支持体の幅広部分の第1幅は、幅広部分の平均幅でもよい。代替として、第3複数の配線支持体のうちの各配線支持体の幅広部分の第1幅は、幅広部分の最小幅でもよい。第3複数の配線支持体のうちの各配線支持体の幅狭部分の第2幅は、幅狭部分の平均幅でもよい。代替として、第3複数の配線支持体のうちの各配線支持体の幅狭部分の第2幅は、幅狭部分の最大幅でもよい。
第1中間面を第1レベルに設け、第2中間面をベースに対して第1レベルの上方にある第2レベルに設け、コンタクトパッド支持体エリアおよび配線支持体エリアをベースに対して第1レベルおよび第2レベルの上方にある第3レベルに設けることは、プローブ先端での配線の空間解像度を維持しつつ、短絡のリスクを低減するという効果を有する。この効果は、第1長さは第2長さより長いという仕様によってさらに増強される。第1幅が第2幅より大きいことは、第1レベルおよび第2レベルをさらに離隔させるのを可能とし、このことは、短絡のリスクがさらに低減できることを意味する。第1レベルおよび第2レベルは第1距離だけ離隔してもよく、第2レベルおよび第3レベルは第2距離だけ離隔してもよく、第1距離は第2距離より大きくてもよい。これは、短絡のリスクをさらに低減する。
第1レベルおよび第2レベルは第1距離だけ離隔してもよく、第2レベルおよび第3レベルは第2距離だけ離隔してもよく、第1距離は、0.3μm,0.4μm,0.5μm,0.6μm,0.7μm,0.8μm,0.9μm,1μm,1.5μmまたは2μmより大きくてもよく、及び/又は、第2距離は、2μm,1.5μm,1μm,0.9μm,0.8μm,0.7μm,0.6μm,0.5μm,0.4μmまたは0.3μmより小さくてもよい。
第1レベルは、第1平面を規定してもよく、第2レベルは、第1平面に対して平行な第2平面を規定してもよく、第3レベルは、第2平面に対して平行な第3平面を規定してもよい。
第3複数の配線支持体の各配線支持体は、配線支持体の幅広部分および幅狭部分を個別に相互接続するテーパー部分を備えてもよく、テーパー部分は、幅広部分から幅狭部分へ行くにつれて狭くなる幅を規定してもよい。各第2中間面は、個々のテーパー部分において複数の配線支持体のうちの近接する配線支持体ペアを相互接続してもよい。これは、幅狭部分のアンダーカット処理だけが施された場合、幅広部分から幅狭部分への遷移が破損しないという効果を有する。
第1上面は、第3中間面を含んでもよく、各第3中間面は、第2複数のコンタクトパッド支持体のうちの近接するコンタクトパッド支持体ペアを個別に相互接続し、第3中間面は、第1レベルに設けられる。これは、コンタクトパッドを短絡するリスクが減少するという効果を有する。
第3複数の配線支持体の各配線支持体は、幅広部分および配線支持体境界に設けられ、配線支持体の幅広部分において配線支持体エリアを部分的にアンダーカットする第1配線支持体アンダーカットを規定してもよい。これは、短絡のリスクが減少するという効果を有する。
第1配線支持体アンダーカットは、100nm,200nm,300nm,400nm,500nm,600nm,700nm,800nmまたは900nmより大きい第1アンダーカット深さを規定してもよい。第3複数の配線支持体の各配線支持体は、幅狭部分および配線支持体境界に設けられ、配線支持体の幅狭部分において配線支持体エリアを部分的にアンダーカットする第2配線支持体アンダーカットを規定してもよい。これは、短絡のリスクが減少するという効果を有する。
第2配線支持体アンダーカットは、100nm,90nm,80nm,70nm,60nmまたは50nmより小さい第2アンダーカット深さを規定してもよい。
第1配線支持体アンダーカットは、第2配線支持体アンダーカットより深くてもよい。これは、短絡のリスクが減少するという効果を有する。
第2複数のコンタクトパッド支持体の各コンタクトパッド支持体は、コンタクトパッド支持体境界に設けられ、コンタクトパッド支持体のコンタクトパッド支持体エリアを部分的にアンダーカットするコンタクトパッド支持体アンダーカットを規定してもよい。
第1配線支持体アンダーカットおよびコンタクトパッド支持体アンダーカットは、ほぼ同じアンダーカット深さを有してもよい。これは、多点プローブの製造がより容易になるという効果を有する。
配線支持体エリアは、第3複数の配線支持体の各配線支持体の幅狭部分において凸状(convex)でもよい。これは、支持された配線が鋭い角部を示さないという効果を有し、プローブ先端で集束する場合、近接して位置決めされた配線の間に小さな短絡粒子が詰まるというリスクが減少することが想定される。
プローブ先端はさらに、
近位端部および遠位端部を有し、第2上面、第2底面、および第2上面と第2底面を相互接続する第2リムを規定する板状の先端構造を構成する先端ベースであって、第2上面は、近位端部から遠位端部へ延びる第1側端に沿って、および第1側端に対して先端構造の反対側にあり、近位端部から遠位端部へ延びる第2側端に沿って、および第1側端および第2側端を相互接続する前端に沿って、第2リムと連結しており、先端ベースは、その近位端部においてベースと連結している先端ベースと、
第2上面の上に設けられ、先端ベースによって支持された第6複数のコンタクト電極支持体であって、各コンタクト電極支持体は、近位端部から遠位端部へ向く方向に細長く延びており、各コンタクト電極支持体は、コンタクト電極支持体エリアを囲うコンタクト電極支持体境界を規定する輪郭を有する、第6複数のコンタクト電極支持体と、
第6複数のコンタクト電極支持体のうちのコンタクト電極支持体によって個別に支持され、支持するコンタクト電極支持体のコンタクト電極支持体エリアを覆う金属電極層で構成された、第1複数のコンタクト電極の各コンタクト電極とを備え、
第1複数および第6複数は、同じ数であり、
第2上面は、第4中間面を含み、各第4中間面は、第6複数のコンタクト電極支持体のうちの近接するコンタクト電極支持体ペアを個別に相互接続しており、
第4中間面は、第4レベルに設けられ、コンタクト電極支持体エリアは、先端ベースに対して第4レベルの上方にある第5レベルに設けられ、
第4レベルは第2レベルと同じであり、第5レベルは第3レベルと同じである。
第4中間面が第4レベルに設けられ、コンタクト電極支持体エリアが第5レベルに設けられることは、プローブ先端自体での短絡のリスクが減少するという効果を有する。さらに、粒子は、繰り返し使用した場合にプローブ先端で詰まることがある。コンタクト電極は先端ベースから突出し、これはテストサンプル上の粒子が第2上面の第4中間面で詰まるというリスクを低減し、このことは、繰り返し測定の際、粒子がプローブアームを短絡させるというリスクが減少することを意味する。
前端は真直ぐである。これは、テストサンプルが先端ベースと接触して、その結果、テストサンプルを損傷し、粒子をテストサンプルから放出させ、それが多点プローブ上に着地し、短絡を生じさせるリスクが減少するという利点を有する。
第6複数の電極支持体は、前端に延びて、そこで終端してもよい。これは、テストサンプルを損傷し、テストサンプルと接触した場合に短絡粒子を発生させるというリスクをさらに低減する。
第6複数の電極支持体は、前端に延びて、前端から第3距離で終端する。これは、コンタクト電極支持体の遠位端部が前端から独立して規定できるという効果を有し、このことは、これらの位置がより精密に決定でき、コンタクト動作の精度が向上することを意味する。
第3距離は、0.1μm〜2μm,0.2μm〜1.5μm,0.3μm〜1μm,0.4μm〜0.9μm,0.5μm〜0.8μm,0.6μm〜0.7μm,0.1μm〜0.2μm,0.2μm〜0.3μm,0.3μm〜0.4μm,0.4μm〜0.5μm,0.5μm〜0.6μm,0.6μm〜0.7μm,0.7μm〜0.8μm,0.8μm〜0.9μm,0.9μm〜1μm,1μm〜1.5μmおよび1.5μm〜2μmのうちの1つ以上の範囲内でもよい。
第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体は、コンタクト電極支持体境界に設けられ、コンタクト電極支持体のコンタクト電極支持体エリアを部分的にアンダーカットするコンタクト電極支持体アンダーカットを規定してもよい。これは、プローブ先端での短絡のリスクがさらに減少するという効果を有する。
コンタクト電極支持体アンダーカットは、100nm,90nm,80nm,70nm,60nmまたは50nmより小さい第3アンダーカット深さを規定してもよい。
第2配線支持体アンダーカットおよびコンタクト電極アンダーカットは、ほぼ同じアンダーカット深さを有してもよい。これは、多点プローブの製造がより容易になるという利点を有する。
コンタクト電極支持体エリアは、凸状でもよい。これは、コンタクト電極が鋭い角部またはエッジを示さないという効果を有し、近接して位置決めされたコンタクト電極の間に小さな短絡粒子が詰まるというリスクが減少することが想定される。さらに、鋭い角部またはエッジがテストサンプルを損傷し、短絡粒子を放出させるというリスクが減少する。また、凸状性(convexity)は、テストサンプルがコンタクト要素の中心で接触し、コンタクト動作の精度および正確さを増加させることになることを意味する。
上記目的は、テストサンプルとの電気接触を確立するためのプローブ先端によって得られる本発明の第2態様に従う。該プローブ先端は、
近位端部および遠位端部を有し、上面、底面、および上面と底面を相互接続するリムを規定する板状の先端構造を構成する先端ベースであって、上面は、近位端部から遠位端部へ延びる第1側端に沿って、および第1側端に対して先端構造の反対側にあり、近位端部から遠位端部へ延びる第2側端に沿って、および第1側端および第2側端を相互接続する前端に沿って、リムと連結している、先端ベースと、
テストサンプルと接触して電気接続を確立するための第1複数のコンタクト電極と、
第2上面の上に設けられ、先端ベースによって支持された第2複数のコンタクト電極支持体であって、各コンタクト電極支持体は、近位端部から遠位端部へ向く方向に細長く延びており、各コンタクト電極支持体は、コンタクト電極支持体エリアを囲うコンタクト電極支持体境界を規定する輪郭を有し、第1複数のコンタクト電極の各コンタクト電極は、第2複数のコンタクト電極支持体のうちのコンタクト電極支持体によって個別に支持され、支持するコンタクト電極支持体のコンタクト電極支持体エリアを覆う金属電極層で構成される、第2複数のコンタクト電極支持体とを備え、
第1複数および第2複数は、同じ数であり、
上面は、中間面を含み、各中間面は、第2複数のコンタクト電極支持体のうちの近接するコンタクト電極支持体ペアを個別に相互接続しており、
中間面は、第1レベルに設けられ、コンタクト電極支持体エリアは、先端ベースに対して第1レベルの上方にある第2レベルに設けられる。
中間面が第1レベルに設けられ、コンタクト電極支持体エリアが第2レベルに設けられることは、プローブ先端自体での短絡のリスクが減少するという効果を有する。さらに、粒子は、繰り返し使用した場合にプローブ先端で詰まることがある。コンタクト電極は先端ベースから突出し、これはテストサンプル上の粒子が第2上面の第4中間面で詰まるというリスクを低減し、このことは、繰り返し測定の際、粒子がプローブアームを短絡させるというリスクが減少することを意味する。
前端は真直ぐでもよい。これは、テストサンプルが先端ベースと接触して、その結果、テストサンプルを損傷し、粒子をテストサンプルから放出させ、それが多点プローブ上に着地し、短絡を生じさせるリスクが減少するという利点を有する。
第2複数の電極支持体は、前端に延びて、そこで終端してもよい。これは、テストサンプルを損傷し、テストサンプルと接触した場合に短絡粒子を発生させるというリスクをさらに低減する。
第2複数の電極支持体は、前端に延びて、前端からある距離で終端する。これは、コンタクト電極支持体の遠位端部が前端から独立して規定できるという効果を有し、このことは、これらの位置がより精密に決定でき、コンタクト動作の精度が向上するという効果を有する。
この距離は、0.1μm〜2μm,0.2μm〜1.5μm,0.3μm〜1μm,0.4μm〜0.9μm,0.5μm〜0.8μm,0.6μm〜0.7μm,0.1μm〜0.2μm,0.2μm〜0.3μm,0.3μm〜0.4μm,0.4μm〜0.5μm,0.5μm〜0.6μm,0.6μm〜0.7μm,0.7μm〜0.8μm,0.8μm〜0.9μm,0.9μm〜1μm,1μm〜1.5μmおよび1.5μm〜2μmのうちの1つ以上の範囲内でもよい。
第2複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体は、コンタクト電極支持体境界に設けられ、コンタクト電極支持体のコンタクト電極支持体エリアを部分的にアンダーカットするコンタクト電極支持体アンダーカットを規定してもよい。これは、プローブ先端での短絡のリスクがさらに減少するという効果を有する。
コンタクト電極支持体アンダーカットは、100nm,90nm,80nm,70nm,60nmまたは50nmより小さいアンダーカット深さを規定してもよい。
コンタクト電極支持体エリアは、凸状でもよい。これは、コンタクト電極が鋭い角部またはエッジを示さないという効果を有し、近接して位置決めされたコンタクト電極の間に小さな短絡粒子が詰まるというリスクが減少することが想定される。さらに、鋭い角部またはエッジがテストサンプルを損傷し、短絡粒子を放出させるというリスクが減少する。また、凸状性は、テストサンプルがコンタクト要素の中心で接触し、コンタクト動作の精度および正確さを増加させることになることを意味する。
第1レベルおよび第2レベルは第1距離だけ離隔してもよく、第1距離は、2μm,1.5μm,1μm,0.9μm,0.8μm,0.7μm,0.6μm,0.5μm,0.4μmまたは0.3μmより小さい。
上記目的は、多点プローブを製造するための方法によって得られる本発明の第3態様に従う。該方法は、第1材料からなる下層、第2材料からなる中間層、および第3材料からなる上層を含み、上層がサンドイッチ構造で配置されたウエハを用意するステップと、
第2複数のコンタクトパッド支持体のコンタクトパッド支持体エリアおよび第3複数の配線支持体の配線支持体エリアの範囲に対応した第1マスクで、上層を覆うステップと、
上層の第1エッチングを実施し、第1マスクで保護されない上層部分を除去するステップと、
第1マスクを除去し、続いて中間層の第2エッチングを実施し、残りの上層で覆われていない第2量の中間層を除去し、第3複数の配線支持体の幅狭部分および第2中間面を設けるステップ、あるいは代替として、中間層の第2エッチングを実施し、残りの上層で覆われていない第2量の中間層を除去し、第3複数の配線支持体の幅狭部分および第2中間面を設け、続いて第1マスクを除去するステップと、
第3複数の配線支持体の各々の幅狭部分および第2中間面の範囲に対応した第2マスクで、中間層を覆うステップと、
中間層の第3エッチングを実施し、第2マスクで保護されない第3量の中間層を除去し、第2複数のコンタクトパッド支持体、第3複数の配線支持体の幅広部分および第1中間面を設けるステップと、
第2マスクを除去するステップと、
上面およびプローブ先端の範囲に対応した第3マスクで、残りの上層および残りの中間層を覆うステップと、
第4エッチングを実施し、第3マスクで保護されない中間層および上層の残部を除去するステップと、
第3マスクを除去するステップと、
底面の範囲に対応した第4マスクで、中間層とは反対側の下層を覆うステップと、
第5エッチングを実施し、第4マスクで保護されない下層の一部を除去し、周縁の第1リム、第1底面、および周縁の第1リムから自由に延びるプローブ先端を設けるステップと、
金属膜を、残りの上層および残りの中間層の上に堆積し、第1複数のコンタクト電極、第4複数のコンタクトパッドおよび第5複数の配線を設けるステップとを含む。
多点プローブは、本発明の第1態様に係る多点プローブでもよい。第4エッチングはさらに、先端ベースのリムおよび前端で終端する第6複数のコンタクト電極支持体を設けるために実施してもよい。代替として、第4エッチングはさらに、先端ベースのリムおよび前端から第3距離で終端する第6複数のコンタクト電極支持体を設けるために実施してもよい。
第1材料は、結晶シリコンでもよく、第2材料は、二酸化シリコンでもよく、第3材料は、アモルファスシリコン層でもよい。
該方法は、第3マスクで残りの上層および残りの中間層を覆う前に、上層に酸化処理を施して、第3材料を二酸化シリコンに改質するステップを含んでもよい。
酸化処理は、中間層および上層が、別個に設けられていても類似の材料からなるという効果を有する。このことは、プローブ先端の異なる層間の内部応力が減少することを意味し、これは中間層および上層の層間剥離のリスクおよびプローブ先端全体としての変形のリスクを低減する。
上層に酸化処理を施すことはさらに、第3複数の配線支持体の各配線支持体の幅狭部分において凸状である配線支持体エリアを設けてもよい。上層に酸化処理を施すことはさらに、凸状であるコンタクト電極支持体エリアを設けてもよい。上層に酸化処理を施すことはさらに、第3複数の配線支持体の各配線支持体の第2配線支持体アンダーカットを設けてもよい。これは、金属膜を堆積する場合、短絡のリスクが減少するという効果を有する。
上層に酸化処理を施すことはさらに、第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体のコンタクト電極支持体アンダーカットを設けてもよい。これは、金属膜を堆積する場合、短絡のリスクが減少するという効果を有する。
酸化処理は、900℃〜1150℃の温度または950℃の温度で、水を用いた湿式酸化を含んでもよい。
下層は、50μm,100μm,150μm,200μmまたは300μmより大きい厚さを有してもよく、中間層は、1μm〜2μm,1.1μm〜1.9μm,1.2μm〜1.8μm,1.3μm〜1.7μm,1.4μm〜1.6μm,1.1μm〜1.2μm,1.2μm〜1.3μm,1.3μm〜1.4μm,1.4μm〜1.5μm,1.5μm〜1.6μm,1.6μm〜1.7μm,1.7μm〜1.8μm,1.8μm〜1.9μm及び/又は1.9μm〜2μmのうちの1つ以上の範囲内の厚さを有してもよく、上層は、20nm〜150nm,30nm〜140nm,40nm〜130nm,50nm〜120nm,60nm〜110nm,70nm〜100nm,80nm〜90nm,20nm〜30nm,30nm〜40nm,40nm〜50nm,50nm〜60nm,60nm〜70nm,70nm〜80nm,80nm〜90nm,90nm〜100nm,100nm〜110nm,110nm〜120nm,120nm〜130nmのうちの1つ以上の範囲内の厚さを有してもよい。
第1エッチングは、第1材料を選択的にエッチングするのに適合した垂直ドライエッチングでもよい。垂直エッチングとは、ここで、そして明細書を通じて、ウエハの1つ以上の層に垂直な方向にエッチングを提供することと理解される。これは、垂直エッチングが、エッチングされた構造のアンダーカットを何も提供しないか、僅かしか提供しないことを意味する。第1エッチングは、第1深掘り反応性イオンエッチングを含んでもよい。第1深掘り反応性イオンエッチングは、CガスとSFガスを含んでもよい。
第2エッチングは、第2材料を選択的にエッチングするのに適合した垂直ドライエッチングでもよい。第2エッチングは、第2深掘り反応性イオンエッチングを含んでもよい。第2深掘り反応性イオンエッチングは、Cガスを含んでもよい。第1エッチングおよび第2エッチングは、2μm,1.5μm,1μm,0.9μm,0.8μm,0.7μm,0.6μm,0.5μm,0.4μmまたは0.3μmより小さい、第2材料での第1エッチング深さを規定してもよい。第1エッチングおよび第2エッチングは、第3距離を規定してもよい。
第3エッチングは、第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングでもよい。第3エッチングは、第1ウェットエッチングを含んでもよい。これは、アンダーカットが非マスク部分に設置できるという効果を有する。第1ウェットエッチングは、緩衝化フッ化水素を含んでもよい。第2エッチングに加えて第3エッチングは、0.3μm,0.4μm,0.5μm,0.6μm,0.7μm,0.8μm,0.9μm,1μm,1.5μmまたは2μmより大きい、第2材料での第2エッチング深さを提供してもよい。第3エッチングは、第3複数の配線支持体の各配線支持体の第1配線支持体アンダーカットを提供してもよい。
第4エッチングは、第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングでもよい。第4エッチングは、第3深掘り反応性イオンエッチングを含んでもよい。第4深掘り反応性イオンエッチングは、Cガスを含んでもよい。
第5エッチングは、第3材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングでもよい。第5エッチングは、第2ウェットエッチングを含んでもよい。第2ウェットエッチングは、水酸化カリウム溶液を含んでもよい。
本発明の第3態様に係る方法はさらに、第5エッチングを実施する前に、
残りの上層、残りの中間層および下層の全体を、保護膜で覆うステップと、
中間層の反対側で下層にある保護膜の1つ以上の部分を除去して、第4マスクを設けるステップとを含む。前記保護膜は、窒化シリコン層を含んでもよく、保護膜の1つ以上の部分は、垂直ドライエッチングを含むフォトリソグラフィによって除去してもよい。
本発明の第3態様に係る方法はさらに、第2マスクで中間層を覆う前に、
追加のエッチングを実施して、第3複数の配線支持体の各配線支持体の第2配線支持体アンダーカットを設けるステップを含んでもよい。追加のエッチングは、第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体のコンタクト電極支持体アンダーカットを設けてもよい。追加のエッチングは、第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングでもよい。追加のエッチングは、追加のウェットエッチングを含んでもよい。これは、アンダーカットを非マスク部分に設置できるという効果を有する。追加のウェットエッチングは、緩衝化フッ化水素を含んでもよい。
上記目的は、プローブ先端を製造するための方法によって得られる本発明の第4態様に従う。該方法は、第1材料からなる下層、第2材料からなる中間層、および第3材料からなる上層を含み、下層、中間層および上層がサンドイッチ構造で配置されたウエハを用意するステップと、
第2複数のコンタクト電極支持体の範囲に対応した第1マスクで、上層を覆うステップと、
上層の第1エッチングを実施し、第1マスクで保護されない上層部分を除去するステップと、
第1マスクを除去し、続いて中間層の第2エッチングを実施し、残りの上層で覆われていない第2量の中間層を除去し、第2複数のコンタクト電極支持体および中間面を設けるステップ、あるいは代替として、中間層の第2エッチングを実施し、残りの上層で覆われていない第2量の中間層を除去し、第2複数のコンタクト電極支持体および中間面を設け、続いて第1マスクを除去するステップと、
上面およびプローブ先端の範囲に対応した第2マスクで、残りの上層および残りの中間層を覆うステップと、
第3エッチングを実施し、第2マスクで保護されない中間層および上層の残部を除去し、先端ベースのリムを設けるステップと、
第2マスクを除去するステップと、
第4エッチングを実施し、下層を除去し、下面を設けるステップと、
金属膜を、残りの上層および残りの中間層の上に堆積し、第1複数のコンタクト電極を設けるステップとを含む。
プローブ先端は、本発明の第2態様に係るプローブ先端でもよい。第3エッチングはさらに、真直ぐである前端を設けるために実施してもよい。第3エッチングはさらに、前端で終端する第6複数の電極支持体を設けるために実施してもよい。代替として、第3エッチングはさらに、前端から第3距離で終端する第6複数の電極支持体を設けるために実施してもよい。
第1材料は、結晶シリコンでもよく、第2材料は、二酸化シリコンでもよく、第3材料は、アモルファスシリコン層でもよい。
本発明の第4態様に係る方法はさらに、第2マスクで残りの上層および残りの中間層を覆う前に、上層に酸化処理を施して、第3材料を二酸化シリコンに改質するステップを含んでもよい。
酸化処理は、中間層および上層が、別個に設けられていても類似の材料からなるという効果を有する。このことは、内部応力が減少することを意味し、これは、コンタクト動作の際にプローブ先端を屈曲させる場合、中間層および上層の層間剥離のリスク、およびプローブ先端全体としての変形のリスクを低減する。これはまた、第3エッチングが中間層の第2材料に対して選択的である場合、それは上層の酸化された材料に対しても選択的であることを意味する。これは、上層および中間層が、単一のエッチング工程で設けられた共通エッジを規定するという利点を有する。これは、上層から設けられた構造、例えば、コンタクト電極支持体が、中間層から下に位置する構造、例えば、先端ベースのエッジに正確に位置決めできることを意味する。
上層に酸化処理を施すことはさらに、凸状であるコンタクト電極支持体エリアを設けてもよい。上層に酸化処理を施すことはさらに、第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体のコンタクト電極支持体アンダーカットを設けてもよい。これは、金属膜を堆積する場合、短絡のリスクが減少するという効果を有する。
酸化処理は、900℃〜1150℃の温度または950℃の温度で、水を用いた湿式酸化を含んでもよい。
下層は、50μm,100μm,150μm,200μmまたは300μmより大きい厚さを有してもよく、中間層は、1μm〜2μm,1.1μm〜1.9μm,1.2μm〜1.8μm,1.3μm〜1.7μm,1.4μm〜1.6μm,1.1μm〜1.2μm,1.2μm〜1.3μm,1.3μm〜1.4μm,1.4μm〜1.5μm,1.5μm〜1.6μm,1.6μm〜1.7μm,1.7μm〜1.8μm,1.8μm〜1.9μm及び/又は1.9μm〜2μmのうちの1つ以上の範囲内の厚さを有してもよく、上層は、20nm〜150nm,30nm〜140nm,40nm〜130nm,50nm〜120nm,60nm〜110nm,70nm〜100nm,80nm〜90nm,20nm〜30nm,30nm〜40nm,40nm〜50nm,50nm〜60nm,60nm〜70nm,70nm〜80nm,80nm〜90nm,90nm〜100nm,100nm〜110nm,110nm〜120nm,120nm〜130nmのうちの1つ以上の範囲内の厚さを有してもよい。
第1エッチングは、第1材料を選択的にエッチングするのに適合した垂直ドライエッチングでもよい。第1エッチングは、第1深掘り反応性イオンエッチングを含んでもよい。第1深掘り反応性イオンエッチングは、CガスとSFガスを含んでもよい。
第2エッチングは、第2材料を選択的にエッチングするのに適合した垂直ドライエッチングでもよい。第2エッチングは、第2深掘り反応性イオンエッチングを含んでもよい。第2深掘り反応性イオンエッチングは、Cガスを含んでもよい。
第1エッチングおよび第2エッチングは、2μm,1.5μm,1μm,0.9μm,0.8μm,0.7μm,0.6μm,0.5μm,0.4μmまたは0.3μmより小さい、第2材料での第1エッチング深さを規定してもよい。
第3エッチングは、第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングでもよい。第3エッチングは、第3深掘り反応性イオンエッチングを含んでもよい。第4深掘り反応性イオンエッチングは、Cガスを含んでもよい。
第4エッチングは、第3材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングでもよい。第4エッチングは、第2ウェットエッチングを含んでもよい。第2ウェットエッチングは、水酸化カリウム溶液を含んでもよい。
本発明の第4態様に係る方法はさらに、第4エッチングを実施する前に、
残りの上層、残りの中間層の全体を、保護膜で覆うステップを含んでもよい。保護膜は、窒化シリコン層を含んでもよい。
本発明の第4態様に係る方法はさらに、第2マスクで中間層を覆う前に、
追加のエッチングを実施して、第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体のコンタクト電極支持体アンダーカットを設けるステップを含んでもよい。追加のエッチングは、第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングでもよい。追加のエッチングは、追加のウェットエッチングを含んでもよい。これは、アンダーカットを非マスク部分に設置できるという効果を有する。追加のウェットエッチングは、緩衝化フッ化水素を含んでもよい。
本発明の上記態様の全てにおいて、前端および先端ベースは、遠位端部から近位端部に向かう方向に延びており、第1複数のコンタクト電極の近接するコンタクト電極ペア間に設けられた第1スリットによって、第1前端部分と第2前端部分に、そして第1先端ベース部分と第2先端ベース部分にそれぞれ分割してもよい。第1スリットは、近位端部と遠位端部との間のほぼ中間まで延びてもよい。代替として、第1スリットは、近位端部まで延びてもよい。
前端は、第8複数の第2スリットによって第7複数の部分に切り分けてもよく、各第2スリットは、遠位端部から近位端部への方向に延びており、第1複数のコンタクト電極32の近接するコンタクト電極ペア間に設けられる。各第2スリットは、前端の半分にある箇所、および遠位端部と近位端部との中間で終端してもよい。 第1スリットおよび第2スリットは、コンタクト動作の際、特に前端と側端の1つとの間にある前角部が最初にテストサンプルと接触する場合、より大型の先端ベース68内の内部応力が回避されるという効果を有する。
上記態様の全てにおいて、金属膜は、ウエハ上に設けられたチタンまたはクロムからなる接着層と、金またはニッケルからなる導電層を含んでもよい。接着層は、導電層より薄くてもよい。接着層は、約10nm厚でもよく、導電層は、約100nm厚でもよい。
本発明の第1態様および第2態様において、第1中間面、第2中間面、第3中間面及び/又は第4中間面を覆う中間金属層を設けてもよい。本発明の第3態様および第4態様において、金属膜の堆積は、第1中間面、第2中間面、第3中間面及び/又は第4中間面を覆う中間金属層を設けてもよい。
本発明の実施形態が、図面に関連して開示される。
多点プローブを提供する方法を示しており、分図Aは全体構造を示し、図1Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図1Cは図1B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図1Dは図1B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 多点プローブを提供する方法を示しており、図2Aは全体構造を示し、図2Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図2Cは図2B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図2Dは図2B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 多点プローブを提供する方法を示しており、図3Aは全体構造を示し、図3Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図3Cは図3B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図3Dは図3B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 多点プローブを提供する方法を示しており、図4Aは全体構造を示し、図4Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図4Cは図4B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図4Dは図4B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 多点プローブを提供する方法を示しており、図5Aは全体構造を示し、図5Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図5Cは図5B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図5Dは図5B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 多点プローブを提供する方法を示しており、図6Aは全体構造を示し、図6Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図6Cは図6B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図6Dは図6B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 多点プローブを提供する方法を示しており、図7Aは全体構造を示し、図7Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図7Cは図7B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図7Dは図7B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 多点プローブを提供する方法を示しており、図8Aは全体構造を示し、図8Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図8Cは図8B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図8Dは図8B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 多点プローブを提供する方法を示しており、図9Aは全体構造を示し、図9Bは多点プローブの先端エリアでの構造を示し、図9Cは図9B中のAで示した切断線を通る断面図を示し、図9Dは図9B中のBで示した切断線を通る断面図を示す。 図10Aは多点プローブの使用を示し、図10Bはテストサンプルとのコンタクト動作において多点プローブの先端の正面図を示し、図10Cはテストサンプルとのコンタクト動作において多点プローブの先端の断面側面図を示し、図10Dはテストサンプルとのコンタクト動作において多点プローブの代替の先端の断面側面図を示す。 図11A〜図11Cは、プローブ先端の代替の実施形態を示す。
図1A〜図1Dは、結晶シリコンからなる下層12、二酸化シリコンからなる中間層14、およびアモルファスシリコンからなる上層16を有するウエハ10を示す。層は、平行であり、各層は、均一な厚さを有する。ウエハ10は、純粋な結晶シリコンウエハから提供され、中間層14は、酸素源として水を用いて、950℃の湿式酸化処理によって設けており、上層16は、反応ガスとしてシラン(SiH)を用いて、550℃で低圧化学気相成長法により、中間層14の上に堆積している。代替として、水素と酸素の混合物を酸素源として使用してもよい。下層12は、約340μmの厚さで設けられ、中間層14は、1.4μm〜1.5μmの厚さで設けられ、上層16は、70nm〜100nmの厚さで設けられる。
ウエハ10の上層16は、コンタクトパッド支持体エリア38、配線(trace)支持体エリア44、コンタクト電極支持体エリア90の範囲に対応した第1マスク100で覆われる。第1マスクは、ステッパ(stepper)およびフォトレジストを用いた遠紫外リソグラフィ法によって設けられる。
第1エッチングが実施され、第1マスク100によって保護されていない上層16の全てを除去する。第1エッチングは、上層16のアモルファスシリコンをエッチングする第1深掘り反応性イオンエッチングの形態の垂直ドライエッチングである。第1エッチングは、CガスとSFガスによって行われ、反応性イオンは、プラズマ発生によって形成される。垂直エッチングは、バイアス電圧をウエハ10の上層16に印加することによって得られ、その結果、化学エッチングに加えてアモルファスシリコンのスパッタリングが生ずる。続いて、第1マスク100は除去される。
図2A〜図2Dは、第1マスク100を除去した後のウエハ10を示しており、コンタクトパッド支持体エリア38を囲むコンタクトパッド支持体境界36、配線支持体エリア44を囲む配線支持体境界52、およびコンタクト電極支持体エリア90を囲むコンタクト電極支持体境界88を提示している。
第2エッチングが実施され、残りの上層16によって保護されていない中間層14の200nm〜500nmを除去する。第2エッチングは、中間層14の二酸化シリコンをエッチングする第2深掘り反応性イオンエッチングの形態の垂直ドライエッチングである。第2エッチングは、Cガスによって行われ、反応性イオンは、プラズマ発生によって形成される。垂直エッチングは、バイアス電圧をウエハ10に印加することによって得られ、その結果、化学エッチングに加えて二酸化シリコンのスパッタリングが生ずる。代替の実施形態では、第1マスク100は、第2エッチングの際に残留し、最初に除去され、第2エッチングが終了する。
図3A〜図3Dは、第2エッチング後のウエハ10を示しており、配線支持体の幅狭部分48、配線支持体40の幅狭部分48間の第2中間面56、コンタクト電極支持体86、およびコンタクト電極支持体86間の第4中間エリア92を提示している。
図4A〜図4Dに示すように、ウエハ10の残りの上層16および露出した中間層14が、配線支持体の幅狭部分48、第2中間面56、コンタクト電極支持体86、および第4中間面92の範囲に対応した第2マスクによって覆われる。第2マスクは、フォトレジストマスクである。
第3エッチングが実施され、第2マスク102または残りの上層16で保護されない中間層14の約500nmの二酸化シリコンを除去する。第2エッチングは、緩衝化フッ化水素溶液を採用した第1ウェットエッチングである。第3エッチングは、残りの上層16に対する影響がないか、殆どなく、これは、図4Cに示すように、個々の配線支持体境界42において、配線支持体エリア44をアンダーカットする第1配線支持体アンダーカットを提供する。第3エッチングはさらに、配線支持体40の幅広部分46および、配線支持体40の幅広部分46間にある第1中間面54を提供する。第3エッチングはまた、図4Cに示すプロファイルと同様に、個々のコンタクトパッド支持体境界36において、コンタクトパッド支持体34および、コンタクトパッド支持体34間にある第3中間エリア60、コンタクトパッド支持体エリア38をアンダーカットするコンタクトパッド支持体アンダーカット(図示しないが、62と同様)を提供する。続いて、第2マスク102は除去される。
上層16は、アモルファスシリコンを二酸化シリコンに改質するための酸化処理が施される。これは、約950℃の温度で、水を用いた湿式酸化によって達成される。上層16の酸化処理は、上層16と中間層14との間の応力を低減する。これは、図5Dに示すように、上層16の材料を膨張させ、続いて各配線支持体40の幅狭部分48での配線支持体エリアおよび各コンタクト電極支持体86のコンタクト電極支持体エリア90を、凸形状にする。上層16の膨張はまた、図5Dに示すように、各コンタクト電極支持体86のコンタクト電極支持体アンダーカット94、および各配線支持体40の幅狭部分の第2配線支持体アンダーカット(図示しないが、94と同様)も提供する。上層の膨張はまた、既に存在する第1配線支持体アンダーカット62およびコンタクトパッドアンダーカット(図示しないが、62と同様)にも寄与する。
コンタクト電極支持体アンダーカット94は、各コンタクト電極支持体86のコンタクト電極境界88において、コンタクト電極支持体エリア90をアンダーカットしている。同様に、第2配線支持体アンダーカットは、各配線支持体40の幅狭部分48の配線支持体境界42において、配線支持体エリアをアンダーカットしている。
上層および残りの中間層は、図6A〜図6Dに示すように、ベース多点プローブの第1上面26および先端ベース68の第2上面70の範囲に対応した第3マスク104によって覆われ、そして第4エッチングを実施し、第3マスクで保護されない中間層および上層の残部を除去する。第3マスクは、フォトレジストマスクであり、第4エッチングは、上述した第2深掘り反応性イオンエッチングと同様な第3深掘り反応性イオンエッチングであるが、露出した二酸化シリコンが完全にエッチングされたときに、まずは終了し、下層の結晶シリコンが第4エッチングのストップとして機能する。
第4エッチングは、第1側端76、第2側端78、前端80を有する先端ベース68の第2リム74を提供する。第1側端76および第2側端78は、先端ベース68の近位端部82から遠位端部84に延びて、平行である。前端78は、第1側端76および第2側端78に対して垂直である。
第4エッチングは、前端80を提供しており、前端80は、真直ぐであり、コンタクト電極支持体86が前端80で終端するように中間層14および上層16を切断する。これは、図10Cの断面側面図に示している。代替の実施形態において、第4エッチングは、コンタクト電極支持体86が前端80からある距離で終端するように中間層14および上層16を切断する。これは、図10Dの断面側面図に示している。
ウエハ10の残り全体、即ち、残りの上層16、中間層14および下層12の全て露出した側は、図7A〜図7Dに示すように、保護膜106で覆われる。保護膜106は、約840℃で、活性ガスとしてジクロロシラン(ClSi)とアンモニア(NH)を用いて低圧化学気相成長法(LPCVD)により設けられた、300nm〜400nmの低応力窒化シリコン層である。
多点プローブの底面の範囲に対応した第4マスク(不図示)が、中間層14とは反対側の下層12および下層12の側に設けられる。第4マスクは、保護膜106の上にフォトリソグラフィによって設けられ、保護膜106の非マスクエリアが除去される。好ましい実施形態において、保護膜106の非マスクエリアが垂直ドライエッチングによって除去される。第5エッチングが実施され、第4マスクで保護されない下層12の一部を除去する。これは、図8A〜図8Dに示している。第5エッチングは、水酸化カリウム溶液を用いた第2ウェットエッチングである。
第5エッチングは、第1底面(不図示)、第1上面26および、第1上面26と底面とを相互接続する周囲の第1リム25を備えたベース24を提供する。第5エッチングは、先端ベース68の中間層14の下方から下層12を完全に除去し、周囲の第1リム25から自由に延びる先端ベースを提供する。図6A〜図6Dに関連して説明した第4エッチングは、周囲の第1リム25を部分的に提供することに留意すべきである。続いて、保護膜106は、180℃でリン酸溶液を用いてウェットエッチングプロセスで除去される。
図9A〜図9Dに示すように、金属膜108が、残りの上層16および残りの中間層14の上に堆積される。これは、コンタクト電極32をコンタクト電極支持体86のコンタクト電極支持体エリア90の上に提供し、配線52を配線支持体40の配線支持体エリア44の上に提供し、コンタクトパッド50をコンタクトパッド支持体(図4A中の34)のコンタクトパッド支持体エリア(図4A中の38)の上に提供する。
金属膜108は、電子銃蒸着プロセスを用いて堆積される。金属膜108は、チタンまたはクロムからなる約10nmの薄い接着層と、金またはニッケルからなる約100nmのより厚い導電層とを含む。これは、金属膜が第1中間面54、第2中間面56、第3中間面60および第4中間面92の上に堆積してもよいことを意味する。
金属膜は、第1上面26に対して垂直な所定方向に堆積される。金属膜108を堆積した場合、短絡が生じることがある。こうして第1配線支持体アンダーカット62、第2配線支持体アンダーカット(図示しないが、94と同様)、コンタクトパッド支持体アンダーカット(図示しないが、62と同様)、およびコンタクト電極支持体アンダーカット94は、配線52の幅広部分46、配線52の幅狭部分48、コンタクトパッド50、およびコンタクト電極32の短絡を防止する。
第1中間面56および第3中間面60は、第1レベルにあり、一方、第2中間面56および第4中間面92は、下層12に対して第1レベルの上方にある第2レベルにある。配線支持体エリア44、コンタクトパッド支持体エリア38およびコンタクト電極支持体エリア90は、下層12に対して第1レベルおよび第2レベルの上方にある同じ第3レベルにある。単位長さ当りの短絡のリスクは、レベル間の小さい間隔(separation)ではより大きい。配線52の幅狭部分48は、配線52の幅広部分46およびコンタクトパッド境界36より著しく短い。これは、多点プローブ18の短絡のリスクが著しく減少することを意味する。
金属膜を堆積する場合の短絡のリスクは、第1配線支持体アンダーカット62、第2配線支持体アンダーカット(図示しないが、94と同様)、コンタクトパッド支持体アンダーカット(図示しないが、62と同様)、およびコンタクト電極支持体アンダーカット94によってさらに減少する。
代替の実施形態において、短絡のリスクは、図4A〜図4Dに関連して説明したように、第2マスクを用いて中間層を覆う前に、中間層14の追加のエッチングを実施することによってさらに低減できる。追加のエッチングは、残りの上層16によって保護されない中間層14の約50nmの二酸化シリコンを除去する第3ウェットエッチングである。第2エッチングが、緩衝化フッ化水素溶液によって提供される。追加のエッチングは、残りの上層16に対する影響が殆どないか、皆無であり、このことは、第2配線支持体アンダーカット(図示しないが、94と同様)およびコンタクト電極支持体アンダーカット94にも寄与することを意味する。
追加のエッチングは、第2配線支持体アンダーカット(図示しないが、94と同様)の深さおよびコンタクト電極支持体アンダーカット94の深さを増加させることになる。それは、第1配線支持体アンダーカット62の深さおよびコンタクトパッド支持体アンダーカット(図示しないが、62と同様)の深さも増加させることになる。しかしながら、その影響は小さくなり、これらのアンダーカットは、図4A〜図4Cに関連して説明したように、第3エッチングによって約500nmの深さがさらに設けられるためである。
図9A〜図9Dは、テスト装置とテストサンプルとの間の電気接続を確立するための多点プローブ18を示す。多点プローブ10は、第1上面26、第1底面28、および第1上面24と第1底面28を相互接続する周縁の第1リム25を規定する板状構造を構成するベース24を有する。プローブ先端30が、ベース24の第1上面26に設けられ、周縁の第1リム25から自由に延びている。プローブ先端30は、テストサンプルとの接触および電気接続を確立するための第1複数のコンタクト電極32を有する。
多点プローブ18はまた、第1上面26の上に設けられ、ベース24によって支持された第2複数のコンタクトパッド支持体34を有する。各コンタクトパッド支持体34は、コンタクトパッド支持体エリア38を囲うコンタクトパッド支持体境界36を規定する輪郭を有する。第3複数の配線支持体40が、第1上面26の上に設けられ、ベース24によって支持される。各配線支持体40は、配線支持体エリア44を囲う配線支持体境界42を規定する輪郭を有する。各配線支持体40は、第2複数のコンタクトパッド支持体34のうちのコンタクトパッド支持体34と接続され、第1長さおよび第1幅を個々に規定する幅広部分46を有する。各配線支持体40はまた、プローブ先端30と接続され、第2長さおよび第2幅を個々に規定する幅狭部分48を有する。第1長さは第2長さより長く、第1幅は第2幅より大きい。多点プローブ18はまた、テスト装置と接続するための第4複数のコンタクトパッド50を有する。各コンタクトパッド50は、第2複数のコンタクトパッド支持体34のうちのコンタクトパッド支持体34によって個別に支持され、支持するコンタクトパッド支持体34のコンタクトパッド支持体エリア38を覆う金属層108で構成される。多点プローブ18はまた、第5複数の配線52を有する。各配線52は、第3複数の配線支持体40のうちの配線支持体40によって個別に支持され、支持する配線支持体40の配線支持体エリア44を覆う金属層108で構成される。各配線52は、第4複数のコンタクトパッド50のうちのコンタクトパッド50および第1複数のコンタクト電極32のうちのコンタクト電極32を個別に相互接続している。
第1複数、第2複数、第3複数、第4複数および第5複数は、同じ数である。第1上面26は、第1中間面54を有する。各第1中間面54は、個々の幅広部分46において第3複数の配線支持体40のうちの近接する配線支持体ペア40を個別に相互接続する。第1上面26は、第2中間面56を有する。各第2中間面56は、個々の幅狭部分48において第3複数の配線支持体40のうちの近接する配線支持体ペア40を個別に相互接続する。
第1中間面54は、第1レベルに設けられ、第2中間面56は、ベース24に対して第1レベルの上方にある第2レベルに設けられる。コンタクトパッド支持体エリア38および配線支持体エリア44は、ベース24に対して第1レベルおよび第2レベルの上方にある第3レベルに設けられる。
第3複数の配線支持体40の各配線支持体40は、配線支持体40の幅広部分46および幅狭部分48を個別に相互接続するテーパー部分58を備える。テーパー部分58は、幅広部分46から幅狭部分48へ行くにつれて狭くなる幅を規定する。各第2中間面56は、個々のテーパー部分58において複数の配線支持体40のうちの近接する配線支持体ペア40を相互接続する。
第1上面26は、第3中間面60を含む。各第3中間面60は、第2複数のコンタクトパッド支持体34のうちの近接するコンタクトパッド支持体ペア34を個別に相互接続し、第3中間面60は、第1レベルに設けられる。
第3複数の配線支持体40の各配線支持体40は、幅広部分46および配線支持体境界42に設けられた第1配線支持体アンダーカット62を規定する。第1配線支持体アンダーカット62は、配線支持体40の幅広部分46において配線支持体エリア44を部分的にアンダーカットする。
第3複数の配線支持体40の各配線支持体40は、幅狭部分48および配線支持体境界(88と同様)に設けられた第2配線支持体アンダーカット(94と同様)を規定する。第2配線支持体アンダーカット(94と同様)は、配線支持体40の幅狭部分48において配線支持体エリア(90と同様)を部分的にアンダーカットする。
第2複数のコンタクトパッド支持体34の各コンタクトパッド支持体34は、コンタクトパッド支持体境界36に設けられたコンタクトパッド支持体アンダーカット(62と同様)を規定し、コンタクトパッド支持体34のコンタクトパッド支持体エリア38を部分的にアンダーカットする。第1配線支持体アンダーカット62およびコンタクトパッド支持体アンダーカット(62と同様)は、ほぼ同じアンダーカット深さを有する。
配線支持体エリア(90と同様)は、第3複数の配線支持体40の各配線支持体40の幅狭部分48において凸状(convex)である。
プローブ先端30は、近位端部82および遠位端部84を有し、第2上面70、第2底面72、および第2上面70と第2底面72を相互接続する第2リム74を規定する板状の先端構造を構成する先端ベース68を有する。第2上面70は、近位端部82から遠位端部84へ延びる第1側端76に沿って、および第1側端76に対して先端構造の反対側にあり、近位端部82から遠位端部84へ延びる第2側端78に沿って、および第1側端76および第2側端78を相互接続する前端80に沿って、第2リム74と連結している。先端ベース68は、その近位端部82においてベース24と連結している。
プローブ先端30は、第2上面70の上に設けられ、先端ベース68によって支持された第6複数のコンタクト電極支持体86を有する。各コンタクト電極支持体86は、近位端部82から遠位端部84へ向く方向に細長く延びている。各コンタクト電極支持体86はさらに、コンタクト電極支持体エリア90を囲うコンタクト電極支持体境界88を規定する輪郭を有する。
第1複数のコンタクト電極32の各コンタクト電極32は、第6複数のコンタクト電極支持体86のうちのコンタクト電極支持体86によって個別に支持され、支持するコンタクト電極支持体86のコンタクト電極支持体エリアを覆う金属電極層108で構成される。
第1複数および第6複数は、同じ数である。第2上面70は、第4中間面92を含む。各第4中間面92は、第6複数のコンタクト電極支持体86のうちの近接するコンタクト電極支持体ペア86を個別に相互接続する。第4中間面92は、第4レベルに設けられる。コンタクト電極支持体エリア90は、先端ベース68に対して第4レベルの上方にある第5レベルに設けられる。第4レベルは第2レベルと同じであり、第5レベルは第3レベルと同じである。
前端80は、真直ぐである。第6複数の電極支持体86は、前端80に延びて、そこで終端する。
第6複数のコンタクト電極支持体86の各コンタクト電極支持体86は、コンタクト電極支持体境界88に設けられ、コンタクト電極支持体86のコンタクト電極支持体エリア90を部分的にアンダーカットするコンタクト電極支持体アンダーカット94を規定する。コンタクト電極支持体エリア90は、凸状である。
図10Aは、テストサンプル22を保持するテスト装置20に搭載された多点プローブ18を示す。多点プローブ18は、第1上面26がテストサンプル22に面し、その第1底面28がテストサンプル22から離隔して面するように配向している。
図10Bは、テストサンプル22とのコンタクト動作においてプローブ先端30の正面図を示す。コンタクト電極支持体エリア90の凸状性(convexity)はまた、コンタクト電極32を凸状にし、後者は、前者の上に金属膜108を堆積することによって設けられたためである。このことは、図10Bに示すように、使用時にコンタクト電極32の中心がテストサンプルと接触する可能性がより高いことを意味する。これは、特に、テストサンプル22の表面が均等でなかったり、小さな刻跡(imprinted)構造を有する場合、測定の精度および正確さを増加させる。
図10Cは、第2上面70および第2底面72を備えた先端ベース68を有するプローブ先端30の断面側面図を示す。コンタクト電極支持体86は、前端80で終端する。図10Aに示した配向では、これは、前端80が、コンタクト電極支持体86の上にあるコンタクト電極32の前に、テストサンプルと接触するリスクがないという効果を有する。
同様に、図10Dは、第2上面70および第2底面72を備えた先端ベース68を有するプローブ先端30の断面側面図を示す。コンタクト電極支持体86は、前端80からある距離で終端する。コンタクト電極支持体86でのコンタクト電極32の位置決めは、コンタクト電極32を第2上面70に接近またはその上に位置決めするのと比べて、前端80がコンタクト電極32の前にテストサンプルと接触するリスクが減少するという効果を有する。
図11Aは、プローブ先端30の代替の実施形態を示す。前端80および先端ベース68は、遠位端部84から近位端部82に延びるスリット110によって、第1前端部分と第2前端部分に、そして第1先端ベース部分と第2先端ベース部分にそれぞれ分割される。スリット110は、第1複数のコンタクト電極32の近接するコンタクト電極ペア32間に設けられる。
図11Bは、プローブ先端30の他の代替の実施形態を示す。前端は、遠位端部84から近位端部82への方向に延びる2つスリットによって3つの部分に切り分けられる。2つスリット110の各々は、第1複数のコンタクト電極32の近接するコンタクト電極ペア32間に設けられる。2つスリットは、遠位端部84と近位端部82の間のほぼ中間点で終端する。
図11Cは、欧州公開EP2132578(A1)に記載されたように、配線52のうちの4つが歪みゲージ112接触検出器と接続された代替の実施形態を示す。残りの配線は、上述と同様に、プローブ先端30上のコンタクト電極32と接続される。プローブ先端30の電極が、異なる目的、例えば、公知のリモートセンシング回路の一部を構成することを対象とする代替の実施形態が想定される。プローブ先端30が、全体として他の構造、例えば、リモートセンシング回路と置換される代替の実施形態も想定される。
10 ウエハ
12 下層
14 中間層
16 上層
18 多点プローブ
20 テスト装置
22 テストサンプル
24 ベース
25 第1リム
26 第1上面
28 第1底面
30 プローブ先端
32 コンタクト電極
34 コンタクトパッド支持体
36 コンタクトパッド支持体境界
38 コンタクトパッド支持体エリア
40 配線支持体
42 配線支持体境界
44 配線支持体エリア
46 幅広部分
48 幅狭部分
50 コンタクトパッド
52 配線
54 第1中間面
56 第2中間面
58 テーパー部分
60 第3中間面
62 第1配線支持体アンダーカット
64 第2配線支持体アンダーカット
66 コンタクトパッド支持体アンダーカット
68 先端ベース
70 第2上面
72 第2底面
74 第2リム
76 第1側端
78 第2側端
80 前端
82 近位端部
84 遠位端部
86 コンタクト電極支持体
88 コンタクト電極支持体境界
90 コンタクト電極支持体エリア
92 第4中間面
94 コンタクト電極支持体アンダーカット
100 第1マスク
102 第2マスク
104 第3マスク
106 保護膜
108 金属膜
110 スリット
112 歪みゲージ

Claims (99)

  1. テスト装置とテストサンプルとの間の電気接続を確立するための多点プローブであって、
    第1上面、第1底面、および前記第1上面と前記第1底面を相互接続する周縁の第1リムを規定する板状構造を構成するベースと、
    前記ベースの前記第1上面に設けられ、前記周縁の第1リムから自由に延びるプローブ先端であって、前記テストサンプルとの接触および電気接続を確立するための第1複数のコンタクト電極を含むプローブ先端と、
    前記第1上面の上に設けられ、前記ベースによって支持された第2複数のコンタクトパッド支持体であって、各コンタクトパッド支持体は、コンタクトパッド支持体エリアを囲うコンタクトパッド支持体境界を規定する輪郭を有する、第2複数のコンタクトパッド支持体と、
    前記第1上面の上に設けられ、前記ベースによって支持された第3複数の配線支持体であって、各配線支持体は、配線支持体エリアを囲う配線支持体境界を規定する輪郭を有し、各配線支持体は、前記第2複数のコンタクトパッド支持体のうちのコンタクトパッド支持体と接続され、第1長さおよび第1幅を個々に規定する幅広部分と、前記プローブ先端と接続され、第2長さおよび第2幅を個々に規定する幅狭部分とを備え、前記第1長さは前記第2長さより長く、前記第1幅は前記第2幅より大きい、第3複数の配線支持体と、
    前記テスト装置と接続するための第4複数のコンタクトパッドであって、各コンタクトパッドは、前記第2複数のコンタクトパッド支持体のうちのコンタクトパッド支持体によって個別に支持され、前記支持するコンタクトパッド支持体のコンタクトパッド支持体エリアを覆う金属層で構成された、第4複数のコンタクトパッドと、
    第5複数の配線であって、各配線は、前記第3複数の配線支持体のうちの配線支持体によって個別に支持され、前記支持する配線支持体の前記配線支持体エリアを覆う金属層で構成され、各配線は、前記第4複数のコンタクトパッドのうちのコンタクトパッドおよび前記第1複数のコンタクト電極のうちのコンタクト電極を個別に相互接続している、第5複数の配線とを備え、
    前記第1複数、前記第2複数、前記第3複数、前記第4複数および前記第5複数は、同じ数であり、
    前記第1上面は、個々の幅広部分において前記第3複数の配線支持体のうちの近接する配線支持体ペアを個別に相互接続する第1中間面を含み、
    前記第1上面は、個々の幅狭部分において前記第3複数の配線支持体のうちの近接する配線支持体ペアを個別に相互接続する第2中間面とを含み、
    前記第1中間面は、第1レベルに設けられ、前記第2中間面は、前記ベースに対して前記第1レベルの上方にある第2レベルに設けられ、前記コンタクトパッド支持体エリアおよび前記配線支持体エリアは、前記ベースに対して前記第1レベルおよび前記第2レベルの上方にある第3レベルに設けられる、多点プローブ。
  2. 前記第1レベルおよび前記第2レベルは第1距離だけ離隔しており、前記第2レベルおよび前記第3レベルは第2距離だけ離隔しており、前記第1距離は前記第2距離より大きい、請求項1記載の多点プローブ。
  3. 前記第1レベルおよび前記第2レベルは第1距離だけ離隔しており、前記第2レベルおよび前記第3レベルは第2距離だけ離隔しており、前記第1距離は、0.3μm,0.4μm,0.5μm,0.6μm,0.7μm,0.8μm,0.9μm,1μm,1.5μmまたは2μmより大きく、及び/又は、前記第2距離は、2μm,1.5μm,1μm,0.9μm,0.8μm,0.7μm,0.6μm,0.5μm,0.4μmまたは0.3μmより小さい、請求項1記載の多点プローブ。
  4. 前記第1レベルは、第1平面を規定し、前記第2レベルは、前記第1平面に対して平行な第2平面を規定し、前記第3レベルは、前記第2平面に対して平行な第3平面を規定している、請求項1〜3のいずれかに記載の多点プローブ。
  5. 前記第3複数の配線支持体の各配線支持体は、前記配線支持体の前記幅広部分および前記幅狭部分を個別に相互接続するテーパー部分を備え、前記テーパー部分は、前記幅広部分から前記幅狭部分へ行くにつれて狭くなる幅を規定する、請求項1〜4のいずれかに記載の多点プローブ。
  6. 各第2中間面は、個々のテーパー部分において前記複数の配線支持体のうちの近接する配線支持体ペアを相互接続する、請求項5記載の多点プローブ。
  7. 前記第1上面は、第3中間面を含み、各第3中間面は、前記第2複数のコンタクトパッド支持体のうちの近接するコンタクトパッド支持体ペアを個別に相互接続し、前記第3中間面は、前記第1レベルに設けられる、請求項1〜6のいずれかに記載の多点プローブ。
  8. 前記第3複数の配線支持体の各配線支持体は、前記幅広部分および前記配線支持体境界に設けられ、前記配線支持体の前記幅広部分において前記配線支持体エリアを部分的にアンダーカットする第1配線支持体アンダーカットを規定する、請求項1〜7のいずれかに記載の多点プローブ。
  9. 前記第1配線支持体アンダーカットは、100nm,200nm,300nm,400nm,500nm,600nm,700nm,800nmまたは900nmより大きい第1アンダーカット深さを規定する、請求項8記載の多点プローブ。
  10. 前記第3複数の配線支持体の各配線支持体は、前記幅狭部分および前記配線支持体境界に設けられ、前記配線支持体の前記幅狭部分において前記配線支持体エリアを部分的にアンダーカットする第2配線支持体アンダーカットを規定する、請求項1〜9のいずれかに記載の多点プローブ。
  11. 前記第2配線支持体アンダーカットは、100nm,90nm,80nm,70nm,60nmまたは50nmより小さい第2アンダーカット深さを規定する、請求項10記載の多点プローブ。
  12. 前記第1配線支持体アンダーカットは、前記第2配線支持体アンダーカットより深い、請求項8および請求項10記載の多点プローブ。
  13. 前記第2複数のコンタクトパッド支持体の各コンタクトパッド支持体は、前記コンタクトパッド支持体境界に設けられ、前記コンタクトパッド支持体の前記コンタクトパッド支持体エリアを部分的にアンダーカットするコンタクトパッド支持体アンダーカットを規定する、請求項1〜12のいずれかに記載の多点プローブ。
  14. 前記第1配線支持体アンダーカットおよび前記コンタクトパッド支持体アンダーカットは、ほぼ同じアンダーカット深さを有する、請求項13および、請求項8または請求項8の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブ。
  15. 前記配線支持体エリアは、前記第3複数の配線支持体の各配線支持体の前記幅狭部分において凸状である、請求項1〜14のいずれかに記載の多点プローブ。
  16. 前記プローブ先端は、
    近位端部および遠位端部を有し、第2上面、第2底面、および第2上面と第2底面を相互接続する第2リムを規定する板状の先端構造を構成する先端ベースであって、前記第2上面は、前記近位端部から前記遠位端部へ延びる第1側端に沿って、および前記第1側端に対して前記先端構造の反対側にあり、前記近位端部から前記遠位端部へ延びる第2側端に沿って、および前記第1側端および前記第2側端を相互接続する前端に沿って、前記第2リムと連結しており、前記先端ベースは、その近位端部において前記ベースと連結している先端ベースと、
    前記第2上面の上に設けられ、前記先端ベースによって支持された第6複数のコンタクト電極支持体であって、各コンタクト電極支持体は、前記近位端部から前記遠位端部へ向く方向に細長く延びており、各コンタクト電極支持体は、コンタクト電極支持体エリアを囲うコンタクト電極支持体境界を規定する輪郭を有する、第6複数のコンタクト電極支持体と、
    前記第6複数のコンタクト電極支持体のうちのコンタクト電極支持体によって個別に支持され、前記支持するコンタクト電極支持体の前記コンタクト電極支持体エリアを覆う金属電極層で構成された、前記第1複数のコンタクト電極の各コンタクト電極とを備え、
    前記第1複数および前記第6複数は、同じ数であり、
    前記第2上面は、第4中間面を含み、各第4中間面は、前記第6複数のコンタクト電極支持体のうちの近接するコンタクト電極支持体ペアを個別に相互接続しており、
    前記第4中間面は、第4レベルに設けられ、前記コンタクト電極支持体エリアは、前記先端ベースに対して前記第4レベルの上方にある第5レベルに設けられ、
    前記第4レベルは前記第2レベルと同じであり、前記第5レベルは前記第3レベルと同じである、請求項1〜15のいずれかに記載の多点プローブ。
  17. 前記前端は、真直ぐである、請求項16記載の多点プローブ。
  18. 前記第6複数の電極支持体は、前記前端に延びて、そこで終端する、請求項16または17記載の多点プローブ。
  19. 前記第6複数の電極支持体は、前記前端に延びて、前記前端から第3距離で終端する、請求項16〜17のいずれかに記載の多点プローブ。
  20. 前記第3距離は、0.1μm〜2μm,0.2μm〜1.5μm,0.3μm〜1μm,0.4μm〜0.9μm,0.5μm〜0.8μm,0.6μm〜0.7μm,0.1μm〜0.2μm,0.2μm〜0.3μm,0.3μm〜0.4μm,0.4μm〜0.5μm,0.5μm〜0.6μm,0.6μm〜0.7μm,0.7μm〜0.8μm,0.8μm〜0.9μm,0.9μm〜1μm,1μm〜1.5μmおよび1.5μm〜2μmのうちの1つ以上の範囲内である、請求項19記載の多点プローブ。
  21. 前記第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体は、前記コンタクト電極支持体境界に設けられ、前記コンタクト電極支持体の前記コンタクト電極支持体エリアを部分的にアンダーカットするコンタクト電極支持体アンダーカットを規定する、請求項16〜20のいずれかに記載の多点プローブ。
  22. 前記コンタクト電極支持体アンダーカットは、100nm,90nm,80nm,70nm,60nmまたは50nmより小さい第3アンダーカット深さを規定する、請求項21記載の多点プローブ。
  23. 前記第2配線支持体アンダーカットおよび前記コンタクト電極アンダーカットは、ほぼ同じアンダーカット深さを有する、請求項21および、請求項10または請求項10の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブ。
  24. 前記コンタクト電極支持体エリアは、凸状である、請求項16〜23のいずれかに記載の多点プローブ。
  25. テストサンプルとの電気接触を確立するためのプローブ先端であって、
    近位端部および遠位端部を有し、上面、底面、および前記上面と前記底面を相互接続するリムを規定する板状の先端構造を構成する先端ベースであって、前記上面は、前記近位端部から前記遠位端部へ延びる第1側端に沿って、および前記第1側端に対して前記先端構造の反対側にあり、前記近位端部から前記遠位端部へ延びる第2側端に沿って、および前記第1側端および前記第2側端を相互接続する前端に沿って、前記リムと連結している、先端ベースと、
    前記テストサンプルと接触して電気接続を確立するための第1複数のコンタクト電極と、
    前記第2上面の上に設けられ、前記先端ベースによって支持された第2複数のコンタクト電極支持体であって、各コンタクト電極支持体は、前記近位端部から前記遠位端部へ向く方向に細長く延びており、各コンタクト電極支持体は、コンタクト電極支持体エリアを囲うコンタクト電極支持体境界を規定する輪郭を有し、前記第1複数のコンタクト電極の各コンタクト電極は、前記第2複数のコンタクト電極支持体のうちのコンタクト電極支持体によって個別に支持され、前記支持するコンタクト電極支持体の前記コンタクト電極支持体エリアを覆う金属電極層で構成される、第2複数のコンタクト電極支持体とを備え、
    前記第1複数および前記第2複数は、同じ数であり、
    前記上面は、中間面を含み、各中間面は、前記第2複数のコンタクト電極支持体のうちの近接するコンタクト電極支持体ペアを個別に相互接続しており、
    前記中間面は、第1レベルに設けられ、前記コンタクト電極支持体エリアは、前記先端ベースに対して前記第1レベルの上方にある第2レベルに設けられる、プローブ先端。
  26. 前記前端は、真直ぐである、請求項25記載のプローブ先端。
  27. 前記第2複数の電極支持体は、前記前端に延びて、そこで終端する、請求項25〜26のいずれかに記載のプローブ先端。
  28. 前記第2複数の電極支持体は、前記前端に延びて、前記前端からある距離で終端する、請求項25〜26のいずれかに記載のプローブ先端。
  29. 前記距離は、0.1μm〜2μm,0.2μm〜1.5μm,0.3μm〜1μm,0.4μm〜0.9μm,0.5μm〜0.8μm,0.6μm〜0.7μm,0.1μm〜0.2μm,0.2μm〜0.3μm,0.3μm〜0.4μm,0.4μm〜0.5μm,0.5μm〜0.6μm,0.6μm〜0.7μm,0.7μm〜0.8μm,0.8μm〜0.9μm,0.9μm〜1μm,1μm〜1.5μmおよび1.5μm〜2μmのうちの1つ以上の範囲内である、請求項28記載のプローブ先端。
  30. 前記第2複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体は、前記コンタクト電極支持体境界に設けられ、前記コンタクト電極支持体の前記コンタクト電極支持体エリアを部分的にアンダーカットするコンタクト電極支持体アンダーカットを規定する、請求項25〜29のいずれかに記載のプローブ先端。
  31. 前記コンタクト電極支持体アンダーカットは、100nm,90nm,80nm,70nm,60nmまたは50nmより小さいアンダーカット深さを規定する、請求項30記載のプローブ先端。
  32. 前記コンタクト電極支持体エリアは、凸状である、請求項25〜31のいずれかに記載のプローブ先端。
  33. 前記第1レベルおよび前記第2レベルは第1距離だけ離隔しており、前記第1距離は、2μm,1.5μm,1μm,0.9μm,0.8μm,0.7μm,0.6μm,0.5μm,0.4μmまたは0.3μmより小さい、請求項25〜32のいずれかに記載のプローブ先端。
  34. 請求項1〜24のいずれかに記載の多点プローブを製造するための方法であって、
    第1材料からなる下層、第2材料からなる中間層、および第3材料からなる上層を含み、前記下層、前記中間層および前記上層がサンドイッチ構造で配置されたウエハを用意するステップと、
    前記第2複数のコンタクトパッド支持体の前記コンタクトパッド支持体エリアおよび前記第3複数の配線支持体の前記配線支持体エリアの範囲に対応した第1マスクで、前記上層を覆うステップと、
    前記上層の第1エッチングを実施し、前記第1マスクで保護されない前記上層部分を除去するステップと、
    前記第1マスクを除去し、続いて前記中間層の第2エッチングを実施し、残りの上層で覆われていない第2量の前記中間層を除去し、前記第3複数の配線支持体の前記幅狭部分および前記第2中間面を設けるステップ、あるいは代替として、前記中間層の第2エッチングを実施し、残りの上層で覆われていない第2量の前記中間層を除去し、前記第3複数の配線支持体の前記幅狭部分および前記第2中間面を設け、続いて前記第1マスクを除去するステップと、
    前記第3複数の配線支持体の各々の前記幅狭部分および前記第2中間面の範囲に対応した第2マスクで、前記中間層を覆うステップと、
    前記中間層の第3エッチングを実施し、前記第2マスクで保護されない第3量の前記中間層を除去し、前記第2複数のコンタクトパッド支持体、前記第3複数の配線支持体の前記幅広部分および前記第1中間面を設けるステップと、
    前記第2マスクを除去するステップと、
    前記上面および前記プローブ先端の範囲に対応した第3マスクで、残りの上層および残りの中間層を覆うステップと、
    第4エッチングを実施し、第3マスクで保護されない前記中間層および前記上層の残部を除去するステップと、
    前記第3マスクを除去するステップと、
    前記底面の範囲に対応した第4マスクで、中間層とは反対側の前記下層を覆うステップと、
    第5エッチングを実施し、前記第4マスクで保護されない下層の一部を除去し、前記周縁の第1リム、前記第1底面、および前記周縁の第1リムから自由に延びる前記プローブ先端を設けるステップと、
    金属膜を、残りの上層および残りの中間層の上に堆積し、前記第1複数のコンタクト電極、前記第4複数のコンタクトパッドおよび前記第5複数の配線を設けるステップとを含む、方法。
  35. 前記第4エッチングはさらに、前記先端ベースの前記リムおよび前記前端で終端する前記第6複数のコンタクト電極支持体を設けるために実施される、請求項18または請求項18の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項34記載の方法。
  36. 第4エッチングはさらに、前記先端ベースの前記リムおよび前記前端から第3距離で終端する前記第6複数のコンタクト電極支持体を設けるために実施される、請求項19または請求項19の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項34記載の方法。
  37. 前記第1材料は、結晶シリコンであり、前記第2材料は、二酸化シリコンであり、前記第3材料は、アモルファスシリコン層である、請求項34〜36のいずれかに記載の方法。
  38. 第3マスクで残りの上層および残りの中間層を覆う前に、前記上層に酸化処理を施して、前記第3材料を二酸化シリコンに改質するステップを含む、請求項37記載の方法。
  39. 前記上層に酸化処理を施すことはさらに、前記第3複数の配線支持体の各配線支持体の前記幅狭部分において凸状である前記配線支持体エリアを設けるためである、請求項15または請求項15の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項38記載の方法。
  40. 前記上層に酸化処理を施すことはさらに、凸状である前記コンタクト電極支持体エリアを設けるためである、請求項24または請求項24の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項38〜39のいずれかに記載の方法。
  41. 前記上層に酸化処理を施すことはさらに、前記第3複数の配線支持体の各配線支持体の前記第2配線支持体アンダーカットを設けるためである、請求項10または請求項10の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項38〜40のいずれかに記載の方法。
  42. 前記上層に酸化処理を施すことはさらに、前記第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体の前記コンタクト電極支持体アンダーカットを設けるためである、請求項21または請求項21の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項38〜41のいずれかに記載の方法。
  43. 前記酸化処理は、900℃〜1150℃の温度または950℃の温度で、水を用いた湿式酸化を含む、請求項38〜42のいずれかに記載の方法。
  44. 前記下層は、50μm,100μm,150μm,200μmまたは300μmより大きい厚さを有し、
    前記中間層は、1μm〜2μm,1.1μm〜1.9μm,1.2μm〜1.8μm,1.3μm〜1.7μm,1.4μm〜1.6μm,1.1μm〜1.2μm,1.2μm〜1.3μm,1.3μm〜1.4μm,1.4μm〜1.5μm,1.5μm〜1.6μm,1.6μm〜1.7μm,1.7μm〜1.8μm,1.8μm〜1.9μm及び/又は1.9μm〜2μmのうちの1つ以上の範囲内の厚さを有し、
    前記上層は、20nm〜150nm,30nm〜140nm,40nm〜130nm,50nm〜120nm,60nm〜110nm,70nm〜100nm,80nm〜90nm,20nm〜30nm,30nm〜40nm,40nm〜50nm,50nm〜60nm,60nm〜70nm,70nm〜80nm,80nm〜90nm,90nm〜100nm,100nm〜110nm,110nm〜120nm,120nm〜130nmのうちの1つ以上の範囲内の厚さを有する、請求項34〜43のいずれかに記載の方法。
  45. 前記第1エッチングは、前記第1材料を選択的にエッチングするのに適合した垂直ドライエッチングである、請求項34〜44のいずれかに記載の方法。
  46. 前記第1エッチングは、第1深掘り反応性イオンエッチングを含む、請求項34〜45のいずれかに記載の方法。
  47. 前記第1深掘り反応性イオンエッチングは、CガスとSFガスを含む、請求項46記載の方法。
  48. 前記第2エッチングは、前記第2材料を選択的にエッチングするのに適合した垂直ドライエッチングである、請求項34〜47のいずれかに記載の方法。
  49. 前記第2エッチングは、第2深掘り反応性イオンエッチングを含む、請求項34〜48のいずれかに記載の方法。
  50. 第2深掘り反応性イオンエッチングは、Cガスを含む、請求項49記載の方法。
  51. 前記第1エッチングおよび前記第2エッチングは、2μm,1.5μm,1μm,0.9μm,0.8μm,0.7μm,0.6μm,0.5μm,0.4μmまたは0.3μmより小さい、前記第2材料での第1エッチング深さを規定する、請求項34〜50のいずれかに記載の方法。
  52. 前記第1エッチングおよび前記第2エッチングは、前記第2距離を規定する、請求項3もしくは請求項4または請求項3もしくは請求項4の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項34〜51のいずれかに記載の方法。
  53. 前記第3エッチングは、前記第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングである、請求項34〜52のいずれかに記載の方法。
  54. 前記第3エッチングは、第1ウェットエッチングを含む、請求項34〜53のいずれかに記載の方法。
  55. 前記第1ウェットエッチングは、緩衝化フッ化水素を含む、請求項54記載の方法。
  56. 前記第2エッチングに加えて前記第3エッチングは、0.3μm,0.4μm,0.5μm,0.6μm,0.7μm,0.8μm,0.9μm,1μm,1.5μmまたは2μmより大きい、前記第2材料での第2エッチング深さを提供する、請求項34〜55のいずれかに記載の方法。
  57. 前記第3エッチングは、前記第3複数の配線支持体の各配線支持体の前記第1配線支持体アンダーカットを提供する、請求項34〜56のいずれかに記載の方法。
  58. 前記第4エッチングは、前記第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングである、請求項34〜57のいずれかに記載の方法。
  59. 前記第4エッチングは、第3深掘り反応性イオンエッチングを含む、請求項34〜58のいずれかに記載の方法。
  60. 前記第4深掘り反応性イオンエッチングは、Cガスを含む、請求項59記載の方法。
  61. 前記第5エッチングは、前記第3材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングである、請求項34〜60のいずれかに記載の方法。
  62. 前記第5エッチングは、第2ウェットエッチングを含む、請求項34〜61のいずれかに記載の方法。
  63. 前記第2ウェットエッチングは、水酸化カリウム溶液を含む、請求項62記載の方法。
  64. 前記第5エッチングを実施する前に、
    残りの上層、残りの中間層および下層の全体を、保護膜で覆うステップと、
    中間層の反対側で下層にある前記保護膜の1つ以上の部分を除去して、第4マスクを設けるステップとをさらに含む、請求項34〜63のいずれかに記載の方法。
  65. 前記保護膜は、窒化シリコン層を含み、前記保護膜の前記1つ以上の部分は、垂直ドライエッチングを含むフォトリソグラフィによって除去される、請求項64記載の方法。
  66. 第2マスクで前記中間層を覆う前に、
    追加のエッチングを実施して、前記第3複数の配線支持体の各配線支持体の前記第2配線支持体アンダーカットを設けるステップをさらに含む、請求項10または請求項10の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項34〜65のいずれかに記載の方法。
  67. 前記追加のエッチングは、前記第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体の前記コンタクト電極支持体アンダーカットを設けるためである、請求項21または請求項21の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項34〜66のいずれかに記載の方法。
  68. 前記追加のエッチングは、前記第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングである、請求項66〜67のいずれかに記載の方法。
  69. 前記追加のエッチングは、追加のウェットエッチングを含む、請求項66〜38のいずれかに記載の方法。
  70. 前記追加のウェットエッチングは、緩衝化フッ化水素を含む、請求項69記載の方法。
  71. 請求項25〜33のいずれかに記載のプローブ先端を製造するための方法であって、
    第1材料からなる下層、第2材料からなる中間層、および第3材料からなる上層を含み、前記下層、前記中間層および前記上層がサンドイッチ構造で配置されたウエハを用意するステップと、
    前記第2複数のコンタクト電極支持体の範囲に対応した第1マスクで、前記上層を覆うステップと、
    前記上層の第1エッチングを実施し、前記第1マスクで保護されない前記上層部分を除去するステップと、
    前記第1マスクを除去し、続いて前記中間層の第2エッチングを実施し、残りの上層で覆われていない第2量の前記中間層を除去し、前記第2複数のコンタクト電極支持体および前記中間面を設けるステップ、あるいは代替として、前記中間層の第2エッチングを実施し、残りの上層で覆われていない第2量の前記中間層を除去し、前記第2複数のコンタクト電極支持体および前記中間面を設け、続いて前記第1マスクを除去するステップと、
    前記上面および前記プローブ先端の範囲に対応した第2マスクで、残りの上層および残りの中間層を覆うステップと、
    第3エッチングを実施し、前記第2マスクで保護されない前記中間層および前記上層の残部を除去し、前記先端ベースの前記リムを設けるステップと、
    前記第2マスクを除去するステップと、
    第4エッチングを実施し、前記下層を除去し、前記下面を設けるステップと、
    金属膜を、残りの上層および残りの中間層の上に堆積し、前記第1複数のコンタクト電極を設けるステップとを含む、方法。
  72. 前記第3エッチングはさらに、真直ぐである前記前端を設けるために実施される、請求項26または請求項26の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項71記載の方法。
  73. 前記第3エッチングはさらに、前記前端で終端する前記第6複数の電極支持体を設けるために実施される、請求項27または請求項27の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項71〜72のいずれかに記載の方法。
  74. 前記第3エッチングはさらに、前記前端から第3距離で終端する前記第6複数の電極支持体を設けるために実施される、請求項28または請求項28の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項71〜72のいずれかに記載の方法。
  75. 前記第1材料は、結晶シリコンであり、前記第2材料は、二酸化シリコンであり、前記第3材料は、アモルファスシリコン層である、請求項71〜77のいずれかに記載の方法。
  76. 第2マスクで残りの上層および残りの中間層を覆う前に、前記上層に酸化処理を施して、前記第3材料を二酸化シリコンに改質するステップをさらに含む、請求項75記載の方法。
  77. 前記上層に酸化処理を施すことはさらに、凸状である前記コンタクト電極支持体エリアを設けるためである、請求項32または請求項32の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項76記載の方法。
  78. 前記上層に酸化処理を施すことはさらに、前記第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体の前記コンタクト電極支持体アンダーカットを設けるためである、請求項30または請求項30の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項76〜77のいずれかに記載の方法。
  79. 前記酸化処理は、900℃〜1150℃の温度または950℃の温度で、水を用いた湿式酸化を含む、請求項76〜78のいずれかに記載の方法。
  80. 前記下層は、50μm,100μm,150μm,200μmまたは300μmより大きい厚さを有し、
    前記中間層は、1μm〜2μm,1.1μm〜1.9μm,1.2μm〜1.8μm,1.3μm〜1.7μm,1.4μm〜1.6μm,1.1μm〜1.2μm,1.2μm〜1.3μm,1.3μm〜1.4μm,1.4μm〜1.5μm,1.5μm〜1.6μm,1.6μm〜1.7μm,1.7μm〜1.8μm,1.8μm〜1.9μm及び/又は1.9μm〜2μmのうちの1つ以上の範囲内の厚さを有し、
    前記上層は、20nm〜150nm,30nm〜140nm,40nm〜130nm,50nm〜120nm,60nm〜110nm,70nm〜100nm,80nm〜90nm,20nm〜30nm,30nm〜40nm,40nm〜50nm,50nm〜60nm,60nm〜70nm,70nm〜80nm,80nm〜90nm,90nm〜100nm,100nm〜110nm,110nm〜120nm,120nm〜130nmのうちの1つ以上の範囲内の厚さを有する、請求項71〜79のいずれかに記載の方法。
  81. 前記第1エッチングは、前記第1材料を選択的にエッチングするのに適合した垂直ドライエッチングである、請求項71〜80のいずれかに記載の方法。
  82. 前記第1エッチングは、第1深掘り反応性イオンエッチングを含む、請求項71〜80のいずれかに記載の方法。
  83. 前記第1深掘り反応性イオンエッチングは、CガスとSFガスを含む、請求項82記載の方法。
  84. 前記第2エッチングは、前記第2材料を選択的にエッチングするのに適合した垂直ドライエッチングである、請求項71〜83のいずれかに記載の方法。
  85. 前記第2エッチングは、第2深掘り反応性イオンエッチングを含む、請求項71〜84のいずれかに記載の方法。
  86. 前記第2深掘り反応性イオンエッチングは、Cガスを含む、請求項85記載の方法。
  87. 前記第1エッチングおよび前記第2エッチングは、2μm,1.5μm,1μm,0.9μm,0.8μm,0.7μm,0.6μm,0.5μm,0.4μmまたは0.3μmより小さい、前記第2材料での第1エッチング深さを規定する、請求項71〜86のいずれかに記載の方法。
  88. 前記第3エッチングは、前記第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングである、請求項71〜87のいずれかに記載の方法。
  89. 前記第3エッチングは、第3深掘り反応性イオンエッチングを含む、請求項71〜88のいずれかに記載の方法。
  90. 前記第4深掘り反応性イオンエッチングは、Cガスを含む、請求項89記載の方法。
  91. 前記第4エッチングは、前記第3材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングである、請求項71〜90のいずれかに記載の方法。
  92. 前記第4エッチングは、第1ウェットエッチングを含む、請求項71〜91のいずれかに記載の方法。
  93. 前記第1ウェットエッチングは、水酸化カリウム溶液を含む、請求項92記載の方法。
    んでもよい。
  94. 前記第4エッチングを実施する前に、残りの上層および残りの中間層の全体を、保護膜で覆うステップをさらに含む、請求項71〜93のいずれかに記載の方法。
  95. 前記保護膜は、窒化シリコン層を含んでもよい、請求項94記載の方法。
  96. 第2マスクで中間層を覆う前に、
    追加のエッチングを実施して、前記第6複数のコンタクト電極支持体の各コンタクト電極支持体の前記コンタクト電極支持体アンダーカットを設けるステップをさらに含む、請求項30または請求項30の従属請求項のいずれかに記載の多点プローブを製造するための請求項71〜95のいずれかに記載の方法。
  97. 前記追加のエッチングは、前記第2材料を選択的にエッチングするのに適合したエッチングである、請求項96記載の方法。
  98. 前記追加のエッチングは、追加のウェットエッチングを含む、請求項96〜97のいずれかに記載の方法。
  99. 前記追加のウェットエッチングは、緩衝化フッ化水素を含む、請求項98記載の方法。
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