JP2015521344A - アルミニウム−空気電池および蓄電池システム - Google Patents
アルミニウム−空気電池および蓄電池システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015521344A JP2015521344A JP2015509470A JP2015509470A JP2015521344A JP 2015521344 A JP2015521344 A JP 2015521344A JP 2015509470 A JP2015509470 A JP 2015509470A JP 2015509470 A JP2015509470 A JP 2015509470A JP 2015521344 A JP2015521344 A JP 2015521344A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolyte
- cell
- aluminum
- air
- cell according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M12/00—Hybrid cells; Manufacture thereof
- H01M12/08—Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of a fuel-cell type and a half-cell of the secondary-cell type
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/8605—Porous electrodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/90—Selection of catalytic material
- H01M4/9016—Oxides, hydroxides or oxygenated metallic salts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/02—Details
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M12/00—Hybrid cells; Manufacture thereof
- H01M12/04—Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type
- H01M12/06—Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type with one metallic and one gaseous electrode
- H01M12/065—Hybrid cells; Manufacture thereof composed of a half-cell of the fuel-cell type and of a half-cell of the primary-cell type with one metallic and one gaseous electrode with plate-like electrodes or stacks of plate-like electrodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2250/00—Fuel cells for particular applications; Specific features of fuel cell system
- H01M2250/20—Fuel cells in motive systems, e.g. vehicle, ship, plane
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0017—Non-aqueous electrolytes
- H01M2300/0025—Organic electrolyte
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0085—Immobilising or gelification of electrolyte
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02T90/40—Application of hydrogen technology to transportation, e.g. using fuel cells
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
- Inert Electrodes (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
本発明は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の酸化可能電極2と、空気の拡散および空気中の酸素の還元を可能にする導電性空気極1と、電解質3とを備える、電気エネルギーを供給しかつ/または蓄積することができる電気化学セルに関する。電解質3は、非水性であり、かつ三塩化アルミニウム(AlCl3)と塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体との混合物を含む。本発明はまた、少なくとも1つのこのようなセルを備える、電気エネルギーを貯蔵するための電気化学システムにも関する。
Description
発明の分野
本発明は、電気エネルギー貯蔵の領域に関し、特に金属−空気電気化学セルに関する。
本発明は、電気エネルギー貯蔵の領域に関し、特に金属−空気電気化学セルに関する。
電気エネルギー貯蔵手段、特に電池は、ますます多様化した用途:携帯電話、ノートパソコン、携帯用ツール、電気もしくはハイブリッドビークル(vehicle)などに向けて、ますます頻繁に使用されている。このような用途のため、エネルギー貯蔵手段は、軽量、小型である必要があり、またそれらの使用に結びついた電気的必要条件を満たさなければならない。
発明の背景
未来のモータビークル(motor vehicle)について考慮される蓄電池システム(accumulator systems)の中で、金属−空気電池は、理論エネルギー密度に関して最も有望な選択肢であると思われる。金属−空気電気化学セルは、セル放電の間に金属が酸化反応の座である負極(アノード)と、これに対する空気中の酸素の還元反応を伴う正極(カソード、空気極とも呼ばれる)と、イオン性化学種によって電極間のイオン伝導を提供する電解質とからなる。ほとんどの空気極は、しばしば、2つの活性層の組立体からなり、2つの活性層は、それら層間にはさまれる金属格子と共に触媒を包含する。
未来のモータビークル(motor vehicle)について考慮される蓄電池システム(accumulator systems)の中で、金属−空気電池は、理論エネルギー密度に関して最も有望な選択肢であると思われる。金属−空気電気化学セルは、セル放電の間に金属が酸化反応の座である負極(アノード)と、これに対する空気中の酸素の還元反応を伴う正極(カソード、空気極とも呼ばれる)と、イオン性化学種によって電極間のイオン伝導を提供する電解質とからなる。ほとんどの空気極は、しばしば、2つの活性層の組立体からなり、2つの活性層は、それら層間にはさまれる金属格子と共に触媒を包含する。
使用される金属の選択は、電気化学セルの設計における重要な段階である。リチウム(Li)は、最も電気的陰性の元素であり、また最も軽い金属であり、したがって、例えば特許出願US-2009/0,053,594 A1において示されるように、リチウム−空気電池に関して当然顕著な開発努力がなされている。しかし、リチウムは、周囲空気に曝される場合、ある種のいくつかの危険をもたらし得る材料であり、また、この金属の天然の埋蔵量は多いが、抽出および処理費用も高い。その上、Liイオン電池におけるリチウムの大量使用は、これらの埋蔵量の減少につながる。また、ケイ素についてもますます関心が増大し、特許出願WO-2011/061,728 A1は、これに類するシステムを記述している。この文献において、使用されるケイ素は、ドーピングしたn−もしくはp−型シリコンであり、これについては、マイクロエレクトロニクスについての実装技術は完全に管理されているものの、比較的高い追加費用が提示されている。
アルミニウムに関して、アルミニウムは、低原子質量の、豊富な3価の金属であり、空気に曝されてもなんら危険がなく、また比較的安価である。従来技術において、特に特許出願WO-2010/132,357およびWO-2002/086,984において、メカニカルに再充電可能なアルミニウム−空気電池システムが記述されている。従来技術において記述されるアルミニウム−空気システムは、食塩溶液またはアルカリ溶液を含む電解質を包含する。最も研究されている後者の場合、カソードにおける水中の酸素の還元反応は、ヒドロキシルイオンを生成させる。これらのイオンの存在における、金属の酸化は、結晶性水和水酸化アルミニウムの生成をもたらし、それが沈殿して、空気カソードの気孔を段々に閉塞し、このことが電気化学セルの性能の劣化の原因となる。
1番目の文献(WO-2010/132,357)は、アルミニウムで作られる金属電極の可能性について言及し、使用することができる種々の型の電解質を記述しているが、アルミニウム−空気システムで遭遇される前記問題点への解決策を何ら提供していない。
前述の欠点を克服するために、特許出願WO-2002/086,984は、水分子との結合性がより低く、したがって電池の使用期間を増加させる結晶性化合物を得るように、結晶性水和水酸化アルミニウムの生成を防止する「脱水性」添加剤の使用を記述している。さらに、添加剤を使用すると、電池のコストを増大させる。しかし、添加剤を使用すると、電解質の導電率が低下する。実際に、この文献において特許請求された有機添加剤の中で、デンプンおよびポリアクリルアミドは、媒質の粘性を増大させ(ゲルの生成)、こうして導電率を低下させる。他の2種の添加剤は、電解質中に存在する水の割合をしかるべく低下させ、こうして電解質の導電率を低下させる。
アルミニウム−空気電池に関連した第2の問題は、アルカリ性媒質中において観察されるアルミニウム腐食現象であり、これは、水素の放出と言い換えられ、それに関連した安全性の問題を有し、また電池の全体性能に不利となる顕著な過電圧と言い換えられる。前述の2つの文献のいずれも、この問題を全く解決していない;例えば、添加剤の使用は、アルミニウム腐食に関連した水素放出の低減を可能にしていない。
前述の欠点を克服するために、本発明は、非水性であって且つ、その組成によって、アルミニウムに対する腐食性がほとんどない電解質を含むアルミニウム−空気電気化学セルに関する。こうして、このような電解質を備えるアルミニウム−空気電気化学セルは軽量であり、良好な電気化学的性能を有する一方、電気エネルギーの貯蔵に適した電気的特性を有する。
発明の概要
本発明は、電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積することが可能なアルミニウム−空気電気化学セルであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の酸化可能電極と、空気の拡散および空気中の酸素の還元を可能にする導電性空気極と、電解質とを含むアルミニウム−空気電気化学セルに関する。この電解質は、非水性であり、かつ三塩化アルミニウム(AlCl3)と、塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体(chlorinated cyclic or heterocyclic, aliphatic nitrogen derivative)と、の混合物を含む。
本発明は、電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積することが可能なアルミニウム−空気電気化学セルであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の酸化可能電極と、空気の拡散および空気中の酸素の還元を可能にする導電性空気極と、電解質とを含むアルミニウム−空気電気化学セルに関する。この電解質は、非水性であり、かつ三塩化アルミニウム(AlCl3)と、塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体(chlorinated cyclic or heterocyclic, aliphatic nitrogen derivative)と、の混合物を含む。
本発明によれば、電解質内において、三塩化アルミニウム(AlCl3)の割合の、塩素化された環状または複素環状の脂肪族窒素誘導体の割合に対するモル比は、1.01と2の間の範囲にある。
この電解質の塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体は、1−エチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド(EMImCl)、1−ブチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド、1−ブチル−ピリジニウムクロリドまたはベンジルトリメチルアンモニウムクロリドの中から選択されることが好ましい。
三塩化アルミニウムの割合の、1−エチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド(EMImCl)の割合に対するモル比は、実質的に1.5に等しいことが有利である。
本発明の一実施形態により、前記電解質は、有機液体および/またはイオン性液体も含む。
その上、前記電解質は、セルの作動周囲温度に(ambient operating temperature)おいて液体である。あるいは、前記電解質は、セルの作動周囲温度においてゲルである。
一実施形態により、前記空気極は、微孔性多層組立体(microporous multilayer assembly)、および酸素還元を可能にする活性要素(active element)を含む。
前記空気極は、多孔質炭素、酸素還元触媒、パーフルオロ化ポリマーおよび集電体(current collector)からなることが有利である。
前記酸素還元触媒は、金属酸化物、特に、マンガン、ニッケルもしくはコバルトの酸化物の中から、またはドーピングした金属酸化物の中から、あるいは貴金属の中から選択されるのが有利である。
セルは、空気極より上流に、多孔質デバイス(porous devices)を含むこともできる。
本発明は、さらに、本発明による少なくとも1つのセルを含む、電気エネルギーを貯蔵するための電気化学システムに関する。
変形形態において、電気エネルギーを貯蔵するための電気化学システムは、直列にかつ/または並列に配置した、複数の上述のセルを含む。
さらに、本発明は、少なくとも1種の電気機械(electric machine)を含むビークル、特にモータビークルに関する。このビークルは、前記電気機械に供給するための、本発明による電気エネルギー貯蔵システムを備える。
図面の簡単な説明
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照しながら非限定的例として示される以下の実施形態についての説明を読むことから明らかになるであろう。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照しながら非限定的例として示される以下の実施形態についての説明を読むことから明らかになるであろう。
詳細な説明
本発明は、このように、電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積することが可能な金属−空気電気化学セル向けの電解質に関する。本発明の第1の態様により、この電解質は非水性であり、それにより電気化学セルの空気極の気孔を閉塞する可能性のある結晶性水和水酸化アルミニウムの生成を防止することが可能となる。こうして、従来技術において考究されたセルにおけるよりも、性能が経時劣化を受けることが少ない。
本発明は、このように、電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積することが可能な金属−空気電気化学セル向けの電解質に関する。本発明の第1の態様により、この電解質は非水性であり、それにより電気化学セルの空気極の気孔を閉塞する可能性のある結晶性水和水酸化アルミニウムの生成を防止することが可能となる。こうして、従来技術において考究されたセルにおけるよりも、性能が経時劣化を受けることが少ない。
本発明の第2の態様により、電解質は、塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体と、三塩化アルミニウム(AlCl3)との混合物を含む。この混合物は、実験的に証明されているように、ほとんどアルミニウムへの腐食性がない(腐食測定は、例1において記述されている。)。したがって、本発明による電解質は、アルミニウム−空気電気化学セルにおいて使用することができ、その際、一方で水酸化アルミニウムの生成を避け、他方で金属電極の腐食を低減し、それによりこうして水素放出を減らすことが可能となる。
例えば、三塩化アルミニウム(AlCl3)と共に電解質中に混合される、塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体は、1−エチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド、1−ブチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド、1−ブチル−ピリジニウムクロリド、またはベンジルトリメチルアンモニウムクロリドの中から選択することができる。使用することができる他の化合物は、F. Endres、D. MacFarlaneおよびA. Abbottによって編集された「Electrodeposition from ionic liquids」、Wiley-VCH(2008)中に記載されている。より一般的には、この反応を起こすに足る電気化学的可能性を有するイオン伝導性液体電解質を得ることを可能とする、AlCl3とのイオン性塩の任意の混合物を使用することができる。
周囲温度において、前記非水性電解質は液体またはゲルである。短絡した場合に燃え易い可能性のある、携帯用電子機器向けに一般に販売されている、アルキルカーボネート系液体電解質を含む円筒形もしくはプリズム状電池は、この型の電解質が可燃性であるので、ハイブリッド電気ビークルまたは電気ビークルの用途向けに許容できる安全性条件を伴っていない。セルの安全性を改善するため、電解質としてゲルが適切に使用される。電解質がゲルの形態で得られる場合、電解質はイオン性溶液も含有することができ、その目的は、高温(約60℃)におけるゲル安定性をもたらすことである。
三塩化アルミニウム(AlCl3)の塩素化窒素含有誘導体に対するモル比は、アルミニウムに対する腐食性が非常に低い1.01と2の間の範囲にあることが有利である。事実、この比は、高いアルミニウムイオン濃度をもたらし、それにより、イオン化学種の拡散を促進して(高い輸率)高い電流密度をもたらすものであり、また高い比出力を得ることを可能にする。この電解質は、イオン性および/もしくは有機液体を含有することもできる。
この型の電解質は、標準的電気化学セル操作条件下でアルミニウムに対する非常に僅かな腐食しかもたらさない(例1参照)。
本発明による電解質は、水素放出が低減され(腐食現象が制限されるので)、また水酸化アルミニウムが生成しないアルミニウム−空気電気化学セルを構成することを可能にする。この電気化学システムは、酸化反応が起こり易い金属構成部分(金属電極)を含む組立体からなり、アルミニウムもしくはアルミニウム合金と、金属もしくは合金への非常に僅かな腐食しかもたらさない非水性電解質と、酸素還元をもたらす電極(空気極とも呼ばれる)とからなる組立体からなる。
空気極は、ガスの拡散を可能にする微孔性多層組立体を含むことができ、また酸素還元を可能にする少なくとも1種の活性要素を含むことができる。従来、空気極は、多孔質炭素、PTFE、PFA、FEPなどのパーフルオロ化ポリマーで作られ、また酸素還元触媒および集電体を包含する。酸素還元触媒は、例えばマンガン、ニッケルもしくはコバルトの酸化物などの金属酸化物、ドーピングした金属酸化物、または、白金、パラジウムもしくは銀などの貴金属の中から選択される。
この電気化学セルは、純酸素、酸素および窒素の混合物、または空気により差別なく作動する。このセルに、空気極の上流に配置される、空気中の水分および/または二酸化炭素を除去することを意図した多孔質デバイスを付加することも可能である。
組立体の幾何配置は、その組立体の円滑な作動をもたらすに足る酸素流速が維持されれば、電気化学セルの作動に対する障害とはならない。したがって、任意の型のセル幾何配置が、本発明に適合する:セルは、円筒形(同心電極)、平行六面体形(parallelepipedic)(平行電極)などとすることができる。2つの電極間に電気絶縁をもたらす不活性多孔質セパレータ(例えば、織物もしくは不織ポリプロピレン、微孔性PTFEなどで作られた)を使用することも可能である。
本発明による電気化学セルは、2つの電極に適する(特に、アルミニウムに対し非腐食性の)、かつ良好な電気化学的特性を有する単一の電解質を含む。
セルは、例えば電池の形態における、電気エネルギーを貯蔵するための電気化学システムからなる。
本発明によるいくつかのセルを直列にかつ/または並列に連結することによって、電気エネルギーを貯蔵するための電気化学システム、特に再充電可能な電池または蓄電池システムが構築される(例3参照)。直列および/または並列接続は、エネルギー貯蔵システムの用途向けの所望される電気的特性(電圧、電流、電力)に依存する。この電気化学エネルギー貯蔵システムは、例えば、ビークル、例えば電気もしくはハイブリッドモータビークルもしくは二輪車に搭載する電池として使用することができる。しかし、このシステムは、携帯電話、ノートパソコン、携帯用ツールなどに載せる電池として使用するのにも適している。
応用例
本出願人は、本発明による電解質のアルミニウムに対する非腐食性、ならびに本発明によるアルミニウム−空気電気化学セルの性能を示すために、3つの実験的調査を行っている。
本出願人は、本発明による電解質のアルミニウムに対する非腐食性、ならびに本発明によるアルミニウム−空気電気化学セルの性能を示すために、3つの実験的調査を行っている。
例1
電気化学セルの金属構成部分に対する電解質の非腐食性を立証するために、本出願人は、本発明による電解質によるアルミニウムの腐食を測定する実験を行った。
電気化学セルの金属構成部分に対する電解質の非腐食性を立証するために、本出願人は、本発明による電解質によるアルミニウムの腐食を測定する実験を行った。
ロータリベーンポンプによって減圧のもとに120℃において12時間予め乾燥した1−エチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド(EMImCl)(Solvionic(登録商標)社によって販売された)、および純度99.99%の乾燥塩化アルミニウム(Sigma Aldrich(登録商標)社によって販売された)をグローブボックス(実験容器)中に供給する。窒素含有誘導体EMImClを撹拌のもとに乾燥ガラス容器中に供給し、また三塩化アルミニウムAlCl3を徐々に添加し、その際発熱を抑え、モル比Rを1.5(1.01と2の間の範囲にある)に維持する。
BioLogic(登録商標)社によって販売されたポテンシオスタットSP150を使用してグローブボックス内で腐食性を測定し、EC−Lab(登録商標)ソフトウエアを使用してデータを表示および処理する。三電極構成(setup)を使用し、この三電極構成は、作用電極として1mm直径アルミニウム素線(Goodfelow(登録商標)社によって販売され、純度99.9999%を有する)、4mm直径タングステン対極および、アルミニウム素線(1mm直径、純度99.9999%、Goodfellow(登録商標)社によって販売された)からなる参照(または準参照)電極を有し、多孔質焼結材料によって溶液から分離される試験されるべき媒体と同一組成の混合物中に浸漬される。
0.082Vと測定される自然電位に対して1mV.s−1において±50mVの走査速度で電気化学的直線分極測定を行う。次いで、log電流対電圧曲線であるターフェル曲線(Tafel curves)を引く。これらの曲線は、腐食電位の両側にカソード線(酸素またはプロトン還元反応)およびアノード線(金属酸化)を含む。次いで、腐食電流は、これらの2つの線の交点の座標から導き出される。ターフェル曲線の推移から、この実験について、3μA.cm−2未満の腐食電流密度が測定される。この値は極めて低く、この実験条件下では、電解質が、アルミニウムに対する腐食の原因にはほとんどならないことを示している。
例2
本発明によるセルの電気的特性を立証するため、本出願人は実験的測定を行っている。図1は、測定のために使用したセルの構成を示す。グローブボックスを使用して、本発明者らは、絶縁コーティングおよび通気デバイス(8)を備えた金属支持体(5)上に、両側にシールを施し、かつアルミニウム板(2)と空気極(1)の間に電解質を注入することが可能な開口部(7)を取付けたPTFE製のセルの本体(4)を組み立てる。クランプレバー(6)が、この組立体の封止をもたらす。
本発明によるセルの電気的特性を立証するため、本出願人は実験的測定を行っている。図1は、測定のために使用したセルの構成を示す。グローブボックスを使用して、本発明者らは、絶縁コーティングおよび通気デバイス(8)を備えた金属支持体(5)上に、両側にシールを施し、かつアルミニウム板(2)と空気極(1)の間に電解質を注入することが可能な開口部(7)を取付けたPTFE製のセルの本体(4)を組み立てる。クランプレバー(6)が、この組立体の封止をもたらす。
電気化学セルは、Electric Fuel(登録商標)社によって販売されたE−4空気極(1)と、Goodfellow(登録商標)社によって販売された純度99.999%、寸法25×25mm×2mmのアルミニウム板(2)と、電解質(3)としてのAlCl3/EMImCl混合物(モル比R=1.5を有する)とで構成される。セル本体内側直径15mmに対して、アルミニウム板(2)と空気極(1)との間の距離は10mmである。
電解質(3)を包含する完成した構成を、ポテンシオスタットへの電気的接続を可能にする2か所の密封した出口ポート、分子ふるいを使用して二酸化炭素を除いた乾燥空気のための入口1か所を備えたガラスセル内に置く。セル内への空気流入速度は、30ml/分に設定される。
BioLogic(登録商標)社によって販売されたポテンシオスタットSP150を使用して定電流放電操作を行った。EC−Lab(登録商標)ソフトウエアによってデータを表示および処理した。放電測定は、温度22℃±3℃において、種々の電流密度:−50μA.cm−2;−100μA.cm−2;−300μA.cm−2;および−600μA.cm−2について行った。得られた放電曲線は、図2に示される。これらの曲線は、時間t(単位:日)の関数として、セル端子における電圧U(単位:V)の発生を表示している。
表1は、計算後得られた結果を示す。
得られた結果は、非腐食性非プロトン性媒質中で、アルミニウム−空気電気化学システムが、アルミニウムおよび空気中の酸素からエネルギー発生を可能にしていることを示す。
種々の金属−空気システムによる比較例が、文献において利用でき、表2の比較値によって示されるように、記述されたシステムが興味深いことを示している。
表中の値が、電流密度−100μA.cm−2において測定されている点に注目することができる。第1の例(リチウム電極)は、特に文献:Takashi Kuboki、Tetsuo Okuyama、Takahisa Ohsaki、Norio Takami、「Lithium-air batteries using hydrophobic room temperature ionic liquid electrolyte」、Journal of Power Sources 146、766〜769(2005)において示される。第2の例(ケイ素電極)に関して、これらの値は、次の文献:Gil Cohn、Yair Ein-Eli、「Study and development of non-aqueous silicon-air battery」、Journal of Power Sources 195、4963〜4970(2010)からのデータを使用して計算している。
容量/炭素(capacity/carbon)値は、炭素の質量および空気極触媒の質量を考慮して計算される。したがって、この容量は、単位質量当りのセルの容量に対応する。本発明によるセルが、文献中に記述されたリチウム−空気セルまたはケイ素−空気セルよりも、高い容量/炭素値を有するセルを構成することが可能である点に注目することができる。
例3
例2のセルと同一のセルを組み立てる。このセルは、セルに電流を課することによって、いくつかの充電/放電サイクルに掛けられる。図3は、これらの充電/放電サイクルについてのセルの挙動を示す。実線の曲線は、セル端子における電圧Uに対応する。点線の曲線は、セルに課される電流Iに対応する。これらの曲線は、時間(単位:時間)の関数として、セル端子における電圧U(単位:V)および電流I(単位:mA/cm2)の発生を示す。
例2のセルと同一のセルを組み立てる。このセルは、セルに電流を課することによって、いくつかの充電/放電サイクルに掛けられる。図3は、これらの充電/放電サイクルについてのセルの挙動を示す。実線の曲線は、セル端子における電圧Uに対応する。点線の曲線は、セルに課される電流Iに対応する。これらの曲線は、時間(単位:時間)の関数として、セル端子における電圧U(単位:V)および電流I(単位:mA/cm2)の発生を示す。
充電/放電サイクルをシミュレートするため、それぞれ充電および放電について正の(+0.6mA/cm2)および負の(−0.6mA/cm2)直流電流が課せられる。
電圧が、実質的に0.5〜2.5Vの範囲にあること、ならびに電圧曲線が、充電および放電曲線を追従している点に注目することができる。したがって、本発明によるセルは、再充電可能な蓄電池(電池)に適合している。
Claims (14)
- アルミニウムまたはアルミニウム合金製の酸化可能電極(2)と、空気の拡散および空気中の酸素の還元を可能にする導電性空気極(1)と、電解質(3)とを備える、電気エネルギーを発生しかつ/または蓄積することが可能な電気化学セルであって、前記電解質(3)が、非水性であり、かつ三塩化アルミニウム(AlCl3)と、塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体との混合物を含むことを特徴とする電気化学セル。
- 電解質(3)内において、三塩化アルミニウム(AlCl3)の量の、塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体の量に対するモル比が、1.01と2の間の範囲にある、請求項1に記載のセル。
- 電解質(3)の前記塩素化された環状または複素環状の、脂肪族窒素誘導体が、1−エチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド(EMImCl)、1−ブチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド、1−ブチル−ピリジニウムクロリドまたはベンジルトリメチルアンモニウムクロリドの中から選択される、請求項1または2に記載のセル。
- 前記三塩化アルミニウムの量の、1−エチル−3−メチル−イミダゾリウムクロリド(EMImCl)の量に対するモル比が、実質的に1.5に等しい、請求項3に記載のセル。
- 前記電解質(3)が、有機液体および/またはイオン性液体も含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセル。
- 前記電解質(3)が、前記セルの作動周囲温度において液体である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のセル。
- 前記電解質が、前記セルの作動周囲温度においてゲルである、請求項5に記載のセル。
- 前記空気極(1)が、微孔性多層組立体および酸素還元を可能にする活性要素を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のセル。
- 前記空気極(1)が、多孔質炭素、酸素還元触媒、パーフルオロ化ポリマーおよび集電体からなる、請求項8に記載のセル。
- 前記酸素還元触媒が、金属酸化物、特に、マンガン、ニッケルもしくはコバルトの酸化物の中からまたはドーピングした金属酸化物の中から、あるいは貴金属の中から選択される、請求項9に記載のセル。
- 前記空気極の上流に、多孔質デバイスも含む、請求項9または10に記載のセル。
- 請求項1〜11のいずれか一項に記載のセルの少なくとも1つからなることを特徴とする、電気エネルギーを貯蔵するための電気化学システム。
- 直列にかつ/または並列に配置される、請求項1〜11のいずれか一項に記載されるセルの複数を含むことを特徴とする、電気エネルギーを貯蔵するための電気化学システム。
- 少なくとも1つの電気機械を備えるビークル、特にモータビークルであって、前記電気機械に供給するための、請求項13に記載の電気エネルギー貯蔵システムを備えることを特徴とするビークル。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR12/01303 | 2012-05-04 | ||
FR1201303A FR2990304B1 (fr) | 2012-05-04 | 2012-05-04 | Systeme d'accumulateurs et piles aluminium air |
PCT/FR2013/050766 WO2013164525A1 (fr) | 2012-05-04 | 2013-04-09 | Systeme d'accumulateurs et piles aluminium air |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015521344A true JP2015521344A (ja) | 2015-07-27 |
Family
ID=48289452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015509470A Pending JP2015521344A (ja) | 2012-05-04 | 2013-04-09 | アルミニウム−空気電池および蓄電池システム |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20150093659A1 (ja) |
EP (1) | EP2845262A1 (ja) |
JP (1) | JP2015521344A (ja) |
KR (1) | KR20150018527A (ja) |
CN (1) | CN104303360A (ja) |
CA (1) | CA2869911A1 (ja) |
FR (1) | FR2990304B1 (ja) |
WO (1) | WO2013164525A1 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109524617A (zh) * | 2014-03-31 | 2019-03-26 | 泰克年研究发展基金会公司 | 钝态金属活化方法和其用途 |
FR3031625B1 (fr) * | 2015-01-08 | 2022-12-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Procede de fabrication d’une electrode negative par compression d’une pate et d’une mousse metalliques, pour un dispositif de stockage d’energie electrique |
WO2016160703A1 (en) | 2015-03-27 | 2016-10-06 | Harrup Mason K | All-inorganic solvents for electrolytes |
ES2540171B1 (es) | 2015-04-29 | 2016-04-21 | Albufera Energy Storage, S.L. | Celda electroquímica de aluminio-manganeso |
JP6588228B2 (ja) * | 2015-05-08 | 2019-10-09 | シャープ株式会社 | 電池システム及び充電槽 |
CN106548878B (zh) * | 2015-09-22 | 2018-08-10 | 南京绿索电子科技有限公司 | 一种使用离子液体电解液的超级电容器 |
CN105406074A (zh) * | 2015-12-09 | 2016-03-16 | 江苏科技大学 | 一种正极为石墨烯复合电极的二次离子电池及制备方法 |
ES2636362B1 (es) * | 2016-04-05 | 2018-07-18 | Albufera Energy Storage, S.L. | Celda electroquímica aluminio-aire recargable |
US10707531B1 (en) | 2016-09-27 | 2020-07-07 | New Dominion Enterprises Inc. | All-inorganic solvents for electrolytes |
WO2018109767A1 (en) | 2016-12-15 | 2018-06-21 | Phinergy Ltd. | System and method for initializing and operating metal-air cell |
TWI654170B (zh) | 2017-12-22 | 2019-03-21 | 財團法人工業技術研究院 | 電解質組成物及包含其之金屬離子電池 |
US10340552B1 (en) | 2017-12-22 | 2019-07-02 | Industrial Technology Research Institute | Electrolyte composition and metal-ion battery employing the same |
CN108933310B (zh) * | 2018-05-25 | 2021-07-02 | 四川大学 | 一种高容量高功率型锂离子/空气混合电池系统 |
KR102246948B1 (ko) * | 2020-02-05 | 2021-04-30 | 부산대학교 산학협력단 | 에너지 효율이 향상된 알루미늄-공기 전지의 제조 방법 |
CN112002937A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-27 | 山东科技大学 | 一种用于铝离子电池的凝胶电解质及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05258782A (ja) * | 1992-03-13 | 1993-10-08 | Hitachi Ltd | 空気電池 |
US6558825B1 (en) * | 2000-05-12 | 2003-05-06 | Reveo, Inc. | Fuel containment and recycling system |
US20020142203A1 (en) * | 2001-03-08 | 2002-10-03 | Fuyuan Ma | Refuelable metal air electrochemical cell and refuelabel anode structure for electrochemical cells |
CA2344607A1 (en) | 2001-04-19 | 2002-10-19 | Evgeny B. Kulakov | Alkaline aluminum-air battery |
WO2004082060A1 (ja) * | 2003-03-13 | 2004-09-23 | Apex Energy Inc. | 高電流容量電池 |
US20090053594A1 (en) | 2007-08-23 | 2009-02-26 | Johnson Lonnie G | Rechargeable air battery and manufacturing method |
JP2010129495A (ja) * | 2008-11-29 | 2010-06-10 | Equos Research Co Ltd | 空気電池 |
BRPI1014534B1 (pt) * | 2009-05-11 | 2020-06-30 | Arizona Board Of Regents Acting For And On Behalf Of Arizona State University | célula eletroquímica de metal-ar a baixa temperatura e método de operar uma célula eletroquímica de metal-ar |
EP2502295A1 (en) | 2009-11-19 | 2012-09-26 | Technion Research & Development Foundation Ltd. | Silicon-air batteries |
CN202181219U (zh) * | 2010-05-17 | 2012-04-04 | 昆明珀玺金属材料有限公司 | 超声-电场耦合金属铝原电池反应器 |
-
2012
- 2012-05-04 FR FR1201303A patent/FR2990304B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2013
- 2013-04-09 JP JP2015509470A patent/JP2015521344A/ja active Pending
- 2013-04-09 CN CN201380023619.8A patent/CN104303360A/zh active Pending
- 2013-04-09 WO PCT/FR2013/050766 patent/WO2013164525A1/fr active Application Filing
- 2013-04-09 KR KR1020147033602A patent/KR20150018527A/ko not_active Application Discontinuation
- 2013-04-09 CA CA2869911A patent/CA2869911A1/fr not_active Abandoned
- 2013-04-09 EP EP13720463.2A patent/EP2845262A1/fr not_active Withdrawn
- 2013-09-04 US US14/398,481 patent/US20150093659A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2845262A1 (fr) | 2015-03-11 |
FR2990304A1 (fr) | 2013-11-08 |
CA2869911A1 (fr) | 2013-11-07 |
WO2013164525A1 (fr) | 2013-11-07 |
CN104303360A (zh) | 2015-01-21 |
US20150093659A1 (en) | 2015-04-02 |
KR20150018527A (ko) | 2015-02-23 |
FR2990304B1 (fr) | 2014-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015521344A (ja) | アルミニウム−空気電池および蓄電池システム | |
Zhu et al. | Ionic liquid-based electrolytes for aluminum/magnesium/sodium-ion batteries | |
Liu et al. | Mapping the design of electrolyte materials for electrically rechargeable zinc–air batteries | |
US11196057B2 (en) | Metal-air cell with performance enhancing additive | |
JP5050847B2 (ja) | 二次電池とこれを用いた電源システム、電源システムの使用方法 | |
JP6113153B2 (ja) | イオン交換材料を有する金属−空気セル | |
Sun et al. | Toward a sodium–“air” battery: revealing the critical role of humidity | |
EP2583348B1 (en) | Metal-air cell with tuned hydrophobicity | |
Wang et al. | A high-capacity dual-electrolyte aluminum/air electrochemical cell | |
JP6461766B2 (ja) | 金属空気電気化学セル、リチウム空気電池、および車両 | |
Verma et al. | Recent progress in electrolyte development and design strategies for next‐generation potassium‐ion batteries | |
Li et al. | Li–air battery with a superhydrophobic Li-protective layer | |
EP3168916B1 (en) | Electrolytic solution and electrochemical device | |
Lin et al. | O2/O2–Crossover-and Dendrite-Free Hybrid Solid-State Na–O2 Batteries | |
Zhu et al. | An ultrastable aqueous iodine‐hydrogen gas battery | |
US9954229B2 (en) | Electrolyte for stable cycling of high-energy lithium sulfur redox flow batteries | |
JP2018028966A (ja) | 非水系電解液およびそれを用いた蓄電デバイス | |
JPWO2013150853A1 (ja) | リチウム空気電池用電解液及びリチウム空気電池 | |
CN112602228B (zh) | 锂空气电池用电解液和使用其的锂空气电池 | |
KR101993380B1 (ko) | 양극 및 전기화학 디바이스 | |
JP2013131326A (ja) | 電気化学デバイス | |
KR20160062528A (ko) | 아연-브롬 화학흐름전지의 운전 방법 | |
WO2014130631A1 (en) | Redox flow battery system including an anode electrode having a subsurface alloy | |
Vineeth et al. | Metal-Air Batteries: Future of Hybrid or Electric Vehicles (HEV or EV) | |
JP2011210949A (ja) | 発電素子 |