JP2015226454A - 電力変換装置、パワーコンディショナ - Google Patents

電力変換装置、パワーコンディショナ Download PDF

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Hiroyuki Nishino
博之 西野
祐輝 小川
Yuki Ogawa
祐輝 小川
林 雅則
Masanori Hayashi
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Abstract

【課題】インバータ回路の入力コンデンサの小型化を図ることができる電力変換装置、およびそれを用いたパワーコンディショナを提供する。【解決手段】第1の直列回路21は、太陽光発電装置5の出力間に直列接続されるインダクタL1、スイッチング素子Q1、ダイオードD1、スイッチング素子Q2を有する。第2の直列回路22は、スイッチング素子Q1の両端間に直列接続されるダイオードD2とコンデンサC1とを有する。コンデンサC2は、ダイオードD2およびコンデンサC1の接続点と、スイッチング素子Q2の低電位側端子との間に電気的に接続される。インバータ回路3は、コンデンサC2の両端間に電気的に接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に電力変換装置、およびそれを用いたパワーコンディショナに関し、より詳細には直流電源からの電力を変換する電力変換装置、およびそれを用いたパワーコンディショナに関する。
従来、住宅用の太陽光発電装置や燃料電池、蓄電池などの普及に伴い、これらの直流電源の出力を交流に変換する電力変換装置、パワーコンディショナとして、多様な電力変換装置が提供されている。例えば、特許文献1には、太陽電池の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、昇圧回路の出力電圧を交流電圧に変換するインバータ回路と、昇圧回路とインバータ回路との間に電気的に接続されるコンデンサとを備えるパワーコンディショナが開示されている。
特開2014−67259号公報
負荷の大きさを略一定とした場合、インバータ回路が出力する交流電力は1周期内において電力が大きい期間と小さい期間とがあるのに対し、インバータ回路に入力される直流電力は交流電力の1周期内において大きさが略一定となる。そのため、直流電力と交流電力との差分電力を蓄積するために、大容量の電解コンデンサをインバータ回路の入力に接続する必要があった。大容量の電解コンデンサは、サイズが大きく、電力変換装置が大型化するという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、インバータ回路の入力コンデンサの小型化を図ることができる電力変換装置、およびそれを用いたパワーコンディショナを提供することにある。
本発明の電力変換装置は、直流電源の出力間において高電位側から順に電気的に直列に接続されるインダクタ、第1のスイッチング素子、第1のダイオード、第2のスイッチング素子を有する第1の直列回路と、前記第1のスイッチング素子の両端間において高電位側から順に電気的に直列に接続される第2のダイオードと第1のコンデンサとを有する第2の直列回路と、前記第2のダイオードおよび前記第1のコンデンサの接続点と、前記第2のスイッチング素子の低電位側との間に電気的に接続される第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサの両端間に電気的に接続され、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路と、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明のパワーコンディショナは、上記の電力変換装置と、前記インバータ回路の出力と系統電源との間に電気的に接続される解列器とを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明では、インバータ回路の入力コンデンサの小型化を図ることができるという効果がある。
実施形態における電力変換装置の概略構成を示す回路図である。 実施形態における電力変換装置の動作の説明図である。 実施形態における電力変換装置の動作の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の電力変換装置1、パワーコンディショナ10の概略構成図を図1に示す。本実施形態の電力変換装置1は、第1の直列回路21および第2の直列回路22を有するDC−DCコンバータ回路2と、コンデンサC2と、インバータ回路3と、制御部23を備える。そして、電力変換装置1は、太陽光発電装置5(直流電源)と系統電源7との間に電気的に接続され、太陽光発電装置5が出力する直流電力を交流電力に変換し、系統電源7と連系させる。また、電力変換装置1は、解列器4と共にパワーコンディショナ10を構成する。なお、電力変換装置1は、太陽光発電装置5以外にも、例えば蓄電装置、燃料電池などを直流電源として電気的に接続される構成であってもよい。
以下に、本実施形態の電力変換装置1、パワーコンディショナ10の詳細な構成について説明する。
DC−DCコンバータ回路2は、第1の直列回路21と第2の直列回路22と有し、太陽光発電装置5が出力する直流電圧を異なる大きさの直流電圧に変換する。また、DC−DCコンバータ回路2は、入力コンデンサとしてコンデンサC3、出力コンデンサとしてコンデンサC2が電気的に接続されている。
第1の直列回路21は、太陽光発電装置5の出力間に電気的に接続されており、第1の直列回路21の入力間(太陽光発電装置5の出力間)にコンデンサC3が電気的に接続されている。第1の直列回路21は、インダクタL1、スイッチング素子Q1,Q2およびダイオードD1を有する。インダクタL1、スイッチング素子Q1,Q2およびダイオードD1は、高電位側からインダクタL1、(第1の)スイッチング素子Q1、(第1の)ダイオードD1、(第2の)スイッチング素子Q2の順に電気的に直列に接続されている。ダイオードD1は、アノードがスイッチング素子Q1の低電位側端子に電気的に接続され、カソードがスイッチング素子Q2の高電位側端子に電気的に接続されている。また、スイッチング素子Q1,Q2は、制御部23によって制御される。
第2の直列回路22は、スイッチング素子Q1の両端間において電気的に接続されており、ダイオードD2、コンデンサC1を有する。ダイオードD2、コンデンサC1は、高電位側から(第2の)ダイオードD2、(第1の)コンデンサC1の順に電気的に直列に接続されている。ダイオードD2は、アノードがスイッチング素子Q1の高電位側端子に電気的に接続され、カソードがコンデンサC1と電気的に接続されている。
ダイオードD2、コンデンサC1の接続点と、スイッチング素子Q2の低電位側端子とで、DC−DCコンバータ回路2の出力端を構成しており、DC−DCコンバータ回路2の出力間に(第2の)コンデンサC2が電気的に接続されている。
そして、DC−DCコンバータ回路2は、スイッチング素子Q1,Q2がスイッチング動作することで、太陽光発電装置5が出力する直流電圧を昇圧した電圧V2をコンデンサC2の両端間に生成する。なお、制御部23によるスイッチング素子Q1,Q2の制御の詳細な説明については後述する。
コンデンサC2の両端間には、インバータ回路3が電気的に接続されており、コンデンサC2の両端電圧V2がインバータ回路3に印加される。すなわち、コンデンサC2は、インバータ回路3の入力コンデンサとしても機能する。インバータ回路3は、ブリッジ回路31とクランプ回路32とフィルタ回路33とを有し、直流電圧(コンデンサC2の両端電圧V2)を交流電圧に変換する。
ブリッジ回路31は、スイッチング素子Q11〜Q14を有する。スイッチング素子Q11,Q12は、コンデンサC2の両端間において電気的に直列に接続されている。また、スイッチング素子Q13,Q14は、コンデンサC2の両端間において電気的に直列に接続されている。そして、高電位側のスイッチング素子Q11と低電位側のスイッチング素子Q12との接続点311と、高電位側のスイッチング素子Q13と低電位側のスイッチング素子Q14との接続点312とで、ブリッジ回路31の出力端を構成している。
クランプ回路32は、スイッチング素子Q21,Q22と、ダイオードD21,D22を有する。スイッチング素子Q21,Q22は、インバータ回路3の出力間(接続点311−接続点312間)において、電気的に直列に接続されている。具体的には、スイッチング素子Q21が接続点312と電気的に接続され、スイッチング素子Q22が接続点311と電気的に接続されている。また、ダイオードD21は、スイッチング素子Q21と電気的に並列に接続されており、アノードがスイッチング素子Q21,Q22の接続点と電気的に接続され、カソードが接続点312と電気的に接続されている。ダイオードD22は、スイッチング素子Q22と電気的に並列に接続されており、アノードがスイッチング素子Q21,Q22の接続点と電気的に接続され、カソードが接続点311と電気的に接続されている。
フィルタ回路33は、インダクタL31,L32とコンデンサC31とを有する。インダクタL31,L32とコンデンサC31とは、スイッチング素子Q21,Q22の直列回路の両端間において、スイッチング素子Q21側からインダクタL31、コンデンサC31、インダクタL32の順に電気的に直列に接続されている。そして、コンデンサC31の両端がインバータ回路3の出力端を構成している。
また、スイッチング素子Q11〜Q14およびスイッチング素子Q21,Q22は、制御部34によって制御される。
そして、インバータ回路3は、スイッチング素子Q11〜Q14,Q21,Q22がスイッチング動作することで、コンデンサC31の両端間に直流電圧(コンデンサC2の両端電圧V2)を交流に変換した電圧V31を生成する。具体的には、制御部34は、スイッチング素子Q11,Q14を組として、スイッチング素子Q11,Q14が同時にオン・オフするように制御する。また、制御部34は、スイッチング素子Q12,Q13を組として、スイッチング素子Q12,Q13が同時にオン・オフするように制御する。なお、コンデンサC31の両端電圧V31は、図1に図示する矢印の方向を「正」とする。
制御部34は、コンデンサC31の両端間に正の電圧を生成する場合、スイッチング素子Q12,Q13の組がオン・オフを繰り返すように制御し、スイッチング素子Q11,Q14の組がオフを維持するように制御する。さらに、制御部34は、スイッチング素子Q21がオフを維持し、スイッチング素子Q22がオンを維持するように制御する。
スイッチング素子Q12,Q13のオン状態では、スイッチング素子Q13→インダクタL31→コンデンサC31→インダクタL32→スイッチング素子Q12の経路で電流が流れ、コンデンサC31に正の電圧が生成される。このとき、スイッチング素子Q21がオフしているので、クランプ回路32が非導通状態となる。一方、スイッチング素子Q12,Q13のオフ状態では、スイッチング素子Q22→ダイオードD21の経路でインダクタL31,L32の帰還電流が流れる。すなわち、クランプ回路32が導通状態となるので、フィルタ回路33に印加される電圧が略0[V]となる。
一方、コンデンサC31の両端間に負の電圧を生成する場合、スイッチング素子Q11,Q14の組がオン・オフを繰り返すように制御し、スイッチング素子Q12,Q13の組がオフを維持するように制御する。さらに、スイッチング素子Q21がオンを維持し、スイッチング素子Q22がオフを維持するように制御する。
スイッチング素子Q11,Q14のオン状態では、スイッチング素子Q11→インダクタL32→コンデンサC31→インダクタL31→スイッチング素子Q14の経路で電流が流れ、コンデンサC31に負の電圧が生成される。このとき、スイッチング素子Q22がオフしているので、クランプ回路32が非導通状態となる。一方、スイッチング素子Q11,Q14のオフ状態では、スイッチング素子Q21→ダイオードD22の経路でインダクタL31,L32の帰還電流が流れる。すなわち、クランプ回路32が導通状態となるので、フィルタ回路33に印加される電圧が略0[V]となる。
このように、インバータ回路3は、制御部34によってスイッチング素子Q11〜Q14およびスイッチング素子Q21,Q22がスイッチング動作されることで、コンデンサC31の両端間に交流電圧を生成することができる。また、クランプ回路32により、フィルタ回路33に印加される電圧を略0[V]とすることができる。これにより、バイポーラ変調の場合における低いコモンモード電圧と、ユニポーラ変調の3レベル出力電圧とのそれぞれの利点を組み合わせた特徴が得られ、漏洩電流を犠牲にすることなくシステム効率を向上させることができる。
インバータ回路3は、出力端が解列器4を介して分電盤(図示なし)に設けられた分岐ブレーカ(図示なし)に電気的に接続されることで、系統電源7および負荷6と電気的に接続される。
解列器4は、インバータ回路3の一方の出力端と系統電源7との間に電気的に接続された第1の接点部41と、インバータ回路3の他方の出力端と系統電源7との間に電気的に接続された第2の接点部42とを有する。そして、解列器4の第1の接点部41、第2の接点部42を開放することにより、電力変換装置1と系統電源7とを電気的に切り離すことができる。
通常時には、パワーコンディショナ10は、解列器4(第1の接点部41、第2の接点部42)を閉じた状態で運転を行うことで、インバータ回路3の出力を系統電源7に連系させ、負荷6に電力供給する。また、系統電源7の停電時には、パワーコンディショナ10は、解列器4(第1の接点部41、第2の接点部42)を開放し、系統電源7から切り離された状態でインバータ回路3の出力電力を非常用負荷に供給する自立運転を行うことができる。なお、図1では、自立運転時における非常用負荷への電力供給路の図示を省略している。
次に、DC−DCコンバータ回路2の動作について説明する。
まず、図2に、インバータ回路3の出力電圧V31(コンデンサC31の両端電圧V31)、およびインバータ回路3の出力電力P1のタイミングチャートを示す。インバータ回路3の出力電圧V31をsinωtで表した場合、インバータ回路3の出力電力P1はcos2ωtで表される(ωを角周波数、tを時間とする)。すなわち、インバータ回路3の出力電力P1は、インバータ回路3の出力電圧V31の2倍周期で変動する。
インバータ回路3の出力電力P1は、インバータ回路3の出力電圧V31が0[V]である場合に0となる。また、インバータ回路3の出力電力P1は、インバータ回路3の出力電圧V31が正のピーク値Vp1または負のピーク値Vp2である場合にピーク値Pp1となる。そして、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が出力電力P1の平均値Pa1よりも小さい第1の期間T1は、インバータ回路3の出力電力P1に対してインバータ回路3の入力電力が余っている状態となる。また、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が出力電力P1の平均値Pa1よりも大きい第2の期間T2は、インバータ回路3の出力電力P1に対してインバータ回路3の入力電力が不足している状態となる。
そこで、DC−DCコンバータ回路2は、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が出力電力P1の平均値Pa1よりも小さい第1の期間T1において、コンデンサC1を充電する。また、DC−DCコンバータ回路2は、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が出力電力P1の平均値Pa1よりも大きい第2の期間T2において、コンデンサC1を放電する。これにより、インバータ回路3の出力電力P1における脈動電力を補償してDC−DCコンバータ回路2の入力電圧(コンデンサC3の両端電圧)の変動を抑制する。
具体的には、制御部23は、インバータ回路3の変調信号と同期し、または出力電力P1の位相を検出し、第1の期間T1と第2の期間T2とを判断する。なお、制御部23は、出力電力P1の位相を検出する場合、インバータ回路3の出力電流およびインバータ回路3の出力電圧V31に基づいて、インバータ回路3の出力電力P1の位相を検出する。
そして、制御部23は、第1の期間T1において、スイッチング素子Q2がオンを維持し、スイッチング素子Q1がオン・オフを繰り返すようにスイッチング素子Q1,Q2を制御することで、コンデンサC1,C2を充電する。スイッチング素子Q1のオン状態では、インダクタL1→スイッチング素子Q1→ダイオードD1→スイッチング素子Q2の経路で電流が流れ、インダクタL1に電気エネルギーが蓄積される。そして、スイッチング素子Q1をオフ状態では、インダクタL1に蓄積された電気エネルギーが放出される。これにより、インダクタL1→ダイオードD2→コンデンサC1→ダイオードD1→スイッチング素子Q2の経路、およびインダクタL1→ダイオードD2→コンデンサC2の経路で電流が流れることで、コンデンサC1,C2が充電される。すなわち、第1の期間T1では、DC−DCコンバータ回路2は、昇圧チョッパ回路として動作し、昇圧電圧がコンデンサC1,C2の両端に印加される。また、第1の期間T1では、スイッチング素子Q2がオンを維持しているので、コンデンサC1,C2が並列接続状態となり、太陽光発電装置5から供給される電力がコンデンサC1,C2にバッファされ、コンデンサC3の両端電圧の変動が抑制される。
また、制御部23は、第2の期間T2において、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とが交互にオンするようにスイッチング素子Q1,Q2を制御することで、コンデンサC1を放電する。スイッチング素子Q1がオン状態、スイッチング素子Q2がオフ状態では、インダクタL1→スイッチング素子Q1→コンデンサC1の経路で電流が流れることで、コンデンサC1に蓄積された電気エネルギーがコンデンサC2に供給される。また、スイッチング素子Q1がオフ状態、スイッチング素子Q2がオン状態では、コンデンサC1の放電が停止される。すなわち、第2の期間T2では、DC−DCコンバータ回路2は、太陽光発電装置5からの入力電力にコンデンサC1に蓄積された電気エネルギーを重畳させてインバータ回路3に供給するので、コンデンサC2の両端電圧V2が増加する。
すなわち、インバータ回路3の出力電力P1が平均値Pa1よりも小さい第1の期間T1においてコンデンサC1を充電し、インバータ回路3の出力電力P1が平均値Pa1よりも大きい第2の期間T2においてコンデンサC1を放電する。すなわち、コンデンサC1に蓄積された電気エネルギーが放出され、インバータ回路3の出力電力P1における脈動電力を補償してDC−DCコンバータ回路2の入力電圧(コンデンサC3の両端電圧)の変動が抑制される。
さらに、制御部23は、第1の期間において、PWM(PulseWidth Modulation)信号を用いてスイッチング素子Q1のデューティを制御することで、コンデンサC1の充電量を調整してもよい。制御部23は、第1の期間T1において、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が小さい程、スイッチング素子Q1のオンデューティ(スイッチング周期に対するオン期間の割合)が大きくなるように制御する。すなわち、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が小さい程、コンデンサC1の充電量が大きくなる。このように、制御部23は、第1の期間においてスイッチング素子Q1のデューティを制御することで、インバータ回路3の出力電力P1の変動に合わせて、コンデンサC1の充電量を調整することができる。
また、制御部23は、第2の期間において、PWM信号を用いてスイッチング素子Q1,Q2のデューティを制御することでコンデンサC1の放電量を調整する。制御部23は、第2の期間T2において、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が大きい程、スイッチング素子Q1のオンデューティが大きく(スイッチング素子Q2のオンデューティが小さく)なるように制御する。すなわち、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が大きい程、コンデンサC1の放電量が大きくなる。このように、制御部23は、第2の期間においてスイッチング素子Q1,Q2のデューティを制御することで、インバータ回路3の出力電力P1の変動に合わせて、コンデンサC1の放電量を調整することができる。
本実施形態におけるインバータ回路3の入力電圧V2(コンデンサC2の両端電圧V2)、およびインバータ回路3の出力電圧V31(コンデンサC31の両端電圧V31)のシミュレーション結果を図3に示す。本実施形態のコンデンサC2は、従来にインバータ回路の入力コンデンサとして用いていた電解コンデンサの容量に対して、1/10程度の容量のコンデンサを採用している。本実施形態では、コンデンサC1を充放電することで太陽光発電装置5から供給される電力の蓄積と放出を繰り返す。したがって、コンデンサC2に小容量のコンデンサを採用した場合であっても、DC−DCコンバータ回路2の入力電圧の変動を、コンデンサC2に大容量の電解コンデンサを採用した場合と同等に抑制することができる。また、コンデンサC1についても、小容量のコンデンサを採用することができる。本実施形態では、コンデンサC1の容量とコンデンサC2の容量との和を、従来のインバータ回路の入力コンデンサとして用いられていた電解コンデンサの容量よりも大幅に低減することができる。
このように、本実施形態の電力変換装置1は、第1の直列回路21と、第2の直列回路22と、(第2の)コンデンサC2と、インバータ回路3と、制御部23とを備える。
第1の直列回路21は、太陽光発電装置5(直流電源)の出力間において高電位側から順に電気的に直列に接続されるインダクタL1、(第1の)スイッチング素子Q1、(第1の)ダイオードD1、(第2の)スイッチング素子Q2を有する。第2の直列回路22は、スイッチング素子Q1の両端間において高電位側から順に電気的に直列に接続される(第2の)ダイオードD2と(第1の)コンデンサC1とを有する。コンデンサC2は、ダイオードD2およびコンデンサC1の接続点と、スイッチング素子Q2の低電位側端子との間に電気的に接続される。インバータ回路3は、コンデンサC2の両端間に電気的に接続され、直流電圧を交流電圧に変換する。制御部23は、スイッチング素子Q1,Q2を制御する。
上記構成により、コンデンサC1を充放電することで太陽光発電装置5の出力電力の蓄積と放出とを繰り返し、インバータ回路3の出力電力P1における脈動電力を補償してDC−DCコンバータ回路2の入力電圧の変動を抑制することができる。すなわち、インバータ回路3の入力コンデンサに、インバータ回路3の入力電力(直流電力)と出力電力P1(交流電力)の差分を蓄積する大容量の電解コンデンサが不要となる。さらに、コンデンサC1,C2共に小容量のコンデンサ(例えばフィルムコンデンサ)を採用することができ、大容量の電解コンデンサが不要となる。これにより、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、インバータ回路3の出力電力P1の瞬時値が、インバータ回路3の出力電力P1の平均値Pa1よりも小さい期間を第1の期間T1、平均値Pa1よりも大きい期間を第2の期間T2とする。そして、制御部23は、第1の期間T1において、スイッチング素子Q2がオンを維持し、スイッチング素子Q1がオン・オフを繰り返すように、スイッチング素子Q1,Q2を制御する。また、制御部23は、第2の期間T2において、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とが交互にオンするように、スイッチング素子Q1,Q2を制御する。
すなわち、インバータ回路3の出力電力P1に対してインバータ回路3の入力電力が余る第1の期間T1において、コンデンサC1を充電する。また、インバータ回路3の出力電力P1に対してインバータ回路3の入力電力が不足する第2の期間T2において、コンデンサC1を放電する。これにより、インバータ回路3の出力電力P1の変動に合わせてコンデンサC1を充放電することができ、インバータ回路3の入力電圧(コンデンサC2の両端電圧V2)の変動を効率よく抑制することができる。
また、パワーコンディショナ10は、上記の電力変換装置1と、インバータ回路3の出力と系統電源7との間に電気的に接続される解列器4とを備える。
したがって、電力変換装置1の小型化を図ることにより、パワーコンディショナ10の小型化も図ることができる。さらに、パワーコンディショナ10は、解列器4を備えることによって、系統電源7の停電時において、系統電源7とインバータ回路3とを切り離し、インバータ回路3の出力電力P1を非常用負荷に供給する自立運転を行うことができる。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
1 電力変換装置
21 第1の直列回路
22 第2の直列回路
23 制御部
3 インバータ回路
5 太陽光発電装置(直流電源)
L1 インダクタ
Q1 スイッチング素子(第1のスイッチング素子)
Q2 スイッチング素子(第2のスイッチング素子)
D1 ダイオード(第1のダイオード)
D2 ダイオード(第2のダイオード)
C1 コンデンサ(第1のコンデンサ)
C2 コンデンサ(第2のコンデンサ)

Claims (3)

  1. 直流電源の出力間において高電位側から順に電気的に直列に接続されるインダクタ、第1のスイッチング素子、第1のダイオード、第2のスイッチング素子を有する第1の直列回路と、
    前記第1のスイッチング素子の両端間において高電位側から順に電気的に直列に接続される第2のダイオードと第1のコンデンサとを有する第2の直列回路と、
    前記第2のダイオードおよび前記第1のコンデンサの接続点と、前記第2のスイッチング素子の低電位側との間に電気的に接続される第2のコンデンサと、
    前記第2のコンデンサの両端間に電気的に接続され、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路と、
    前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を制御する制御部とを備える
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、
    前記インバータ回路の出力電力の瞬時値が前記インバータ回路の出力電力の平均値よりも小さい第1の期間において、前記第2のスイッチング素子がオンを維持し、前記第1のスイッチング素子がオン・オフを繰り返すように、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を制御し、
    前記インバータ回路の出力電力の瞬時値が前記インバータ回路の出力電力の平均値よりも大きい第2の期間において、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とが交互にオンするように、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 請求項1また2に記載の電力変換装置と、
    前記インバータ回路の出力と系統電源との間に電気的に接続される解列器とを備える
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
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