JP2015225323A - イベント表示装置 - Google Patents

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真二 伊達
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洋一郎 岩崎
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仁志 中和
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Abstract

【課題】 所定期間内にどの程度のイベントが発生しているのかを知ることが容易であり、当該イベントの空間的分布も容易に把握できる装置を提供する。
【解決手段】 時間イベント表示手段24は、記録部20からイベントデータを読み出し、イベント発生件数を時系列のヒストグラムとして時間領域28に表示する。マーカ表示手段26は、時間軸12上で移動操作可能なマーカ10を表示する。空間イベント表示手段22は、記録部20から地図データを読み出し、空間領域14に表示する。さらに、前記マーカ10によって選択された時点において発生したイベントのデータを記録部20から読み出し、空間領域14に表示する。したがって、ユーザは、イベント発生のヒストグラムを時系列に把握しながら、マーカ10を移動させ、所望の時点のイベント発生状況を地図上で確認することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、地図などの上にイベントを表示するイベント表示装置に関するものである。
地図などの上にイベントを表示する装置が実用化されている。図26に、このようなイベント表示装置における表示例を示す。下部には、時間軸4の上を移動操作可能なスライダ2が設けられている。上部の空間領域6には、地図が表示され、これに重ねてイベント8が表示されている。この例では、イベント8として地震が表示されており、円の中心が震源、円の大きさがマグニチュードを表すように表示されている。スライダ2を移動させると、その年月における地震の発生が表示されることになる。
しかしながら、上記のような従来技術においては、スライダ2を移動させることによって、所定の時点におけるイベントの表示を行うことができるものの、各時点におけるイベントがどのように分布しているかは、スライダ2を移動させてみないことには分からなかった。
また、所定期間内にどの程度のイベントが発生しているのかを知ることも容易ではなかった。
この発明は、上記の問題のいずれかを解決した装置を提供することを目的とする。
以下、この発明における独立したいくつかの特徴を以下に示す。
(1)(3)この発明に係るイベント表示装置は、時間軸と値軸を有する時間領域において、前記時間軸に沿って、イベントに関する値をイベントの時間分布として表示する時間イベント表示手段と、第一の空間軸と第二の空間軸を有する空間領域において、前記時間イベント表示手段によって表示されている前記イベントの少なくとも一部または全部のイベントの状況をイベントの空間分布として表示する空間イベント表示手段とを備えている。
したがって、イベントに関する値を時間分布として確認しつつ、イベントの状況を空間分布として把握することができる。
(2)(4)この発明に係るイベント表示装置は、時間軸に沿って移動操作可能なマーカまたは、時間軸に沿って移動操作可能な第1マーカおよび第2マーカを表示するマーカ表示手段をさらに備え、空間イベント表示手段または時間イベント表示手段の少なくとも一方の表示形態が、前記マーカまたは前記第1マーカおよび第2マーカの位置に基づいて決定されることを特徴としている。
したがって、マーカまたは2つのマーカを移動させて適切な期間を選択することにより、所望のイベント表示を行うことができる。
(5)(6)この発明に係るイベント表示装置は、空間領域において、イベントの状況をイベントの空間分布として表示する空間イベント表示手段と、時間軸に沿って、上記イベントの状況をイベントの時間分布として表示する時間イベント表示手段と、時間軸に沿って移動操作可能な第1マーカおよび第2マーカを表示するマーカ表示手段とを備え、空間イベント表示手段または時間イベント表示手段の少なくとも一方の表示形態が、前記第1マーカおよび第2マーカの位置に基づいて決定されることを特徴としている。
したがって、2つのマーカを移動させて適切な期間を選択することにより、所望のイベント表示を行うことができる。
(7)この発明に係るイベント表示装置は、空間イベント表示手段は、前記マーカまたは前記第1マーカと前記第2マーカによって決定される期間内に発生したイベントを表示することを特徴としている。
したがって、2つのマーカを操作し、それによって決定される期間のイベントを表示することができる。
(8)この発明に係るイベント表示装置は、時間イベント表示手段は、前記イベントの状況として、イベントに関する値を表示することを特徴としている。
したがって、空間領域にイベントの状況を表示するとともに、イベントに関する値を時間領域に表示することができる。
(9)この発明に係るイベント表示装置は、空間イベント表示手段は、前記イベントの状況として、イベントに関する値を表示することを特徴としている。
したがって、時間領域にイベントの状況を表示するとともに、空間領域にイベントに関する値を表示することができる。
(10)この発明に係るイベント表示装置は、空間イベント表示手段は、前記イベントの時間分布において所定のしきい値を超えたイベントを表示することを特徴としている。
したがって、所定のしきい値を超えたイベントを、空間領域に表示することができる。
(11)この発明に係るイベント表示装置は、空間イベント表示手段は、前記イベントの時間分布において所定のしきい値を超えたイベントと超えないイベントとを区別して表示することを特徴としている。
したがって、空間領域において表示されたイベントにおいて、所定のしきい値を超えるものと超えないものとを区別して表示することができる。
(12)この発明に係るイベント表示装置は、しきい値を超えたイベントと超えないイベントの表示形態の区別は、前記空間イベント表示手段および前記時間イベント表示手段の双方において共通していることを特徴としている。
したがって、空間領域と時間領域におけるイベントの区別を共通化して、把握を容易にすることができる。
(13)この発明に係るイベント表示装置は、時間イベント表示手段は、前記しきい値をイベントの時間分布上に表示することを特徴としている。
したがって、しきい値を時間分布上において、容易に確認することができる。
(14)この発明に係るイベント表示装置は、しきい値は、イベントの時間分布上において非直線として表示されることを特徴としている。
したがって、時間的に変動するしきい値を、容易に確認することができる。
(15)この発明に係るイベント表示装置は、前記イベントの空間分布を、複数の領域に分割し、前記時間イベント表示手段は、各時点におけるイベントに関する量を、上記領域ごとに区別して表示することを特徴としている。
したがって、イベントの空間的区分を、時間的イベント表示に反映させることができ、把握が容易となる。
(16)この発明に係るイベント表示装置は、時間イベント表示手段は、一つのイベントの空間分布に対して、複数のイベントの時間分布を表示することを特徴としている。
したがって、複数のイベントの時間分布に対して、これを一つの空間分布にまとめて表示することができる。
(17)この発明に係るイベント表示装置は、マーカ表示手段は、一つの時間軸上に、複数組の第1マーカおよび第2マーカを表示することを特徴としている。
したがって、より詳細に表示対象期間を選択することができる。
(18)この発明に係るイベント表示装置は、マーカ表示手段は、前記装置が現在記録しているイベントの時間的範囲を示すデータ範囲マーカを時間軸上にさらに表示することを特徴としている。
したがって、表示装置に、どの範囲までのデータが存在するかを容易に知ることができる。
(19)この発明に係るイベント表示装置は、空間イベント表示手段は、 前記マーカによって指定された期間または前記第1マーカと第2マーカによって指定された期間において、対象が空間的に移動した場合には、当該対象の軌跡を表示することを特徴としている。
したがって、対象の移動を容易に把握することができる。
(20)この発明に係るイベント表示装置は、マーカが移動させられると、前記空間イベント表示手段は、当該マーカによって指定された時間範囲におけるイベントを表示するように、表示を変化させ、前記イベントの属性が時間経過とともに変化する場合には、変化の時点から時間経過とともに大きさの変化する図形を当該対象上に表示することを特徴としている。
したがって、対象の属性変化を時間経過の中で容易に把握することができる。
(21)(22)この発明に係るイベント表示装置は、再生指示が与えられると、第1マーカおよび第2マーカによって指定された時間範囲におけるイベントを、時間経過とともに、前記空間領域に表示するイベント再生手段をさらに備えたことを特徴としている。
したがって、指定期間におけるイベントの状況変化を容易に把握することができる。
(23)この発明に係るイベント表示装置は、イベントが空間領域において時間経過とともに移動する場合には、空間領域にその軌跡を表示することを特徴としている。
したがって、対象の移動を容易に把握することができる。
(24)この発明に係るイベント表示装置は、イベントの属性が時間経過とともに変化する場合には、変化の時点から時間経過とともに大きさの変化する図形を当該オブジェクト上に表示することを特徴としている。
したがって、時間経過の中での属性の変化を容易に把握することができる。
(25)この発明に係るイベント表示装置は、空間イベント表示手段は、前記空間領域に、さらに地図または図面を表示することを特徴としている。
したがって、イベントの空間的位置の把握が容易となる。
(26)この発明に係るイベント表示装置は、イベント表示装置は、サーバ装置と通信可能な端末装置であり、当該端末装置は、サーバ装置から地図または図面のデータおよびイベントのデータを受信し、これらに基づいて表示を行うことを特徴としている。
したがって、端末装置は、必要なデータをその都度取得するだけで、イベント表示を行うことができる。
(27)この発明に係るイベント表示装置は、端末装置は、前記サーバ装置から、前記イベントの時系列ヒストグラムのデータをさらに受信し、これに基づいて表示を行うことを特徴としている。
したがって、端末装置における処理負担が軽減され、表示が迅速となる。
(28)この発明に係るイベント表示装置は、イベント装置は、端末装置と通信可能なサーバ装置であり、前記各表示手段は、前記端末装置において各表示を行うために、前記端末装置に対し各表示のためのデータを送信することを特徴としている。
したがって、端末装置においては表示を行うだけであるので、処理が迅速となる。
この発明において、「空間領域」とは、少なくとも第1の軸、第2の軸がある領域をいい、二次元空間だけでなく三次元空間も含む概念である。
「イベント」とは、台風、地震などの自然現象の発生・経過や、土地・建物・人口・金額・価値などの所定時点における状況・変化や、車・人などの対象物の位置・移動などを含む概念である。
「イベントの状況」とは、イベントの属性、移動、価値、発生、頻度など数値化できる概念だけでなく、存在したかどうかなどの2値的に表される状況を含む概念である。
「イベントに関する値」とは、イベントについて数値化できる属性などを含む概念である。
「空間イベント表示手段」は、実施形態においては、ステップS13〜S15がこれに対応する。
「時間イベント表示手段」は、実施形態においては、ステップS11、S12がこれに対応する。
「マーカ表示手段」は、実施形態においては、ステップS12がこれに対応する。
「時間軸上にマーカを設ける」という概念は、時間軸の上に重ねてマーカを表示する場合だけでなく、その近傍にマーカを表示するなど、時間軸と対応付けてマーカを表示する場合を含む概念である。
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
この発明の第一の実施形態によるイベント表示装置の機能ブロック図である。 イベント表示装置のハードウエア構成である。 イベント表示プログラムのフローチャートである。 イベント表示プログラムのフローチャートである。 イベントデータの例である。 イベント表示の例である。 この発明の第二の実施形態によるイベント表示装置の機能ブロック図である。 イベント表示プログラムのフローチャートである。 イベント表示の例である。 イベント表示の例である。 イベント表示の例である。 イベント表示の例である。 この発明の第三の実施形態によるイベント表示装置の機能ブロック図である。 イベント表示プログラムのフローチャートである。 イベント表示の例である。 イベント表示の例である。 この発明の第四の実施形態によるイベント表示装置の機能ブロック図である。 イベント表示プログラムのフローチャートである。 イベントデータの例である。 イベント表示の例である。 この発明の第五の実施形態によるイベント表示装置の機能ブロック図である。 イベント表示プログラムのフローチャートである。 イベント表示の例である。 イベント表示プログラムのフローチャートである。 イベント表示の例である。 従来のイベント表示例である。
1.第一の実施形態
1.1全体構成
図1に、この発明の一実施形態によるイベント表示装置の全体構成を示す。記録部20には、地図データおよびイベントデータが記録されている。表示部には、空間領域14と時間領域28が設けられている。空間領域14は、第1の軸30と、これに直交する第2の軸32によって定義される二次元平面である。時間領域28は、時間軸12と、これに直交する値軸34によって定義される。
時間イベント表示手段24は、記録部20からイベントデータを読み出し、イベント発生件数を時系列のヒストグラムとして時間領域28に表示する。マーカ表示手段26は、時間軸12上で移動操作可能なマーカ10を表示する。
空間イベント表示手段22は、記録部20から地図データを読み出し、空間領域14に表示する。さらに、前記マーカ10によって選択された時点において発生したイベントのデータを記録部20から読み出し、空間領域14に表示する。
したがって、ユーザは、イベント発生のヒストグラムを時系列に把握しながら、マーカ10を移動させ、所望の時点のイベント発生状況を地図上で確認することができる。
1.2ハードウエア構成
図2に、この発明の一実施形態によるイベント表示装置のハードウエア構成を示す。この実施形態では、インターネット回線などを介して、サーバ装置70と通信可能な端末装置40を、イベント表示装置としている。
CPU44には、ディスプレイ42、メモリ46、通信回路48、ハードディスク50、DVD−ROMドライブ52が接続されている。通信回路48は、インターネットと接続するための回路である。
ハードディスク50には、オペレーティングシステム54、イベント表示プログラム56が記録されている。イベント表示プログラム56は、オペレーティングシステム54と協働して、その機能を発揮するものである。オペレーティングシステム54、イベント表示プログラム56は、DVD−ROM64に記録されていたものを、DVD−ROMドライブ52を介して、ハードディスク50にイ
ンストールしたものである。
1.3イベント表示処理
図3に、イベント表示プログラムの全体フローチャートを示す。端末装置40のCPU44(以下、端末装置40と省略することがある)は、ユーザによって入力されたユーザIDおよびパスワードを伴って、サーバ装置30にアクセスする(ステップS1)。サーバ装置30は、これを受けて、ユーザの認証を行う(ステップS51)。
端末装置40は、認証結果を受け取ると、ユーザの操作による指定にしたがって、イベントデータ要求をサーバ装置30に送信する(ステップS2)。たとえば、所定期間内の日本における地震のデータを要求する。
要求を受けたサーバ装置30は、指定されたイベントのデータを読み出し、地図データともに端末装置40に送信する(ステップS52)。端末装置40は、これを受信してハードディスク50に記録する(ステップS3)。さらに、端末装置40は、記録されたイベントデータに基づいて、イベント表示を行う(ステップS4)。
図4に、ステップS4における表示処理の詳細なフローチャートを示す。まず、端末装置40は、ハードディスク50に記録されたイベントデータ60に基づいて、ヒストグラムデータを生成する(ステップS11)。
図5に、イベントデータ60の例を示す。イベントID、震源地(この実施形態では、緯度・経度)、マグニチュード、発生日時・・・などが記録されている。端末装置40は、このイベントデータ60の発生日時に基づいて、所定期間(たとえば1月)ごとの地震の発生件数を算出する。
次に、端末装置40は、上記で算出したヒストグラムを、ディスプレイ42に表示する(ステップS12)。これにより、図6に示すように、時間領域28に、ヒストグラム80が表示される。さらに、端末装置40は、時間軸12およびマーカ10を表示する。なお、このマーカ10は、ユーザのマウス操作等によって、時間軸12の上を移動可能である。ユーザは、ヒストグラムをみながら、所定の時期にマーカを合わせることができる。たとえば、地震発生件数の少ない年月を選択してマーカ10を移動させることができる。
次に、端末装置40は、送信されてきた地図データをハードディスク50から読み出して表示する(ステップS13)。これにより、空間領域14に地図82が表示されることになる。
端末装置40は、マーカ10の位置を取得する(ステップS14)。たとえば、マーカ10の位置が、2010年9月であったとする。端末装置40は、取得したマーカの位置に対応する期間(ここでは2010年9月)に発生したイベントを選択する。これは、イベントデータの日時に基づいて判断することができる。
さらに、端末装置40は、選択したイベントデータに基づいて、地図上にイベント16を表示する(ステップS15)。この実施形態では、地震の震源を中心として、マグニチュードの大きさに応じた円としてイベント16を表示する。したがって、空間領域14には、マーカ10の位置に対応する期間(2010年9月)に発生した地震が、イベント16として表示される。
ユーザが、マーカ10を移動させて期間を変更すると、空間領域14に表示されるイベントもこれに対応して変更されることになる。この際、ユーザは、ヒストグラムを見ながらマーカ10を移動させることができる。したがって、最も地震発生の少ない期間、地震発生の多い期間、発生頻度の変化の大きい期間などを表示させる際に、操作が容易となる。
1.4その他
(1)上記実施形態では、マーカ10をユーザ操作によって移動するようにしている。たとえば、イベント発生の時間的変化の状況を、地図上で確認したい場合には、マーカ10を徐々に移動させればこれを実現できる。しかし、再生ボタン(図示せず)を設け、これが押下されれば、端末装置40が、時間軸の最初から(あるいは現在のマーカ10の位置から)所定の速度でマーカ10を移動させるようにしてもよい。
また、逆再生ボタン(時間を遡るように再生する)、早送り、巻き戻しボタン、一時停止ボタンなどを設けるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、マーカ10によって指定された期間のイベントを、空間領域14に表示するようにしている。さらに、マウスカーソルを時間軸12上に置くことにより、当該期間のイベントを、上記のイベント表示とは異なる表示形態(たとえばリゾルブ表示)にて、空間領域14に表示するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、端末装置40においてヒストグラム(イベントに関する値)を算出するようにしている。しかし、これを、予めあるいはその都度、サーバ装置70において算出し、端末装置40に送信するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、マーカ10を設けているが、マーカ10を設けないことも可能である。この場合、空間領域におけるイベントの状況と、時間領域におけるイベントの状況を、併せて表示できるという効果が期待できる。
(5)上記実施形態では、空間領域14は二次元的な表示を行っているが、三次元的な表示を行うようにしてもよい。
(6)本実施形態の内容および変形例は、その本質に反しない限り、他の各実施形態にも適用することができる。
2.第二の実施形態
2.1全体構成
図7に、この発明の第二の実施形態によるイベント表示装置の全体構成を示す。この実施形態では、マーカ表示手段26は、第1のマーカ10、第2のマーカ11を、時間軸12上に表示する。空間イベント表示手段22は、第1のマーカ10を開始点とし、第2のマーカ11を終了点とする期間における、イベントを空間領域14に表示する。
したがって、ユーザは、イベント発生のヒストグラムを時系列に把握しながら、第1のマーカ10、第2のマーカ11を移動させ、所望の期間のイベント発生状況を地図上で確認することができる。
2.2ハードウエア構成
この実施形態によるイベント表示装置のハードウエア構成は、図2に示す第一の実施形態と同じである。
2.3イベント表示処理
イベント表示プログラムの全体フローチャートは、図3と同様である。図8に、ステップS4のイベントデータ表示処理の詳細を示す。
端末装置40は、ヒストグラムデータを生成する(ステップS11)。端末装置40は、時間領域28に、時間軸12、第1・第2のマーカ、ヒストグラムを表示する(ステップS12)。端末装置40は、空間領域14に、地図データを表示する(ステップS13)。図9に、表示例を示す。
端末装置40は、第1のマーカ10の位置を取得し、開始時点を取得する(ステップS14a)。ここでは、2010年9月15日が開始時点として取得されたものとする。端末装置40は、第2のマーカ11の位置を取得し、終了時点を取得する(ステップS14b)。ここでは、2011年2月20日が終了時点として取得されたものとする。
次に、端末装置40は、開始時点である2010年9月15日から終了時点である2011年2月20日までの期間に発生した地震を、イベントとして空間領域14に表示する(ステップS15)。
ユーザが、第1のマーカ10、第2のマーカ11を移動させて期間を変更すると、空間領域14に表示されるイベントもこれに対応して変更されることになる。
なお、第1のマーカ10、第2のマーカ11は、それぞれをマウスによってドラッグすることにより、独立して移動操作可能である。また、第1のマーカ10と第2のマーカ11の間をマウスによってドラッグすることにより、両者の間隔を保ったまま、同時に移動操作可能である。
2.4その他
(1)上記実施形態では、空間領域14にイベントの背景として地図を表示している。しかし、背景として何も表示しなくともよいし、図面など他の情報を表示するようにしてもよい。たとえば、店内の図面を表示し、どの場所の商品が売れたかをイベントとして表示するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、イベントとして地震を例に示したが、人口、生産額、気温などをイベントとして表示するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、イベントを示す円の大きさを、地震のマグニチュードの大きさに対応させたが、同一地域における発生回数などを対応させるようにしてもよい。また、地震以外のイベントにおいては、当該イベントの属性(大きさ、量、頻度など)に対応させるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、ヒストグラムを時間軸12上に表示するようにしている。しかし、ヒストグラム以外のイベントの属性値(地震のマグニチュードの合計値、気温など)を時間軸12上に表示するようにしてもよい。また、時間領域28の縦軸34に数値的な意味を持たせず、図10に示すように、イベントがあったかどうかだけを示す表示80を行うようにしてもよい。
(5)また、図11に示すように、時間軸12上に、当該端末装置40に記録されているイベントデータの範囲(上記実施形態では、サーバ装置70からダウンロードした範囲)を、ポインタ13によって表示するようにしてもよい。これにより、ヒストグラムのない期間について、データ自体が端末装置40に記録されていないのか、データはあるがイベントがない期間であるのかを容易に判断することができる。
(6)上記実施形態では、マーカ10、11によって挟まれた期間のイベントを、空間領域14に表示している。しかし、マーカ10、11によって挟まれていない期間(マーカ10、11の外側の期間)のイベントを、空間領域14に表示するようにしてもよい。
(7)また、マーカ10、11によって、空間領域14に表示されることとなった期間のヒストグラムと、表示されない期間のヒストグラムとを区別して表示するようにしてもよい。たとえば、マーカ10、11に挟まれた期間のイベントを空間領域14に表示する場合、時間領域28において、マーカ10、11に挟まれていない期間のヒストグラムをリゾルブ表示(他よりも薄く表示)するようにしてもよい。
(8)上記実施形態では、一つの時間軸12について、1組のマーカ10、11を設けている。しかしながら、2組以上のマーカを設け、これらによって指定された期間(たとえば、各マーカによって挟まれた期間全て)を対象として、空間領域にイベントを表示するようにしてもよい。
(9)さらに、図11に示すように、イベントの地域を分けて(図11では、西日本と東日本に分けている)、ヒストグラムにおいて、色や模様によって区別できるようにしている。たとえば、濃色は西日本、淡色は東日本というようにしている。
また、図12に示すように、複数の時間領域28a、28bを設けるようにしてもよい。この実施形態では、東日本のヒストグラムを時間領域28aに、西日本のヒストグラムを時間領域28bに表示するようにしている。この実施形態では、それぞれの時間軸12a、12b上に、独立して移動可能なマーカ10a、11a、マーカ10b、11bを表示している。
しかし、一方のマーカ10a、11a(10b、11b)を移動すれば、他方のマーカ10b、11b(10a、10b)が、追従して移動するようにしてもよい。
あるいは、いずれか一方の時間軸12a(または12b)のみにマーカ10a、11a(またはマーカ10b、11b)を設けるようにしてもよい。この場合、空間領域における、西日本のイベントの表示範囲も、東日本のイベントの表示範囲も、マーカ10a、10bによって決定されることになる。
(10)本実施形態の内容および変形例は、その本質に反しない限り、他の各実施形態にも適用することができる。
3.第三の実施形態
3.1全体構成
図13に、この発明の第三の実施形態によるイベント表示装置の全体構成を示す。この実施形態では、たとえば、各年・月における、都道府県の工場出荷額をイベントデータとしている。空間イベント表示手段22は、工場出荷額に応じた大きさの円を、対応する都道府県上に表示することになる。
時間イベント表示手段24は、記録部20からイベントデータを読み出し、各年・月における工場出荷額の全国平均を算出し、時系列に時間領域28に表示する。さらに、時間イベント表示手段24は、各年月ごとの全国平均に基づいて、年月を通しての期間平均を算出し、しきい値ライン29を表示する。
空間イベント表示手段22は、マーカ10の年月において、この期間平均値を上回った都道府県の工場出荷額のみを、空間領域14に表示する。したがって、期間平均値を上回った工場出荷額のみを、空間領域14に表示し、分析が容易となる。
3.2ハードウエア構成
この実施形態によるイベント表示装置のハードウエア構成は、図2に示す第一の実施形態と同じである。
3.3イベント表示処理
この実施形態においては、各都道府県における期間ごとの工場出荷額が、イベントデータとしてサーバ装置から送信されるものとする。イベント表示プログラムの全体フローチャートは、図3と同様である。図14に、ステップS4のイベントデータ表示処理の詳細を示す。
端末装置40は、各都道府県における期間ごとの工場出荷額に基づいて、工場出荷額の全国平均値を、各期間ごとに算出する(ステップS11a)。次に、端末装置40は、工場出荷額の全国平均の全期間(ここでは、2010年1月から2011年12月まで)をつうじての平均値(全期間全国平均)を算出する(ステップS11b)。
端末装置40は、時間領域28に、時間軸12、第1・第2のマーカ10、11、各期間ごとの工場出荷額の全国平均値を時間軸12上に表示する(ステップS12)。さらに、端末装置40は、ステップS11bにおいて算出した全期間全国平均を、しきい値ライン29として表示する。
さらに、端末装置40は、時間軸12およびマーカ10、11を表示する。端末装置40は、第1のマーカ10の位置を取得し、開始時点を得る(ステップS14a)。さらに、第2のマーカ10の位置を取得し、終了時点を得る(ステップS14b)。そして、開始時点(2010年9月)から終了時点(2011年2月)までの、各都道府県の工場出荷額のうち、全期間全国平均を上回ったものだけを抽出し、これを空間領域14に表示する(ステップS15)。
このようにして、図15に示すように、所定のしきい値を上回ったイベントのみを、地図上に表示することができる。
3.4その他
(1)上記実施形態では、しきい値を超えた都道府県の工場出荷額(期間内の工場出荷額合計)を円の大きさで表示している。つまり、円の大きさは、工場出荷額に比例するようにしている。しかし、しきい値を超えた分の工場出荷額に比例した大きさの円を表示するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、全期間を通じての平均値をしきい値ライン29として表示するようにしている。しかし、各期間ごとに異なるしきい値を設定するようにしてもよい。たとえば、図16に示すように、各期間の全国平均の80%をしきい値として設定し、しきい値ライン29を表示するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、しきい値を超えた都道府県の工場出荷額のみを空間領域14に表示するようにしている。しかし、しきい値を超えていない都道府県の工場出荷額も表示するようにしてもよい。この場合、円の表示形態(色、模様など)を変えて、両者を区別できるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、しきい値ライン29は、端末装置40が算出して表示し、これをユーザが移動させることはできなかった。しかし、ユーザの操作によって、しきい値ライン29を上下に移動できるようにしてもよい。
(5)本実施形態の内容および変形例は、その本質に反しない限り、他の各実施形態にも適用することができる。
4.第四の実施形態
4.1全体構成
図17に、この発明の第四の実施形態によるイベント表示装置の全体構成を示す。この実施形態では、各時間(たとえば1時間ごと)におけるタクシーの移動状況を把握するためのイベント表示装置を構築している。たとえば、タクシー会社が、乗務員の勤務状況を把握するために用いることができる。
時間イベント表示手段24は、記録部20からイベントデータとして各時刻におけるタクシーの現在位置を読み出す。各時間帯において、移動したタクシーの台数を算出する。これをヒストグラムデータとし、時間領域28に表示する。
空間イベント表示手段22は、第1のマーカ10と第2のマーカ11の期間内において、移動したタクシーの軌跡を、空間領域14に表示する。したがって、タクシーの移動状況を容易に把握することができる。
4.2ハードウエア構成
この実施形態によるイベント表示装置のハードウエア構成は、図2に示す第一の実施形態と同じである。
4.3イベント表示処理
この実施形態においては、各時刻におけるタクシーの位置が、イベントデータとしてサーバ装置から送信されるものとする。図19に、イベントデータの例を示す。
イベント表示プログラムの全体フローチャートは、図3と同様である。図18に、ステップS4のイベントデータ表示処理の詳細を示す。端末装置40は、各時間内(この実施形態では1時間ごと)において、位置の変化があった(つまり移動した)タクシーの台数を算出する(ステップS11)。この、各時間におけるタクシーの移動台数をヒストグラムデータとする。
次に、端末装置40は、上記で算出したヒストグラムを、ディスプレイ42に表示する(ステップS12)。これにより、図20に示すように、時間領域28に、移動タクシー数のヒストグラム80が表示される。さらに、端末装置40は、時間軸12および第1のマーカ10、第2のマーカ11を表示する。なお、このマーカ10、11は、ユーザのマウス操作等によって、時間軸12の上を移動可能である。ユーザは、ヒストグラムをみながら、所定の時期にマーカを合わせることができる。たとえば、タクシー移動件数の少ない(多い)時間帯を選択してマーカ10、11を移動させることができる。
次に、端末装置40は、送信されてきた地図データをハードディスク50から読み出して表示する(ステップS13)。これにより、空間領域14に地図が表示されることになる。なお、図20においては、空間領域14に表示された地図は省略されている。
端末装置40は、第1のマーカ10の位置を取得する(ステップS14a)。たとえば、第1のマーカ10の位置が10時であったとする。次に、端末装置40は、第2のマーカ11の位置を取得する(ステップS14b)。たとえば、第2のマーカ11の位置が14時であったとする。これにより、10時から14時までの範囲が指定されたことになる。
さらに、端末装置40は、上記指定された時間範囲において移動したタクシーのデータを抽出する。そして、時間範囲内における当該タクシーの移動経路を、空間領域14の地図上に表示する(ステップS15)。
4.4その他
(1)上記実施形態では、第1のマーカ10と第2のマーカ11によって指定された時間範囲における対象物の移動軌跡を、空間領域14に表示している。しかし、1つのマーカ10のみを設け、このマーカ10の移動(手動操作または再生ボタンによる移動)による時刻変化にともなって移動した対象物の軌跡を表示するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、時間範囲において移動した対象物のみを、空間領域14に表示するようにしている。時間範囲において移動しなかった対象物も、空間領域14に表示してもよい。この場合、移動した対象物と移動しなかった対象物の表示形態(色など)を変えて、区別可能にしてもよい。さらに、マーカによって指定された時間範囲外の対象物も、時間領域14に表示してもよい。この場合も、時間範囲外の対象物と、時間範囲内の対象物の表示形態(色など)を変えて、区別可能にしてもよい。
(3)上記実施形態では、移動した対象物の数をヒストグラムとして表示するようにしている。しかし、移動した対象物の合計移動距離を表示するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、タクシーを対象物とした位置情報をイベントデータとした。しかし、タクシー以外の車両や車両以外の乗り物、人、台風などの自然現象などを対象物とすることができる。
(5)本実施形態の内容および変形例は、その本質に反しない限り、他の各実施形態にも適用することができる。
5.第五の実施形態
5.1全体構成
図21に、この発明の第五の実施形態によるイベント表示装置の全体構成を示す。この実施形態では、たとえば土地の所有者の変更を把握するためのイベント表示装置を構築している。この実施形態では、各時点における土地の所有者、土地を特定するIDなどによって、イベントデータが構成されている。
時間イベント表示手段24は、記録部20からイベントデータとして各時点における土地の所有者を読み出す。各期間における土地所有者の変更(例えば売買による変更)の数を算出し、ヒストグラムデータとする。これを、時間領域28に表示する。
空間イベント表示手段22は、マーカ10の位置する期間において、所有者の変更があった土地92を、他の土地と区別して表示する。また、この実施形態において、空間イベント表示手段22は、マーカ10を移動(ユーザ操作または再生ボタンによる)させると、その期間移動につれて、土地所有者の変更があった時点に、当該土地を中心とする円90を表示する。さらに、マーカ10を移動させると、空間イベント表示手段22は、当該円90を徐々に大きくし、マーカ10が所定の位置(所有者変更から所定期間経過した時点)までくると、円90を消失させる。
以上のようにすることで、所有者の変更のような対象物の位置に変化が無く、属性が変化するだけの場合であっても、これをマーカ10を移動させることで容易に把握することができる。
5.2ハードウエア構成
この実施形態によるイベント表示装置のハードウエア構成は、図2に示す第一の実施形態と同じである。
5.3イベント表示処理
イベント表示プログラムの全体フローチャートは、図3と同様である。図22に、ステップS4のイベントデータ表示処理の詳細を示す。端末装置40は、各期間内(この実施形態では1月ごと)において、所有者の変化があった土地の数を算出する(ステップS11)。この、各期間における所有者変動の数をヒストグラムデータとする。
次に、端末装置40は、上記で算出したヒストグラムを、ディスプレイ42に表示する(ステップS12)。これにより、図23に示すように、時間領域28に、所有者が変更した土地のヒストグラム80が表示される。さらに、端末装置40は、時間軸12およびマーカ10を表示する。
次に、端末装置40は、送信されてきた地図データをハードディスク50から読み出して表示する(ステップS13)。これにより、空間領域14に地図が表示されることになる。
端末装置40は、マーカ10の位置を取得する(ステップS14)。端末装置40は、マーカ10によって指定された期間において所有者の変動した土地について、斜線などを施して表示を行う(ステップS15)。図23に、おいては、土地92において、所有者変動があったことが示されている。これにより、当該期間において、いずれの土地についての所有者変更があったかを容易に知ることができる。
さらに、この実施形態においては、マーカ10を移動させることにより、所有者の変化した土地について、これを見いだしやすいような表示を行っている。図25Aに示すように、マーカ10の置かれた時点にて、所有者が変更された土地94につき斜線が施されて、区別可能にしている。しかし、これだけでは、マーカ10を次の期間に移動させると、斜線がなくなる。したがって、マーカ10を速く移動させたような場合には、この表示を見落とす可能性もある。
そこで、この実施形態では、図25Aに示すように、所有者が変更された土地94を中心とする円90を表示する。マーカ10が次の期間に移動されると、この円90の直径を大きくして表示する。したがって、マーカ10の移動に伴って、波紋のように、円90が徐々に大きくなるように表示される。この時、円90の中心には、所有者に変更があった土地94があるので、容易にこれを判断することができる。さらに、マーカ10を移動させると、円90の表示を止める。
上記の処理フローチャートを図24に示す。端末装置40は、マーカの位置(期間)を取得する(ステップS22)。次に、最初の土地を対象として、当該期間において所有者に変動があったかどうかを判断する(ステップS23)。イベントデータ中の、所有者の項目に変化があったかどうかによって判断することができる。
所有者に変動があれば、当該土地に斜線表示を施す(ステップS24)。次に、端末装置40は、当該土地94を中心とした円90を表示する(ステップS25)。これにより、図25Aに示すように、土地94に斜線が施され、円90が表示される。さらに、端末装置40は、当該土地94に対して、変動フラグを立てる(フラグを「1」にする)(ステップS26)。
端末装置40は、全ての土地について処理したかどうかを判断する(ステップS27)。未処理の土地があれば、次の土地を対象として、ステップS23以下の処理を繰り返す(ステップS28)。
次の土地について所有者の変動があれば、上記と同様の処理を行う。所有者の変動がなければ、上記の斜線表示処理などは行わない。
このようにして、全ての土地についての処理が終了すると、移動しているマーカの新たな位置を取得する(ステップS22)。端末装置40は、当該期間において、最初の土地につき、所有者の変動があったかどうかを判断する(ステップS23)。そして、変動があればその表示と円を表示する。これを、全ての土地について繰り返す。
たとえば、土地94に関して、前の期間において所有者変動があったものの、この期間においてはさらなる所有者の変動はなかったものとする。この場合、ステップS23から、ステップS29に進むことになる。ステップS29において、当該土地94について、変動フラグが立っているか(「1」かどうか)を判断する。ここでは、土地94について、変動フラグが立っているので、ステップS30に進む。ステップS30においては、円90の表示が4回を超えていないかどうかを判断する。超えていなければ、端末装置40は、一周り大きな円90を表示する(ステップS31)。この表示状態を示すのが、図25Bである。
以上のような処理を繰り返し、変動のあった土地94について円90を3回表示すると、次は円90の表示を止め、変動フラグを降ろす(「0」にする)(ステップS32)。
したがって、変動のあった土地92については、波紋のように円がひろがるように表示を行うことができる。
5.4その他
(1)上記実施形態においては、円90を表示するようにしたが、その他の図形を表示するようにしてもよい。その場合、中心がどこであるのか判断しやすい図形であることが好ましい。
(2)上記実施形態においては、円90がマーカ10の移動につれて、徐々に大きくなるように表示している。しかし、大きさの変動は、波打つように(つまり大きくなったり小さくなったり)してもよい。
また、円90の大きさを変えることなく表示してもよい。あるいは、徐々に小さくなるように表示してもよい。
(3)上記実施形態では、マーカ10を時間が経過する方向に動かした場合について説明したが、時間が戻る方向に動かした場合も同様に適用することができる。
(4)上記実施形態では、土地の所有者について説明したが、その他の属性(価格、用途地域の種別など)を対象としてもよい。また、土地以外の対象物の属性についても適用できる。
(5)本実施形態の内容および変形例は、その本質に反しない限り、他の各実施形態にも適用することができる。
6.その他の実施形態
上記実施形態では、イベント表示装置を端末装置として構築している。しかし、空間イベント表示手段22、時間イベント表示手段24、マーカ表示手段26の一部または全部を、サーバ装置70の側に設け、端末装置40は表示データを受け取るようにしてもよい。
また、逆に、上記各実施形態において、イベントデータも端末装置40の側に記録するようにしてもよい。この場合、サーバ装置70は不要となる。

Claims (28)

  1. 時間軸と値軸を有する時間領域において、前記時間軸に沿って、イベントに関する値をイベントの時間分布として表示する時間イベント表示手段と、
    第一の空間軸と第二の空間軸を有する空間領域において、前記時間イベント表示手段によって表示されている前記イベントの少なくとも一部または全部のイベントの状況をイベントの空間分布として表示する空間イベント表示手段と、
    を備えたイベント表示装置。
  2. 請求項1のイベント表示装置において、
    時間軸に沿って移動操作可能なマーカまたは、時間軸に沿って移動操作可能な第1マーカおよび第2マーカを表示するマーカ表示手段をさらに備え、
    空間イベント表示手段または時間イベント表示手段の少なくとも一方の表示形態が、前記マーカまたは前記第1マーカおよび第2マーカの位置に基づいて決定されることを特徴とするイベント表示装置。
  3. イベント表示装置をコンピュータによって実現するためのイベント表示プログラムであって、コンピュータを、
    時間軸と値軸を有する時間領域において、前記時間軸に沿って、イベントに関する値をイベントの時間分布として表示する時間イベント表示手段と、
    第一の空間軸と第二の空間軸を有する空間領域において、前記時間イベント表示手段によって表示されている前記イベントの少なくとも一部または全部のイベントの状況をイベントの空間分布として表示する空間イベント表示手段として機能させるためのイベント表示プログラム。
  4. 請求項3のイベント表示プログラムにおいて、
    前記プログラムは、コンピュータを、時間軸に沿って移動操作可能なマーカまたは、時間軸に沿って移動操作可能な第1マーカおよび第2マーカを表示するマーカ表示手段としてさらに機能させるものであり、
    空間イベント表示手段または時間イベント表示手段の少なくとも一方の表示形態が、前記マーカまたは前記第1マーカおよび第2マーカの位置に基づいて決定されることを特徴とするイベント表示プログラム。
  5. 空間領域において、イベントの状況をイベントの空間分布として表示する空間イベント表示手段と、
    時間軸に沿って、上記イベントの状況をイベントの時間分布として表示する時間イベント表示手段と、
    時間軸に沿って移動操作可能な第1マーカおよび第2マーカを表示するマーカ表示手段と、
    を備え、
    空間イベント表示手段または時間イベント表示手段の少なくとも一方の表示形態が、前記第1マーカおよび第2マーカの位置に基づいて決定されることを特徴とするイベント表示装置。
  6. イベント表示装置をコンピュータによって実現するためのイベント表示プログラムであって、コンピュータを、
    空間領域において、イベントの状況をイベントの空間分布として表示する空間イベント表示手段と、
    時間軸に沿って、上記イベントの状況をイベントの時間分布として表示する時間イベント表示手段と、
    時間軸に沿って移動操作可能な第1マーカおよび第2マーカを表示するマーカ表示手段として機能させるイベント表示プログラムであって、
    空間イベント表示手段または時間イベント表示手段の少なくとも一方の表示形態が、前記第1マーカおよび第2マーカの位置に基づいて決定されることを特徴とするイベント表示プログラム。
  7. 請求項1〜6のいずれか装置またはプログラムにおいて、
    前記空間イベント表示手段は、前記マーカまたは前記第1マーカと前記第2マーカによって決定される期間内に発生したイベントを表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  8. 請求項1〜7のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記時間イベント表示手段は、前記イベントの状況として、イベントに関する値を表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  9. 請求項1〜8のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記空間イベント表示手段は、前記イベントの状況として、イベントに関する値を表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  10. 請求項1〜9のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記空間イベント表示手段は、前記イベントの時間分布において所定のしきい値を超えたイベントを表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  11. 請求項1〜10のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記空間イベント表示手段は、前記イベントの時間分布において所定のしきい値を超えたイベントと超えないイベントとを区別して表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  12. 請求項11の装置またはプログラムにおいて、
    前記しきい値を超えたイベントと超えないイベントの表示形態の区別は、前記空間イベント表示手段および前記時間イベント表示手段の双方において共通していることを特徴とする装置またはプログラム。
  13. 請求項10〜12のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記時間イベント表示手段は、前記しきい値をイベントの時間分布上に表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  14. 請求項10〜13のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記しきい値は、イベントの時間分布上において非直線として表示されることを特徴とする装置またはプログラム。
  15. 請求項1〜14のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記イベントの空間分布を、複数の領域に分割し、
    前記時間イベント表示手段は、各時点におけるイベントに関する量を、上記領域ごとに区別して表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  16. 請求項1〜15のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記時間イベント表示手段は、一つのイベントの空間分布に対して、複数のイベントの時間分布を表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  17. 請求項7〜16のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記マーカ表示手段は、一つの時間軸上に、複数組の第1マーカおよび第2マーカを表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  18. 請求項7〜17のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記マーカ表示手段は、前記装置が現在記録しているイベントの時間的範囲を示すデータ範囲マーカを時間軸上にさらに表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  19. 請求項1〜18のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記空間イベント表示手段は、 前記マーカによって指定された期間または前記第1マーカと第2マーカによって指定された期間において、対象が空間的に移動した場合には、当該対象の軌跡を表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  20. 請求項1〜19のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記マーカが移動させられると、前記空間イベント表示手段は、当該マーカによって指定された時間範囲におけるイベントを表示するように、表示を変化させ、
    前記イベントの属性が時間経過とともに変化する場合には、変化の時点から時間経過とともに大きさの変化する図形を当該対象上に表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  21. 請求項7〜20のいずれかの装置において、
    再生指示が与えられると、第1マーカおよび第2マーカによって指定された時間範囲におけるイベントを、時間経過とともに、前記空間領域に表示するイベント再生手段をさらに備えたことを特徴とする装置。
  22. 請求項7〜20のいずれかのプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、再生指示が与えられると、第1マーカおよび第2マーカによって指定された時間範囲におけるイベントを、時間経過とともに、前記空間領域に表示するイベント再生手段としてさらに機能させることを特徴とするプログラム。
  23. 請求項21の装置または請求項22のプログラムにおいて、
    前記イベントが空間領域において時間経過とともに移動する場合には、空間領域にその軌跡を表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  24. 請求項21〜23のいずれかの装置またはプログラムにおいて、
    前記イベントの属性が時間経過とともに変化する場合には、変化の時点から時間経過とともに大きさの変化する図形を当該オブジェクト上に表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  25. 請求項1〜24の装置またはプログラムにおいて、
    前記空間イベント表示手段は、前記空間領域に、さらに地図または図面を表示することを特徴とする装置またはプログラム。
  26. 請求項1〜25の装置またはプログラムにおいて、
    前記イベント表示装置は、サーバ装置と通信可能な端末装置であり、
    当該端末装置は、サーバ装置から地図または図面のデータおよびイベントのデータを受信し、これらに基づいて表示を行うことを特徴とする装置またはプログラム。
  27. 請求項26の装置またはプログラムにおいて、
    前記端末装置は、前記サーバ装置から、前記イベントの時系列ヒストグラムのデータをさらに受信し、これに基づいて表示を行うことを特徴とする装置またはプログラム。
  28. 請求項1〜27の装置またはプログラムにおいて、
    前記イベント装置は、端末装置と通信可能なサーバ装置であり、
    前記各表示手段は、前記端末装置において各表示を行うために、前記端末装置に対し各表示のためのデータを送信することを特徴とする装置またはプログラム。

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