JP2015218047A - ワーク移載方法及びワーク移載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ランダムに供給される同種又は多品種多形状のワークの中から所定のワークを選別してピックアップすると共に、収容する側の配列形態に応じて前記ワークの姿勢を補正しながら移載することのできるワーク移載方法及びワーク移載装置を提供することである。
【解決手段】 ワーク供給路14にランダムに供給搬送された複数のワークWの中から所定のワークを選別してピックアップし、このピックアップされたワークWをワーク収容部に搬送するワーク移載方法及び移載装置において、前記ワーク供給路14に設けた監視エリアE内のワークWを上方から単一のカメラによってモニタリングし、モニタリングしたワークWの中からピックアップするワークWを選別し、選別したワークWをピックアップ部12によってピックアップする際にワークWの位置検出を同時に行なう。
【選択図】 図4

Description

本発明は、製造工程や検査工程等からバラバラの状態で供給される複数のチップ部品(ワーク)の中から所定のワークを選別し、収容トレイに整列して移し替えるためのワーク移載方法及びワーク移載装置に関するものである。
小型の電子部品(チップ部品)等の外観検査工程や回路基板への実装工程においては、検査対象あるいはマウント対象となる多品種のチップ部品を種類やサイズごとに仕分け、その後、専用のトレイに移し替える作業が必要となっている。このような作業を自動的に効率よく行うために、各種のワーク移載装置が用いられている。
従来、このような装置としては、前記チップ部品等からなるワークの供給側と収容側との間に吸着ノズルを有したピックアップ部を設け、前記供給側で吸着したワークを一つずつ収容側に搬送して収容する構成を備えたものが多い。
特許文献1,2には、チップ部品(ワーク)を吸着ノズルによって吸着し、実装基板上に移送させる部品装着(実装)装置が開示されている。前記吸着ノズルは、移動可能なヘッド部材に取り付けられ、下向きに撮像するカメラが備えられている。前記カメラは、前記ヘッド部材と一体に移動することによって、吸着ノズルによって吸着されたワークの形状等を画像認識し、実装基板の所定位置に向けて移動して装着(実装)するようになっている。
特許文献3には、回転する搬送テーブルによって供給されるチップ部品等のワークをキャリアテープ内に移載するワーク移載装置が開示されている。このワーク移載装置は前記搬送テーブルにより搬送されるワークを吸着する吸着ヘッドと、この吸着ヘッドを上下方向へ移動させるアクチュエータとを備えている。
特開平5−6912号公報 特開2003−133799号公報 特開2004−18054号公報
上記特許文献1乃至3に開示されているように、供給側から吸着ノズルによってワークを吸着し、実装基板に実装あるいはキャリアテープ内に移載するように構成されたものは多く存在している。しかしながら、いずれの場合も吸着ノズルによって吸着するワークは、供給側において規則的に送り出されてくるものである。このため、ワークの表裏が反転したり、ワーク同士が重なりあったりするようなバラバラの状態で供給されるものの中から、ピックアップ可能で姿勢補正しやすいワークを選別するような用途には対応することができない。また、形状やサイズ等が異なった多品種多形状のワークを混在して供給することは、従来のワーク移載装置では想定されていなかった。さらに、ワークが移載される側は実装基板やキャリアテープなどのように、一定の実装面あるいは収容スペースを有するものとなっており、収容配列が異なるようなフレキシブルな収容には対応していない。
そこで、本発明の目的は、バラバラの状態で供給される同種又は多品種多形状のワークの中から所定のワークを選別してピックアップすると共に、収容する側の配列形態に応じて前記ワークの姿勢を補正しながら移載することのできるワーク移載方法及びワーク移載装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明のワーク移載方法は、ワーク供給路にランダムに供給搬送された複数のワークの中から所定のワークを選別してピックアップし、このピックアップされたワークをワーク収容部に搬送するワーク移載方法において、前記ワーク供給路に設けた監視エリア内のワークを上方からモニタリングし、モニタリングしたワークの中からピックアップするワークを選別し、選別したワークをピックアップする際にワークの位置検出を同時に行なうことを特徴とする。
また、本発明のワーク移載装置は、複数のワークがランダムに供給搬送されるワーク供給路と、前記複数のワークをモニタリングするためワーク供給路に設けられる監視エリアと、監視エリアの上方に設置された単一のカメラと、単一のカメラでモニタリングした複数のワークの中からピックアップするワークを選別するワーク選別手段と、選別されたワークをピックアップするピックアップ部と、ワークをピックアップする際にワークの位置検出を行なうワーク位置検出手段と、位置検出されたワークをワーク収容部に対応するようにワークの姿勢を補正するワーク姿勢補正手段と、前記姿勢が補正されたワークを前記ワーク収容部まで搬送するワーク搬送手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のワーク移載方法によれば、ワーク供給路に設けた監視エリア内の上方からモニタリングしたワークの中からピックアップするワークを選別し、選別したワークをピックアップする際にワークの位置検出も同時に行なうので、前記ワーク供給路上にランダムに搬送されてくる複数のワークの中から所定のワークを正確に選別してピックアップすることができる。
本発明のワーク移載装置によれば、ワーク選別手段及びワーク位置検出手段を備えることによって、ランダムに供給搬送されてくる複数のワークの中から所定のワークを的確に選別することができると共に、ピックアップ時における位置検出も正確に行うことができる。そして、ワーク姿勢補正手段では、前記検出結果に基づいて、ピックアップされたワークを収容部に対応させてワークの姿勢を補正することができると共に、ワーク搬送手段によって所定の収容部に最短距離で移し替えることができる。
また、上記監視エリア内におけるワークの分布状態やピックアップするワークの位置検出を監視エリアの上方に備える単一のカメラによって同時に行うことで、ピックアップから収容するまでを単一動作で実行することができる。
本発明に係るワーク移載方法における全工程を示すフロー図である。 本発明に係るワーク移載装置の構成を示すブロック図である。 上記ワーク移載装置の全体構成を示す側面図である。 上記ワーク移載装置の平面図である。 上記ワーク移載装置のピックアップ部の平面図である。 上記ピックアップ部のA−A断面図である。 監視エリアにおいてモニタリングされるワークの画像例である。 ワークの選別工程を示す説明図である。 ワークのピックアップ工程を示す説明図である。 ワークの姿勢補正工程を示す説明図である。 ワークの収容工程を示す説明図である。 多品種多形状のワークに対応した収容工程例を示す説明図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係るワーク移載方法及びワーク移載装置の実施の形態を詳細に説明する。本発明は、製造工程や検査工程等からバラバラの状態(ランダム)で供給される複数のチップ部品の中から選別されたチップ部品をピックアップし、収容トレイなどの所定の場所に整列して移し替えるための方法及び装置に関するものである。本実施形態では、回路基板の実装工程などにおいて、実装に必要な複数の電子部品を集めて一括投入し、この中からチップマウンタによってマウントし易いように、専用のトレイに整列させた状態で移し替えることを想定したものとなっている。ここで、移し替えの対象となるチップ部品類は、各種の半導体やLEDなどの微小な電子部品であり、以下、これらを全て「ワーク」として説明する。前記「ランダムに供給される」とは、形状やサイズ等が同じワークが複数の場合と、形状やサイズ等がそれぞれ異なる多品種多形状のワークが複数混在する場合とを含み、それらがバラバラの状態であることを想定している。また、「選別」の対象となるワークは、一実施例としては後述する監視エリア内を周回搬送する前記複数ワークの中からピックアップ対象として予め登録されているワークと形状やサイズ等が一致するものを選定することであり、この選定にあたって、ピックアップ面が実装面(裏面)となっているものや他のワークの下に重なって全体が確認できないものなどが除かれるが、別の基準にしたがって選別される場合も含まれるものである。
図1に示すように、本発明のワーク移載方法は、複数のワークをワーク供給路上にランダムに一括投入し、それぞれのワークが互いに重ならないように分散させながら周回搬送させるワーク供給工程(P1)と、前記ワーク供給路上に設定される監視エリア内を通過する複数のワークの分布状態を確認し、この中からピックアップするワークを特定するワーク選別工程(P2)と、前記特定したワークをピックアップするピックアップ工程(P3)と、前記ピックアップ時におけるワークの位置及び姿勢を画像認識するワーク位置検出工程(P4)と、ピックアップされたワークの位置及び姿勢が、予め設定された収容時の位置及び姿勢に対応するように補正するワーク姿勢補正工程(P5)と、ワークを補正しながら収容部に向けて搬送するワーク搬送工程(P6)と、前記ピックアップ位置に向けて収容部を移動させて収容するワーク収容工程(P7)とを備えている。
図2は上記各工程P1〜P7を実現するためのワーク移載装置10をブロック図で示したものである。このワーク移載装置10は、ワーク供給路14、このワーク供給路14上にワークをランダムに投入するワーク投入部17及び未選別のワークを回収するワーク回収部18を備えたセット部11と、このセット部11上に設定された監視エリアE内を撮像するカメラ29、このカメラ29によって撮像される複数のワークの中から所定のワークをピックアップするピックアップ部12と、ワーク収容部32を複数有する収容トレイ28を載置して前記ワーク供給路14の下側に潜り込ませて水平移動するX−Yテーブル30を備えたアウト部13と、前記ワークの選別を行うワーク選別手段、選別されたワークのピックアップ時の位置や姿勢を画像情報として認識するワーク位置検出手段、ピックアップしたワークを前記ワーク収容部32に対応した位置及び姿勢に補正するワーク姿勢補正手段及び前記ピックアップ部12をワーク収容部32に向けて単一動作且つ最短距離で搬送するワーク搬送手段の各手段を備える。これらの各手段は、前記セット部11、ピックアップ部12及びアウト部13を駆動制御する制御部31によってプログラム制御される。
図3及び図4は前記ワーク移載装置10の構成例を示したものである。セット部11は、外周部にワークWが周回搬送されるリング状の搬送面15、内周部に前記搬送面15から排出されたワークWを回収する回収面16を有するドーナツ状のワーク供給路14と、前記搬送面15の外周上の一端に設けられるワーク投入部17と、前記回収面16の一端に設けられるワーク回収部18とを備える。前記ワーク供給路14は、駆動モータによって一定速度で回転され、この回転によって前記搬送面15上にランダムに投入された複数のワークWが移動する。前記ワーク投入部17は、製造工程や検査工程等の外部から受け入れた複数のワークWを前記搬送面15に対して排出すると共に、選別されなかったワークWを前記回収面16の一端から延びる回収チューブ19を介してワーク投入部17に集められ、再び搬送面15に向けて投入される。前記ワーク投入部17には、複数のワークWをエアーによって噴出させながら前記搬送面15上に載置するためのエアノズル20が設けられている。このエアノズル20は、前記ワーク供給路14の回転方向(図中反時計回り)に向けてセットされ、搬送面15に沿ってワークWを順次送り出すことで、個々のワークWの識別及びピックアップ動作が容易となるように、一定の間隔をおいて載置することができる。また、このワーク供給路14上には、前記回転方向と直交する方向に配置され、周回移動したワークWを回収面16に掻き落とす回収部材21が設けられている。
ピックアップ部12は、図3及び図4に示したように、ベース部22の下方からワーク供給路14上に向けて延びるアーム25の先端部に取り付けられ、ワーク供給路14の搬送面15上を平行移動及び上下移動可能となるように保持されている。また、ピックアップ部12の上方には単一のカメラ29がカメラ固定部24を介して取り付けられている。
前記ピックアップ部12は、図5及び図6に示すように、中空部40を有する円筒形状の回転体36と、この回転体36から取付部35を介して中空部40の中心に向けて延びる吸着ノズル27と、前記回転体36を回転可能に支持するフレーム37とを備える。前記回転体36は、ベアリング44を介してフレーム37の内側面に沿って回転自在となるように取り付けられている。また、回転体36とフレーム37との間には、吸着ノズル27の先端と通じる気密路39がシール材43によって封止形成されており、前記フレーム37に設けられる吸気接続部38から吸引チューブ45を介して外部の吸引機(図示せず)に接続される。これによって、ワークWを吸着ノズル27の先端部で吸着した状態で回転体36を所定方向に回転させることができ、このときのワークの姿勢全体を中空部40の上方に配置されているカメラ29で撮像することができる。なお、前記吸着ノズル27は、取付部35に対して、バネ等の弾性部材(図示せず)を介して取り付けられているため、ピックアップ部12をワークに向けて下降させて吸着する際の衝撃を吸収することができる。
前記回転体36は、例えば、図5に示したように、ピックアップ部12内に設けられる回転モータ41の回転力をタイミングベルト42によって伝達することで、回転体36と一体に回転する吸着ノズル27を時計回り及び反時計回りの任意の方向及び任意の回転角で回転駆動することができる。これによって、ピックアップされたワークWがどのような回転位置であったとしても、このピックアップ位置から前記ワーク姿勢補正手段で算出された所定の回転方向及び回転角度となるように回転補正することができる。
前述したように、ピックアップ部12は、吸着ノズル27を中心とした中空部40を有しているため、この中空部40の上方に設置されている単一のカメラ29によって、ワーク供給路14上の監視エリアE内を障害なく覗き見ることができる。これによって、吸着ノズル27で吸着されたワークWの形状や種類を正確に画像情報として認識すると共に、吸着時におけるワークWの位置検出を迅速に行うことができる。
前記カメラ29は、微細なワークWの外観形状等の識別が容易となるように、画素数が多くズーミングが可能な小型のCCDカメラが使用される。このカメラ29によってモニタリングされる監視エリアEは、図4に示したように、前記搬送面15を横切る内側から外側までの範囲に設定され、前記搬送面15に沿って搬送供給される複数のワークを連続して捉えることができる。これによって、ワークWの分布状態や吸着ノズル27によってピックアップされるワークの位置検出も同時に行うことができる。そして、このカメラ29で撮像された画像は、制御部31に備わるモニタ34によって常時監視することができる。図4に示したように、前記アーム25は、前記監視エリアEを避けるようにして延び、ピックアップ部12が監視エリアEの右側に位置するように設定される。この位置がピックアップ部12のホームポジションとなり、図中左側に移動する間に、後述するワーク選別手段によって選別されたワークW1をピックアップする。
図7は前記カメラ29によって撮像される監視エリアE内の画像例を示したものである。この画像によって、ワーク供給路14上を流れるワークの分布状態が検出されると共に、ピックアップするワークの選別及び位置検出がされる。ワークの位置検出は、前記監視エリアEにおけるX,Y軸上の座標に基づいて行われ、その後、ワークの姿勢補正量が決定される。ワークの選別では、制御部31によって予め設定されたワークの形状及びサイズ等の形態情報に基づき、一致するいくつかのワークW1〜W3が候補として選定される。次に、ここで選定されたワークW1〜W3の中からピックアップ面が電極33のある裏面側となっているワークW2、また、ワークW1の下に一部が重なっているワークW3が除外される。この結果、ワークW1がピックアップ対象として選別される。なお、前記ピックアップ対象のワークが複数ある場合は、図8に示した位置で待機している吸着ノズル27から最も近い位置にあるワークが選別される。
図9は、アーム25を駆動して前記選別されたワークW1に向けてピックアップ部12を移動した状態を示したものである。ここでは、吸着ノズル27によってピックアップされた直後のワークW1の位置検出が行われる。この位置検出は、ワークがピックアップされた際のX,Y軸上の座標及びX,Y軸上の角度で示される。また、そのときのワークの姿勢が画像情報として認識され、このピックアップ時における画像による姿勢と、前記制御部31(図2参照)において予め設定されている収容時における姿勢情報とを比較し、姿勢補正させるための補正量が算出される。この補正量の算出は、吸着ノズル27によるワークW1のピックアップと略同時に行われる。そして、図10に示すように、前記算出された補正量に基づいてピックアップ部12に備わる回転体36の回転角を定め、この回転角に合わせるようにワークW1を吸着した状態で姿勢補正が行われる。このピックアップ部12の回転による姿勢補正は、ワークW1をピックアップした位置から収容部32に移動するまでの間で行われる。このようにして、図11に示すように、ピックアップしたワークW1を収容時の姿勢に一致させながら、ワーク搬送手段によって、最短距離を単一動作で収容トレイ28に向けて移動する。
図11に示したように、前記アウト部13は、前記ワーク供給路14の下側に潜り込み、X軸方向及びY軸方向にスライド移動可能なX−Yテーブル30を備え、このX−Yテーブル30上に収容トレイ28がセットされる。前記収容トレイ28には、前記ピックアップされたワークW1の向きを揃えて正方配列させるための収容部32が複数設けられている。この収容部32は、前記ピックアップされるワークW1の種類やサイズに応じて設定され、配列形態に合わせてマス目状の仕切りが設けられている。収容トレイ28がセットされたX−Yテーブル30は、セット部11に備わるワーク供給路14の下方側に、既にワークWが収容された収容部が退避可能なようにX−Y方向にスライド移動することができるようになっている。そして、前記収容トレイ28を移動させ、前記選別されたワークWをピックアップした吸着ノズル27の移動位置の直下に所定の収容部32を位置合せする。次に、この状態でアーム25を下降させることで、前記所定の収容部32にピックアップしたワークWを載置することができる。本実施形態では、ワークWをピックアップして移動する度に、空の収容部32が一つずつ順にX−Y方向に移動する。これによって、前記吸着ノズル27は、ワークWを吸着した状態でワーク供給路14の外周面の外側近傍まで移動し、その直下に位置する収容部32に最短距離でワークWを移し替えることができる。このように、ピックアップ部12は、ワーク搬送手段によって、搬送面15を横切るように直線状あるいは円弧状の最短の搬送経路を往復移動することになる。また、前述したように、前記ワークの姿勢補正によって、ワーク供給路14上からワークWを吸着した後、ワークWの位置や姿勢を補正しながら前記収容部32に収容するときの姿勢に補正するため、そのままワークWを収容トレイ28の所定の収容部に短時間で移し替えることができる。なお、前記ワークWの姿勢補正は、ワーク搬送手段によってピックアップした位置で姿勢補正し、そのまま所定の収容部に向けて移動するようにしてもよい。本実施形態では、ワークを縦横方向に配列する収容トレイを用いたが、キャリアテープのように、一列に配列させるなどの配列形式は任意であり、それに合わせて収容部32を移動させることができる。
前記制御部31では、前記セット部11、ピックアップ部12及びアウト部13における全ての動作を集中管理し、それぞれが連係して動作するようにプログラム設定される。また、選別するワークの形態情報や収容トレイ28における各収容部32の位置及び形状等のワークの収容時情報が画像情報と共に複数登録可能となっており、この中から任意のワークを選別対象とすることができる。このような初期設定を行った後、セット部11に複数のワークを一括投入するだけで、自動的に所定のワークを選別し、収容トレイ28の空の収容部32に順次移し替えるといった一連の動作を連続して行うことができる。
図12は、セット部11に多品種多形状のチップ部品からなるワークWa,Wb,Wcを混在させた状態で投入したときのワークの収容例を示したものである。通常、各ワークWa,Wb,Wcをそれぞれ一単位としてセット部11に投入し、収容するトレイTa,Tb,Tcにも前記投入したワークごとに一単位で収容させるのが一般的である。本発明のワーク移載装置10にあっては、ワーク選別手段によって、ワークの形状等が画像情報によって認識可能であることから、種類の異なるワークが混在した状態であっても、収容するトレイに対応した移し替え作業を自動で行うことができる。これによって、製造工程や検査工程等から供給されるワークに他の種類のワークが混在していた場合などにも適切にワークを仕分けて移載することができる。
図12に示した実施形態では、ワークWa,Wb,Wcにそれぞれ対応したトレイTa,Tb,Tcが用意され、ワークWaがトレイTaに全て移し替えられた後、トレイTb,Tcに変えてワークWb,Wcに移し替え作業を行うことができる。このように、多品種多形状のワークを混在して供給した場合であっても、上記ワーク選別手段によって、それぞれのトレイTa,Tb,Tcに対応したワークを選別することができる。また、アウト部13によって、ワークのピックアップ位置近傍にX−Yテーブル30が移動するので、縦横のワークの配置数が異なる前記トレイTa,TbやキャリアテープTcのように、ワークを任意の配列構成にして移し替えることが可能となる。
以上説明したように、本発明のワーク移載方法及び装置にあっては、ワーク供給路上にランダムに供給される複数のワークの中から所定のワークを効率よく選別することができ、その選別されたワークの姿勢を補正しながら最短距離且つ短時間で収容トレイの所定の収容部に移し替えることが可能となった。また、収容トレイの一部がワーク供給路の下側に潜り込むようにスライド可能に配置されると共に、ピックアップ位置近傍に前記収容トレイの所定の収容部が移動するため、ワークを移動させる搬送経路の短縮化及び装置全体の小型化が図られることとなる。
E 監視エリア
W,W1,W2,W3 ワーク
Wa,Wb,Wc ワーク
Ta,Tb トレイ
Tc キャリアテープ
10 ワーク移載装置
11 セット部
12 ピックアップ部
13 アウト部
14 ワーク供給路
15 搬送面
16 回収面
17 ワーク投入部
18 ワーク回収部
19 回収チューブ
20 エアノズル
21 回収部材
22 ベース部
24 カメラ固定部
25 アーム
27 吸着ノズル
28 収容トレイ
29 カメラ
30 X−Yテーブル
31 制御部
32 収容部
33 電極
34 モニタ
35 取付部
36 回転体
37 フレーム
38 吸気接続部
39 気密路
40 中空部
41 回転モータ
42 タイミングベルト
43 シール材
44 ベアリング
45 吸引チューブ

Claims (16)

  1. ワーク供給路にランダムに供給搬送された複数のワークの中から所定のワークを選別してピックアップし、このピックアップされたワークをワーク収容部に搬送するワーク移載方法において、
    前記ワーク供給路に設けた監視エリア内のワークを上方からモニタリングし、
    モニタリングしたワークの中からピックアップするワークを選別し、選別したワークをピックアップする際にワークの位置検出を同時に行なうことを特徴とするワーク移載方法。
  2. 前記ワークのモニタリング、ワークの選別及びワークの位置検出は、前記監視エリアの上方に設置した単一のカメラで認識した画像情報に基づいて行なわれる請求項1に記載のワーク移載方法。
  3. 前記ワークのモニタリングは、監視エリア内に含まれる複数のワークの分布状態、各ワークの位置及び姿勢に基づいて行われる請求項1又は2に記載のワーク移載方法。
  4. 前記ワークの選別は、選別対象となるワークの形態情報を予め登録し、この登録された形態情報と前記監視エリア内でモニタリングされるワークの形態情報とを比較することによって行う請求項2に記載のワーク移載方法。
  5. 前記ワークの位置検出は、ワークがピックアップされた際のX,Y軸上の座標及びX,Y軸上の角度で示される請求項2に記載のワーク移載方法。
  6. 前記ピックアップされたワークは、前記ワークの位置検出がなされた後、ワーク収容部に対応するようにワークの姿勢が補正される請求項1に記載のワーク移載方法。
  7. ピックアップされたワークをワーク収容部に搬送する際、ピックアップされたワークの移動と共に、ワーク収容部を前記ワーク供給路の監視エリア付近に向けて移動させる請求項1に記載のワーク移載方法。
  8. 前記ピックアップされたワークは、前記ワーク供給路の監視エリア付近でワーク収容部に収容される請求項1又は7に記載のワーク移載方法。
  9. 前記ピックアップされたワークは、ワークのピックアップ位置から単一動作でワーク収容部に搬送される請求項1又は8に記載のワーク移載方法。
  10. 複数のワークがランダムに供給搬送されるワーク供給路と、
    前記複数のワークをモニタリングするためワーク供給路に設けられる監視エリアと、
    監視エリアの上方に設置された単一のカメラと、
    単一のカメラでモニタリングした複数のワークの中からピックアップするワークを選別するワーク選別手段と、
    選別されたワークをピックアップするピックアップ部と、
    ワークをピックアップする際にワークの位置検出を行なうワーク位置検出手段と、
    位置検出されたワークをワーク収容部に対応するようにワークの姿勢を補正するワーク姿勢補正手段と、
    前記姿勢が補正されたワークを前記ワーク収容部まで搬送するワーク搬送手段とを備えたことを特徴とするワーク移載装置。
  11. 前記ピックアップ部は、前記監視エリア内を上方から覗ける中空部を有する回転体と、この回転体の中空部に位置し、回転体と一体に回転する吸着ノズルとを備える請求項10に記載のワーク移載装置。
  12. 前記回転体は、任意の方向に自由に回転可能である請求項11記載のワーク移載装置。
  13. 前記回転体の外周には回転体を回転可能に支持するフレームが配置され、該フレームと回転体との間に前記吸着ノズルに通じる気密路が形成されている請求項11に記載のワーク移載装置。
  14. 前記ワーク収容部が載置される移動可能なテーブルであって、
    前記ワーク供給路の監視エリア付近で、ワーク供給路の下側にワーク収容部を潜り込ませるテーブルを備える請求項10に記載のワーク移載装置。
  15. 前記ワーク供給路には、複数のワークを投入するワーク投入部と、ワーク供給路上を周回したワークを回収して前記ワーク投入部に戻すワーク回収部とを備える請求項10に記載のワーク移載装置。
  16. 前記ワーク搬送手段は、ピックアップしたワークをピックアップ位置からワーク収容部まで単一動作で搬送する搬送経路を有している請求項10に記載のワーク移載装置。
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