JP2015213857A - 燃焼排ガス処理装置及び処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】水銀、NOx、ダイオキシン類等の有害物質を含む燃焼排ガスを低コストで処理する。
【解決手段】燃焼排ガスG1中のダストを捕集する電気集塵機2と、電気集塵機を通過した排ガスG2中のNOx又は/及びダイオキシン類を分解除去する第1触媒装置4と、第1触媒装置を通過した排ガス中に残存するダイオキシン類を分解除去すると共に、金属水銀を酸化する第2触媒装置6と、第2触媒装置を通過した排ガスG3に水銀吸着剤Aを添加する水銀吸着剤添加装置7と、水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストDを捕集する乾式集塵機8とを備える燃焼排ガス処理装置1。乾式集塵機から排出されたダストを水洗する水洗装置11と、水洗装置から排出されたスラリーSを固液分離する固液分離装置12と、固液分離装置で分離されたろ液L中の水銀を除去する水銀除去装置13とを備えることができる。
【選択図】図1
【解決手段】燃焼排ガスG1中のダストを捕集する電気集塵機2と、電気集塵機を通過した排ガスG2中のNOx又は/及びダイオキシン類を分解除去する第1触媒装置4と、第1触媒装置を通過した排ガス中に残存するダイオキシン類を分解除去すると共に、金属水銀を酸化する第2触媒装置6と、第2触媒装置を通過した排ガスG3に水銀吸着剤Aを添加する水銀吸着剤添加装置7と、水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストDを捕集する乾式集塵機8とを備える燃焼排ガス処理装置1。乾式集塵機から排出されたダストを水洗する水洗装置11と、水洗装置から排出されたスラリーSを固液分離する固液分離装置12と、固液分離装置で分離されたろ液L中の水銀を除去する水銀除去装置13とを備えることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、セメントキルン排ガス等の燃焼排ガスに含まれる水銀、NOx、ダイオキシン類等の有害物質を除去するための燃焼排ガス処理装置及び処理方法に関する。
近年、廃棄物の再資源化が推進されている。例えば、セメント産業では、セメント製造用の原料として都市ごみ焼却灰、石炭灰、汚泥等の各種廃棄物が多く使用されている。これらの廃棄物は、重金属類を含むことが多いため、セメント製造工程に持ち込まれる重金属類の量が増大することが予想される。その場合、水銀のように揮発性の高い重金属類は、セメント製造工程の高温部であるセメント焼成装置で揮発し、水銀蒸気となって排ガスに含まれる。
また、セメントキルン排ガス中には、上記重金属類の他に、NOx等の酸性ガスや、ダイオキシン類等の残留性有機汚染物質(POPs)も僅かに含まれる。
そこで、特許文献1には、セメントキルン排ガス中のダストを捕集し、ダスト捕集後の排ガス中のNOxやダイオキシン類を触媒を用いて分解除去し、金属水銀を触媒を用いて酸化し、金属水銀酸化後の排ガス中の塩化第二水銀等の水溶性成分、ダスト及び水分を湿式集塵する方法が提案されている。
しかし、特許文献1に記載の方法では、燃焼排ガスに含まれる水銀等の有害物質を除去することができるものの、湿式集塵機が大規模なものとなると共に、煙突から排出される排ガスが白煙となることを防止するために熱回収器及び再加熱器を設置しているため、設備コスト及び運転コストが高くなり、改善の余地があった。
そこで、本発明は、セメントキルン排ガス等の燃焼排ガス中の水銀等の有害物質を低コストで除去することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る燃焼排ガス処理装置は、燃焼排ガス中のダストを捕集する電気集塵機と、該電気集塵機を通過した排ガス中のNOx又は/及びダイオキシン類を分解除去すると共に、該排ガス中の金属水銀を酸化する触媒装置と、該触媒装置を通過した排ガスに水銀吸着剤を添加する水銀吸着剤添加装置と、該水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを捕集する乾式集塵機とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る燃焼排ガス処理装置は、燃焼排ガス中のダストを捕集する電気集塵機と、該電気集塵機を通過した排ガス中のNOx又は/及びダイオキシン類を分解除去する第1触媒装置と、該第1触媒装置を通過した排ガス中に残存するダイオキシン類を分解除去すると共に、金属水銀を酸化する第2触媒装置と、該第2触媒装置を通過した排ガスに水銀吸着剤を添加する水銀吸着剤添加装置と、該水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを捕集する乾式集塵機とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、燃焼排ガスに含まれる水銀等の有害物質を除去することができると共に、触媒装置を通過した排ガスに水銀吸着剤を添加した後、排ガス中のダストを乾式集塵機で捕集するため、大規模な湿式集塵機を設置する必要がなく、また、乾式集塵機を通過したガスは温度が低下していないため煙突から排出されるガスが白煙となることもなく、熱回収器及び再加熱器を設置する必要もない。そのため、設備コスト及び運転コストを大幅に低減することができる。
上記燃焼排ガス処理装置に、前記乾式集塵機から排出されたダストを水洗する水洗装置と、該水洗装置から排出されたスラリーを固液分離する固液分離装置と、該固液分離装置で分離されたろ液中の水銀を除去する水銀除去装置とを設け、水銀を除去した上でろ液を排水することができる。
上記燃焼排ガス処理装置に、前記固液分離装置で分離されたケークを乾燥させる乾燥装置と、該乾燥装置から排出された乾燥ケークを前記第2触媒装置を通過した排ガスに添加する添加装置とを設け、乾燥ケークを水銀吸着剤として再利用することができる。
上記燃焼排ガス処理装置において、前記燃焼排ガスをセメントキルン排ガスとすることができ、セメントキルン排ガス中の水銀、NOx、ダイオキシン類等の有害物質を効率よく低コストで除去することが可能となる。
また、本発明に係る燃焼排ガス処理方法は、燃焼排ガス中のダストを捕集し、該ダスト捕集後の排ガス中のNOx又は/及びダイオキシン類を触媒を用いて分解除去すると共に、該排ガス中の金属水銀を該触媒を用いて酸化し、該金属水銀酸化後の排ガスに水銀吸着剤を添加し、該水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを乾式集塵することを特徴とする
さらに、本発明に係る燃焼排ガス処理方法は、燃焼排ガス中のダストを捕集し、該ダスト捕集後の排ガス中のNOx又は/及びダイオキシン類を第1の触媒を用いて分解除去し、該NOx又は/及びダイオキシン類の分解除去後の排ガス中に残存するダイオキシン類を第2の触媒を用いて分解除去すると共に、金属水銀を該第2の触媒を用いて酸化し、該金属水銀酸化後の排ガスに水銀吸着剤を添加し、該水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを乾式集塵することを特徴とする。
上記本発明に係る燃焼排ガス処理方法によれば、燃焼排ガスに含まれる水銀等の有害物質を除去することができると共に、水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを乾式集塵するため、大規模な湿式集塵を回避し、集塵後の排ガスを再加熱する必要がなく、設備コスト及び運転コストを大幅に低減することができる。
上記燃焼排ガス処理方法において、前記乾式集塵により得られるダストを水洗し、該水洗により得られるスラリーを固液分離し、該固液分離で分離されたろ液中の水銀を除去し、ろ液を排水することができる。
また、上記燃焼排ガス処理方法において、前記乾式集塵により得られるダストを次亜塩素酸塩水溶液、塩素水、オゾン水又は過酸化水素水で水洗することで、水銀吸着剤から水銀を効率よく脱離させることができる。
さらに、上記燃焼排ガス処理方法において、前記固液分離で分離されたケークを乾燥させ、該乾燥ケークを前記水銀吸着剤として再利用することができる。
上記燃焼排ガス処理方法において、前記燃焼排ガスをセメントキルン排ガスとすることができ、セメントキルン排ガス中の水銀等の有害物質を効率よく低コストで除去することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、水銀等の有害物質を含む燃焼排ガスを低コストで処理することができる。
図1は、本発明に係る燃焼排ガス処理装置の一実施の形態を示し、この処理装置1は、セメント焼成装置21からのセメントキルン排ガス(プレヒータ22の排ガスG1)を処理するために設けられ、排ガスG1中のダストを捕集する電気集塵機2と、電気集塵機2を通過した排ガスG2中のNOxやダイオキシン類を分解除去する触媒装置(第1触媒装置)4と、触媒装置4を通過した排ガス中の金属水銀を酸化する触媒装置(第2触媒装置)6と、触媒装置6を通過した排ガスG3に水銀吸着剤を添加する水銀吸着剤添加装置7と、排ガスG3中のダストを捕集する乾式集塵機としてのバグフィルタ8と、バグフィルタ8から排出されたダストDを水洗する水洗装置11と、スラリーSを固液分離する固液分離装置12と、固液分離装置12で分離されたろ液L中の水銀を除去する水銀除去装置13等で構成される。
セメント焼成装置21は、プレヒータ22、仮焼炉23、セメントキルン24、クリンカクーラー25等を備え、原料供給系(不図示)からセメント原料Rがプレヒータ22に投入され、プレヒータ22における予熱、仮焼炉23における仮焼、及びセメントキルン24における焼成を経てセメントクリンカCLが製造される。このセメントクリンカCLは、クリンカクーラー25において冷却された後、仕上げ工程において粉砕される。
電気集塵機2は、プレヒータ22からの排ガスG1に含まれるダストを捕集するために備えられる。この電気集塵機2は、後段の触媒装置4で触媒にチタン・バナジウム系触媒を用いた場合、排ガスG1が高温である方がNOxの分解効率を高めることができて好ましいため、少なくとも150℃以上の耐熱性を有することが望ましく、例えば、特開2010−115618号公報に記載されたような古河産機システムズ株式会社製フィルタ式電気集塵機等を使用することができる。
アンモニア添加装置3は、電気集塵機2を通過した排ガスG2にアンモニア(NH3)を添加するために備えられる。このアンモニアは、後段の触媒装置4において、脱硝剤として機能する。
触媒装置4は、電気集塵機2を通過した排ガスG2中のNOxやダイオキシン類を分解除去するために備えられる。触媒には、チタン・バナジウム系触媒を用いることができる。
塩化水素添加装置5は、触媒装置4を通過した排ガスに塩化水素(HCl)を添加するために備えられ、この排ガスに含まれる塩化水素の量が充分でない場合に対応することができる。
触媒装置6は、触媒装置4を通過した排ガス中に残存するダイオキシン類を分解除去すると共に、排ガス中の金属水銀を酸化するために備えられる。触媒には、触媒装置4と同様に、チタン・バナジウム系触媒を用いることができる。
水銀吸着剤添加装置7は、触媒装置6を通過した排ガスG3に水銀吸着剤Aを添加するために備えられる。水銀吸着剤Aには活性炭等を用いることができ、水銀を吸着することができれば吸着物質の種類は問わない。
バグフィルタ8は、排ガスG3中のダストDを捕集するために備えられ、このダストDには、水銀を吸着した水銀吸着剤A、及び後述する水銀吸着剤として利用される乾燥ケークC2も含まれる。
水洗装置11は、バグフィルタ8から排出されるダストDを水洗するために備えられる。水洗により、ダストDに含まれる塩化水銀、すなわち水銀吸着剤A及び乾燥ケークC2に吸着された塩化水銀を水に溶解させることができる。
固液分離装置12は、水洗装置11から排出されたスラリーSを固液分離するために備えられ、フィルタープレス等を使用することができる。
水銀除去装置13は、固液分離装置12で分離されたろ液L中の水銀を除去するために備えられ、水銀を吸着除去するキレート樹脂等で構成される。
排水処理設備14は、ろ液Lから水銀を除去した後の排水Wを必要に応じて処理するために備えられる。
次に、上記構成を有する燃焼排ガス処理装置1の動作について、図1を参照しながら説明する。
プレヒータ22において脱硫されたセメントキルン24からの排ガスG1は、電気集塵機2にもたらされ、排ガスG1中のダストが捕集される。排ガスG1を電気集塵機2に通過させる際のガス温度は、後段の触媒装置4における排ガスG2の脱硝及びダイオキシン類の分解を170℃〜500℃で行うことが好ましいため、触媒装置4の触媒の分解性能と耐久性を考慮し、180℃以上、好ましくは、230℃〜270℃程度とする。
電気集塵機2を通過した排ガスG2に、アンモニア添加装置3よりアンモニアを添加し、アンモニア添加後の排ガスG2を触媒装置4に供給し、排ガスG2中のNOxやダイオキシン類を、触媒存在下でアンモニア等と反応させて分解する。上述のように、触媒装置4内の温度は、排ガスG2の脱硝及びダイオキシン類の分解に適する温度に制御する。ここで、アンモニアは、排ガスG2中の塩化水素と反応して塩化アンモニウムとなり、塩化水素による金属水銀の酸化を妨害する虞があるが、排ガスG2中のNOxの量が所定値以下に低下しないように、排ガスG2中のNOxの量に応じてアンモニアの添加量を制御することで、排ガスG2中に残留する余剰アンモニアの量を最小限に抑え、塩化アンモニウムの発生を最小限に抑えることができる。
触媒装置4を通過した排ガスG2を触媒装置6に導入し、残存するダイオキシン類を分解除去すると共に、排ガスG2中の塩化水素により金属水銀を酸化して塩化水銀に変化させる。触媒装置6では、触媒装置4におけるダイオキシン類の分解除去に伴って発生した塩化水素を上記水銀の酸化に利用することができる。排ガスG2中の塩化水素の量が金属水銀を酸化するのに充分ではない場合には、排ガスG2を触媒装置6に導入する前に、塩化水素添加装置5から塩化水素を添加する。
触媒装置6を通過した排ガスG3に水銀吸着剤添加装置7より水銀吸着剤Aを添加し、排ガスG3に含まれる水銀を水銀吸着剤Aによって吸着する。
水銀吸着剤Aを添加した後の排ガスG3をバグフィルタ8に導入し、排ガスG3中の水銀吸着剤を含むダストを補集する。バグフィルタ8を通過する排ガスG4は清浄であるため、ファン9及び煙突10を経て大気に放出する。ここで、本発明では湿式集塵を採用せず、触媒装置6を通過した排ガスG3をバグフィルタ8に通過させるため、温度低下が少なく、煙突10からの排ガスが白煙となることはない。
バグフィルタ8で捕集したダストDを水洗装置11で水洗し、ダストD中に含まれる塩化水銀を水に溶解させる。ここで、ダストDに含まれる水銀吸着剤Aから塩化水銀が脱離しにくい場合には、次亜塩素酸塩水溶液、塩素水、オゾン水又は過酸化水素水等を用いて水洗することで水銀を脱離させ易くすることができる。
水洗装置11で発生したスラリーSを固液分離装置12によってケークC1とろ液Lとに分離する。分離されたろ液L中の水銀は、クロロ錯イオン(HgCl4 2-)として水に溶解し、これを水銀除去装置13で除去した後、系外で処理する。水銀が除去された後の排水Wは、必要に応じて排水処理設備14で処理した後、河川等へ放流する。
一方、分離したケークC1を乾燥設備15に供給して乾燥させ、乾燥ケークC2を水銀吸着剤として再利用する。
尚、上記実施の形態においては、触媒装置4、6の2台の触媒装置を用いたが、触媒装置を1台だけ設け、電気集塵機2を通過した排ガスG2中のNOx又は/及びダイオキシン類を触媒を用いて分解除去し、触媒中のNOxの量が零に近づいた場所から塩化水素を添加し、水銀を触媒を用いて酸化するように構成することもできる。
また、上記実施の形態においては、本発明に係る燃焼排ガス処理装置をセメントキルン排ガスを処理するために用いた場合について説明したが、セメントキルン排ガスの処理以外にも、発電所等、他の燃焼装置から排出される燃焼排ガスに適用することも可能である。
1 燃焼排ガス処理装置
2 電気集塵機
3 アンモニア添加装置
4 (第1)触媒装置
5 塩化水素添加装置
6 (第2)触媒装置
7 水銀吸着剤添加装置
8 バグフィルタ
9 ファン
10 煙突
11 水洗装置
12 固液分離装置
13 水銀除去装置
14 排水処理設備
15 乾燥設備
21 セメント焼成装置
22 プレヒータ
23 仮焼炉
24 セメントキルン
25 クリンカクーラー
A 水銀吸着剤
C1、C2 ケーク
CL セメントクリンカ
D ダスト
G1〜G4 排ガス
L ろ液
R セメント原料
S スラリー
W 排水
2 電気集塵機
3 アンモニア添加装置
4 (第1)触媒装置
5 塩化水素添加装置
6 (第2)触媒装置
7 水銀吸着剤添加装置
8 バグフィルタ
9 ファン
10 煙突
11 水洗装置
12 固液分離装置
13 水銀除去装置
14 排水処理設備
15 乾燥設備
21 セメント焼成装置
22 プレヒータ
23 仮焼炉
24 セメントキルン
25 クリンカクーラー
A 水銀吸着剤
C1、C2 ケーク
CL セメントクリンカ
D ダスト
G1〜G4 排ガス
L ろ液
R セメント原料
S スラリー
W 排水
Claims (11)
- 燃焼排ガス中のダストを捕集する電気集塵機と、
該電気集塵機を通過した排ガス中のNOx又は/及びダイオキシン類を分解除去すると共に、該排ガス中の金属水銀を酸化する触媒装置と、
該触媒装置を通過した排ガスに水銀吸着剤を添加する水銀吸着剤添加装置と、
該水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを捕集する乾式集塵機とを備えることを特徴とする燃焼排ガス処理装置。 - 燃焼排ガス中のダストを捕集する電気集塵機と、
該電気集塵機を通過した排ガス中のNOx又は/及びダイオキシン類を分解除去する第1触媒装置と、
該第1触媒装置を通過した排ガス中に残存するダイオキシン類を分解除去すると共に、金属水銀を酸化する第2触媒装置と、
該第2触媒装置を通過した排ガスに水銀吸着剤を添加する水銀吸着剤添加装置と、
該水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを捕集する乾式集塵機とを備えることを特徴とする燃焼排ガス処理装置。 - 前記乾式集塵機から排出されたダストを水洗する水洗装置と、
該水洗装置から排出されたスラリーを固液分離する固液分離装置と、
該固液分離装置で分離されたろ液中の水銀を除去する水銀除去装置とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃焼排ガス処理装置。 - 前記固液分離装置で分離されたケークを乾燥させる乾燥装置と、
該乾燥装置から排出された乾燥ケークを前記第2触媒装置を通過した排ガスに添加する添加装置とを備えることを特徴とする請求項3に記載の燃焼排ガス処理装置。 - 前記燃焼排ガスは、セメントキルン排ガスであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の燃焼排ガス処理装置。
- 燃焼排ガス中のダストを捕集し、
該ダスト捕集後の排ガス中のNOx又は/及びダイオキシン類を触媒を用いて分解除去すると共に、該排ガス中の金属水銀を該触媒を用いて酸化し、
該金属水銀酸化後の排ガスに水銀吸着剤を添加し、
該水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを乾式集塵することを特徴とする燃焼排ガス処理方法。 - 燃焼排ガス中のダストを捕集し、
該ダスト捕集後の排ガス中のNOx又は/及びダイオキシン類を第1の触媒を用いて分解除去し、
該NOx又は/及びダイオキシン類の分解除去後の排ガス中に残存するダイオキシン類を第2の触媒を用いて分解除去すると共に、金属水銀を該第2の触媒を用いて酸化し、
該金属水銀酸化後の排ガスに水銀吸着剤を添加し、
該水銀吸着剤添加後の排ガス中のダストを乾式集塵することを特徴とする燃焼排ガス処理方法。 - 前記乾式集塵により得られるダストを水洗し、
該水洗により得られるスラリーを固液分離し、
該固液分離で分離されたろ液中の水銀を除去することを特徴とする請求項6又は7に記載の燃焼排ガス処理方法。 - 前記乾式集塵により得られるダストを次亜塩素酸塩水溶液、塩素水、オゾン水又は過酸化水素水で水洗することを特徴とする請求項8に記載の燃焼排ガス処理方法。
- 前記固液分離で分離されたケークを乾燥させ、
該乾燥ケークを前記水銀吸着剤として再利用することを特徴とする請求項8又は9に記載の燃焼排ガス処理方法。 - 前記燃焼排ガスは、セメントキルン排ガスであることを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載の燃焼排ガス処理方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014096647A JP2015213857A (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 燃焼排ガス処理装置及び処理方法 |
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JP2014096647A Pending JP2015213857A (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 燃焼排ガス処理装置及び処理方法 |
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