JP2015199183A - ドリルリーマ - Google Patents
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Abstract
【課題】ドリル刃とリーマ刃の刃付け作業を容易にし、保守管理に要する手間の軽減を実現できるドリルリーマを提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係るドリルリーマ1は、軸心回りに回転するドリルボディ4を備え、ドリルボディ4に形成されるドリル刃6とリーマ刃7と、ドリルボディ4の軸心方向における先端部に形成される略円錐状の逃げ面5と、を備えるものであって、ドリル刃6の切刃6aとリーマ刃7の切刃7a・7b・7cを、逃げ面5に形成する。【選択図】図3
Description
本発明は、素材に孔を穿設するとともに、その穿設した孔の内面を切削する工具であるドリルリーマの技術に関する。
従来、素材に孔を穿設するとともに、その穿設した孔の内面を切削する工具であるドリルリーマが知られており、例えば、以下に示す特許文献1に開示されている。
特許文献1に係る従来のドリルリーマは、ドリルリーマの先端に形成された逃げ面にドリル刃を(主切刃)を形成するとともに、逃げ面とは異なる部位に、リーマ刃(複切刃)を形成する構成としている。
特許文献1に係る従来のドリルリーマは、ドリルリーマの先端に形成された逃げ面にドリル刃を(主切刃)を形成するとともに、逃げ面とは異なる部位に、リーマ刃(複切刃)を形成する構成としている。
特許文献1に係るドリルリーマでは、ドリル刃とリーマ刃を異なる面に形成している。このような構成のドリルリーマを研磨する場合には、ドリル刃とリーマ刃のそれぞれに刃付け作業が必要であり、手間が掛かるとともに、刃付け作業に要する時間が長くなっていた。
本発明は、斯かる現状の課題を鑑みてなされたものであり、ドリル刃とリーマ刃の刃付け作業を容易にし、保守管理に要する手間の軽減を実現できるドリルリーマを提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、軸心回りに回転するドリルボディを備え、前記ドリルボディに形成されるドリル刃とリーマ刃と、前記ドリルボディの軸心方向における先端部に形成される略円錐状の逃げ面と、を備えるドリルリーマであって、前記ドリル刃の切刃と前記リーマ刃の切刃を、前記逃げ面に形成するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、逃げ面を円錐研磨することで、一度にドリル刃とリーマ刃を形成することができる。これにより、ドリルリーマを再研磨する度に、リーマ刃の歯付けを別途実施する必要がなくなり、ドリルリーマの保守管理が容易になって、刃付け作業に要する手間も少なくなる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
本発明の一実施形態に係るドリルリーマの全体構成について、図1および図2を用いて説明をする。
図1に示す本発明の一実施形態に係るドリルリーマ1は、素材に孔を穿設するとともに、その穿設した孔の内面を切削することができる工具であり、シャンク2と刃部3を備えている。
シャンク2は、ドリルリーマ1におけるチャック(図示せず)により挟持される部位であり、略円柱状の軸状部として構成され、その一端部2a側がチャックによって把持されるとともに、その他端部2b側に連続して刃部3が形成される。
本発明の一実施形態に係るドリルリーマの全体構成について、図1および図2を用いて説明をする。
図1に示す本発明の一実施形態に係るドリルリーマ1は、素材に孔を穿設するとともに、その穿設した孔の内面を切削することができる工具であり、シャンク2と刃部3を備えている。
シャンク2は、ドリルリーマ1におけるチャック(図示せず)により挟持される部位であり、略円柱状の軸状部として構成され、その一端部2a側がチャックによって把持されるとともに、その他端部2b側に連続して刃部3が形成される。
刃部3は、ドリルリーマ1における先端側(シャンク2の他端部2b側)に形成される部位であり、図1および図2に示すように、一対のドリルボディ4・4によって構成される。
一対のドリルボディ4・4は、図2に示す如く、ドリルリーマ1の軸心位置Pを基準として、軸心方向視において点対称となるように構成されている。
一対のドリルボディ4・4は、図2に示す如く、ドリルリーマ1の軸心位置Pを基準として、軸心方向視において点対称となるように構成されている。
また、ドリルボディ4の先端には、所定の逃げ角を有する略円錐状の面の一部である逃げ面5が形成されており、逃げ面5において、ドリル刃6を構成する切刃6aとリーマ刃7を構成する切刃7a・7b・7cが形成されている。
各切刃6a・7a・7b・7cの間には、逃がし溝8・8・・・が形成されており、切削により生じた切粉等を、逃がし溝8・8を通じて穿設した孔内から排出する構成としている。
さらに、逃げ面5には、切削面に切削油を供給するための孔部たるオイルホール9が形成されている。
各切刃6a・7a・7b・7cの間には、逃がし溝8・8・・・が形成されており、切削により生じた切粉等を、逃がし溝8・8を通じて穿設した孔内から排出する構成としている。
さらに、逃げ面5には、切削面に切削油を供給するための孔部たるオイルホール9が形成されている。
ここで、ドリル刃6およびリーマ刃7の構成について、図3を用いてさらに説明をする。
ドリル刃6は、素材に対して穿孔するための刃であり、ドリル刃6における最外周刃となる切刃6aと、図3に示す範囲Aにおける逃げ面5の周縁部に形成されるすくい刃6bによって構成される。
即ち、ドリル刃6の切刃6aは、ドリルリーマ1の回転方向において、逃げ面5の最先端に位置する部位に形成されており、ドリルリーマ1を素材に接触させて回転させたときに、ドリル刃6の切刃6aが最初に素材に接触し、その後切刃6aおよびすくい刃6bの作用によって素材に孔が穿設されるように構成している。
ドリル刃6は、素材に対して穿孔するための刃であり、ドリル刃6における最外周刃となる切刃6aと、図3に示す範囲Aにおける逃げ面5の周縁部に形成されるすくい刃6bによって構成される。
即ち、ドリル刃6の切刃6aは、ドリルリーマ1の回転方向において、逃げ面5の最先端に位置する部位に形成されており、ドリルリーマ1を素材に接触させて回転させたときに、ドリル刃6の切刃6aが最初に素材に接触し、その後切刃6aおよびすくい刃6bの作用によって素材に孔が穿設されるように構成している。
リーマ刃7は、素材に対して穿孔された孔の内面を切削するための刃であり、一つの逃げ面5に形成される3箇所の切刃7a・7b・7cによって構成されている。
そして、リーマ刃7は、ドリルリーマ1の回転方向において、逃げ面5のドリル刃6より後部となる部位に形成されており、ドリルリーマ1を素材に接触させて回転させたときに、ドリル刃6よりも遅れて素材に接触し、ドリル刃6で穿設した孔の内面をリーマ刃7によって切削することができるように構成される。
そして、リーマ刃7は、ドリルリーマ1の回転方向において、逃げ面5のドリル刃6より後部となる部位に形成されており、ドリルリーマ1を素材に接触させて回転させたときに、ドリル刃6よりも遅れて素材に接触し、ドリル刃6で穿設した孔の内面をリーマ刃7によって切削することができるように構成される。
また、ドリルリーマ1では、リーマ刃7の各切刃7a・7b・7cの軸心位置Pを基準とする各刃径R2・R3・R4は、ドリル刃6の刃径R1に比して大きく、かつドリルボディ4の回転方向における後部に行くほど、刃径が大きくなるように構成しており、図3中の各刃径R2・R3・R4は、R1<R2<R3<R4の関係を満足している。
即ち、本発明の一実施形態に係るドリルリーマ1において、ドリル刃6の切刃6aは、逃げ面5の半径方向外側の周縁に沿って、ドリルボディ4の回転周方向における最前部に形成され、リーマ刃7は、ドリルボディ4の回転周方向におけるドリル刃6よりも後ろに複数形成されている。
また、本発明の一実施形態に係るドリルリーマ1では、ドリル刃6の切刃6aおよびリーマ刃7の各切刃7a・7b・7cの軸心位置Pを基準とする各刃径R1・R2・R3・R4を、回転周方向における最前部から最後部に向かって大きくして、R1<R2<R3<R4の関係を満足している。
このような構成により、逃げ面5にドリル刃6とリーマ刃7を形成する構成としながらも、ドリルリーマ1の機能を確保するとともに、仕上げ精度の確保も可能にしている。
このような構成により、逃げ面5にドリル刃6とリーマ刃7を形成する構成としながらも、ドリルリーマ1の機能を確保するとともに、仕上げ精度の確保も可能にしている。
本発明の一実施形態に係るドリルリーマ1では、ドリル刃6の切刃6aとリーマ刃7の切刃7a・7b・7cを、同じ逃げ面5の周縁部に形成する構成としているため、略円錐状の逃げ面5に円錐研磨を施すことによって、切刃6aと切刃7a・7b・7cを同時に刃付けすることができる。尚、本発明の一実施形態に係るドリルリーマ1では、逃げ面5に円錐研磨を施すことによって、ドリル刃6のすくい刃6bの刃付けについても同時に行うことができる。
このような構成のドリルリーマ1では、逃げ面5を円錐研磨するだけでドリル刃6とリーマ刃7の刃付けができ、ドリル刃6とリーマ刃7の刃付け作業を別々に行う必要がないため、ドリルリーマ1が摩耗した際の再研磨作業(刃付け作業)をより短時間で、容易に行うことが可能になっている。
このような構成のドリルリーマ1では、逃げ面5を円錐研磨するだけでドリル刃6とリーマ刃7の刃付けができ、ドリル刃6とリーマ刃7の刃付け作業を別々に行う必要がないため、ドリルリーマ1が摩耗した際の再研磨作業(刃付け作業)をより短時間で、容易に行うことが可能になっている。
即ち、本発明の一実施形態に係るドリルリーマ1は、軸心P回りに回転するドリルボディ4を備え、ドリルボディ4に形成されるドリル刃6とリーマ刃7と、ドリルボディ4の軸心方向における先端部に形成される略円錐状の逃げ面5と、を備えるものであって、ドリル刃6の切刃6aとリーマ刃7の切刃7a・7b・7cを、逃げ面5に形成するものである。
このような構成により、逃げ面5を円錐研磨することで、一度にドリル刃6の切刃6aとリーマ刃7の切刃7a・7b・7cを形成することができる。これにより、ドリルリーマ1を再研磨する度に、リーマ刃7の刃付けを別途実施する必要がなくなり、ドリルリーマ1の保守管理が容易になって、刃付け作業に要する手間も少なくなる。
このような構成により、逃げ面5を円錐研磨することで、一度にドリル刃6の切刃6aとリーマ刃7の切刃7a・7b・7cを形成することができる。これにより、ドリルリーマ1を再研磨する度に、リーマ刃7の刃付けを別途実施する必要がなくなり、ドリルリーマ1の保守管理が容易になって、刃付け作業に要する手間も少なくなる。
1 ドリルリーマ
4 ドリルボディ
5 逃げ面
6 ドリル刃
6a 切刃
7 リーマ刃
7a 切刃
7b 切刃
7c 切刃
4 ドリルボディ
5 逃げ面
6 ドリル刃
6a 切刃
7 リーマ刃
7a 切刃
7b 切刃
7c 切刃
Claims (1)
- 軸心回りに回転するドリルボディを備え、
前記ドリルボディに形成されるドリル刃とリーマ刃と、
前記ドリルボディの軸心方向における先端部に形成される略円錐状の逃げ面と、
を備えるドリルリーマであって、
前記ドリル刃の切刃と前記リーマ刃の切刃を、
前記逃げ面に形成する、
ことを特徴とするドリルリーマ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014081057A JP2015199183A (ja) | 2014-04-10 | 2014-04-10 | ドリルリーマ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014081057A JP2015199183A (ja) | 2014-04-10 | 2014-04-10 | ドリルリーマ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015199183A true JP2015199183A (ja) | 2015-11-12 |
Family
ID=54550960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014081057A Pending JP2015199183A (ja) | 2014-04-10 | 2014-04-10 | ドリルリーマ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015199183A (ja) |
-
2014
- 2014-04-10 JP JP2014081057A patent/JP2015199183A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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