JP2015198893A - 画像処理装置、治療システム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、治療システム及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】位置決めの精度を向上し位置決めに要する時間を短縮することができる画像処理装置、治療システム及び画像処理方法を提供することである。
【解決手段】実施形態の画像処理装置は、点取得部と点検出部と算出部とをもつ。点検出部は、撮影で得られた複数の第1透視画像又はボリュームデータから再構成された複数の第2透視画像において定められた設定点に対応する対応点を第1透視画像又は第2透視画像において検出する。算出部は、設定点と対応点とに基づいて、第1透視画像を撮影した際の対象の位置に対する第2透視画像を生成した際の対象の位置の変位量を算出する。変位量が所定条件を満たさない場合、点検出部は変位量に基づいて移動させたボリュームデータから再び再構成された第2透視画像と第1透視画像とにおいて対応点を検出し、算出部は新たに検出された対応点と設定点とに基づいて変位量を再び算出する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置、治療システム及び画像処理方法に関する。
放射線治療や重粒子線治療などは、病巣に対して放射線や重粒子線を照射することで、病巣を破壊する治療法である。放射線治療や重粒子線治療を行う際には、病巣に対して正確に放射線や重粒子線を照射しないと治療の効果を得ることが難しい。そのため、治療の対象(例えば、被検体)をCT(Computed Tomography)撮影し、病巣の位置を3次元的に把握する。医師や技師は、把握した病巣の3次元位置に基づいて、放射線や重粒子線を照射する角度や照射強度などを含む治療計画を定める。実際に治療が行われる際には、治療時の被検体の位置と治療計画を定めたときの被検体の位置とを一致させる位置決めが行われる。治療は治療計画に基づいて複数回行われるので、位置決めがその度行われる。位置決めを開始してから治療が終わるまでの間、被検体は姿勢を保つ必要があるため、位置決めは短時間で行われることが望ましい。しかし、位置決めには精度も求められるため、位置決めを短時間で行うことが困難である場合があった。
特開2011−212130号公報
本発明が解決しようとする課題は、位置決めの精度を向上し位置決めに要する時間を短縮することができる画像処理装置、治療システム及び画像処理方法を提供することである。
実施形態の画像処理装置は、画像取得部と再構成部と点取得部と点検出部と算出部と判定部とをもつ。画像取得部は、互いに異なる少なくとも2つの方向から対象を撮影した複数の第1の透視画像を取得する。再構成部は、互いに異なる少なくとも2つの方向から対象を撮影した際に得られる複数の第2の透視画像を予め取得された対象のボリュームデータから再構成する。点取得部は、第1の透視画像又は第2の透視画像における複数の設定点を取得する。点検出部は、設定点が第1の透視画像における点である場合、当該設定点に対応する対応点を第2の透視画像において検出し、設定点が第2の透視画像における点である場合、当該設定点に対応する対応点を第1の透視画像において検出する。算出部は、設定点と対応点とに基づいて、第1の透視画像を撮影した際の対象の位置に対する第2の透視画像を生成した際の対象の位置の変位量を算出する。判定部は、変位量が所定の条件を満たしているか否かを判定する。変位量が所定の条件を満たしていない場合、再構成部は変位量に基づいて移動させたボリュームデータから複数の第2の透視画像を再び再構成し、点検出部は再構成部が再構成した第2の透視画像と第1の透視画像とにおいて対応点を検出し、算出部は新たに検出された対応点と設定点とに基づいて変位量を再び度算出する。
治療システム10の構成を示すブロック図である。 画像処理装置100の構成を示すブロック図である。 再構成画像を生成する際の処理を示す図である。 撮像装置400における第1線源部420、第2線源部430、第1撮像部440及び第2撮像部450の配置を示す図である。 透視画像と再構成画像との間において対応する点を示す図である。 画像処理装置100が行う変位量算出処理を示すフローチャートである。 画像処理装置100Aの構成を示すブロック図である。 画像処理装置100Aが行う変位量算出処理を示すフローチャートである。
以下、実施形態の画像処理装置、治療システム及び画像処理方法を、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における治療システム10の構成を示すブロック図である。治療システム10は、画像処理装置100、入出力装置200及び撮像装置400を備える。治療システム10は、計画装置300、治療装置500及び寝台装置600を更に備えてもよい。治療システム10では、計画装置300を用いて設定された治療計画に基づいて、技師や医師などのユーザが入出力装置200、撮像装置400、治療装置500及び寝台装置600を操作して対象Aに対する治療を行う。ユーザは、画像処理装置100が生成した再構成画像と、撮像装置400が撮影した透視画像とに基づいて、入出力装置200を操作する。
計画装置300は、放射線治療、陽子線治療又は粒子線治療などが施される対象Aに対する治療計画を定める装置である。計画装置300は、対象Aの内部形態を撮影した画像などの情報と、技師や医師などのユーザによる操作入力とに基づいて治療計画を定める。計画装置300において用いられる画像は、対象Aの内部を透視して撮影することが可能な撮像装置により撮影された画像である。このような撮像装置としては、例えばX線装置、コンピュータ・トモグラフィー(CT:Computed Tomography)装置、磁気共鳴画像(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置などがある。また、計画装置300において用いられる画像は、2次元画像と3次元画像とのいずれでもよい。本実施形態では、X線CT装置によって収集されたボリュームデータに基づく画像が治療計画を定める際に用いられる場合について説明する。
計画装置300は、データベース部310、表示部320、操作部330及び制御部340を備える。データベース部310には、対象Aを撮影して得られたデータが記憶されている。データベース部310に記憶されるデータは、対象Aを撮影して得られたボクセルデータそのものであってもよいし、撮影して得られたデータに対して、対数変換、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正、散乱線補正等の補正処理を施したデータからなるボクセルデータであってもよい。また、データベース部310には、ボクセルデータに加えて、ボクセルデータから再構成された2次元画像が記憶されていてもよい。本実施形態では、データベース部310にボクセルデータがボリュームデータとして記憶されている場合について説明する。
表示部320は、制御部340による制御に基づいて、再構成画像を表示する。再構成画像はデータベース部310に記憶されているボクセルデータを再構成することにより得られる。本実施形態では、所定方向から対象Aを透視した場合に得られる画像をシミュレーションした画像(DRR:Digitally Reconstructed Radiograph)を再構成画像として用いる場合について説明する。表示部320が表示する再構成画像は、撮像装置400が撮影する画像の種類と対応していることが好ましい。例えば撮像装置400がX線装置である場合、表示部320に用事される再構成画像は、X線装置で撮影した画像をシミュレーションしたDDR画像であることが好ましい。
操作部330は、ユーザによる操作入力を受け付け、受け付けた操作入力に応じた情報を制御部340に送る。制御部340は、操作部330から受けた情報に基づいて、計画装置300が備える各部の動作を制御する。制御部340は、例えば中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)を有する情報処理装置であり、特定のプログラムに基づいて制御動作を行う。制御部340は、再構成画像や操作入力に応じた情報に基づいて、治療が施される対象Aの部位を示す情報をデータベース部310に記憶させる。
撮像装置400は、X線装置などであり、治療時における対象Aの内部を透視して撮影する装置である。本実施形態では、撮像装置400がX線装置である場合について説明する。撮像装置400は、制御部410、第1線源部420、第2線源部430、第1撮像部440及び第2撮像部450を備える。
第1撮像部440は、第1線源部420から放出されたX線であって対象Aを透過したX線に基づいて、対象Aを透視した透視画像を生成する。第1撮像部440は、フラット・パネル・ディテクタ(FPD:Flat Panel Detector)を有している。FPDは、対象Aを透過したX線を受けてデジタル信号に変換する。第1撮像部440は、FPDにより得られたデジタル信号に基づいて、透視画像を生成する。
第2撮像部450は、第2線源部430から放出されたX線であって対象Aを透過したX線に基づいて、対象Aを透視した透視画像を生成する。第2撮像部450は、第1撮像部440と同様にFPDを有している。第2撮像部450は、FPDにより得られたデジタル信号に基づいて、透視画像を生成する。
なお、第1撮像部440が対象Aを透視する方向と第2撮像部450が対象Aを透視する方向とは異なっている。例えば、第1撮像部440のFPDの撮像面と第2撮像部450のFPDの撮像面とが直交するように、第1線源部420、第2線源部430、第1撮像部440及び第2撮像部450は配置されている。なお、第1撮像部440及び第2撮像部450は、FPDに代えてイメージ・インテンシファイア(I.I.:Image Intensifier)を有していてもよい。
制御部410は、撮像装置400が備える各部を制御する。制御部410は、例えば中央処理装置(CPU)を有する情報処理装置であり、特定のブログラムに基づいて制御動作を行う。制御部410は、第1撮像部440及び第2撮像部450が生成した対象Aの一対の透視画像を画像処理装置100に送る。
画像処理装置100は、対象Aの透視画像を撮影した際の撮影パラメータを撮像装置400から取得する。また、画像処理装置100は、治療計画を定めた際に用いられたボリュームデータを計画装置300のデータベース部310から読み出す。画像処理装置100は、撮影パラメータに基づいて、撮像装置400が対象Aの透視画像を撮影した視点と同じ視点からの再構成画像をボリュームデータから生成する。
画像処理装置100は、透視画像又は再構成画像においてユーザが定めた対象Aの任意の部位を示す設定点の組を入出力装置200から取得する。設定点は、入出力装置200に表示される透視画像及び再構成画像に基づいて、ユーザが入出力装置200を操作して定められる。画像処理装置100は、透視画像上に設定点が定められた場合、再構成画像上において設定点に対応する対応点を検出する。また、画像処理装置100は、再構成画像上に設定点が定められた場合、透視画像上において設定点に対応する対応点を検出する。
ここで、対応点とは、設定点を中心とした所定のサイズの矩形領域における画像と類似度が最も高い部分画像の中心点である。透視画像上に設定点が定められた場合、再構成画像上における対応点は、設定点近傍の部分画像に最も類似する部分画像の中心点である。また、再構成画像上に設定点が定められた場合、透視画像における対応点は、設定点近傍の部分画像に最も類似する部分画像の中心点である。
画像処理装置100は、設定点と対応点とに基づいて、透視画像を撮影した際の対象Aの位置と再構成画像を生成した際の対象Aの位置とのずれを算出する。画像処理装置100は、算出したずれに基づいた位置決め情報を寝台装置600に出力する。以下の説明において、透視画像を撮影した際の対象Aの位置と再構成画像を生成した際の対象Aの位置とのずれを、変位量という。
入出力装置200は、表示部210及び操作部220を備える。表示部210は、画像処理装置100から画像データを受け付ける。表示部210は、受け付けた画像データを表示する。画像データは、例えばボリュームデータに基づいて生成された再構成画像や、撮像装置400が撮影した透視画像などを含む。
操作部220は、ユーザによる操作入力を受け付け、操作入力に応じた情報を画像処理装置100に出力する。操作部220は、表示部210に表示された画像上の位置を指定する操作入力を受け付け、当該位置を示す座標情報を画像処理装置100に供給する。操作部220は、例えばマウス及びタッチパネルなどのポインティングデバイスや、キーボードなどを有する。操作部220がタッチパネルを有する場合、表示部210と操作部220とがひとつの装置として構成されてもよい。
治療装置500は、対象Aに対して放射線治療、陽子線治療又は粒子線治療を施す装置である。治療装置500は、制御部510及び複数の線源部520を備える。制御部510は、治療装置500が備える各部を制御する。制御部510は、例えば中央処理装置(CPU)を有する情報処理装置であり、特定のプログラムに基づいて制御動作を行う。制御部510は、寝台装置600が対象Aを変位量に基づいて移動させたことを検出した後に、線源部520を可動可能状態にする。複数の線源部520それぞれは、稼働可能状態になるとユーザの制御に基づいて対象Aに向けて放射線、陽子線又は粒子線を照射する。複数の線源部520は、各線源部520から照射される放射線、陽子線又は粒子線が一点(アイソセンタ)で交わるように、配置されている。
寝台装置600は対象Aを乗せる可動台を備えている。寝台装置600は、画像処理装置100から取得する位置決め情報に基づいて、対象Aを乗せる可動台を移動させる。これにより、治療計画時に定めた対象Aの部位とアイソセンタとを合わせる。なお、可動台には、寝床や椅子などの形状を有するものが用いられる。
図2は、第1の実施形態における画像処理装置100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像処理装置100は、透視画像取得部101、再構成画像生成部102、点取得部103、点検出部104、算出部105、判定部106及び画像データ生成部107を備える。第1の実施形態における画像処理装置100及び治療システム10において、治療装置500のアイソセンタを位置決めにおける世界座標系の原点とする。また、画像処理装置100及び治療システム10において用いられる3次元座標には、アイソセンタを原点とする世界座標系が用いられる。
ここで、画像処理装置100における画像処理の対象となる透視画像としてのX線画像と再構成画像とについて説明する。
X線画像は、X線源から被写体に向けて照射されたX線が被写体を通過してFPDに到達したときのX線のエネルギーの大小を画素値に変換して得られた画像である。FPDには2次元平面上にX線検出器が配置されており、各X検出器が検出するエネルギーが画素値に変換される。FPDに到達したときのX線のエネルギーは被写体内の組織に応じて減衰しているため、X線画像は被写体内を透視した画像になる。X線画像における各画素の位置i∈RのX線検出器に到達するX線のエネルギーPは次式(1)で表すことができる。
Figure 2015198893
式(1)において、Pは被写体に入射したときのX線のエネルギーである。μ(l,p)は位置lにおける物体の線源弱係数(linear attenuation coefficient)である。線源弱係数は物質を通過するX線のエネルギーPに応じて変化する値である。線源から画素位置iに配置されているX線検出器に到達するまでのX線の経路上にある物質の線源弱係数を線積分して得られた値が、X線検出器に到達するX線のエネルギーである。X線検出器の検出特性はPの対数をとったものに対して線形になるように設計されているので、X線検出器が出力する信号を画素値に線形変換することによりX線画像が得られる。すなわち、X線画像の各画素の画素値Tは次式(2)で表すことができる。なお、log(P)は定数である。
Figure 2015198893
上記のように、X線撮影で得られるX線画像の各画素は、線源から照射されるX線がFPDのX線検出器に到達する経路上の対象Aの線源弱係数の積和に応じて画素化される。
再構成画像(DRR:Digitally Reconstructed Radiograph)は、例えばボリュームデータで表される対象Aを寝台装置600上に仮想的に配置したときに、任意の方向から透視投影をして生成される。図3は、再構成画像を生成する際の処理を示す図である。アイソセンタを原点とする3次元座標系における座標を(x,y,z)とし、再構成画像における2次元座標を(u,v)とする。再構成画像の座標(u,v)における画素の画素値I(u,v)は次式(3)により算出される。
Figure 2015198893
式(3)において、V(x,y,z)は寝台装置600に仮想的に配置された対象Aの座標(x,y,z)におけるボリュームデータの値である。画素値I(u,v)は、光線L上のボリュームデータの値の積分によって得られることを式(3)は示している。W(V)は、ボリュームデータの値に掛かる重み係数である。重み係数W(V)を制御することにより、特定のボリュームデータの値を強調した再構成画像を生成することができる。重み係数W(V)の制御は、再構成画像とX線画像とを照合する際に注目する組織を強調したり、ユーザが注目する組織を強調して視認性を向上させたりすることができる。
データ値V(x,y,z)は、位置(x,y,z)に位置する物質の線源弱係数に基づく値である。そこで、光線Lの経路上になる物質の線源弱係数の和を用いて再構成画像を生成した場合、X線画像も式(2)で示すように光線上の線源弱係数の和で画素値が決定されるので、再構成画像とX線画像とは類似する。
再構成画像を生成するためには、光線の経路Lと対象Aのボリュームデータの位置とを定める必要がある。治療システム10において対象Aの位置決めをする際には、治療時に対象Aの透視画像を撮影するときの撮像装置400におけるX線がFPDに到達する経路に基づいて、再構成画像を生成するための光線の経路Lと対象Aの位置とを定める。
図4は、異なる2方向から透視画像を撮影する撮像装置400における第1線源部420、第2線源部430、第1撮像部440及び第2撮像部450の配置を示す図である。第1線源部420から照射されるX線は、対象Aを透過して第1撮像部440に到達する。第1撮像部440は、対象Aを透過したX線のエネルギーに基づいて透視画像を生成する。同様に、第2線源部430から照射されるX線は、対象Aを透過して第2撮像部450に到達する。第2撮像部450は、対象Aを透過したX線のエネルギーに基づいて透視画像を生成する。
撮像装置400は撮影位置の校正が行われており、治療システムに対して定められた3次元空間座標系と、第1撮像部440及び第2撮像部450における撮像面における2次元座標系との座標顕官を行うための透視投影行列が予め求められている。このように、撮像装置400が校正済みであれば、第1線源部420及び第1撮像部440と第2線源部430及び第2撮像部450とそれぞれの位置関係が既知であるため、再構成画像を生成する際に用いる光線の経路Lを定めることができる。具体的には、経路Lの始点を第1線源部420とし、終点を第1撮像部440の撮像面における各画素とする。また、経路Lの始点を第2線源部430とし、終点を第2撮像部450の撮像面における各画素とする。
このように、透視画像を撮影した際のX線の経路と同様の経路Lを利用して再構成画像を生成した場合、対象Aのボリュームデータの位置が透視画像を撮影したときの対象Aの位置と同一であれば、再構成画像と透視画像とが最も類似する。
つまり、位置決めを行う際には、ユーザは、2方向から撮影した2枚の透視画像と2枚の再構成画像とが最も類似するようにボリュームデータを移動させて一致する位置を探して、変位量を求める。ボリュームデータを移動させるには、XYZ軸周りの回転と並進との6つのパラメータを定める必要がある。これらの6つのパラメータを定めるために、図5に示すように、透視画像と再構成画像とのそれぞれにおいて対応する点を定め、対応する点に基づいて変位量を算出する。図5は、透視画像と再構成画像との間において対応する点の例を示す図である。図5において、透視画像と再構成画像とにおいて対応する点が、黒い点で示されている。
画像処理装置100は、透視画像と再構成画像とのいずれか一方の画像上に点が入力されると、他方の画像において対応する対応点を検出し、変位量を算出する。画像処理装置100は、算出した変位量に基づいて対象Aのボリュームデータを移動させた後に再構成画像を生成し、再び対応点を検出して変位量を算出する。画像処理装置100は、対応点の検出と変位量の算出とを繰り返すことにより、ユーザが対応点を入力する手間を省くとともに、位置決めの精度を向上させる。
透視画像取得部101は、撮像装置400において撮影された対象Aの第1透視画像と第2透視画像との一対の透視画像を取得する。また、透視画像取得部101は、第1透視画像を撮影した第1撮像部440のカメラパラメータと、第2透視画像を撮影した第2撮像部450のカメラパラメータとを取得する。透視画像取得部101は、取得した一対の透視画像を点検出部104に供給する。また、透視画像取得部101は、取得した二つのカメラパラメータを再構成画像生成部102及び点取得部103に供給する。
再構成画像生成部102は、計画装置300のデータベース部310からボリュームデータを読み出す。再構成画像生成部102は、透視画像取得部101から二つのカメラパラメータを取得する。また、再構成画像生成部102は、算出部105から変位量を取得する。再構成画像生成部102は、ボリュームデータと変位量と二つのカメラパラメータに基づいて、再構成画像をカメラパラメータごとに生成する。変位量は、カメラパラメータごとに生成された一対の再構成画像と一対の透視画像とに基づいて算出部105が算出する値である。また、変位量は、ボリュームデータで表される対象Aの位置と透視画像を撮影した際の対象Aの位置とのずれを表す値である。なお、再構成画像生成部102が最初に再構成画像を生成するときには、変位量が算出されていないため、変位量をゼロとする。再構成画像生成部102は、生成した一対の再構成画像を点検出部104に供給する。
点取得部103は、ユーザが透視画像又は再構成画像において定めた対象Aの少なくとも三つの部位に対応する点を含む点群の画像における2次元座標を入出力装置200から取得する。以下の説明において、ユーザが定めた点を設定点という。設定点には、例えば透視画像又は再構成画像において特徴があるとユーザが判断した点や、画像上において特異な点などが選択される。設定点は、透視画像において定められる場合、再構成画像において定められる場合のいずれの場合においても、異なる方向からの画像それぞれにおける対象Aの部位に対応する点が定められる。
点取得部103が取得した点群に含まれる各設定点は、異なる2方向から撮影した透視画像又は再構成画像において対象A上の同位置を示す点である。そのため、各設定点の位置から、以下のようにして対象Aの3次元位置を算出することができる。
カメラパラメータに含まれる射影行列Pが既知である撮像装置400で撮影された画像上の設定点の位置をベクトルx=(x,y,1)とする。設定点の位置にある対象の3次元空間における位置をベクトルX=(X,Y,Z,1)とすれば、次式(4)が成り立つ。
Figure 2015198893
式(4)におけるλはスケール倍の不定性を表す定数である。ここで、異なる2方向から撮影した画像上で対象A上の同一位置であるベクトルxとベクトルxとが指定されると、次式(5)の連立方程式が成り立つ。
Figure 2015198893
式(5)における、PとPとは2方向から撮影した際の射影行列であり、λとλとはスケール倍の不定性を表す定数である。式(5)をベクトルXについて解くことにより、設定点の3次元座標を得ることができる。点取得部103は、取得した点群に含まれる各設定点の3次元座標を算出する。点取得部103は、点群の3次元座標を含む座標情報を点検出部104及び算出部105に供給する。
なお、点取得部103は、過去の治療で設定された対象Aにおける点群の3次元座標を取得してもよい。また、点取得部103は、ボリュームデータに基づいて生成された対象Aの断面図において定められた点を設定点として取得し、ボリュームデータに基づいた3次元座標を取得してもよい。点群の位置を3次元座標として取得した場合でも、点取得部103は、式(5)に基づいて画像上の2次元座標に変換することで、画像上の点を取得できる。また、治療システム10による対象Aの治療は、複数回に亘り行われることが多いので、点取得部103は、過去の治療において定められた複数の設定点を取得してもよい。
点検出部104は、点取得部103から取得した点群に含まれる各設定点に対応する対応点を検出する。点検出部104は、点群に含まれる設定点ごとに、設定点を中心とした所定の大きさの矩形窓を用いて設定点の近傍の部分画像を抽出する。点検出部104は、設定点が透視画像上の点である場合、抽出した部分画像と最も類似度が高い部分画像を再構成画像上において探索する。点検出部104は、検出した再構成画像上の部分画像の中心を設定点に対応する対応点にする。また、点検出部104は、設定点が再構成画像上の点である場合、検出した部分画像と最も類似度が高い部分画像を透視画像上において探索する。点検出部104は、検出した透視画像上の部分画像の中心を設定点に対応する対応点にする。
点検出部104は、例えば類似度の算出に正規化相互相関を用いる。なお、類似度には、他の画像特徴量を用いてもよい。例えば、輝度の勾配に基づく特徴量、SIFT特徴量や、LBP特徴量、類似度にベクトル型の特徴量を用いてもよい。ベクトル型の特徴量を用いる場合には、ベクトル間の距離が小さいほど類似度を高くする。
点検出部104は、検出した各対応点の3次元座標を式(5)に基づいて算出する。点検出部104は、検出した各対応点の3次元座標を含む座標情報を算出部105に供給する。
算出部105は、点取得部103が取得した点群の座標情報と、点検出部104が算出した各対応点の座標情報とに基づいて、変位量を算出する。算出部105は、異なる2方向から撮影した透視画像及び再構成画像の4枚の画像上それぞれに対応する点に基づいて、透視画像を撮影した際の対象Aの位置と再構成画像を生成した際の対象Aの位置とを算出する。
算出部105は、対象Aのボリュームデータの三次元位置をXとし、透視画像を撮影した際の対象Aの三次元位置Yとし、対象Aが三次元位置Xから三次元位置Yへ移動する際の変位量を算出する。このとき、対象Aが3次元空間において回転及び並進を含む剛体移動をしているとすれば、次式(6)を満たす。
Figure 2015198893
式(6)における行列Rは3行3列の回転行列であり、ベクトルtは3行1列の並進ベクトルである。行列Rとベクトルtとが算出部105によって算出される変位量である。設定点及び対応点として得られたすべての対応する点の三次元位置X、Y(i=1,2,…,N)に対して式(6)が成り立つとして連立方程式にして変位量を算出する。
三次元位置X(i=1,2,…,N)の重心を ̄Xとし、三次元位置Y(i=1,2,…,N)の重心を ̄Yとすれば、並進ベクトルtは次式(7)のように表される。よって、回転行列Rを求めれば、並進ベクトルtが定まる。なお、「 ̄X」はXの上にオーバーラインを付したパラメータを便宜的に示している。また、他のパラメータに対してオーバーラインが付されている場合、同様にパラメータの前に「 ̄(オーバーライン)」を付して表す。
Figure 2015198893
ここで、X’=X− ̄X、Y’=Y− ̄Yとしたとき、次式(8)となる回転行列Rを算出する。このような行列Rを求める問題は、Orthogonal Procrustes problem として知られており、様々な解法が存在する。算出部105は、既知の解法のいずれかを用いて回転行列Rを算出する。また、算出部105は、算出した回転行列Rを式(7)に代入して並進ベクトルtを算出する。算出部105は、算出した回転行列R及び並進ベクトルtを含む変位量を、判定部106及び再構成画像生成部102に供給する。
Figure 2015198893
判定部106は、算出部105により算出された変位量が予め定められた基準を満たすか否かを判定する。判定部106は、変位量が基準を満たす場合に、変位量を含む位置決め情報を寝台装置600に出力する。判定部106は、変位量が基準を満たさない場合、再構成画像生成部102に再構成画像の生成、点検出部104に対応点の検出及び算出部105に変位量の算出を行わせる制御を行う。
ここで、変位量に対する基準に対して説明する。判定部106は、再構成画像と透視画像との類似度が予め定められた閾値以上である場合に、変位量が基準を満たしていると判定する。判定に用いる再構成画像は、再構成画像生成部102が変位量に基づいて対象Aのボリュームデータを移動させて生成した再構成画像である。再構成画像と透視画像との類似度の算出には、例えば正規化相互相関を用いる。なお、正規化相互相関の算出に代えて、相互情報量を用いて類似度を算出したり、それぞれの画像の各画素値のヒストグラムの類似度を算出したり、それぞれの画像の画素値を正規化して二乗誤差を算出したりしてもよい。また、それぞれの画像における画素値の勾配に基づく特徴量によって類似度を算出してもよい。
また、判定部106は、再構成画像と透視画像との類似度を算出する際に、画像全体の類似度の算出に代えて、設定点及び対応点それぞれの含む一定の大きさの部分画像の局所類似度を算出してもよい。すなわち、判定部106は、設定点及び対応点それぞれの近傍の部分画像の局所類似度を、変位量に基づいて移動させたボリュームデータの再構成画像と透視画像との類似度として用いてもよい。
また、判定部106は、変位量が繰り返し算出されている場合に、透視画像と再構成画像との類似度が前回の判定の際に算出した類似度をより類似の度合いが低くなったときに、変位量を繰り返し算出する動作を停止させて、前回の変位量を含む位置決め情報を寝台装置600に出力する。
なお、変位量に対する基準として、再構成画像と透視画像との類似度に代えて、変位量に含まれる回転行列Rに基づいてXYZ軸周りの回転角度と並進ベクトルtの大きさとを算出してもよい。このとき、判定部106は、各回転角度と大きさとのすべてが所定の閾値以下であるか否かを判定する。判定部106は、各回転角度と大きさとが閾値以下である場合、変位量を含む位置決め情報を寝台装置600に出力する。判定部106は、各回転角度と大きさとのうちいずれかが閾値より大きい場合、再構成画像生成部102に再構成画像の生成、点検出部104に対応点の検出及び算出部105に変位量の算出を行わせる制御を行う。
また、判定部106は、再構成画像と透視画像との類似度や、変位量を用いた判定に代えて、変位量の算出が所定の回数行われた否かを判定してもよい。このとき、判定部106は、所定の回数繰り返して変位量の算出が行われると、最後に算出された変位量を含む位置決め情報を寝台装置600に出力する。判定部106は、再構成画像に投影される対象Aの組織に応じて、繰り返し回数を定めてもよい。判定部106が繰り返し回数を定める場合、判定部106は、再構成画像を生成する際に用いるボリュームデータの値V(x,y,z)に基づいて、投影される対象Aの組織を識別する。また、対象Aの組織の識別は、ボリュームデータの値のパターンに基づいて行ってもよい。また、判定部106は、DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)データに含まれる情報や、ユーザが入力した情報に基づいて、対象Aの組織を識別してもよい。例えば、判定部106は、再構成画像における骨の部分の領域の広さを算出する。判定部106は、再構成画像において骨の部分の領域が占める割合が予め定めた閾値以上である場合には、繰り返し回数を基準の回数より少なくする。また、判定部106は、再構成画像において骨の部分の領域が占める割合が閾値より小さい場合には、繰り返し回数を基準の回数より多くする。これは、透視画像をX線装置で取得した場合には、骨の部分が多いほど透視画像におけるコントラストが高くなり、対応点の検出精度が高くなるため、繰り返し回数を少なくしても高い精度の変位量を得ることができるためである。この傾向に基づいて、判定部106は、再構成画像と透視画像との少なくとも一方のコントラストが高いほど繰り返し回数を少なくしてもよい。
画像データ生成部107は、透視画像取得部101が取得した透視画像と、再構成画像生成部102が生成した再構成画像と、点取得部103が取得した設定点と、点検出部104が検出した対応点とを含む画像データを生成する。このとき、画像データ生成部107は、設定点及び対応点を透視画像又は再構成画像に重畳した画像データを生成してもよい。画像データ生成部107は、生成した画像データを入出力装置200に出力する。
図6は、画像処理装置100が行う変位量算出処理を示すフローチャートである。画像処理装置100において、変位量算出処理が開始されると、透視画像取得部101は、異なる方向から撮影した複数の透視画像及び各透視画像に対応するカメラパラメータを撮像装置400から取得する(ステップS101)。
再構成画像生成部102は、対象Aのボリュームデータと透視画像取得部101が取得したカメラパラメータとに基づいて、透視画像それぞれに対応する再構成画像を生成する(ステップS102)。
点取得部103は、ユーザが指定した少なくとも3つの設定点からなる点群を取得する(ステップS103)。
点検出部104は、設定点それぞれに対応する点を透視画像又は再構成画像において検出する。点検出部104は、検出した点を対応点とする(ステップS104)。
算出部105は、各設定点の3次元座標と各対応点の3次元座標とに基づいて、透視画像を撮影したときの位置に対するボリュームデータの位置の変位量を算出する(ステップS105)。
再構成画像生成部102は、変位量を用いて移動させたボリュームデータとカメラパラメータとに基づいて、透視画像それぞれに対応する再構成画像を生成する(ステップS106)。
判定部106は、ステップS105において生成された再構成画像と透視画像との類似度を算出する(ステップS107)。判定部106は、算出した類似度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS108)。
類似度が閾値以上でない場合(ステップS108:NO)、判定部106は、処理をステップS104に戻して、ステップS104以降の処理を繰り返し行わせる。
類似度が閾値以上である場合(ステップS108:YES)、判定部106は、変位量を含む位置決め情報を寝台装置600に出力し(ステップS109)、変位量算出処理を終了させる。
第1の実施形態における画像処理装置100は、複数の透視画像において対象Aの特定の部位を示す設定点を取得すると、複数の再構成画像において設定点に対応する対応点を取得し、設定点と対応点とに基づいて変位量を算出する。また、画像処理装置100は、複数の再構成画像において対象Aの特定の部位を示す設定点を取得すると、複数の透視画像において設定点に対応する対応点を取得し、設定点と対応点とに基づいて変位量を算出する。このように、透視画像と再構成画像との両方において対象Aの特定の部位を示す点を設定せずとも、画像処理装置100を用いることで透視画像を撮影したときの位置に対するボリュームデータの位置の変位量が得られる。これにより、ユーザが対象Aの特定の部位を示す点を定める手間を省くことができ、治療システム10における位置決めに要する時間を短縮することができる。また、画像処理装置100は、透視画像と再構成画像との類似度が基準を満たすまで、再構成画像の生成と変位量の算出とを繰り返し行うことにより、変位量の精度を改善することができ、位置決めの精度を向上させることができる。
また、画像処理装置100は、透視画像と再構成画像との類似度に基づいて、変位量の算出などを繰り返し行うか否かを決定することにより、算出する変位量の精度を向上させることができる。
また、画像処理装置100は、設定点及び対応点の近傍の部分画像の類似度に基づいて、変位量の算出などを繰り返し行うか否かを決定することにより、対応点の検出精度を判定するとともに、繰り返しの判定における演算量を削減することができ、位置決めに要する時間を短縮することができる。
また、画像処理装置100において、判定部106が再構成画像に含まれる特定の組織の割合、例えば骨の割合に応じて繰り返し回数を定める場合、撮影される対象Aの部位に応じて位置決めに要する時間を短縮することができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態における画像処理装置100Aの構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像処理装置100Aは、透視画像取得部111、再構成画像生成部102、点取得部113、点検出部104、算出部105、判定部106及び画像データ生成部107を備える。第2の実施形態の画像処理装置100Aは、図1に示した治療システム10において画像処理装置100に代えて用いられる。画像処理装置100Aにおいて、第1の実施形態の画像処理装置100が備える構成要素と同じ構成要素に対しては同じ符号を付して、その説明を省略する。
透視画像取得部111は、撮像装置400において撮影された対象Aの第1透視画像と第2透視画像との一対の透視画像を取得する。また、透視画像取得部111は、第1透視画像を撮影した第1撮像部440のカメラパラメータと、第2透視画像を撮影した第2撮像部450のカメラパラメータとを取得する。透視画像取得部111は、再構成画像生成部102が生成する再構成画像が示す対象Aの画像における画素当たりの実寸法と、取得した透視画像が示す対象Aの画像における画素当たりの実寸法とを一致させるように、透視画像のサイズを変更する。また、透視画像取得部111は、サイズの変更をして得られた透視画像に対して各画素値を平滑化する平滑化フィルタ処理を行う。透視画像取得部111は、サイズの変更と平滑化フィルタ処理とを施した一対の透視画像を点検出部104に供給する。また、透視画像取得部111は、取得した二つのカメラパラメータを再構成画像生成部102及び点取得部103に供給する。
点取得部113は、第1の実施形態における点取得部103が行う動作に加えて、点検出部104が検出した対応点に対する位置の修正を指示する修正情報を入出力装置200から取得する動作を行う。対応点に対する修正の指示は、例えば対応点が重畳された透視画像及び再構成画像をユーザが確認した上で、入出力装置200の操作部220がユーザの操作入力を受け付けることにより取得される。点取得部113は、取得した修正情報を算出部105に供給する。修正情報が供給された場合、算出部105は、透視画像又は再構成画像上における対応点の位置を修正情報に基づいて変更し、変更後の対応点の位置と設定点の位置とに基づいて変位量を算出する。
図8は、画像処理装置100Aが行う変位量算出処理を示すフローチャートである。画像処理装置100において、変位量算出処理が開始されると、透視画像取得部111は、異なる方向から撮影した複数の透視画像及び各透視画像に対応するカメラパラメータを撮像装置400から取得する(ステップS101)。透視画像取得部111は、取得した各透視画像に対して、画素当たりの実寸法を再構成画像と一致させるサイズ変更と平滑化処理とを行う(ステップS201)。
再構成画像生成部102は、対象Aのボリュームデータと透視画像取得部101が取得したカメラパラメータとに基づいて、透視画像それぞれに対応する再構成画像を生成する(ステップS102)。
点取得部113は、ユーザが指定した少なくとも3つの設定点からなる点群を取得する(ステップS103)。
点検出部104は、設定点それぞれに対応する点を透視画像又は再構成画像において検出する。点検出部104は、検出した点を対応点とする(ステップS104)。
点取得部113は、点検出部104が検出した対応点の位置に対する修正情報を取得する(ステプS205)。
算出部105は、修正情報に基づいて、点検出部104が検出した対応点の位置を修正する(ステップS206)。
算出部105は、各設定点の3次元座標と修正した各対応点の3次元座標とに基づいて、透視画像を撮影したときの位置に対するボリュームデータの位置の変位量を算出する(ステップS207)。
再構成画像生成部102は、変位量を用いて移動させたボリュームデータとカメラパラメータとに基づいて、透視画像それぞれに対応する再構成画像を生成する(ステップS106)。
判定部106は、ステップS105において生成された再構成画像と透視画像との類似度を算出する(ステップS107)。判定部106は、算出した類似度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS108)。
類似度が閾値以上でない場合(ステップS108:NO)、判定部106は、処理をステップS104に戻して、ステップS104以降の処理を繰り返し行わせる。
類似度が閾値以上である場合(ステップS108:YES)、判定部106は、変位量を含む位置決め情報を寝台装置600に出力し(ステップS109)、変位量算出処理を終了させる。
第2の実施形態における画像処理装置100Aは、複数の透視画像において対象Aの特定の部位を示す設定点を取得すると、複数の再構成画像において設定点に対応する対応点を取得し、透視画像に設定点を重畳させた画像と再構成画像に対応点を重畳させた画像とを含む画像データを入出力装置200へ出力する。入出力装置200において表示された画像データをユーザが確認し、再構成画像上の対応点の位置にずれがある場合にはユーザが対応点の位置の修正を指示する修正情報を入出力装置200を介して入力する。画像処理装置100Aは、検出した対応点の位置を修正情報に基づいて修正し、位置を修正した対応点と設定点とに基づいて変位量を算出する。このように、検出した対応点に対してユーザによる確認と修正との機会を設けたことで、再構成画像において類似する部分画像が多い場合などにおける対応点の精度を向上させることができる。これにより、画像処理装置100Aは、算出する変位量の精度を改善することができ、位置決めの精度を向上させることができる。なお、画像処理装置100Aは、再構成画像において対象Aの特定の部位を示す設定点を取得した場合も、同様に、変位量の精度を改善することができ、位置決めの精度を向上させることができる。
また、画像処理装置100Aは、透視画像における画素当たりの実寸法を再構成画像における画素当たりの実寸法に合わせる画像変換を透視画像に対して行う。これにより、透視画像を撮影したときの対象Aの位置と、再構成画像を生成するときの対象Aのボリュームデータとの位置とが一致した場合における透視画像と再構成画像との類似度を高くして、繰り返しを行うか否かの判定の精度を向上させることができる。その結果、画像処理装置100Aが算出する変位量の精度を向上させることができる。
また、画像処理装置100Aは、サイズを変更して得られた透視画像に対して平滑化を行う。再構成画像の解像度が透視画像の解像度より低い場合、再構成画像の一画素に透視画像の複数の画素が対応することになる。この場合、再構成画像の一画素値と透視画像の複数の画素値とを比較することになり、再構成画像と透視画像との類似度の算出に不要なばらつきが生じてしまう。サイズを変更して得られた透視画像に対して平滑化を行うことにより、上述のばらつきを抑えることができ、類似度を用いた判定の精度を向上させることができる。
上記各実施形態では、設定点が透視画像又は再構成画像のいずれかにおいて定められる場合ついて説明したが、複数の設定点が透視画像と再構成画像との両方に定められてもよい。そのとき、点検出部104は、設定点ごとに、対応する対応点を透視画像又は再構成画像において検出する。
また、点取得部が取得する設定点の組数が4組個以上の場合、画像処理装置は、ロバスト推定手法のRANSAC法や最小メジアン法(LMedS)を用いて、透視画像を撮影した際の対象Aの姿勢と再構成画像を生成した際の対象Aのボリュームデータの姿勢とを推定して変位量を算出してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ユーザが定めた設定点に対応する対応点を検出する点検出部と、透視画像を撮影したときの対象Aの位置と対象Aのボリュームデータの位置との変位量を設定点と対応点とに基づいて算出する算出部と、変位量が所定の条件を満たしているか否かを判定し、満たしていない場合に対応点の検出と変位量の算出とを繰り返し行わせる判定部とをもつことにより、位置決めの精度を向上するとともに位置決めに要する時間を短縮することができる。
なお、各実施形態において説明した画像処理装置は、例えば汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、透視画像取得部、再構成画像生成部、点取得部、点検出部、算出部、判定部及び画像データ生成部は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、画像処理装置は、上記のプログラムをコンピュータ装置に予めインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…治療システム、100,100A…画像処理装置、101,111…透視画像取得部、102…再構成画像生成部、103,113…点取得部、104…点検出部、105…算出部、106…判定部、107…画像データ生成部、200…入出力装置、210…表示部、220…操作部、300…計画装置、310…データベース部、320…表示部、330…操作部、340…制御部、400…撮像装置、410…制御部、420…第1線源部、430…第2線源部、440…第1撮像部、450…第2撮像部、500…治療装置、510…制御部、520…線源部、600…寝台装置

Claims (11)

  1. 互いに異なる少なくとも2つの方向から対象を撮影した複数の第1の透視画像を取得する画像取得部と、
    互いに異なる少なくとも2つの方向から対象を撮影した際に得られる複数の第2の透視画像を予め取得された対象のボリュームデータから再構成する再構成部と、
    前記第1の透視画像又は前記第2の透視画像における複数の設定点を取得する点取得部と、
    前記設定点が前記第1の透視画像における点である場合、当該設定点に対応する対応点を前記第2の透視画像において検出し、前記設定点が前記第2の透視画像における点である場合、当該設定点に対応する対応点を前記第1の透視画像において検出する検出部と、
    前記設定点と前記対応点とに基づいて、前記第1の透視画像を撮影した際の前記対象の位置に対する前記第2の透視画像を生成した際の前記対象の位置の変位量を算出する算出部と、
    前記変位量が所定の条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記変位量が所定の条件を満たしていない場合、前記再構成部は前記変位量に基づいて移動させた前記ボリュームデータから複数の前記第2の透視画像を再び再構成し、前記検出部は前記再構成部が再構成した第2の透視画像と前記第1の透視画像とにおいて対応点を検出し、前記算出部は新たに検出された対応点と前記設定点とに基づいて変位量を再び算出する
    画像処理装置。
  2. 前記判定部は、
    前記変位量に基づいて移動させた前記ボリュームデータから再構成された前記第2の透視画像と前記第1の透視画像との類似度を算出し、算出した類似度が予め定めた閾値以上であるか否かを判定することで、前記変位量が前記条件を満たしているか否かを判定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定部は、
    前記変位量に基づいて移動させた前記ボリュームデータから再構成された前記第2の透視画像と前記第1の透視画像とにおける前記設定点及び前記対応点を含む部分画像の類似度を算出し、算出した類似度が予め定めた閾値以上であるか否かを判定することで、前記変位量が前記条件を満たしているか否かを判定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定部は、
    前記算出部が前記変位量を所定の回数算出した場合に、前記変位量が前記条件を満たしていると判定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定部は、
    前記所定の回数を前記第1の透視画像又は前記第2の透視画像の少なくとも一方のコントラストに基づいて決定する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像取得部は、
    前記第1の透視画像に対して平滑化処理を行う
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像取得部は、
    前記第1の透視画像における画素当たりの実寸法と前記第2の透視画像における画素当たりの実寸法とを一致させるように前記第1の透視画像のサイズを変更する
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の透視画像と前記第2の透視画像とに前記設定点と前記対応点とを重畳した画像データを生成する生成部
    を更に備える請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 対象の透視画像を撮影する撮像装置と、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    前記第1の透視画像と前記第2の透視画像と表示し、ユーザの入力操作を受け付ける入出力装置と
    を備える治療システム。
  10. 前記対象を乗せる可動台を有する寝台装置と、
    前記対象に対して治療線を照射する治療装置と
    を更に備え、
    前記寝台装置は、前記画像処理装置が算出する変位量に基づいて、前記対象の治療が施される部位に前記治療線が照射されるように前記可動台を移動させる
    請求項9に記載の治療システム。
  11. 互いに異なる少なくとも2つの方向から対象を撮影した複数の第1の透視画像を取得する画像取得ステップと、
    互いに異なる少なくとも2つの方向から対象を撮影した際に得られる複数の第2の透視画像を予め取得された対象のボリュームデータから再構成する第1の再構成ステップと、
    前記第1の透視画像又は前記第2の透視画像における複数の設定点を取得する点取得ステップと、
    前記設定点が前記第1の透視画像における点である場合、当該設定点に対応する対応点を前記第2の透視画像において検出し、前記設定点が前記第2の透視画像における点である場合、当該設定点に対応する対応点を前記第1の透視画像において検出する検出ステップと、
    前記設定点と前記対応点とに基づいて、前記第1の透視画像を撮影した際の前記対象の位置に対する前記第2の透視画像を生成した際の前記対象の位置の変位量を算出する算出ステップと、
    前記変位量が所定の条件を満たしているか否かを判定する判定ステップと、
    前記変位量が所定の条件を満たしていない場合、前記変位量に基づいて移動させた前記ボリュームデータから複数の前記第2の透視画像を再構成する第2の再構成ステップと、
    前記第2の再構成ステップにおいて再構成された第2の透視画像と前記第1の透視画像とにおいて対応点を検出する再検出ステップと、
    前記再検出ステップにおいて新たに検出された対応点と前記設定点とに基づいて変位量を算出する再算出ステップと
    を有する画像処理方法。
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