JP2015197516A - 保持部材付きec素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】EC素子の保持部材がEC素子の2枚の基板間に大きな剪断力を与えることなく、しかも保持部材に対する位置決め精度よくEC素子を保持できるようにする。【解決手段】EC素子28は2枚の基板26,36間にEC層40を配置した構造を有する。保持部材32はEC素子28を保持する。保持部材32は一方の基板36の外周端面36aを支持して、EC素子28を保持部材32に対してEC素子28の面方向に位置決めする。【選択図】図1

Description

この発明は保持部材付きのEC(エレクトロクロミック)素子に関し、保持部材が2枚の基板間に大きな剪断力を与えることなく、しかも、保持部材に対して位置決め精度よくEC素子を保持できるようにしたものである。
EC素子は例えば車両用EC防眩ミラー(以下「ECミラー」)に使われている。ECミラーでない通常の1枚基板を使用した車両用ミラーは一般に、例えば下記特許文献1に記載されているように、ミラーホルダー等と呼ばれる樹脂製保持部材の前面凹所に1枚基板を嵌め込んで、1枚基板の外周端面を該凹所の内壁面で締め付けることにより、1枚基板を保持部材に保持する構造を有する。これに対し、2枚の基板を貼り合わせた貼合せ基板を有するECミラーの場合は、2枚の基板が面方向にずれを持って接合されている場合等に、上記1枚基板と同じ保持構造を用いて貼合せ基板の外周端面を保持部材の凹所の内壁面で締め付けると、2枚の基板間に面方向の剪断力が発生し、EC層や鏡面層を傷める(例えば層間を剥離させる)恐れがある。このため、従来のECミラーは、貼合せ基板の後面を保持部材の凹所内底面に両面接着テープで貼り付けるだけで、貼合せ基板の外周端面は凹所の内壁面に当てないようにして、貼合せ基板を保持部材に保持する構造を有していた。
実公平2−49083号公報
前記従来のECミラーの保持構造によれば、貼合せ基板の外周端面を凹所の内壁面に当てないため、保持部材に対する貼合せ基板の面方向の位置決め精度が悪かった。特に、保持部材の凹所の前縁部に貼合せ基板の縁部に被さる「被り」が無い場合は、該凹所の前縁部と貼合せ基板の縁部との間の隙間(貼合せ基板の外周端面を凹所の内壁面に当てない構造による隙間)がミラー正面側から視認可能になり、このとき保持部材に対する貼合せ基板の面方向の位置決め精度が悪いと、この隙間が全周で均等にならず、見映えが悪いものとなる。
この発明は、従来の保持部材付きEC素子における上述した問題点を解決して、保持部材が2枚の基板間に大きな剪断力を与えることなく、しかも、保持部材に対して位置決め精度よくEC素子を保持できるようにした保持部材付きEC素子を提供するものである。
この発明は、2枚の基板間にEC層を配置したEC素子と、前記EC素子を保持する保持部材と、前記2枚の基板のいずれか一方の基板の外周端面を前記保持部材によって直接にまたは間接に支持して前記EC素子を前記保持部材に対して該EC素子の面方向に位置決めする位置決め構造とを具えるものである。これによれば、位置決め構造は、EC素子の2枚の基板のいずれか一方の基板の外周端面を保持部材によって直接にまたは間接に支持してEC素子を保持部材に対して該EC素子の面方向に位置決めするので、2枚の基板間に大きな剪断力を与えることなく、しかも、保持部材に対して位置決め精度よくEC素子を保持部材に保持することができる。
この発明は、前記EC素子がECミラー素子であり、前記保持部材が前記ECミラー素子を収容する凹所を有し、前記位置決め構造は、前記ECミラー素子を前記凹所に収容した状態で、前記一方の基板の外周端面を前記保持部材によって直接にまたは間接に支持して前記EC素子を前記保持部材に対して該EC素子の面方向に位置決めする構造を有するものとすることができる。これによれば、2枚の基板間に大きな剪断力を与えることなくしかも保持部材に対する位置決め精度よくECミラー素子を保持部材に保持することができる。
この発明は、前記保持部材が前記凹所の開口端に内側に折り返して前記ECミラー素子の前面(ミラーを見る視点が対面する側の面をいう)縁部を覆う被りを有さず、前記ECミラー素子が該ECミラー素子の後面(ミラーを見る視点が対面する側と反対側の面をいう)と前記保持部材の前記凹所の底面とを接着して前記保持部材に保持されているものとすることができる。これによれば、被りがないために凹所の前縁部とECミラー素子の前面縁部との間の隙間がECミラー素子の正面側から視認可能な場合に、隙間を周方向で均等にできるので、見映えがよいものとなる。
この発明は、前記保持部材が前記凹所の開口端に内側に折り返して前記ECミラー素子の前面縁部を覆う被りを有するものとすることができる。これによれば、EC素子を保持部材に面方向に精度よく保持できるので、EC素子を被りで安定に保持することができる。また、被りの量を少なくしてもEC素子を確実に保持できる。被りの量を少なくすることで、被りの量が多い時と比較して鏡面が露出する面積を増加させることができる。さらに、EC素子と保持部材との接着を不要とすることもできる。
この発明は、前記位置決め構造が、前記一方の基板の外周端面を該外周端面が対向する前記保持部材の部位に当接させて支持する構造を有するものとすることができる。これによれば、前記一方の基板の外周端面を該外周端面が対向する前記保持部材の部位に当接させて支持して、EC素子を保持部材に対して該EC素子の面方向に位置決めすることができる。この場合、前記位置決め構造は、前記一方の基板の外周端面の周方向の複数箇所に対向して前記保持部材に突出形成された複数個の突起を具え、前記外周端面を前記突起に当接させて支持する構造を有するものとすることができる。これによれば、前記一方の基板の外周端面を、該外周端面の周方向の複数箇所に対向して保持部材に突出形成された複数個の突起に当接させて支持して、EC素子を保持部材に対して該EC素子の面方向に位置決めすることができる。
この発明によるECミラーの実施の形態1を示す図で、固体型ECミラー素子を、「被り無し」保持部材に、「上当て」で保持した構造を示す、図2のB−B矢視位置の模式断面図である。 図1のECミラーのA−A矢視位置の断面図で、封止用接着剤は図示を省略し、ターミナルは折り曲げ前の状態で示す。 図1のECミラーの模式分解斜視図である。 この発明によるECミラーの実施の形態2を示す図で、固体型ECミラー素子を、「被り無し」保持部材に、「下当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。 この発明によるECミラーの実施の形態3を示す図で、固体型ECミラー素子を、「被り有り」保持部材に、「上当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。 この発明によるECミラーの実施の形態4を示す図で、固体型ECミラー素子を、「被り有り」保持部材に、「下当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。 この発明によるECミラーの実施の形態5を示す図で、固体型ECミラー素子を、「被り有り」保持部材に、両面接着テープによる接着無しで、「上当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。 この発明によるECミラーの実施の形態6を示す図で、固体型ECミラー素子を、「被り有り」保持部材に、両面接着テープによる接着無しで、「下当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。 この発明によるECミラーの実施の形態7を示す図で、液体型ECミラー素子を、「被り無し」保持部材に、「上当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。 この発明によるECミラーの実施の形態8を示す図で、液体型ECミラー素子を、「被り無し」保持部材に、「下当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。 この発明によるECミラーの実施の形態9を示す図で、液体型ECミラー素子を、「被り有り」保持部材に、「上当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。 この発明によるECミラーの実施の形態10を示す図で、液体型ECミラー素子を、「被り有り」保持部材に、「下当て」で保持した構造を示す、図1と同じ位置の模式断面図である。
以下この発明をECミラーに適用した実施の形態を説明する。以下説明する実施の形態では、保持部材が貼合せ基板の2枚の基板のうち、前側(ミラーの視点から見て表側)の基板の外周端面に当接してEC素子の面方向の位置決めを行う構造を「上当て」といい、後側(ミラーの視点から見て裏側)の基板の外周端面に当接してEC素子の面方向の位置決めを行う構造を「下当て」という。
《実施の形態1》
固体型EC素子を、「被り」が無い保持部材に、「上当て」で保持するようにして構成したECミラーの実施の形態を図1、図2に示す。これは車両アウターミラー(ドアミラー)用のECミラー(平面ミラー)として構成したものである。図1において、ECミラー20は、EC素子基板22の後面に液状接着剤(封止樹脂)24でガラスバックアップ(封止ガラス)26を接着して構成されたECミラーサブアッシー28(固体型EC素子)を有する。このECミラーサブアッシー28の後面(ガラスバックアップ26の後面)の中央部にはパネルヒータ30が貼り付けられる。パネルヒータ30が貼り付けられたECミラーサブアッシー28は、後面にテープダブル(両面接着テープ)34が貼り付けられて、保持部材32の凹所32bに嵌め込み収容され、両面接着テープ34で保持部材32の凹所32bの底面32cに接着される。保持部材32の開口端には内側に折り返してECミラーサブアッシー28の前面(EC素子基板22の前面)の縁部を覆って、保持部材32からのECミラーサブアッシー28の脱落を防止する折り返しすなわち「被り」が形成されてない。したがって、ECミラー20をミラーハウジングに組み込んだアウターミラーの通常の使用状態で、EC素子基板22の前面は全領域が外界に視認可能に露出する。保持部材32の凹所32bの開口端には、ECミラーサブアッシー28の前側の基板36(ここでは2枚の基板26,36は同じ形状および同じ大きさである)の外周端面36aの周方向の複数箇所に対向して複数個の突起32dが突出形成されている。各突起32dの頂部は基板36の外周端面36aに圧接し、外周端面36aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー28は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。このとき、ECミラーサブアッシー28の後側の基板を構成するガラスバックアップ26の外周端面26aには保持部材32は当接していない。したがって、保持部材32はECミラーサブアッシー28の2枚の基板26,36の外周端面26a,36aのうち、基板36の外周端面36aのみに当接するので、2枚の基板26,36間には面方向の剪断力は生じない。
ECミラー20の各部の構成を説明する。EC素子基板22は、EC素子基板22の最表面に配置された透明ガラス基板36の後面にITO(酸化インジウムスズ)等による透明導電膜38、固体EC材料によるEC層40、Al(アルミニウム)による電極兼鏡面層42を順次積層固定した構造を有する。EC層40は第1EC層、電解質層、第2EC層の3層で構成される。透明導電膜38はレーザカット等で形成された分割線39により2つの領域38a,38bに分割されている。このうち領域38aはEC素子基板22の面の中央部を含む広い範囲を占める領域で、EC層40を挟んで電極兼鏡面層42に対向する電極を構成する(以下領域38aを「透明電極38a」と呼ぶ場合がある)。透明電極38aはEC層40および電極兼鏡面層42が積層されていない電極取出領域38aaを有する。電極取出領域38aaはEC素子基板22の周縁部の全周のうちの一部の領域に配置されている。領域38bはEC素子基板22の周縁部の全周の残りの領域に配置されている。領域38bは電極兼鏡面層42の周縁部42aが接続される、電極兼鏡面層42の電極取出領域を構成する(以下領域38bを「電極取出領域38b」と呼ぶ場合がある)。電極兼鏡面層42は透明電極38aの上に配置される領域全体がEC層40の上に配置されており、電極兼鏡面層42と透明電極38a(電極取出領域38aaを含む)は接触していない。
電極兼鏡面層42用の電極取出領域38bには、図2に示すように、電極兼鏡面層周縁部42aの上にターミナル(端子金具)44が、ガラスハンダ層48とその上に積層された低融点ハンダ層50によるハンダ付けで接合されている。ガラスハンダ層48を構成するガラスハンダは例えば黒田テクノ株式会社製の特殊ハンダ「セラソルザ」(登録商標)で構成される。低融点ハンダ層50を構成する低融点ハンダはガラスハンダ層48よりも低融点のハンダ材料で構成される。低融点ハンダを用いることで、ガラスハンダ層48を概ね融解させずにターミナル44を低融点ハンダ層50を介してガラスハンダ層48にハンダ付けすることができる。
透明電極38aの電極取出領域38aaの上には、図2に示すように、ターミナル(端子金具)52が、ガラスハンダ層56とその上に積層された低融点ハンダ層58によるハンダ付けで接合されている。ガラスハンダ層56は電極取出領域38aaの概ね全域(概ね全長および概ね全幅)に面状に拡げて塗布されている。ECミラー20を組み込んだアウターミラーの通常の使用状態で、ガラスハンダ層56はECミラー20の前面から透明電極38aの電極取出領域38aaを透過して視認され、ECミラー20の鏡面の一部を構成する。低融点ハンダ層58はターミナル52を接合する領域にのみ形成されている。ガラスハンダ層56と電極兼鏡面層42との間には、両層56,42が相互に接触しないように一定幅の僅かな隙間gが形成されている。
以上の構成によれば、ターミナル44、低融点ハンダ層50、ガラスハンダ層48、電極兼鏡面層周縁部42aの一連の経路は電極兼鏡面層42への給電路を構成する。また、ターミナル52、低融点ハンダ層58、ガラスハンダ層56、電極取出領域38aaの一連の経路は透明電極38aへの給電路を構成する。また、ECミラー20の鏡面は、ECミラー20を組み込んだアウターミラーの通常の使用状態で、電極兼鏡面層42による鏡面とガラスハンダ層56による鏡面を僅かな隙間gを挟んで隣接配置したものとなり、EC素子基板22の概ね全域が鏡面を構成する。ECミラー20の着色時には電極兼鏡面層42による鏡面の領域の反射率が低下し防眩状態となる。消色時には、電極兼鏡面層42による鏡面の反射率が上昇し、両鏡面の反射率差は小さくなる。
保持部材32はPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、POM(ポリアセタール)等による一体成型品で構成され、全体として皿状の外形に構成されている。すなわち、保持部材32はECミラーサブアッシー28の平面形状をやや拡大した平面形状を有する底板32A(平面板)と、底板32Aの外周縁から垂直に立設されて底板32Aの全周を取り囲む一定高さの囲繞壁32Bを有し、底板32Aと囲繞壁32Bで凹所32bを構成する。ECミラーサブアッシー28は凹所32bに嵌め込み収容される。囲繞壁32Bの内周面32Baの上部には、図2に示すように、ミラー面の上下左右の4箇所に突起32dが突出形成されている(他の実施の形態の突起32d,32eも同様の位置に形成できる)。内周面32Baからの突起32dの高さは例えば0.5mmである(図2では高さを誇張して描いている)(他の実施の形態の突起32d,32eの高さも同程度に構成できる)。各突起32dの頂部は基板36の外周端面36aに圧接し、外周端面36aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー28は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。その結果、図2に示すように、基板36の外周端面36aと囲繞壁32Bの内周面32Baとの間の隙間dは全周で均等になる。
ここで、図3を参照して図1、図2に示すECミラー20の製造工程を説明する。図1、図2に示すECミラー20は例えば次の手順で製造することができる。
(1) 透明ガラス基板36に透明導電膜38としてITO膜を成膜する。
(2) 透明導電膜38を成膜した透明ガラス基板36からミラーパターン(ミラー形状)を切り出す。
(3) 切り出した透明ガラス基板36上の透明導電膜38をレーザカットして、透明導電膜38を、ガラス端部近傍の領域38b(電極兼鏡面層42用の電極取出領域38bを構成する部分)と他の領域38a(透明電極38a(電極取出領域38aaを含む)を構成する部分)に分割する。
(4) 透明ガラス基板36の最外周部分全周を除いて透明導電膜38上にEC層40(3層)を蒸着する。分割線39の周方向に延在する部分は全長にわたりEC層40で覆われる。
(5) EC層40を蒸着した透明ガラス基板36のうち、上記「他の領域38a」が露出した部分である電極取出領域38aaを除いたほぼ全面に電極兼鏡面層42としてAl膜を蒸着する。電極兼鏡面層42の周縁部は、電極取出領域38aaに臨む領域ではEC層40よりも内周側に位置し、電極取出領域38bに臨む領域ではEC層40よりも外周側に張り出す。これにより、電極兼鏡面層42は透明電極38a(電極取出領域38aaを含む)に非接触で、電極取出領域38bに接触した状態となる。
(6) 電極兼鏡面層42を成膜した透明ガラス基板36のうち、上記「他の領域38a」が露出した部分である電極取出領域38aaの上に、加熱により融解したガラスハンダを超音波振動させながら塗布することでガラスハンダ層56(酸化極の端子を構成する部分)を作る。
(7) 透明ガラス基板36のうち、電極兼鏡面層42の周縁部42aの上に、加熱により融解したガラスハンダを超音波振動させながら塗布することでガラスハンダ層48(還元極の端子を構成する部分)を作る。
(8) ガラスハンダ層56,48の領域のうち、ターミナル52,44を接合する箇所に、加熱により融解した低融点ハンダを塗布して、低融点ハンダ層58,50を積層する。
(9) 低融点ハンダ層58,50の上にスズめっきリン青銅製またはスズめっきベリリウム銅製のターミナル52,44の接合予定部分を重ねて置く。
(10) 低融点ハンダ層58,50の上に重ねたターミナル52,44の接合予定部分の上に、加熱したアイロンを押し当てる。
(11) 低融点ハンダ層58,50が融けたタイミングでアイロンを離し、ハンダを冷やしてターミナル52,44を低融点ハンダ層58,50を介してガラスハンダ層56,48に固定する。ここまででEC素子基板22が完成する。
(12) 透明ガラス基板36と同じ形状および同じ大きさのミラーパターンに切り出したガラスバックアップ(素ガラス)26上にディスペンサで液状の接着剤24を塗布する。液状の接着剤24としては、例えばエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂等の接着剤が使用できる。
(13)EC素子基板22の積層膜が形成された面とガラスバックアップ26の接着剤24が塗布された面とを対面させ、接着剤24が塗布されたガラスバックアップ26にEC素子基板22を重ね合わせる。
(14) 積層膜が形成された面の反対側の面からEC素子基板22を加圧して接着剤24を拡げる。
(15) EC素子基板22とガラスバックアップ26を接着したものを80℃に設定した高温槽に入れ、1時間加熱して接着剤24を硬化させる。
(16) EC素子基板22とガラスバックアップ26の隙間から溢れてできた接着剤24のバリを取る。
(17) ターミナル52,44をガラスバックアップ26の後面側に折り曲げる。ここまででECミラーサブアッシー28が完成する。
(18) ガラスバックアップ26の表面にパネルヒータ30を貼り付ける。
(19) パネルヒータ30の上にブチルゴムテープ等の両面接着テープ34を貼り付ける。
(20) 保持部材32の凹所32bにECミラーサブアッシー28を嵌め込み収容し、押し付けることで、保持部材32とECミラーサブアッシー28とを両面接着テープ34によって貼り合せる。これにより、4箇所の突起32dの頂部は透明ガラス基板36の外周端面36aに圧接し、外周端面36aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー28は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。以上でECミラー20が完成する。EC素子基板22(透明ガラス基板36)とガラスバックアップ26は同じ形状および同じ大きさで、両者を重ね合わせて液状の接着剤24で接着するが、EC素子基板22とガラスバックアップ26を液状の接着剤24で全くずれないように接着するのは難しい。しかし、保持部材32はEC素子基板22(透明ガラス基板36)とガラスバックアップ26の外周端面36a,26aのうち、EC素子基板22の外周端面36aのみに当接し、ガラスバックアップ26の外周端面26aには当接しないので、EC素子基板22とガラスバックアップ26との間には剪断力は生じない。これによりEC素子基板22のEC層40や電極兼鏡面層42が該剪断力で傷められるのは回避される。
(21) 完成したECミラー20にはハーネスサブアッシー60が取り付けられる。すなわち、ハーネスサブアッシー60はコネクタ62に2本のハーネス(給電用配線)64を取り付けて構成され、2本のハーネス64の端部がECミラー20のターミナル52,44の自由端に一般ハンダ66でハンダ付けされる。ハーネスサブアッシー60が取り付けられたECミラー20はドアミラーの製造工程でミラーハウジングに組み込まれる。
《実施の形態2》
この発明の実施の形態2を図4に示す。これは、実施の形態1(図1、図2)を下当て型に変更したものである。実施の形態1と対応する部分には同一の符号を用いる。保持部材32の凹所32bの奥部には、ECミラーサブアッシー28の後側の基板を構成するガラスバックアップ26の外周端面26aの周方向の複数箇所に対向して複数個の突起32eが突出形成されている。突起32eは例えば実施の形態1について示した図2の突起32dと同様にミラー面の上下左右の4箇所に形成することができる。各突起32eの頂部はガラスバックアップ26の外周端面26aに圧接し、外周端面26aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー28は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。このとき、ECミラーサブアッシー28の前側の基板を構成する基板36の外周端面36aには保持部材32は当接していない。したがって、保持部材32はECミラーサブアッシー28の2枚の基板26,36の外周端面26a,36aのうち、基板26の外周端面26aのみに当接するので、2枚の基板26,36間には面方向の剪断力は生じない。また、基板36の外周端面36aと囲繞壁32Bの内周面32Baとの間の隙間dは全周で均等になる。また、この構成では、保持部材32はアンダーカット(成形品を金型から取出すときに、そのままの状態では離型できない凸形状や凹形状)部分が存在しないので、金型構造が簡単になる。
《実施の形態3》
この発明の実施の形態3を図5に示す。これは、実施の形態1(図1、図2)に「被り」を追加したものである。そのほかの構成は実施の形態1と同じである。実施の形態1と対応する部分には同一の符号を用いる。保持部材32の凹所32bの開口端には内側に折り返してECミラーサブアッシー28の前面(基板36の前面)の縁部を覆って該縁部に当接する被り32fが全周にわたり連続して形成されている。被り32fにより、保持部材32に対するECミラーサブアッシー28の脱落が確実に防止される。保持部材32の被り32fの直ぐ奥側には、実施の形態1と同様に複数個の突起32dが突出形成されている。各突起32dの頂部は基板36の外周端面36aに圧接し、外周端面36aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー28は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。
《実施の形態4》
この発明の実施の形態4を図6に示す。これは、実施の形態3(図5)を実施の形態2(図4)と同様の下当て型に変更したものである。実施の形態3、実施の形態2と対応する部分には同一の符号を用いる。保持部材32の凹所32bの奥部には、ECミラーサブアッシー28の後側の基板を構成するガラスバックアップ26の外周端面26aの周方向の複数箇所に対向して複数個の突起32eが突出形成されている。突起32eは例えば図2の突起32dと同様にミラー面の上下左右の4箇所に形成することができる。各突起32eの頂部はガラスバックアップ26の外周端面26aに圧接し、外周端面26aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー28は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。
《実施の形態5》
この発明の実施の形態5を図7に示す。これは、実施の形態3(図5)から両面接着テープ34を削除したものである。実施の形態3と対応する部分には同一の符号を用いる。ECミラーサブアッシー28の後面に両面接着テープは貼り付けられていない。保持部材32の底板32Aの内周面には、パネルヒータ30を避けて、EC素子基板22の後面の周方向に適宜の間隔の位置に対面して複数個の突起32gが突出形成されている。突起32gはガラスバックアップ26の後面に当接する。EC素子基板22は、突起32gと被り32fに挟持されて、面に垂直な方向にがたつきなく保持部材32に保持される。またEC素子基板22は突起32dが基板36の外周端面36aに圧接して、外周端面36aを全周から締め付けることにより、保持部材32に対して面方向に位置決めされる。すなわちEC素子基板22は突起32d,32gと被り32fで全方向から締め付けられる。これにより、ECミラーサブアッシー28は両面接着テープがなくても、保持部材32にがたつきなく保持される。
《実施の形態6》
この発明の実施の形態6を図8に示す。これは、実施の形態5(図7)を実施の形態4(図6)と同様の下当て型に変更したものである。実施の形態5、実施の形態4と対応する部分には同一の符号を用いる。EC素子基板22は突起32e,32gと被り32fで全方向から締め付けられる。これにより、ECミラーサブアッシー28は両面接着テープがなくても、保持部材32にがたつきなく保持される。
《実施の形態7》
この発明の実施の形態7を図9に示す。これは、実施の形態1(図1、図2)の固体型EC素子に代えて液体型EC素子を使用して、車両アウターミラー(ドアミラー)用のECミラー(平面ミラー)を構成したものである。保持部材32については、実施の形態1と対応する部分には同一の符号を用いる。ECミラー70は、ECミラーサブアッシー100(液体型EC素子)の後面に両面接着テープ74を貼り付け、このECミラーサブアッシー100を保持部材32に収容して両面接着テープ74で保持部材32の凹所32bの底面32cに接着した構成を有する。
ECミラーサブアッシー100は最表面に透明ガラス基板78を有する。基板78の後面にはITO等による透明導電膜80が全域に成膜されている。透明導電膜80の全周には所定幅で鏡面層81が環状に成膜固定されている。鏡面層81は例えばCr(クロム)にRu(ルテニウム)を添加した金属膜で構成される。鏡面層81はECミラーサブアッシー100の鏡面の周縁部を構成する。透明導電膜80はレーザカット等で形成された分割線82により2つの領域80a,80bに分割されている。鏡面層81も分割線82で、領域80aの上に形成された領域81aと、領域80bの上に形成された領域81bに分割されている。透明導電膜80の広い方の領域80aは透明電極を構成する(以下領域80aを「透明電極80a」と呼ぶ場合がある)。透明電極80aの周縁部の、鏡面層81の領域81aが積層された領域80aaは、透明電極80aの電極取出領域を構成する(以下領域80aaを「電極取出領域80aa」と呼ぶ場合がある)。
ECミラーサブアッシー100は基板78の後面側に所定の空隙84を隔てて対向配置された対向ガラス基板86を有する。基板78,86はここでは同じ形状および同じ大きさである。対向ガラス基板86の透明導電膜80との対向面には、例えばクロム、ニッケル、アルミニウム、銀のうちの少なくとも一つと、金、プラチナ、ニオブ、ロジウムのうちの少なくとも1つとを組み合わせた合金等の適宜の金属による電極兼鏡面層88が全域に成膜されている。電極兼鏡面層88の表面の全域に腐食防止用に透明導電膜を積層することもできる。電極兼鏡面層88はレーザカット等で形成された分割線90により2つの領域88a,88bに分割されている。電極兼鏡面層88の広い方の領域88aは電極兼鏡面層を構成する(以下領域88aを「電極兼鏡面層88a」と呼ぶ場合がある)。両基板78,86の間の空隙84は全周が液状接着剤(封止樹脂)92で封止される。空隙84にはEC溶液94が充填される。
鏡面層81の領域81aには図8には現れない位置に配置されたターミナル(端子金具)がAgペースト98で接続される。電極兼鏡面層88aには図8には現れない位置に配置されたターミナル(端子金具)がAgペースト102で接続される。以上の構成でECミラーサブアッシー100が構成される。各ターミナルの自由端にはハーネスサブアッシー(図3の符号60)の2本のハーネス(同符号64)が一般ハンダ(同符号66)でそれぞれハンダ付けされる。ハーネスサブアッシーが取り付けられたECミラー70はドアミラーの製造工程でミラーハウジングに組み込まれる。
以上の構成によれば、一方のターミナル、Agペースト102の一連の経路は電極兼鏡面層88aへの給電路を構成する。また、他方のターミナル、Agペースト98、鏡面層81の領域81a、電極取出領域80aaの一連の経路は透明電極80aへの給電路を構成する。また、ECミラー70の鏡面は、ECミラー70を組み込んだアウターミラーの通常の使用状態で、中央部が電極兼鏡面層88aによる鏡面で構成され、周辺部が鏡面層81による鏡面で構成されたものとなり、ECミラーサブアッシー100の全域が鏡面を構成する。ECミラー70の着色時には電極兼鏡面層88aによる中央部の鏡面の領域の反射率が低下し防眩状態となる。消色時には、電極兼鏡面層88aによる鏡面の反射率が上昇し、両鏡面の反射率差は小さくなる。
保持部材32は外形寸法が異なること以外は実施の形態1(図1、図2)の保持部材32と同じに構成される。すなわち、保持部材32の開口端には内側に折り返してECミラーサブアッシー100の前面の縁部を覆って、保持部材32からのECミラーサブアッシー100の脱落を防止する被りが形成されてなく、ECミラー70をミラーハウジングに組み込んだアウターミラーの通常の使用状態で、ECミラーサブアッシー100の前面は全領域が外界に視認可能に露出する。保持部材32の凹所32bの開口端には、ECミラーサブアッシー100の前側の基板78の外周端面78aの周方向の複数箇所に対向して複数個の突起32dが突出形成されている。突起32dは例えば図2の突起32dと同様にミラー面の上下左右の4箇所に形成されている。各突起32dの頂部は基板78の外周端面78aに圧接し、外周端面78aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー100は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。このとき、ECミラーサブアッシー100の後側の基板86の外周端面86aには保持部材32は当接していない。したがって、保持部材32はECミラーサブアッシー100の2枚の基板78,86の外周端面78a,86aのうち、基板78の外周端面78aのみに当接するので、2枚の基板78,86間には面方向の剪断力は生じない。また、基板78の外周端面78aと囲繞壁32Bの内周面32Baとの間の隙間dは全周で均等になる。
保持部材32に対するECミラーサブアッシー100の組み付けは次のように行われる。ECミラーサブアッシー100の後面に両面接着テープ74を貼り付ける。保持部材32の凹所32bにECミラーサブアッシー100を嵌め込み収容し、押し付けることで、保持部材32とECミラーサブアッシー100とを両面接着テープ74によって貼り合せる。これにより、例えば4箇所の突起32dの頂部は基板78の外周端面78aに圧接し、外周端面78aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー100は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。以上でECミラー70が完成する。完成したECミラー70にはハーネスサブアッシー(図3の符号60)が取り付けられて、ミラーハウジングに組み込まれる。
《実施の形態8》
この発明の実施の形態8を図10に示す。これは、実施の形態7(図9)を下当て型に変更したものである。実施の形態7と対応する部分には同一の符号を用いる。保持部材32の凹所32bの奥部には、ECミラーサブアッシー100の後側の基板86の外周端面86aの周方向の複数箇所に対向して複数個の突起32eが突出形成されている。突起32eは例えば図2の突起32dと同様にミラー面の上下左右の4箇所に形成することができる。各突起32eの頂部は基板86の外周端面86aに圧接し、外周端面86aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー100は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。このとき、EECミラーサブアッシー100の前側の基板78の外周端面78aには保持部材32は当接していない。したがって、保持部材32はECミラーサブアッシー100の2枚の基板78,86の外周端面78a,86aのうち、基板86の外周端面86aのみに当接するので、2枚の基板78,86間には面方向の剪断力は生じない。また、基板78の外周端面78aと囲繞壁32Bの内周面32Baとの間の隙間dは全周で均等になる。
《実施の形態9》
この発明の実施の形態9を図11に示す。これは、実施の形態7(図9)に「被り」を追加したものである。そのほかの構成は実施の形態7と同じである。実施の形態7と対応する部分には同一の符号を用いる。保持部材32の凹所32bの開口端には内側に折り返してECミラーサブアッシー100の前面(基板78の前面)の縁部を覆って該縁部に当接する被り32fが全周にわたり連続して形成されている。被り32fにより、保持部材32に対するECミラーサブアッシー100の脱落が確実に防止される。保持部材32の被り32fの直ぐ奥側には、実施の形態7と同様に複数個の突起32dが突出形成されている。各突起32dの頂部は基板78の外周端面78aに圧接し、外周端面78aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー100は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。
《実施の形態10》
この発明の実施の形態10を図12に示す。これは、実施の形態9(図11)を実施の形態8(図10)と同様の下当て型に変更したものである。実施の形態9、実施の形態8と対応する部分には同一の符号を用いる。保持部材32の凹所32bの奥部には、ECミラーサブアッシー100の後側の基板86の外周端面86aの周方向の複数箇所に対向して複数個の突起32eが突出形成されている。突起32eは例えば図2の突起32dと同様にミラー面の上下左右の4箇所に形成することができる。各突起32eの頂部は基板86の外周端面86aに圧接し、外周端面86aを全周から締め付ける。これにより、ECミラーサブアッシー100は保持部材32に対して面方向に位置決めされる。なお、実施の形態9(図11)、実施の形態10(図12)においては、図7、図8と同様に、両面接着テープ74を削除して、保持部材32の底板32Aの内周面に周方向に均等に、複数個の突起(図7、図8の符号32g)をECミラーサブアッシー100の後面に向けて突出形成し、該複数の突起を基板86の後面に当接させて、ECミラーサブアッシー100を面に垂直な方向にがたつきなく支持することもできる。
前記格実施の形態では、基板の外周端面に保持部材32の囲繞壁32Bの内周面に形成した複数の突起32d,32eを当接させるようにしたが、複数の突起に代えて、保持部材32の囲繞壁32Bの内周面に周方向に連続した突条を形成して、該突条を基板の外周端面に当接させることもできる。また、突起、突条は、保持部材32に形成するのに代えて、基板の外周端面側に形成することもできる。また、基板の外周端面と該外周端面に対向する保持部材の部位とを直接当接させるのに代えて、突起、突条を別部品で構成して、該別部品を介して基板の外周端面を該外周端面に対向する保持部材の部位に支持することもできる。また、前記各実施の形態では2枚の基板を同じ形状および同じ大きさとしたが、この発明はこれに限るものでなく、2枚の基板が異なる形状あるいは異なる大きさである場合の適用することができる。また、前記実施の形態ではこの発明を車両のアウターミラーに適用した場合について説明したが、インナーミラーに適用することもできる。また、車両用ミラーに限らず、各種用途のECミラーに適用することもできる。また、ミラーに限らず透過型EC素子に適用することもできる。
26,36,78,86…基板、26a,36a,78a,86a…一方の基板の外周端面、28,100…ECミラーサブアッシー(EC素子、ECミラー素子)、32…保持部材、32b…凹所、32c…凹所の底面、32f…被り、32d,32e…突起、40,94…EC層

Claims (6)

  1. 2枚の基板間にEC層を配置したEC素子と、
    前記EC素子を保持する保持部材と、
    前記2枚の基板のいずれか一方の基板の外周端面を前記保持部材によって直接にまたは間接に支持して前記EC素子を前記保持部材に対して該EC素子の面方向に位置決めする位置決め構造と
    を具える保持部材付きEC素子。
  2. 前記EC素子がECミラー素子であり、
    前記保持部材が前記ECミラー素子を収容する凹所を有し、
    前記位置決め構造が、前記ECミラー素子を前記凹所に収容した状態で、前記一方の基板の外周端面を前記保持部材によって直接にまたは間接に支持して前記EC素子を前記保持部材に対して該EC素子の面方向に位置決めする構造を有する
    請求項1に記載の保持部材付きEC素子。
  3. 前記保持部材が前記凹所の開口端に内側に折り返して前記ECミラー素子の前面縁部を覆う被りを有する
    請求項2に記載の保持部材付きEC素子。
  4. 前記保持部材が前記凹所の開口端に内側に折り返して前記ECミラー素子の前面縁部を覆う被りを有さず、
    前記ECミラー素子が該ECミラー素子の後面と前記保持部材の前記凹所の底面とを接着して前記保持部材に保持されている
    請求項2に記載の保持部材付きEC素子。
  5. 前記位置決め構造が、前記一方の基板の外周端面を該外周端面が対向する前記保持部材の部位に当接させて支持する構造を有する
    請求項1から4のいずれか1つに記載の保持部材付きEC素子。
  6. 前記位置決め構造が、前記一方の基板の外周端面の周方向の複数箇所に対向して前記保持部材に突出形成された複数個の突起を具え、前記外周端面を前記突起に当接させて支持する構造を有する
    請求項5に記載の保持部材付きEC素子。
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