JP2015191148A - レーザ走査型プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】スクリーンに投影させる光の利用効率の低下を抑制でき、光学系全体の影響を考慮に入れた光学系の調整を行うことが可能なレーザ走査型プロジェクタを提供する。【解決手段】レーザ走査型プロジェクタ1は本体筐体2の内部に収容されて光ビームを出射する3個のLD21と、LD21が出射した光を変位させる水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27と、本体筐体2に設けた開口2aに嵌合するとともに水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27が変位させた光を本体筐体2の外部に導くための封止窓3と、封止窓3の内側の表面で反射した光を検出する光検出部材7と、光検出部材7が検出した光に基づき光学系20を調整する光学系調整部6dと、を備える。【選択図】図1
Description
本発明はレーザ走査型プロジェクタに関する。
レーザ走査型プロジェクタは、例えば赤色、緑色及び青色の3色のレーザ光をひとつの光軸に合せて出射するように構成される。しかしながら、使用環境の温度変化や構成要素の経時変化などに起因して光軸にずれが生じることがある。このようなレーザ走査型プロジェクタの光軸のずれを調整するための従来技術が例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来の光軸調整装置は光源が出射した光の一部を反射分岐するフィルタと、光源が出射した光をスクリーンに向けて反射させて映像を投影する走査用ミラーと、フィルタが反射分岐させた光を検出する位置検出用撮像手段とを備える。光軸のずれを調整するための光は走査用ミラーでスクリーンに向けて反射させる前の光の一部がフィルタによって反射分岐されたものである。
しかしながら、上記従来の光軸調整装置は走査用ミラーでスクリーンに向けて反射させる前の光の一部をフィルタによって反射分岐させているので、スクリーンに投影させる光の利用効率が低下する可能性がある。さらに、光軸のずれを調整するための光はスクリーンに投影される直前の光を利用しているわけではない。したがって、走査用ミラーを含めた光学系全体の影響を考慮に入れた調整を行うことが困難になる虞がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、スクリーンに投影させる光の利用効率が低下することを抑制することができ、光学系全体の影響を考慮に入れた光学系の調整を行うことが可能なレーザ走査型プロジェクタを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のレーザ走査型プロジェクタは、本体筐体の内部に収容されて光ビームを出射する光源部と、前記光源部が出射した光を変位させる変位部材と、前記本体筐体に設けた開口に配置されるとともに前記変位部材が変位させた光を前記本体筐体の外部に導くための導光部材と、前記導光部材で反射した光を検出する光検出部材と、記光検出部材が検出した光に基づき光学系を調整する調整部と、を備える。
この構成によれば、光学系の調整のための光を、光源部が出射した光を分岐させて得ているわけではないので、スクリーンに投影される光量が低下することが抑制される。また、光学系の調整のための光として導光部材で反射される光を利用するので、変位部材を含む光学系全体の影響を考慮に入れた光学系の調整を行うことができる。
また、上記構成のレーザ走査型プロジェクタにおいて、前記光源部の光が画像として前記導光部材を通過する前記導光部材の表面における画像領域の外部に、前記導光部材に反射させて前記光検出部材に入射させる光ビームを照射する。
この構成によれば、スクリーンに対して画像を投影しながら、その画像として導光部材を通過して本体筐体の外部に導かれる光とは別の同等の光が導光部材で反射される。したがって、画像に用いられる光と同等の光を利用して光学系の調整が行われる。
また、上記構成のレーザ走査型プロジェクタにおいて、前記光検出部材を複数備えるとともに、前記光源部の光が画像として前記導光部材を通過する前記導光部材の表面における画像領域の外部に、前記導光部材に反射させて複数の前記光検出部材に個別に入射させる複数の光ビームを照射する。
この構成によれば、光検出部材が検出する光が複数の調整目的で利用される。したがって、光学系の複数の調整精度が向上する。
また、上記構成のレーザ走査型プロジェクタにおいて、前記導光部材の表面の、前記光検出部材に入射させる光ビームの照射位置を含む所定領域に反射部材を設けた。
この構成によれば、光検出部材に向かう導光部材の反射光が増加する。したがって、光学系の調整精度が向上する。
また、上記構成のレーザ走査型プロジェクタにおいて、前記導光部材で反射して前記光検出部材に入射する光を集光する集光部材を備える。
この構成によれば、光検出部材への入射光が増加する。したがって、光学系の調整精度が向上する。
また、上記構成のレーザ走査型プロジェクタにおいて、前記調整部は前記光検出部材が検出した光に基づき前記光源部が出射する光の位置を調整する。
この構成によれば、自動的に光の位置ずれが調整される。
また、上記構成のレーザ走査型プロジェクタにおいて、前記調整部は前記光検出部材が検出した光に基づき前記光源の出力を調整する。
この構成によれば、自動的に光源の出力が調整される。
本発明の構成によれば、スクリーンに投影させる光の利用効率が低下することを抑制することができ、光学系全体の影響を考慮に入れた光学系の調整を行うことが可能なレーザ走査型プロジェクタを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7に基づき説明する。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図1及び図2を用いて説明する。図1はレーザ走査型プロジェクタの概略構成図であり、図2はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。
最初に、本発明の第1実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図1及び図2を用いて説明する。図1はレーザ走査型プロジェクタの概略構成図であり、図2はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。
レーザ走査型プロジェクタ1は、図1に示すようにその各種の構成要素を収容する本体筐体2を備える。本体筐体2には走査レーザ光を本体筐体2の外部に導くための導光部材である封止窓3が設けられる。封止窓3は、例えばガラスまたは透光性の樹脂材料などを用いて形成されることが望ましい。これにより、本体筐体2の内部への塵埃や水分などの侵入を防止することができる。封止窓3は本体筐体2に設けた開口2aに嵌合する。
本体筐体2の内部には光源部である3個のレーザダイオード(以下LDと称する)21R、21G、21Bを含む光学系20、LDドライバ4、ミラーサーボ部5、CPU6及び光検出部材7が収容される。なお、レーザ走査型プロジェクタ1には電源部、操作部、記憶部、入出力インタフェース等の他の構成要素が適宜設けられていても良い。
LD21Rは赤色(R)レーザ光を出射する発光素子である。LD21Gは緑色(G)レーザ光を出射する発光素子である。LD21Bは青色(B)レーザ光を出射する発光素子である。なお、以下の説明において、RGB3個のレーザダイオードを「LD21」と総称することがある。
光学系20はさらにコリメートレンズ22R、22G、22B、RGB合成プリズム23、集光レンズ24、立ち上げミラー25、水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27を含む。なお、光学系20にはビームスプリッタ等の他の光学素子が適宜設けられていても良い。
コリメートレンズ22R、22G、22Bは、LD21R、21G、21B各々から出射される光ビームであるレーザ光を平行光に変換する光学素子である。コリメートレンズ22R、22G、22Bを通過した各色のレーザ光はRGB合成プリズム23によって合成される。RGB合成プリズム23で合成されたレーザ光は集光レンズ24によって集光され、立ち上げミラー25によって反射されてその進行方向が変更される。
立ち上げミラー25で反射されたレーザ光は水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27に至る。ここで、図2は封止窓3の画像投影時の状態を内側から見た図である。水平走査ミラー26は図2におけるX方向にレーザ光を変位させる。垂直走査ミラー27は図2におけるY方向にレーザ光を変位させる。これにより、レーザ光は長方形状をなす封止窓3に対して、封止窓3より小さい略弧状をなす走査可能領域Laの範囲で走査が可能である。そして、レーザ光は封止窓3を通過して本体筐体2の外部に導かれ、封止窓3の表面における走査可能領域Laのうちの長方形状をなす画像領域Lbが投影画像として利用される。
LDドライバ4はLD21R、21G、21B各々の駆動制御を行う。LDドライバ4はLD21R、21G、21B各々について発光のON/OFFや出力等に関する駆動制御を行うことができる。
ミラーサーボ部5は水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27の変位を制御する駆動制御部である。例えば、ミラーサーボ部5はCPU6からの水平同期信号に応じて水平走査ミラー26を駆動し、レーザ光の反射方向を水平走査ミラー26によって水平方向に変位させる。また、ミラーサーボ部5はCPU6からの垂直同期信号に応じて垂直走査ミラー27を駆動し、レーザ光の反射方向を垂直走査ミラー27によって垂直方向に変位させる。
CPU6は不図示の記憶部等に格納されたプログラムや制御情報などを用いて、レーザ走査型プロジェクタ1の各構成要素を制御する制御部である。CPU6は映像処理部6a、LD制御部6b、ミラー制御部6c及び光学系調整部6dを有する。
映像処理部6aは不図示の記憶部等に格納されたプログラム、不図示の入出力インタフェースから入力される映像に係る情報などに基づく映像情報を生成する。さらに、映像処理部6aは生成した映像情報を赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の映像データに変換する。変換された3色の映像データはLD制御部6bに出力される。LD制御部6bは3色の映像データに基づくLD21R、21G、21B各々の光制御信号を生成し、LDドライバ4に出力する。ミラー制御部6cは映像情報に基づいて水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27の方向を制御するための制御信号を生成し、ミラーサーボ部5に出力する。
光学系調整部6dは光検出部材7から得られる情報等に基づき、例えばRGB3色の光ビームの投影位置を算出する。さらに、光学系調整部6dは算出結果から光学系20の位置調整を行うための制御信号を生成し、不図示の調整機構等に出力してLD21が出射するレーザ光の位置を調整する。
光検出部材7は封止窓3の内側の表面で反射したレーザ光を検出し、その光を電気信号に光電変換して出力する。光検出部材7が出力した電気信号は光学系調整部6dに送られる。光検出部材7はRGB3色のレーザ光を個別に検出し、それに基づき光学系調整部6dがRGB3色のレーザ光の相対的なずれを算出する。
なお、封止窓3はその内側の表面に反射防止膜が蒸着されているが、レーザ光の0.5%程度を反射する。この反射光を光検出部材7が検出する。また、光検出部材7は封止窓3の表面における画像領域Lbの内側で所定のタイミングで反射させた光学系20の調整用の光ビームを検出する。
上記のように、本発明の実施形態のレーザ走査型プロジェクタ1は本体筐体2の内部に収容されて光ビームを出射する3個のLD21と、LD21が出射した光を変位させる水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27と、本体筐体2に設けた開口2aに嵌合するとともに水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27が変位させた光を本体筐体2の外部に導くための封止窓3と、封止窓3の内側の表面で反射した光を検出する光検出部材7と、光検出部材7が検出した光に基づき光学系20を調整する光学系調整部6dと、を備える。これにより、レーザ走査型プロジェクタ1は光学系20の調整のための光を、LD21が出射した光を分岐させて得ているわけではない。したがって、スクリーンに投影される光量が低下することを抑制することが可能である。また、レーザ走査型プロジェクタ1は光学系20の調整のための光として封止窓3で反射される光を利用する。したがって、水平走査ミラー26及び垂直走査ミラー27を含む光学系20全体の影響を考慮に入れた光学系の調整を行うことができる。
また、光学系調整部6dは光検出部材7が検出した光に基づきLD21が出射する光の位置を調整する。これにより、レーザ走査型プロジェクタ1は自動的に光の位置ずれを調整することが可能になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図3を用いてその構成を説明する。図3はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
次に、本発明の第2実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図3を用いてその構成を説明する。図3はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第2実施形態のレーザ走査型プロジェクタ1は、図3に示すようにLD21の光が画像として封止窓3を通過する封止窓3の表面における画像領域Lbの外部に、封止窓3に反射させて光検出部材7に入射させる光ビームLcを照射する。なお、図3では光ビームLcを右上の角部に照射しているが、光ビームLcの照射位置は他の箇所であっても良い。
この構成によれば、スクリーンに対して画像を投影しながら、その画像として封止窓3を通過して本体筐体2の外部に導かれる光とは別の同等の光を封止窓3で反射させることができる。したがって、画像に用いられる光と同等の光を利用して光学系20の調整を行うことが可能になる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図4を用いてその構成を説明する。図4はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
次に、本発明の第3実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図4を用いてその構成を説明する。図4はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第3実施形態のレーザ走査型プロジェクタ1は、図4に示すように封止窓3の表面の、光検出部材7に入射させる光ビームLcの照射位置を含む所定領域に反射部材8が設けられる。反射部材8は封止窓3の表面における画像領域Lbの外部に設けられ、例えばガラスからなる封止窓3に蒸着して形成される。反射部材8の一例としてはRGB全ての波長で反射率が比較的高い誘電体多層膜が用いられる。なお、図4では反射部材8を矩形で形成しているが、反射部材8の形状は他の形状であっても良い。
この構成によれば、光検出部材7に向かう封止窓3の反射光を増加させることができる。したがって、光学系20の調整精度を向上させることが可能である。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図5を用いてその構成を説明する。図5はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
次に、本発明の第4実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図5を用いてその構成を説明する。図5はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第4実施形態のレーザ走査型プロジェクタ1は、図1に示す光検出部材7を2個備える。そして、レーザ走査型プロジェクタ1は、図5に示すように封止窓3の表面における画像領域Lbの外部に2箇所の光ビームLc1、Lc2を照射する。2箇所の光ビームLc1、Lc2は各々封止窓3に反射されて2個の光検出部材7に個別に入射する。なお、図5では光ビームLc1、Lc2を右上と左上の角部に照射しているが、光ビームLc1、Lc2の照射位置は他の箇所であっても良い。
このレーザ走査型プロジェクタ1は光ビームLc1の反射光をレーザ光の位置を調整するために用いる。一方、レーザ走査型プロジェクタ1は光ビームLc2の反射光をLD21の出力を調整するために用いる。
この構成によれば、例えば使用環境の温度変化や光学系20の経時変化に起因するLD21の出力変動を検出することができ、LD21の出力制御にフィードバックすることが可能である。そして、RGB3色のLD21の光軸のずれに起因するRGBの色バランスの変化も低減させることができる。したがって、レーザ走査型プロジェクタ1は自動的にLD21の出力を調整することが可能になる。このようにして、光検出部材7が検出する光を複数の調整目的で利用することが可能である。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図6を用いてその構成を説明する。図6はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
次に、本発明の第5実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図6を用いてその構成を説明する。図6はレーザ走査型プロジェクタの封止窓の画像投影時の状態を示す正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第5実施形態のレーザ走査型プロジェクタ1は、図6に示すように封止窓3の表面の、2個の光検出部材7各々に入射させる2箇所の光ビームLc1、Lc2各々の照射位置を含む所定領域に反射部材81、82が設けられる。反射部材81、82は封止窓3の表面における画像領域Lbの外部に設けられ、例えばガラスからなる封止窓3に蒸着して形成される。反射部材81、82の一例としてはRGB全ての波長で反射率が比較的高い誘電体多層膜が用いられる。なお、図6では反射部材81、82を矩形で形成しているが、反射部材8の形状は他の形状であっても良い。
この構成によれば、2個の光検出部材7各々に向かう封止窓3の反射光を増加させることができる。したがって、例えば光の位置ずれの調整精度やLD21の出力の調整精度といった光学系20の複数の調整精度を向上させることが可能である。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図7を用いてその構成を説明する。図7はレーザ走査型プロジェクタの概略構成図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
次に、本発明の第6実施形態のレーザ走査型プロジェクタについて、図7を用いてその構成を説明する。図7はレーザ走査型プロジェクタの概略構成図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付してその説明を省略するものとする。
第6実施形態のレーザ走査型プロジェクタ1は、図7に示すように封止窓3で反射して光検出部材7に入射する光路上に集光部材9を備える。集光部材9は例えば集光レンズからなり、光検出部材7に入射する光を集光する。
この構成によれば、光検出部材7への入射光を増加させることができる。したがって、光学系20の調整精度を向上させることが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、LD21がRGB用の3個であることとしたが、光源が3個に限定されるわけではなく、1個、2個或いは4個以上であっても良い。
本発明はレーザ走査型プロジェクタにおいて利用可能である。
1 レーザ走査型プロジェクタ
2 本体筐体
2a 開口
3 封止窓(導光部材)
6 CPU
6d 光学系調整部(調整部)
7 光検出部材
8、81、82 反射部材
9 集光部材
20 光学系
21R、21G、21B レーザダイオード(光源部)
26 水平走査ミラー(変位部材)
27 垂直走査ミラー(変位部材)
Lb 画像領域
Lc、Lc1、Lc2 光ビーム
2 本体筐体
2a 開口
3 封止窓(導光部材)
6 CPU
6d 光学系調整部(調整部)
7 光検出部材
8、81、82 反射部材
9 集光部材
20 光学系
21R、21G、21B レーザダイオード(光源部)
26 水平走査ミラー(変位部材)
27 垂直走査ミラー(変位部材)
Lb 画像領域
Lc、Lc1、Lc2 光ビーム
Claims (7)
- 本体筐体の内部に収容されて光ビームを出射する光源部と、
前記光源部が出射した光を変位させる変位部材と、
前記本体筐体に設けた開口に配置されるとともに前記変位部材が変位させた光を前記本体筐体の外部に導くための導光部材と、
前記導光部材で反射した光を検出する光検出部材と、
前記光検出部材が検出した光に基づき光学系を調整する調整部と、
を備えるレーザ走査型プロジェクタ。 - 前記光源部の光が画像として前記導光部材を通過する前記導光部材の表面における画像領域の外部に、前記導光部材に反射させて前記光検出部材に入射させる光ビームを照射する請求項1に記載のレーザ走査型プロジェクタ。
- 前記光検出部材を複数備えるとともに、前記光源部の光が画像として前記導光部材を通過する前記導光部材の表面における画像領域の外部に、前記導光部材に反射させて複数の前記光検出部材に個別に入射させる複数の光ビームを照射する請求項1に記載のレーザ走査型プロジェクタ。
- 前記導光部材の表面の、前記光検出部材に入射させる光ビームの照射位置を含む所定領域に反射部材を設けた請求項2または請求項3に記載のレーザ走査型プロジェクタ。
- 前記導光部材で反射して前記光検出部材に入射する光を集光する集光部材を備える請求項1〜請求項4のいずれかに記載のレーザ走査型プロジェクタ。
- 前記調整部は前記光検出部材が検出した光に基づき前記光源部が出射する光の位置を調整する請求項1〜請求項5のいずれかに記載のレーザ走査型プロジェクタ。
- 前記調整部は前記光検出部材が検出した光に基づき前記光源の出力を調整する請求項1〜請求項6のいずれかに記載のレーザ走査型プロジェクタ。
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