JP2015183450A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数階建ての建物1において、その側壁2には太陽光パネルPを配置し、その裏側には、各階を貫通する縦空間部3を設ける。そして、該縦空間部3の下方には下方開口部A1を設けておき、上方には上方開口部A2を設けておく。該縦空間部3の内部には、前記太陽光パネルPの熱によって上昇気流が発生するが、その気流を利用して各太陽光パネルPの冷却を行うことができる。
【選択図】図1
Description
前記太陽光パネル(P)の裏面に沿うと共に各階を貫通するように形成された空間部(図1及び図3の符号3参照。以下、“縦空間部”とする)と、
少なくとも1つの前記太陽光パネル(P)を間に挟むように前記縦空間部(3)にて該太陽光パネル(P)よりも低い位置と高い位置とにそれぞれ形成された開口部(以下、低い位置に形成された開口部(A1)を“下方開口部”とし、高い位置に形成された開口部(A2)を“上方開口部”とする)と、
を備え、
前記縦空間部(3)内の空気が前記太陽光パネル(P)の熱により暖められることに基づき、前記下方開口部(A1)から該縦空間部(3)内に空気が取り込まれると共に該取り込まれた空気が前記上方開口部(A2)から放出されるように構成されたことを特徴とする。
該第1外気取り込み口(B1)と前記縦空間部(3)とを連通するように形成された連通路(符号C1参照。以下、“第1連通路”とする)と、
を備え、
前記縦空間部(3)内の空気が前記太陽光パネル(P)の熱により暖められることに基づき、外気が前記第1外気取り込み口(B1)及び前記第1連通路(C1)を介して前記縦空間部(3)に導入されるように構成されたことを特徴とする。
該第2連通路(C2)を開閉可能とするように配置されたダンパ(符号D2参照。以下、“部屋側ダンパ”とする)と、
該部屋側ダンパ(D2)と前記上方開口部(A2)との間にて前記縦空間部(3)を開閉可能とするように配置されたダンパ(符号D1参照。以下、“放出側ダンパ”とする)と、
これらのダンパ(D1,D2)の開閉動作を制御するダンパ制御手段(不図示)と、
を備え、
該ダンパ制御手段(不図示)によって前記部屋側ダンパ(D2)を開状態にすると共に前記放出側ダンパ(D1)を閉状態にすることにより前記太陽光パネル(P)によって暖められた空気が前記縦空間部(3)から前記第2連通路(C2)を介して前記部屋(R)に導入されるように構成されたことを特徴とする。
該第2外気取り込み口(B2)と前記部屋(R)とを連通するように形成された連通路(符号C3参照。以下、“第3連通路”とする)と、
を備え、
前記ダンパ制御手段(不図示)によって前記部屋側ダンパ(D2)及び前記放出側ダンパ(D1)の両方を開状態にすることにより、前記第2外気取り込み口(B2)から取り込まれた空気が前記第3連通路(C3)及び前記部屋(R)を介して前記縦空間部(3)に導入されるように構成されたことを特徴とする。
・ 該太陽光パネルPよりも低い位置と、
・ 該太陽光パネルPよりも高い位置と、
にそれぞれ開口部A1,A2が形成されている。以下、低い位置に形成された開口部A1を“下方開口部”とし、高い位置に形成された開口部A2を“上方開口部”とする。
・ 前記下方開口部A1から前記縦空間部3内に空気が取り込まれ、
・ 該取り込まれた空気は該縦空間部3内を上昇し、
・ その後、前記上方開口部A2から放出される、
こととなる。その際、前記太陽光パネルPは熱が奪われて冷却されることとなる。つまり、太陽光パネルP自体の熱で上昇気流を起こし、該上昇気流を有効に利用して太陽光パネルPの冷却を行うことができる。
・ 外気を取り込むように形成された外気取り込み口(以下、“第1外気取り込み口”とする)B1と、
・ 該第1外気取り込み口B1と前記縦空間部3とを連通するように形成された連通路(以下、“第1連通路”とする)C1と、
を設けておいて、前記縦空間部3内の空気が前記太陽光パネルPの熱により暖められることに基づき、外気が前記第1外気取り込み口B1及び前記第1連通路C1を介して前記縦空間部3に導入されるように構成しても良い。この場合、該第1連通路C1には符号D4,D5に示すようなダンパを適宜設けておいて、該第1外気取り込み口B1からの外気導入を制御できるようにしておくと良い。
・ 外気を取り込むように形成された外気取り込み口(前記第1外気取り込み口B1とは別の取り込み口であって、以下、“第2外気取り込み口”とする)B2と、
・ 該第2外気取り込み口B2と前記部屋Rとを連通するように形成された連通路(以下、“第3連通路”とする)C3と、
を設けておいて、前記ダンパ制御手段(不図示)によって前記部屋側ダンパD2及び前記放出側ダンパD1の両方を開状態にすることにより、前記第2外気取り込み口B2から取り込まれた空気が前記第3連通路B3及び前記部屋Rを介して前記縦空間部3に導入されるように構成すると良い。そのようにした場合には、部屋Rに外気を導入して部屋の換気等をすることができる。この場合、前記第2外気取り込み口B2は、太陽光が当たりにくい部分(例えば、北側を向く側壁等)に形成しておくと良い。そのようにした場合には、部屋Rに冷気を導入することが可能となる。なお、前記第3通路C3を開閉可能とするダンパD3を設けておいて、外気取り込み量を調整できるようにしておくと良い。
2 側壁
3 縦空間部
10 建物
20 建物
A1 下方開口部
A2 上方開口部
B1 第1外気取り込み口
B2 第2外気取り込み口
C1 第1連通路
C2 第2連通路
C3 第3連通路
D1 放出側ダンパ
D2 部屋側ダンパ
P 太陽光パネル
R 部屋
Claims (5)
- 少なくとも1つの太陽光パネルが側壁に取り付けられてなる複数階建ての建物において、
前記太陽光パネルの裏面に沿うと共に各階を貫通するように形成された空間部(以下、“縦空間部”とする)と、
少なくとも1つの前記太陽光パネルを間に挟むように前記縦空間部にて該太陽光パネルよりも低い位置と高い位置とにそれぞれ形成された開口部(以下、低い位置に形成された開口部を“下方開口部”とし、高い位置に形成された開口部を“上方開口部”とする)と、
を備え、
前記縦空間部内の空気が前記太陽光パネルの熱により暖められることに基づき、前記下方開口部から該縦空間部内に空気が取り込まれると共に該取り込まれた空気が前記上方開口部から放出されるように構成された、
ことを特徴とする建物。 - 外気を取り込むように形成された外気取り込み口(以下、“第1外気取り込み口”とする)と、
該第1外気取り込み口と前記縦空間部とを連通するように形成された連通路(以下、“第1連通路”とする)と、
を備え、
前記縦空間部内の空気が前記太陽光パネルの熱により暖められることに基づき、外気が前記第1外気取り込み口及び前記第1連通路を介して前記縦空間部に導入されるように構成された、
ことを特徴とする請求項1に記載の建物。 - 前記第1外気取り込み口が建物の略北側に形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の建物。 - 建物内の部屋と前記縦空間部とを連通するように形成された連通路(以下、“第2連通路”とする)と、
該第2連通路を開閉可能とするように配置されたダンパ(以下、“部屋側ダンパ”とする)と、
該部屋側ダンパと前記上方開口部との間にて前記縦空間部を開閉可能とするように配置されたダンパ(以下、“放出側ダンパ”とする)と、
これらのダンパの開閉動作を制御するダンパ制御手段と、
を備え、
該ダンパ制御手段によって前記部屋側ダンパを開状態にすると共に前記放出側ダンパを閉状態にすることにより前記太陽光パネルによって暖められた空気が前記縦空間部から前記第2連通路を介して前記部屋に導入されるように構成された、
ことを特徴とする請求項1に記載の建物。 - 外気を取り込むように形成された外気取り込み口(以下、“第2外気取り込み口”とする)と、
該第2外気取り込み口と前記部屋とを連通するように形成された連通路(以下、“第3連通路”とする)と、
を備え、
前記ダンパ制御手段によって前記部屋側ダンパ及び前記放出側ダンパの両方を開状態にすることにより、前記第2外気取り込み口から取り込まれた空気が前記第3連通路及び前記部屋を介して前記縦空間部に導入されるように構成された、
ことを特徴とする請求項4に記載の建物。
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JP2014061368A JP6218328B2 (ja) | 2014-03-25 | 2014-03-25 | 建物 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112984786A (zh) * | 2019-12-16 | 2021-06-18 | 中国节能减排有限公司 | 光伏制热系统及其热水制取方法 |
JP2021147965A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | ミサワホーム株式会社 | 太陽光発電集熱システム |
Citations (3)
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JPH07249789A (ja) * | 1994-03-14 | 1995-09-26 | Tsukasa Denki Sangyo Kk | 太陽電池発電装置 |
JP2002174018A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-21 | Katsunori Nagano | 壁材及びソーラシステム建物 |
JP2005009840A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-13 | Taisei Corp | 建物の通風換気システム |
-
2014
- 2014-03-25 JP JP2014061368A patent/JP6218328B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP6218328B2 (ja) | 2017-10-25 |
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