JP2015181673A - 塞栓治療デバイス - Google Patents

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道寛 川口
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浩平 渡邉
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祥之 原
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Abstract

【課題】簡単な構成により吐出した塞栓剤とデバイスとの接着を防止又は抑制する。
【解決手段】塞栓治療デバイス10は、血管内に挿入され、且つ塞栓剤Xを流動可能な第1及び第2ルーメン20、24を有する長尺体12を備える。長尺体12は、塞栓剤を吐出する吐出口48を有する複数の分岐チューブ32と、複数の分岐チューブ32よりも基端位置で塞栓剤の流動作用に基づき伸縮する伸縮部29と、複数の分岐チューブ32を収容する外側カテーテル16と、を備える。複数の分岐チューブ32は、外側カテーテル16からの露出に伴い相互に離間し径方向外側に展開するように形状付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体管腔内において塞栓剤を吐出する塞栓治療デバイスに関する。
近年、製造技術の向上によりカテーテルの細径化が促進されたことで、脳血管に生じる疾患に対し経カテーテル治療を施す機会が増加している。例えば、動脈が静脈に直接つながる脳動静脈瘻(AVF)、動脈と静脈が異常吻合を生じる脳動静脈奇形(AVM)等の治療では、カテーテル等の治療デバイスを血管内に挿入及び送達し、治療部位に塞栓剤を吐出して閉塞する手技が行われている。塞栓剤としては、血管内での硬化が短時間になされるNBCAやOnyx(登録商標)等の液体塞栓物質が挙げられる。
また、塞栓剤を吐出する治療デバイスとしては、例えば、特許文献1に開示されているものが挙げられる。特許文献1に開示の塞栓治療システム(塞栓治療デバイス)は、血管内に挿入及び送達されて塞栓剤の吐出を行うカテーテルと、カテーテルの先端に固着され血管内で拡張可能な弁及びフィルタとを備える。この塞栓治療システムの弁及びフィルタは、血管内において拡張することで血管内の血流を抑制し、塞栓剤の逆流(バックフローとも呼ばれる)を低減する機能を有している。
特表2013−512735号公報
ところで、上記のような塞栓治療デバイスを使用する手技では、血管内に吐出した塞栓剤の硬化に伴い、塞栓治療デバイスと血管内壁とが接着されるという問題があり、この手技の難度を高める要因となっている。塞栓治療デバイスから塞栓剤を吐出する際に、血管内を満たす血液により塞栓剤の一部が逆流し、塞栓治療デバイスの外表面と血管内壁との間に塞栓剤が流れることで、塞栓治療デバイスと血管内壁が接着されるためである。特に、液体塞栓物質は、吐出後直ちに硬化するため、特許文献1に開示されているような弁等を備えると、塞栓剤が弁に簡単に接着してしまい、塞栓治療デバイスの回収を困難にさせるおそれがある。また、塞栓治療デバイスを無理やり回収しようとした場合には、カテーテル断裂や血管損傷のおそれもある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであって、簡単な構成により、吐出した塞栓剤とデバイスとの接着を防止又は抑制することで、生体管腔内に塞栓剤を吐出する手技を容易且つ良好に行うことができる塞栓治療デバイスを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、生体管腔内に挿入され、且つ塞栓剤を流動可能な流路を有する長尺体を備えた塞栓治療デバイスであって、前記長尺体は、前記流路に連通し前記塞栓剤を吐出する吐出口を有する複数の吐出部と、前記複数の吐出部よりも基端位置で前記塞栓剤の流動作用に基づき伸縮して前記複数の吐出部を進退させる伸縮部と、前記複数の吐出部を収容し、前記複数の吐出部の進出に伴い該複数の吐出部を外側に露出させる収容部と、を備え、前記複数の吐出部は、前記収容部からの露出に伴い相互に離間し径方向外側に展開するように形状付けられていることを特徴とする。
上記によれば、塞栓治療デバイスの複数の吐出部は、塞栓剤の流動作用に基づき伸縮する伸縮部によって、収容部と相対的に進退動作を行う。そして、各吐出部は、収容部から露出されると、相互に離間して径方向外側に展開して生体管腔の管腔壁付近に吐出口を配置することができる。これにより各吐出口は、生体管腔内の管腔壁付近において塞栓剤を吐出することができる。このため、血液の流速が速く対流や乱流が生じやすい生体管腔内の中心部で塞栓剤を吐出するよりも、塞栓剤の対流を抑えて吐出することができ、塞栓剤が基端方向に逆流することを抑制することができる。また、各吐出部は、塞栓剤の流動量の減少に伴い後退するので、各吐出部の吐出口付近への塞栓剤の付着も抑制する。これらの作用により、塞栓剤と長尺体の接着が効果的に防止又は抑制され、生体管腔の塞栓術を容易且つ良好に行うことが可能となる。
さらに、前記複数の吐出部が相互に連結する箇所には、前記塞栓剤の流動方向に対向する平坦状の受部が形成されていることが好ましい。
このように、受部が形成されていることで、塞栓剤の流動圧を受部において充分に受けることができ、伸縮部の伸長をスムーズに行うことができる。
ここで、前記伸縮部は、山部と谷部を交互に繰り返して構成される蛇腹チューブであるとよい。
このように、伸縮部が蛇腹チューブに構成されることで、塞栓剤が内部の流路を流動した際に、蛇腹チューブは軸方向に沿って容易に伸長する。そのため、複数の吐出部をスムーズに進出させることができる。
この場合、前記伸縮部と前記複数の吐出部との間には両者を連ねる連結部が設けられ、前記山部は、前記連結部の外径と略一致する外径を有し、前記谷部は、前記山部から径方向内側に折り込まれることで前記山部の外径よりも小径な外径を有することが好ましい。
これにより、谷部は、流路内において連結部よりも内側に突部を有することになり、塞栓剤の流動作用を容易に受けることができる。その結果、複数の吐出部を確実に進出させ、また収容部等に蛇腹チューブが引っ掛かることを回避することができる。
またさらに、前記伸縮部は、縮小状態で前記伸縮部の周方向にねじれるように形状付けされていてもよい。
このように、伸縮部が周方向にねじれるように形状付けされていることで、伸縮時に先端側の各吐出部を回転させることができる。よって、生体管腔内において、塞栓剤が拡散され生体管腔を一層良好に塞栓することができる。
本発明によれば、簡単な構成により、吐出した塞栓剤とデバイスとの接着を防止又は抑制することで、生体管腔内に塞栓剤を吐出する手技を容易且つ良好に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る塞栓治療デバイスを示す一部側面断面図である。 図2Aは、図1の長尺体の先端部を概略的に示す側面断面図であり、図2Bは、図2Aの長尺体の分岐チューブが露出した状態を概略的に示す側面断面図である。 図3Aは、図2Aの長尺体を先端方向から見た正面図であり、図3Bは、図2Bの長尺体を先端方向から見た正面図である。 図4Aは、図1の塞栓治療デバイスの動作を説明するための第1説明図であり、図4Bは、図4Aに続く塞栓治療デバイスの動作を説明するための第2説明図であり、図4Cは、図4Bに続く塞栓治療デバイスの動作を説明するための第3説明図である。 図5Aは、図4Cに続く塞栓治療デバイスの動作を説明するための第4説明図であり、図5Bは、図5Aに続く塞栓治療デバイスの動作を説明するための第5説明図であり、図5Cは、図5Bに続く塞栓治療デバイスの動作を説明するための第6説明図である。 図6Aは、第1変形例に係る塞栓治療デバイスを示す一部側面断面図であり、図6Bは、第2変形例に係る塞栓治療デバイスを示す一部側面断面図である。 図7Aは、第3変形例に係る塞栓治療デバイスを示す一部側面断面図であり、図7Bは、図7Aの塞栓治療デバイスの側面断面図である。
以下、本発明に係る塞栓治療デバイスについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る塞栓治療デバイスは、血管(生体管腔)内を通してデバイスを送達するインターベンション手技に用いられる。手技において、術者は、デバイスの先端部を血管内の治療部位に送達し、送達後に塞栓剤を吐出して血管内を閉塞する治療を行う。血管の閉塞を行う疾患としては、例えば、既述した脳動静脈瘻(AVF)や脳動静脈奇形(AVM)等の動静脈シャント疾患、或いは子宮癌、肝臓癌が挙げられる。なお、塞栓治療デバイスが適用される部位は、血管に限定されず、脊髄、或いはその他の生体管腔でもよい。また、塞栓治療デバイスは、AVFやAVM以外にも塞栓剤の吐出が必要な様々な治療(例えば、瘤の塞栓術)に用いてもよく、治療対象部位も血管、胆管、気管、食道、尿道、鼻腔或いはその他の臓器等、種々の生体器官に適用し得る。
図1に示すように、一実施形態に係る塞栓治療デバイス10は、手技時に血管内に主に挿入される長尺体12と、長尺体12の基端側を保持し体外に露出されて術者に操作される操作部14とを含む。また、長尺体12は、操作部14から先端にわたる略全長の外観を構成する外側カテーテル16(収容部)と、外側カテーテル16の先端側に収容され実際に塞栓剤の吐出を行う内側カテーテル18とを含む。操作部14は、外側カテーテル16に連結される第1ハブ17と、内側カテーテル18に連結される第2ハブ19とを含む。
外側カテーテル16は、患者の導入部位から治療部位に到達可能な長さを有する管状部材である。外側カテーテル16の全長は、外側カテーテル16の導入部位や治療部位に応じて適宜選択され、例えば、脳血管の治療では800〜1500mm程度に設定される。また、外側カテーテル16の外径は、血管の内径よりも小径に形成される。特に、本実施形態に係る外側カテーテル16は、脳血管の治療を行うため、大動脈等を治療する外側カテーテル16と比較してさらに細く構成されている。例えば、外側カテーテル16の先端部は3Fr(約1mm)以下の外径に設定されるとよい。すなわち、この塞栓治療デバイス10は、マイクロカテーテルとして構成されることで、脳血管にアクセス可能となっている。外側カテーテル16の内部には、塞栓剤を流通可能な第1ルーメン20(流路)が設けられている。
外側カテーテル16は、体内で複雑に湾曲及び屈曲する血管に対応して、適度な物性(柔軟性、硬度、強度、滑り性、耐キンク性、伸縮性等)を有することが好ましい。外側カテーテル16を構成する材料としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、或いはこれら二種以上の混合物等)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料又はこれらの混合物が挙げられる。加えて言えば、上記のうちのポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、フッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)の高分子材料又はこれらの混合物は、塞栓剤の溶媒として用いられるジメチルスルホキシド(DMSO)等の有機溶媒の影響を受けにくい材料であることがより好ましい。
また、外側カテーテル16は、上記で挙げた材料を2種以上組み合わせた(例えば、内層及び外層からなる)多層構造に構成することもできる。外側カテーテル16の外層(外周面)は、血管内での送達を容易化するために、潤滑剤がコーティングされていてもよい。
さらに、内層と外層の間には、外側カテーテル16の送達性能を高めるために金属材料又は樹脂材料からなる補強層が設けられてもよい。この場合、金属材料としては、例えば、Ni−Ti系合金のような擬弾性合金(超弾性合金を含む)、形状記憶合金、ステンレス鋼(例えば、SUS304、SUS303、SUS316、SUS316L、SUS316J1、SUS316J1L、SUS405、SUS430、SUS434、SUS444、SUS429、SUS430F、SUS302等、SUSの全品種)、コバルト系合金、金、白金のような貴金属、タングステン系合金、炭素系材料(ピアノ線を含む)等が挙げられる。金属材料は、コイル状又はメッシュ状に巻回することで補強層を構成するとよい。なお、外側カテーテル16自体を金属材料で形成してもよい。
一方、外側カテーテル16に連結される第1ハブ17は、外側カテーテル16よりも剛性を有する樹脂材料により構成される。第1ハブ17は、術者が把持し易いように外側カテーテル16よりも大径に形成され、その内部において外側カテーテル16を強固に固定している。
第1ハブ17の内部には、外側カテーテル16の第1ルーメン20に連通する内部空間17aが形成されている。内部空間17aには、内側カテーテル18が貫通挿入される。また、第1ハブ17の側面には、内部空間17aに流体を供給可能なポート17bが設けられている。これにより塞栓治療デバイス10は、使用前に、ポート17bから内部空間17aを介して第1ルーメン20にプライミング液(例えば、ブドウ糖溶液、生理食塩水)を供給する。
また、第1ハブ17の基端部には、内部空間17aに連通する基端開口部17cが設けられている。この基端開口部17cには、第2ハブ19の先端側が着脱自在に連結される。すなわち、基端開口部17cと第2ハブ19の先端側の間には適宜な連結手段(例えば、テーパ嵌合、螺合等)が設けられ、両部材の連結により操作部14を構成する。
そして、外側カテーテル16の第1ルーメン20及び第1ハブ17の内部空間17aには、内側カテーテル18が収容される。内側カテーテル18は、塞栓剤を流通及び吐出する機構部を構成している。内側カテーテル18の基端側には、第2ハブ19が強固に連結され、また内側カテーテル18の内部には、塞栓剤を流動可能な第2ルーメン24が設けられている。
第2ハブ19は、内側カテーテル18よりも剛性を有する樹脂材料により構成されて、内側カテーテル18よりも大径に形成されている。第2ハブ19の先端側は、第1ハブ17と接続可能な構成(テーパ部)が設けられる。術者は、第1ハブ17との連結状態で操作部14を把持及び操作(進退操作や回転操作)することで、血管内に挿入した長尺体12の先端部を治療部位まで送達する。
第2ハブ19の内部には、第2ルーメン24に連通する内部空間19aが設けられている。また、第2ハブ19の基端部には、内部空間19aに連通する基端開口部19bが設けられ、この基端開口部19bには、内部空間19aに塞栓剤を供給可能な塞栓剤押出装置22(例えば、シリンジ)が接続される。塞栓剤押出装置22から供給された塞栓剤は、内部空間19aを介して第2ルーメン24の先端側に流動する。
治療に使用する塞栓剤としては、吐出前は液状であり吐出後に硬化して固形化(又は半固形化)となる接着剤を適用することができる。この場合、重合型又は析出型のうちいずれの接着剤でもよく、例えば、シアノアクリレート系接着剤、ポリビニルアルコール系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ゼラチン系接着剤、フィブリン系接着剤(フィブリン糊)等が挙げられる。これらの中でも、シアノアクリレート系接着剤は、長尺体12から吐出して直ぐに塞栓効果を発揮するため好適である。シアノアクリレート系接着剤としては、例えば、NBCA(N−butyl−2−cyanoacrylate)、Onyx(登録商標)等が挙げられる。第2ルーメン24を構成する内面には、塞栓剤の流動を促す潤滑剤が塗布されていてもよい。
第1ハブ17と第2ハブ19の接続状態で、内側カテーテル18は、第1ルーメン20内に収容され未露出状態となっている。内側カテーテル18の先端側は、長尺体12の軸方向に伸縮可能であり、塞栓剤の吐出時に外側カテーテル16に対し相対的に進出することで第1ルーメン20の先端開口部20aから露出される。そのため、外側カテーテル16の先端開口部20a付近の内面には、内側カテーテル18を円滑に変位させるための潤滑剤が塗布されていてもよい。
内側カテーテル18は、基端側から先端側に向かって延在チューブ26、蛇腹チューブ28(伸縮部29)、連結チューブ30(連結部)及び複数の分岐チューブ32(吐出部)を順に有する。
延在チューブ26は、第2ハブ19に連結されると共に、外側カテーテル16よりも短い軸方向長さを有する。この延在チューブ26は、先端側(蛇腹チューブ28、連結チューブ30、複数の分岐チューブ32)を外側カテーテル16の軸心に沿うように支持する。
延在チューブ26の先端側に連なる蛇腹チューブ28は、図2A及び図2Bに示すように、複数の山部38と複数の谷部40が交互に繰り返すことで構成される。具体的に、蛇腹チューブ28の山部38の外径は、延在チューブ26や連結チューブ30の外径に略一致する一方、蛇腹チューブ28の谷部40の外径は、山部38よりも小径に形成されている。従って、第2ルーメン24の内面も、蛇腹チューブ28の外形に応じて、谷部40の裏側に相当する内側突部42が軸心側に突出する波形状に形成されている。
蛇腹チューブ28は、塞栓剤が内部を流動していない通常時(図2A参照)に、隣り合う山部38同士や谷部40同士が近接するように形状付けられており、蛇腹チューブ28の全体の軸方向長さが短い縮小(短縮)状態を呈する。一方、塞栓剤が内部を勢いよく流動した際には、図2Bに示すように、塞栓剤により内側突部42が外側に押される。このため、隣り合う山部38同士や谷部40同士が離間するように作用して、蛇腹チューブ28の全体の軸方向長さが長くなる伸長状態を呈する。すなわち、蛇腹チューブ28は、塞栓剤の流動作用に基づき全長が変化する内側カテーテル18の伸縮部29を構成する。
蛇腹チューブ28の全長や山部38と谷部40の数は、伸長状態において、先端側の分岐チューブ32が外側カテーテル16から露出されるように適宜設定される。また縮小状態で、山部38に対し谷部40が径方向内側に大きく折り込まれていると、伸長時の蛇腹チューブ28の全長が充分に長くなるが、塞栓剤の流動停止時に蛇腹チューブ28が縮小し難くなる。そのため、蛇腹チューブ28は、山部38と谷部40の相対的な径の差を少なくする一方で、山部38と谷部40の数を多く形成することが好ましい。
蛇腹チューブ28の先端側に連なる連結チューブ30は、延在チューブ26に略一致する外径を有し、比較的短い距離で分岐チューブ32に至る。図2A及び図2Bに示すように、連結チューブ30(延在チューブ26、蛇腹チューブ28も含む)の内部は、分岐チューブ32において塞栓剤を分流させる前の第2ルーメン24の本流路24aを構成している。
図2A及び図3Aに示すように、分岐チューブ32が接続される連結チューブ30の先端には、平坦状の受部44が形成されている。分岐チューブ32はこの受部44の周方向に沿って90°間隔毎に連結されている。受部44は、連結チューブ30の軸心に重なる位置にあり、その内面は、第2ルーメン24に対向して第2ルーメン24の基端方向を臨んでいる。
この受部44の内面は、連結チューブ30内を流動する塞栓剤の流動方向に対向しその流動圧を受ける。内側カテーテル18は、蛇腹チューブ28より先端側の受部44で塞栓剤の流動圧を受けることで、蛇腹チューブ28の伸長を促し、連結チューブ30及び分岐チューブ32を確実に先端方向に進出させる。
分岐チューブ32は、この連結チューブ30よりもさらに細く形成され、連結チューブ30の先端側に複数本(本実施形態では4本)連結されている(図3Aも参照)。各分岐チューブ32は、連結チューブ30の本流路24aから流動してきた塞栓剤を分流して流す第2ルーメン24の分流路24bを有する。
各分流路24bの流路断面積は、本流路24aの流路断面積に比べて大幅に小さく設定されている。例えば、各分流路24bの流路断面積は、本流路24aの流路断面積の1/x(x:分岐チューブ32の本数)よりも多少大きい程度に設定されるとよい。これにより、連結チューブ30から流入される塞栓剤の流速を抑えて塞栓剤をスムーズに分流させることができる。また、分流路24bの内径は、ガイドワイヤ46(図4A参照)の外径よりも大径(例えば、0.021インチ以上)に形成されることが好ましい。これにより手技時には、ガイドワイヤ46が一つの分岐チューブ32から外側カテーテル16内に挿入されて、長尺体12がガイドワイヤ46に沿って案内される。
各分岐チューブ32は、同じ全長に形成されて先端方向に向かって延びており、その先端部には分流路24bに連通する吐出口48が各々形成されている。そのため、内側カテーテル18は、4本の分岐チューブ32で4つに分流させた塞栓剤を、血管内の同じ軸方向位置から吐出することが可能である。
また、各分岐チューブ32は、外側カテーテル16から露出された際に、相互に離間するように形状付け(形状記憶)がなされている。すなわち、図2A及び図3Aに示す外側カテーテル16内の収容状態では、各分岐チューブ32の先端部が外側カテーテル16の内壁により内側に窄まるように弾性変形され相互に近接している。そして、図2B及び図3Bに示すように、各分岐チューブ32の先端部は、外側カテーテル16から露出されると、連結チューブ30に対し放射状(径方向外側)に展開するように弾性復帰し、吐出口48を血管の血管内壁側に配置させる。
さらに、各分岐チューブ32の先端側は、血管内壁に沿って平行に接触する部位32aを有している。従って、吐出口48付近の分流路24bは、塞栓剤を血管内壁に沿うように流動させ、吐出口48から先端方向に向けて塞栓剤を吐出させる。
内側カテーテル18の構成材料は、特に限定されるものではないが、蛇腹チューブ28や分岐チューブ32の形状付けが可能な物性(弾性力や組成力)を示すものが好ましく、例えば外側カテーテル16の構成材料で挙げたものを適用することができる。また、内側カテーテル18は、各部位(延在チューブ26、蛇腹チューブ28、連結チューブ30、分岐チューブ32)を同じ材料で一体成形してもよく、部位の特性に応じて異なる材料により成形し相互を接合してもよい。
本実施形態に係る塞栓治療デバイス10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下その作用効果について説明する。
塞栓治療デバイス10は、上述したように動静脈シャント疾患(AVF、AVM等)が生じた脳血管の治療部位を閉塞する塞栓術に用いる。術者は、この手技において、例えば、セルジンガー法により患者の所定位置(手首、腕部、足首、大腿部等)から経皮的にガイドワイヤ46を先行挿入する。そして、血管V内に挿入したガイドワイヤ46に沿って、診断デバイス等の専用デバイスを血管V内に挿入し、血管内造影法や血管内超音波診断法により治療部位の形態を特定する。
治療部位の特定後に、専用デバイスに代えて塞栓治療デバイス10の長尺体12を血管V内に挿入していく。図4Aに示すように、塞栓治療デバイス10の内側カテーテル18は、挿入及び送達時に外側カテーテル16内に収容され、4本の分岐チューブ32が互いに近接している。また、長尺体12の挿入時には、プライミングを行うことにより、第1及び第2ルーメン20、24内をプライミング液で満たされた状態とし、血管V内に空気等が導入されないようにしている。例えば、塞栓剤XとしてNBCAを使用する場合、プライミング液としてブドウ糖溶液を用いることにより、NBCAが塞栓治療デバイス10のルーメンに接着することを抑制できる。
術者は、4本の分岐チューブ32のうちいずれかの分岐チューブ32の吐出口48からガイドワイヤ46を挿入する。ガイドワイヤ46は、この吐出口48から第2ルーメン24を介して第2ハブ19の基端開口部19b(図1参照)から送出される。従者は、操作部14を把持操作してガイドワイヤ46に沿って長尺体12を進行させる。これにより、長尺体12の先端部が、血管V内をスムーズに移動して脳血管の治療部位を臨む位置に到達する。なお、ガイドワイヤ46は、内側カテーテル18内を通さずに、分岐チューブ32の隙間から第1ルーメン20内を通す構成であってもよい。この場合、ガイドワイヤ46を、外側カテーテル16の基端部(例えば、ポート17b)から露出すればよい。或いは長尺体12は、外側カテーテル16の軸方向途中位置からガイドワイヤ46を外側に露出する、いわゆるラピッドエクスチェンジタイプのカテーテルに構成してもよい。
塞栓治療デバイス10の送達後は、ガイドワイヤ46を引き抜いて、塞栓剤押出装置22(図1参照)を第2ハブ19に接続する。そして、塞栓剤押出装置22を操作して、塞栓剤Xをデバイス内に供給する。塞栓剤Xは、第2ハブ19の内部空間19aを介して内側カテーテル18の第2ルーメン24内に流入し、内側カテーテル18内を先端方向に流動していく。
この塞栓剤Xは、第2ルーメン24の本流路24aを先端方向に流動する際に、蛇腹チューブ28の内側突部42に当たる。これにより、図4Bに示すように、蛇腹チューブ28の谷部40が径方向外側に移動するように変形させ、連結チューブ30及び分岐チューブ32を先端方向に押し出す。また、塞栓剤Xは、連結チューブ30内において先端側で対向する受部44に当たることで、連結チューブ30及び分岐チューブ32をより確実に先端方向に変位させる。
その結果、塞栓治療デバイス10は、外側カテーテル16の先端開口部20aから4本の分岐チューブ32を突出させる。各分岐チューブ32は、外側カテーテル16から先端方向に露出されると、弾性復元力により相互に離間して放射状に広がるように作用する。そのため、各分岐チューブ32の先端側の部位32aは、血管内壁VWに接触し、吐出口48を血管内壁VW付近に配置する。
吐出口48が血管内壁VW付近に配置された段階では、塞栓剤Xが各分岐チューブ32の分流路24bに分かれて流動している。このため、図4Cに示すように、塞栓剤Xは各吐出口48から直ちに吐出される。各吐出口48から吐出された塞栓剤Xは、図5Aに示すように、血管内壁VW側から塞栓剤Xの山を形成し、短時間に硬化することで血管V内を塞栓していく。
ここで、従来の塞栓治療デバイス(例えば、特許文献1参照)では、血管V内の中心軸付近において、1本のカテーテルの先端開口部から多量の塞栓剤Xを吐出する構成となっていた。しかしながら、血管V内の中心軸付近では、血液の流速が速く対流が生じ易くなっていることで、多量に吐出された塞栓剤Xが、対流に従ってカテーテルの周囲に流動し、さらに基端方向に逆流するバックフローを起こし易い。そして、逆流した塞栓剤Xがカテーテルの側周面と血管内壁VWの間で硬化することで、カテーテルが血管Vにより接着し、塞栓治療デバイスの回収を困難にさせていた。
これに対し、本実施形態に係る塞栓治療デバイス10は、4本の分岐チューブ32から血管内壁VW付近で塞栓剤Xを吐出することにより、血液の対流の影響を減少させる。これに加えて、各分岐チューブ32は、周方向の異なる箇所に塞栓剤Xを分流して少ない量で吐出する。その結果、各吐出口48から塞栓剤Xをスムーズに(対流や乱流を抑えて)押し出すことができ、塞栓剤Xのバックフローを回避することができる。また、血管V内の中心軸付近に比べて血液の流動速度が小さい血管内壁VWの周囲から塞栓剤Xの塊を作っていくことができ、塞栓剤Xが血管V内で大きく流れることなく所望の治療部位を精度良く塞栓することができる。
内側カテーテル18は、塞栓剤Xの流動量(流動圧)の減少に伴い、蛇腹チューブ28を縮小するように作用させる。従って、図5Bに示すように、4本の分岐チューブ32は、外側カテーテル16内に再収容されるように基端方向に後退する。すなわち、塞栓剤Xが基端方向に流れるよりも、各分岐チューブ32が後退するほうが優先されるため、塞栓剤Xの付着を一層確実に回避することができる。各分岐チューブ32の先端部は、後退に伴い血管Vの中心軸側に寄り、血管Vの断面全体を塞栓剤Xで満たしていく。この際、塞栓剤Xの流出量は充分に少ないため、やはり塞栓剤のバックフローを抑制する。その結果、血管V内全体が塞栓剤Xによって満遍なく埋められることになり、塞栓剤Xの硬化に伴い治療部位を確実に閉塞することができる。
塞栓剤Xの吐出が終了すると、図5Cに示すように、4本の分岐チューブ32は外側カテーテル16に再収容される。この際、分岐チューブ32や外側カテーテル16には塞栓剤Xが接着されていないため、再収容が迅速に行われる。よって、外側カテーテル16を基端方向に後退移動させることで、塞栓治療デバイス10を血管V内から簡単に回収することができる。これにより血管V内の塞栓術が完了する。
なお、外側カテーテル16は、例えば、分岐チューブ32を再収容する際に、第1ハブ17が第2ハブ19から取り外されて、内側カテーテル18と相対的に先端方向に進出操作されてもよい。これにより分岐チューブ32の再収容をより確実に行わせることができる。
以上のとおり、本実施形態に係る塞栓治療デバイス10の複数の分岐チューブ32は、塞栓剤の流動作用に基づき伸縮する伸縮部29によって、外側カテーテル16と相対的に進退動作を行う。そして、各分岐チューブ32は、外側カテーテル16から露出されると、相互に離間して径方向外側に展開し血管内壁VW付近に吐出口48を配置することができる。これにより各吐出口48は、血管内壁VW付近において塞栓剤Xを吐出することができる。このため、塞栓剤Xは、血液の対流を抑えて吐出口48から吐出され、基端方向への逆流が抑制される。また、各吐出口48は、塞栓剤Xの流動量の減少に伴い後退するので、各分岐チューブ32の吐出口48付近への塞栓剤Xの付着も抑制する。これらの作用により、塞栓剤Xと長尺体12の接着が効果的に防止又は抑制され、血管の塞栓術を容易且つ良好に行うことが可能となる。
また、塞栓治療デバイス10は、受部44が形成されていることで、塞栓剤Xの流動圧を受部44において充分に受けることができ、蛇腹チューブ28の伸長をスムーズに行うことができる。さらにまた、蛇腹チューブ28の谷部40により、第2ルーメン24内において連結チューブ30よりも内側に内側突部42を有するので、塞栓剤Xの流動作用を容易に受けることができる。その結果、4本の分岐チューブ32を確実に進出させ、また外側カテーテル16等に蛇腹チューブ28が引っ掛かることを回避することができる。
なお、本発明に係る塞栓治療デバイス10は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例や応用例をとり得ることは勿論である。例えば、塞栓剤Xを実際に吐出する分岐チューブ32の本数は、4本に限定されず、2本以上設けられればよい。特に塞栓剤Xを血管内壁VWの周方向に分散させる観点から、3本以上の分岐チューブ32を設けるとより好適である。また、各分岐チューブ32(及び分流路24b)の大きさは、本実施形態では均一としているが、これに限定されず、例えばガイドワイヤ46を通すものだけ大きく形成する等、個々に自由に設計してよい。以下、他の塞栓治療デバイス10の変形例について、図6A〜図7Bを参照して幾つか説明する。
図6Aに示す第1変形例に係る塞栓治療デバイス10Aは、伸縮部29A(蛇腹チューブ28A)の構成が本実施形態に係る塞栓治療デバイス10と異なる。具体的に、この蛇腹チューブ28Aは、山部50の外径が延在チューブ26や連結チューブ30の外径よりも大径に形成され、谷部52の外径が連結チューブ30の外径より小径に形成されている。このように蛇腹チューブ28Aを構成しても、蛇腹チューブ28A内を流動する塞栓剤Xが内側突部42を押し出すことにより、蛇腹チューブ28Aを伸長させることができる。
図6Bに示す第2変形例に係る塞栓治療デバイス10Bは、伸縮部29B(蛇腹チューブ28B)を内側カテーテル18の軸心回りにねじれるように形状記憶している点で、他の塞栓治療デバイス10、10Aと異なる。すなわち、蛇腹チューブ28Bは、縮小状態での分岐チューブ32の周方向位置と、伸長状態での分岐チューブ32の周方向位置とを変化させるように構成されている。このため、蛇腹チューブ28Bは、塞栓剤Xの流動により伸長する又は縮小する際に分岐チューブ32を軸心回りに回転させる。
蛇腹チューブ28Bのねじれ量は特に限定されるものではないが、4本の分岐チューブ32が90°毎に設けられる構成では、周方向に90°以上回転させる構成であるとよい。これにより、塞栓剤Xの吐出量の減少により各分岐チューブ32を後退させる際に周方向に回転させることができ、血管内壁VWに沿って塞栓剤Xをより拡散して吐出することができる。よって、吐出された塞栓剤Xは血管Vを一層良好に塞栓することができる。なお、蛇腹チューブ28Bは、蛇腹チューブ28と同様の山部38及び谷部40を有するが、第1変形例に係る蛇腹チューブ28Aと同様の山部50及び谷部52に形成されていてもよい。
図7A及び図7Bに示す第3変形例に係る塞栓治療デバイス10Cは、伸縮部29Cを弾性チューブ60により構成している点で、他の塞栓治療デバイス10、10A、10Bと異なる。弾性チューブ60の両端部は、延在チューブ26と連結チューブ30それぞれに接合されており、蛇腹チューブ28と同様に連結チューブ30及び分岐チューブ32を変位自在に支持している。この弾性チューブ60は、内部を流動する塞栓剤Xが連結チューブ30の受部44に当たることで、上記と同様に先端方向に伸長して複数の分岐チューブ32を外側カテーテル16から露出させる。
弾性チューブ60を構成する材料は、特に限定されるものではないが、例えば天然ゴムや合成ゴム等の樹脂材料が挙げられる。また、図7Bに示すように、弾性チューブ60の先端部(又は連結チューブ30内)には、径方向内側に突出する突起部62が設けられてもよい。この突起部62は、塞栓剤Xが先端方向に流動する際に流動圧を受けることで弾性チューブ60の弾性変形を促進させることができる。要するに、分岐チューブ32を変位させる伸縮部29、29A〜29Cは、特に限定されるものではなく、塞栓剤Xを漏出しないように第2ルーメン24を囲い軸方向に伸縮可能な種々の機構(例えば、周囲を筒体で覆ったバネ)を採用することができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10、10A〜10C…塞栓治療デバイス
12…長尺体 16…外側カテーテル
18…内側カテーテル 20…第1ルーメン
24…第2ルーメン 24a…本流路
24b…分流路 26…延在チューブ
28、28A、28B…蛇腹チューブ 29、29A〜29C…伸縮部
30…連結チューブ 32…分岐チューブ
38、50…山部 40、52…谷部
44…受部 48…吐出口
60…弾性チューブ V…血管
X…塞栓剤

Claims (5)

  1. 生体管腔内に挿入され、且つ塞栓剤を流動可能な流路を有する長尺体を備えた塞栓治療デバイスであって、
    前記長尺体は、
    前記流路に連通し前記塞栓剤を吐出する吐出口を有する複数の吐出部と、
    前記複数の吐出部よりも基端位置で前記塞栓剤の流動作用に基づき伸縮して前記複数の吐出部を進退させる伸縮部と、
    前記複数の吐出部を収容し、前記複数の吐出部の進出に伴い該複数の吐出部を外側に露出させる収容部と、を備え、
    前記複数の吐出部は、前記収容部からの露出に伴い相互に離間し径方向外側に展開するように形状付けられている
    ことを特徴とする塞栓治療デバイス。
  2. 請求項1記載の塞栓治療デバイスにおいて、
    前記複数の吐出部が相互に連結する箇所には、前記塞栓剤の流動方向に対向する平坦状の受部が形成されている
    ことを特徴とする塞栓治療デバイス。
  3. 請求項1又は2記載の塞栓治療デバイスにおいて、
    前記伸縮部は、山部と谷部を交互に繰り返して構成される蛇腹チューブである
    ことを特徴とする塞栓治療デバイス。
  4. 請求項3記載の塞栓治療デバイスにおいて、
    前記伸縮部と前記複数の吐出部との間には両者を連ねる連結部が設けられ、
    前記山部は、前記連結部の外径と略一致する外径を有し、
    前記谷部は、前記山部から径方向内側に折り込まれることで前記山部の外径よりも小径な外径を有する
    ことを特徴とする塞栓治療デバイス。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の塞栓治療デバイスにおいて、
    前記伸縮部は、縮小状態で前記伸縮部の周方向にねじれるように形状付けされている
    ことを特徴とする塞栓治療デバイス。
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