JP2015176060A - 粉体収容容器、支持装置及び画像形成装置 - Google Patents

粉体収容容器、支持装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】粉体収容部材と保持部との装着手法を改善することで、従来に比べて作業性を損なうことなく突部が外れにくくするようにする。【解決手段】本発明に係る粉体収容容器32は、粉体を内部に収容した筒状の粉体収納部材33と、粉体収納部材に着脱可能な保持部34と、粉体収納部材又は保持部の一方に設けられた突部340と、粉体収納部材又は保持部の他方に設けられ、突部340が引っかかる引掛け部306とを備え、粉体収納部材33と保持部34とを相対回転可能とし、引掛け部を回転方向に延ばして設け、突部を回転方向と直交する方向に通過可能な開口部を引掛け部306に設けた。【選択図】図15

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機、これら複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に用いられる粉体としての現像剤を収容する粉体収容容器と、回転体を支持する支持装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、現像装置に供給(補給)する粉体である現像剤を収納した粉体収納容器を備えたものがある。粉体収納容器は、粉体を収容した筒状の粉体収納部材と、粉体収納部材に装着されて画像形成装置本体に固定する保持部を備えている。保持部は、径方向に弾性変形可能な突部を有し、この突部を粉体収納部材に形成した引っ掛け部に径方向に弾性変形させて撓ませて引っ掛けることで粉体収納部材に装着している。
従来の粉体収容容器の構成では、保持部に形成した突部を径方向に弾性変形させて粉体収容部材の引っ掛け部に引っ掛けて装着している。したがって、突部を外れやすくしたり外れにくくしたり構成すると、引っ掛け部に突部を引っ掛けにくくなり作業性が悪くなる。
本発明は、粉体収容部材と保持部との装着手法を改善することで、従来に比べて作業性を損なうことなく突部が外れにくくすることを、その目的とする。
本発明に係る粉体収容容器は、粉体を内部に収容した筒状の粉体収納部材と、粉体収納部材に着脱可能な保持部と、粉体収納部材又は保持部の一方に設けられた突部と、粉体収納部材又は保持部の他方に設けられ、突部が引っかかる引掛け部とを備え、粉体収納部材と保持部は相対回転可能であり、引掛け部は回転方向に延びていて、突部を回転方向と直交する方向に通過可能な開口部を有することを特徴としている。
本発明によれば、相対回転可能な粉体収納部材と保持部の何れか一方に突部を設け、この突部が引っかかる回転方向に延びる引掛け部を粉体収納部材又は保持部の他方に設け、突部を回転方向と直交する方向に通過可能な開口部を引掛け部が有するので、開口部を突部が通過した後は開口部と突起との引っかかり状態が保持されるので、従来に比べて作業性を損なうことなく突部を引っ掛け部に装着でき、突部が外れにくくできる。
本発明に係る粉体収容容器を装着する前の粉体搬送装置と粉体収容容器の断面説明図。 本発明に係る画像形成装置の一形態を示す全体構成図。 図2に示す画像形成装置の作像部の一構成を示す模式図。 図2に示す画像形成装置における粉体搬送装置に粉体収容容器が設置された状態を示す模式図。 粉体搬送装置に粉体収容容器が設置された状態を示す概略斜視図。 本発明に係る粉体収容容器の構成を示す斜視説明図。 粉体収容容器を装着した状態の粉体搬送装置と粉体収容容器の斜視説明図。 粉体収容容器を装着した状態の粉体搬送装置と粉体収容容器の断面説明図。 先端側のカバーを取り外した状態の粉体収容容器の斜視説明図。 ノズル受入部材を容器本体に取り付けた状態の粉体収容容器の断面説明図。 容器先端側から見たノズル受入部材の斜視説明図。 各実施形態で用いる粉体容器収納部の部分拡大斜視説明図。 粉体収容容器が粉体容器収納部に装着されたときの断面説明図。 (a)〜(d)は開閉部材と搬送管の装着動作時の状態を説明する上方から見た平面視図。 比較例としての容器先端側カバーの突部と容器本体側の引っ掛け部と開口部の構成を説明する拡大斜視図。 実施形態における容器先端側カバーの突部と容器本体側の引っ掛け部と開口部の構成を説明する拡大斜視図。 (a)は実施形態における容器先端側カバーと容器本体との装着過程を示す拡大断面図、(b)は(a)から容器先端側カバーの突部を引っ掛け部に挿入した状態を示す正面図、(c)は図17(a)容器先端側カバーの突部を引っ掛け部に挿入した状態を示す。 第1の実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 (a)〜(g)は第1の実施形態の開口部と突部の動作を説明する図。 第2の実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 (a)〜(g)は第2の実施形態の開口部と突部の動作を説明する図。 第3の実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 (a)〜(i)は第3の実施形態の開口部と突部の動作を説明する図。 第4の実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 (a)〜(g)は第4の実施形態の開口部と突部の動作を説明する図。 (a)〜(c)は第1から第4の実施形態の変形例を示す図である。 第5の実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 (a)〜(h)は第5の実施形態の開口部と突部の動作を説明する図。 第6の実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 (a)〜(h)第6の実施形態の開口部と突部の動作を説明する図。 第7の実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 (a)〜(h)は第7の実施形態の開口部と突部の動作を説明する図。 第8の実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 (a)〜(g)は第8の実施形態の開口部と突部の動作を説明する図。 本発明の別な実施形態の構成を説明する図であり、(a)は突部と開口部近傍の構成を説明する拡大図、(b)は開口部の構成を説明する拡大図、(c)は突部の構成を説明する図。 本発明の別な実施形態に係る容器先端側カバーの突部と容器本体側の引っ掛け部と開口部の構成を説明する拡大斜視図。 本発明の別な実施形態に係る容器先端側カバーの突部と容器本体側の引っ掛け部と開口部の構成を説明する拡大斜視図。 本発明を軸受の装着構造に適用した形態を説明する図であり、(a)は分解斜視図、(b)は組み付け状態を示す側面視図。
以下、本発明の複数の実施形態について図面を用いて説明する。各形態において同一部材または同一機能を有する部材には、同一の符号を付し、後段の実施形態においてはその説明を省略する。なお、以下の記載は例であり、特許請求の範囲を限定するものではない。また当業者は本発明の特許請求の範囲内で変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であるが、これらの変更・修正は当然この特許請求の範囲に含まれる。なお、図中Y、M、C、Kは(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した構成部材に付す添え字であり、適宜省略する。
図2は、本発明が適用された画像形成装置としての電子写真方式でタンデム型のカラー複写機(以下、「複写機500」という)の概略構成図である。なお、複写機500は、モノクロ複写機であってもよい。画像形成装置としては、複写機ではなく、プリンタ、ファクシミリ、これら複数の機能を備えた複合機であってもよい。複写機500は、複写機装置本体(以下、「プリンタ部100」という)、給紙テーブル(以下、「給紙部200」という)及びプリンタ部100上に取り付ける原稿読取部(以下、「スキャナ部400」という)から主に構成されている。
プリンタ部100の上部に設けられた粉体容器収納部としてのトナー容器収納部70には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した四つの粉体収容容器としてのトナー容器32(Y,M,C,K)が着脱自在(交換自在)に設置されている。トナー容器収納部70の下方には中間転写ユニット85が配設されている。
中間転写ユニット85は、中間転写体としての中間転写ベルト48、四つの一次転写バイアスローラ49(Y,M,C,K)、二次転写バックアップローラ82、複数のローラ、及び、中間転写クリーニング装置等で構成されている。中間転写ベルト48は、複数のローラによって張架、支持されるとともに、これら複数のローラの一つである二次転写バックアップローラ82の回転駆動によって図2中の矢印方向に無端移動する。
プリンタ部100には、中間転写ベルト48に対向するように、各色に対応した四つの作像部46(Y,M,C,K)が並設されている。四つのトナー容器32(Y,M,C,K)の下方には、それぞれの色のトナー容器に対応した四つの粉体補給(供給)装置としてのトナー補給装置60(Y,M,C,K)が配設されている。そして、トナー容器32(Y,M,C,K)に収容された粉体の現像剤であるトナーは、それぞれに対応するトナー補給装置60(Y,M,C,K)によって、各色に対応した作像部46(Y,M,C,K)の現像装置内に供給(補給)される。本実施形態においては、四つの作像部46(Y,M,C,K)によって画像形成部が構成されている。
図2に示すように、プリンタ部100は、四つの作像部46の下方に潜像形成手段である露光装置47を備えている。露光装置47は、スキャナ部400で読み込んだ原稿画像の画像情報に基づいて、後述する像担持体としての感光体41(Y,M,C,K)の表面を露光走査し、各感光体の表面に静電潜像を形成する。画像情報はスキャナ部400からの読み込みではなく、複写機500に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力される画像情報であってもよい。
本実施形態において、露光装置47には、レーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式を用いているが、露光手段としてはLEDアレイを用いるものなど他の構成でも良い。
図3は、イエローに対応した作像部46Yの概略構成を示す模式図である。
作像部46Yは、ドラム状の感光体41Yを備える。作像部46Yは、帯電手段である帯電ローラ44Y、現像手段である現像装置50Y、感光体クリーニング装置42Y、除電装置等を感光体41Yの周囲に配設した構成である。そして、感光体41Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われることで、感光体41Y上にイエローのトナー像が形成される。
なお、他の三つの作像部46(M,C,K)も、使用されるトナーの色が異なる点以外は、イエローに対応した作像部46Yとほぼ同様の構成となっていて、各感光体41(M,C,K)上にそれぞれの色のトナーに対応したトナー像が形成される。以下、他の三つの作像部46(M,C,K)の説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部46Yのみの説明を行うことにする。
感光体41Yは、駆動モータによって図3中の時計回り方向に回転駆動される。感光体41Yは、帯電ローラ44Yと対向する位置で、感光体41Yの表面が一様に帯電される(帯電工程)。その後、感光体41Yの表面は、露光装置47から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程)。その後、感光体41Yの表面は、現像装置50Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像がイエローのトナーで現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程)。
中間転写ユニット85の四つの一次転写バイアスローラ49(Y,M,C,K)は、それぞれ、中間転写ベルト48を感光体41(Y,M,C,K)との間に挟み込んで一次転写ニップを形成している。一次転写バイアスローラ49(Y,M,C,K)には、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
現像工程でトナー像が形成された感光体41Yの表面は、中間転写ベルト48を挟んで一次転写バイアスローラ49Yと対向する一次転写ニップに達して、この一次転写ニップで感光体41Y上のトナー像が中間転写ベルト48上に転写される(一次転写工程)。このとき、感光体41Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。一次転写ニップでトナー像を中間転写ベルト48に転写した感光体41Yの表面は、感光体クリーニング装置42Yとの対向位置に達する。感光体41Y上に残存した未転写トナーは、この対向位置で感光体クリーニング装置42Yが備えるクリーニングブレード42aによって機械的に回収される(クリーニング工程)。最後に、感光体41Yの表面は、除電装置との対向位置に達して、この位置で感光体41Y上の残留電位が除去される。こうして、感光体41Y上で行われる一連の作像プロセスが終了する。
このような作像プロセスは、他の作像部46(M,C,K)でも、イエローの作像部46Yと同様に行われる。すなわち、作像部46(M,C,K)の下方に配設された露光装置47から、画像情報に基づいたレーザ光Lが、各作像部46(M,C,K)の感光体41(M,C,K)上に向けて照射される。詳しくは、露光装置47は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して各感光体41(M,C,K)上に照射する。その後、現像工程を経て各感光体41(M,C,K)上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト48上に転写する。
このとき、中間転写ベルト48は、図2中の矢印方向に走行して、各一次転写バイアスローラ49(Y,M,C,K)の一次転写ニップを順次通過する。これにより、各感光体41(Y,M,C,K)上の各色のトナー像が、中間転写ベルト48上に重ねて一次転写され、中間転写ベルト48上にカラートナー像が形成される。
各色のトナー像が重ねて転写され、カラートナー像が形成された中間転写ベルト48は、二次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、二次転写バックアップローラ82が、二次転写ローラ89との間に中間転写ベルト48を挟み込んで二次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト48上に形成されたカラートナー像は、二次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に、例えば二次転写バックアップローラ82に印加される転写バイアスの作用によって転写される。このとき、中間転写ベルト48には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。二次転写ニップを通過した中間転写ベルト48は、中間転写クリーニング装置の位置に達し、その表面上の未転写トナーが回収され、中間転写ベルト48上で行われる一連の転写プロセスが終了する。
次に、記録媒体Pの動きについて説明する。
上述した二次転写ニップに搬送される記録媒体Pは、プリンタ部100の下方に配設された給紙部200に設けられた給紙トレイ26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。詳しくは、給紙トレイ26には記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図2中、反時計回り方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28の二つのローラによって形成されるローラニップに向けて搬送される。
レジストローラ対28に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト48上のカラートナー像が二次転写ニップに到達するタイミングに合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されることで、記録媒体Pが二次転写ニップに向けて搬送される。これにより、記録媒体P上に、所望のカラートナー像が転写される。
二次転写ニップでカラートナー像が転写された記録媒体Pは、定着装置86の位置に搬送される。定着装置86では、定着ベルト及び加圧ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラートナー像が記録媒体P上に定着される。定着装置86を通過した記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。こうして、複写機500における一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、作像部46における現像装置50の構成及び動作について、さらに詳しく説明する。なお、ここではイエローに対応した作像部46Yを例に挙げて説明を行うが、他色の作像部46(M,C,K)においても同様の構成及び動作を行う。
現像装置50Yは、図3に示すように、現像剤担持体としての現像ローラ51Y、現像剤規制板としてのドクタブレード52Y、二つの現像剤搬送スクリュ55Y、及び、トナー濃度検知センサ56Y等で構成されている。現像ローラ51Yは、感光体41Yに対向し、ドクタブレード52Yは、現像ローラ51Yに対向する。二つの現像剤搬送スクリュ55Yは、二つの現像剤収容部(53Y,54Y)内に配設されている。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットローラ、及び、マグネットローラの周囲を回転するスリーブ等で構成されている。第一現像剤収容部53Y及び第二現像剤収容部54Y内には、キャリアとトナーとからなる二成分の現像剤Gが収容されている。第二現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー落下搬送経路64Yに連通している。トナー濃度検知センサ56Yは、第二現像剤収容部54Y内の現像剤G中のトナー濃度を検知する。
現像装置50Y内の現像剤Gは、二つの現像剤搬送スクリュ55Yによって、攪拌されながら、第一現像剤収容部53Yと第二現像剤収容部54Yとの間を循環する。第一現像剤収容部53Y内の現像剤Gは、現像剤搬送スクリュ55Yの一方に搬送されながら現像ローラ51Y内のマグネットローラにより形成される磁界によって現像ローラ51Yのスリーブ表面上に供給されて担持される。現像ローラ51Yのスリーブは、図3に矢印で示すように反時計回り方向に回転駆動し、現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。このとき、現像剤G中のトナーは、現像剤G中のキャリアとの摩擦帯電によりキャリアとは逆極性の電位に帯電して静電的にキャリアに吸着し、現像ローラ51Y上に形成された磁界によって引き寄せられるキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図3中の矢印方向に搬送されて、ドクタブレード52Yと現像ローラ51Yとが対向するドクタ部に達する。現像ローラ51Y上の現像剤Gは、ドクタ部を通過する際にその量が規制されて適量化され、その後、感光体41Yとの対向位置である現像領域まで搬送される。現像領域では、現像ローラ51Yと感光体41Yとの間に形成された現像電界によって感光体41Y上に形成された潜像に現像剤G中のトナーが吸着される。現像領域を通過した現像ローラ51Yの表面上に残った現像剤Gは、スリーブの回転に伴い第1現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
現像装置50Y内の現像剤Gは、トナー濃度が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置50Y内の現像剤Gに含まれるトナーの現像による消費量に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、後述するトナー補給装置60Yを介して第二現像剤収容部54Y内に補給される。第二現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、二つの現像剤搬送スクリュ55Yによって、現像剤Gとともに混合、攪拌されながら、第一現像剤収容部53Yと第二現像剤収容部54Yとの間を循環する。
次に、トナー補給装置60(Y,M,C,K)について説明する。
図4は、トナー補給装置60Yにトナー容器32Yが装着された状態を示す模式図であり、図5は、トナー容器収納部70に四つのトナー容器32(Y,M,C,K)が装着された状態を示す概略斜視図である。
プリンタ部100のトナー容器収納部70に装着されたトナー容器32(Y,M,C,K)内に収容されているトナーは、図4に示すように各色の現像装置50(Y,M,C,K)内のトナー消費に応じて、適宜に各現像装置50(Y,M,C,K)内に補給される。このとき、トナー容器32(Y,M,C,K)内のトナーは、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60(Y,M,C,K)によって補給される。
四つのトナー容器32(Y,M,C,K)のうち、ブラックのトナーが収容されたトナー容器32Kと、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーが収容されたトナー容器32(Y,M,C)とでは大きさが異なり、トナー容器32Kの方が、径が大きく形成されている。これにより、使用頻度が高いブラックのトナーが収容されたトナー容器32Kの交換頻度を少なくすることができる。
トナー補給装置60(Y,M,C,K)は、トナー容器32の形状に対応して、ブラックのトナーが収容されたトナー容器32Kが装着されるトナー補給装置60Kと、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーが収容されたトナー容器32(Y,M,C)が装着されるトナー補給装置60(Y,M,C)とで形状が異なる。
トナー補給装置60は、作像プロセスに用いられるトナーの色とトナー容器32の径が異なる以外はほぼ同一構造である。このため、以下、イエローに対応したトナー補給装置60Yとトナー容器32Yのみの説明を行い、他の三つの色に対応したトナー補給装置60(M,C,K)やトナー容器32(M,C,K)の説明を適宜に省略する。なお、色毎で異なる構成がある場合は、特定の色を示す添え字であるY,M,CまたはKを符号として用いるが、色毎で異なる構成ではない場合、あるいは共通の構成である場合には、(Y,M,C,K)を付す場合と適宜添え字を省略する場合がある。
トナー補給装置60(Y,M,C,K)は、図4に示すように、トナー容器収納部70、搬送管としての搬送ノズル611(Y,M,C,K)、搬送部材としての搬送スクリュ614(Y,M,C,K)、トナー落下搬送経路64(Y,M,C,K)、駆動部(容器回転駆動部)91(Y,M,C,K)等で構成されている。図中矢印Qは、トナー容器32Yのトナー補給装置60への装着方向を示し、Q1はトナー容器32Yのトナー補給装置60からの離脱方向をそれぞれ示す。
トナー容器32Yが図4、図5中、装着方向Qへユーザーによって押し込まれる装着動作によってプリンタ部100のトナー容器収納部70内を移動されると、その装着動作に連動して、トナー容器32Yの装着方向Qにおける容器先端側からトナー補給装置60Yの搬送ノズル611Yが挿入される。これにより、トナー容器32Y内と搬送ノズル611Y内とが連通する。この装着動作に連動して連通する構成についての詳細は後述する。
トナー容器の形態として、トナー容器32Yは、略円筒状のトナーボトルである。そして、トナー容器32Yは、主として、トナー容器収納部70に非回転で保持される保持部であり、容器カバーとしての容器先端側カバー34Yと、容器側歯車としての容器ギア301Yが一体的に形成された粉体収容部としての容器本体33Yとから主に構成される。容器本体33Yは、容器先端側カバー34Yに対して回転可能に保持されている。
トナー容器収納部70は、図5に示すように、主として、容器カバー受入部73と、容器受部72と、挿入口形成部71とで構成されている。容器カバー受入部73は、トナー容器32Yの容器先端側カバー34Y及び容器本体33を保持する部分である。容器受部72は、トナー容器32Yの容器本体33Yを支持する部分である。挿入口形成部71は、トナー容器32Yの装着動作時における挿入口71aを形成する部分である。複写機500の手前側(図2の紙面垂直方向手前側)に設置された本体カバーを開放すると、トナー容器収納部70の挿入口形成部71が露呈される。そして、各トナー容器32(Y,M,C,K)の長手方向を水平方向とした状態で、複写機500の手前側から各トナー容器32(Y,M,C,K)の着脱操作(トナー容器32の長手方向を着脱方向とする着脱操作)を行う。なお、図4中のセットカバー608Yは、トナー容器収納部70の容器カバー受入部73の一部である。
容器受部72は、その長手方向の長さが、容器本体33Yの長手方向の長さとほぼ同等になるように形成されている。容器カバー受入部73は、容器受部72における長手方向(着脱方向)の容器先端側(装着方向Q側)に設けられ、挿入口形成部71は容器受部72における長手方向の一端側(離脱方向Q1側)に設けられている。四つのトナー容器32は、それぞれ容器受部72上で滑り移動可能とされている。このため、トナー容器32Yの装着動作にともない、容器先端側カバー34Yは、挿入口形成部71を通過した後に、しばらく容器受部72上を滑動して、その後に容器カバー受入部73に装着される。
容器先端側カバー34Yが容器カバー受入部73に装着された状態で、図4及び図8に示すように駆動モータとギア等で構成されている駆動部(容器回転駆動部)91Yから本体側歯車としての容器駆動ギア601Yを介して、容器本体33Yに具備された歯車としての容器ギア301Yに回転駆動が入力される。これにより、容器本体33Yが図4中の矢印A方向に回転駆動される。容器本体33Y内のトナーは容器本体33Y自体が回転することで、容器本体33Yの内周面に螺旋状に形成された螺旋状突起302Yによって、容器本体33Yの内部に収容されたトナーが容器本体長手方向に沿って図4中の左側に位置する一端から右側に位置する他端へ搬送される。すなわち本実施形態において、搬送手段は螺旋状突起302Yである。これにより、他端に設けられた容器先端側カバー34Y側から搬送ノズル611Yに形成された粉体受入口としてのノズル開口610を介して搬送ノズル611Y内にトナーが供給される。ノズル開口610は、容器本体33の長手方向における容器ギア301Yが設けられている位置を越えた内側の位置でシャッタ支持開口335bと連通する。すなわち、容器ギア301Yは、ノズル開口610とシャッタ支持開口335bとが連通する位置よりも開口部33a側において容器駆動ギア601Yと噛み合う。
搬送ノズル611Y内には、搬送スクリュ614Yが配置されている。搬送スクリュ614Yは、駆動部(容器回転駆動部)91Yから搬送スクリュギア605Yに回転駆動が入力されることで回転し、搬送ノズル611Y内に供給されたトナーを搬送する。搬送ノズル611Yの搬送方向下流端は、トナー落下搬送経路64Yに接続されている。搬送スクリュ614Yによって搬送されたトナーは、トナー落下搬送経路64Yを自重落下して現像装置50Y(第二現像剤収容部54Y)内に補給される。
トナー容器32(Y,M,C,K)は、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったとき)に新品のものに交換される。トナー容器32の長手方向における容器先端側カバー34とは反対側の端部、すなわち、離脱方向Q1には把手部303が設けられており、容器交換の際には、作業者が把手部303を握って引き出すことで、装着されたトナー容器32を取り外すことが出来る。
ここで、駆動部91Yの構成について補足する。駆動部91Yは、容器駆動ギア601Yと搬送スクリュギア605Yを備えている。容器駆動ギア601Yは、図7に示すように、取付基板602に固定された駆動モータ603が駆動し、その出力歯車603aが回転することで回転駆動され、搬送スクリュギア605Yは出力歯車603aの回転が連結歯車604を介して伝達されることで回転駆動される。
トナー補給装置60Yでは、搬送スクリュ614Yの回転数によって現像装置50Yへのトナーの供給量を制御している。このため、搬送ノズル611Y内を通過したトナーは、現像装置50Yへの供給量を制御されることなく、トナー落下搬送経路64Yを介して、直接に現像装置50Yへと搬送される。本実施形態のように、搬送ノズル611Yをトナー容器32Yに挿入するトナー補給装置60Yであっても、トナーホッパ等のトナー一時貯留部を設けてもよい。
次に、本実施形態のトナー容器32(Y,M,C,K)及びトナー補給装置60(Y,M,C,K)についてより詳細に説明する。なお、上述したように、トナー容器32(Y,M,C,K)及びトナー補給装置60(Y,M,C,K)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっている。よって、以下、トナーの色を示す添字Y,M,C,Kは省略して説明する。
図1は、トナー容器32を装着する前のトナー補給装置60と、容器先端側のトナー容器32の端部との断面説明図である。図6は、トナー容器32の斜視説明図であり、図7は、トナー容器32を装着した状態のトナー補給装置60と、容器先端側のトナー容器32の端部との斜視説明図である。図8は、トナー容器32を装着した状態のトナー補給装置60と、容器先端側のトナー容器32の端部との断面説明図である。図9は、先端側の容器先端側カバー34を取り外した状態の粉体収容容器33の斜視説明図であり、図10はノズル受入部材330を容器本体33に取り付けた状態の粉体収容容器の断面説明図である。
トナー補給装置60は、内部に搬送スクリュ614を備える搬送ノズル611と、ノズルシャッタ612を備える。ノズルシャッタ612は、トナー容器32が装着される前の非装着時(図1の状態)ではノズル開口610を閉鎖し、トナー容器32が装着された装着時(図7及び図8の状態)ではノズル開口610を開放するように、搬送ノズル611の外周面にスライド自在に装着されている。このノズルシャッタ612には、後述する搬送管受入部材としてのノズル受入部材330における搬送ノズル611と当接する端面よりも装着方向下流側に鍔部としてのノズルシャッタ鍔部612aが設けられている。
一方、トナー容器32の先端面の中央には、装着時に搬送ノズル611が挿入される管挿入口としてのノズル受入口331が形成されており、非装着時にノズル受入口331を閉鎖する開閉部材としての容器シャッタ332を備える。
トナー容器収納部70は、トナー補給装置60にトナー容器32を装着するときに、トナー容器32を滑らせて移動させる容器受部72を備える。容器受部72は、図5に示すように、トナー容器32の長手方向(着脱方向)と直交する幅方向Wにおいて4つに区分されていて、容器本体33の長手方向に沿って、挿入口形成部71から容器カバー受入部73まで続く、容器載置部としての溝部74(図12)が形成されている。各色のトナー容器32(Y,M,C,K)は、この溝部74上で長手方向に滑り移動可能に構成されている。
図12に示すように、幅方向Wに位置する溝部74の互いに対向する側面74a、74bには、互いに対向するようにガイドレール75、75がそれぞれ設けられている。各ガイドレール75は、側面74a、74bから幅方向Wに突出しているとともに、長手方向に延在し、容器カバー受入部73の手前に配置されている。ガイドレール75、75は、トナー容器32をプリンタ部100へ装着する際に、トナー容器32側の案内部材としてのスライドガイド361と係合して、開口部としての容器開口部33aを容器受入部としての容器セット部615に案内する機能を備えている。
各ガイドレール75は、トナー補給装置60にトナー容器32を装着するときに、容器本体33の回転軸と平行になるように形成されている。
容器カバー受入部73には、各色に対応したセットカバー608(Y、M、C、K)が設けられている。セットカバー608は、その中央に搬送ノズル611が配置されている。搬送ノズル611は、図12に示すように、トナー容器32の装着方向において下流側となる容器セット部615における装着方向奥側である端面615bから装着方向上流側に向けて容器カバー受入部73内に突出するように配置されている。容器受入部としての容器セット部615は、搬送ノズル611の周囲を囲むように、搬送ノズル611の突出方向であって、トナー容器32の装着方向上流側に向かって立設している。つまり、容器セット部615は、搬送ノズル611の根本に配置されており、トナー容器32内のトナーを搬送するためにトナー容器32内の搬送手段が回転する際に回転軸として機能する容器開口部33aのトナー容器収納部70への位置決め部である。すなわち、容器開口部33aが容器セット部615に挿入されて嵌合することで、容器開口部33aの径方向への位置が確定される。
トナー容器32は、トナー補給装置60に装着された状態で、トナー容器32の容器開口部33aの外周面33bが容器セット部615と摺動可能な状態で嵌合する。容器セット部615の端部内周面615aには、端部内周面615aの一部として端部内周面615aから径方向内側に向けて突出して形成された摺動突面615dが等間隔に4箇所形成されており、この摺動突面615dと外周面33bとがトナー容器32の回転に伴い摺動する。
容器セット部615の端部内周面615aとトナー容器32の容器開口部33aの外周面33bとが嵌合することにより、トナー容器32のトナー補給装置60に対するトナー容器32の長手方向(着脱方向)に直交する径方向の位置決めがなされる。また、トナー容器32の回転時には、容器開口部33aの外周面33bが回転軸部として機能し、容器セット部615の端部内周面615aは軸受けとして機能する。このときの容器開口部33aの外周面33bが容器セット部615の端部内周面615aの一部としての摺動突面615dと摺動可能に接触し、トナー容器32のトナー補給装置60に対する径方向の位置決めがなされる位置を図8中のαで示す。
尚、これ以下の記載において、トナー容器32の容器開口部33bが容器セット部615に摺動可能な状態で嵌合ことの説明が頻出する。係る嵌合の状態を厳密に述べれば、トナー容器32の容器開口部33bの外周面33bが、容器セット部615の端部内周面615aに形成された摺動突面615dに接触している状態を意味する。読みやすさのため、これより先は摺動突面615dを省略し、容器開口部33bの外周面33bが容器セット部615の端部内周面615aに嵌合との説明に留めることにする。
図12に示すように、セットカバー608の幅方向Wにおいて互いに対向するように、開口608dがそれぞれ形成されている。セットカバー608には、後述する補給装置側ロック部材78、78が開口608d、608dを介してセットカバー608の外周面から内周面608c側に進退移動可能に設けられている。補給装置側ロック部材78、78は、ねじりコイルばね782などの付勢手段によってセットカバー608の外側から内部に向かって付勢されている。
次に、トナー容器32について説明する。
上述したようにトナー容器32は、トナーが収容された容器本体33と、容器先端側カバー34とから主に構成されている。図9は、図6の状態から容器先端側カバー34を取り外した状態のトナー容器32の斜視説明図である。図10は、容器本体33の容器開口部33a側の断面説明図である。図11は、容器先端側カバー34と容器本体33の容器開口部33a側の組付け前の状態を示す拡大斜視図である。
図9に示すように、容器本体33は、略円筒状であり、円筒の中心軸を回転軸として回転する構成となっている。以下、トナー容器32の長手方向において、トナー容器32におけるノズル受入口331が形成されている側(容器先端側カバー34が配置されている側)を「容器先端側」と呼ぶことにする。また、トナー容器32における把手部303が配置されている側(容器先端側とは逆側)を「容器後端側」と呼ぶことにする。なお、トナー容器32の長手方向は回転軸方向であり、トナー補給装置60にトナー容器32を装着した状態では、長手方向は水平方向となる。容器本体33の容器ギア301よりも容器後端側は、容器先端側よりもその外径が大きくなっており、その内周面には螺旋状突起302が形成されている。そして、容器本体33が図中の矢印A方向に回転すると、容器本体33内のトナーは螺旋状突起302の作用によって回転軸方向における一端側(容器後端側)から他端側(容器先端側)に向かう搬送力が付与される。
容器本体33の容器先端側の内壁には、容器本体33が図中矢印A方向に回転することで螺旋状突起302によって容器先端側に搬送されてきたトナーを、容器本体33の回転によって上方に汲み上げる汲み上げ部304が形成されている。汲み上げ部304は、螺旋状突起302の搬送力によって搬送されたトナーを、容器本体33の回転に応じてその汲み上げ壁面304fによって上方に汲み上げる。これにより、挿入された搬送ノズル611よりも上方にトナーを汲み上げることができる。また、図1や図9等に示すように、汲み上げ部304の内周面にも、螺旋状突起302と同様に内部のトナーを搬送するように、螺旋状に形成された汲み上げ部螺旋状突起304aが形成されている。
容器本体33の汲み上げ部304よりもさらに容器先端側には、容器ギア301が形成されている。容器先端側カバー34には、容器本体33に取り付けた状態で、この容器ギア301の一部(図6中の奥側)が露出するように、歯車露出開口部34aが設けられている。そして、トナー容器32をトナー補給装置60に装着することで、歯車露出開口部34aから露出した容器ギア301が、トナー補給装置60側の容器駆動ギア601に噛み合う構成となっている。容器ギア301は、ノズル開口610よりも容器本体33の長手方向において容器開口部33a側(容器開口部33aの近傍)に設けられていて、容器駆動ギア601と噛合可能に配置されている。そして容器ギア301は、容器駆動ギア601に噛合することで、搬送手段を回転可能とする。
容器本体33の容器ギア301よりもさらに容器先端側には、円筒状の容器開口部33aが容器ギア301と同軸上に形成されている。そして、図1、図8に示すように、この容器開口部33aに容器開口部33aと同軸にノズル受入部材330の受入部材固定部337を圧入することにより、容器本体33に対してノズル受入部材330を固定することが出来る。トナー容器32は、容器本体33に対してその一端側に設けられた開口部としての容器開口部33aの開口からトナーを充填後、ノズル受入部材330を容器本体33の容器開口部33aに固定する構成となっている。
また、容器本体33の容器開口部33aと容器ギア301との間には、引掛け部としてのカバー爪引掛け部306が形成されている。カバー爪引掛け部306は、容器先端側カバー34の装着方向先端部に回転方向(周方向)に延びるリング形状をなし、少なくともその一部に、周方向と直交する方向に通過可能な開口部3061が形成されている。すなわち、カバー爪引掛け部306は、容器開口部33aの外周面を一周するように形成されている。本実施形態において、周方向と直交する方向とは、長手方向(着脱方向)である。
容器先端側カバー34はトナー容器32(容器本体33対して、容器先端側(図8中の左下側)から組み付けられる。これにより、容器本体33が長手方向で容器先端側カバー34を貫き、突部としてのカバー爪部340が引っ掛け部としてのカバー爪引掛け部306に引っ掛かる。容器本体33と容器先端側カバー34とは、カバー爪部340がカバー爪引掛け部306に引っ掛かることで、相対回転可能に取り付けられる。カバー爪部340は、樹脂部材で形成されている。
トナー容器32の容器先端側カバー34は、図6、図7に示すように、プリンタ部100へトナー容器32を装着する際、装着中のトナー容器32の装着方向以外への移動を規制することで開口部33aを容器セット部615へ案内する案内部となるスライドガイド361、361が設けられている。スライドガイド361、361は、容器本体33の長手方向に沿って延びる溝を備えている。スライドガイド361、361は、この溝内に、図12で説明した容器受部72の溝部74に形成した一対のガイドレール75、75が挿入されることで、上下方向からそれぞれ挟み込むことにより、トナー容器32をプリンタ部100へ装着する際に、容器先端側カバー34における鉛直方向Z及び着脱方向と直行する幅方向Wへの位置決め部として機能する。
図6に示すように、容器先端側カバー34には、トナー容器32のトナー補給装置60に対する長手方向(着脱方向)の位置決め行なうための容器ロック部339、339が、その外周面に形成されている。トナー容器32をトナー補給装置60に装着するときに、セットカバー608に設けられた補給装置側ロック部材78、78(図12参照)が容器ロック部339、339とそれぞれ係合する。
各容器ロック部339は、ガイド突起339a、ガイド溝339b、乗り越え部339c及び軸方向規制部としての係止孔339dをひと組として、容器先端側カバー34における左右両側に対を成すように、一組が配置されている。すなわち、各係止孔339dは、容器開口部33aの中心を挟んで左右両側に配置されている。各ガイド突起339aは、容器先端側カバー34の容器先端側のトナー容器32の長手方向に直交する垂直な面上であって、容器本体33の回転中心軸を通る水平面上に配置されている。ガイド突起339aは、トナー容器32の装着時に補給装置側ロック部材78を当接させ、ガイド溝339bに向けて案内できるようにガイド溝339bに繋がる傾斜面を備えている。ガイド溝339bは、容器先端側カバー34の側周面よりも一段低くなった溝である。
ガイド溝339bの容器後端側は、係止孔339dに直接繋がる形状ではなく終端を有し、容器先端側カバー34の側周面の高さになっている。即ち、ガイド溝339bと四角形の係止孔339dの間には幅1[mm]程度の容器先端側カバー34の外周面があり、これが乗り越え部339cに相当する。補給装置側ロック部材78は、この乗り越え部339cを乗り越えて係止孔339dに落ち込み、トナー容器32とトナー補給装置60との結合が達成される。この状態がトナー容器32のセット位置(セット状態)である。なお、本実施形態においては、補給装置側ロック部材78が容器ロック部339の係止孔339dに落ち込む構成としている。しかし、補給装置側ロック部材78が落ち込むことで、トナー容器32とトナー補給装置60との結合が達成される容器ロック部339の形状としては、係止孔339dのような貫通孔の形状であっても、貫通していない有底の係止部のような窪み形状を有する構成であってもよい。
トナー容器32の容器ギア301には、駆動部(容器回転駆動部)91から容器駆動ギア601を介して回転駆動が入力される。容器ギア301に駆動が入力されると、容器本体33の容器開口部33aにおける外周面33bが回転軸部として機能するとともに、容器セット部615の端部内周面615aが軸受けとして機能し、容器ギア301を固定或いは一体的に構成した容器本体33が回転する。なお、本実施形態においては、容器ギア301の回転中心は、容器開口部33aの軸線と同心位置になるように配置される構成とした。
トナー容器32がトナー容器収納部70に保持される状態(セット状態)において、トナー容器32は、トナー容器32の容器先端側である容器開口部33aにおける外周面33bが回転軸部として容器セット部615の端部内周面615aに支持されるとともに、容器ロック部339の係止孔339dが補給装置側ロック部材78に係合される。そして、容器ロック部339と容器開口部33aとの間に容器ギア301が配置される構成である。
このトナ−容器32がトナー容器収納部70に保持された状態において、トナー容器32には、図14に示すように、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)、及びノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力が加わっている。
本実施形態における粉体収容容器としてのトナー容器32は、画像形成用のトナーが収容されたトナー容器32が装着され、トナーが搬送される搬送管としての搬送ノズル611と、搬送ノズルに設けられた粉体受入口としてのノズル開口610を開閉する粉体受入口開閉部材としてのノズルシャッタ612と、ノズルシャッタ612がノズル開口610を閉鎖するように付勢する付勢部材としてのノズルシャッタバネ613と、トナー容器32の側方から付勢してトナー容器32を画像形成装置本体に対して保持することが可能な補給装置側ロック部材78と、駆動力をトナー容器32内の搬送手段に伝達する本体側歯車としての容器駆動ギア601と、搬送ノズル611と同軸線上であって搬送ノズル611の周囲に配設されたトナー容器32を受け入れる容器受入部としての容器セット部615とを備えた画像形成装置に装着可能なトナー容器において、画像形成用のトナーを収容する容器本体33と、トナー容器32の一端に設けられた開口部33aと、回転することで容器本体内の粉体を容器開口部33a側へトナーを搬送する搬送手段と、容器駆動ギア601に噛合して搬送手段を駆動可能な歯車としての容器ギア301と、補給装置側ロック部材78と係合する容器ロック部339と、トナー容器32の外周にトナー容器32と同軸上に設けられた容器カバーとしての容器先端側カバー34とを備え、開口部33aの中心と容器ギア301の回転中心とが同軸線上に設けられ、容器駆動ギア601は、トナー容器32の長手方向において、容器ロック部339と容器開口部33aとの間に配置され、開口部33aは、容器セット部615に嵌合可能である。
次に、容器本体33に固定されるノズル受入部材330について説明する。
ノズル受入部材330は、図1、図8、図10、図11に示すように、支持部材としての容器シャッタ支持部材334と、容器シャッタ332と、封止部材としての容器シール333と、付勢手段としての容器シャッタバネ336と、受入部材固定部337とから構成されている。容器シャッタ支持部材334は、シャッタ後端支持部335、側面部としてのシャッタ側面支持部335a、側面開口部としてのシャッタ支持開口335b及び受入部材固定部337からなり、容器シャッタバネ336はコイルスプリングからなる。容器シャッタ支持部材334に設けられたシャッタ側面支持部335aとシャッタ支持開口335bとはトナー容器回転方向において互いに隣り合って配置され、二つの互いに対向するシャッタ側面支持部335aが円筒形状の一部を形成し、シャッタ支持開口335bの部分(ニ箇所)で円筒形状を大きく切り取った形状となっている。このような形状により、円筒形状の内側に形成される円柱状の空間内を容器シャッタ332が長手方向に移動するようにガイドすることができる。
容器本体33に固定されるノズル受入部材330は、容器本体33の回転時に容器本体33とともに回転するが、このとき、ノズル受入部材330のシャッタ側面支持部335aは、トナー補給装置60側の搬送ノズル611の周りを回転する。このため、回転しているシャッタ側面支持部335aが搬送ノズル611の上部に形成されたノズル開口610のすぐ上方の空間を通過する。これにより、仮にノズル開口610の上方でトナーが瞬間的に堆積してもその堆積トナーをシャッタ側面支持部335aが横切って崩すので、放置時に堆積トナーが凝集してしまい、再起動時にトナーの搬送不良を起こすことを抑制することができる。一方、シャッタ側面支持部335aが搬送ノズル611の側方に位置し、ノズル開口610とシャッタ支持開口335bとが対向するタイミングでは、図8中の矢印βで示すように、容器本体33内のトナーが搬送ノズル611内へと供給される。
容器シャッタ332は、閉止部材としての先端円筒部332c、滑動部332d、ガイドロッド332e及びシャッタ抜け防止爪332aからなる。先端円筒部332cは、容器シール333の円筒開口(ノズル受入口331)と密着する容器先端側の部分である。滑動部332dは、先端円筒部332cよりも容器後端側に形成され、先端円筒部332cよりは外径が少し大きく、一対のシャッタ側面支持部335aの内周面を滑動する円筒状の部分である。
ガイドロッド332eは、先端円筒部332cの円筒内部から容器後端側に向けて起立した円柱であり、容器シャッタバネ336のコイル内部に挿入されることで容器シャッタバネ336が座屈しないようにガイドするロッド部分である。シャッタ抜け防止爪332aは、ガイドロット332eの起立した根元とは反対側の端部であって片持ち梁332fの端部に備えられ、容器シャッタ支持部材334から容器シャッタ332の脱落を防止する一対の爪部分である。
容器シャッタバネ336の先端側端部は先端円筒部332cの内壁面に突き当たり、容器シャッタバネ336の後端側端部はシャッタ後端支持部335の壁面に突き当たる。このとき、容器シャッタバネ336は圧縮した状態であるため、容器シャッタ332はシャッタ後端支持部335から離れる方向(容器先端方向)の付勢力を受ける。しかし、容器シャッタ332の容器後端側の端部に形成されたシャッタ抜け防止爪332aがシャッタ後端支持部335の外壁面に引っ掛かる。これにより容器シャッタ332はシャッタ後端支持部335から離れる方向に移動することを防止している。このようなシャッタ抜け防止爪332aのシャッタ後端支持部335に対する引っ掛かりと、容器シャッタバネ336の付勢力と、によって位置決めがなされる。
図8に示すように、トナー容器32をトナー補給装置60に装着したときには、トナー補給装置60側のノズルシャッタ612のノズルシャッタ鍔部612aが、ノズルシャッタバネ613に付勢されて容器シール333の突き出た分を押し潰す。ノズルシャッタ鍔部612aが更に進入してノズルシャッタ突き当てリブ337aの容器先端側端部に突き当たり、容器シール333の先端側端面を覆って容器外部から遮断する。これにより、装着時のノズル受入口331における搬送ノズル611周りの密閉性を確保し、トナー漏れを防止することができる。
ノズルシャッタバネ613に付勢されるノズルシャッタ鍔部612aのノズルシャッタバネ受け面612fの裏側がノズルシャッタ突き当てリブ337aに突き当たることで、ノズルシャッタ612のトナー容器32に対する長手方向の位置が決まる。これにより、容器シール333の容器先端側の端面及び先端開口305(後述する容器開口部33aの中に配置されている円筒状の受入部材固定部337の内部空間)の容器先端側の端面と、ノズルシャッタ612との長手方向の位置関係が決まる。
次に、容器シャッタ332と搬送ノズル611の動作について図1、図8、図14(a)〜図14(d)を用いて説明する。トナー容器32をトナー補給装置60に装着する前においては、図1に示すように、容器シャッタ332はノズル受入口331を閉じる閉止位置に向けて容器シャッタバネ336で付勢されている。このときの容器シャッタ332と搬送ノズル611の外観を図14(a)に示す。そして、トナー容器32をトナー補給装置60に装着すると、図14(b)に示すように、搬送ノズル611がノズル受入口331に挿入される。トナー容器32をトナー補給装置60にさらに押し込むと、容器シャッタ332の端面となる先端円筒部332cの端面332h(以下、「容器シャッタの端面332h」と称する)と搬送ノズル611の挿入方向に位置する端面611a(以下、「搬送ノズルの端面611a」と称する)とが接触する。この状態からトナー容器32をさらに押し込むと、図14(c)に示すように、容器シャッタ332が押し込まれて、図14(d)に示すように、搬送ノズル611がノズル受入口331からシャッタ後端支持部335内に挿入される。このため、図8に示すように、容器本体33内に搬送ノズル611が挿入されてセット位置となる。このとき、図14(d)に示すように、ノズル開口610はシャッタ支持開口部335bに重なる位置にある。
その後、容器本体33が回転すると、汲み上げ部304によって搬送ノズル611よりも上方に汲み上げられたトナーが、ノズル開口610から搬送ノズル611内に落下して導入される。搬送ノズル611内に導入されたトナーは、搬送スクリュ614が回転することで搬送ノズル611内をトナー落下搬送経路64に向かって搬送され、トナー落下搬送経路64から現像装置50へと落下して供給される。
ところで、図15に示す比較例において、容器先端側カバー34と容器本体33を互いに装着して組み付ける場合、容器先端側カバー34内に容器本体33をQ方向に挿入し、容器先端側カバー34の装着方向先端部34cの中央の穴部34dから容器本体33を装着方向Qに移動する。このとき舌片状のカバー爪部340がカバー爪引掛け部306により径方向に拡開するように弾性変形され、カバー爪引掛け部306を乗り超えることで、カバー爪部340の先端がカバー爪引掛け部306と容器ギア301との間の溝に引っかかる。ここで、カバー爪引掛け部306は周方向全域に設けられ、カバー爪引掛け部306の外周径は中央の穴部34dの内周径よりも大きい。これにより、容器先端側カバー34はQ方向の移動が規制されるが、容器本体33と相対的に回転自在に保持される。ここで、上述したように、トナーへ容器32がトナー容器収納部70に保持された状態において、トナー容器32(容器先端側カバー34)には、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)、及びノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力が加わっている。したがって、カバー爪部340をカバー爪引掛け部306に装着しやすく(弾性変形しやすく)構成すると、離脱方向Q1に押し出す力が加わっている場合、容器先端側カバー34から容器本体33が離脱しやすくなる。一方、容器先端側カバー34から容器本体33が離脱しにくくするために、カバー爪部340を外れにくく(弾性変形しにくく)構成すると、カバー爪部340をカバー爪引掛け部306に装着しにくくなる。
そこで、本実施形態では、図6、図9、図16、図17に示すように、容器本体33に形成した引掛け部としてのカバー爪引掛け部306に、容器先端側カバー34に設けたカバー爪部340を回転方向と直交する容器本体33の着脱方向に通過可能な開口部3061を設けた。
容器先端側カバー34の装着方向Qに位置する装着方向先端面34cに、容器本体33の着脱方向に貫通し、容器開口部33aが挿入される貫通孔としての穴部34dが形成されている。カバー爪部340は、その先端部340Aが穴部34cの中心に向かって突出するように形成されている。また、図17(b)の破線円34eで示すように、先端部340Aの先端は、穴部34dの外周よりも内側に突出している。この開口部3061は、容器本体33を容器先端側カバー34に対して相対的に回転させたときに、カバー爪部340を着脱方向に通過可能に形成されている。本実施形態において、開口部3061は、カバー爪引掛け部306の回転方向に3つ箇所形成している。これら開口部3061は、周方向への間隔が、カバー爪部340の周方向への間隔と同一になるように配置されている。本実施形態において、カバー爪部340と開口部3061は、回転方向に3つ箇所ずつ形成しているが、少なくとも1箇所ずつ形成されていればよい。図17(c)は図17(a)からカバー爪部340をカバー爪引掛け部306に挿入した状態を示す。図17(c)に示すように、装着方向先端部34cの中央側の側面とカバー爪引掛け部306の側面とが対向する。また、カバー爪部340は装着方向先端面34cよりも薄く形成(図17(b)において装着方向先端面34cよりも奥側にくぼんでいる)され、カバー爪部340とカバー爪引掛け部306とが装着方向Qにおいて対向している。したがって、容器先端側カバー34は容器本体33に対してQおよびQ1方向への移動が規制される。この規制とは、図17(c)においてカバー爪部340がカバー爪引掛け部306と容器ギア301との間をQおよびQ1方向に移動を許容することも含む。そして容器先端側カバー34に対して容器本体33が回転可能となる。
次にカバー爪部340と開口部3061の具体的な構成を実施形態毎に説明する。実施形態において、「回転方向A」とは、画像形成装置に装着されたトナー容器において、容器本体33に対して容器先端側カバー34が相対回転する方向とし、「装着回転方向R」とは容器本体33に容器先端側カバー34を装着するときに容器本体33に対して容器先端側カバー34(カバー爪部340)を回転させる方向とする。なお、3つのカバー爪部340と3つの開口部1061は、それぞれ同一構成であるので、以下1つのカバー爪部340と開口部1061の構成と動作を代表して説明することにする。また、カバー爪引掛け部306の外周径は中央の穴部34dの内周径よりも大きいものとする。
(第1の実施形態)
図18は、カバー爪部と開口部の第1の実施形態を示す。図18(a)は、容器本体33に形成した開口部3061と容器先端側カバー34に形成したカバー爪部340との構成を示す部分拡大斜視図、図18(b)は開口部3061の構成を説明する拡大図、図18(c)はカバー爪部340の構成を説明する拡大図である。
着脱方向に厚みを有するカバー爪引掛け部306における、装着方向Qに位置する端面306aは、装着時の開口部3061への案内面を成し、離脱方向Q1に位置する端面306bは、離脱時の開口部3061への案内面を成している。
突部としてのカバー爪部340は、装着回転方向Rの下流側に位置する端部となる端面に装着回転方向Rにおける下流側から上流側に向けて下方から上方に傾斜した突部傾斜部340aが形成されている。突部傾斜部340aは、表面が平坦な傾斜面である。突部傾斜部340aと連続し端面306aと対向するカバー爪部340の面を爪部底面340bとし、突部傾斜部340aと連続し爪部底面340bと反対側に位置する面を、爪部上面340cとする。
カバー爪部340は、爪部底面340bと爪部上面340cとが互いに平行な平行面として形成されている。また、図18(a)に示す容器本体33に対して容器先端側カバー34を装着する前の状態において、爪部底面340bと端面306aは互いに平行であることが好ましい。また、容器本体33に対して容器先端側カバー34に装着された状態において、カバー爪部上面340cと端面306bは互いに平行であることが好ましい。図18(c)に示すように、装着回転方向Rへの爪部底面340bの幅をc、装着回転方向Rへの爪部上面340cの幅をe、カバー爪部340の着脱方向への厚さとなる爪部底面340bと爪部上面340cの厚さをdとする。カバー爪部340は、図18(c)に示すように爪部底面340bの幅cが爪部上面340cの幅eよりも大きく、回転方向に対して突部傾斜部340aが爪部上面340cから爪部底面340bに向かって下がる傾斜面となる台(a)〜(e)は形状の断面形状とされている。なお、カバー爪部340の構成は、第1の実施形態から第4の実施形態まで同一の構成として説明する。
開口部3061は、装着回転方向Rの下流側に位置する面が、突部傾斜部340aと同方向に傾斜した開口傾斜部3061aとして形成されている。開口部3061は、開口傾斜部3061aと対向する対面部3061bを有し、対面部3061bも傾斜面とされている。本実施形態において開口傾斜部3061aと対面部3061bとは互いに平行な平行面である。
図18(b)に示すように、開口部3061は、開口傾斜部3061aと対面部3061bとの間隔をt、開口部3061の端面306b側における出口部3061c側での装着回転方向Rへの幅をa、開口部3061における挿入部3061dでの装着回転方向Rへの幅をbとする。挿入部3061dとは、端面306aに開口した開口部3061の一端の幅であり、出口部3061cとは端面306bに開口した開口部3061の他端の幅である。そして、本実施形態では、カバー爪部340の厚さd≦開口部3061の間隔tとし、開口部3061の出口部3061cの幅a<爪部上面340cの幅eとした。
このような構成の開口部3061でのカバー爪部340の進入動作を、図19を用いて説明する。図19(a)に示すように容器先端側カバー34を装着回転方向Rに回転させると、カバー爪部340が図中右方から左方に端面306a上を移動する。そしてカバー爪部340の突部傾斜部340aが開口部3061の挿入部3061dの上方に位置している時に、図19(b)に示すように開口部3061に向かって(離脱方向Q1の上流から下流側に向かって)カバー爪部340を押す。すると、カバー爪部340は、開口部3061内に向かって、挿入部3061dの装着回転方向Rの上流側に位置する端部S1を支点として図中反時計周りに回転し、図19(c)に示すように突部傾斜部340aから開口部3061に進入する。そして、図19(d)に示すように。カバー爪部340の突部傾斜部340aと爪部上面340cとの端部S2が、挿入部3061dの装着回転方向Rの下流側に位置する端部S3を通過する。このとき、カバー爪部340の厚さd≦開口部3061の間隔tであるので、カバー爪部340は、図19(e)、図19(f)に示すように、開口部3601内を通過する。そして、カバー爪部340の爪部底面340bの装着回転方向Rの上流側端部S4が、装着回転方向R上流側に位置する出口部3016cの端部S5を通過すると、図19(g)に示すよう、カバー爪部340が爪部上面340cと端面306bと対向した状態となる。このとき、端面306bと、これよりも離脱方向Q1に位置する容器本体33側の部材との間隔SP1はカバー爪部340が十分に回転して端部S4が出口部3601cを通過できる長さにしておくと、カバー爪部340の開口部3061内での回転変位がスムーズに行えるので好ましい。
つまり、開口部3061は、容器本体33と容器先端側カバー34とを、突部傾斜部340aと開口傾斜部3061aとが互いに干渉する方向に相対回転させたときに、突部傾斜部340aと開口傾斜部3061aとが干渉してカバー爪部340が開口部3061を通過するように構成されている。
このようにカバー爪部340がカバー爪引掛け部306に傾斜して形成した開口部3061を通過すると、カバー爪部340の爪部上面340cとカバー爪引掛け部3061の端面306bとが対面して引っかかり状態が保持された係合状態となる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34との装着状態を確実にすることができ、容易に組み付けて装着することができる。
また、開口部3061の出口部3061cの幅aは、爪部上面340cの幅eよりも狭く形成されているので、容器本体33に容器先端側カバー34を装着したあとに、開口部3061とカバー爪部340とが対向状態となっても容易に開口部3061を通過することはない。このため、例えばトナー容器32をトナー補給装置60に着脱する際に、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)やノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力がトナー容器32に加わった場合でも、容器本体33と容器先端側カバー34とが離脱することがなくなり、トナー容器32の着脱時の作業性を向上することができる。
(第2の実施形態)
図20は、カバー爪部と開口部の第2の実施形態を示す。図20(a)は、容器本体33に形成した開口部3062と容器先端側カバー34に形成したカバー爪部340との構成を示す部分拡大斜視図、図20(b)は開口部3062の構成を説明する拡大図、図20(c)はカバー爪部340の構成を説明する拡大図である。
本実施形態に係るカバー爪引掛け部306に形成した開口部3062は、第1の実施形態における開口部3061と異なっている。開口部3062は、開口傾斜部3602aと開口傾斜部3602aと同方向に傾斜する対面部3062bを有している。本実施形態において、対面部3062bは鋭角であり、開口傾斜部3602aよりも小さい角度であり、装着回転方向Rの下流から上流に向けて緩やかな傾斜面をなしている。このため、実施形態において、開口部3062は、端面306a側の挿入部3602dと端面306側の出口部3062cとの幅bと幅tとが異なっている。そこで、本実施形態では、開口傾斜部3062aと対面部3062bとの間隔tは、両者の間の最小間隔とし、その寸法は、開口傾斜部3062aの延長線とこれに平行となる線を対面部3062bから延長した際の平行線の間の間隔とする。すなわち、開口部3062は、挿入部側に、離脱方向Q上流から下流へ向かって傾斜した案内部として対面部3062bを備えている。
開口部3062の出口部3062c側での装着回転方向Rにおける幅をa、開口部3062における挿入部3062dでの装着回転方向Rにおける幅をbとする。挿入部3062dとは、端面306aに開口した開口部3062の一端の幅であり、出口部3062cとは端面306b側に開口した開口部3062の他端の幅である。そして、本実施形態でも、カバー爪部340の厚さd≦開口部3062の間隔tとし、開口部3062の出口部3062cの幅をa<爪部上面340cの幅eとするとともに、爪部上面340の幅c<挿入部3061dの幅bとした。
このような構成の開口部3062でのカバー爪部340の進入動作を、図21を用いて説明する。図21(a)に示すように容器先端側カバー34を装着回転方向Rに回転させると、カバー爪部340が図中右方から左方に端面306a上を移動する。そして、カバー爪部340が開口部3062の挿入部3062d上に位置しているときに、図21(b)に示すように開口部3062に向かってカバー爪部340を押す。すると、爪部上面340の幅c<挿入部3062dの幅bであるので、カバー爪部340は挿入部3062d内にそのままの姿勢で移動する。この姿勢は、図21(c)に示すように、突部傾斜部340aが開口傾斜面3062aと当接するまで継続する。
突部傾斜部340aが開口傾斜面3062aと当接すると、図21(d)に示すようにカバー爪部340は、対面部3062b上で、カバー爪部340の爪部底面340bの装着回転方向R上流側の端部S4を支点にして図中反時計周りに回転する。そして、図21(e)に示すように、カバー爪部340の突部傾斜部340aと爪部上面340cとの端部S2が、挿入部3062dの装着回転方向R下流側に位置する端部S13を通過する。このとき、カバー爪部340の厚さd≦開口部3062の間隔tであるので、カバー爪部340は、図21(e)(f)に示すように、開口部3602内を通過する。そして、カバー爪部340の爪部底面340bの装着回転方向R上流側の端部S4が、装着回転方向R上流側に位置する出口部3026cの端部S15を通過すると、図21(g)に示すよう、カバー爪部340が爪部上面340cと端面306bと対向した状態となる。このとき、端面306bと、これよりも離脱方向Q1に位置する容器本体33側の部材との間隔SP1はカバー爪部340が十分に回転して端部S4が出口部3602cを通過できるようにしておくと、カバー爪部340の開口部3062内での回転変位がスムーズに行えるので好ましい。
つまり、開口部3062は、容器本体33と容器先端側カバー34とを、突部傾斜部340aと開口傾斜部3062aとが互いに干渉する方向に相対回転させたときに、突部傾斜部340aと開口傾斜部3062aとが干渉してカバー爪部340が開口部3062を通過するように構成されている。
このようにカバー爪部340がカバー爪引掛け部306に傾斜して形成した開口部3062を通過すると、カバー爪部340の爪部上面340cとカバー爪引掛け部3062の端面306bとが対面して引っかかり状態が保持された係合状態となる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34との装着状態を確実にすることができ、容易に組み付けて装着することができる。
また、開口部3062の出口部3062cの幅aは、爪部上面340cの幅eよりも狭く形成されているので、開口部3062とカバー爪部340とが対向状態となっても容易に開口部3061を通過することはない。このため、例えばトナー容器32をトナー補給装置60に着脱する際に、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)やノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力がトナー容器32に加わった場合でも、容器本体33と容器先端側カバー34とが離脱することがなくなり、トナー容器32の着脱時の作業性を向上することができる。
さらに、本実施形態の場合、爪部上面340の幅c<挿入部3061dの幅bとしているので、カバー爪部340が第1の実施形態に比べて開口部3602を通過する角度が回転方向に対して浅くなる。このため、間隔SP1を第1の実施形態よりも少なくすることができる。
(第3の実施形態)
図22は、カバー爪部と開口部の第3の実施形態を示す。図22(a)は、容器本体33に形成した開口部3063と容器先端側カバー34に形成したカバー爪部340との構成を示す部分拡大斜視図、図22(b)は開口部3063の構成を説明する拡大図、図22(c)はカバー爪部340の構成を説明する拡大図である。
本実施形態に係るカバー爪引掛け部306に形成した開口部3063は、上記各実施形態における開口部と異なっている。開口部3063は、開口傾斜部3603aと開口傾斜部3603aと同方向且つ平行に傾斜する対面部3063bを有している。そして、この開口部3063は、端面306a側の挿入部3603dに、離脱方向Q1へ向かって窪んだ案内部として凹部4063が形成されている。凹部4063は、端面306aと平行であって対向部3063bと連続する第1の面4063aと、第1の面4063aと端面306aと連通する第2の面4063bとを備えている。第2の面4063bは端面306aから離脱方向Q1上流から下流に向かって下り傾斜した傾斜面である。
本実施形態において、開口部3063は、開口傾斜部3063aと対面部3063bとの間隔をt、端面306b側に位置する開口部3063の出口部3063c側での装着回転方向Rにおける幅をa、開口部3061における挿入部3063dでの装着回転方向Rにおける幅をbとする。ここでの挿入部3063dとは、開口傾斜面3063aと端面306aとで形成される端部S23から第2の面4063bと端面306aとで形成される端部S24との装着回転方向Rへの幅であり、この幅を案内部における回転方向への幅bとする。
そして、カバー爪部340の厚さd≦開口部3063の間隔tとし、開口部3063の出口部3063cの幅a<爪部上面340cの幅eとし、爪部上面340の幅c<案内部4063の幅bとした。
このような構成の開口部3063でのカバー爪部340の進入動作を、図23を用いて説明する。図23(a)に示すように容器先端側カバー34を装着回転方向Rに回転させると、カバー爪部340が図中右方から左方に端面306a上を移動する。そしてカバー爪部340が開口部3063の挿入部3063の案内部4063上に位置しているときに、図23(b)に示すように開口部3063dに向かってカバー爪部340を押す。すると、爪部上面340の幅c<案内部の幅bであるので、カバー爪部340が、図23(c)に示すように、突部傾斜部340aが開口傾斜面3063aと当接するまでそのままの姿勢で継続移動する。
突部傾斜部340aが開口傾斜面3063aと当接すると、図23(d)に示すようにカバー爪部340は、第2の面4063b上で、カバー爪部340の爪部底面340bの装着回転方向R上流側の端部S4を支点にして図中反時計周りに回転する。そして、その途中で図23(e)に示すように、爪部底部340bが出口側3063dの端部S25と当接し、図中反時計周りにさらに回転する。
図23(f)に示すように、カバー爪部340の突部傾斜部340aと爪部上面340cとで形成される端部S2が、開口傾斜面3063aと端面306aの装着回転方向R下流側に位置する端部S23を通過する。このとき、カバー爪部340の厚さd≦開口部3063の間隔tであるので、カバー爪部340は、図23(g)、図23(h)に示すように、開口部3603内を通過する。そして、カバー爪部340の爪部底面340bの装着回転方向R上流側の端部S4が、図23(i)に示すように、開口部3063の出口部3063cの端部S25を通過すると、爪部上面340cと端面306bとが対向した状態となる。このとき、端面306bと、これよりも離脱方向Q1に位置する容器本体33側の部材との間隔SP1はカバー爪部340が十分に回転して端部S4が出口部3603cを通過できるようにしておくと、カバー爪部340の開口部3063内での回転変位がスムーズに行えるので好ましい。
つまり、開口部3063は、容器本体33と容器先端側カバー34とを、突部傾斜部340aと開口傾斜部3063aとが互いに干渉する方向に相対回転させたときに、突部傾斜部340aと開口傾斜部3063aとが干渉してカバー爪部340が開口部3063を通過するように構成されている。
このようにカバー爪部340がカバー爪引掛け部306に傾斜して形成した開口部3063を通過すると、カバー爪部340の爪部上面340cとカバー爪引掛け部3063の端面306bとが対面して引っかかり状態が保持された係合状態となる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34との装着状態を確実にすることができ、容易に組み付けて装着することができる。
また、開口部3063の案内部4063の幅aは、爪部上面340cの幅eよりも狭く形成されているので、開口部3063とカバー爪部340とが対向状態となっても容易に開口部3063を通過することはない。このため、例えばトナー容器32をトナー補給装置60に着脱する際に、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)やノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力がトナー容器32に加わった場合でも、容器本体33と容器先端側カバー34とが離脱することがなくなり、トナー容器32の着脱時の作業性を向上することができる。
(第4の実施形態)
図24は、カバー爪部と開口部の第4の実施形態を示す。図24(a)は、容器本体33に形成した開口部3064と容器先端側カバー34に形成したカバー爪部340との構成を示す部分拡大斜視図、図24((b)は開口部3064の構成を説明する拡大図、図24((c)はカバー爪部340の構成を説明する拡大図である。
本実施形態に係るカバー爪引掛け部306に形成した開口部3064は、上記各実施形態における開口部と異なっている。開口部3064は、開口傾斜部3604aと開口傾斜部3604aと同方向且つ平行に傾斜する対面部3064bを有している。そして、この開口部3064は、端面306a側の挿入部3604dに、離脱方向Q1へ向かって窪んだ案内部として凹部4064が形成されている。凹部4064は端面306aと平行であって対向部3064bと連続する第1の面4064aと、第1の面4064aと端面306aと連通する第2の面4064bとを備えている。
本実施形態において、開口部3064は、開口傾斜部3064aと対面部3064bとの間隔をt、端面306b側に位置する開口部3064の出口部3064c側での装着回転方向Rにおける幅をa、開口部3064における挿入部3064dでの装着回転方向Rにおける幅をbとする。挿入部3064dとは、開口傾斜面3064aと端面306aとで形成される端部S33から第2の面4064bとの装着回転方向Rへの幅であり、この幅を案内部における装着回転方向Rへの幅bとする。対向部3064bと第1の面4064aとで形成される端部35と、第2の面4064bと端面306aとで形成される端部S34は、円弧状に面取りされて形成されている。
そして、カバー爪部340の厚さd≦開口部3063の間隔tとし、開口部3064の出口部3064の幅a<爪部上面340cの幅eとし、爪部上面340の幅c<案内部4064の幅bとした。
このような構成の開口部3064でのカバー爪部340の進入動作を、図25を用いて説明する。図25(a)に示すように容器先端側カバー34を装着回転方向Rに回転させると、カバー爪部340が図中右方から左方に端面306a上を移動する。そして、カバー爪部340が開口部3064の挿入部3064dの案内部4064上に位置しているときに、図25(b)に示すように開口部3064cに向かってカバー爪部340を押す。すると、爪部上面340の幅c<案内部の幅bとされているため、カバー爪部340が自重で落ち、図25(c)に示すように、突部傾斜部340aが開口傾斜面3064aと当接するまでそのままの姿勢で継続移動する。
突部傾斜部340aが開口傾斜面3064aと当接すると、図25(d)に示すようにカバー爪部340は、爪部底部340bが出口側3064cの端部S41と当接し、図中反時計周りに回転する。このとき、カバー爪部340の厚さd≦開口部3064の間隔tであるので、カバー爪部340の突部傾斜部340aと爪部上面340cで形成される端部S2が、開口傾斜面3064aと端面306aの装着回転方向R下流側に位置する端部S33を通過する。そして、図25(e)に示すように、カバー爪部340が開口部3603内を通過し、図25(f)に示すように、爪部底面340bにおける装着回転方向R上流側の端部S4が、装着回転方向R上流側に位置する出口部3064cの端部S35を通過する。すると、図25(g)に示すよう、爪部上面340cと端面306bとが対向した状態となる。このとき、端面306bと、これよりも離脱方向Q1に位置する容器本体33側の部材との間隔SP1はカバー爪部340が十分に回転して端部S4が出口部3604cを通過できるようにしておくと、カバー爪部340の開口部3064内での回転変位がスムーズに行えるので好ましい。
つまり、開口部3064は、容器本体33と容器先端側カバー34とを、突部傾斜部340aと開口傾斜部3064aとが互いに干渉する方向に相対回転させたときに、突部傾斜部340aと開口傾斜部3064aとが干渉してカバー爪部340が開口部3064を通過するように構成されている。
このようにカバー爪部340がカバー爪引掛け部306に傾斜して形成した開口部3064を通過すると、カバー爪部340の爪部上面340cとカバー爪引掛け部3064の端面306bとが対面して引っかかり状態が保持された係合状態となる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34との装着状態を確実にすることができ、容易に組み付けて装着することができる。
また、開口部3064の案内部4064の幅aは、爪部上面340cの幅eよりも狭く形成されているので、開口部3064とカバー爪部340とが対向状態となっても容易に開口部3064を通過することはない。
このため、例えばトナー容器32をトナー補給装置60に着脱する際に、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)やノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力がトナー容器32に加わった場合でも、容器本体33と容器先端側カバー34とが離脱することがなくなり、トナー容器32の着脱時の作業性を向上することができる。
第2から第4の実施形態では、第1の実施形態と同様にカバー爪部340を押して開口部に進入させていた。しかし、この形態に限られるものではなく、図26に示すように、容器先端側カバー34をカバー爪引掛け部306に接触させながら装着回転方向Rに回転すると、カバー爪部340が開口部に進入するようにしてもよい。例えば図26(a)に示すように、爪部底部340bが端面360bよりもfだけ下方に突出している。容器本体33を容器先端側カバー34に挿入し、カバー爪引掛け部306に突き当てると、カバー爪部340はQ方向に弾性変形する(図26(b))。カバー爪部340の爪部底部340aの幅eを、各開口部の挿入側の幅bをよりも狭くしているので、容器先端側カバー34を図26(b)から装着回転方向Rに回転し各開口部の挿入部側にカバー爪部340が位置すると、カバー爪部340が装着回転方向Rに進むに従い下がり始める(図26(c))。このため、第1の実施形態のように、カバー爪部340を有する容器先端側カバー34を離脱方向Q1に押すことなく容器先端側カバー34を回転させるだけで容易にカバー爪部340をカバー爪引掛け部306に係合させることが可能となり、装着時の作業性が向上する。図26は第2実施形態の開口部に適用しているが、第3および第4実施形態の開口部にも適用可能である。
次に第5〜第7の実施形態について説明する。第5〜第7の実施形態では、カバー爪引掛け部306に形成する開口部は第1の実施形態と同様の開口部3601とし、容器先端側カバー34側に形成される突部としてのカバー爪部の形状を異ならせている。なお、カバー爪部と装着方向先端部34cとの関係は、図26の関係であるとして以下説明するが、第1乃至第4の実施形態の関係でもかまわない。
(第5の実施形態)
図27は、カバー爪部と開口部の第5の実施形態を示す。図27(a)は、容器本体33に形成した開口部3061と容器先端側カバー34に形成したカバー爪部3401との構成を示す部分拡大斜視図、図27(b)は開口部3061の構成を説明する拡大図、図27(c)はカバー爪部3401の構成を説明する拡大図である。
本実施形態では、カバー爪部3401は、装着回転方向Rに位置する端部となる端面に装着回転方向Rに傾斜した突部傾斜部3401aが形成されている。突部傾斜部3401aは、その表面が平坦な傾斜面である。突部傾斜部3401aと連続し、端面306aと対向するカバー爪部3401の面を爪部底面3401bとし、突部傾斜部3401aと連続し爪部底面3401bと反対側に位置する面を、爪部上面3401cとし、突部傾斜部3401aと反対側に位置する面を、爪部側面3401dする。
突部傾斜部3401aは、開口傾斜面3061aと平行な傾斜面であり、爪部側面3401dは開口傾斜面3061aとは平行とはならず装着回転方向Rに対して鋭角に寝かせた傾斜面として形成されている。そして、装着回転方向Rにおける爪部底面3401bの幅をc、装着回転方向Rにおける爪部上面340c1の幅をe、カバー爪部3401の着脱方向への厚さとなる爪部底面3401bと爪部上面3401cの厚さをdとする。カバー爪部3401は、爪部上面3401cの幅eが爪部底面3401bの幅cよりも大きく、装着回転方向Rに対して突部傾斜部3401aが爪部上面3401cから爪部底面3401bに向かって離脱方向Q1に対して下がる傾斜面となる台形状の断面形状とされている。
そして、本実施形態では、カバー爪部3401の厚さd≦開口部3061の間隔tとし、開口部3061の出口部3061cの幅をa<爪部上面3401cの幅eとするとともに、爪部底面3401cの幅c<挿入部3061dの幅bとした。
このような構成の開口部3061でのカバー爪部3401の進入動作を、図28を用いて説明する。図28(a)に示すように容器先端側カバー34を装着回転方向Rに回転させると、カバー爪部3401が図中右方から左方に端面306a上を移動する。そして図28(b)、図28(c)に示すように、カバー爪部3401が開口部3061の挿入部3061d上に位置すると、爪部底面3401の幅c<の挿入部3061dの幅bであるので、カバー爪部340が弾性変形し復帰しながら落ち、図25(d)に示すように、爪部側面3401dが端部S1に当接する。
爪部側面3401dが端部S1に当接すると、図27(e)に示すようにそれを支点として反時計回り方向に回転し、カバー爪部3401の突部傾斜部3401aと爪部上面3401cとで形成される端部S42が、開口傾斜面3061aと装着回転方向Rの下流側に位置する端面306aとで構成される挿入側の端部S3を通過する。このとき、カバー爪部3401の厚さd≦開口部3061の間隔tであるので、カバー爪部3401は、図27(f)、図27(g)に示すように、爪部側面3401dが対面部3061bに案内されて開口部3601内を通過する。そして、カバー爪部3401の爪部上面3401cの装着回転方向R上流側の端部S45が、装着回転方向R上流側に位置する開口部3061の出口部3061cの端部S5を通過すると、図28(h)に示すように、爪部上面3401cと端面306bとが対向した状態となる。このとき、端面306bと、これよりも離脱方向Q1に位置する容器本体33側の部材との間隔SP1はカバー爪部340が十分に回転して端部S4が出口部3601cを通過できるようにしておくと、カバー爪部340の開口部3061内での回転変位がスムーズに行えるので好ましい。
つまり、開口部3061は、容器本体33と容器先端側カバー34とを、突部傾斜部3401aと開口傾斜部3061aとが互いに干渉する方向に相対回転させたときに、突部傾斜部3401aと開口傾斜部3061aとが干渉してカバー爪部3401が開口部3061を通過するように構成されている。
このようにカバー爪部3401がカバー爪引掛け部306に傾斜して形成した開口部3061を通過すると、カバー爪部3401の爪部上面3401cとカバー爪引掛け部3061の端面306bとが対面して引っかかり状態が保持された係合状態となる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34との装着状態を確実にすることができ、容易に組み付けて装着することができる。
また、開口部3061の出口部3061cの幅aは、爪部上面340cの幅eよりも狭く形成されているので、開口部3061とカバー爪部3401とが対向状態となっても容易に開口部3061を通過することはない。
このため、例えばトナー容器32をトナー補給装置60に着脱する際に、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)やノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力がトナー容器32に加わった場合でも、容器本体33と容器先端側カバー34とが離脱することがなくなり、トナー容器32の着脱時の作業性を向上することができる。
(第6の実施形態)
図29は、カバー爪部と開口部の第6の実施形態を示す。図29(a)は、容器本体33に形成した開口部3061と容器先端側カバー34に形成したカバー爪部3402との構成を示す部分拡大斜視図、図29(b)は開口部3061の構成を説明する拡大図、図29(c)はカバー爪部3402の構成を説明する拡大図である。
本実施形態では、カバー爪部3402は、装着回転方向Rの上流側における形状が第5の実施形態と異なっている。
突部傾斜部3402aは、開口傾斜面3061aと平行な傾斜面であり、爪部側面3402dは開口傾斜面3061aとは平行とはならず装着回転方向Rに向かって窪んで形成されている。この窪み部は、側面3402dとつながり端面306aと平行な第1の面4401aと、これと爪部底面3402bとをつなぐ第2の面4401bとで構成されている。
カバー爪部3402は、装着回転方向Rに(a)〜(e)はおける爪部底面3402bの幅をc、装着回転方向Rにおける爪部上面3402cの幅をe、カバー爪部3402の着脱方向への厚さとなる爪部底面3402bと爪部上面3402cの厚さをdとする。カバー爪部3402は、爪部上面3402cの幅eが爪部底面3402bの幅cよりも大きく、装着回転方向Rに対して突部傾斜部3402aが爪部上面3402cから爪部底面3402bに向かって離脱方向Q1に対して下がる傾斜面として形成されている。
そして、本実施形態では、カバー爪部3402の厚さd≦開口部3061の間隔tとし、開口部3061の出口部3061cの幅をa<爪部上面3402cの幅eとするとともに、爪部底面3402bの幅c<挿入部3061dの幅bとした。
このような構成の開口部3061でのカバー爪部3402の進入動作を、図30を用いて説明する。図30(a)に示すように容器先端側カバー34を装着回転方向Rに回転させると、カバー爪部3402が図中右方から左方に端面306a上を移動する。そして図29(b)、図30(c)に示すように、カバー爪部3402が開口部3061の挿入部3061d上に位置すると、爪部底面3402の幅c<挿入部3061dの幅bであるので、カバー爪部3402が弾性変形し復帰しながら落ち、図30(d)に示すように、爪部底部3402bと第2の面4402とで形成される端部S54が対向面3601bに当接する。
端部S54が対向面3601bに当接すると、図30(e)に示すようにそれを支点として反時計回り方向に回転し、カバー爪部3402の突部傾斜部3402aと爪部上面3402cとで形成される端部S52が、開口傾斜面3061aと装着回転方向R下流側に位置する端面306aとで形成される挿入側の端部S3を通過する。また、カバー爪部3402の反時計回り方向への回転が進むと、図30(e)に示すように、爪部側面3602dと第1の面4602aとで形成される端部S56が挿入部6301d側の端部S1と当接する。そして、この当接部を支点としてさらに反時計周り方向にカバー爪部3402が回転する。このとき、カバー爪部3402の厚さd≦開口部3061の間隔tであるので、カバー爪部3402は、図30(f)、図30(g)に示すように、端部S56が対面部3601bに案内されて開口部3601内を通過する。そして、カバー爪部3402の端部S56が、装着回転方向R上流側に位置する出口部3061cの端部S5を通過すると、図30(h)に示すよう、カバー爪部3402が爪部上面3402cと端面306bとが対向した状態となる。このとき、端面306bと、これよりも離脱方向Q1に位置する容器本体33側の部材との間隔SP1の長さは、カバー爪部3402が十分に回転して端部S55,S56が出口部3601cを通過できるような長さにしておくと、カバー爪部3402の開口部3061内での回転変位がスムーズに行えるので好ましい。
つまり、開口部3061は、容器本体33と容器先端側カバー34とを、突部傾斜部3402aと開口傾斜部3061aとが互いに干渉する方向に相対回転させたときに、突部傾斜部3402aと開口傾斜部3061aとが干渉してカバー爪部3402が開口部3061を通過するように構成されている。
このようにカバー爪部3402がカバー爪引掛け部306に傾斜して形成した開口部3061を通過すると、カバー爪部3402の爪部上面3402cとカバー爪引掛け部3061の端面306bとが対面して引っかかり状態が保持された係合状態となる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34との装着状態を確実にすることができ、容易に組み付けて装着することができる。
また、開口部3061の出口部3061cの幅aは、爪部上面3402cの幅eよりも狭く形成されているので、開口部3061とカバー爪部3402とが対向状態となっても容易に開口部3061を通過することはない。このため、例えばトナー容器32をトナー補給装置60に着脱する際に、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)やノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力がトナー容器32に加わった場合でも、容器本体33と容器先端側カバー34とが離脱することがなくなり、トナー容器32の着脱時の作業性を向上することができる。
(第7の実施形態)
図31は、カバー爪部と開口部の第7の実施形態を示す。図31(a)は、容器本体33に形成した開口部3061と容器先端側カバー34に形成したカバー爪部3403との構成を示す部分拡大斜視図、図31(b)は開口部3061の構成を説明する拡大図、図31(c)はカバー爪部3403の構成を説明する拡大図である。
本実施形態では、カバー爪部3403は、窪み部の形状が第6の実施形態と異なり、そのほかの構成は同じであるため詳細な説明は割愛する。
この窪み部は、側面3403dとつながり端面306aと平行な第1の面4402aと、爪部底面3403bとつながる第2の面4402bと、第1の面4402aと第2の面4402bとをつなぐ第3の面4402cとで構成されている。第3の面4402cは曲面形状である。
このような構成の開口部3061でのカバー爪部3403の進入動作は、図32に示すとおりである。なお、図32の進入動作は図30と同様であるため、ここでの説明は割愛する。
(第8の実施形態)
図33は、カバー爪部と開口部の第8の実施形態を示す。図33(a)は、容器本体33に形成した開口部3062と容器先端側カバー34に形成したカバー爪部3404との構成を示す部分拡大斜視図、図33(b)は開口部3062の構成を説明する拡大図、図33(c)はカバー爪部3404の構成を説明する拡大図である。なお、開口部3062の形状は第2の実施形態と同様である。
本実施形態では、カバー爪部3404は、装着回転方向R下流側に位置する端部となる端面に装着回転方向Rに傾斜した突部傾斜部3404aが形成されている。突部傾斜部3404aは、表面が平坦な傾斜面であり、その端につながるように第1の面4404aが形成されている。第1の面4404aは装着回転方向Rに直交する方向に起立する起立面を有している。爪部底面3404bは端面306aと対向している。突部傾斜部3404aと連続し爪部底面3404bと反対側に位置する面を、爪部上面3404cとしている。突部傾斜部3404aと反対側に位置する傾斜面を、爪部側面3404dする。また、爪部側面3404dと爪部上面3404cとの間には、第1の面4404aと平行となる第2の面4404bが形成されている。
カバー爪部3404は、装着回転方向Rへの爪部底面3404bの幅をc、装着回転方向Rにおける爪部上面3404cの幅をe、カバー爪部3404の着脱方向への厚さとなる爪部底面3404bと爪部上面3404cの厚さをdとする。カバー爪部3404は、爪部上面3404cの幅eと爪部底面3404bの幅cを同一寸法としている。
そして、本実施形態では、カバー爪部3404の厚さd≦開口部3062の間隔tとし、開口部3062の出口部3062cの幅をa<爪部上面3404cの幅eとするとともに、爪部底面3403bの幅c<挿入部3062dの幅bとした。
このような構成の開口部3062でのカバー爪部3404の進入動作を、図34を用いて説明する。図34(a)に示すように容器先端側カバー34を装着回転方向Rに回転させると、カバー爪部3404が図中右方から左方に端面306a上を移動する。そして図34(b)に示すように、カバー爪部3404が開口部3062の挿入部3062d上に位置すると、爪部底面3404bの幅c<挿入部3062dの幅bであるので、カバー爪部3404は挿入部3062d内に弾性変形し復帰しながら落ち込む。この落ち込みは。図34(c)に示すように、突部傾斜部3404aが開口傾斜面3062aと当接するまで継続する。
突部傾斜部3404aが開口傾斜面3062aと当接すると、カバー爪部3404は、対面部3062b上で、カバー爪部3404の爪部底面3404bの装着回転方向R上流側の端部S74を支点にして図中反時計周りに回転する。そして、図34(d)に示すように、カバー爪部3404の突部傾斜部3404aと爪部上面3404cとで構成される端部S72が、挿入部3062dの装着回転方向R下流側に位置する端部S13を通過する。このとき、カバー爪部3404の厚さd≦開口部3062の間隔tであるので、カバー爪部3404は、図34(e)に示すように、開口傾斜面3602aにカバー爪部3404の端部S72が接触し開口部3602内を通過する。このとき、カバー爪部3404は開口傾斜面3602aと端部S72との接触部を支点として時計周り方向に回転する。そして、図34(f)に示すようにカバー爪部3404の爪部底面3404bの端部S74が、装着回転方向R上流側に位置する出口部3016cの端部S15を通過する。すると、時計周り方向にカバー爪部3404が回転しているカバー爪部3404の爪部側面3404dが出口端3602cを通過し、図34(g)に示すように、爪部上面3404cと端面306bと対向した状態となる。このとき、端面306bと、これよりも離脱方向Q1に位置する容器本体33側の部材との間隔SP1はカバー爪部3404が十分に回転して端部S74が出口部3602cを通過できるようにしておくと、カバー爪部3404の開口部3062内での回転変位がスムーズに行えるので好ましい。
つまり、開口部3062は、容器本体33と容器先端側カバー34とを、突部傾斜部3404aと開口傾斜部3062aとが互いに干渉する方向に相対回転させたときに、突部傾斜部3404aと開口傾斜部3062aとが干渉してカバー爪部3404が開口部3062を通過するように構成されている。
このようにカバー爪部3404がカバー爪引掛け部306に傾斜して形成した開口部3062を通過すると、カバー爪部3404の爪部上面3404cとカバー爪引掛け部3062の端面306bとが対面して引っかかり状態が保持された係合状態となる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34との装着状態を確実にすることができ、容易に組み付けて装着することができる。
また、開口部3062の出口部3062cの幅aは、爪部上面3404bの幅eよりも狭く形成されているので、開口部3062とカバー爪部3404とが対向状態となっても容易に開口部3062を通過することはない。このため、例えばトナー容器32をトナー補給装置60に着脱する際に、容器シャッタバネ336を圧縮させる力の反力(復元力)やノズルシャッタバネ613を圧縮させることで生じる反力がトナー容器32に加わった場合でも、容器本体33と容器先端側カバー34とが離脱することがなくなり、トナー容器32の着脱時の作業性を向上することができる。
さらに、本実施形態の場合、爪部底面3404bの幅c<挿入部3062dの幅bとしているので、カバー爪部3404が第1の実施形態に比べて開口部3602を通過する角度が回転方向に対して浅くなる。このため、間隔SP1を第1の実施形態よりも少なくすることができる。
第1から第8の実施形態において、容器本体33に対する容器先端カバー34の装着回転方向Rと、画像形成装置に装着後のトナー容器32において容器先端カバー34に対する容器本体33の回転方向Aは逆である。このため、トナー補給装置60にトナー容器32が装着されて、容器本体33が回転した場合でも、各カバー爪部が各開口部を離脱方向Q1に通過した係合状態にある時には、各カバー爪部がカバー爪引掛け部306のから外れることを防止できる。例えば、図19(g)を用いて説明すると、容器先端カバー34に対して容器本体33が回転方向Aに回転すると、カバー爪引掛け部306は図の左から右方向に移動することになる。その際、開口傾斜部3061aの下端が突部傾斜部340aに接触したとしても、開口傾斜部3061aの傾斜面によってカバー爪引掛け部306は上昇する。これにより、容器先端カバー34に対して容器本体33の回転が規制されることはない。
また、容器本体33と容器先端側カバー34とを組付時と逆方向に回転させる場合、この回転方向に対して装着方向Qに向けて容器本体33を押しながら回転させると、端面306b側から各開口部内に各カバー爪部を容易に案内することができる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34とを分離する際にとり外し易くなり、リサイクル性を向上することが出来る。
第1から第8の実施形態では、カバー爪引掛け部306の端面306aは、各開口部を除いて同一の平面としている。しかし、この端面306aの回転方向における開口傾斜面よりも上流側の部位が、開口傾斜面の挿入側端部よりも離脱方向側に低く形成してもよい。図35では、第1の実施形態の構成において、開口部3601よりも装着回転方向R上流側に位置する端面306a1を、開口傾斜面3601a側よりも離脱方向Q1に向かって低く形成している。
このように、開口部3601よりも装着回転方向R上流側に位置する端面306a1を開口傾斜面3601a側よりも離脱方向Q1に向かって低く形成すると、容器先端側カバー34を回転させたときに、カバー爪部340の突部傾斜部340aと開口傾斜面3601aとが対面することになる。このため、容器本体33と容器先端側カバー34とを組み付ける際に離脱方向Q1側にカバー爪部340を押し込む必要がなく、より作業性が向上する。
上述の実施形態において、容器本体33は、容器ギア301が一体成型されたものとして説明したが、容器本体33に用いる樹脂材質によっては、容器本体33と容器ギア301とを別体で形成することもある。この場合には、図36に示すように、容器ギア301にカバー爪引掛け部306を形成し、この容器ギア301に形成したカバー爪引掛け部306に、上述した何れかの開口部を形成し、容器ギア301を容器本体33に装着して一体化するようにしてもよい。
上述の実施形態では、引掛け部と開口部を容器本体33に、カバー爪部を容器先端側カバー34にそれぞれ形成しているが、引掛け部と開口部を容器先端側カバー34に、カバー爪部を容器本体33に設け、各実施形態と反対の配置構成としてもよい。図37では、開口部3061を容器先端側カバー34の穴部34dに面するように装着方向先端部34cに1箇所形成し、容器本体33の容器開口部33aの外周面33bにカバー爪引掛け部306を回転方向(周方向)に形成し、カバー爪引掛け部306にカバー爪部340を1箇所形成している。
上述の実施形態では、本発明に係る突部と、回転方向に延びていて突部が引っかかる引掛け部とを備え、引掛け部に突部を回転方向と直交する方向に通過可能な開口部を有する構成の適用例として、画像形成装置の粉体収容容器を例に説明した。
しかし、本発明の適用は画像形成装置やそれに用いる粉体収容容器に限定されるものでない。例えば、図38(a)に示す支持装置2000のように、第1の部材となる板状のフレーム1001に貫通孔1034を形成し、歯車1301を備えた軸1033を回転自在に支持する、フレーム1001の貫通孔1034に着脱可能な第2の部材として軸受1035に引掛け部1306を形成する。引掛け部1306は軸受1306の取付けフランジとしても機能する。そして、引掛け部1306に突部としての爪部1340を形成し、貫通孔1034に爪部1340を回転方向と直交する方向に通過可能な開口部1061を形成する。
このように形成すると、図38(b)に示すように、軸受1035の引掛け部1306をフレーム1001の一方の面1001aから貫通孔1034に挿入し、回転させることで、爪部1340が開口部1061内をフレーム1001の一方の面1001aから他方の面1001bに向かって通過することで、爪部1340がフレーム1001の他方の面1001bと係合して装着されるので引っかかり状態が保持される。このため、フレーム1001と軸受1035の装着状態を確実にすることができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
32(Y,M,C,K)トナー容器(粉体収容容器)
33 容器本体(粉体収容部)
33a 開口部(容器開口部)
33b 容器開口部の外周面
33c 容器開口部の先端部
34 容器先端側カバー(保持部)
34a 歯車露出開口部
34b 容器カバーの外周面
34d 垂直面(装着方向下流側の面)
41(Y,M,C,K) 感光体(像担持体)
42(Y,M,C,K) クリーニング装置(感光体クリーニング装置)
42a クリーニングブレード
44(Y,M,C,K) 帯電ローラ(帯電手段)
46(Y,M,C,K) 作像部(画像形成部)
47 露光装置
48 中間転写ベルト
49(Y,M,C,K) 一次転写バイアスローラ
50(Y,M,C,K) 現像装置(現像手段)
51(Y,M,C,K) 現像ローラ(現像剤担持体)
52(Y,M,C,K) ドクタブレード(現像剤規制板)
53(Y,M,C,K) 第一現像剤収容部
54(Y,M,C,K) 第二現像剤収容部
55(Y,M,C,K) 現像剤搬送スクリュ
56(Y,M,C,K) トナー濃度センサ
60(Y,M,C,K) トナー補給装置(粉体補給装置)
64(Y,M,C,K) トナー落下搬送経路
70、2070 トナー容器収納部(粉体容器収納部)
71b 入口台座部
85 中間転写ユニット
86 定着装置
89 二次転写ローラ
100 プリンタ部(複写機装置本体、画像形成装置本体)
200 給紙部(給紙テーブル)
301 容器ギア(容器側歯車)
302 螺旋状突起(搬送手段)
303 把手部
304 汲み上げ部
305 先端開口
306 カバー爪引掛け部(引掛け部)
3061〜3064 開口部
3061a、3062a、3063a、3064a 開口傾斜部
3061b、3062b、3063b、3064b 開口傾斜部との対面部
3061c、3062c、3063c、3064c 開口部の出口部
3061d、3062d、3063d、3064d 挿入部
330 ノズル受入部材(搬送管受入部材)
331 ノズル受入口
332 容器シャッタ(容器開閉部材)
334 容器シャッタ支持部材(支持部材)
335 シャッタ後端支持部
336 容器シャッタバネ(付勢部材)
339 容器ロック部
339a ガイド突起
339b ガイド溝
339c 乗り越え部
339d 係止孔(軸方向規制部)
340、3401〜3404 カバー爪部(突起)
3401a〜3404a 突部傾斜部
3401b、3402b、3403b、3404b 挿入部と対向する面
3401c、3402c、3403c、3404c 出口部側と対向する面
4063、4064 案内部
400 スキャナ部(原稿読取部)
500 複写機(画像形成装置)
601 容器駆動ギア (本体側歯車)
610 ノズル開口(粉体受入口)
611 搬送ノズル(搬送管)
612 ノズルシャッタ(粉体受入口開閉部材)
613 ノズルシャッタバネ(付勢部材)
614 搬送スクリュ(搬送部材)
615 容器セット部(容器受入部)
615a 端部内周面
615c バネ規制部
G 現像剤
Q 装着方向
Q1 離脱方向
1001 第1の部材
1034 貫通孔
1035 第2の部材
1061 開口部
1036 引掛け部
1340 突部
2000 支持装置
特開2009−276659号公報

Claims (11)

  1. 粉体を内部に収容した筒状の粉体収納部材と、
    粉体収納部材に着脱可能な保持部と、
    前記粉体収納部材又は前記保持部の一方に設けられた突部と、
    前記粉体収納部材又は前記保持部の他方に設けられ、前記突部が引っかかる引掛け部とを備え、
    前記粉体収納部材と保持部は相対回転可能であり、
    前記引掛け部は回転方向に延びていて、前記突部を回転方向と直交する方向に通過可能な開口部を有する粉体収容容器。
  2. 請求項1記載の粉体収容容器において、
    前記開口部は、前記粉体収納部材と前記保持部とを相対回転させたときに、前記突部を回転方向と直交する方向に通過可能に形成されている粉体収容容器。
  3. 請求項1又は2記載の粉体収容容器において、
    前記突部は、当該突部の外側周方向の面よりも前記開口部方向へ突出していることを特徴とする粉体収容容器。
  4. 請求項1又は2記載の粉体収容容器において、
    前記突部は、回転方向に位置する端部に回転方向に傾斜した突部傾斜部を有し、
    前記開口部は、回転方向に位置する面に前記突部傾斜部と同方向に傾斜した開口傾斜部を有し、
    前記粉体収納部材と前記保持部とを、前記突部傾斜部と前記開口傾斜部とが互いに干渉する方向に相対回転させたときに、前記突部傾斜部と前記開口傾斜部とが干渉して前記突部が前記開口部を通過するように構成された粉体収容容器。
  5. 請求項4記載の粉体収容容器において、
    前記開口部における、前記開口傾斜部と前記開口傾斜部との対面部との間隔をt、
    前記開口部における出口部側での回転方向への幅をa、
    前記突部の着脱方向への厚さをdと、
    前記突部が開口部を通過後に前記出口部側と対向する面の回転方向への幅をeとしたとき、
    d≦t、a<eである粉体収容容器。
  6. 請求項5記載の粉体収容容器において、
    前記開口部における挿入部側での回転方向への幅をb、
    前記突部における前記挿入部と対向する面の回転方向への幅をcとしたとき、
    c<bである粉体収容容器。
  7. 請求項5記載の粉体収容容器において、
    前記開口部は、その挿入部側に、離脱方向へ向かって窪んだまたは離脱方向へ向かって傾斜した案内部を有し、
    前記案内部における回転方向への幅をb、
    前記突部における前記段差部又は前記突部傾斜部と対向する面の回転方向への幅をcとしたとき、
    c<bである粉体収容容器。
  8. 請求項3乃至7の何れか1つに記載の粉体収容容器において、
    前記引掛け部は、回転方向における前記開口傾斜面よりも上流側の部位が、前記開口傾斜面の挿入側端部よりも前記離脱方向側に低く形成されている粉体収容容器。
  9. 請求項1乃至8の何れか1つに記載の粉体収容容器において、
    前記粉体収納部材は、着脱可能であって、駆動力が伝達される容器側歯車を有し、
    前記突部は、前記歯車に設けられている粉体収容容器。
  10. 請求項1乃至9の何れか1つに記載の粉体収容容器を有する画像形成装置。
  11. 貫通孔を備えた第1の部材と、
    前記貫通孔に着脱可能な第2の部材、
    前記第1の部材又は前記第2の部材の一方に設けられた突部と、
    前記第1の部材又は前記第2の部材の他方に設けられ、前記突部が引っかかる引掛け部とを備え、
    前記引掛け部は回転方向に延びていて、前記突部を回転方向と直交する方向に通過可能な開口部を有する支持装置。
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