JP2015170890A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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多俊 佐藤
幸司 今村
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幸司 今村
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Noriyuki Abe
敬之 阿部
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Shigenori Nakamura
重紀 中村
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Abstract

【課題】消費電流及びチップ面積を削減する無線通信装置及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】この無線通信装置は、位相の同期引き込みが行われた第1の局部発振信号を用いて、受信信号の電力を検出する電力検出手段と、前記第1の局部発振信号に、前記第1の局部発振信号とは異なる第2の局部発振信号を乗算して中間周波数の信号に変換する周波数変換手段と、前記中間周波数の信号の周波数をカウントするカウント手段と、カウントされた前記中間周波数の信号の周波数を所定の範囲に収まるよう、前記第2の局部発振信号の周波数を補正する制御を行う周波数補正制御手段と、を具備する構成をとる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
近年、WPAN(Wireless Personal Area Network)及びセンサー無線ネットワークシステムといった小型低消費電力の無線端末によるネットワークが注目されている。
これらのネットワークで用いられる無線端末の伝送速度は低速(数kbps〜数百kbps)であり、無線信号の到達距離は短い(数m〜数十m程度)代わりに、小型かつ低消費電力性能に特徴がある。この低消費電力性能としては、電池によって数年間駆動可能な性能が想定される。
このような無線端末の消費電力の削減方法として様々な方法が提案されている。例えば、局部発振信号を出力するPLL局部発振回路の一部を間欠動作させて、受信待ち受け時の消費電力を低減する無線通信方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の無線通信方法では、位相同期引き込みが完了した時点で、PLL局部発振回路を構成する分周回路及び位相比較回路をOFFさせ、局部発振回路をフリーラン動作させることにより、消費電力を低減することができる。
特許第3125469号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示の技術では、以下のような問題がある。まず、PLL局部発振回路の位相同期引き込みまでにPLL局部発振回路を構成する分周回路などで電流が消費されてしまう。また、低消費電力システムで使用される32kHzの低速基準クロックを用いて位相比較すると、引き込み時間が長くなり消費電力がさらに増大してしまう。さらに、PLL局部発振回路を構成する分周回路、位相比較回路、LPF(Low Pass Filter)を内蔵させるとチップ面積が増大してしまう。
本発明の目的は、消費電力及びチップ面積を削減する無線通信装置及び無線通信方法を提供することである。
本発明の一態様に係る無線通信装置は、位相の同期引き込みが行われた第1の局部発振信号を用いて、受信信号の電力を検出する電力検出手段と、前記第1の局部発振信号に、前記第1の局部発振信号とは異なる第2の局部発振信号を乗算して中間周波数の信号に変換する周波数変換手段と、前記中間周波数の信号の周波数をカウントするカウント手段と、カウントされた前記中間周波数の信号の周波数を所定の範囲に収まるよう、前記第2の局部発振信号の周波数を補正する制御を行う周波数補正制御手段と、を具備する構成をとる。
本発明の一態様に係る無線通信方法は、位相の同期引き込みが行われた第1の局部発振信号を用いて、受信信号の電力を検出する電力検出ステップと、前記第1の局部発振信号に、前記第1の局部発振信号とは異なる第2の局部発振信号を乗算して中間周波数の信号に変換する周波数変換ステップと、前記中間周波数の信号の周波数をカウントするカウントステップと、カウントされた前記中間周波数の信号の周波数を所定の範囲に収まるよう、前記第2の局部発振信号の周波数を補正する制御を行う周波数補正制御ステップと、を具備するようにした。
本発明によれば、消費電力及びチップ面積を削減することができる。
本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図 図1に示した局部発振回路の回路構成の一例を示す図 図1に示した局部発振回路の制御例を示す図 周波数補正の手順を示すフロー図 図1に示した無線通信装置の各部における動作タイミングを示すタイミングチャート 図1に示した無線通信装置の各部における他の動作タイミングを示すタイミングチャート 図1に示したスイッチの構成例を示す図 本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の構成を示すブロック図 図2に示した周波数変換回路の構成例を示す図 本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る無線通信装置の構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、実施の形態において、同一機能を有する構成には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信装置1の構成例を示すブロック図である。以下、無線通信装置1の構成について図1を用いて説明する。
アンテナ100は、無線信号の受信待受時において、通信相手から送信されたウェイクアップ信号又はデータ信号を受信し、整合回路101に出力する。整合回路101は、アンテナ100が受信した受信信号のうち、受信信号帯域外の妨害信号を除去し、電力検出部10、アドレス検出部11及び通信用受信部12に出力する。
電力検出部10は、周波数変換回路102、基準発振回路103、PLL(Phase Locked Loop)104、局部発振回路105、二乗部106、及び、電力判定部107を備え、整合回路101から出力された受信信号の受信電力を検出する。以下、電力検出部10の内部構成について説明する。
周波数変換回路102は、整合回路101から出力された信号を局部発振回路105から出力された発振信号によって中間周波数(IF:Intermediate Frequency)にダウンコンバートして、二乗部106に出力する。
基準発振回路103は、例えば、32kHzなどの低速クロックで発振し、発振した信号を基準発振信号としてPLL104に出力する。
PLL104は、基準発振回路103から出力された基準発振信号を用いて、局部発振回路105から出力された発振信号の位相同期引き込みを行い、局部発振回路105の出力信号の周波数を安定化させる。
局部発振回路105は、位相同期した発振信号を周波数変換回路102及びアドレス検出部11のスイッチ120に出力する。
二乗部106は、周波数変換回路102から出力された信号に対して二乗演算し、得られた二乗信号を電力判定部107に出力する。
電力判定部107は、二乗部106から出力された二乗信号をフィルタリングすることにより、受信信号の包絡線情報を抽出する。また、電力判定部107は、抽出した包絡線情報から電力の有無を判定し、判定結果を含む電力判定信号を電源スイッチ108に出力する。電力判定信号としては、例えば、包絡線情報が所定値以上である場合、受信信号の電力があることを表す値が出力され、包絡線情報が所定値未満である場合、受信信号の電力がないことを表す値が出力される。なお、受信信号の電力がある旨を示す値に「H(HIgh)」が割り当てられ、受信信号の電力がない旨を示す値に「L(Low)」が割り当てられる。
電源部109は、電源スイッチ108、117、123を介して、電源を各ブロックに供給する。
電源スイッチ108は、電源部109から供給された電源を、電力判定部107から出力された電力判定信号に基づいて、局部発振回路112、周波数変換回路113、カウンタ114、アドレス判定部115へ供給する。例えば、電力判定信号が「H」の場合、電源スイッチ108は、局部発振回路112、周波数変換回路113、カウンタ114、アドレス判定部115へ電源を供給する。つまり、受信信号の電力が検出された場合、アドレス検出部11の各部が起動する。また、電力判定信号が「L」の場合、電源スイッチ108は、局部発振回路112、周波数変換回路113、カウンタ114、アドレス判定部115へ電源を供給しない。
アドレス検出部11は、スイッチ120、周波数補正制御回路121、局部発振回路112、周波数変換回路113、カウンタ114、及び、アドレス判定部115を備え、整合回路101から出力された受信信号のウェイクアップ信号に含まれるアドレスが自局宛のアドレスか否を判定する。以下、アドレス検出部11の内部構成について説明する。
スイッチ120は、整合回路101から出力された受信信号、または、局部発振回路105から出力された発振信号のいずれかを選択し、選択した信号を周波数変換回路113に出力する。
局部発振回路112は、局部発振信号を周波数変換回路113に出力する。また、局部発振回路112は、周波数補正制御回路121から出力された制御コードに応じた周波数の局部発振信号を出力する。局部発振回路112の回路構成の一例を図2に示す。インダクタ200a、200bと容量値201a〜201dと上記容量値をON/OFF制御するスイッチ202a、202bと安定発振させるためのトランジスタ203a、203bと定電流源204から構成された一般的なLC発振回路である。発振周波数はインダクタ200a、200bの値と並列に接続された容量値201a〜201dで調整可能であり、スイッチ202a、200bをON/OFF制御することにより、例えば、図3に示すように発振周波数を調整することができる。
周波数変換回路113は、スイッチ120から出力された信号を、局部発振回路112から出力された発振信号を用いてIF信号にダウンコンバートし、カウンタ114に出力する。
カウンタ114は、周波数変換回路113から出力されたIF信号をカウントし、カウント値から算出する周波数情報をアドレス判定部115に出力する。カウント値は、周波数に比例し、周波数が高いほど大きくなる。なお、受信信号がFSK信号である場合、カウンタ114は、例えば、所定の周波数を示すカウント値よりも計測したカウント値が高ければH、低ければLと閾値処理をすることにより、FSK復調することができる。
アドレス判定部115は、カウンタ114から出力された周波数情報と、既知である任意の信号パターン(既知パターン)との相関演算により相関値を導出し、導出した相関値を閾値判定する。すなわち、アドレス判定部115は、受信信号が自局宛のウェイクアップ信号であるか否かを判定し、相関値が所定値以上である場合には、相関ありと判定され、判定結果を含むパターン検出信号(ウェイクアップパルス)を電源スイッチ117に出力する。逆に、相関値が閾値未満である場合には、相関なし、すなわち、他局宛の信号であると判定されると共に、その旨を示すフォールスアラーム(False Alarm)信号がMCU(Micro Control Unit)13に出力される。
ここで、既知パターンは、例えば、ウェイクアップ信号のパターン、プリアンブルのパターン、または無線通信装置1を識別するパターンを含む。無線通信装置1を識別するパターンは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレス、またはMAC(Media Access Control)アドレスを含む。
アドレス判定部115は、例えば、相関器を含み、受信信号に対してビット単位で相関演算するので、他の構成部(例えば、電力検出部10の各部)と比較して相対的に消費電力が大きい。
周波数補正制御回路121は、カウンタ114から出力された周波数情報に基づいて、周波数を調整する制御コードを局部発振回路112に出力する。
なお、受信感度向上のために周波数変換回路113の前段にLNA(Low Noise Amplifier)を挿入したり、周波数変換回路113とカウンタ114との間に増幅器または帯域制限フィルタを入れたりしてもよい。
電源スイッチ117は、アドレス判定部115から出力されたウェイクアップパルスが示す所定の信号パターンを検出したか否かに応じて、電源部109から通信用受信部12への電源の供給を制御する。例えば、電源スイッチ117は、ウェイクアップパルスが「H」の場合、通信用受信部12へ電源を供給し、ウェイクアップパルスが「L」の場合、通信用受信部12へ電源を供給しない。このように、電源スイッチ117は、受信信号から自局宛のウェイクアップ信号が検出された場合、通信用受信部12を起動する無線通信起動部として機能する。
通信用受信部12は、整合回路101から出力された受信信号のうち、自局宛のデータを受信処理し、受信処理したデータをMCU13に出力する。通信用受信部12は、例えば、復調器を含み、ビット単位により受信信号に対して復調処理を行うので、他の構成部(例えば、電力検出部10及びアドレス検出部11の各部)と比較すると相対的に消費電力が大きい。
通信用受信部12は、アドレス検出部11により所定のパターンが検出された場合、電力が供給され、動作を開始する。つまり、受信信号から所定の信号パターンが検出された場合に、通信用受信部12が起動する。これにより、消費電力が比較的大きい通信用受信部12の稼働時間を低減し、受信待受時の消費電力を削減できる。
MCU13は、無線通信装置1全体の制御を行う。
このように、無線通信装置1は、受信信号の信号電力を検出することにより、アドレス検出部11の各部を起動する。また、無線通信装置1は、受信信号から所定の信号パターンを検出することにより、通信用受信部12を起動する。よって、無線通信装置1は、段階的にアドレス検出部11、通信用受信部12を起動することにより、消費電力が大きい通信受信部12の稼働時間を低減し、受信待受時の消費電力を削減することができる。
次に、上述した局部発振回路112の動作について説明する。局部発振回路112は、PLLループを構成せずにフリーランで発振しているため、温度変動などにより発振周波数が経時変化し、ある一定の許容範囲を超えるとアドレス判定部115でのアドレス判定の正常動作が困難になる。
そこで、以下に述べる方法で局部発振回路112の発振周波数を安定化させる。スイッチ120にて、整合回路101の出力信号の代わりに、PLLループを構成して周波数が安定している局部発振回路105の発振出力が周波数変換回路113に入力され、周波数変換回路113にて、局部発振回路105の発振出力が局部発振回路112の発振出力と乗算されてIF信号にダウンコンバートされる。
カウンタ114は、IF信号をカウントすることができるので、間接的に局部発振回路112の発振周波数をモニタすることができ、例えば、ロジック回路で構成される周波数補正制御回路121を用いて、局部発振回路112の発振周波数を許容範囲内に収まるようにすることが可能である。この動作を間欠的に実行することにより、局部発振回路112の発振周波数を安定させ、アドレス判定部115の動作を安定化させることができる。
次に、周波数補正の手順について図4を用いて説明する。図4において、ステップST401では、局部発振回路112が制御コード=Xに設定されて局部発振信号を出力し、ステップST402では、カウンタ114が周波数をカウントする。
ステップST403では、周波数補正制御回路121がステップST402においてカウントされた周波数がターゲット−f1(目標周波数から所定値f1を差し引いた値)未満であるか否かを判定し、ターゲット−f1未満である場合(YES)、ステップST404に移行し、制御コードをインクリメントし、ステップST402に戻る。一方、ターゲット−f1以上である場合(NO)、ステップST405に移行する。
ステップST405では、周波数補正制御回路121がステップST402においてカウントされた周波数がターゲット+f1(目標周波数に所定値f1を加算した値)を超えるか否かを判定し、ターゲット+f1を超える場合(YES)、ステップST406に移行し、制御コードをデクリメントし、ステップST402に戻る。一方、ターゲット+f1以下である場合(NO)、周波数補正処理を終了する。
このように、図4に示す例では、局部発振信号の周波数をターゲット±f1以内(許容範囲)に収まるように周波数補正制御回路121を機能させている。
図5は、図1に示した無線通信装置1の各部における動作タイミングを示すタイミングチャートである。図5では、他局宛の信号、自局宛の信号、他局宛の信号の順で信号を受信する場合における、局部発振回路112の電源、周波数補正動作、アドレス判定動作、各ブロックから出力されるフォールスアラーム(False Alarm)信号、ウェイクアップパルス(Wake Up Pulse)、通信用受信部12の電源の状況を示している。
また、受信する信号は、それぞれウェイクアップ信号と通信データ部で構成されている。
まず、無線通信装置1は、他局宛のウェイクアップ信号を受信し、電力検出及びアドレス判定動作を開始する。しかしながら、自局宛のアドレスではないため、無線通信装置1は、フォールスアラーム信号を出力し、受信動作を停止する。
次に、無線通信装置1は、自局宛のウェイクアップ信号を受信し、電力検出及びアドレス判定動作を開始する。その後、無線通信装置1は、自局宛アドレスを検出し、ウェイクアップパルスを出力し、通信用受信部12の電源を投入する。そして、通信用受信部12が通信データを受信する。
さらに、無線通信装置1は、次に来る他局宛のウェイクアップ信号を受信し、電力検出及びアドレス判定動作を開始する。しかしながら、自局宛のアドレスではないため、無線通信装置1は、フォールスアラーム信号を出力し、受信動作を停止する。
これらの受信信号の受信処理の合間に、前述したような周波数補正動作を間欠的に実施することで、局部発振回路112の発振周波数を安定化させることができる。
このように、実施の形態1によれば、アドレス検出部11における局部発振信号112の周波数を補正するのに、電力検出部10における局部発振回路105から位相同期した発振信号を用いることにより、アドレス検出部11にPLL回路を設ける必要がなくなり、消費電力及びチップ面積を削減することができる。
なお、上記周波数補正で必要な局部発振回路112、周波数変換回路113、カウンタ114、周波数補正制御回路121の電源供給は電源スイッチ123が制御し、通信の合間にMCU13からの制御信号により、間欠的に周波数補正を行わせることができる。
具体的には、MCU13は、アドレス判定部115から出力されたフォールスアラーム信号に基づいて、周波数補正が必要か否かを判定し、通信の合間に周波数補正が必要な場合には電源スイッチ123を導通させる。
電源スイッチ117は、アドレス判定部115からのウェイクアップパルスに従って、電源部109から通信用受信部12への電源の供給を制御する。
図6は、図1に示した無線通信装置1の各部における他の動作タイミングを示すタイミングチャートである。図6では、フォールスアラーム信号に基づいて周波数補正を行っている様子を示している。局部発振回路112の発振周波数が許容範囲以上にずれている場合には、自局宛の信号であっても正常にアドレス判定できなくなるので、これを回避するため、フォールスアラーム信号出力後に周波数補正を行っている。なお、この動作は、例えば、通信用受信部12が通信データを受信終了後に実施してもよい。
MCU13は、フォールスアラーム信号発生後に周波数補正を行ってもよいし、フォールスアラーム信号の発生頻度に応じて、周波数補正間隔を調整してもよい。具体的には、MCU13は、フォールスアラーム信号の発生頻度が多いほど、周波数補正間隔を短く、フォールスアラーム信号の発生頻度が少ないほど、周波数補正間隔を長くする。なお、MCU13を介さず、アドレス判定部115がフォールスアラーム信号を出力するとともに、周波数補正を行ってもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1の図1において、スイッチ120は、例えば、図7に示すようなトランジスタ300a、300bの2個で構成され、そのON抵抗により信号が減衰する。一般的に、受信回路の入力部で信号が減衰すると受信感度が低下することを考慮して、図8に示す構成が考えられる。図8は、本発明の実施の形態2に係る無線通信装置2の構成を示すブロック図である。図8が図1と異なる点は、周波数変換回路125を追加し、スイッチ120をスイッチ126に変更し、アドレス検出部11をアドレス検出部14に変更した点である。
周波数補正を行う場合には、周波数変換回路125が局部発振回路105の発振出力と局部発振回路112の発振出力とを乗算して生じたIF信号をスイッチ126に出力し、カウンタ114が周波数をカウントして、周波数補正制御回路121が局部発振回路112の発振周波数を補正する。
周波数補正を行わない場合には、周波数変換回路113が受信信号と局部発振回路112の発振出力とを乗算して生じたIF信号をスイッチ126に出力して、整合回路101から出力された受信信号が復調できるようにする。
なお、周波数変換回路125は、例えば、図9に示すような回路で実現できる。容量400でDCカットされた局部発振信号(LO信号)をトランジスタ401で受信信号(RF信号)と乗算させることにより周波数変換を実現している。LO信号と周波数変換回路の出力DC電圧は抵抗402、403を用いて定電圧源404、405の出力電圧値になるように設定される。このように、周波数変換回路125は少ない素子の回路で実現することができ、回路追加によるチップ面積への影響は少ない。
以上の構成により、図1におけるスイッチ120の挿入ロスによる受信感度の低下を低減することができる。
このように、実施の形態2によれば、局部発振回路112の出力信号とは異なる発振回路105の出力信号を周波数変換回路125に出力し、FSK復調用のカウンタ114で局部発振回路112の周波数を補正することによりアドレス検出部14にPLL回路を設ける必要がなくなり、消費電力及びチップ面積を削減することができる。
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3に係る無線通信装置3の構成を示すブロック図である。図10が図1と異なる点は、アドレス検出部11を削除し、通信用受信部12を通信用受信部15に変更した点である。
通信用受信部15は、整合回路101から出力された受信信号のうち、自局宛のデータを受信処理し、受信処理したデータをMCU13に出力する。また、通信用受信部15は、アドレス検出部11の内部構成と同様の構成を有し、さらに、LNA(Low Noise Amplifier)130、IFAMP131、復調部135を備えている。
LNA130は、整合回路101から出力された受信信号を低雑音で増幅し、スイッチ120に出力する。
IFAMP131は、周波数変換回路113から出力されたIF信号を増幅し、カウンタ114に出力する。
復調部135は、カウンタ114から出力された周波数情報に復調処理を施し、得られた復調信号をMCU13に出力する。
このように、実施の形態3によれば、アドレス検出部を設ける必要がなくなり、チップ面積をさらに削減することができる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4に係る無線通信装置4の構成を示すブロック図である。図11が図10と異なる点は、基準発振回路140及びPLL141を追加し、通信用受信部15を通信用受信部16に変更した点である。
基準発振回路140は、例えば、20〜40MHzの水晶発振子を用いた発振回路で構成され、発振した信号を基準発振信号としてPLL141に出力する。
PLL141は、基準発振回路140から出力された基準発振信号を用いて、局部発振回路112から出力された発振信号の位相同期引き込みを行い、局部発振回路112の出力信号の周波数を安定化させる。
このように、実施の形態4によれば、周波数補正制御回路121が間欠的に周波数補正を行うことにより、通信用受信部16においてPLL141を高速にロックアップさせることができる。
本発明にかかる無線通信装置及び無線通信方法は、例えば、ウェイクアップ型無線システムに適用できる。
10 電力検出部
11、14 アドレス検出部
12、15、16 通信用受信部
13 MCU
100 アンテナ
101 整合回路
102、113、125 周波数変換回路
103、140 基準発振回路
104、141 PLL
105、112 局部発振回路
106 二乗部
107 電力判定部
108、117、123 電源スイッチ
109 電源部
114 カウンタ
115 アドレス判定部
120、126、202a、202b スイッチ
121 周波数補正制御回路
130 LNA
131 IFAMP
135 復調部
200a、200b インダクタ
201a、201b、201c、201d、400 容量
203a、203b、300a、300b、401 トランジスタ
204 定電流源
402、403 抵抗
404、405 定電圧源

Claims (8)

  1. 位相の同期引き込みが行われた第1の局部発振信号を用いて、受信信号の電力を検出する電力検出手段と、
    前記第1の局部発振信号に、前記第1の局部発振信号とは異なる第2の局部発振信号を乗算して中間周波数の信号に変換する周波数変換手段と、
    前記中間周波数の信号の周波数をカウントするカウント手段と、
    カウントされた前記中間周波数の信号の周波数を所定の範囲に収まるよう、前記第2の局部発振信号の周波数を補正する制御を行う周波数補正制御手段と、
    を具備する無線通信装置。
  2. 前記周波数変換手段への入力として、前記第1の局部発振信号または前記受信信号を切り替えるスイッチを具備する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記受信信号を中間周波数に変換する第1の周波数変換手段と、
    前記第1の局部発振信号に、前記第1の局部発振信号とは異なる第2の局部発振信号を乗算して中間周波数の信号に変換する第2の周波数変換手段と、
    前記第1の周波数変換手段または前記第2の周波数変換手段と、前記カウント手段との接続を切り替えるスイッチと、
    を具備する請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記周波数補正制御手段は、一定の周期で前記周波数の補正制御を行う、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 前記周波数補正制御手段は、前記受信信号が他局宛の信号であった場合、前記周波数の補正制御を行う、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記周波数補正制御手段は、他局宛の信号を受信した頻度に応じて、前記周波数の補正制御を行う間隔を変更する、
    請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記第2の局部発振信号の位相同期引き込みを行うPLL(Phase Locked Loop)手段を具備する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 位相の同期引き込みが行われた第1の局部発振信号を用いて、受信信号の電力を検出する電力検出ステップと、
    前記第1の局部発振信号に、前記第1の局部発振信号とは異なる第2の局部発振信号を乗算して中間周波数の信号に変換する周波数変換ステップと、
    前記中間周波数の信号の周波数をカウントするカウントステップと、
    カウントされた前記中間周波数の信号の周波数を所定の範囲に収まるよう、前記第2の局部発振信号の周波数を補正する制御を行う周波数補正制御ステップと、
    を具備する無線通信方法。
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