JP2015166214A - 車載暖房装置 - Google Patents

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信之 山本
Nobuyuki Yamamoto
信之 山本
阿部 憲生
Norio Abe
憲生 阿部
大杉 和也
Kazuya Osugi
和也 大杉
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パナソニックIpマネジメント株式会社
Panasonic Ip Management Corp
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Abstract

【課題】シートの下方に設置した場合に、着座者の足元に好適に温風を送風することが可能な車載暖房装置を提供する。
【解決手段】車載暖房装置1Aは、シートクッションの前方に吸入口を有し外気の吸入通路となる吸入ガイド部3と、吸入ガイド部3を通して外気を内部に吸い込む送風部4と、内部にヒータを備えて送風部4からの送風を加熱して温風を形成する温風形成部5と、温風形成部5からの温風を吹き出す左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cが設けられた吹出部6とを備え、吹出部6は、温風形成部5からの温風を左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cにそれぞれ分けて送り出す左右吹出ガイド部7a、7b、中央吹出ガイド部7cを備え、左右吹出ガイド部7a、7bは温風の温度に基づいて左右吹出部6a、6bに送り出す温風の風量を調整するダンパ9a、9bを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される暖房装置に関し、特に、車両用シートの下方に設置される車載暖房装置に関する。
従来、自動車等の車両に搭載される暖房装置(車載暖房装置)としては、車両用シート(座席)の下方に設置され、使用者の足元を暖房するタイプのものが知られている。
例えば、特許文献1には、シートに着座した使用者の足元等を小さなエネルギーで冷暖房し得る乗物用シートが開示されている。この乗物用シートは、シートクッションまたはシートバックに設けられる送風機と、この送風機から延出する吸気ダクトおよび排気ダクトと、熱供給装置とを備えている。吸気ダクトはシートクッションの前方に開口される吸気口を有し、排気ダクトはシートクッションの前方に開口される排気口を有し、熱供給装置は、吸気口から排気口に流れる空気に温熱エネルギーまたは冷熱エネルギーを供給する。
特開2011−254882号公報
しかしながら、特許文献1に開示される乗物用シートでは、吸気口はシートクッションの前方中央部に設けられ、排気口は吸気口の左右両側に設けられている。そのため、シートの着座者の足元を暖房する場合に、温風の方向によっては着座者の膝下部に直接当たり、特にスカートを穿いた女性が長時間使用すると低温やけどを起こすおそれがある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、シートの下方に設置した場合に、着座者の足元に好適に温風を送風することが可能な車載暖房装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車載暖房装置は、前記の課題を解決するために、車両のシート着座部であるシートクッションの下部前方に設置される車載暖房装置であって、前記シートクッションの前方に吸入口を有し外気の吸入通路となる吸入ガイド部と、前記吸入ガイド部を通して外気を内部に吸い込む送風部と、内部にヒータを備えて前記送風部からの送風を加熱して温風を形成する温風形成部と、前記温風形成部からの前記温風を吹き出す左右吹出部、中央吹出部が設けられた吹出部と、を備え、前記吹出部は、前記温風形成部からの前記温風を前記左右吹出部、前記中央吹出部にそれぞれ分けて送り出す左右吹出ガイド部、中央吹出ガイド部を備え、前記左右吹出ガイド部は前記温風の温度に基づいて前記左右吹出部に送り出す温風の風量を調整するダンパを備える。
前記構成によれば、温風の温度に基づいて左右吹出口からの風量が調整されるため、シートクッションに着座した使用者の足元全体に、好適に温風を送風することが可能となる。
前記構成の車載暖房装置においては、前記温風の温度を検出する温度検出部を備え、前
記検出した温度が所定の閾値より高い場合には前記ダンパは閉じる方向に調整され、前記検出した温度が所定の閾値より低い場合には前記ダンパは開く方向に調整される構成であってもよい。この構成によれば、長時間の使用における低温やけどの懸念を払拭できる。
また、前記構成の車載暖房装置においては、前記ダンパは、形状記憶合金からなるバネとバイアスバネとで開閉駆動される構成であってもよい。この構成によれば、より簡単な構成で着座者の足元に好適に温風を送風することができる。
また、前記構成の車載暖房装置においては、前記ダンパは、バイメタルで開閉駆動される構成であってもよい。この構成によれば、より簡単な構成で着座者の足元に好適に温風を送風することができる。
また、前記構成の車載暖房装置においては、前記左右吹出口は前記車載暖房装置が設置されたシートの着座者が着座状態におけるふくらはぎに対応する方向に向けられ、前記中央吹出口は前記車両の室内の床面に向けられる構成であってもよい。
本発明では、以上の構成により、シートの下方に設置した場合に、着座者の足元に好適に温風を送風することが可能な車載暖房装置を提供することができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る車載暖房装置による着座者の足元の暖房状態の一例を示す模式図 図1に示す車載暖房装置の構成の一例を示す断面図で、(a)は(b)に示すB−B面での断面図で、(b)は(a)に示すA−A面での断面図 図1に示す車載暖房装置の正面図 図2に示す車載暖房装置のダンパ9a、9bが閉じた状態を示す、B−B面での断面図 図2に示す車載暖房装置のダンパ9a、9bが開いた状態を示す断面図で、(a)は(b)に示すB−B面での断面図で、(b)は(a)に示すA−A面での断面図 本発明の実施の形態2に係る車載暖房装置の構成の一例を示す、ダンパ9a、9bが開いた状態を示す断面図で、(a)は(b)に示すB−B面での断面図で、(b)は(a)に示すA−A面での断面図 本発明の実施の形態2に係る車載暖房装置の構成の一例を示す、ダンパ9a、9bが閉じた状態を示す断面図で、(a)は(b)に示すB−B面での断面図で、(b)は(a)に示すA−A面での断面図 本発明の実施の形態3に係る車載暖房装置の構成の一例を示す、ダンパ9a、9bが開いた状態を示す断面図で、(a)は(b)に示すB−B面での断面図で、(b)は(a)に示すA−A面での断面図 本発明の実施の形態3に係る車載暖房装置の構成の一例を示す、ダンパ9a、9bが閉じた状態を示す断面図で、(a)は(b)に示すB−B面での断面図で、(b)は(a)に示すA−A面での断面図
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
[車載暖房装置の構成例]
まず、本実施の形態1に係る車載暖房装置1Aの構成の一例について、図1〜図3を参照して具体的に説明する。図1に示すように、本実施の形態に係る車載暖房装置1Aは、車両100の室内に設置されたシート30のシートクッション31の下部前方に取り付けられている。
まずシート30について説明すると、図1に示すシート30は、シートクッション31、シートバック32等を備えており、シートクッション31が着座部となりシートバック32が背もたれ部となる。シートバック32は、図示しないリクライニング装置を介してシートクッション31に取り付けられており、シートクッション31に対して傾斜角度が変更可能となっている。
車載暖房装置1Aは、図2に示すように筐体2内に構成される、吸入ガイド部3、送風部4、温風形成部5、および吹出部6等を備えている。すなわち、車載暖房装置1Aは、筐体2によりユニット化された構造になっており、外部からの電源供給のみで動作する。そのため、予め車両100の出荷時にシート30に設置されている場合以外にも、シート30のシートクッション31の下部にスペースがある場合には、後付けによりシート30に設置することも可能である。さらに、図1に示した車両100のドライバーとなる着座者20が着座するシート30以外にも、同乗者のシートなどにも設置することができる。
図2(a)に示すように、吸入通路を構成する吸入ガイド部3が上段に位置し、隔壁2bを隔てて送風部4、温風形成部5、吹出部6が下段に位置するように配置されている。吸入ガイド部3は方形断面の吸入通路を構成し、車載暖房装置1Aの前方(すなわちシートクッション31の前方)と送風部4とをつなぐように設けられている。これによって、車載暖房装置1Aは、シートクッション31の前方から、図1のブロック矢印F1で示す空気流(帰還した温風)を吸入口3aから吸い込みやすくなるので、暖房効率を向上させることができる。すなわち、温度の高い空気は上方に移動しやすいため、下段に吹出部6を配置して着座者20の足元に温風を吹き出し、上段に吸入口3aを配置して吸入した方が暖かい空気を吸い込み易く、また、吹出し風が吸入空気流F1を邪魔しないので、暖かい空気流をより効率的に形成できる。
なお、吸入ガイド部3の具体的な形状は、図2に示すような形状に限定されず、前面に加えて側面が開口してもよいし、その他、空気流を導入する分野で公知の構成が採用されてもよい。
送風部4は、モータ4aおよびファン4bが設けられており、吸入ガイド部3の吸入通路の吸入口3aとは反対側で、かつ隔壁2bを隔てて下段に設置されている。ファン4bはモータ4aの回転軸に固定され、モータ4aにより回転して空気流が形成される。ここで、吸入通路を通った外気を下段の送風部4に送るために、隔壁2bには開口2cが設けられている。この開口2cの位置や形状は、送風部4の形状に応じて吸気が最適に行われるように形成されている。
本実施の形態における送風部4の形状は、内部に収容されるファン4bおよびモータ4aの形状に応じた略円板状であって、その一部が突出して温風形成部5に連通するように接続されている。なお、送風部4の具体的な構成は特に限定されず、例えば、公知の樹脂製筐体内に公知のモータ4aおよびファン4bが設けられている構成であればよい。
温風形成部5は、送風部4よりも吹出部6に近い位置(送風方向を基準とすれば送風部4よりも下流側で、かつ吹出部6よりも上流側の位置)に設けられ、送風部4からの送風を加熱して温風を形成する。また、温風形成部5の内部には、シートクッション31の幅
方向に広がるヒータ5a、5b、5cが設けられている。したがって、温風形成部5の形状は、シートクッション31の幅方向に広がる平坦形状となっている。
ヒータ5a、5b、5cは、PTCヒータ、セラミックヒータ等で構成され、図2に示すように略棒状であって、送風部4からの送風方向に交差する状態で温風形成部5内に設けられている。また、温風形成部5におけるヒータ5a、5b、5cよりも送風部4側の位置(送風方向を基準とすれば上流側の位置)に整流板を設けて、送風部4から発生した空気流をヒータ5a、5b、5cに向けて指向させてもよい。なお、温風形成部5の具体的な構成は特に限定されず、例えば、公知の樹脂製筐体内に、公知の棒状のヒータ5a、5b、5cが設けられる構成であればよい。
温風形成部5は、隔壁2bを介して吸入ガイド部3の吸入通路と隣接しているため、ヒータ5a、5b、5cで発生した熱の一部で吸入通路を流れる外気が暖められる。それにより、送風部4に吸い込まれる外気の吸い込み温度が上昇し、全体の熱効率を向上させることができる。
吹出部6は、温風形成部5の下流側に位置し、温風形成部5からの温風をシートクッション31の前方に吹き出すための部材である。本実施の形態では、その内部が温風を流通させる温風風路となっており、その前端には、温風を吹き出す吹出口となる左吹出部6a、右吹出部6b、中央吹出部6cが設けられている(左吹出部6a、右吹出部6bをまとめて左右吹出部6a、6bと呼ぶ)。
吹出部6には、温風形成部5からの温風を左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cに分けて送り出すため、仕切板8a、8bで仕切られた左吹出ガイド部7a、右吹出ガイド部7b、中央吹出ガイド部7cが、それぞれの上流側に設けられている(左吹出ガイド部7a、右吹出ガイド部7bをまとめて左右吹出ガイド部7a、7bと呼ぶ)。
左吹出部6a、中央吹出部6c、右吹出部6bは、図3に示すように車載暖房装置1Aの正面視でそれぞれ左側、中央、右側の直線状に配置され、着座者20の足元にそれぞれ温風F7、F9、F8を吹き出す。
また、左吹出部6a、中央吹出部6c、右吹出部6bは、図2(a)に示すように、吸入口3aよりもシートクッション31の前方方向(温風を吹き出す方向)に少し突出するように配置されている。このように構成することで、スリット状の開口の吹出口からの温風がそのまま吸入口3aから吸い込まれることを防止することができる。
さらに、左吹出部6a、中央吹出部6c、右吹出部6bは、それぞれ筐体2に対して回動可能に構成されており、スリット状の開口の吹出口から温風F7、F9、F8を吹き出す方向を、上下に独立して変更できる。例えば、左吹出部6aは筐体2と仕切板8aに、中央吹出部6cは仕切板8aと仕切板8bに、右吹出部6bは仕切板8bと筐体2に軸支されている。この回動角は、例えば筐体2の水平方向に対して+30°〜−30°程度とすることができるが、回動角を変更しても温風の流れが妨げられないように、左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cの上流側は大きく開口されている。
中央吹出ガイド部7cには、温風形成部5からの温風の温度を検出するための温度センサ10が設置されている。図2(b)において、温度センサ10は中央吹出ガイド部7cに取り付けられているが、温風形成部5からの温風の温度が計測できる位置であれば、それ以外の位置に取り付けられていてもよい。
また、左右吹出ガイド部7a、7bには、左右吹出部6a、6bに送り出す温風の風量
を調整するダンパ9a、9bがそれぞれ取り付けられている。ダンパ9a、9bはダンパ軸9cに固定されており、ダンパ軸9cは仕切板8a、8bに開けられた開口を貫通して、その両端が筐体2によって回動可能に支持される。筐体2に固定されたサーボモータ11によりダンパ軸9cを回転させることで、ダンパ9a、9bが開閉し、左右吹出部6a、6bに送り出される温風の風量が調整される。
さらに、本実施の形態において車載暖房装置1Aは、ダンパ9a、9bの開閉を制御するために、図示しない制御部を備えている。制御部(図示せず)は、温度センサ10により検出された温風の温度を受信して、所定の閾値と比較する。制御部(図示せず)は、温風の温度が所定の閾値より高くなった時に、サーボモータ11を動作させてダンパ軸9cを回動させ、ダンパ9a、9bを閉じる方向に調整する。ダンパ9a、9bの動作については、後に詳細に説明する。
[車載暖房装置の動作例]
次に、車載暖房装置1Aによる着座者の足元を暖房する動作の一例について、図1〜3に加えて、図4、5を参照して具体的に説明する。
まず、自動車等の車両100に設けられている図示しない操作部等を操作することにより、車載暖房装置1Aの動作が開始されると、送風部4のモータ4aによりファン4bが回転して空気流が形成される。図2のブロック矢印F1→F2→F3に示すように、送風部4から温風形成部5に向かって流れる空気流が形成される。この空気流は、送風部4から温風形成部5の幅方向に広がるように流れる。温風形成部5は、図2(b)に示すように、幅方向に交差(図2(b)では直交)する棒状のヒータ5a、5b、5cを備えているので、空気流はヒータ5a、5b、5cによって暖められて温風となり、ブロック矢印F4、F6、F5に示すように、温風形成部5から吹出部6に向かって流れる。
ここで、温風形成部5は、隔壁2bを介して吸入ガイド部3の吸入通路と隣接しているため、熱損失の発生を抑制することができる。具体的には、例えば、特許文献1に開示される乗物用シートであれば、フロントシールドには、送風機から排気ダクトが接続されて排気口が形成されている。ここで、排気ダクト内には熱供給装置が設けられているので、熱供給装置からの熱エネルギーは、フロントシールド(シートクッションの前面)に達するまでに排気ダクトを介して周囲に逃げてしまう。これによって熱損失が発生し、暖房効率が低下することになる。
これに対して、本実施の形態では、温風形成部5は、隔壁2bを介して吸入ガイド部3の吸入通路と隣接しているため、ヒータ5a、5b、5cで発生した熱の一部で吸入通路を流れる外気が暖められる。それにより、送風部4に吸い込まれる外気の吸い込み温度が上昇し、全体の暖房効率を向上させることが可能となる。
温風形成部5からの温風は、吹出部6の左右吹出ガイド部7a、7b、中央吹出ガイド部7cに流れ、それぞれ左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cに送られる。吹出部6には、前述した通り、図2に示すように、シートクッション31の前面となる位置に温風を吹き出す左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cが設けられている。そして、この左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cには、それぞれ幅方向に広がるスリット状の開口の吹出口が形成されている。それゆえ、図2のブロック矢印F7、F8、F9に示すように、吹出部6は、吸入口3aよりも下方となる位置から、温風をシートクッション31の幅方向に広げた状態で、前方床面方向に吹き出すことができる。
これによって、前方に吹き出した左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cからの温風(ブロック矢印F7、F8、F9)は、着座者20の足元付近に向けて吹き出される。その
後、温風は、着座者20の足先で図1のブロック矢印に示すように下降しながら前方のダッシュロアパネル50にあたり、上昇してインストルメントパネル60の下側で後方に方向転換し、さらにブロック矢印F1に示すように、斜め上方から吸入口3aに向かって流れることになる。これによって、着座者20の足元では下から上に向かう循環流が形成されるので、シートクッション31に着座した着座者20の足元全体に、温度ムラが発生することを有効に回避した状態で、好適に温風を送風することが可能となる。
また、循環流の形成により、着座者20の足元を暖めた空気流が吸入口3aから吸い込まれて再び温風形成部5で加熱されて吹出部6から吹き出されるので、効率的な暖房が可能となる。
ここで、左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cはその吹出口の向きを上下に変えられるように回動可能に構成されているため、左右吹出部6a、6bの吹出口が図5に示すように水平方向より比較的上方に向け、中央吹出部6cの吹出口を水平方向より比較的下方に向けることができる。
これによって、左右吹出部6a、6bから前方に吹き出した温風(ブロック矢印F7、F8)は、着座者20のふくらはぎに対応する方向に向けて吹き出され、中央吹出部6cからの温風(ブロック矢印F9)は、車両の室内の床面40に向けて吹き出される。
左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cの温風を吹き出す方向を上記の様に設定することで、特に暖房の立ち上がりにおいては、着座者20に対する急速な暖房効果を得ることができる。すなわち、左右吹出部6a、6bからの温風(ブロック矢印F7、F8)で着座者20のふくらはぎを直接暖めて急速な暖房効果が得られ、さらに中央吹出部6cからの温風(ブロック矢印F9)が着座者20の足元を暖める。
このとき、長時間にわたって着座者20のふくらはぎ付近に向けて温風を吹き出すと、特に、スカートを穿いた女性が着座者20の場合に、温風が着衣を介さずに直接当たって低温やけどをおこすことが懸念される。
そのため、左右吹出ガイド部7a、7bには、左右吹出部6a、6bに送り出す温風の風量を調整するダンパ9a、9bがそれぞれ取り付けられている。すなわち、暖房の立ち上がりにおいては、ふくらはぎを直接暖めて急速な暖房効果を得るために、図5に示すようにダンパ9a、9bは開く方向に調整されて、左右吹出部6a、6bから前方に温風が吹き出される。
中央吹出ガイド部7cに取り付けられている温度センサ10は、温風の温度を検出しており、温風の温度が所定の閾値以上になったことを制御部(図示せず)が受信すると、制御部(図示せず)はサーボモータ11を動作させてダンパ軸9cを回動させ、図4に示すようにダンパ9a、9bを閉じる方向に調整して、左右吹出部6a、6bからの温風の吹き出しを止める。ここで、所定の閾値となる温度は、例えば70℃とすることができるが、それ以外の温度であってもよく、また着座者20により設定することができるように構成されていてもよい。
これにより、長時間にわたって着座者20のふくらはぎ付近に向けて温風を吹き出すことはなくなり、着座者20が低温やけどをおこす懸念は払拭される。また、着座者20に対する急速な暖房効果を得た後は、中央吹出部6cの温風が床面40から着座者20の足元付近に向けて吹き出される。ここで、ダンパ9a、9bは閉じる方向に調整されるため、中央吹出部6cの温風量が増えて、着座者20の足元付近がより強く継続的に暖められる。
上記実施の形態においては、ダンパ9a、9bを閉じる方向に調整して、左右吹出部6a、6bからの温風の吹き出しを止める様にしたが、完全に閉じて温風を止めるのではなく、狭くして温風の吹き出し量を減らす様にしてもよい。これにより、低温やけどの懸念がない程度に左右吹出部6a、6bからの温風の吹き出し量が調整され、急速な暖房効果をしばらく継続することができる。
また、上記実施の形態においては、ダンパ9a、9bを閉じる方向に調整した際に、送風部4の送風量をそのままにして、中央吹出部6cからの温風の吹き出し量を増やすようにしたが、モータ4aの回転数を下げて送風部4の送風量を減らす様に調整しても良い。これにより、ダンパ9a、9bを閉じる方向に調整しても、中央吹出部6cからの温風の吹き出し量が適当な量に調整され、着座者20に違和感を与えることがなくなる。
さらに、ヒータ5a、5b、5cをPTCヒータとすることで、全体の吹き出し量が減っても、その自己制御機能により過昇温することはない。
また、図示しない操作部等を操作することにより、あるいは車両のキー操作により車載暖房装置1Aに投入される電源がOFFになった場合には、ダンパ9a、9bを開く方向に調整して元の状態に戻すようにしてもよい。
また、車両のシート位置などに合わせて左右吹出部6a、6bの吹出口は、図5に示すように水平方向より比較的上方に向け、中央吹出部6cの吹出口は水平方向より比較的下方に向けた状態で、回転しない固定構造としてもよい。
(実施の形態2)
前記実施の形態1に係る車載暖房装置1Aでは、ダンパ9a、9bを開閉するために、温度センサ10により温風の温度を検出してサーボモータ11を動作させたが、本実施の形態2では、ダンパ9a、9bを形状記憶合金からなるバネとバイアスバネとで開閉駆動させる点が異なっている。
具体的には、図6に示すように、本実施の形態2に係る車載暖房装置1Bは、基本的な構成については前記実施の形態1に係る車載暖房装置1Aと同様であるが、中央吹出ガイド部7c内のダンパ軸9cの一部にバネ取付部材12が固定されており、バネ取付部材12の一端に形状記憶合金バネ13が取り付けられ、バネ取付部材12の他端にはバイアスバネ14が取り付けられている。
形状記憶合金バネ13およびバイアスバネ14の他端は、それぞれ中央吹出ガイド部7cの筐体2に固定されている。この構成により、形状記憶合金バネ13およびバイアスバネ14はダンパ軸9cをそれぞれ反対方向に回動させるように付勢する。
常温ではバイアスバネ14の力が形状記憶合金バネ13に勝り、図6に示すようにダンパ9a、9bが開いた状態になる。車載暖房装置1Bが稼動すると、ブロック矢印F6により示される温風で形状記憶合金バネ13が暖められる。所定の温度以上では、形状記憶合金バネ13は、元の記憶させた形状に戻るため、図7に示すように形状記憶合金バネ13の力が勝り、ダンパ9a、9bは閉じる方向に調整される。このように、形状記憶合金バネ13とバイアスバネ14とを組み合わせることで、ダンパ軸9cを回動させるための簡単なアクチエータとして動作する。
図示しない操作部等を操作することにより、あるいは車両のキー操作により車載暖房装置1Bに投入される電源がOFFになった場合には、形状記憶合金バネ13の温度は常温
に戻り、バイアスバネ14の力が勝ってダンパ9a、9bは開く方向に戻される。
従って、この構成により、本実施の形態2における車載暖房装置1Bでは、実施の形態1に係る車載暖房装置1Aの温度センサ10、サーボモータ11、制御部(図示せず)は不要になる。そのため、より簡単な構成で、着座者の足元に好適に温風を送風することができる。
(実施の形態3)
前記実施の形態1に係る車載暖房装置1Aでは、ダンパ9a、9bを開閉するために、温度センサ10により温風の温度を検出してサーボモータ11を動作させたが、本実施の形態3では、ダンパ9a、9bをバイメタルで開閉駆動させる点が異なっている。
具体的には、図8に示すように、本実施の形態3に係る車載暖房装置1Cは、基本的な構成については前記実施の形態1に係る車載暖房装置1Aと同様であるが、中央吹出ガイド部7c内のダンパ軸9cの一部に渦巻き状に巻かれたバイメタルスプリング15の内周端が固定されており、バイメタルスプリング15の外周端は中央吹出ガイド部7cの筐体2に固定されている。バイメタルスプリング15は、常温においてダンパ9a、9bが開いた状態になる様に取り付けられている。車載暖房装置1Cが稼動して、ブロック矢印F6により示される温風でバイメタルスプリング15が暖められると、ダンパ軸9cが回動してダンパ9a、9bが徐々に閉じる方向に調整され、所定の温度以上でダンパ9a、9bが完全に閉じる。ダンパ9a、9bが完全に閉じると、ダンパ軸9cがそれ以上回動しない様に筐体2にストッパが取り付けられている。
図示しない操作部等を操作することにより、あるいは車両のキー操作により車載暖房装置1Cに投入される電源がOFFになった場合にはバイメタルスプリング15の温度は常温に戻り、ダンパ9a、9bは開く方向に戻される。このように、バイメタルスプリング15がダンパ軸9cを回動させるための簡単なアクチエータとして動作する。
従って、この構成により、本実施の形態3における車載暖房装置1Cでは、実施の形態1に係る車載暖房装置1Aの温度センサ10、サーボモータ11、制御部(図示せず)は不要になる。そのため、より簡単な構成で、着座者の足元に好適に温風を送風することができる。
以上、本発明の一態様に係る車載暖房装置について、実施の形態1〜3に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、あるいは異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
なお、上記実施の形態1〜3では、吸入通路を構成する吸入ガイド部3が上段に位置し、隔壁2bを隔てて送風部4、温風形成部5、吹出部6が下段に位置するように配置した。この構成に限らず、上段と下段とを入れ替えた構成にすることもできる。例えば、送風部4、温風形成部5、吹出部6を筐体2内部の上段に配置し、吸入ガイド部3を下段に配置する構成にすることもできる。
また、上記実施の形態1〜3では、車載暖房装置1A〜1Cはシートクッション31の下部のスペースに設置するようにした。この構成に限らず、シートクッション31が加工できる場合には、シートクッション31の前面に開口を設けて、シートクッション31内に車載暖房装置1A〜1Cの一部もしくは全体を埋め込んで設置する形態も、本発明の範囲内に含まれる。
また、上記実施の形態1〜3では、左右吹出部6a、6b、中央吹出部6cの吹出口の向きは車両のシート位置などに合わせて最適な方向を決め、回転しない固定構造としてもよい。
本発明の車載暖房装置は、着座者の足元に好適に温風を送風することができるという効果を有し、自動車等の車両用シートに取り付ける暖房装置の分野に広く好適に用いることができる。
1A、1B、1C 車載暖房装置
2 筐体
2b 隔壁
2c 開口
3 吸入ガイド部
3a 吸入口
4 送風部
4a モータ
4b ファン
5 温風形成部
5a、5b、5c ヒータ
6 吹出部
6a 左吹出部
6b 右吹出部
6c 中央吹出部
7a 左吹出ガイド部
7b 右吹出ガイド部
7c 中央吹出ガイド部
8a、8b 仕切板
9a、9b ダンパ
9c ダンパ軸
10 温度センサ
11 サーボモータ
12 バネ取付部材
13 形状記憶合金バネ
14 バイアスバネ
15 バイメタルスプリング
20 着座者
30 シート
31 シートクッション
32 シートバック
40 床面
50 ダッシュロアパネル
60 インストルメントパネル
100 車両

Claims (5)

  1. 車両のシート着座部であるシートクッションの下部前方に設置される車載暖房装置であって、
    前記シートクッションの前方に吸入口を有し外気の吸入通路となる吸入ガイド部と、
    前記吸入ガイド部を通して外気を内部に吸い込む送風部と、
    内部にヒータを備えて前記送風部からの送風を加熱して温風を形成する温風形成部と、
    前記温風形成部からの前記温風を吹き出す左右吹出部、中央吹出部が設けられた吹出部と、を備え、
    前記吹出部は、前記温風形成部からの前記温風を前記左右吹出部、前記中央吹出部にそれぞれ分けて送り出す左右吹出ガイド部、中央吹出ガイド部を備え、
    前記左右吹出ガイド部は前記温風の温度に基づいて前記左右吹出部に送り出す温風の風量を調整するダンパを備える、車載暖房装置。
  2. 前記温風の温度を検出する温度検出部を備え、前記検出した温度が所定の閾値より高い場合には前記ダンパは閉じる方向に調整され、前記検出した温度が所定の閾値より低い場合には前記ダンパは開く方向に調整される、請求項1記載の車載暖房装置。
  3. 前記ダンパは、形状記憶合金からなるバネとバイアスバネとで開閉駆動される、請求項1記載の車載暖房装置。
  4. 前記ダンパは、バイメタルで開閉駆動される、請求項1記載の車載暖房装置。
  5. 前記左右吹出部は前記車載暖房装置が設置されたシートの着座者が着座状態におけるふくらはぎに対応する方向に向けられ、
    前記中央吹出部は前記車両の室内の床面に向けられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載暖房装置。
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