JP2015157266A - 電気分解装置及び水処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温・高圧条件下で、被処理液を連続的に高効率で電気分解処理することが可能な電気分解装置を提供する。
【解決手段】電気分解装置1は、内周面が陰極面となる円筒状の容器本体2と、該容器本体2の軸心に沿って設けられた陽極板6と、該容器本体2の両端にそれぞれナット11,18を介して装着されたエンド部材3,4とを備える。各エンド部材3,4にそれぞれ液の流通用のノズル10b,4aが設けられている。エンド部材3に、陽極板6に連なる給電棒5が挿通されている。容器本体2内に、陽極板6と平行にバイポーラ電極板7が設けられている。陽極板6及びバイポーラ電極板7の縁部を支持するインシュレータ8が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、水中の還元性物質を高温・高圧下で電気分解処理するための装置及び方法に関する。詳しくは、本発明は、有機物、アンモニア等の還元性物質を含有する被処理液、例えば、有機性廃液、ハロゲン化物イオンを含む各種産業廃液等を高い電流効率で連続的に電気分解処理することができる電気分解装置と、この電気分解装置を用いた水処理方法に関する。
高温・高圧下での電気分解により水熱反応を同時に行うことで、有機物(合成高分子を含む)、アンモニア等の還元性物質を酸化分解する水熱式の電気分解装置が知られている(特許文献1〜3)。
この電気分解装置では、反応容器内を高温・高圧条件として電気分解するところから、バッチ処理又はバッチ処理を繰り返す準連続処理により廃液の処理を行うことがある。しかし、バッチ処理や準連続処理では、一回に少量の廃液しか処理できず、大量の廃液を処理することが困難である。
特許文献3には、連続的に大量の廃水を処理することが可能な電気分解装置として、筒状の金属電極を用いた水熱電気分解装置が提案されている。特許文献3の水熱電気分解装置では、円筒型の反応容器をフランジ形状の蓋で密閉する構造とし、反応容器内に内部電極として円筒状の金属電極を多数設置している。
この特許文献3の水熱電気分解装置では、次のような欠点があった。
(1) 反応容器内に円筒状の金属電極を多数設置するため、内径の大きい反応容器が必要となる。
(2) 反応容器の径よりも一回り大きい径を有したフランジ付きの蓋で密閉するため、装置が大型化し、大重量となる。
(3) 耐圧性を確保するために装置の反応容器を厚くする必要があるが、反応容器の肉厚が厚くなると、その熱容量が大きくなり、加熱に必要なエネルギーが多くなる。また、前述の通り蓋にフランジ部が設けられており、このフランジ部の熱容量も大きい。このため、初期加熱に必要なエネルギーが多い。
(4) フランジ部がある分、装置の表面積が大きくなるため、放熱による熱ロスも多い。
(5) 一般的に、電気分解反応では水の分解で気泡が発生する。高温・高圧下での電気分解では、気泡の発生は抑制されるものの、気泡の発生を完全になくすことはできない。電極面に気泡が付着すると、被処理液と電極の接触効率が低下し、反応効率の低下や電解電圧の上昇を引き起こす。被処理液の流速を大きくすれば、発生した気泡を水流で押し流して除去することができるが、特許文献3の構造では、流路断面積が大きいところから、流量が多くても電極面に沿う液流速(線速度)が小さいものとなり、電極面の気泡の除去が難しい。
(6) 金属電極を用いているため有機物の電気分解効率が低い。
(7) 金属電極では高温・高圧条件下でバイポーラ構造をとれず、一つの円筒管内で内部電極面積を増やそうとした場合に、陰極、陽極をそれぞれ別々に設ける必要があるため、構造が複雑になる。
電解に用いる電解装置として、配線の簡素化、電流効率の向上などの観点からバイポーラ電極を用いたものが知られている(特許文献4)。特許文献4では、バイポーラ電極は、陽極と陰極との間に陽極と陰極に平行になるように1枚又は複数枚配置される。陽極、陰極間に電圧を印加すると、電源に接続することなくバイポーラ電極に分極が生じて電解に寄与する。特許文献4には、陽極、陰極、バイポーラ電極として、導電性ダイヤモンド電極を用いることが記載されている。導電性ダイヤモンド電極は、ダイヤモンドにホウ素や窒素をドープすることによって導電性を与えたものであり、基板上に導電性ダイヤモンドを形成した後に基板を取り除いた自立型や、シリコンなどの基板に導電性ダイヤモンド膜を形成したものが用いられている。
特許第3970458号公報 特許第4002358号公報 特開2000−233186号公報 特開2004−237165号公報
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、高温・高圧条件下で、被処理液を連続的に高効率で処理することが可能な電気分解装置と、この電気分解装置を用いた水処理方法を提供することにある。
本発明の電気分解装置は、内周面が陰極面となる円筒状の容器本体と、該容器本体内に該容器本体の軸心に沿って設けられた陽極板と、該容器本体の両端にそれぞれねじ込みによって装着されたエンド部材とを備えてなり、各エンド部材にそれぞれ液の流通孔が設けられ、一方のエンド部材に、前記陽極板に連なる給電棒が挿通されていることを特徴とする。
本発明の一態様では、エンド部材はめねじを有した筒状継手を介して容器本体に連結されている。
本発明では、前記容器本体内に、前記陽極板と平行にバイポーラ電極板が設けられていることが好ましい。
この場合、前記陽極板及びバイポーラ電極板の側辺を支持し、前記容器本体の内周面に沿って延在するインシュレータが設けられていることが好ましい。
前記インシュレータは、容器本体の内周面に重なる外周面と、それと反対側の電極対峙面とを有しており、該電極対峙面に、前記陽極板及びバイポーラ電極板の側辺の縁部が嵌合した溝が設けられていることが好ましい。
1対の前記インシュレータが陽極板及びバイポーラ電極板の両側辺に沿って配置されていることが好ましく、各インシュレータは、前記陽極板及びバイポーラ電極板の上側及び下側に張り出す張出部を備えており、該張出部に、陽極板及びバイポーラ電極板の上下の縁部が嵌合した電極保持用の溝が設けられていると共に、該張出部に、張出部の上面と下面とを連通する水路が設けられていることが好ましい。この水路は前記電極保持用の溝に連なる溝状水路であることが好ましく、また、1対のインシュレータの張出部同士は当接していることが好ましい。
この水路は前記電極保持用の溝に連なる溝状水路であることが好ましい。
本発明の水処理方法では、かかる本発明の電気分解装置を用いて被処理液を処理する。
本発明によると、次のような種々の優れた効果が奏される。
(1) 容器本体をフランジ付きの蓋で密閉する構造ではなく、エンド部材をねじ込みにより装着したことにより、被処理液の一過式の流路が形成され、流路断面積を小さくすることができる。このため、電極面に沿う液流速が大きくなり、電極面から気泡が除去される。これにより、電極面における分解反応の効率が高いものとなる。
(2) 肉厚大型の反応容器やフランジ付き蓋等の部材を用いないことから、加熱時のエネルギーロス及び放熱によるエネルギーロスを小さくすることができる。
(3) 内部電極を容器本体と絶縁するインシュレータを設置することで、電流の流れを制御することができ、電極を迂回して直接に容器本体へ流れるようなショートパスがなくなり、電気分解効率を高めることができる。また、インシュレータにより、電極板が保持されるので、電極板同士の間隔が一定に保たれる。
(4) バイポーラ電極板を容器本体内に陽極板と平行に設置することにより、体積当たりの電極面積を増加することができ、電気分解効率を高めることができる。
(5) 陽極板を金属製とし、給電棒と一体化することで、給電部の接触抵抗を低減することができる。その場合にも、インシュレータを電極の周囲に配置することで、電流の流れを制御し、電極を迂回して電流が流れることを防ぐことができ、電流効率を高めることができる。
(6) 電極として板状のダイヤモンド電極を用いることによって電気分解効率を高めることができる。これは導電性ダイヤモンド電極が化学的電気的に非常に安定しており、またその広い電位窓から電気分解により多種類の酸化剤を発生させることができるためである。
このようなことから、本発明によれば、高温・高圧条件下で被処理液を連続的に高効率で電気分解処理することが可能である。また、電気分解に必要な電力以外のエネルギー、例えば、装置の加熱に必要なエネルギー、送液に必要なポンプの動力を低減することもでき、システム全体で必要なエネルギーを低く抑えることが可能である。
実施の形態に係る電気分解装置の側面図である。 (a)図は図1の電気分解装置の上部の拡大図、(b)図はその縦断面図である。 (a)図は図1の電気分解装置の下部の拡大図、(b)図はその縦断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図2のV−V線断面図である。 別の実施の形態に係る電気分解装置の水平断面図である。 実施の形態に用いられるインシュレータの構成を示すものであり、(a)図は正面図、(b)図は右側面図、(c)図は(a)図のC−C線断面図である。 図7のインシュレータの平面図である。 図7のIX−IX線断面の端面図である。 図7のX−X線断面の端面図である。 図7のXI−XI線断面の端面図である。 (a)図は図7のインシュレータ同士を組み合わせた側面図、(b)図はこのインシュレータを備えた電気分解装置のインシュレータ付近の縦断面図である。(c)図は(b)図のC−C線断面図である。 図12(c)の上部の拡大図である。 図13のXIV−XIV線断面図である。 図13のXV−XV線断面図である。 図13のXVI−XVI線断面図である。 図13のXVII−XVII線断面図である。 図13のXVIII−XVIII線断面図である。 実施例1,2の結果を示すグラフである。 実施例1,3の結果を示すグラフである。 実施例4,5の結果を示すグラフである。
以下に、図面を参照して本発明の電気分解装置及び水処理方法の実施の形態を詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1〜5は第1の実施の形態に係る電気分解装置を示している。この電気分解装置1は、軸心方向を上下方向とした円筒状の容器本体2と、該容器本体2の上部に装着された上部エンド部材3と、容器本体2の下部に装着された下部エンド部材4と、上部エンド部材3を貫通して容器本体2内に容器本体2の軸心位置に差し込まれた給電棒5と、該給電棒5の下端に接続された陽極板6と、該陽極板6と平行に配置されたバイポーラ電極板7と、これらの陽極板6及びバイポーラ電極板7の側辺部を支承する電気絶縁材料製のインシュレータ8等を備えている。
この実施の形態では、容器本体2が陰極となっている。円筒形の容器本体2の大きさとしては、内径6〜50mm、特に10〜30mmであり、長さが内径の1〜100倍特に5〜20倍であることが好ましい。
容器本体2の上下両端部の外周面に雄ねじ2a,2bが設けられ、上部エンド部材3及び下部エンド部材4がそれぞれ円筒状継手部材としてのナット11,18を介して装着されている。
図2の通り、上部エンド部材3は、ソケット10と、該ソケット10の下部を容器本体2に連結するユニオンナット11と、ソケット10の上部に螺着されたプラグ12を有している。ソケット10には大径の内孔10aが設けられている。ソケット10には、側方に突出するノズル10bが設けられている。このノズル10bのノズル孔10cがソケット内孔10aに連通しており、このノズル孔10cが電解処理液出口を構成している。ソケット内孔10aの内径は容器本体2の内径と略同一である。ソケット内孔10aと容器本体2とは同軸となっている。
ソケット10の上部には、ソケット10の軸心線に沿って該内孔10aから上端面にまで貫通する貫通孔10dが設けられている。なお、ユニオンナット11はソケット10の下部の雄ねじに螺合している。ソケット10の上部にユニオンナット13が螺合している。
プラグ12には、貫通孔12aが設けられ、該貫通孔12aに給電棒5が挿通されている。貫通孔12aの内周面と給電棒5の外周面との間にはそれぞれゴム、フッ素樹脂、PEEK等よりなるパッキン15と、フッ素樹脂、PEEK、セラミック等よりなる絶縁部材14,16と、SUS等の金属よりなるフォロア17が介在されている。
図3に示す通り、下部エンド部材4は、その軸心線に沿って下方に突出するノズル4aを備えており、ノズル孔4bがノズル4aの先端(下端)から下部エンド部材4の上端面にまで貫通するように設けられている。このノズル孔4bが被処理液入口となる。下部エンド部材4はナット18を介して容器本体2の下端に連結されている。ナット18は、容器本体2の雄ねじ2bと、下部エンド部材4の上部外周面の雄ねじ4cにそれぞれ螺合している。
陽極板6及びバイポーラ電極板7は、それぞれ長方形の細長い平板状であり、容器本体2内の上部から下部にまで延在している。陽極板6及びバイポーラ電極板7は板面を平行にして配置されている。陽極板6は容器本体2の軸心線に沿って配置されている。バイポーラ電極板7は陽極板6の両側に1枚ずつ配置されているが複数枚ずつ配置されてもよい。
陽極板6及びバイポーラ電極板7の左右の側辺部(縦辺部)が電気絶縁性のゴム、合成樹脂、セラミックス等よりなる1対のインシュレータ8,8によって保持されている。インシュレータ8は、円弧状の外周面と、平面状の電極対峙面8bとを有した、水平断面が弦形の柱状部材である。インシュレータ8の外周面は、円筒状容器本体2の内周面に密着している。インシュレータ8の電極対峙面8bは、容器本体2の内周面に対し弦方向に延在している。
この電極対峙面8bには、上下方向に延在する溝8aが設けられている。この実施の形態では。溝8aは3条設けられている。また、この実施の形態では、溝8aの下端は、インシュレータ8の下端から所定距離上方に離隔している。図3(b)の通り、陽極板6及びバイポーラ電極板7は溝8aの下端に係止されており、それよりも下方にズリ下ることがない。
このインシュレータ8を設けたことにより、陽極板6及びバイポーラ電極板7が容器本体2内の定位置に固定保持され、陽極板6及びバイポーラ電極板7同士の間隔が一定に維持される。また、陽極板6及びバイポーラ電極板7が容器本体2の内周面に接触することも確実に防止される。また、このインシュレータ8を陽極板6及びバイポーラ電極板7の周囲に配置したことにより、電流の流れを制御し、電極を迂回して電流が流れることを防ぐことができ、電流効率を高めることができる。
陽極板6を金属製とした場合、陽極板6と給電棒5とが一体に設けられてもよい。この場合、給電棒5と陽極板6との間の接触抵抗を低減でき、電解電圧をより低減することができる。
金属製の給電棒5の表面を酸化イリジウム又は白金などの貴金属で被覆してもよい。また、給電棒5の表面を電気絶縁材料で被覆したり、PEEK収縮チューブなどの絶縁チューブを被せることにより、効率よく陽極板6に給電することができる。
この電気分解装置1を用いて被処理液(廃水)を処理するには、電気分解装置1内に廃水を上向流にて流通させる。そして、陽極板6と、陰極を兼ねる容器本体2との間に通電する。廃水は高圧ポンプ(図示略)によって昇圧されてノズル4aから容器本体2に導入される。廃水を予め熱交換器等によって加熱しておいてもよい。
廃水は、容器本体2内においてジュール熱によって加熱されると共に、陽極板6及びバイポーラ電極板7の表面で廃水中の還元性物質が酸化分解処理される。なお、バイポーラ電極板7は陽極板6と陰極としての容器本体2との間に陽極板6と平行に配置されているので、バイポーラ電極板7に対し板面と略垂直方向の電界が存在する。これにより、バイポーラ電極板7のうち陽極板6に対面する面が陰極面となり、反対面すなわち容器本体2の内周面に対峙する面が陽極面となる。このバイポーラ電極板7の陽極面でも酸化反応が進行する。このようにして処理された処理水がノズル10bから流出する。この処理水は電気分解装置1に再循環されてもよい。
第1の実施の形態ではバイポーラ電極板7を設置しているが、図6のようにバイポーラ電極板7を省略し、陽極板6のみを設置してもよい。ただし、バイポーラ電極板7を設置することにより、酸化反応に寄与する電極面積が大きくなり、処理効率が向上する。
第1の実施の形態では、陽極板6と容器本体2(陰極)との間に合計2枚のバイポーラ電極板7を配置しているがそれよりも多くのバイポーラ電極板を配置してもよい。バイポーラ電極板7の大きさは、陽極板6と略同一であることが好ましい。
第1の実施の形態では、インシュレータが陽極板6及びバイポーラ電極板7の側辺のみを保持しているが、インシュレータとしては陽極板6及びバイポーラ電極板7の上側及び下側に張り出す張出部を有し、この張出部によってさらに陽極板6及びバイポーラ電極板7の上辺部及び下辺部を保持するものであってもよい。
かかるインシュレータ及び該インシュレータを用いた電気分解装置について図7〜18を参照して説明する。
図7〜11は、張出部を有したインシュレータ20を示している。このインシュレータ20は、インシュレータ8と同様に容器本体2の内周面に沿って延在する円弧状外周面と、反対側の電極対峙面とを有した柱状のものであり、上部及び下部にそれぞれ張出部21,22が設けられている。
張出部21,22は、水平断面が半円形である。1対のインシュレータ20,20の電極対峙面を対面させて張出部21,22同士を当接させると、図14,15のように張出部21,22の外周面が円筒面となる。この円筒面の直径は容器本体2の内径とほぼ等しい。
インシュレータ20の電極対峙面には、上側の張出部21から下側の張出部22にまで達する、電極保持用の5条の溝23〜27が等間隔で設けられている。5列に設けられた溝23〜27のうち幅方向中央の溝25に陽極板6が装着され、その他の溝23,24,26,27にバイポーラ電極板7が装着される。
張出部21,22には、各張出部21,22の上面から下面にまで貫通する通水用の溝状水路33〜37,43〜47が設けられている。張出部21の水路33〜37は各溝23〜27の上端部に重なっている。張出部22の水路43〜47は溝23〜27の下端部に重なっている。溝23〜27に陽極板6及びバイポーラ電極板7を装着した状態においても、水路33〜37,43〜47が張出部21,22の上面と下面とを連通するように、水路33〜37,43〜47は溝23〜27から若干ずれた配置となっている。
なお、張出部21,22の側部にも、切欠状の水路38,48が設けられている。
図12(b),(c)のように、1対のインシュレータ20,20が、陽極板6及びバイポーラ電極板7を保持し、それらの張出部21,22の電極対峙面同士を突き合わせるようにして容器本体2内に配置される。陽極板6は、全周縁部が溝25に嵌合して保持される。バイポーラ電極板7は、全周縁部が溝23,24,26,27に嵌合して保持される。
このインシュレータ20を用いた電気分解装置のその他の構成は第1の実施の形態の電気分解装置1と同一である。
この電気分解装置においても、廃水は下部のノズル4aから導入され、水路43〜48を通過し、陽極板6及びバイポーラ電極板7に沿って上昇し、陽極板6及びバイポーラ電極板7の表面で廃水中の還元性物質が酸化分解処理される。そして処理水が水路33〜38を通過し、上部のノズル10bから流出する。
この実施の形態では、インシュレータ20によって陽極板6及びバイポーラ電極板7の上部及び下部も囲まれているので、電流は電極の上下左右に流れることが防止され、電流効率が高い。
また、図13,15の通り、水路33〜37,43〜47が電極板(陽極板6、バイポーラ電極板7)の板面に沿って延在しており、電極板の上下両端部における接液面積が大きい。
この実施の形態では、水路は溝状であるが、貫通孔状であってもよい。
<装置構成材料>
陰極となる容器本体2の構成材料としては、例えばハステロイ、インコロイ等のニッケル基合金;チタン基合金;炭素鋼、ステンレス鋼等の鋼材等を用いることができる。容器本体2の内周面は白金等の貴金属で被覆されてもよい。
容器本体2の内周面は導電性ダイヤモンドで被覆されてもよい。導電性ダイヤモンドは、化学的安定性に優れ、電流効率が高く、電解効率が高い。この場合、ニオブ、タングステン、ステンレス、モリブデン、白金、イリジウム等の金属からなる基材に導電性ダイヤモンドの被覆層を形成したものとすることができる。
陽極板6としては、少なくともその表面が、ルテニウム、イリジウム、白金、パラジウム、ロジウム、錫若しくはこれらの酸化物又はフェライトであるものが好ましい。陽極そのものがこれらの物質で構成されていてもよいし、陽極の基材の表面がこれらの物質で被覆されていてもよい。
陽極を構成するルテニウム、イリジウム、白金、パラジウム、ロジウム、錫は、金属元素そのものであってもよいし、酸化物であってもよい。また、これらの金属の合金も好適に用いられる。合金としては、例えば、白金−イリジウム、ルテニウム−錫、ルテニウム−チタンなどが挙げられる。上記した金属等は、耐食性に優れており、陽極として用いる場合に優れた不溶性を示す。
陽極板6もまた陰極と同様の理由から導電性ダイヤモンド電極であってもよい。この場合、陽極板6全体が導電性ダイヤモンドから構成されるものであってもよく、シリコン、ニオブ、タングステン、ステンレス、モリブデン、白金、イリジウム等の金属、或いは、炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化モリブデン、炭化タングステン等の非金属等からなる基材に導電性ダイヤモンドの被覆層を形成したものであってもよい。TOCの分解は特に陽極で起こるため、陽極板6として導電性ダイヤモンド電極を用いることにより、TOCを効率的に分解することができる。
バイポーラ電極板7としては、全体が導電性ダイヤモンドから構成されるものであってもよく、シリコン、ニオブ、タングステン、ステンレス、モリブデン、白金、イリジウム等の金属、或いは、炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化モリブデン、炭化タングステン等の非金属等からなる基材に導電性ダイヤモンドの被覆層を形成したものであってもよい。
陽極板6の幅は、容器本体2の内径の20〜90%特に30〜80%であることが好ましい。陽極板6の長さは容器本体2の長さの20〜100%特に40〜90%程度であることが好ましい。陽極板6の厚さは0.2mm〜内径の90%特に0.5mm〜内径の50%程度が好ましい。
前述の通り、バイポーラ電極板7の大きさは、陽極板6と略同一であることが好ましい。
<被処理液>
本発明で処理対象とする被処理液は、高温・高圧条件での電気分解により酸化分解される還元性物質を含むものである。この還元性物質は、有機物であってもよく、無機物であってもよい。還元性物質が有機物である場合、被処理液のTOC濃度は100〜50000mg/L特に1000〜10000mg/L程度が好ましい。
本発明により電気分解される還元性有機物質としては、例えば、アルカン、アルケン、アルキン等の脂肪族炭化水素及び芳香族炭化水素;アルコール;アルデヒド;ケトン;アミン;酢酸等のカルボン酸;エステル、アミド、酸無水物等のカルボン酸誘導体;ハロゲン化炭化水素;フェノール類;スルホキサイド、メルカプトン、チオール、ポリスルホン等の含硫黄有機化合物などが挙げられる。この還元性有機物質には、合成高分子も含まれる。還元性無機物質としては、例えば、アンモニア;硝酸イオン、亜硝酸イオン;シアン化ナトリウム等のシアン類;尿素等の窒素化合物;硫化水素等の硫黄化合物などが挙げられる。被処理液には、その他のイオン類、例えば無機又は有機酸イオンが含まれていてもよい。
この被処理液は、懸濁液、乳化液、水溶液の何れでもよい。すなわち、還元性物質は溶解していてもよく、分散していてもよい。
<電気分解条件>
被処理液の処理温度及び圧力は、100℃以上であって、被処理液の臨界温度以下の温度において、被処理液が液相を維持する圧力であり、具体的には100〜374℃特に200〜250℃で、2〜20MPa、特に5〜10MPa程度が好ましい。電気分解時の温度が200℃以上であると、たんぱく質や尿素の分解効率が向上する。
被処理液の反応容器内流速(線速度)は0.01〜2cm/sec、特に0.02〜0.5cm/secが好ましい。通水SVとしては1〜100h−1特に2〜50h−1程度が好ましい。電流密度は1〜100A/dm特に2〜50A/dm程度が好ましい。
以下、実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の実施例1〜5において、電気分解処理に供した難分解性有機物含有廃水(原水)の水質は以下の表1の通りである。
Figure 2015157266
[実施例1]
図6に示す、陽極板6のみを設置し、バイポーラ電極板を設置していない電気分解装置を用いて原水の電気分解を行った。電気分解装置の仕様、電気分解条件は以下の通りである。
<電気分解装置仕様>
容器本体:内径8mm、長さ140mm、側壁厚さ1mmのチタン製
陽極板:幅6mm、長さ120mm、厚さ0.8mmの板状導電性ダイヤモンド電極
<電気分解条件>
温度:250℃
圧力:7MPa
電流密度:10A/dm
流速:3mL/min
上記条件での電気分解処理において、原水1L当たりに換算した投入電流量と電気分解処理水のTOC濃度との関係を図19に示した。
[実施例2]
実施例1において、陽極板として、同一寸法の酸化イリジウム電極を用いたこと以外は同様に電気分解を行い、結果を図19に示した。
図19より明らかなように、TOC濃度を10mg/L以下にするために必要な投入電流量はダイヤモンド電極の場合に75Ah/L、酸化イリジウム電極では108Ah/Lで、ダイヤモンド電極では酸化イリジウム電極に比べて約1.5倍の電流効率で有機物を分解できる。従って、ダイヤモンド電極を使用することで、効率的に有機物含有廃水を処理することができることが分かる。
[実施例3]
実施例2において、電気分解装置として、インシュレータを設置しないこと以外は図1〜5に示す構成の電気分解装置を用いた。即ち酸化イリジウム電極を陽極板とし、バイポーラ電極として陽極板と同一寸法の導電性ダイヤモンド電極2枚をこの酸化イリジウム電極の両側に、1mmの間隙をあけて平行に配置した電気分解装置を用いた。これ以外は実施例2と同様にして電気分解を行い、結果を図20に示した。なお、図20には、実施例1の結果も併記した。
図20より明らかなように、TOC濃度を10mg/L以下にするために必要な投入電流量は、実施例3のバイポーラ構造の場合には58Ah/L、実施例1では76Ah/Lであり、バイポーラ構造にすることで電気分解装置の処理能力を増大させることができることが分かる。
[実施例4]
実施例3において、電気分解装置として、インシュレータ8を設置した図1〜5に示す構造の電気分解装置を用いた。インシュレータ8としては、セラミック製のものを用いた。これ以外は実施例3と同様にして電気分解を行い、結果を図21に示した。
[実施例5]
実施例4において、インシュレータとして図7のように上下に張出部21,22を備えたものを設置した。これ以外は実施例4と同様にして処理を行い、結果を図21に示した。
図21より明らかなように、TOC濃度を10mg/L以下にするために必要な投入電流量は、インシュレータが張出部を有する実施例5では44Ah/L、インシュレータが張出部を有しない実施例4では58Ah/Lであり、張出部を有する実施例5の方が効率的にTOC成分を除去できる。これは、実施例4では、陽極板の上下部と陰極間のみで流れる電流が存在し、バイポーラ電極板の電気分解に対する寄与率が低下するが、実施例5では、陽極板及びバイポーラ電極板の側面、上下全周がインシュレータで囲われることとなるため、電流が陽極板の上下部と陰極間のみで流れることを抑制でき、バイポーラ電極板がTOC成分の電気分解に効率的に活用されるためと考えられる。
1 電気分解装置
2 容器本体
3 上部エンド部材
4 下部エンド部材
5 給電棒
6 陽極板
7 バイポーラ電極板
8 インシュレータ
13 プラグ
14,16 絶縁部材
15 パッキン
20 インシュレータ
21,22 張出部
23〜27 電極保持用の溝
33〜38,43〜48 水路

Claims (9)

  1. 内周面が陰極面となる円筒状の容器本体と、
    該容器本体内に該容器本体の軸心に沿って設けられた陽極板と、
    該容器本体の両端にそれぞれねじ込みによって装着されたエンド部材とを備えてなり、
    各エンド部材にそれぞれ液の流通孔が設けられ、
    一方のエンド部材に、前記陽極板に連なる給電棒が挿通されていることを特徴とする電気分解装置。
  2. 請求項1において、前記容器本体内に、前記陽極板と平行にバイポーラ電極板が設けられていることを特徴とする電気分解装置。
  3. 請求項2において、前記陽極板及びバイポーラ電極板の側辺を支持し、前記容器本体の内周面に沿って延在するインシュレータが設けられていることを特徴とする電気分解装置。
  4. 請求項3において、前記インシュレータは、容器本体の内周面に重なる外周面と、それと反対側の電極対峙面とを有しており、該電極対峙面に、前記陽極板及びバイポーラ電極板の側辺の縁部が嵌合した溝が設けられていることを特徴とする電気分解装置。
  5. 請求項4において、1対のインシュレータが陽極板及びバイポーラ電極板の両側辺に沿って配置されていることを特徴とする電気分解装置。
  6. 請求項5において、各インシュレータは、前記陽極板及びバイポーラ電極板の上側及び下側に張り出す張出部を備えており、
    該張出部に、陽極板及びバイポーラ電極板の上下の縁部が嵌合した電極保持用の溝が設けられていると共に、
    該張出部に、張出部の上面と下面とを連通する水路が設けられていることを特徴とする電気分解装置。
  7. 請求項6において、前記水路は前記電極保持用の溝に連なる溝状水路であることを特徴とする電気分解装置。
  8. 請求項6又は7において、1対の前記インシュレータの張出部同士が当接していることを特徴とする電気分解装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項の電気分解装置を用いた水処理方法。
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