JP2015153556A - リレー駆動回路及び該リレー駆動回路を用いたリレーモジュール - Google Patents

リレー駆動回路及び該リレー駆動回路を用いたリレーモジュール Download PDF

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和広 小玉
純久 福田
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純久 福田
潤二 高橋
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潤二 高橋
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【課題】 消費電力が抑えられるリレー駆動回路及び該リレー駆動回路を用いたリレーモジュールを提供する。【解決手段】 リレー駆動回路1は、電磁リレー2が有するリレーコイル21とともに並列回路4を構成する回生ダイオード10を備える。また、直流電源3から並列回路4への入力電流を増減させる電流調整部11と、直流電源3からの入力電圧を検出電圧V0として検出する電圧検出部13とを備える。制御部12は、電流調整部11を、検出電圧V0が所定範囲より低い期間にはオフし、検出電圧V0が所定範囲内にある期間にはアナログ制御し、検出電圧V0が所定範囲よりも高い期間にはPWM制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁リレーを駆動するリレー駆動回路及び該リレー駆動回路を用いたリレーモジュールに関するものである。
従来、電磁リレーを駆動するリレー駆動回路が提供されている。
電磁リレーは、リレーコイルと、このリレーコイルへの通電により発生する磁力で駆動される接点とを備える。
リレー駆動回路は、リレーコイルとの直列回路として直流電源に接続される電流調整部を有し、この電流調整部を制御することでリレーコイルへの入力電流を制御する。電流調整部としては、例えばMOSFETのように電気的な制御で電流値を連続的に変化させるものが用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−185811号公報
上記従来例の場合、電磁リレーのオン状態を維持するために電流調整部に電流を流し続ける必要があるので、電流調整部における消費電力が比較的に大きくなってしまう。
また、電流調整部における消費電力や発熱は、直流電源からの入力電圧が高いほど大きくなる。従って、電圧の異なる複数種類の直流電源が接続される可能性がある場合、接続された直流電源の電圧が高いほど、上記の消費電力や発熱が大きくなる。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、消費電力が抑えられるリレー駆動回路及び該リレー駆動回路を用いたリレーモジュールを提供することにある。
本発明のリレー駆動回路は、電磁リレーが有するリレーコイルとともに並列回路を構成する回生回路と、外部の直流電源から前記並列回路への入力電流を増減させる電流調整部と、前記直流電源からの入力電圧を検出電圧として検出する電圧検出部と、前記電流調整部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記検出電圧を、所定の下側基準電圧、並びに、前記下側基準電圧よりも高い所定の上側基準電圧と比較し、前記検出電圧が前記下側基準電圧未満である期間には前記並列回路への入力電流を停止させるように前記電流調整部を制御し、前記検出電圧が前記下側基準電圧以上かつ前記上側基準電圧未満である期間には前記電流調整部をアナログ制御し、前記検出電圧が前記上側基準電圧以上である期間には前記電流調整部をPWM制御することを特徴とする。
本発明の別のリレー駆動回路は、電磁リレーが有するリレーコイルとともに並列回路を構成する回生回路と、外部の直流電源から前記並列回路への入力電流を増減させる電流調整部と、前記直流電源からの入力電圧を検出電圧として検出する電圧検出部と、前記電流調整部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記検出電圧が上昇して所定の第1下側基準電圧を上回ったときに前記電流調整部をアナログ制御することにより前記リレーコイルへの通電を開始させ、前記電流調整部をアナログ制御している状態で前記検出電圧が低下して前記第1下側基準電圧よりも低い所定の第2下側基準電圧を下回ったときに前記並列回路への入力電流を停止させるように前記電流調整部を制御し、前記電流調整部をアナログ制御している状態で前記検出電圧が上昇して前記第1下側基準電圧よりも高い所定の第1上側基準電圧を上回ったときに前記電流調整部に対するPWM制御を開始し、前記電流調整部をPWM制御している状態で前記検出電圧が低下して前記第1上側基準電圧よりも低く且つ前記第2下側基準電圧よりも高い所定の第2上側基準電圧を下回ったときに前記電流調整部に対するアナログ制御を開始することを特徴とする。
上記のリレー駆動回路において、前記電磁リレーは、前記リレーコイルへの入力電流が所定の閉成電流以上となったときに閉成され閉成後に前記リレーコイルへの入力電流が所定の保持電流未満となったときに開離する接点を有する単安定型であって、前記制御部は、前記リレーコイルへの通電を開始させる際、前記リレーコイルへの入力電流を前記閉成電流よりも大きくするように前記電流調整部を制御した後に、前記リレーコイルへの入力電流が前記保持電流以上かつ前記閉成電流未満に維持されるように前記電流調整部を制御することが望ましい。
上記のリレー駆動回路において、前記電磁リレーは、前記リレーコイルへの入力電流が所定の閉成電流以上となったときに閉成され閉成後に前記リレーコイルへの入力電流が所定の保持電流未満となったときに開離する接点を有する単安定型であって、前記並列回路への入力電流を検出電流として検出する電流検出部を備え、前記制御部は、前記リレーコイルへの通電を開始させる際、前記リレーコイルへの入力電流を前記閉成電流よりも大きくするように前記電流調整部を制御し、前記検出電流が前記閉成電流よりも大きい所定の第1電流に達してから所定の待機時間が経過した後、前記リレーコイルへの入力電流が前記保持電流以上かつ前記閉成電流未満に維持されるように前記電流調整部を制御することが望ましい。
上記のリレー駆動回路において、前記電磁リレーの加速度を検出する加速度検出部を備え、前記制御部は、前記加速度検出部によって検出された加速度が大きいほど前記リレーコイルへの入力電流を大きくするように前記電流調整部を制御することが望ましい。
上記のリレー駆動回路において、信号入力端子を備え、前記制御部は、前記信号入力端子に入力された電気信号に応じて動作することが望ましい。
上記のリレー駆動回路において、前記制御部は、前記電磁リレーの異常の有無を判定し、前記電磁リレーに異常があると判定したときには前記リレーコイルへの入力電流を停止させるように前記電流調整部を制御することが望ましい。
上記のリレー駆動回路において、信号出力端子を備え、前記制御部は、前記電磁リレーの異常の有無を判定し、前記電磁リレーに異常があると判定したときに、所定の電気信号を前記信号出力端子から出力することが望ましい。
上記のリレー駆動回路において、前記並列回路への入力電流を検出電流として検出する電流検出部を備え、前記制御部は、前記検出電流が所定の短絡判定電流以上となったときに、前記電磁リレーに異常があると判定することが望ましい。
上記のリレー駆動回路において、前記並列回路への入力電流を検出電流として検出する電流検出部を備え、前記制御部は、前記リレーコイルへの通電を開始する際、前記検出電流がゼロのまま所定の断線判定時間が経過したときに、前記電磁リレーに異常があると判定することが望ましい。
上記のリレー駆動回路において、前記並列回路への入力電流を検出電流として検出する電流検出部を備え、前記制御部は、前記リレーコイルへの通電を開始する際、前記検出電流が所定の電流に達しないまま所定の猶予時間が経過したときに、前記電磁リレーに異常があると判定することが望ましい。
本発明のリレーモジュールは、上記いずれかのリレー駆動回路と、前記電磁リレーとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、検出電圧が高い期間にはPWM制御が行われ、PWM制御では電流調整部がオフされている期間には電流調整部での電力消費が発生しないから、アナログ制御のみが行われる場合に比べて消費電力が抑えられる。また、検出電圧が低い期間にはアナログ制御が行われるので、PWM制御のみが行われる場合に比べて放射ノイズや伝導ノイズが抑えられる。
本発明の実施形態に係るリレー駆動回路を示す回路ブロック図である。 上記のリレー駆動回路の動作の一例を示す説明図である。 上記のリレー駆動回路の動作の別の例を示す説明図である。 上記のリレー駆動回路において検出電圧V0とコイル電流Icと接点状態との時間変化の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るリレー駆動回路の別の例を示す回路ブロック図である。 図5のリレー駆動回路において検出電圧V0とコイル電流Icと接点状態との時間変化の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るリレー駆動回路の更に別の例を示す回路ブロック図である。 本発明の実施形態に係るリレー駆動回路の別の例を示す回路ブロック図である。 本発明の実施形態に係るリレー駆動回路の更に別の例を示す回路ブロック図である。 本発明の実施形態に係るリレー駆動回路の別の例を示す回路ブロック図である。 図10のリレー駆動回路において検出電圧V0とコイル電流Icと接点状態と報知電圧V1との時間変化の一例を示す説明図である。 図10のリレー駆動回路において検出電圧V0とコイル電流Icと接点状態と報知電圧V1との時間変化の別の例を示す説明図である。 図10のリレー駆動回路において検出電圧V0とコイル電流Icと接点状態と報知電圧V1との時間変化の更に別の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るリレー駆動回路の更に別の例を示す回路ブロック図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態のリレー駆動回路1は、外部の直流電源3と、電磁リレー2が有するリレーコイル21とに電気的に接続され、直流電源3からリレーコイル21への通電を制御する。
電磁リレー2は、リレーコイル21と、リレーコイル21の磁力により駆動される接点22と、接点22を開離させる復帰ばね(図示せず)とを備える。接点22が開離した状態で、リレーコイル21への入力電流(以下、「コイル電流」と呼ぶ。)Icが所定の閉成電流Ion(図4参照)以上になると、リレーコイル21の磁力が上記の復帰ばねによる復帰力を上回ることで、接点22が閉成される。また、接点22が閉じた状態で、リレーコイル21の入力電流が上記の閉成電流Ionよりも小さい所定の保持電流Ioff(図4参照)未満になると、リレーコイル21の磁力が上記の復帰ばねによる復帰力を下回ることで、接点22が開離される。すなわち、電磁リレー2はいわゆる単安定(シングル・ステイブル)型であり、上記の接点22はいわゆるa接点である。
リレー駆動回路1は、直流電源3の高電位側の出力端(例えば電池の陽極)に接続される電源端子101と、直流電源3の低電位側の出力端(例えば電池の陰極)に接続されるグランド端子102とを備える。
また、リレー駆動回路1は、リレーコイル21に並列に接続された回生回路としての回生ダイオード10を備える。リレーコイル21と回生ダイオード10との並列回路(以下、単に「並列回路」と呼ぶ。)4は、回生ダイオード10のカソード側を電源端子101に電気的に接続されている。
また、リレー駆動回路1は、並列回路4に直列接続されて直流電源3から上記の並列回路4への入力電流を増減させる電流調整部11と、電流調整部11を制御する制御部12と、直流電源3からの入力電圧を検出電圧V0として検出する電圧検出部13とを備える。
電流調整部11は、具体的にはnチャネル型の電界効果トランジスタ(MOSFET)からなり、ドレイン端子を並列回路4に接続され、ソース端子をグランドに接続されている。
制御部12は、例えばマイコンからなり、矩形波を略直流電圧に変換する信号変換部14を介して電流調整部11のゲート端子に接続された第1出力端子121と、ダイオード15を介して電流調整部11のゲート端子に接続された第2出力端子122とを有する。第1出力端子121と第2出力端子122とは、それぞれ、電圧レベルがHレベルとLレベルとの間で周期的に変動する矩形波が出力される、いわゆるPWM出力端子である。
上記の信号変換部14は、第1出力端子121から入力された矩形波を平滑化するローパスフィルタ140を備える。また、信号変換部14は、ローパスフィルタ140の出力電圧と所定のオフセット電圧との中間の電圧を電流調整部11に出力する電圧変換回路143を備える。電圧変換回路143は、ローパスフィルタ140の出力電圧が第1ボルテージフォロワ141を介して一端に入力されて他端にオフセット電圧が入力された分圧抵抗を備える。電圧変換回路143の分圧抵抗の出力端は、第2ボルテージフォロワ142と抵抗とを介して電流調整部11に接続されている。すなわち、信号変換部14から電流調整部11に入力される電圧は、ローパスフィルタ140の出力電圧とオフセット電圧との差が上記の分圧抵抗で分圧された電圧に、オフセット電圧が加算された電圧となる。上記のオフセット電圧は、電流調整部11のゲート・カットオフ電圧よりも低い電圧とされている。上記のような電圧変換回路143が設けられていることで、電圧変換回路143が設けられない場合に比べ、制御部12の出力により電流調整部11がオン制御される際の応答が速くなっている。
ここで、制御部12はデジタル回路であるので、制御部12が出力可能な矩形波のオンデューティの個数(段階数)は有限である。そして、電圧変換回路143が設けられない場合、ローパスフィルタ140の出力電圧が電流調整部11のゲート・カットオフ電圧よりも低くなるようなオンデューティは電流調整部11の制御に使用することができない。本実施形態では、ローパスフィルタ140の出力電圧が上記のゲート・カットオフ電圧よりも低くなるようなオンデューティであっても、電圧変換回路143の出力電圧が上記のゲート・カットオフ電圧よりも高くなる場合がある。また、電圧変換回路143が設けられない場合に比べ、オンデューティが1段階変化した際に電流調整部11のゲート‐ソース間電圧が変動する幅は小さくなっている。以上により、電圧変換回路143が設けられない場合に比べ、電流調整部11に対する制御の分解能が向上する。
電圧検出部13は例えば分圧抵抗からなり、検出電圧V0に比例する電圧を制御部12に入力する。
また、制御部12は、電圧検出部13からの入力電圧をA/D変換する第1A/D変換部123と、動作に用いられる設定値が記憶された記憶部124と、上記の設定値と第1A/D変換部123の出力とに応じて電流調整部11を駆動する駆動部125とを備える。駆動部125は、第1出力端子121と第2出力端子122とのいずれかから矩形波を出力し、この矩形波のオンデューティの調整により電流調整部11が制御される。
上記の矩形波としては、例えば、1周期の中での全てのオン期間(信号レベルがHレベルである期間)が1周期の最初に連続し、オン期間の終了後に次の周期が開始されるまでは全てオフ期間(信号レベルがLレベルである期間)とされるものが考えられる。
上記の矩形波としては、他に、1周期の最初に所定の長さのオン期間(以下、「単位オン期間」と呼ぶ。)と所定の長さのオフ期間(以下、「単位オフ期間」と呼ぶ。)とが交互に所定回数繰り返された後、次の周期までオフ期間とされるものも考えられる。この場合におけるオンデューティは、個々の単位オン期間の長さに上記の所定回数を乗じた値を1周期の長さで除した値となる。この場合、1周期の中で単位オン期間と単位オフ期間とを繰り返す回数を変更することによってオンデューティを変更することができるほか、単位オン期間の長さと単位オフ期間の長さとの比率を変更することによってもオンデューティを変更することができる。つまり、全てのオン期間が1周期の最初に連続する場合に比べ、調整要素が多いことで、オンデューティの分解能を高くすることができる。
駆動部125がデジタル回路である場合、オン期間や単位オン期間や単位オフ期間の長さを変更する際の最小単位は動作周波数分の1秒となる。駆動部125の動作周波数を一定とすると、上記の矩形波の1周期を長くするほど、オンデューティを多段階に変更することができ分解能が向上する反面、応答は遅くなる。
以下、本実施形態の特徴である、制御部12の動作について説明する。
制御部12の駆動部125は、電圧検出部13から第1A/D変換部123を通じて得られた検出電圧V0を、図2に示すように、所定の下側基準電圧Vd、並びに、下側基準電圧Vdよりも高い所定の上側基準電圧Vuと比較する。上記の下側基準電圧Vdや上側基準電圧Vuはそれぞれ予め記憶部124に記憶されている。例えば、接続される可能性がある直流電源3として、出力電圧が12Vのものと出力電圧が24Vのものとの2種類が存在する場合、下側基準電圧Vdは12Vよりも低い電圧とされ、上側基準電圧Vuは12Vよりも高く且つ24Vよりも低い電圧とされる。
そして、検出電圧V0が下側基準電圧Vd未満である期間には、駆動部125は、第1出力端子121と第2出力端子122との両方をLレベルに維持することで電流調整部11をオフ制御し、これにより並列回路4への入力電流を停止させる。
また、検出電圧V0が下側基準電圧Vd以上かつ上側基準電圧Vu未満である期間には、制御部12の駆動部125は、矩形波を第1出力端子121からのみ出力する。第1出力端子121から出力された矩形波は、信号変換部14により、矩形波のオンデューティが高いほど高い電圧値の略直流電圧に変換され、電流調整部11のゲート端子に入力される。従って、電流調整部11における電流およびコイル電流Icは、矩形波のオンデューティが高いほど高い一定の電流となる。これにより、電流調整部11のアナログ制御が達成される。上記のアナログ制御が行われている期間には、電流調整部11に電流が流れ続け、回生ダイオード10には電流が流れないから、電流調整部11における電流すなわち並列回路4への入力電流はコイル電流Icに一致する。
さらに、検出電圧V0が上側基準電圧Vu以上である期間には、矩形波を第2出力端子122からのみ出力する。すると、矩形波がそのままダイオード15を通じて電流調整部11のゲートに入力されることで、電流調整部11が周期的にオンオフ駆動されるというPWM(Pulse Width Modulation)制御が達成される。電流調整部11がオンされている期間中には、リレーコイル21にエネルギーが蓄積され、コイル電流Icは徐々に増加する。また、電流調整部11がオフされている期間中には、リレーコイル21のエネルギーが開放されてコイル電流Icはリレーコイル21と回生ダイオード10とのループに流れ、コイル電流Icは徐々に減少する。上記のPWM制御においては、上記の矩形波のオンデューティや周波数を適宜変更することで、コイル電流Icの平均値や振幅を変更することができる。
例えば、検出電圧V0が図2のように0から上昇して上側基準電圧Vuを上回った後で0まで低下する場合を考える。この場合、コイル電流Icが停止される期間P1は、検出電圧V0が上昇時に下側基準電圧Vdに達するまでの期間と、検出電圧V0が低下時に下側基準電圧Vdを下回った後の期間とになる。また、アナログ制御が行われる期間P2は、検出電圧V0が上昇時に下側基準電圧Vdを上回ってから上側基準電圧Vuに達するまでの期間と、検出電圧V0が低下時に上側基準電圧Vuを下回った後に下側基準電圧Vdに達するまでの期間とになる。さらに、PWM制御が行われる期間P3は、検出電圧V0が上昇時に上側基準電圧Vuを上回ってから、検出電圧V0が低下時に上側基準電圧Vuに達するまでの期間となる。
なお、アナログ制御とPWM制御とで互いに異なる電界効果トランジスタを用いてもよい。すなわち、電流調整部11を、互いに並列に接続された2個の電界効果トランジスタで構成し、ダイオード15を一方の電界効果トランジスタのゲート端子に接続し、信号変換部14を他方の電界効果トランジスタのゲート端子に接続する。ただし、電流調整部11を1個の電界効果トランジスタで構成し、アナログ制御とPWM制御とで互いに共通の電界効果トランジスタを用いたほうが、部品点数が削減できるから望ましい。
また、電流調整部11としては、nチャネル型の電界効果トランジスタに代えて、pチャネル型の電界効果トランジスタや、バイポーラトランジスタを用いてもよい。電流調整部11としてバイポーラトランジスタを用いる場合、ベース電流を連続的に変化させることでアナログ制御を実現することができる。
上記構成によれば、検出電圧V0が高い期間にはPWM制御が行われ、PWM制御では電流調整部11がオフされている期間には電流調整部11での電力消費が発生しないから、常にアナログ制御が行われる場合に比べて消費電力が抑えられる。また、検出電圧V0が低い期間にはアナログ制御が行われ、アナログ制御ではPWM制御に比べて並列回路4への入力電流の変動幅が小さいので、常にPWM制御が行われる場合に比べて放射ノイズや伝導ノイズや騒音(唸り音)が抑えられる。
ただし、上記のように基準電圧Vd,Vuを検出電圧V0の上昇時と低下時とて共通とすると、検出電圧V0が基準電圧Vd,Vu付近で振動した場合に動作の切替が頻繁に発生してしまう。そこで、図3に示すように、検出電圧V0が上昇した際の動作切替の閾値Vd1,Vu1を、検出電圧V0が低下した際の動作切替の閾値Vd2,Vu2よりも高くしてもよい。
すなわち、制御部12の駆動部125は、検出電圧V0が上昇して所定の第1下側基準電圧Vd1を上回ったときに電流調整部11をアナログ制御することによりリレーコイル21への通電を開始させる。また、制御部12の駆動部125は、電流調整部11をアナログ制御している状態で検出電圧V0が低下して第1下側基準電圧Vd1よりも低い所定の第2下側基準電圧Vd2を下回ったときに並列回路4への入力電流を停止させるように電流調整部11を制御する。さらに、制御部12の駆動部125は、電流調整部11をアナログ制御している状態で検出電圧V0が上昇して第1下側基準電圧Vd1よりも高い所定の第1上側基準電圧Vu1を上回ったときに電流調整部11に対するPWM制御を開始する。また、制御部12の駆動部125は、電流調整部11をPWM制御している状態で検出電圧V0が低下して所定の第2上側基準電圧Vu2を下回ったときに電流調整部11に対するアナログ制御を開始する。上記の第2上側基準電圧Vu2は、第1上側基準電圧Vu1よりも低く且つ第2下側基準電圧Vd2よりも高い電圧とされる。
例えば、図3のように検出電圧V0が0から上昇してPWM制御に移行した後で0まで低下する場合を考える。この場合、コイル電流Icが停止される期間P1は、検出電圧V0が上昇時に第1下側基準電圧Vd1に達する前と低下時に第2下側基準電圧Vd2を下回った後とになる。また、アナログ制御が行われる期間P2は、検出電圧V0が上昇時に第1下側基準電圧Vd1を上回ってから第1上側基準電圧Vu1に達する前と、低下時に第2上側基準電圧Vu2を下回った後に第2下側基準電圧Vd2に達するまでとになる。さらに、PWM制御が行われる期間P3は、検出電圧V0が上昇時に第1上側基準電圧Vu1を上回ってから低下時に第2上側基準電圧Vu2に達するまでとなる。
上記のように4個の基準電圧Vd1,Vd2,Vu1,Vu2を用いれば、例えば検出電圧V0が第1下側基準電圧Vd1付近で振動しても検出電圧V0が第2下側基準電圧Vd2を下回るまでは電流調整部11はオフされない。すなわち、検出電圧V0が振動しても動作の頻繁な切替が発生しにくくなる。
ところで、電磁リレー2が単安定型であって接点22がa接点である場合、接点22のオン状態の維持のためにリレーコイル21に入力すべき保持電流Ioffは、接点22の閉成のためにリレーコイル21に入力すべき閉成電流Ionよりも少なくなる。そこで、図4に示すように、制御部12の駆動部125が、リレーコイル21への通電を開始させる際、接点22を閉成するための閉成動作を行った後、接点22のオン状態を維持するための保持動作に移行してもよい。制御部12の駆動部125は、閉成動作において、コイル電流Icを閉成電流Ionよりも大きい所定の第1電流I1とするように電流調整部11を制御する。また、制御部12の駆動部125は、保持動作において、コイル電流Icを保持電流Ioff以上かつ閉成電流Ion未満の所定の第2電流I2に維持するように電流調整部11を制御する。より具体的には例えば、制御部12は、上記の第1電流I1や第2電流I2が達成されるような出力のオンデューティを検出電圧V0から導出し、導出されたオンデューティの矩形波を第1出力端子121または第2出力端子122から出力する。この導出は、演算によって行われてもよいし、オンデューティと検出電圧V0との関係を示すテーブルを用いて行われてもよい。上記の演算に用いられる数式や、上記のテーブルは、予め測定によって決定されて製造の時点で制御部12の記憶部124に記憶される。この構成を採用すれば、閉成電流Ionよりも大きい状態にコイル電流Icを維持する場合に比べ、消費電力が抑えられる。
さらに、図5に示すように、リレーコイル21と回生ダイオード10との並列回路4への入力電流(すなわち電流調整部11に流れる電流)を検出電流I0として検出する電流検出部16を設け、制御部12が検出電流I0に応じて動作するようにしてもよい。電流検出部16は、シャント抵抗を用いて実現してもよいし、ホール素子を用いて実現してもよい。また、制御部12は、電流検出部16の出力をA/D変換して駆動部125に入力する第2A/D変換部126を備える。
図5の例では、制御部12の駆動部125は、リレーコイルへ21の通電を開始させる際、図6に示すように、コイル電流Icを上記の第1電流I1とするように電流調整部11を制御するという閉成動作を行う。この閉成動作により、コイル電流Icは閉成電流Ionよりも大きくされる。閉成動作中、制御部12の駆動部125は、電流検出部16から第2A/D変換部126を通じて得られた検出電流I0を第1電流I1と随時比較する。上記の比較の結果において検出電流I0が第1電流I1に達するまでの期間と、検出電流I0が第1電流I1に達してから所定の待機時間T0が経過するまでの期間とには、制御部12の駆動部125は閉成動作を継続する。また、検出電流I0が第1電流I1に達してから待機時間T0が経過したとき、制御部12は、コイル電流Icを上記の第2電流I2に維持するように電流調整部11を制御するという保持動作に移行する。PWM制御においても検出電流I0のピーク値はコイル電流Icのピーク値に一致し、且つ、上記の動作にはコイル電流Icのピーク値のみが影響するので、実質的に電流検出部16はコイル電流Icを検出していることになる。上記構成を採用すれば、閉成動作の継続時間が一定とされる場合や、検出電流I0が第1電流I1に達してから即座に保持動作への移行がなされる場合に比べ、より確実に接点22を閉成することができる。
なお、図7のように、電流検出部16を並列回路4に組み込んでもよい。すなわち、電流検出部16をリレーコイル21に直列に接続し、リレーコイル21と電流検出部16との直列回路を回生ダイオード10に並列に接続する。この場合、電流調整部11のオンオフに関わらず、検出電流I0はコイル電流Icに常に一致する。
また、制御部12が、検出電流I0を、上記のような閉成動作から保持動作への移行のタイミングの決定だけでなく、閉成動作や保持動作における電流調整部11のフィードバック制御に用いてもよい。閉成動作や保持動作における電流調整部11の制御をオープン制御とした場合、設計余裕を含めて電流調整部11のオンデューティや電流値は比較的に高くする必要があるから、消費電力が増加し、アナログ制御では電流調整部11の発熱量も高くなる。これに対し、閉成動作や保持動作における電流調整部11の制御を、検出電流I0を用いたフィードバック制御とした場合、電流調整部11のオンデューティや電流値を必要最低限とすることができるから、消費電力や発熱量が抑えられる。
さらに、図8に示すように電磁リレー2の加速度を検出する加速度検出部17を設け、加速度検出部17によって検出された加速度が大きいほどコイル電流Icを大きくするように制御部12が電流調整部11を制御してもよい。図8の例では、制御部12は、加速度検出部17からの入力をA/D変換して駆動部125に入力する第3A/D変換部127を有する。加速度検出部17としては、静電容量型やピエゾ抵抗型など様々なものが周知であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。加速度検出部17は、必ずしも電磁リレー2に直接固定される必要はなく、電磁リレー2と構造上一体化されているもの(例えば電磁リレー2が固定された車体)に対して固定されてもよい。この構成を採用すれば、検出された加速度が大きいほどコイル電流Icが大きくされて接点22に対する駆動力が強化されることで、振動や衝撃などによる接点22の開離が抑えられる。なお、検出された加速度とコイル電流Icとの関係は、直線状であってもステップ状であってもよい。
また、図9に示すようにリレー駆動回路1に信号入力端子103を設け、信号入力端子103に入力された電気信号に応じて制御部12の駆動部125が動作してもよい。図9の例では、信号入力端子103と制御部12との間に、信号入力端子103に入力された電気信号に対してノイズ除去や増幅といった適宜の信号処理を行った上で制御部12に入力する信号入力部18が設けられている。制御部12の動作としては、例えば、検出電圧V0が十分に高い状態であっても、信号入力端子103への入力が電磁リレー2のオフ制御を指示するもの(例えばLレベルの電圧)である期間にはコイル電流Icを0とするように電流調整部11を制御する。また、制御部12は、信号入力端子103への入力が電磁リレー2のオン制御を指示するもの(例えばHレベルの電圧)となったときにリレーコイル21への通電(閉成動作)を開始させる。なお、信号入力端子103に入力される信号は、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)といった周知のプロトコルに準拠したものであってもよい。この構成を採用すれば、直流電源3からリレー駆動回路1への給電をオンオフするスイッチを設けることなく電磁リレー2を電気信号でオンオフ制御することができる。
さらに、図5の例や図7の例のように電流検出部16が設けられる場合において、制御部12が、検出電流I0に基づいて電磁リレー2の異常の有無を判定してもよい。電磁リレー2に異常があると判定したときの制御部12の動作としては、例えば、第1出力端子121と第2出力端子122との両方への出力をともにLレベルに維持することで、コイル電流Icを停止させるように電流調整部11を制御する。また、図10に示すように信号出力端子104を設け、制御部12が、電磁リレーに異常があると判定したときに、上記のようなコイル電流Icの停止に代えて又は加えて、所定の電気信号を信号出力端子104から出力してもよい。図10の例では、異常の有無の判定は駆動部125によって行われる。また、図10の例では、制御部12は、駆動部125によって制御されて信号出力端子104に上記の電気信号を出力する信号出力部128を有する。具体的には例えば、制御部12の信号出力部128は、異常がないと判定されている期間には信号出力端子104への出力電圧(以下、「報知電圧」と呼ぶ。)V1をLレベルとし、異常があると判定されている期間には報知電圧V1をHレベルとする。
制御部12によって有無を判定される異常としては、例えば、リレーコイル21の短絡がある。具体的には、制御部12は、図11に示すように、検出電流I0(コイル電流Ic)が第1電流I1よりも大きい所定の短絡判定電流Ith以上となったときに、電磁リレー2に異常があると判定する。この構成を採用すれば、電磁リレー2に短絡が発生したときに電磁リレー2のオフ制御や信号出力端子104からの出力による通知を行うことが可能となる。
また、制御部12によって有無を判定される異常としては、他に例えば、リレーコイル21の断線がある。具体的には、制御部12は、図12に示すように、閉成動作の開始後、検出電流I0がゼロのまま所定の断線判定時間T1が経過したときに、電磁リレー2に異常があると判定する。図5の例のように電流検出部16が電流調整部11に直列に接続される場合、上記の断線判定時間T2は、PWM制御における電流調整部11のオフ状態の継続時間の最大値よりも長くされる。この構成を採用すれば、電磁リレー2に断線が発生したときに電磁リレー2のオフ制御や信号出力端子104からの出力による通知を行うことが可能となる。
さらに、制御部12によって有無を判定される異常としては、他に例えば、電磁リレー2の動作不良がある。具体的には、制御部12は、図13に示すように、閉成動作の開始後、コイル電流Icが所定の電流に達しないまま(すなわち、検出電流I0が所定の電流に達しないまま)所定の猶予時間T2が経過したときに、電磁リレー2に異常があると判定する。上記所定の電流としては、例えば第1電流I1を用いることができる。この構成を採用すれば、電磁リレー2に動作不良が発生したときに電磁リレー2のオフ制御や信号出力端子104からの出力による通知を行うことが可能となる。
また、制御部12によって有無を判定される異常は複数種類であってもよい。この場合において、異常があると判定されたときに信号出力端子104から出力される信号は、異常毎に異なっていてもよい。
さらに、電流調整部11や電圧検出部13を制御部12とともに1チップに集積化してもよい。より多くの回路や素子を集積化するほど、部品点数の削減や小型化が可能となる。
また、記憶部124として例えば周知の不揮発性メモリのような書き換え可能なメモリを用いれば、記憶部124に記憶される各種の設定値Vd,Vd1,Vd2,Vu,Vu1,Vu2,I1,Ith,T0,T1,T2を製造後に変更することが可能となる。または、制御部12に設定用端子(図示せず)を設け、この設定用端子に接続された抵抗の抵抗値や設定用端子への入力電圧に応じて上記の設定値が決定されてもよい。この場合においても、上記の抵抗値や入力電圧を変更することで、上記の設定値を製造後に変更することができる。
さらに、回生回路としては、図14に示すように、ツェナーダイオード105が回生ダイオード10に直列に接続されたものを用いてもよい。ツェナーダイオード105は、アノードを回生ダイオード10のアノードに接続され、つまり回生ダイオード10に対して逆向きとされている。図14の例では、ツェナーダイオード105にはPNP型の第1トランジスタ106が並列に接続されている。第1トランジスタ106は、ベースが第2トランジスタ107と第1抵抗108とを介してグランドに接続され、コレクタが回生ダイオード10のアノードに接続され、エミッタが電流調整部11に接続されている。第2トランジスタ107は、NPN型であり、コレクタが第1トランジスタ106のベースに接続され、エミッタが第1抵抗108を介してグランドに接続され、ベースが第2抵抗109を介して制御部12の駆動部125に接続されている。制御部12の駆動部125は、電磁リレー2がオンされる期間P2,P3には、第2トランジスタ107をオン制御することで、第1トランジスタ106をオン制御する。すると、第1トランジスタ106が回生電流の経路となり、ツェナーダイオード105には回生電流がほぼ流れないから、ツェナーダイオード105が存在しない図1等の場合と同様の動作となる。また、制御部12の駆動部125は、電磁リレー2がオフされる期間P1にのみ、第2トランジスタ107をオフ制御することで、第1トランジスタ106をオフ制御する。これにより、回生電流の経路にはツェナーダイオード105が入るから、回生電流(つまりコイル電流Ic)を急速に減衰させることができる。従って、図1の場合よりも電磁リレー2をオフする際の応答が速くなり、つまり遮断性能が改善される。
上記のようなリレー駆動回路1は、電磁リレー2とともにリレーモジュールを構成することができる。すなわち、リレーモジュールはリレー駆動回路1と電磁リレー2とを備える。この場合において、リレー駆動回路1と電磁リレー2とは、例えば共通のハウジング(図示せず)に収納されることで構造上一体化されていてもよい。
1 リレー駆動回路
2 電磁リレー
3 直流電源
4 並列回路
10 回生ダイオード(回生回路)
11 電流調整部
12 制御部
13 電圧検出部
16 電流検出部
17 加速度検出部
21 リレーコイル
22 接点
103 信号入力端子
104 信号出力端子
105 ツェナーダイオード(回生回路の一部)
106 第1トランジスタ(回生回路の一部)
I1 第1電流
Ic コイル電流(リレーコイルへの入力電流)
I0 検出電流
T0 待機時間
T1 断線判定時間
T2 猶予時間
V0 検出電圧
Vd 下側基準電圧
Vd1 第1下側基準電圧
Vd2 第2下側基準電圧
Vu 上側基準電圧
Vu1 第1上側基準電圧
Vu2 第2上側基準電圧

Claims (12)

  1. 電磁リレーが有するリレーコイルとともに並列回路を構成する回生回路と、
    外部の直流電源から前記並列回路への入力電流を増減させる電流調整部と、
    前記直流電源からの入力電圧を検出電圧として検出する電圧検出部と、
    前記電流調整部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記検出電圧を、所定の下側基準電圧、並びに、前記下側基準電圧よりも高い所定の上側基準電圧と比較し、前記検出電圧が前記下側基準電圧未満である期間には前記並列回路への入力電流を停止させるように前記電流調整部を制御し、前記検出電圧が前記下側基準電圧以上かつ前記上側基準電圧未満である期間には前記電流調整部をアナログ制御し、前記検出電圧が前記上側基準電圧以上である期間には前記電流調整部をPWM制御することを特徴とするリレー駆動回路。
  2. 電磁リレーが有するリレーコイルとともに並列回路を構成する回生回路と、
    外部の直流電源から前記並列回路への入力電流を増減させる電流調整部と、
    前記直流電源からの入力電圧を検出電圧として検出する電圧検出部と、
    前記電流調整部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記検出電圧が上昇して所定の第1下側基準電圧を上回ったときに前記電流調整部をアナログ制御することにより前記リレーコイルへの通電を開始させ、
    前記電流調整部をアナログ制御している状態で前記検出電圧が低下して前記第1下側基準電圧よりも低い所定の第2下側基準電圧を下回ったときに前記並列回路への入力電流を停止させるように前記電流調整部を制御し、
    前記電流調整部をアナログ制御している状態で前記検出電圧が上昇して前記第1下側基準電圧よりも高い所定の第1上側基準電圧を上回ったときに前記電流調整部に対するPWM制御を開始し、
    前記電流調整部をPWM制御している状態で前記検出電圧が低下して前記第1上側基準電圧よりも低く且つ前記第2下側基準電圧よりも高い所定の第2上側基準電圧を下回ったときに前記電流調整部に対するアナログ制御を開始することを特徴とするリレー駆動回路。
  3. 前記電磁リレーは、前記リレーコイルへの入力電流が所定の閉成電流以上となったときに閉成され閉成後に前記リレーコイルへの入力電流が所定の保持電流未満となったときに開離する接点を有する単安定型であって、
    前記制御部は、前記リレーコイルへの通電を開始させる際、前記リレーコイルへの入力電流を前記閉成電流よりも大きくするように前記電流調整部を制御した後に、前記リレーコイルへの入力電流が前記保持電流以上かつ前記閉成電流未満に維持されるように前記電流調整部を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリレー駆動回路。
  4. 前記電磁リレーは、前記リレーコイルへの入力電流が所定の閉成電流以上となったときに閉成され閉成後に前記リレーコイルへの入力電流が所定の保持電流未満となったときに開離する接点を有する単安定型であって、
    前記並列回路への入力電流を検出電流として検出する電流検出部を備え、
    前記制御部は、前記リレーコイルへの通電を開始させる際、前記リレーコイルへの入力電流を前記閉成電流よりも大きくするように前記電流調整部を制御し、前記検出電流が前記閉成電流よりも大きい所定の第1電流に達してから所定の待機時間が経過した後、前記リレーコイルへの入力電流が前記保持電流以上かつ前記閉成電流未満に維持されるように前記電流調整部を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリレー駆動回路。
  5. 前記電磁リレーの加速度を検出する加速度検出部を備え、
    前記制御部は、前記加速度検出部によって検出された加速度が大きいほど前記リレーコイルへの入力電流を大きくするように前記電流調整部を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリレー駆動回路。
  6. 信号入力端子を備え、
    前記制御部は、前記信号入力端子に入力された電気信号に応じて動作することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のリレー駆動回路。
  7. 前記制御部は、前記電磁リレーの異常の有無を判定し、前記電磁リレーに異常があると判定したときには前記リレーコイルへの入力電流を停止させるように前記電流調整部を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリレー駆動回路。
  8. 信号出力端子を備え、
    前記制御部は、前記電磁リレーの異常の有無を判定し、前記電磁リレーに異常があると判定したときに、所定の電気信号を前記信号出力端子から出力することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のリレー駆動回路。
  9. 前記並列回路への入力電流を検出電流として検出する電流検出部を備え、
    前記制御部は、前記検出電流が所定の短絡判定電流以上となったときに、前記電磁リレーに異常があると判定することを特徴とする請求項7又は請求項8記載のリレー駆動回路。
  10. 前記並列回路への入力電流を検出電流として検出する電流検出部を備え、
    前記制御部は、前記リレーコイルへの通電を開始する際、前記検出電流がゼロのまま所定の断線判定時間が経過したときに、前記電磁リレーに異常があると判定することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のリレー駆動回路。
  11. 前記並列回路への入力電流を検出電流として検出する電流検出部を備え、
    前記制御部は、前記リレーコイルへの通電を開始する際、前記検出電流が所定の電流に達しないまま所定の猶予時間が経過したときに、前記電磁リレーに異常があると判定することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載のリレー駆動回路。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のリレー駆動回路と、前記電磁リレーとを備えることを特徴とするリレーモジュール。
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