JP2015134459A - 流路ユニット、液体噴射ヘッド、液体噴射装置 - Google Patents

流路ユニット、液体噴射ヘッド、液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】適切に組み立てることが可能な流路ユニット、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置を提供する。【解決手段】液体が流れる流路を備える流路ユニットであって、所定方向に開口する複数の圧力室と、所定方向に開口し前記圧力室の共通の流路となる共通液室と、を備える流路基板を有し、前記共通液室の開口部は、前記圧力室に比べて大きく、内壁間に渡された梁部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、流路ユニット、この流路ユニットを備える液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置に関する。
従来、液体が流れる流路(液体流路とも記載する)を備える流路ユニットが知られている。流路ユニットは、流路を通じて、液体が充填される側と、液体を噴射する側を繋いでいる。このような流路ユニットは、流路に圧力変化を生じさせる圧力室と、この圧力室に共通の流路となる共通液室とを一部に備えている(例えば、特許文献1参照)。
上記した圧力室や共通液室は基板上に孔や溝等を形成することで構成される。また、共通液室は圧力室毎の共通の流路となるため、各圧力室に均一に液体を供給できるようその大きさが圧力室に比べて大きくなる。
特許公報 特許第3422364号
1つの基板に複数の開口が形成されると基板の剛性が弱くなる場合がある。また、共通液室は圧力室と比べて開口が大きくなるため、共通液室の開口により基板に捩じれが生じることがある。このような場合、当該基板に他の基板を接着させた場合に、基板同士の密着性が弱くなる場合があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、適切に組み立てることが可能な流路ユニット、液体噴射ヘッド、及び液体噴射装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、液体が流れる流路を備える流路ユニットであって、所定方向に開口する複数の圧力室と、所定方向に開口し前記圧力室の共通の流路となる共通液室と、を備える流路基板を有し、前記共通液室の開口部は、前記圧力室に比べて大きく、内壁間に渡された梁部を有する、構成としてある。
上記のように構成された発明では、流路基板には、流路の一部を形成する圧力室とこの圧力室の共通の流路となる共通液室とを備える。圧力室と共通液室とは流路基板の所定方向においてそれぞれ開口しており、共通液室の開口部は、圧力室に比べて大きく、内壁間に渡された梁部を有している。
そのため、共通液室は梁部により補強されているため、共通液室の開口することにより生じる流路基板の捩じれが抑制され、他の基板と固定する際に基板同士の密着性を高めることができる。また、梁部により流路基板を補強することができる。
また、前記複数の圧力室は、前記流路基板の所定方向に併設するよう位置しており、前記共通液室は、前記複数の圧力室が併設する方向の幅が、前記圧力室と比べて大きい構成としてもよい。
そして、前記梁部は、前記共通液室の流れに沿って渡されている構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、共通液室が複数に区画されることで、圧力室の圧力変化に応じて区画された空間に生じる圧力変化は、共通液室を区画しないものに比べて大きいものとなる。そのため、各空間に気泡が生じている場合でも、気泡を共通液室の下流側に排出することができ、気泡排出性を高めることができる。
そして、前記梁部は、前記圧力室が併設する方向に沿って渡されている構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、流路基板における圧力室の併設方向の捩じれを抑制することができ、各圧力室の密封性を高めることができる。
そして、前記流路基板は、前記圧力室と、前記共通液室の一部が形成された第1基板と、前記共通液室の一部が形成され、前記第1基板に重さなるよう固定された第2基板と、を備え、前記梁部は、前記第2基板側に形成された前記共通液室に形成されている、構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、第1基板側に形成された共通液室を共通の流路とすることができるため、共通液室の流量を安定化させ、各圧力室に均一に液体を供給することができる。
また、このような流路ユニットを備える液体噴射ヘッドに対しても本発明を適用することができる。
そして、このような液体噴射ヘッドを有する液体噴射装置に対しても本発明を適用することができる。
基板に配置された各流路部を説明する上面図である。 基板に配置された各流路部を説明する上面図である。 液体噴射ヘッドの構成を説明する斜視展開図である。 液体噴射ヘッドの構成を説明する断面図である。 液体噴射ヘッドの構成を説明する断面図である。 インクジェットプリンターの一例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る液体噴射ヘッドの構成を説明する図である。 第2の実施形態に係る液体噴射ヘッドの構成を説明する図である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態:
2.第2の実施形態:
3.第3の実施形態:
4.その他の実施形態:
1.第1の実施形態:
以下、図を参照して、この発明に係る液体吐出ヘッドを具体化した第1の実施の形態について説明する。図1、2は、基板に配置された各流路部を説明する上面図である。また、図3は、液体噴射ヘッドの構成を説明する斜視展開図である。そして、図4、5は、液体噴射ヘッドの構成を説明する断面図である。ここで、図4は、図3のA−A’線での断面図である。また、図5は、図3のB−B’線での断面図である。
液体噴射ヘッド1は、印刷装置等の液体噴射装置の一部として用いられる。図3、図4に示すように、液体噴射ヘッド1は、流路ユニット40と、ヘッド部材50と、ノズルプレート60と、を備えている。また、液体噴射ヘッド1は、上記した流路ユニット40、ノズルプレート60と、が積層状に組み合わさることで、内部に液体流路70が構成されている。
図4に示すように、流路ユニット40は、振動板10と、流路形成基板20と、圧電素子30と、を備えている。なお、本実施形態では、流路ユニット40には圧電素子30が含まれるものとして説明を行うが、圧電素子30を含まないものであってもよい。
流路形成基板20には、複数の圧力室21と、共通液室24と、が形成されている。圧力室21は、液体流路70において圧力変化を生じさせる部位である。また、共通液室24は、例えば、同じ色のインクが流れる圧力室21毎に共通の流路となる空間である。本実施形態では、流路形成基板20は薄板体の第1基板26と第2基板27とを積層して構成されるが、流路形成基板20の構成は、これに限定されない。
図1に示すように、第1基板26には、複数の圧力室21が第2方向D2に併設するよう形成されている。各圧力室21は、内幅が狭くなる狭窄部22を介して供給口23と繋がっている。そして、この供給口23は、第2基板27に形成された下側液室242と連通している(図4)。また、圧力室21の狭窄部22とは反対側は、第2基板27に形成された連通口25と連通している。連通口25は、後述するようにノズルプレート60のノズル孔61と連通する。
共通液室24は第1基板26に形成された上側液室241と第2基板27に形成された下側液室242を組み合わせることで構成される。上側液室241は共通液室24の一部となる空間である。上側液室241と圧力室21とは、第1基板26の同一面(例えば、上面26a)でそれぞれ開口している。ここで、上側液室241の開口部241aの大きさは、圧力室21の開口部21aの大きさに比べて大きい。図1では、上側液室241の開口部241aは、第1基板26において、第2方向D2の両端に位置する圧力室21で規定される幅と略同寸の幅Wを有する。
また、図2に示すように、第2基板27には、連通口25と第1方向で併設する下側液室242が形成されている。下側液室242は上側液室241と共に共通液室24の一部となる空間である。この下側液室242は、第1基板26に形成された供給口23と連通している。また、下側液室242の開口部の大きさは、連通口25の開口部の大きさに比べて大きい。
そして、上側液室241には、内壁間に渡された梁部28が形成されている。図1に示すように、第1基板26の上側液室241には、第1方向で対向する内壁間に渡された梁部28が一体で形成されている。また、図2に示すように、第2基板27の下側液室242には、第1方向で対向する内壁間に渡された梁部29が一体で形成されている。第1の実施形態では、梁部28、29は、共通液室24の流れに沿って延設されている。そのため、共通液室24は梁部28、29により複数の空間243〜245に区画されており、各空間243〜245は、例えば、2つの圧力室21毎に共有される流路となる。さらに、梁部29は、第1基板26の下面側と当接し、この第1基板26を下側から指示する。
梁部28、29の延設方向は、共通液室24の流れに沿った方向に限定されない。一方で、梁部28、29を共通液室24の流れに沿って延設することで、気泡排出性を高めることができる。即ち、共通液室24が複数に区画されることで、圧力室21の圧力変化に応じて各空間243〜245に生じる圧力変化は、共通液室24を区画しないものに比べて大きいものとなる。そのため、各空間243〜245に気泡が生じている場合でも、気泡を共通液室24の下流側(後述するノズル孔側)に排出することができる。
流路形成基板20の材料としては、部分安定化ジルコニア(Zr)や安定化ジルコニアを用いることができる。それ以外にも、流路形成基板20の材質としては、金属等を用いてもよい。
また、流路形成基板20の第1基板26の上面26aには、振動板10が積み重ねられている。図4に示すように、振動板10は、流路形成基板20の圧力室21の開口を覆うよう、流路形成基板20に固定されている。振動板10は、例えば、セラミックスの薄板体により構成される。その材料としては、部分安定化ジルコニアや安定化ジルコニア、酸化ケイ素(SiO2)を用いることができる。また、振動板10の第3方向D3での厚みは、例えば、2.2マイクロメートル(μm)から6.0マイクロメートル(μm)とすることができる。
また、振動板10の流路形成基板20に固定されない側には、圧電素子30が形成されている。圧電素子30は、下電極31と、上電極33と、下電極31と上電極33との間に位置する圧電体32とを備える。第1の実施形態では、上電極33は、圧電体32毎に設けられた個別電極として機能する。一方、下電極31は、各圧電体32の共通電極として機能する。
下電極31や上電極33は、金(Au)、白金(Pt)等の導電物質により構成される。そして、下電極31の厚みは、1マイクロメートル(μm)から2マイクロメートル(μm)とすることができる。また、圧電体32は例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)といった磁性体により構成される。
また、振動板10の流路形成基板20に固定されない側には、ヘッド部材50が固定されている。ヘッド部材50は、例えば、箱状であって、図示しない回路基板等やケーブルが位置決めされるスリット51と、ヘッド部材50の振動板10に固定される側に開口する凹部52と、を有する。スリット51に挿入される回路基板等は、圧電素子30の上電極33又は下電極31と電気的に接続されている。また、凹部52には、後述するインクカートリッジから供給されるインク(液体)が流れる導入路71を形成する。ヘッド部材50は、周知の樹脂や、金属を用いて形成することができる。
図5に示すように、ヘッド部材50の導入路71は、第1基板26に形成された上側液室241の開口部241aと繋がっている。導入路71を構成する凹部52の空間72は、第3方向D3において導入口53から下方に移行するにつれスロープ状に断面積が広がり、共通液室24の開口付近において、第2方向D2の内幅が共通液室24の内幅と同寸となる。ここで、梁部28、29で区画された各空間243〜245は導入路71の空間72側で開口しており、この空間72が共通の流路となる。そのため、導入路71に導入されたインク(液体)は、各空間243〜245に均一に供給される。
さらに、第2基板27には、ノズルプレート60が固定されている。そのため、ノズルプレート60は、流路形成基板20の下側を封止している。ノズルプレート60は、薄板体であり、ノズル孔61が第2方向D2に沿って所定間隔で複数形成されている。また、各ノズル孔61は、流路形成基板20の連通口25とそれぞれ連通するよう形成されている。
ノズルプレート60は、例えば、部分安定化ジルコニアや安定化ジルコニアを用いたセラミックスや、金属により構成される。
また、ノズルプレート60は、複数のノズル孔61が第2方向D2に沿って形成された複数のノズル列を第1方向D1に並設し、一方のノズル列と他方のノズル列とを第2方向D2においてずらして配置する(いわゆる千鳥配置とする)構成を採用してもよい。
さらに、流路形成基板20とノズルプレート60との間に液体流路70の一部を構成する基板が位置しているものであってもよい。
上記構成の液体噴射ヘッド1では、各基板が積層状に積み重ねられることで、圧力室21は連通口25を通じてノズル孔61と連通する。また、圧力室21は、供給口23を通じて共通液室24に連通する。そのため、共通液室24からノズル孔61までの流路により液体流路70が構成される。また、ヘッド部材50の導入路71は、共通液室24に連通している。その結果、導入路71は、液体流路70と連通する。
そのため、導入路71を通じて供給されたインクは共通液室24の各空間243〜245を通じて液体流路70に充填される。この状態で、図示しない回路基板から駆動電圧が下電極31や上電極33に印加されると、圧電素子30を変位させる。圧電素子30の変位は、振動板10を振動させて、圧力室21に圧力変化を生じさせる。そして、圧力室21内の圧力変化は、連通口25に充填されたインクをノズル孔61から外部に吐出させる。
また、液体噴射ヘッド1は、インクカートリッジ等と連通するインク供給経路を具備するインクジェット式記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェットプリンター200に搭載される。インクジェットプリンター200は液体噴射装置の一例である。
図6は、インクジェットプリンター200の一例を示す概略図である。図6において、符号1は、液体噴射ヘッド1をそのノズル孔面を外部に露出させつつ収めた筺体(ヘッドカバー)の一部を示している。インクジェットプリンター200において、複数の液体噴射ヘッド1を有するインクジェット式記録ヘッドユニット(以下、ヘッドユニット202)には、例えば、インクカートリッジ202A,202B等が着脱可能に設けられる。ヘッドユニット202を搭載したキャリッジ203は、装置本体204に取り付けられたキャリッジ軸205に軸方向移動自在に設けられている。そして、駆動モーター206の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト207を介してキャリッジ203に伝達されることで、キャリッジ203はキャリッジ軸205に沿って移動する。
装置本体204にはキャリッジ軸205に沿ってプラテン208が設けられており、図示しないローラー等により供給された印刷媒体Sがプラテン208上を搬送される。そして、搬送される印刷媒体Sに対して、液体噴射ヘッド1のノズル孔61からインクが噴射され任意の画像が印刷媒体Sに印刷される。なお、インクジェットプリンター200は、ヘッドユニット202が上記のように移動するものだけでなく、例えば、液体噴射ヘッド1が固定されて、印刷媒体Sを移動させるだけで印刷を行ういわゆるラインヘッド型のプリンターであってもよい。
次に、このような液体噴射ヘッドの製造方法を説明する。
まず、振動板10、第1基板26、第2基板27のそれぞれに対応する焼成前のセラミックスシートを用意する。そして、第1基板26及び第2基板27の元となるセラミックスシートに対して、打ち抜き加工を施し、圧力室21、共通液室(上側液室241、下側液室242)、連通口25、更には供給口23に相当する貫通孔を形成する。このとき、各セラミックスシートに対して梁部28、29に相当する形状が一体で形成される。そして、振動板10、第1基板26、第2基板27のそれぞれに対応するセラミックスシートを積層し、一体焼成する。
次に、振動板10の上側に下電極31を形成する。下電極31は、例えば、スパッタ法等により振動板10の上面に下電極31の元となる金属溶液を塗布する。そして、金属溶液を焼成し、金属膜を形成する。そして、金属膜をパターニングして共通電極としての下電極を形成する。
次に、下電極31の上に圧電体32を形成する。例えば、圧電体32は、スピンコート法等により前駆体を下電極31に塗布した後、焼成する。そして、焼成後の層をパターニングして圧力室21毎の圧電体32を形成する。そして、この圧電体32の上部に上電極33を形成する。
次に、流路形成基板20にノズルプレート60を接着する。ノズルプレート60は、例えば、接着剤を用いて流路形成基板20に接着される。接着剤としては、エポキシ系の接着剤を用いることができる。ここで、ノズルプレート60は、材料となるセラミックスシートをもとに、焼成することで形成することができる。
最後に、振動板10にヘッド部材50を接着する。ヘッド部材50は、例えば、接着剤を用いて振動板10に接着される。
以上の工程により、第1の実施形態に係る液体噴射ヘッド1が製造される。
以上説明したように、この第1の実施形態では、流路形成基板20に形成された圧力室21と共通液室24とは流路形成基板20の所定方向においてそれぞれ開口しており、共通液室24の開口部は、圧力室21の開口部に比べて大きく、内壁間に渡された梁部28、29を有している。そのため、共通液室24は梁部28、29により補強されているため、共通液室24が開口することにより生じる流路形成基板20の捩じれが抑制され、ノズルプレート60と固定する際に基板同士の密着性を高めることができる。また、梁部28、29により流路基板を補強することができる。
2.第2の実施形態:
図7は、第2の実施形態に係る液体噴射ヘッドの構成を説明する図である。第2の実施形態に係る液体噴射ヘッドでは、第2基板27に形成された下側液室242のみに梁部29が形成されている構成において第1の実施形態と異なる。
液体噴射ヘッドは、第1の実施形態同様、流路ユニット40と、ヘッド部材50と、ノズルプレート60と、を備えている。また、流路ユニット40は、振動板10と、流路形成基板20と、圧電素子30と、を備えている。
図7(a)に示すように、第1基板26に形成された上側液室241には、梁部が形成されていない。一方、図7(b)に示すように、第2基板27に形成された下側液室242には、梁部29が形成されており、下側液室は空間246〜248に区画されている。そのため、共通液室24におけるヘッド部材50の導入路71と繋がる位置(上側液室241)は、梁部29により区画された下側液室242の各空間246〜248に共通の流路となる。そのため、空間246〜248の流量が第1の実施形態に比べてより均一となり、各空間246〜248に繋がる圧力室21に均一にインクを供給することができる。
以上説明したように、この第2の実施形態では、第1の実施形態の液体噴射ヘッドが奏する効果と同等の効果を奏することができる。加えて、各圧力室21に液体を安定的に供給することができる。
3.第3の実施形態:
図8は、第3の実施形態に係る液体噴射ヘッドの構成を説明する図である。第3の実施形態に係る液体噴射ヘッドでは、共通液室24に形成された梁部の形状が他の実施形態と異なる。
液体噴射ヘッドは、第1の実施形態同様、流路ユニット40と、ヘッド部材50と、ノズルプレート60と、を備えている。また、流路ユニット40は、振動板10と、流路形成基板20と、圧電素子30と、を備えている。
流路形成基板20には、複数の圧力室21とこの圧力室と第1方向D1で併設する共通液室24が形成されている。また、共通液室24には、圧力室21の併設方向(第2方向D2)に沿って梁部281が内壁間に渡されている。そのため、圧力室21は、梁部281により第1方向に併設する空間249、250にそれぞれ区画されている。
共通液室24の内部に圧力室21が併設される方向に沿って梁部281を渡すことで、圧力室21の併設方向での流路形成基板20の歪みを抑制することができる。その結果、流路形成基板20をノズルプレート60に接着性する際、流路形成基板20とノズルプレート60の接着面での密着性を高めることができる。
なお、この第3の実施形態では、第1基板26及び第2基板27のそれぞれに梁部が形成されるものを説明したが、第1基板26又は第2基板27のいずれかに梁部を形成するものであってもよい。
4.その他の実施形態:
実施形態で示す液体噴射ヘッドの基本的構成は上述したものに限定されるものではない。本発明は、広く液体噴射ヘッドの全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射するものにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。
即ち、上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
1…液体噴射ヘッド、10…振動板、20…流路形成基板、21…圧力室、22…狭窄部、23…供給口、24…共通液室、25…連通口、26…第1基板、27…第2基板、28、29…梁部、30…圧電素子、31…下電極、32…圧電体、33…上電極、40…流路ユニット、50…ヘッド部材、51…スリット、52…凹部、53…導入口、60…ノズルプレート、61…ノズル孔、70…液体流路、71…導入路、200…インクジェットプリンター

Claims (7)

  1. 液体が流れる流路を備える流路ユニットであって、
    所定方向に開口する複数の圧力室と、前記圧力室の共通の流路となる共通液室と、を備える流路基板を有し、
    前記共通液室の開口部は、前記圧力室に比べて大きく、内壁間に渡された梁部を有する、流路ユニット。
  2. 前記複数の圧力室は、前記流路基板の所定方向に併設するよう位置しており、
    前記共通液室は、前記複数の圧力室が併設する方向の幅が、前記圧力室と比べて大きい、請求項1に記載の流路ユニット。
  3. 前記梁部は、前記共通液室の流れに沿って渡されている、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の流路ユニット。
  4. 前記梁部は、前記圧力室が併設する方向に沿って渡されている、請求項2に記載の流路ユニット。
  5. 前記流路基板は、前記圧力室と、前記共通液室の一部が形成された第1基板と、
    前記共通液室の一部が形成され、前記第1基板に重さなるよう固定された第2基板と、を備え、
    前記梁部は、前記第2基板側に形成された前記共通液室に形成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流路ユニット。
  6. 前記請求項1に記載の流路ユニットと、
    前記流路ユニットに固定され、前記圧力室と繋がるノズル孔を有するノズルプレートと、を有する液体噴射ヘッド。
  7. 前記請求項6に記載の液体噴射ヘッドを有する液体噴射装置。
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