JP2015129899A - 撮像装置、表示制御方法および撮影プログラム - Google Patents

撮像装置、表示制御方法および撮影プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マニュアルフォーカス時に、ユーザーが合焦部分の確認を容易にできる撮像装置、表示制御方法を提供する。【解決手段】被写体の画像を撮像手段105で取り込んで表示する表示手段117を有する撮像装置1で、マニュアルフォーカス調整でフォーカスレンズ104の位置を移動させ、フォーカスレンズ104の位置情報から合焦範囲を算出する。同時に、距離画像情報を生成する手段130、131、132、133、134で距離画像情報を生成する。撮像により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較して、前記距離データが前記合焦範囲にあるときに前記画像信号の画素に第一の色を割り当てて、表示手段117に表示する。【選択図】図1

Description

本発明は撮像装置および撮像装置における表示制御方法に係り、特にマニュアルフォーカス機能を備えた撮像装置、表示制御方法および撮影プログラムに関する。
民生用途のデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラでは、被写体に対して自動的にフォーカスを合わせるオートフォーカス機能が搭載されているものが多い。一方、業務用途のデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラでは、撮影者の意図が反映しやすい手動によるフォーカス調整(マニュアルフォーカス)機能を備えているものが多い。マニュアルフォーカスの場合、カメラに付属した電子ビューファインダやLCD( Liquid Crystal Display )などのモニタを見ながらフォーカスを合わせることが多いが、電子ビューファインダやモニタの小面積で解像度もそれほど高くない画面では合焦度合いの確認が難しい。
そこで、従来は、合焦しているエッジ部分の強調表示(ピーキング)が行われることが多い。ピーキングの方式には種々のものがあるが、基本的には画像の高域成分を高域通過フィルタで取り出し、その成分をもとの画像に加えることで実現される。ピーキングによるエッジ部分の強調表示は、エッジ部分の大きさや場所によっては判別しづらい。この問題に対処するために、特許文献1ではエッジ部分に着色することで視認性を良くすることが行われている。
また、特許文献2では、被写体の画像を複数のブロックに分け、それぞれのブロックが合焦状態であるか、それより遠景であるか、またはそれより近景であるかを着色により区別する表示を行う撮像装置が開示されている。開示された撮像装置では、現在のフォーカス位置において、分割されたそれぞれのブロックのエッジ成分の総量を検出する。また、現在のフォーカス位置よりも遠景にフォーカスを移動させた状態および現在のフォーカス位置よりも近景にフォーカスを移動させた状態においても同様にそれぞれのブロックのエッジ成分の総量を検出する。次に、各ブロックにおいて、最もエッジ成分の総量が多いフォーカス位置に応じて、あらかじめモノクロ化しておいた画像に異なる色で着色することで、現在のフォーカス位置がどのブロックに合焦しているかを直接的に表現する。
特開2006−58683号公報 特開平6−113183号公報 特開2006−105694号公報 特開2001−194114号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、色がついた部分のエッジがさらに急峻になっているかそうではないかの区別がしにくいので、画像によっては精度よくフォーカスを合わせるのが困難なことがある。また、エッジの無い平坦部に合焦している場合には合焦していることの判別が難しい。また、特許文献2に開示された方法では、画像ブロックごとに合焦状態が示されるため、そのブロック内に複数の被写体が存在していた場合、それらのうちのどの被写体に対しての合焦状態を示しているのかをユーザーが理解できない。また、フォーカスを移動させてエッジ成分を検出するので、そもそも動画の撮像中に用いることができないといった問題があった。撮影記録した動画像で、ユーザーの意図しないフォーカス移動が行われることになるからである。
本発明は上記の目的を達成するため、以下の1)〜3)に記載の手段を含む。
すなわち、
1)被写体の画像を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段とを有する撮像装置において、ユーザーの操作入力に応じてフォーカスレンズの位置を移動するマニュアルフォーカス調整手段と、前記フォーカスレンズの位置情報から合焦範囲を算出する手段と、距離画像情報を生成する手段とを具備し、撮像により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較して、前記距離データが前記合焦範囲にあるときに前記画像信号の画素に第一の色を割り当てて、前記表示手段に表示させるようにしてなることを特徴とする撮像装置。
2)被写体の画像を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、ユーザーの操作入力に応じてフォーカスレンズの位置を移動するマニュアルフォーカス調整手段と、距離画像情報を生成する手段とを有する撮像装置において、前記フォーカスレンズの位置情報から合焦範囲を算出するステップと、撮像により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較するステップと、前記距離データが前記合焦範囲にあるときに前記画像信号の画素に第一の色を割り当てて、前記表示手段に表示させるステップと、を含むことを特徴とする表示制御方法。
3)被写体の画像を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、ユーザーの操作入力に応じてフォーカスレンズの位置を移動するマニュアルフォーカス調整手段と、距離画像情報を生成する手段とを有する撮像装置において、前記フォーカスレンズの位置情報から合焦範囲を算出するステップと、撮像により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較するステップと、前記距離データが前記合焦範囲にあるときに前記画像信号の画素に第一の色を割り当てて、前記表示手段に表示させるステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする撮影プログラム。
本発明の撮像装置によれば、合焦する被写体距離の範囲内にある物体の部分が着色されるので、エッジのみの着色に比較して視認性が良く、また、その範囲内に平坦部分のみが存在する場合でも着色されるので、合焦していることの判別が容易である。また、非合焦部分についても、その部分が合焦範囲よりも手前にあるのか、遠方にあるのかの判別が即座にできるので、ユーザーが合焦している部分を変更したい場合に、迷うことなくフォーカスを移動できる。さらに、動画の撮影中でも使用することができる。
本発明の撮像装置の一実施形態の全体構成を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の電子ビューファインダに表示される画像の概念図である。
以下に図面を参照しながら、本発明に係る撮像装置の好適な実施形態を説明する。かかる実施形態に示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
<本発明の実施の形態1.>
本実施の形態においては、動画を撮影して記録媒体に記録する。ここでは、本実施の形態における撮像装置の特徴的な構成を説明するのに先立ち、本発明の理解を容易とするため、先ず、本実施の形態にかかる撮像装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置(デジタルビデオカメラ)1の全体構成を示すブロック図である。なお、本発明は、撮影機能を持つものであれば、デジタルスチルカメラをはじめ、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等、その他の電子機器においても採用することができる。
なお、以下の説明ではズームレンズ102、フォーカスレンズ104及び絞り103が手動で操作されるものとしているが、手動操作と電動操作を切り替えることができる装置であっても、手動操作時に同様に適用できる。
撮像装置1は、固定の前玉レンズ101、ズームレンズ102、アイリス(絞り)103、フォーカスレンズ104、及び撮像素子105で構成される撮像部を有する。前玉レンズ101は、近赤外線をカットし、可視光を透過するフィルタとしても機能する。ズームレンズ102は、ユーザーが撮像装置1の筐体に設けられた図示しない調整リングを回動させることで、光軸LAに沿って移動する。ズームレンズ位置検出手段106は、ズームレンズの位置を検出してマイクロコンピュータ113に通知する。同様に、フォーカスレンズ104は、ユーザーが撮像装置1の筐体に設けられた図示しない別の調整リングを回動させることで、光軸LAに沿って移動する。フォーカスレンズ位置検出手段108は、フォーカスレンズの位置を検出してマイクロコンピュータ113に通知する。アイリス103は、ユーザーが撮像装置1の筐体に設けられた図示しない別の調整リングを回動させることで、絞り量が変化する。アイリス位置検出手段107は、アイリスの絞り量を検出してマイクロコンピュータ113に通知する。撮像素子105に入力する光量は、アイリス103によって調整される。なお、光量調整は、撮像素子における光電変換期間を変化させることでも行われる。
撮像素子105は光電変換を行って、電気信号であるアナログ画像信号をカメラ信号処理手段109に出力する。カメラ信号処理手段109は、入力されるアナログ画像信号に対して相関二重サンプリング等の処理を行った後で、A/D変換を行ってデジタル画像データに変換する。さらに、カメラ信号処理手段109は、デジタル画像データに対して、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、RGB補完処理、ノイズ低減処理、輪郭補正処理、色調補正処理、光源種別判定処理等の各種デジタル補正を行う。カメラ信号処理手段109は、処理結果のデジタル画像データをバス110を介して、主記憶部であるDRAM(Dynamic Random Access Memory)111に格納する。
圧縮・伸長処理手段112は、マイクロコンピュータ113からの指示に従い、バス110を介してDRAM111に格納されたデジタル画像データを読み出して、所定の画像圧縮処理を施し、圧縮データを生成する。圧縮・伸長処理手段112は、生成した圧縮データをDRAM110に格納する。また、圧縮・伸長処理手段112は、マイクロコンピュータ113からの指令に従い、カードI/F114に装着されたカード型記録媒体115等から読み出されてDRAM111に格納されている圧縮データを読み出して、所定の伸張処理を施し、デジタル復号画像を生成する。圧縮・伸長処理手段112は、生成したデジタル復号画像データを、DRAM111に格納する。
カードI/F114は、マイクロコンピュータ113からの指令に従い、DRAM111に格納されている圧縮データを読み出して、カード型記録媒体115に記録する。
入出力I/F118は、マイクロコンピュータ113の指示に従い、DRAM111から読み出したデジタル画像データあるいはデジタル復号画像データを液晶モニタ119及び入出力端子121に出力する。入出力端子121には、図示しないテレビモニタ等が接続される。
液晶モニタ119、操作部120及び入出力端子121は入出力I/F118に接続されている。液晶モニタ119は、DRAM111から読み出されたデジタル画像データや各種メニュー画像等、各種画像を表示する。操作部120は、図示しないリレーズ・スイッチ、電源スイッチを含む操作キー、又は液晶モニタ119上に重畳されたタッチパネル等から構成されており、ユーザーの撮像装置1への操作入力を受け付ける。入出力端子121は、図示しないテレビモニタやPC(Personal Computer)等に接続される。
マイクロコンピュータ113は、入出力I/F118を介して操作キーやレリーズ・スイッチ等からなる操作部120の操作情報を受け付ける。
信号発生手段130、近赤外線発光手段131、レンズ132、光検出素子133、及び距離算出手段134は、後述するように、距離画像情報を生成する生成手段である。生成された距離画像情報は、マイクロコンピュータ113に出力される。マイクロコンピュータ113は、入力される距離画像情報とズームレンズ位置、絞り量、フォーカスレンズ位置とから、後述する距離色差画像データを生成する。マイクロコンピュータ113は生成した距離色差画像データをバス110を介して着色手段116に伝送する。
マイクロコンピュータ113は、カメラ信号処理手段109から出力され、DRAM111に格納されているデジタル画像データを読み出して、着色手段116に伝送する。着色手段116は、DRAM111から伝送されたデジタル画像データから輝度信号データを生成し、さらに電子ビューファインダ117の表示画素数に合わせて画素数変換を行う。また、着色手段116は、マイクロコンピュータ113から伝送された距離色差画像データを電子ビューファインダ117の表示画素数に合わせて画素数変換を行う。さらに、着色手段116は、画素数変換された輝度信号データと画素数変換された距離色差データとから、カラー画像データを生成して電子ビューファインダ117に出力する。
マイクロコンピュータ113はCPU(Central Processing Unit)、各種プログラムが格納されたROM、及びワークメモリとしてのRAM等を含む半導体集積回路により構成され、上述の動作に加えて、撮像部等による撮像処理、液晶モニタ119への各種画像の表示処理、及びカード型記録媒体115への各種データの記録処理等の全体の動作を統括的に制御する。
次に、信号発生手段130、近赤外線発光手段131、レンズ132、光検出素子133、及び距離算出手段134による距離画像情報の生成について説明する。本実施例では、距離画像情報を特許文献3の方法によって生成する。
信号発生手段130は、マイクロコンピュータ113からの指令を受けて所定の変調信号を発生し、近赤外線発光手段131を駆動して、所定の強度変調を行った光を対象空間に照射させる。近赤外線発光手段131は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子で構成されている。信号発生手段130が発生した所定の変調信号は、距離算出手段134にも送られる。レンズ132は、近赤外線発光手段131が照射した光の反射光を集光する。また、可視光等をカットし、近赤外線を透過するフィルターとしても機能する。集光された光は、光検出素子133に入射する。光検出素子133は、複数個の感光部がマトリクス状に配列したものである。
距離算出手段134は光検出素子133の各感光部に蓄積された電荷を読み出す。読み出した電荷信号と信号発生手段130から入力された変調信号とから、対象空間に光が照射されてから被写体で反射して、各感光部に入射するまでの時間を算出する。そして、この時間を距離に換算することで距離データを算出する。各感光部について算出した距離データを各感光部の配置にならって配置し、2次元のデータ配列とする。このデータ配列を距離画像情報と称する。距離算出手段134は、算出した距離画像情報をマイクロコンピュータ113に出力する。なお、被写体が遠方にある場合など、各感光部のうちのいくつかでは距離データが算出できない。
次にマイクロコンピュータ113における前記距離画像情報とズームレンズ位置、絞り量、フォーカスレンズ位置の情報とからの、距離色差画像データの生成について説明する。ズームレンズ102を光軸LAに沿って前後に移動させると、撮像光学系の画角と合成焦点距離が変化する。なお、図1では、ズームレンズ102、フォーカスレンズ104をそれぞれ一つのレンズとして表示しているが実際にはレンズ群である。フォーカスレンズ104を光軸LAに沿って前後に移動させると、撮像光学系の合成焦点距離が変化する。
前玉レンズ101、ズームレンズ102、フォーカスレンズ104からなる撮像光学系を仮想的な一つのレンズと考えたとき、この仮想的なレンズからフォーカスの合っている被写体までの距離をD、仮想的なレンズから撮像素子までの距離をS、仮想的なレンズの焦点距離をTとして、(1)式が成立する。
1/D + 1/S = 1/T ・・・(1)
ここで、この仮想的なレンズから撮像素子までの距離S及び焦点距離Tは、ズームレンズ102の位置とフォーカスレンズ104の位置とで決定される値である。本実施例では、予めズームレンズ102の位置とフォーカスレンズ104の位置とを入力とし、距離S、焦点距離Tを出力するテーブルを作成し、マイクロコンピュータ113のROMに格納しておく。
ズームレンズ102とフォーカスレンズ104の移動とともにアイリス103の絞り量を変化させると、被写界深度が変わる。被写界深度は、撮像結果の画像において焦点が合っているように見える距離である。被写界深度は、焦点距離が短いほど被写界深度が深く、アイリスで絞ったほど被写界深度が深く、被写体までの距離が遠いほど被写界深度が深い。
絞り量をF値で表す。合焦している被写体よりレンズ寄りの範囲のうち焦点が合っているように見える範囲である、前方被写界深度Dfは(2)式で表される。
Df=(δ×F×D)/(T+δ×F×D) ・・・(2)
合焦している被写体より無限遠寄りの範囲のうち焦点が合っているように見える範囲である、後方被写界深度Drは、(3)式で表される。
Dr=(δ×F×D)/(T−δ×F×D) ・・・(3)
ここで、δは許容錯乱円と呼ばれ、撮像素子のサイズと撮像画素数とで決まる定数である。δの値は、マイクロコンピュータ113のROMに格納しておく。
本実施例では、絞り量を入力とし、F値を出力とするテーブルを作成し、マイクロコンピュータ113のROMに格納しておく。
マイクロコンピュータ113は、ズームレンズ位置検出手段106から通知されるズームレンズ位置情報とフォーカスレンズ位置検出手段108から通知されるフォーカスレンズ位置情報とから、距離S、焦点距離Tを出力するテーブルを用いて、距離S、焦点距離Tを算出する。次に、マイクロコンピュータ113は、(1)式を用いて距離Dを算出する。同様に、マイクロコンピュータ113は、アイリス位置検出手段107から通知される絞り量情報から、F値を出力とするテーブルを用いて、F値を算出する。次に、マイクロコンピュータ113は、(2)式と(3)式とを用いて、それぞれDf、Drを算出する。
次に、マイクロコンピュータ113は、前記距離画像情報と、上記で算出したDf及びDrとを用いて、前記距離画像情報を距離色差画像データに変換する。具体的には、前記距離画像情報における各感光部に係る距離データをLとすると(iは、i番目の感光部を意味する)、L ≦ Df の場合には、赤色の画素データを割り当てる。
Df < L <Dr の場合には、青色の画素データを割り当てる。L ≧ Drの場合には、黄色の画素データを割り当てる。なお、距離データが算出できていない感光部については、無色を割り当てる。
各感光部は、2次元のマトリクス状に配置されている。上記のように割り当てた画素データを各感光部の配置にならって配置し、2次元の画像データ配列とする。この画像データ配列を距離色差画像データと称する。
なお、ここでは、3色の色分けとしたが、より多色の色分けとしてもよい。例えば、
Li≦(2×Df − D)の場合には、赤色の画素データを割り当てる。
(2×Df − D)<L ≦ Df の場合には、紫色の画素データを割り当てる。
Df < L<Dr の場合には、青色の画素データを割り当てる。
(2×Dr − D)>L ≧ Drの場合には、緑色の画素データを割り当てる。
Li≧(2×Dr − D)の場合には、黄色の画素データを割り当てるようにしてもよい。また、各色については、上記のとおりである必要はなく、種々の組み合わせが可能である。また、ユーザーの指示によって、各色を選択できるようにしてもよい。
上述したように、距離色差画像データは着色手段116に伝送される。マイクロコンピュータ113は、着色手段116に伝送される距離色差画像データの画角範囲を撮影中のデジタル画像データの画角範囲と略同一となるように切り出しを行う。ここで、撮影中のデジタル画像データは、ズームレンズ102の位置によって画角が変化する。一方、本実施例では、レンズ132として画角の変更ができないものを使用する。レンズ132の画角は、ズームレンズ102をもっともワイド端に移動させたときの画角相当の画角である。
そこで、マイクロコンピュータ113は、距離色差画像データからデジタル画像データの画角範囲のデータ配列を切り出して、着色手段116に伝送する。切り出し範囲は、ズームレンズ102の位置に対応したものである。予め、ズームレンズ102の位置を入力とし、切り出し範囲のデータ位置を出力とするテーブルを作成し、マイクロコンピュータ113のROMに格納しておく。撮影時には、マイクロコンピュータ113は、ズームレンズ102の位置をアドレスとして、ROMの出力によって切り出し範囲を決定する。
なお、レンズ132をズームレンズ102と連動させて画角範囲を変更できるズームレンズとしてもよい。
着色手段116は、伝送されてきた、撮像素子105で撮影中のデジタル画像データの輝度信号と上記の切り出し後の距離色差画像データとからカラー画像を生成し、ビューファインダ117に表示する。
図2は、距離色差画像データと撮影中のデジタル画像データの輝度信号とから生成されるカラー画像がビューファインダ117に表示される様子を示す概念図である。図2(A)は、輝度信号のみを表示した場合の図である。手前から奥行方向に置かれている直方体を撮影したものである。図2(B)は、距離色差画像データを用いて生成したカラー画像を表示した場合の図である。図2(B)では、塗りつぶしのパターンで色の違いを表している。図2(B)では、直方体の奥行方向の中間付近に焦点が合っている様子を示している。前方被写界深度Dfから後方被写界深度Drまでの距離の範囲が青色(図2(B)では、横線の縞模様の塗りつぶし)に、前方被写界深度Dfから手前が赤色(図2(B)では、斜め線の縞模様の塗りつぶし)に、後方被写界深度Drよりも奥が黄色(図2(B)では、クロスハッチの塗りつぶし)に着色されている。なお、ここでは直方体以外の背景については省略している。
以上のように、本実施例によれば、ユーザーは、ビューファインダ117を見ることで、動画像の撮影中であっても、その時点のズームレンズ位置、フォーカスレンズ位置および絞り量に応じて、撮影中の被写体のどの部分が合焦範囲であるかを明確に知ることができる。さらに、ユーザーは、合焦範囲よりも手前にある被写体の部分や、合焦範囲よりも奥にある被写体の部分がどこであるかを知ることができる。
なお、本実施例では、調整リングを回動させることで、絞り量を変化させるものとした。それに追加して、操作部120の操作で仮想的に絞り量を変化させることができるようにすることもできる。すなわち、実際の撮影は調整リングの位置に応じた絞り量での撮影を続けながら、距離色差画像データは操作部120の操作で設定した絞り量を用いて生成する。着色手段116は、この距離色差画像データを用いて生成したカラー画像をビューファインダ117に表示する。以上のように構成することで、ユーザーは動画の撮影を続けながら、もし絞り量を変えたら被写界深度がどのように変化するかを事前に知ることができる。したがって、撮影中に、ユーザーの意図を反映した絞り量の調整を容易に行うことができる。
なお、本発明の距離画像情報生成手段は、特許文献3の方法に限定されるものではない。例えば特許文献4に開示されているように、赤外線によるパターン光を照射して、反射光を複数の受光部で受光して、ステレオ法を用いて距離画像情報を生成してもよい。
また、距離画像情報生成手段の光学系とズームレンズ102等からなる撮像光学系を共通化してもよい。
また、上記の実施の形態において、距離色差画像データはマイクロコンピュータのソフトウエア処理によって算出されているが、専用のハードウエア回路を設けてもよい。また、着色手段116は専用のハードウエア回路によって構成されているが、これらの処理機能あるいはその一部をマイクロコンピュータ113でのソフトウエア処理により実行するようにしてもよい。また、マイクロコンピュータ113で実行するためのプログラムは、カード型の記録媒体から、あるいはネットワークを通じて撮像装置内に読み込まれるようにしてもよい。
1 撮像装置
101 前玉レンズ
102 ズームレンズ
103 アイリス(絞り)
104 フォーカスレンズ
105 撮像素子
106 ズームレンズ位置検出手段
107 アイリス位置検出手段
108 フォーカスレンズ位置検出手段
109 カメラ信号処理手段
110 バス
111 DRAM(Dynamic Random Access Memory)
112 圧縮・伸長処理手段
113 マイクロコンピュータ
114 カードI/F
115 カード型記録媒体
116 着色手段
117 ビューファインダ
118 入出力I/F
119 液晶モニタ
120 操作部
121 入出力端子
130 信号発生手段
131 近赤外線発光手段
132 レンズ
133 光検出素子
134 距離算出手段

Claims (7)

  1. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、
    ユーザーの操作入力に応じてフォーカスレンズの位置を移動するマニュアルフォーカス調整手段と、
    前記フォーカスレンズの位置情報から合焦範囲を算出する算出手段と、
    距離画像情報を生成する生成手段とを具備し、
    前記撮像手段により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較して、前記距離データが前記合焦範囲にあるときに前記画像信号の画素に第一の色を割り当てて、前記表示手段に表示させるようにしてなることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    撮像により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較して、前記距離データが前記合焦範囲よりも前記撮像装置に近い範囲にあるときに前記画像信号の画素に第二の色を割り当て、前記距離データが合焦範囲よりも前記撮像装置から遠い範囲にあるときに前記画像信号の画素に第三の色を割り当てて、前記表示手段に表示させるようにしてなることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    撮像により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較して、前記距離データが前記合焦範囲よりも前記撮像装置に近い範囲にあるときに前記画像信号の画素に距離データに応じて複数の第二の色を割り当て、前記距離データが合焦範囲よりも前記撮像装置から遠い範囲にあるときに前記画像信号の画素に距離データに応じて複数の第三の色を割り当てて、前記表示手段に表示させるようにしてなることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置であって、
    さらにズームレンズと絞りを具備し、
    前記算出手段は、前記フォーカスレンズの位置情報に加えて、前記ズームレンズの位置情報及び前記絞りの量とから合焦範囲を算出することを特徴する撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置であって、
    前記絞りの量を仮想的に変化させたときの合焦範囲を算出し、該合焦範囲を用いて色を割り当てて、前記表示手段に表示させるモードを具備することを特徴とする撮像装置。
  6. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、ユーザーの操作入力に応じてフォーカスレンズの位置を移動するマニュアルフォーカス調整手段と、距離画像情報を生成する手段とを有する撮像装置において、
    前記フォーカスレンズの位置情報から合焦範囲を算出するステップと、
    撮像により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較するステップと、
    前記距離データが前記合焦範囲にあるときに前記画像信号の画素に第一の色を割り当てて、前記表示手段に表示させるステップと、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  7. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像を表示する表示手段と、ユーザーの操作入力に応じてフォーカスレンズの位置を移動するマニュアルフォーカス調整手段と、距離画像情報を生成する手段とを有する撮像装置において、
    前記フォーカスレンズの位置情報から合焦範囲を算出するステップと、
    撮像により得られた画像信号を構成する各画素に対応する、前記距離画像情報を構成する各画素の距離データと前記合焦範囲とを比較するステップと、
    前記距離データが前記合焦範囲にあるときに前記画像信号の画素に第一の色を割り当てて、前記表示手段に表示させるステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする撮影プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113574858A (zh) * 2019-03-28 2021-10-29 索尼集团公司 图像拍摄设备,图像拍摄方法和程序

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