JP2015126469A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、オリジナルの色域情報を多重する場所は、PMTのビデオデコードコントロール記述子の中で記述する(具体的には、「ARIB規格書TR-B14 5.3版(第二分冊)第3部テーブル運用詳細、30.3.3.6ビデオデコードコントロール記述子」参照)。
11:オリジナルコンテンツはビデオストリーム中transfer_characteristicsに定義される色域と同一色域をもつ。
10:オリジナルコンテンツはBT.709による色域と同一色域をもつ。
01:オリジナルコンテンツはDCI(デジタル・シネマ・イニシアチブ)に定義される色域と同一色域をもつ。
11:オリジナルコンテンツはビデオストリーム中transfer_characteristicsに定義される色域と同一色域をもつ。
10:オリジナルコンテンツはBT.709による色域と同一色域をもつ。
01:オリジナルコンテンツはDCI(デジタル・シネマ・イニシアチブ)に定義される色域と同一色域をもつ。
11:オリジナルコンテンツはビデオストリーム中transfer_characteristicsに定義される色域と同一色域をもつ。
10:オリジナルコンテンツはBT.709による色域と同一色域をもつ。
01:オリジナルコンテンツはDCI(デジタル・シネマ・イニシアチブ)に定義される色域と同一色域をもつ。
通常のハイビジョン放送では、自然界の広い色域の信号をBT.709の色域に縮めて伝送する。この図では、カメラ101がBT.709の色域で撮影する例を示している。カメラ101の色域が広く、編集装置103で色域を狭くする場合は点線のようになる。そして、表示パネル211がBT.709の色域の表示しかできないのであれば、視聴者はBT.709の色域で楽しむことになる。
自然界の広い色域の信号をBT.709の色域に縮めて伝送する。この図では、カメラ101がBT.709の色域で撮影する例を示している。そして、表示パネル211がBT.709より広い色域の表示できるのであれば、受信装置200の画像処理装置210で表示パネル211の色域に合わせて色域拡大を行う。これにより、視聴者は表示パネル211の持つ色域で楽しむことができる。
伝送路がBT.2020という広い色域で伝送できる場合、カメラ101がBT.2020ほどの広い色域で撮影することができれば、そのまま信号を伝送し、受信装置200の画像処理装置210では表示パネル211の色域に合わせて色域を調整し、もし表示パネル211の色域がBT.2020より狭ければ色域を縮める処理を行って表示する。これにより、表示パネル211の色域の範囲では、カメラ101で撮影した色域が正しく再現することができる。
ハイビジョン時代のカメラで撮影したコンテンツなどをBT.2020の色域の編集装置103で編集したり、BT.2020の色域の伝送路で伝送したりしようとすると、広い色域が扱える機器ではあっても、その一部しか使われない。受信装置200では、BT.2020の伝送路で送られてくる以上、その色域の信号が来ることを想定していなければならない。このため、色域拡大処理をしてしまうとBT.709を超える色域信号が伝送されてきた場合に、信号があふれてしまう不具合があるだろうから、たとえBT.709の色域しかない信号ではあっても、そのまま表示する。BT.709の範囲では、正しく色表示が行われる。
伝送路がBT.2020の色域で、そこにBT.709の色域しか使用されない信号が通されても、それがSI/PSIなどの付加情報でそれが明確に受信装置200に通知されれば、受信装置200は画像処理装置210で色域拡大処理を行って表示パネル211の表現できる色域全てを使用して表示することができる。
111:オリジナルコンテンツはビデオストリーム中transfer_characteristicsに定義される色域と同一色域をもつ。
100:オリジナルコンテンツはadobeRGBによる色域と同一色域をもつ。
011:オリジナルコンテンツはBT.601による色域と同一色域をもつ。
010:オリジナルコンテンツはBT.709による色域と同一色域をもつ。
001:オリジナルコンテンツはDCI(デジタル・シネマ・イニシアチブ)に定義される色域と同一色域をもつ。
尚、記述子の配置場所はPMTのようにPSI内に限る必要はなく、EIT(番組表)などのSIのなかに配置してもよい。
1111:オリジナルコンテンツはビデオストリーム中transfer_characteristicsに定義される色域と同一色域をもつ。
0100:オリジナルコンテンツはadobeRGBによる色域と同一色域をもつ。
0011:オリジナルコンテンツはBT.601による色域と同一色域をもつ。
0010:オリジナルコンテンツはBT.709による色域と同一色域をもつ。
0001:オリジナルコンテンツはDCI(デジタル・シネマ・イニシアチブ)に定義される色域と同一色域をもつ。
Claims (12)
- 送信装置から伝送される画像コンテンツの色域を表示パネルの仕様に応じて拡大する画像処理装置において、
前記送信装置から伝送される画像コンテンツの受信信号から、伝送経路の色域情報と共に多重される前記画像コンテンツのオリジナルの色域情報を分離する色域情報分離手段と、
前記色域情報分離手段で分離された色域情報から、画像コンテンツのオリジナルの色域が表示パネルの色域より狭いか否かを判断し、狭い場合には色域拡大処理を実施し、広い場合には色域拡大処理を実施しない色域拡大制御手段と
を具備する画像処理装置。 - 前記オリジナルの色域情報は、PMT(Program Map Table)のビデオデコードコントロール記述子の中で記述する請求項1記載の画像処理装置。
- 前記オリジナルの色域情報は、PMT(Program Map Table)の記述子に新しい記述子を追加して記述する請求項1記載の画像処理装置。
- 前記オリジナルの色域情報は、ビデオストリーム中の符号化パラメータとして追加する請求項1記載の画像処理装置。
- 送信装置から伝送される画像コンテンツの色域を表示パネルの仕様に応じて拡大する画像処理方法において、
前記送信装置から伝送される画像コンテンツの受信信号から、伝送経路の色域情報と共に多重される前記画像コンテンツのオリジナルの色域情報を分離し、
前記分離された色域情報から、画像コンテンツのオリジナルの色域が表示パネルの色域より狭いか否かを判断し、狭い場合には色域拡大処理を実施し、広い場合には色域拡大処理を実施しない画像処理方法。 - 前記オリジナルの色域情報は、PMT(Program Map Table)のビデオデコードコントロール記述子の中で記述する請求項5記載の画像処理方法。
- 前記オリジナルの色域情報は、PMT(Program Map Table)の記述子に新しい記述子を追加して記述する請求項5記載の画像処理方法。
- 前記オリジナルの色域情報は、ビデオストリーム中の符号化パラメータとして追加する請求項5記載の画像処理方法。
- 送信装置から伝送される画像コンテンツの色域を表示パネルの仕様に応じて拡大する処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラムにおいて、
前記送信装置から伝送される画像コンテンツの受信信号から、伝送経路の色域情報と共に多重される前記画像コンテンツのオリジナルの色域情報を分離するステップと、
前記分離された色域情報から、画像コンテンツのオリジナルの色域が表示パネルの色域より狭いか否かを判断するステップと、
前記画像コンテンツのオリジナルの色域が表示パネルの色域より狭い場合のみ色域拡大処理を実施するステップと
を具備する画像処理プログラム。 - 前記オリジナルの色域情報は、PMT(Program Map Table)のビデオデコードコントロール記述子の中で記述する請求項9記載の画像処理プログラム。
- 前記オリジナルの色域情報は、PMT(Program Map Table)の記述子に新しい記述子を追加して記述する請求項9記載の画像処理プログラム。
- 前記オリジナルの色域情報は、ビデオストリーム中の符号化パラメータとして追加する請求項9記載の画像処理プログラム。
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