JP2015117130A - ガラス基板保持装置 - Google Patents

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圭市 北村
Keiichi Kitamura
圭市 北村
隆義 齊藤
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隆義 齊藤
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Abstract

【課題】一方の平面に対して成膜が施される矩形板状のガラス基板を、前記一方の平面側に傾倒させた姿勢に保持するガラス基板保持装置であって、自重による撓み等を生じることもなく、高度な平面度を保ちつつガラス基板を保持することが可能なガラス基板保持装置を提供する。
【解決手段】後面(一方の平面)に対して成膜が施される矩形板状のガラス基板Wを、前記後面(一方の平面)側に傾倒させた姿勢に保持するガラス基板保持装置1であって、前記ガラス基板Wの前記後面(一方の平面)において、少なくとも、その上下端部および左右端部の一部に当接しつつ、前記ガラス基板Wを支持する保持部10を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、成膜されるガラス基板を略垂直の姿勢に保持するための、ガラス基板保持装置の技術に関する。
近年、液晶ディスプレイやEL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの各種画像表示機器に用いられるガラス基板においては、画像表示機器の大画面化、または多面取りによる生産効率の向上を図るため、例えば、縦寸法1000[mm]×横寸法1000[mm]のサイズを超えるような大面積化が益々推進されている。
また、その一方で、タッチパネルの分野においては、OGS(One Glass Solution)に関するプロセス(生産工程)開発の中で、例えば、液晶パネルの製造ラインを用いて、縦寸法1000[mm]×横寸法1000[mm]のサイズを超えるような大面積の強化ガラスに、成膜やパターニングなどを施すことが試みられている。
このような状況下において、例えばスパッタリングによる成膜を、インライン方式によって、大面積のガラス基板に対して連続的に施す場合、水平の姿勢にガラス基板を保持すると、自重による撓みが発生して均一な成膜面を得ることが困難であるため、キャリアなどを用いて、垂直姿勢、または垂直姿勢から僅かに傾倒させた略垂直の姿勢にガラス基板を保持するのが一般的である(例えば、「特許文献1」を参照)。
一方、キャリアなどを用いて、大面積のガラス基板を垂直の姿勢に保持する場合、キャリアにガラス基板を着脱させるための大掛かりな装置が別途必要となり(例えば、「特許文献2」を参照)、設備コストが嵩むばかりか、広大な設置スペースも必要となる。
このようなことから、キャリアなどを用いて、大面積のガラス基板を保持する際の姿勢については、僅かに傾倒させた略垂直の姿勢とすることがより好ましいと言える。
特開2004−331349号公報 国際公開第2007/123032号
ここで、このような僅かに傾倒させた略垂直の姿勢に保持された、大面積のガラス基板に対して成膜を施す場合、処理後のガラス基板の品質確保の観点から、下面(傾倒方向側の面)に対して成膜を施すことが好ましい。
そして、このようにガラス基板の下面に対して成膜を施す場合には、該下面の略全ての領域にわたって支持部材等を配置することができず、例えば、キャリアによって、ガラス基板の上下端部、または左右端部の限られた箇所を掛止することにより、ガラス基板を保持しなければならない。
しかしながら、厚み寸法が1[mm]以下の大面積のガラス基板においては、自重によって下方に膨出する大きな撓みが発生することとなり、均一な成膜面を下面に得ることが困難であるばかりか、キャリアからガラス基板が脱落する可能性もある。
一方、略垂直の姿勢に保持された大面積のガラス基板の上面(傾倒方向側との対向側の面)に対して成膜を施すこととすれば、たとえ厚み寸法が1[mm]以下のガラス基板であっても、ガラス基板の下面全体に渡って支持部材等を設けることが可能であり、自重による撓み等を生じさせることもなく、高度な平面度を保ちつつキャリアによってガラス基板を保持することができる。
しかしながら、成膜が施される面が、ガラス基板の上面であることから、成膜処理中におけるパーティクルやダスト等の付着によって、ピンホールが発生し易く、処理後のガラス基板の品質を確保することが困難である。
本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みて成されたものであり、一方の平面に対して成膜が施される矩形板状のガラス基板を、前記一方の平面側に傾倒させた姿勢に保持するガラス基板保持装置であって、自重による撓み等を生じることもなく、高度な平面度を保ちつつガラス基板を保持することが可能なガラス基板保持装置を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明の請求項1に係るガラス基板保持装置は、一方の平面に対して成膜が施される矩形板状のガラス基板を、前記一方の平面側に傾倒させた姿勢に保持するガラス基板保持装置であって、前記ガラス基板の前記一方の平面において、少なくとも、その上下端部および左右端部の一部を支持する保持部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るガラス基板保持装置は、前記保持部が、前記ガラス基板の前記一方の平面において、その上下端部および左右端部の全ての領域を支持することを特徴とする。
本発明の請求項3に係るガラス基板保持装置は、前記ガラス基板の周囲にはクランプ機構部が配置され、該クランプ機構部は、前記ガラス基板に近接離間可能に設けられるとともに、前記ガラス基板の他方の平面において、少なくとも、その周縁部の一部に当接しつつ、前記保持部とともに前記ガラス基板を挟持する挟持板を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係るガラス基板保持装置は、前記クランプ機構部において、前記挟持板は、前記ガラス基板の前記他方の平面において、その上端部および左右端部に当接しつつ、前記保持部とともに前記ガラス基板を挟持することを特徴とする。
本発明の請求項5に係るガラス基板保持装置は、前記クランプ機構部において、前記複数の挟持板は、前記ガラス基板の前記他方の平面の上端部および左右端部に対して、互いに同調して近接離間するように設けられることを特徴とする。
本発明の請求項6に係るガラス基板保持装置は、前記クランプ機構部において、前記保持部とともに、前記挟持板によって前記ガラス基板を挟持する際、前記保持部と前記挟持板との間には、前記ガラス基板の厚み寸法に比べて大きな間隙寸法を形成することを特徴とする。
本発明の請求項7に係るガラス基板保持装置は、前記クランプ機構部が、外部より与えられる動力を前記挟持板に伝達する動力伝達手段を備え、該動力伝達手段を介して伝達された動力によって、前記挟持板自身と平行に設けられる軸心を中心にして回動されることにより、前記挟持板が、前記ガラス基板に対して近接離間されることを特徴とする。
本発明の請求項8に係るガラス基板保持装置は、前記動力伝達手段は、前記保持部の板面に平行な方向の力を、前記挟持板を、前記挟持板と平行な軸心を中心として回動させる力に変換可能であることを特徴とする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明の請求項1に係るガラス基板保持装置によれば、例え大面積の矩形板状のガラス基板であっても、成膜が施されるガラス基板の一方の平面において、少なくとも、その上下端部および左右端部の一部を支持することから、ガラス基板に対して十分な成膜領域(成膜が施される領域)を確保するとともに、自重による撓み等が生じることもなく、高度な平面度を保ちつつ、前記一方の平面側に傾倒させた姿勢に、ガラス基板を堅固に保持することができる。
これにより、ガラス基板の下面に対して、均一に成膜を施すことができ、成膜処理中におけるパーティクルやダスト等の付着によって、ピンホールが発生するのを防ぎ、処理後のガラス基板の品質確保を図ることができる。
本発明の請求項2に係るガラス基板保持装置によれば、例え大面積の矩形板状のガラス基板であっても、成膜が施されるガラス基板の一方の平面において、上下端部および左右端部の全ての領域に当接しつつ支持することから、ガラス基板に対して十分な成膜領域(成膜が施される領域)を確保するとともに、自重による撓み等が生じることもなく、高度な平面度を保ちつつ、より確実に、前記一方の平面側に傾倒させた姿勢に、ガラス基板を堅固に保持することができる。
本発明の請求項3に係るガラス基板保持装置によれば、例えば、成膜時の熱によりガラス基板が変形し、均一な膜特性を得ることが困難である場合においても、クランプ機構部によって、少なくとも、ガラス基板の周縁部の一部を挟持しつつ保持することができるため、ガラス基板に変形を生じさせることもなく、均一な膜特性を得ることができる。
本発明の請求項4に係るガラス基板保持装置によれば、例えば、成膜時の熱によりガラス基板が変形し、均一な膜特性を得ることが困難である場合においても、クランプ機構部によって、ガラス基板の上端部および左右端部を挟持しつつ保持することができるため、より確実に、ガラス基板に変形を生じさせることもなく、均一な膜特性を得ることができる。
本発明の請求項5に係るガラス基板保持装置によれば、複数のクランプ機構部における各々の挟持板を、ガラス基板の他方の平面の上端部および左右端部に対して、互いに同調して近接離間させることができるため、ガラス基板保持装置へのガラス基板の搭載作業、および成膜処理後におけるガラス基板保持装置からのガラス基板の離脱作業を短時間で行うことができる。
本発明の請求項6に係るガラス基板保持装置によれば、保持部とともに挟持板によって、ガラス基板が挟持された状態において、例えば、ガラス基板に、熱の影響による膨張や伸縮が発生したとしても、ガラス基板は、保持部および挟持板の間隙内にて任意の方向に僅かに移動することができるため、ガラス基板に無理な内部応力が発生し、破損等を引き起こす心配はない。
本発明の請求項7に係るガラス基板保持装置によれば、ガラス基板に対して挟持板を近接離間するための動力源を、ガラス基板保持装置の外部に設けることができることによりコンパクトな構成によって、挟持板の近接離間動作に関する自動化を実現することができる。
本発明の請求項8に係るガラス基板保持装置によれば、ガラス基板保持装置の外部に設けた動力源から付与される、ガラス基板の保持部の板面と平行な方向の力を、挟持板と平行な軸心の回動動作に変換することができ、ガラス基板保持装置の厚み方向の寸法を小さくすることができ、ガラス基板保持装置をコンパクトに構成することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るガラス基板保持装置の全体的な構成を示した正面図。 同じく、ガラス基板保持装置の全体的な構成を示した図であって、図1の矢印Xの方向から見た断面側面図。 ガラス基板保持装置に備えられるクランプ機構部の構成を示した図であって、図2の領域Yによって示した箇所の拡大断面側面図。 別実施形態に係るガラス基板保持装置の全体的な構成を示した正面図。 別実施形態に係るガラス基板保持装置において、第二クランプ機構部と連結される動力伝達機構部の近傍を示した図であって、(a)はガラス基板保持装置がガラス基板の搭載工程または離脱工程に位置し、ガラス基板の搭載工程または離脱工程に備えられる可動装置が動力伝達機構部から離間している状態を示した拡大正面図、(b)はその拡大側面図。 同じく、別実施形態のガラス基板保持装置における、動力伝達機構部の近傍を示した図であって、(a)はガラス基板保持装置がガラス基板の搭載工程または離脱工程に位置し、ガラス基板の搭載工程または離脱工程に備えられる可動装置が動力伝達機構部に近接した状態を示した拡大正面図、(b)はその拡大側面図。 同じく、別実施形態のガラス基板保持装置における、動力伝達機構部の近傍を示した図であって、(a)はガラス基板保持装置がガラス基板の搭載工程または離脱工程に位置し、ガラス基板の搭載工程または離脱工程に備えられる可動装置によって動力伝達機構部が作動され第二クランプ機構部が開状態となった状態を示した拡大正面図、(b)はその拡大側面図。 同じく、別実施形態のガラス基板保持装置における、動力伝達機構部の近傍を示した図であって、(a)はガラス基板保持装置がガラス基板の搭載工程または離脱工程に位置し、ガラス基板の搭載工程または離脱工程に備えられる可動装置によって動力伝達機構部が作動され第二クランプ機構部が閉状態となった状態を示した拡大正面図、(b)はその拡大側面図。
[ガラス基板保持装置1]
次に、図1乃至図3を用いて、本発明を具現化するガラス基板保持装置1の構成について説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図1乃至図3の上下方向をガラス基板保持装置1の上下方向と規定して記述する。
また、図2および図3においては、矢印Aの方向を前方と規定して記述する。
本実施形態におけるガラス基板保持装置1は、例えば、スパッタリングによるガラス基板の成膜工程において、矩形板状のガラス基板Wを、一方の平面側に僅かに傾倒させた略垂直の姿勢に保持するため装置である。
ガラス基板保持装置1は、図1に示すように、主に、保持部10、第一クランプ機構部20、および第二クランプ機構部30などにより構成される。
[保持部10]
保持部10は、ガラス基板保持装置1の基部となる部位である。
保持部10は、成膜工程において、ガラス基板Wの後面(図2において、矢印Aが示す側とは反対側の面)、即ち成膜面側よりガラス基板Wを保持するための部位である。
保持部10は、枠形状の板部材からなる支持板11と、支持板11の中央部に形成される、矩形状の切欠部11aの周縁部に設けられた複数の平板部材と、突起部13aとを備えている。
具体的には、支持板11の切欠部11aの上側および下側の縁部には、例えば熱可塑性樹脂などからなる帯状の上側平板部材12および下側平板部材13が、各々前記縁部に沿って配設されるとともに、ボルト等を介して着脱可能に固設される。
また、切欠部11aの右側および左側の縁部には、例えば熱可塑性樹脂などからなる帯状の右側平板部材14および左側平板部材15が、各々前記縁部に沿って配設されるとともに、ボルト等を介して着脱可能に固設される。
さらに、下側平板部材13の前面(図2において、矢印Aの方向側の面)には、平滑な上面を有する複数の突起部13a・13a・・・が、前記下側平板部材13の延出方向に沿って一直線状に延設される。
そして、これらの上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15によって囲まれた空間領域Sの面積は、ガラス基板Wの面積に比べて、若干小さくなるように設定されている。
このような構成からなる保持部10によって、ガラス基板Wの周縁部(上下端部および左右端部)は、後面(成膜面)側より保持される。
具体的には、図2に示すように、ガラス基板Wの成膜工程において、保持部10は、上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15(図1を参照)が設けられる側の平面を前方に向けつつ、仮想の垂直面Vに対して角度θだけ後方(矢印Aとの対向方向)に傾倒した姿勢によって配設される。
そして、ガラス基板Wは、保持部10の前面において、複数(図2においては、断面図であるため1個のみ記載)の突起部13a・13a・・・の上面に下端部を載置させつつ、支持板11に立て掛けられる。
これにより、ガラス基板Wは、複数の突起部13a・13a・・・を介して、上下方向の位置を規制される。また、ガラス基板Wは、後面の周縁部が、上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15に当接し、垂直面Vに対して角度θだけ後方に傾倒した姿勢にて、保持部10によって後面(成膜面)より保持される。
換言すると、一方の平面(例えば、本実施形態においては、後面)に対して成膜が施される矩形板状のガラス基板Wは、保持部10によって、後面側に傾倒させた姿勢に保持され、前記保持部10は、上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15を備える支持板11を介して、前記ガラス基板Wの後面(一方の平面)において、その上下端部および左右端部の全ての領域を支持する構成となっている。
ここで、角度θが大きくなれば、ガラス基板Wの自重による撓み量が大きくなる。その撓み量は、ガラス基板Wの縦、横、および厚み方向の寸法により変化する。
したがって、ガラス基板Wが大きくて薄い場合、角度θをできる限り小さくして、略垂直の姿勢でガラス基板を保持する必要がある。
例えば、本実施形態においては、垂直面Vに対して角度3[°]だけ僅かに後方に傾倒する、略垂直の姿勢からなる保持部10によって、縦寸法1800[mm]×横寸法1500[mm]、厚み寸法0.5[mm]のサイズからなるガラス基板Wを、後面より保持することとしており、この際、ガラス基板Wは、略フラットな平面状態を維持しつつ、複数の突起部13a・13a・・・上にて自立した状態に保持されることが確認されている。
ところで、成膜工程においては、ガラス基板Wの後面に対して成膜が施されるところ、本実施形態においては、ガラス基板Wの後面の僅かな幅寸法からなる周縁部が、上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15によって支持(当接)されることとしている。
具体的には、例えば、本実施形態においては、厚み寸法1.5[mm]からなる上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15によって、縦寸法1800[mm]×横寸法1500[mm]、厚み寸法0.5[mm]のサイズからなるガラス基板Wを、僅かな幅寸法3[mm]からなる周縁部を介して後面より支持することとしている。
これにより、ガラス基板Wに対して十分な成膜領域(成膜が施される領域)を確保することができる。
また、下方に向くガラス基板Wの後面に対して、成膜処理が施されるため、成膜処理中のガラス基板Wの後面(成膜面)に、パーティクルやダスト等が付着するのを極力防止することができ、ピンホールの発生を防止することができる。
なお、本実施形態においては、保持部10に対して、上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15を、着脱可能な個別の部材として構成することとしているが、これに限定されるものではない。
即ち、例えば熱可塑性樹脂などによって、保持部10と、これらの上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15とを一体構造として形成することとしてもよい。
また、図1に示すように、本実施形態においては、切欠部11aの全周に亘って、上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15を配置することとしているが、これに限定されるものではない。
即ち、これらの上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15を、各々細切れされた複数の板状部材によって形成することとし、間隙を有しつつ切欠部11aの周縁部に沿って断片的に配置することとしてもよい。
つまり、後面(一方の平面)に対して成膜が施される矩形板状のガラス基板Wは、保持部10によって、後面側に傾倒させた姿勢に保持され、前記保持部10は、上側平板部材12、下側平板部材13、右側平板部材14、および左側平板部材15を備える支持板11を介して、ガラス基板Wの後面(一方の平面)において、少なくとも、その上下端部および左右端部の一部に当接しつつ、前記ガラス基板Wを支持する構成としてもよい。
[第一クランプ機構部20]
次に、第一クランプ機構部20について説明する。
本実施形態における第一クランプ機構部20・20は、一台のガラス基板保持装置1に対して二基備えられ、支持板11上端面部の前面において、左右方向(図2において、矢印Aに対する平面視直交方向)に延出しつつ互いに並設される。
ここで、支持板11上端面部の前面において、その右側の領域に配設される第一クランプ機構部20(以下、適宜「右側第一クランプ機構部20R」と記載する)と、その左側の領域に配設される第一クランプ機構部20(以下、適宜「左側第一クランプ機構部20L」と記載する)とは、互いに左右対称の関係にある同等の構成からなるため、以下の説明においては、主に右側第一クランプ機構部20Rの構成について記載し、左側第一クランプ機構部20Lの構成についての記載は省略する。
右側第一クランプ機構部20Rは、ガラス基板保持装置1によってガラス基板Wを保持する際に、ガラス基板W上端部の右側半分の領域を、前面より支持するための部位である。
換言すると、右側第一クランプ機構部20Rは、上側平板部材12とともに、ガラス基板W上端部の右側半分の領域を、挟持しつつ保持するための部位である。
右側第一クランプ機構部20Rは、第一クランプ板21、支持部材22、軸支部材23、および第一回転シャフト24などにより構成される。
前記第一クランプ板21は、ガラス基板W上端部の右側半分の領域を支持する際に、ガラス基板Wと直接当接される部材である。
第一クランプ板21は、例えば熱可塑性樹脂などからなる断面視L字状の帯状部材によって構成される。
そして、第一クランプ板21は、図3に示すように、断面視矩形状の凹欠部21aが、下方、且つ上側平板部材12と対向する側に位置するようにして配設される。
また、第一クランプ板21の長手方向の寸法は、上側平板部材12の長手方向の寸法の、略半分程度の大きさになるように設定されており、第一クランプ板21は、上側平板部材12の右側半分の領域と対向しつつ、水平方向に延出するように配設される。
ここで、凹欠部21aの内周面と、上側平板部材12の前面とによって囲まれた間隙Gの隙間寸法(図3における寸法g)は、ガラス基板Wの厚み寸法(図3における寸法w)に比べて、僅かに大きくなるように設定されている(寸法g>寸法w)。
換言すると、右側第一クランプ機構部20Rにおいて、保持部10の上側平板部材12とともに、第一クランプ板(挟持板)21によってガラス基板Wを挟持する際、上側平板部材12と第一クランプ板(挟持板)21との間には、ガラス基板Wの厚み寸法に比べて大きな間隙寸法(寸法g)からなる間隙Gを形成する構成となっている。
これにより、第一クランプ板21および上側平板部材12によって、ガラス基板Wの上端部が挟持された状態において、例えば、ガラス基板Wに、熱の影響による膨張や伸縮が発生したとしても、ガラス基板Wの上端部は、間隙G内にて任意の方向に僅かに移動することができるため、ガラス基板Wに無理な内部応力が発生し、破損等を引き起こす心配はない。
支持部材22は、後述する第一回転シャフト24より第一クランプ板21を支持するための部材である。
支持部材22は、図1に示すように、例えば、間隙を有して互いに対向して配置される二個の第一ハウジング部22A・22Aと、これらの第一ハウジング部22A・22A間に横架されつつ該第一ハウジング部22A・22Aの対向方向との直交方向に突出する舌片部22Bと、により一体的に形成される。
また、これらの第一ハウジング部22A・22Aの中央部には、前記対向方向に沿って互いに同軸上の貫通孔22a・22aが穿孔される。
そして、このような形状からなる支持部材22・22は、右側第一クランプ機構部20Rに対して複数個(例えば、本実施形態においては二個)設けられ、本実施形態においては、第一クランプ板21の延出方向の両端部に各々配設される。
具体的には、第一クランプ板21の前面、且つ延出方向の両端部において、各支持部材22は、貫通孔22a・22aの軸心方向を左右方向としつつ、第一ハウジング部22A・22Aに対する舌片部22Bの突出方向を下方に向けた状態によって配設される。
そして、これら複数の支持部材22・22において、第一回転シャフト24が、複数の貫通孔22a・22a・22a・22a内に同時に嵌挿されるとともに、第一クランプ板21が、舌片部22B・22Bの後面に、ボルト等を介して着脱可能に固設される。
こうして、第一クランプ板21は、各支持部材22によって、第一回転シャフト24より堅固に支持されるのである。
軸支部材23は、支持板11より後述する第一回転シャフト24を軸支するための部材である。
軸支部材23は、例えば、矩形板状のベース部23Aと、該ベース部23Aの長手方向中央部の一側端部より突出する第二ハウジング部23Bと、により一体的に形成される。
また、第二ハウジング部23Bの中央部には、ベース部23Aの長手方向に沿って貫通する貫通孔23aが穿孔される。
そして、このような形状からなる軸支部材23・23は、右側の第一クランプ機構部20Rに対して複数個(例えば、本実施形態においては二個)設けられ、本実施形態においては、支持板11前面の上端部、且つ右側半分の領域において左右方向に並設される。
具体的には、支持板11の前面の上端部において、各軸支部材23は、支持部材22の上側近傍に配設される。また、この際、軸支部材23の第二ハウジング部23Bは、支持部材22の第一ハウジング部22A・22Aの間隙に位置するとともに、第二ハウジング部23Bの貫通孔23aと第一ハウジング部22A・22Aの貫通孔22a・22aとが、互いに同軸上となるように配置される。
そして、これら複数の軸支部材23・23において、第一回転シャフト24が、図示せぬ軸受部材(例えば、ベアリングやブッシングなど)を介して、複数の貫通孔23a・23a内に同時に嵌挿される。また、この際、前述したように、第一回転シャフト24は、複数の支持部材22・22の貫通孔22a・22a・22a・22a内にも、同時に嵌挿される。
さらに、各軸支部材23は、ベース部23Aの後面を介して、支持板11にボルト等を介して着脱可能に固設される。
こうして、第一回転シャフト24は、軸支部材23によって、支持板11に対して回動可能に軸支される。また、前述したように、第一クランプ板21は、支持部材22を介して、第一回転シャフト24に堅固に支持される。
よって、図3に示すように、第一クランプ板21は、支持板11前面の上端部の右側半分の領域において、第一回転シャフト24の軸心を中心にして上下方向に回動可能に設けられる。
つまり、第一クランプ板21は、第一回転シャフト24を中心にして上下方向に回動することによって、ガラス基板Wの上端部に対して近接離間可能に設けられる。
なお、軸支部材23のベース部23Aの前面には、例えば、弾性部材等からなるストッパー26が突設されており、上方(即ち、離間方向)に回動した第一クランプ板21は、支持部材22を介して前記ストッパー26と当接されることによって、上方(離間方向)への移動を規制されるようになっている。
第一回転シャフト24は、支持部材22および軸支部材23を介して、第一クランプ板21を、支持板11と回動可能に連結するとともに、第一クランプ板21の回動動作を行うための駆動力を該第一クランプ板21に伝達するための部材である。
第一回転シャフト24は、図1に示すように、第一クランプ板21の長手方向の寸法に比べて、やや全長が長くなるように設定されている。
そして、第一回転シャフト24は、第一クランプ板21と平行、且つ該第一クランプ板21に比べて僅かに右側に突出するように配設されるとともに、前述したように、支持部材22の貫通孔22a・22a、および軸支部材23の貫通孔23aに対して、同時に嵌挿される。
ここで、第一回転シャフト24の右側端部には、第一かさ歯車25が貫設されており、後述するように、該第一かさ歯車25が、第二クランプ機構部30(より具体的には、右側第二クランプ機構部30R)に備えられる第二回転シャフト34の第二かさ歯車35と噛合することにより、右側第一クランプ機構部20Rの動作が、常に右側第二クランプ機構部30Rと同調する構成となっている。
このような右側第一クランプ機構部20R(または、左側第一クランプ機構部20L)の構成については、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、図3に示すような、支持板11上端部の右側半分の領域(または、左側半分の領域)の前面において、第一クランプ板21を上下方向に回動可能な構成であれば、支持部材22、軸支部材23、および第一回転シャフト24に関して、如何なる形状をもって構成することとしてもよい。
また、図1に示すように、本実施形態においては、右側第一クランプ機構部20R、および左側第一クランプ機構部20Lを各々設け、ガラス基板W上端部の右側半分の領域、および左側半分の領域を、それぞれ単独に前面より支持する構成としているが、これに限定されるものではない。
即ち、例えば、右側第一クランプ機構部20R、および左側第一クランプ機構部20Lにそれぞれ備えられる二本の第一クランプ板21・21および第一回転シャフト24・24を、それぞれ一体的に形成し、これらの右側第一クランプ機構部20R、および左側第一クランプ機構部20Lを一体的に構成することとしてもよい。
さらに、本実施形態においては、第一クランプ板21の長手方向の寸法を、上側平板部材12の長手方向の略半分程度の大きさになるように設定することとしているが、これに限定されるものではない。
即ち、第一クランプ板21を、各々細切れされた複数の板状部材によって形成することとし、間隙を有しつつ上側平板部材12の略半分の領域に沿って、断片的に配置することとしてもよい。
[第二クランプ機構部30]
次に、第二クランプ機構部30について説明する。
本実施形態における第二クランプ機構部30・30は、一台のガラス基板保持装置1に対して二基備えられ、支持板11の右端部および左端部の前面において、上下方向に延出して各々配設される。
ここで、支持板11の前面において、その右端部に配設される第二クランプ機構部30(以下、適宜「右側第二クランプ機構部30R」と記載する)と、その左端部に配設される第二クランプ機構部30(以下、適宜「左側第二クランプ機構部30L」と記載する)とは、互いに左右対称の関係にある同等の構成からなるため、以下の説明においては、主に右側第二クランプ機構部30Rの構成について記載し、左側第二クランプ機構部30Lの構成についての記載は省略する。
また、右側第二クランプ機構部30Rの構成については、前述した右側第一クランプ機構部20Rと略同等な構成を有する一方、該右側第一クランプ機構部20Rに比べてより長く延出方向に延出される関係上、該右側第一クランプ機構部20Rと相違する点を有する。
よって、以下の説明においては、主に右側第一クランプ機構部20Rとの相異点について記載し、該右側第一クランプ機構部20Rとの同等な構成についての記載は省略する。
右側第二クランプ機構部30Rは、ガラス基板保持装置1によってガラス基板Wを保持する際に、ガラス基板Wの右端部を、前面より支持するための部位である。
換言すると、右側第二クランプ機構部30Rは、右側平板部材14とともに、ガラス基板Wの右端部を、挟持しつつ保持するための部位である。
右側第二クランプ機構部30Rは、第二クランプ板31、支持部材32、軸支部材33、および第二回転シャフト34などにより構成される。
前記第二クランプ板(挟持板)31は、ガラス基板Wの右端部を支持する際に、ガラス基板Wと直接当接される部材である。
第二クランプ板31は、例えば熱可塑性樹脂などからなる断面視L字状の帯状部材によって構成される。
そして、第二クランプ板31は、断面視矩形状の凹欠部(図示せず)が、左方、且つ右側平板部材14と対向する側に位置するようにして配設される。
また、第二クランプ板31の長手方向の寸法は、右側平板部材14の長手方向の寸法と略同等の大きさになるように設定されており、第二クランプ板31は、右側平板部材14と対向しつつ、垂直方向に延出するように配設される。
支持部材32は、後述する第二回転シャフト34より第二クランプ板31を支持するための部材である。
支持部材32・32・32は、右側第二クランプ機構部30Rに対して複数個(例えば、本実施形態においては三個)設けられ、本実施形態においては、第二クランプ板31の延出方向の中央部および両端部に各々配設される。
そして、これら複数の支持部材32・32・32において、第二回転シャフト34が、第一ハウジング部32A・32A・・の貫通孔32a・32a・・・内に同時に嵌挿されるとともに、第二クランプ板31が、舌片部32B・32B・32Bの後面に、ボルト等を介して着脱可能に固設される。
こうして、第二クランプ板31は、各支持部材32によって、第二回転シャフト34より堅固に支持されるのである。
軸支部材33は、支持板11より後述する第二回転シャフト34を軸支するための部材である。
軸支部材33・33・33は、右側第二クランプ機構部30Rに対して複数個(例えば、本実施形態においては三個)設けられ、本実施形態においては、支持板11前面の右端部において上下方向に並設される。
具体的には、支持板11の前面の右端部において、各軸支部材33は、支持部材32の右側近傍に配設される。また、この際、軸支部材33の第二ハウジング部33Bは、支持部材32の第一ハウジング部32A・32Aの間隙に位置するとともに、第二ハウジング部33Bの貫通孔33aと第一ハウジング部32A・32Aの貫通孔32a・32aとが、互いに同軸上となるように配置される。
そして、これら複数の軸支部材33・33・33において、第二回転シャフト34が、図示せぬ軸受部材(例えば、ベアリングやブッシングなど)を介して、複数の貫通孔33a・33a・33a内に同時に嵌挿される。また、この際、前述したように、第二回転シャフト34は、複数の支持部材32・32・32の貫通孔32a・32a・・・内にも、同時に嵌挿される。
さらに、各軸支部材33は、ベース部33Aの後面を介して、支持板11にボルト等を介して着脱可能に固設される。
こうして、第二回転シャフト34は、軸支部材33によって、支持板11に対して回動可能に軸支される。また、前述したように、第二クランプ板31は、支持部材32を介して、第二回転シャフト34に堅固に支持される。
よって、第二クランプ板31は、支持板11前面の右端部において、第二回転シャフト34の軸心を中心にして左右方向に回動可能に設けられる。
つまり、第二クランプ板31は、第二回転シャフト34を中心にして左右方向に回動することによって、ガラス基板Wの側端部に対して近接離間可能に設けられる。
なお、軸支部材33のベース部33Aの前面には、例えば、弾性部材等からなるストッパー37が突設されており、左方(即ち、離間方向)に回動した第二クランプ板31は、支持部材32を介して前記ストッパー37と当接されることによって、左方(離間方向)への移動を規制されるようになっている。
第二回転シャフト34は、支持部材32および軸支部材33を介して、第二クランプ板31を、支持板11と回動可能に連結するとともに、第二クランプ板31の回動動作を行うための駆動力を該第二クランプ板31に伝達するための部材である。
第二回転シャフト34は、第二クランプ板31の長手方向の寸法に比べて、やや全長が長くなるように設定されている。
そして、第二回転シャフト34は、第二クランプ板31と平行、且つ該第二クランプ板31に比べて僅かに上側に突出するように配設されるとともに、前述したように、支持部材32の貫通孔32a・32a、および軸支部材33の貫通孔33aに対して、同時に嵌挿される。
ここで、第二回転シャフト34の上端部には、第二かさ歯車35が貫設されており、該第二かさ歯車35は、前述した右側第一かさ歯車25と噛合されている。
また、例えば、第二回転シャフト34の中央部には、ピニオンギヤ36が貫設されている。
そして、本実施形態におけるガラス基板保持装置1においては、例えば、外部に設置された図示せぬ可動装置に備えられるラックギヤによって前記ピニオンギヤ36が回転されることにより、第二回転シャフト34を介して第二クランプ板31が左右方向に回動される。
また、ピニオンギヤ36を介して、第二回転シャフト34に伝達された回転駆動力は、その後、第二かさ歯車35、第一かさ歯車25、第一回転シャフト24と順に伝達され、第二クランプ板31の回動動作に同調しつつ、第一クランプ板21が上下方向に回動される。
つまり、第一クランプ機構部20および第二クランプ機構部30において、各々の第一クランプ板(挟持板)21および第二クランプ板(挟持板)31は、ガラス基板Wの前面(他方の平面)の上端部および左右端部に対して、互いに同調して近接離間するように設けられる。
これにより、ガラス基板保持装置1へのガラス基板Wの搭載作業、および成膜処理後におけるガラス基板保持装置1からのガラス基板Wの離脱作業を短時間で行うことができる。
このような右側第二クランプ機構部30R(または、左側第二クランプ機構部30L)の構成については、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、支持板11の右端部(または、左端部)の前面において、第二クランプ板31を左右方向に回動可能な構成であれば、支持部材32、軸支部材33、および第二回転シャフト34に関して、如何なる形状をもって構成することとしてもよい。
また、本実施形態においては、第二クランプ板31の長手方向の寸法を、右側平板部材14(または、左側平板部材15)の長手方向と略同程度の大きさになるように設定することとしているが、これに限定されるものではない。
即ち、第二クランプ板31を、各々細切れされた複数の板状部材によって形成することとし、間隙を有しつつ右側平板部材14(または、左側平板部材15)の延出方向に沿って、断片的に配置することとしてもよい。
以上のように、本実施形態におけるガラス基板保持装置1においては、保持部10の支持板11に立て掛けることによって、ガラス基板Wを後面より保持するだけでなく、第一クランプ機構部20および第二クランプ機構部30によって、ガラス基板Wの上端部、右端部、および左端部を、さらに前面より挟持するように保持することとしている。
換言すると、ガラス基板Wを保持する際のガラス基板保持装置1において、ガラス基板Wの周囲には第一クランプ機構部20および第二クランプ機構部30が各々配置され、これらの第一クランプ機構部20および第二クランプ機構部30は、ガラス基板Wに近接離間可能に設けられるとともに、ガラス基板Wの前面(他方の平面)において、その上端部および左右端部に当接しつつ、保持部10の支持板11(より具体的には、上側平板部材12、右側平板部材14、および左側平板部材15)とともにガラス基板Wを挟持する第一クランプ板(挟持板)21および第二クランプ板(挟持板)31を備える構成となっている。
なお、これらの第一クランプ機構部20および第二クランプ機構部30は、一台のガラス基板保持装置1に対して、少なくとも何れか一方のみが設けられる構成としてもよく、この場合、第一クランプ機構部20(または第二クランプ機構部30)が、ガラス基板Wに近接離間可能に設けられるとともに、ガラス基板Wの前面(他方の平面)において、少なくとも、その周縁部の一部に当接しつつ、保持部10の支持板11(より具体的には、上側平板部材12、右側平板部材14、および左側平板部材15)とともにガラス基板Wを挟持する第一クランプ板(挟持板)21(または、第二クランプ板(挟持板)31)を備える構成を有することとなる。
このような構成を有することで、例えば成膜工程において、保持部10のみによって保持されたガラス基板Wに対して成膜処理が施されると、成膜時の熱によりガラス基板Wが変形し、均一な膜特性を得ることが困難となる場合があるが、本実施形態においては、第一クランプ機構部20および第二クランプ機構部30によって、ガラス基板Wの上端部、右端部、および左端部を堅固に保持しているため、変形を生じさせることもなく、均一な膜特性を得ることができるのである。
[ガラス基板保持装置101(別実施形態)]
次に、図4乃至図8を用いて、別実施形態におけるガラス基板保持装置101の構成について説明する。
なお、以下の説明に関しては便宜上、図4乃至図8の上下方向をガラス基板保持装置101の上下方向と規定して記述する。
また、図5乃至図8においては、矢印Aの方向を前方と規定して記述する。
別実施形態におけるガラス基板保持装置101は、前述したガラス基板保持装置1と略同等な構成を有する一方、第二クランプ機構部130の近傍に動力伝達機構部140が備えられる点について、前記ガラス基板保持装置1と相違する。
よって、以下の説明においては、主に前述したガラス基板保持装置1との相違点について記載し、当該ガラス基板保持装置1との同等な構成についての記載は省略する。
また、動力伝達機構部140・140は、ガラス基板保持装置101の左右両側に位置する右側第二クランプ機構部130Rおよび左側第二クランプ機構部130Lに対して、各々備えられるところ、右側の領域に配設される動力伝達機構部140(以下、適宜「右側動力機構部140R」と記載する)と、左側の領域に配設される動力伝達機構部140(以下、適宜「左側動力機構部140L」と記載する)とは、互いに左右対称の関係にある同等の構成からなるため、以下の説明においては、主に右側の右側動力伝達機構部140Rの構成について記載し、左側動力伝達機構部140Lの構成についての記載は省略する。
右側動力伝達機構部140Rは、ガラス基板保持装置101の外部より与えられる動力を、右側第二クランプ機構部130Rに伝達するための部位である。
右側動力伝達機構部140Rは、図4に示すように、右側第二クランプ機構部130Rの上下方向の略中央部に設けられ、主に、メインシャフト141およびスライドシャフト142などにより構成される。
メインシャフト141は、右側第二クランプ機構部130Rの第二回転シャフト134に対して、直交方向、且つガラス基板保持装置101の外部方向(例えば、本実施形態においては右方向)に延出して配設され、一対の第一軸受部材143・143等を介して、支持板111により回動可能に支持される。
メインシャフト141の一方側(第二回転シャフト134側)の端部には、かさ歯車144が貫設される。
また、第二回転シャフト134の中央部には、第二かさ歯車136が貫設されている。
そして、これらのかさ歯車144と第二かさ歯車136とは、互いに噛合されており、これにより、メインシャフト141が、第二回転シャフト134に対して、駆動力を伝達可能に連結される。
一方、メインシャフト141の他方側(第二回転シャフト134側との対向側)の端部にはピニオン部141aが形成され、当該ピニオン部141aが、後述するスライドシャフト142のラックギア部142aと噛合される。
スライドシャフト142は、メインシャフト141の他方側の端部において、当該メインシャフト141に対して直交方向(例えば、本実施形態においては上下方向)に延出して配設され、一対の第二軸受部材145・145等を介して、支持板111により軸心方向(上下方向)へ摺動移動可能に支持される。
スライドシャフト142の軸心方向の中央部には、ラックギア部142aが形成されており、前述したように、当該ラックギア部142aはメインシャフト141のピニオン部141aと噛合される。
これにより、スライドシャフト142は、メインシャフト141に対して、駆動力を伝達可能に連結される。
このような構成からなる右側動力伝達機構部140Rにおいて、例えば、ガラス基板保持装置101の外部に備えられる可動装置201によって動力が与えられ、スライドシャフト142が上下方向に摺動移動されると、当該スライドシャフト142の移動動作に伴い、メインシャフト141が軸心を中心にして回動され、当該メインシャフト141の回動動作に伴い、第二回転シャフト134が軸心を中心にして回動される。
その結果、第二回転シャフト134により、複数の支持部材132・132・132を介して支持される第二クランプ板131は、当該第二回転シャフト134を中心にして回動され、右側平板部材114に対して近接離間される。
換言すると、右側第二クランプ機構部130Rは、外部より与えられる動力を第二クランプ板(挟持板)131に伝達する動力伝達機構部(動力伝達手段)140を備え、第二クランプ板(挟持板)131は、動力伝達機構部(動力伝達手段)140を介して伝達された動力によって、第二クランプ板(挟持板)131自身と平行に設けられる第二回転シャフト134の軸心を中心にして回動されることにより、ガラス基板Wに対して近接離間される。
このように、右側動力伝達機構部140Rにおいては、スライドシャフト142の上下方向への移動、即ち可動装置201から付与される、ガラス基板Wを保持する保持部110における支持板111の板面と平行な方向への力を、第二クランプ板(挟持板)131と平行な軸心を有するメインシャフト141の回動動作に変換して第二クランプ板(挟持板)131を開閉するように構成されている。
従って、例えばスライドシャフト142を前後方向(支持板111の板面と直交する方向)に移動させることにより第二クランプ板(挟持板)131を開閉するように構成した場合に比べて、ガラス基板保持装置1の厚み方向(前後方向)の寸法を小さくすることができ、ガラス基板保持装置1をコンパクトに構成することが可能となる。
なお、右側第二クランプ機構部130Rの第二回転シャフト134が回動されると、これに同調して、右側第一クランプ機構部120Rの第一回転シャフト124も回動されることは言うまでもない。
ところで、前述した可動装置201は、例えば、図5(b)に示すように、動力伝達機構部140の前方に配設され、動力伝達機構部140に直接動力を与える第一可動部210や、第一可動部210を動力伝達機構部140に対して近接離間させる第二可動部220などにより構成される。
第一可動部210は、既知のエアシリンダー等からなる一対の第一アクチュエーター211・211、および、これらの第一アクチュエーター211・211を支持する支持部材212などにより構成される。
また、第二可動部220は、既知のガイド付きエアシリンダー等からなる第二アクチュエーター221により構成される。
第一可動部210において、一対の第一アクチュエーター211・211は、互いに上下方向に対向して配設される。
この際、各第一アクチュエーター211の伸縮ロッド211aは、対向方向に向かって伸縮可能となっている。
一方、第二可動部220は、第二アクチュエーター221の伸縮ロッド221aが、前後方向(動力伝達機構部140に対して近接離間する方向)に伸縮可能に配設されるとともに、当該伸縮ロッド221aの後端部には、第一可動部210の支持部材が固設される。
そして、第二可動部220によって、第一可動部210が後方へと移動され、当該第一可動部210が動力伝達機構部140に近接した状態において、一対の第一アクチュエーター211・211は、動力伝達機構部140のスライドシャフト142を間に挟んで、当該スライドシャフト142と同軸上に配設される。
このような状態において、これらの第一アクチュエーター211・211の伸縮ロッド211a・211aが各々伸長することにより、スライドシャフト142は押圧されて上下方向に摺動移動される。例えば、上方の第一アクチュエーター211における伸縮ロッド211aが下方へ向けて伸張すると、スライドシャフト142は下方へ移動し、下方の第一アクチュエーター211における伸縮ロッド211aが上方へ向けて伸張すると、スライドシャフト142は上方へ移動する。
このように、動力伝達機構部140のスライドシャフト142を可動装置201により駆動して、第二クランプ板(挟持板)131を開閉するように構成することで、第二クランプ板(挟持板)131の開閉動作(近接離間動作)を容易に自動化することが可能となっている。
なお、可動装置201の構成については、本実施形態に限定されるものではなく、スライドシャフト142を上下方向に摺動移動させるための動力を、ガラス基板保持装置101の外部より与えることが可能な構造であれば、何れのような構成であってもよい。
以上のような動力伝達機構部140を備えるガラス基板保持装置101において、例えば、ガラス基板Wの搭載作業を行う際は、以下の手順に従って実施される。
なお、ガラス基板Wの離脱作業を行う際も、同様の手順となる。
先ず始めに、図5(a)に示すように、ガラス基板Wが未搭載のガラス基板保持装置101において、スライドシャフト142は所定の上限位置に停止し、且つ第二クランプ板131は右側平板部材114(図4を参照)と最も近接した状態(即ち、僅かな間隙を有して互いに対向した状態)となっている。
このような状態(以下、「閉状態」と記載する)にあるガラス基板保持装置101を、例えば生産ライン上のガラス基板搭載工程に搬入し、その後、所定の停止位置にて停止させる。
ここで、図5(b)に示すように、ガラス基板搭載工程において、停止した状態のガラス基板保持装置101の各々(図5(b)は側面図であるため一個のみ記載)の動力伝達機構部140・140の前方には、可動装置201・201が配設される。
この際、各可動装置201において、一対の第一アクチュエーター211・211は、伸縮ロッド211a・211aが、ともに最も縮んだ状態(以下、「退避状態」と記載する)となっている。また、第二アクチュエーター221は、伸縮ロッド221aが最も前方に移動した状態(以下、「離間状態」と記載する)となっており、動力伝達機構部140に対して、第一可動部210が離間された状態となっている。
ガラス基板保持装置101が前記所定の位置にて停止した後、図6(b)に示すように、第二アクチュエーター221の伸縮ロッド221aが、最も後方に移動して、動力伝達機構部140に対して、第一可動部210が近接された状態となる(以下、「近接状態」と記載する)。
これにより、図6(a)に示すように、一対の第一アクチュエーター211・211は、動力伝達機構部140のスライドシャフト142を間に挟んで、当該スライドシャフト142と同軸上に配設された状態となる。
可動装置201において、第二アクチュエーター221が近接状態となると、図7(b)に示すように、上側に位置する第一アクチュエーター211(以下、「上側第一アクチュエーター211U」と記載する)の伸縮ロッド211aが、下方に向かって伸長される。
これにより、スライドシャフト142は、伸縮ロッド211aの端部に押圧され、下方に向かって摺動移動される。
その結果、図7(a)に示すように、動力伝達機構部140において、メインシャフト141は、軸心方向、且つ右方から見て時計回り方向(図7(a)中における矢印B1の方向)に回動され、これに伴い、第二回転シャフト134が、軸心方向、且つ上方から見て時計回り方向(図7(a)中における矢印C1の方向)に回動される。
これにより、第二クランプ板131は、第二回転シャフト134を中心にして、後方に向かって回動され、右側平板部材114と最も離間した状態(以下、「開状態」と記載する)となる。
なお、第二クランプ板131が開状態となるのに同調して、第一クランプ板121(図4を参照)も開状態となるのは言うまでもない。
第二クランプ板131が開状態となると、上側第一アクチュエーター211Uの伸縮ロッド211aは、再び退避状態に戻る。
そして、第二クランプ板131が開状態にあるガラス基板保持装置101に対して、ガラス基板Wが搭載される。
ガラス基板保持装置101にガラス基板Wが搭載されると、図8(b)に示すように、下側に位置する第一アクチュエーター211(以下、「下側第一アクチュエーター211L」と記載する)の伸縮ロッド211aが、上方に向かって伸長される。
これにより、スライドシャフト142は、伸縮ロッド211aの端部に押圧され、上方に向かって摺動移動される。
その結果、図8(a)に示すように、動力伝達機構部140において、メインシャフト141は、軸心方向、且つ右方から見て反時計回り方向(図8(a)中における矢印B2の方向)に回動され、これに伴い、第二回転シャフト134が、軸心方向、且つ上方から見て反時計回り方向(図8(a)中における矢印C2の方向)に回動される。
これにより、第二クランプ板131は、第二回転シャフト134を中心にして、前方に向かって回動され、閉状態となる。
なお、第二クランプ板131が閉状態となるのに同調して、第一クランプ板121も閉状態となるのは言うまでもない。
こうして、ガラス基板保持装置101に搭載されたガラス基板Wは、第一クランプ機構部120および第二クランプ機構部130によって、その上端部および左右端部を挟持されることにより堅固に保持される。
第二クランプ板131が閉状態となると、下側第一アクチュエーター211Lの伸縮ロッド211aは、再び退避状態に戻る。
その後、第二アクチュエーター221の伸縮ロッド221aが最も前方に移動した状態となって第一可動部210が動力伝達機構部140から離間し、ガラス基板Wが搭載されたガラス基板保持装置101がガラス基板搭載工程より搬出される。
なお、ガラス基板離脱工程において、ガラス基板Wをガラス基板保持装置101から取り出す際にも、同様にして、第一可動部210からの駆動力を、動力伝達機構部140を介して第二クランプ機構部130に伝達し、第二クランプ板131を開閉することが可能である。
1 ガラス基板保持装置
10 保持部
11 支持板
12 上側平板部材
13 下側平板部材
14 右側平板部材
15 左側平板部材
20 第一クランプ機構部
20L 左側第一クランプ機構部
20R 右側第一クランプ機構部
30 第二クランプ機構部
30L 左側第二クランプ機構部
30R 右側第二クランプ機構部
21 第一クランプ板(挟持板)
31 第二クランプ板(挟持板)
121 第一クランプ板(挟持板)
130R 右側第二クランプ機構部
130L 左側第二クランプ機構部
131 第二クランプ板(挟持板)
140R 右側動力伝達機構部(動力伝達手段)
140L 左側動力伝達機構部(動力伝達手段)
G 間隙
W ガラス基板

Claims (8)

  1. 一方の平面に対して成膜が施される矩形板状のガラス基板を、前記一方の平面側に傾倒させた姿勢に保持するガラス基板保持装置であって、
    前記ガラス基板の前記一方の平面において、
    少なくとも、その上下端部および左右端部の一部を支持する保持部を備える、
    ことを特徴とするガラス基板保持装置。
  2. 前記保持部は、
    前記ガラス基板の前記一方の平面において、
    その上下端部および左右端部の全ての領域に当接しつつ、前記ガラス基板を支持する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のガラス基板保持装置。
  3. 前記ガラス基板の周囲にはクランプ機構部が配置され、
    該クランプ機構部は、
    前記ガラス基板に近接離間可能に設けられるとともに、
    前記ガラス基板の他方の平面において、
    少なくとも、その周縁部の一部に当接しつつ、前記保持部とともに前記ガラス基板を挟持する挟持板を備える、
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のガラス基板保持装置。
  4. 前記クランプ機構部において、
    前記挟持板は、
    前記ガラス基板の前記他方の平面において、
    その上端部および左右端部に当接しつつ、前記保持部とともに前記ガラス基板を挟持する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のガラス基板保持装置。
  5. 前記クランプ機構部において、
    前記複数の挟持板は、
    前記ガラス基板の前記他方の平面の上端部および左右端部に対して、
    互いに同調して近接離間するように設けられる、
    ことを特徴とする、請求項4に記載のガラス基板保持装置。
  6. 前記クランプ機構部において、
    前記保持部とともに、前記挟持板によって前記ガラス基板を挟持する際、
    前記保持部と前記挟持板との間には、
    前記ガラス基板の厚み寸法に比べて大きな間隙寸法からなる間隙を形成する、
    ことを特徴とする、請求項3〜請求項5の何れか一項に記載のガラス基板保持装置。
  7. 前記クランプ機構部は、
    外部より与えられる動力を前記挟持板に伝達する動力伝達手段を備え、
    前記挟持板は、
    該動力伝達手段を介して伝達された前記動力によって、
    前記挟持板自身と平行に設けられる軸心を中心にして回動されることにより、
    前記ガラス基板に対して近接離間される、
    ことを特徴とする、請求項3〜請求項6の何れか一項に記載のガラス基板保持装置。
  8. 前記動力伝達手段は、
    前記保持部の板面に平行な方向の力を、前記挟持板を、前記挟持板と平行な軸心を中心として回動させる力に変換可能である、
    ことを特徴とする、請求項7に記載のガラス基板保持装置。
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