JP2015112567A - 固体燃料粉砕装置および固体燃料粉砕装置の製造方法 - Google Patents

固体燃料粉砕装置および固体燃料粉砕装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ローラが押圧される粉砕面を有する粉砕テーブルの摩耗を抑制し、粉砕テーブルの補修および交換の頻度を低下させる。
【解決手段】粉砕テーブル12と、粉砕テーブル12に固体燃料を供給する固体燃料投入部と、粉砕テーブル12の粉砕面12cに押圧されることによって回転軸21回りに回転し、粉砕テーブル12の回転に伴って固体燃料を粉砕するローラ13と、を備え、ローラ13の外周面13aと粉砕テーブル12の粉砕面12cとが接触するとともに外周面13aの周速度と粉砕面12cの周速度とが一致する位置P1が、ローラ13の幅方向の中心位置における外周面13aと粉砕面12cとが接触する位置P2よりも粉砕テーブル12の内周側である固体燃料粉砕装置を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体燃料粉砕装置および固体燃料粉砕装置の製造方法に関する。
従来から、粉砕テーブルに供給される石炭等の固体燃料をローラで粉砕する固体燃料粉砕装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、ローラとテーブルとの間の粉砕部の接触面圧が均一化されるように、ローラの断面形状を形成することが開示されている。
特許第4101709号公報
固体燃料粉砕装置において、ローラの周速度およびテーブルの周速度は、テーブルの回転の中心となる駆動軸からの距離によってそれぞれ異なった速度となる。ローラの周速度とテーブルの周速度が一致する位置においては、それぞれに同程度の摩耗が生じることとなるが、ローラの周速度とテーブルの周速度が一致しない位置においては、それぞれに生じる摩耗の程度が異なったものとなる。発明者らの検討の結果、ローラの周速度よりもテーブルの周速度が高い位置ではローラの摩耗が大きくなり、ローラの周速度よりもテーブルの周速度が低い位置ではテーブルの摩耗が大きくなるという知見が新たに得られた。
固体燃料粉砕装置においては、テーブルの交換をすることは容易ではなく、テーブルを補修するためには溶接装置を固体燃料粉砕装置の内部に持ち込んで溶接を行う等の大規模な補修作業が必要となる。一方で、ローラの補修作業または交換作業は、テーブルの補修作業に比べれば、容易に行うことができる。従って、テーブルの大規模な補修作業を避けるためには、テーブルの摩耗をできるかぎり抑制することが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ローラが押圧される粉砕面を有する粉砕テーブルの摩耗を抑制し、粉砕テーブルの補修および交換の頻度を低下させることができる固体燃料粉砕装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を採用する。
本発明に係る固体燃料粉砕装置は、駆動部からの駆動力により駆動軸回りに回転する粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルに固体燃料を供給する燃料供給部と、前記粉砕テーブルの粉砕面に押圧されることによって回転軸回りに回転し、前記粉砕テーブルの回転に伴って前記固体燃料を粉砕するローラと、を備え、前記ローラの外周面と前記粉砕テーブルの前記粉砕面とが接触するとともに前記外周面の周速度と前記粉砕面の周速度とが一致する第1位置が、前記ローラの幅方向の中心位置における前記外周面と前記粉砕面とが接触する第2位置よりも前記粉砕テーブルの内周側である。
本発明に係る固体燃料粉砕装置によれば、ローラの外周面の周速度と粉砕テーブルの粉砕面の周速度とが一致する第1位置よりも粉砕テーブルの内周側ではテーブルの摩耗が大きくなり、粉砕テーブルの外周側ではローラの摩耗が大きくなる。この第1位置が、ローラの幅方向の中心位置における外周面と粉砕面とが接触する第2位置よりも粉砕テーブルの内周側であるため、テーブルの摩耗が大きくなる領域が、ローラの摩耗が大きくなる領域よりも狭くなる。したがって、ローラが押圧される粉砕面を有する粉砕テーブルの摩耗を抑制し、粉砕テーブルの補修および交換の頻度を低下させることができる。
また、本発明の第1態様の固体燃料粉砕装置は、前記ローラの外周面の曲率半径が一定であり、前記粉砕テーブルの内周側の前記ローラの端面に対応する第3位置における前記粉砕面の第1曲率半径が、前記粉砕テーブルの外周側の前記ローラの端面に対応する第4位置における前記粉砕面の第2曲率半径よりも小さい。
本態様の固体燃料粉砕装置によれば、粉砕テーブルの内周側におけるローラの端面に対応する第3位置においてローラと粉砕テーブルとが近接した状態となり、前述した第1位置が前述した第2位置よりも粉砕テーブルの内周側に適切に配置される。
このようにすることで、ローラが押圧される粉砕面を有する粉砕テーブルの摩耗を抑制し、粉砕テーブルの補修および交換の頻度を低下させることができる。
また、本発明の第2態様の固体燃料粉砕装置は、前記第1位置から前記第3位置までの前記回転軸方向の距離が前記ローラの幅の0.3倍以内である。
このようにすることで、テーブルの摩耗が大きくなる領域をローラの幅の0.3倍以内の領域とし、ローラが押圧される粉砕面を有する粉砕テーブルの摩耗を適切に抑制することができる。
この第2態様においては、テーブルの摩耗が大きくなる領域をローラの幅の0.15倍とするのが好ましい。
このようにすることで、テーブルとローラとが最も近接する位置が粉砕テーブルの内周側におけるローラの端面に対応する第3位置よりも粉砕テーブルの外周側となり、固体燃料の粉砕効率を適切に維持することができる。
また、本発明の第3態様の固体燃料粉砕装置は、前記粉砕テーブルの外周側の端部には、粉砕された前記固体燃料が前記粉砕テーブルの外周側に排出されるのを抑制するダムリングが設けられており、該ダムリングには、前記粉砕テーブルの外周側から内周側に向け高さが低くなるように傾斜するテーパ面が形成されている。
このようにすることで、粉砕テーブルの外周側から内周側に向け高さが低くなるように傾斜するテーパ面が形成されていないダムリングを備える固体燃料粉砕装置に比べ、粉砕テーブルの外周側に粉砕された固体燃料が移動しやすくなる。したがって、固体燃料が粉砕テーブル上に多量に滞留し、滞留した固体燃料が粉砕テーブルとローラとの間に噛み込むことにより、前述した第1位置が外周側に移動することを抑制することができる。これにより、第1位置が外周側に移動して粉砕テーブルの摩耗が大きくなる領域を増加させる不具合を防止することができる。
また、本発明の第4態様の固体燃料粉砕装置は、前記粉砕テーブルの前記駆動軸に対する前記ローラの距離を調整可能な調整機構を備えている。
このようにすることで、粉砕テーブルとローラの摩耗が進行し、固体燃料の粉砕効率が低下する場合に、粉砕テーブルとローラが接触する位置をずらして固体燃料の粉砕効率を向上させることができる。
また、本発明に係る固体燃料粉砕装置の製造方法は、駆動部からの駆動力により駆動軸回りに回転する粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルに固体燃料を供給する燃料供給部と、前記粉砕テーブルの粉砕面に押圧されることによって回転軸回りに回転し、前記粉砕テーブルの回転に伴って前記固体燃料を粉砕するローラと、を備える固体燃料粉砕装置の製造方法であって、前記粉砕テーブルを設置する粉砕テーブル設置工程と、前記ローラの外周面と前記粉砕テーブルの前記粉砕面とが接触するとともに前記外周面の周速度と前記粉砕面の周速度とが一致する第1位置が、前記ローラの幅方向の中心位置における前記外周面と前記粉砕面とが接触する第2位置よりも前記粉砕テーブルの内周側となるように前記ローラを設置するローラ設置工程とを備える。
本発明に係る固体燃料粉砕装置の製造方法によれば、ローラの外周面の周速度と粉砕テーブルの粉砕面の周速度とが一致する第1位置よりも粉砕テーブルの内周側ではテーブルの摩耗が大きくなり、粉砕テーブルの外周側ではローラの摩耗が大きくなる固体燃料粉砕装置が製造される。この第1位置が、ローラの幅方向の中心位置における外周面と粉砕面とが接触する第2位置よりも粉砕テーブルの内周側であるため、テーブルの摩耗が大きくなる領域が、ローラの摩耗が大きくなる領域よりも狭くなる。したがって、ローラが押圧される粉砕面を有する粉砕テーブルの摩耗を抑制し、粉砕テーブルの補修および交換の頻度を低下させることができる。
また、本発明の他の態様の固体燃料粉砕装置の製造方法は、前記ローラの外周面の曲率半径が一定であり、前記粉砕テーブルの内周側の前記ローラの端面に対応する第3位置における前記粉砕面の第1曲率半径が、前記粉砕テーブルの外周側の前記ローラの端面に対応する第4位置における前記粉砕面の第2曲率半径よりも小さくなるように前記粉砕テーブルを形成する粉砕テーブル形成工程を備える。
本態様の固体燃料粉砕装置の製造方法によれば、粉砕テーブルの内周側におけるローラの端面に対応する第3位置においてローラと粉砕テーブルとが近接した状態となり、前述した第1位置が前述した第2位置よりも粉砕テーブルの内周側に適切に配置された固体燃料粉砕装置が製造される。
このようにすることで、ローラが押圧される粉砕面を有する粉砕テーブルの摩耗を抑制し、粉砕テーブルの補修および交換の頻度を低下させることができる。
本発明によれば、ローラが押圧される粉砕面を有する粉砕テーブルの摩耗を抑制し、粉砕テーブルの補修および交換の頻度を低下させることができる固体燃料粉砕装置およびその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る固体燃料粉砕装置を示す縦断面図である。 図1に示す固体燃料粉砕装置のローラを示す断面図である。 図1に示す固体燃料粉砕装置のローラおよび粉砕テーブルを示す部分拡大図である。 比較例の固体燃料粉砕装置のローラおよび粉砕テーブルを示す部分拡大図である。 本実施形態の粉砕テーブル中心軸からの距離と粉砕テーブルおよびローラの周速度の関係を示すグラフである。 比較例の粉砕テーブル中心軸からの距離と粉砕テーブルおよびローラの周速度の関係を示すグラフである。 本実施形態の粉砕テーブルに堆積する固体燃料を示す部分拡大図である。 比較例の粉砕テーブルに堆積する固体燃料を示す部分拡大図である。
以下、本発明の一実施形態の固体燃料粉砕装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、駆動部14からの駆動力により駆動軸15回りに回転する粉砕テーブル12と、粉砕テーブル12に固体燃料を供給する固体燃料投入部(燃料供給部)17と、粉砕テーブル12の回転に伴って石炭等の固体燃料を粉砕するローラ13とを備えている。
そして、本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、ローラ13の外周面と粉砕テーブル12の粉砕面とが接触するとともに外周面の周速度と粉砕面の周速度とが一致する転がり点(第1位置)が、ローラ13の幅方向の中心位置における外周面と粉砕面とが接触する位置(第2位置)よりも粉砕テーブル12の内周側となっている。
以下、本実施形態の固体燃料粉砕装置10について詳細に説明する。本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、竪型ミルとよばれる形式の装置である。
図1に示すように、固体燃料粉砕装置10は、略円筒形状の中空のハウジング11と、ハウジング11内の下部に配置され、上下方向に延在する軸線周りに回転可能に取り付けられた粉砕テーブル12と、粉砕テーブル12の外周部12bに押圧され粉砕テーブル12と協働して固体燃料を粉砕するローラ13と、粉砕テーブル12を回転させる駆動部14と、電源装置200を備える。
駆動部14は電動モータと減速機を含み、電動モータの回転数を減速させる減速機が駆動軸15を介して粉砕テーブル12の中心部12aに接続されている。また、駆動部14は、電源装置200から電源ケーブル200bを介して電力が供給され、供給された電力により電動モータが動作する。電源装置200は、駆動部14に供給する電流の電流値を検出する検出部200aを備える。
固体燃料粉砕装置10は、ハウジング11内の上部に配置された分級部16と、ハウジング11の上端を貫通するように取り付けられ上部から投入される固体燃料を粉砕テーブル12の中心部12aに供給する固体燃料投入部17とを備える。ハウジング11の下端部は流路100に連通しており、流路100からハウジング11の下端部に一次空気が流入する。ハウジング11は、床18に設置された直方体形状のコンクリート製のブロック19の上面に固定されている。
図1では、ローラ13が1つのみ示されているが、粉砕テーブル12の外周部12bを押圧するように、外周方向に一定の間隔を空けて、複数のローラ13が配置される。例えば、外周部12b上に120°の角度間隔を空けて、3つのローラ13が配置される。この場合、3つのローラ13が粉砕テーブル12の外周部12bと接する部分(押圧する部分)は、粉砕テーブル12の中心部12aからの距離が等距離となる。
粉砕テーブル12の外側の複数箇所には、流路100から流入する一次空気をハウジング11内の粉砕テーブル12の上方の空間に流出させる酸化性ガス吹出口32が設けられている。酸化性ガス吹出口32の上方にはベーン33が設置されており、ベーン33は酸化性ガス吹出口32から吹き出した一次空気に旋回力を与える。ベーン33により旋回力が与えられた一次空気は、図1中に矢印に示すような気流となって粉砕テーブル12上で粉砕された固体燃料をハウジング11の上方の分級部16へ導く。なお、一次空気に混合した固体燃料の粉砕物のうち、粒径の大きいものは分級部16まで到達することなく落下して粉砕テーブル12に再び戻される。
分級部16は、略円筒形状のハウジング11の円筒軸を中心に回転するブレードを備えている。分級部16に到達した固体燃料の粉砕物は、回転するブレードと一次空気の流れにより生ずる遠心力と求心力の相対的なバランスにより、所定粒径より小さい微粉燃料のみがブレードの内部に流入し、出口34から流出する。出口34は微粉炭ボイラ(不図示)に連結される供給流路(不図示)に連通している。
次に、図2を用いてローラ13とローラ支持部20の構成について説明する。ローラ13は、ローラ支持部20によってハウジング11に支持されている。ローラ支持部20は、ローラ13を取り付ける回転軸21と、回転軸21を保持する本体22と、本体22の側部に固定して取り付けられた支持軸23と、本体22の上面に上方へ延在するように取り付けられたアーム24と、本体22の下面に下方に突出するように設けられた突起部25を備える。
ローラ13の中心には、略円筒形状をした中空のハブ26が取り付けられている。ローラ13は、ハブ26を介して、回転軸21の先端部に取り付けられる。したがって、ローラ13は、回転軸21を中心に周方向に回転可能となっている。
支持軸23は、軸線が略水平方向であり、粉砕テーブル12の円形形状の接線方向に延在するように配置されている。ローラ支持部20は支持軸23を中心に回動可能となっており、支持軸23を中心に回動することにより、粉砕テーブル12の外周部12bに対するローラ13の距離が変化する。
ハウジング11には、アーム24の上端部を押圧する荷重付加部27が取り付けられている。荷重付加部27は、長手方向に移動可能な状態でハウジング11に取り付けられた中間ピストン28と、ハウジング11の外周に取り付けられ中間ピストン28の外側端部を押圧する油圧荷重部29を備える。中間ピストン28の内側端部は、アーム24の上端部外周側に接続されている。荷重付加部27は、油圧荷重部29によって中間ピストン28を長手方向に移動させることにより、ローラ支持部20を、支持軸23を中心に揺動させる。
ローラ13は、油圧荷重部29によって支持軸23回りに揺動し、その外周面が粉砕テーブル12の粉砕面12cに押圧されることによって、回転軸21回りに回転する。
突起部25は、ローラ支持部20が支持軸23を中心に一定の位置まで揺動した場合に、ストッパ30に突き当たる。ストッパ30は、ローラ13の粉砕テーブル12を押圧する方向への移動量を制限する制限部材として機能する。ストッパ30は、外周面に雄ネジが刻まれたネジ部材であり、ハウジング11を貫通するように取り付けられた保持部31の内周に刻まれた雌ネジと螺合している。ストッパ30は、専用の特殊工具で手動により、回転可能となっている。これにより、粉砕テーブル12に最も近接する場合の、ローラ13の粉砕テーブル12に対する相対位置が調整可能となっている。
また、本実施形態のローラ支持部20は、図3における回転軸21の中心軸21aに沿って、ローラ13を粉砕テーブル12の内周側に移動させる調整機構(不図示)を備えている。この調整機構により、ローラ支持部20は、粉砕テーブル12の駆動軸15に対するローラ13の距離が調整可能となっている。例えば、ローラ13と粉砕テーブル1の摩耗が進展した場合に、ローラ13の位置を粉砕テーブル12の駆動軸15側により近づけるように調整することにより、摩耗の進展していない箇所を用いて固体燃料を粉砕することができる。また、これにより、摩耗の進展を各箇所で平均化してローラ13と粉砕テーブル12の長寿命化を図ることができる。
次に、本実施形態の粉砕テーブル12およびローラ13の形状および配置について図3を用いて説明する。
なお、図3および図4では、固体燃料が図示されておらず、ローラ13の外周面13aと粉砕テーブル12の粉砕面12cは接触していないように図示されている。しかしながら、ローラ13の外周面13aと粉砕テーブル12の粉砕面12cとが対向する位置においては、ローラ13の外周面13aと粉砕テーブル12の粉砕面12cとが固体燃料を介して接触しているものとする。そして、本実施形態では、このような状態を、ローラ13の外周面13aと粉砕テーブル12の粉砕面12cとが「接触している」と呼ぶ。
図3に示すように、ローラ13は、中心C0を基準とした曲率半径がR0となる一定の曲率の外周面13aを備えている。ローラ13の幅はWであり、ローラ13の幅方向の中心位置における外周面13aと粉砕テーブル12の粉砕面12cが接触する粉砕テーブル12上の位置が、位置P2となっている。
図5には、粉砕テーブル12の駆動軸15の中心からの距離と、その位置における周速度との関係が示されている。粉砕テーブル12の周速度とは、粉砕テーブル12の粉砕面12c上の各位置における駆動軸15に直交する周方向の移動速度をいう。図5に示すように、粉砕テーブル12は、駆動軸15回りに回転する円板状の部材であるため、駆動軸15の中心からの距離に比例して、周速度が高くなる。なお、図5および図6に示す例は、粉砕テーブル12の駆動軸15回りの単位時間あたりの回転数が一定である場合の例である。
また、ローラ13の周速度とは、ローラ13の外周面12b上の各位置における回転軸21に直交する周方向の移動速度をいう。図3に示すように、ローラ13の外周面13aは、ローラ13の幅方向の中心位置が凸となる円弧形状となっている。そのため、図5に示すように、位置P2での周速度が高く、回転軸21方向の端部における周速度が低くなっている。
図5に示す位置P1は、ローラ13の外周面13aの周速度と粉砕テーブル12の粉砕面12cの周速度とが一致する位置となっている。図5に示すように、位置P1は位置P2よりも粉砕テーブル12の内周側となっている。
このように、位置P1が位置P2よりも粉砕テーブル12の内周側となっているのは、粉砕テーブル12の粉砕面12cの曲率半径が粉砕テーブル12の内周側と外周側とで異なっているからである。
図3に示すように、粉砕テーブル12の内周側の端面13bの延長線が粉砕テーブル12の粉砕面12cと交差する位置が位置P3(第3位置)である。また、粉砕テーブル12の外周側の端面13cの延長線が粉砕テーブル12の粉砕面12cと交差する位置が位置P4(第4位置)である。
図3に示すように、位置P3における粉砕面12cの曲率半径(第1曲率半径)が中心をC1とするR1となっている。また、位置P4における粉砕面12cの曲率半径(第2曲率半径)が中心をC2とするR2となっている。そして、曲率半径R1が曲率半径R2よりも小さくなっている。
本実施形態において、ローラ13の端面13bの延長線から位置P1までの回転軸21の中心軸21a方向の距離Dと、ローラ13の幅Wとの関係は、以下の式(1)のようにするのが好ましい。
0≦D≦0.3・W (1)
更に、距離Dと幅Wとの関係を下記の式(2)のようにするのがより好ましい。
D=0.15・W (2)
式(1)は、位置P1をローラ13の端面13b側に近づけるように配置するための条件である。また、式(2)は、位置P1をローラ13の端面13b側に近づけつつ、位置P1を位置P3よりは粉砕テーブル12の外周側に配置するための条件である。
次に、本実施形態の比較例に係る粉砕テーブル12′およびローラ13の形状および配置について図4を用いて説明する。
図4に示す比較例のローラ13は、図3に示す本実施形態のローラ13と同様である。一方、図4に示す比較例の粉砕テーブル12′は、図4に示す本実施形態の粉砕テーブル12と異なっている。具体的には、粉砕テーブル12′の粉砕面12′c上の位置P3における曲率半径R1′(中心位置はC1′)が、図3に示す曲率半径R1と異なっている。また、粉砕テーブル12′の粉砕面12′c上の位置P4における曲率半径R2′(中心位置はC2′)が、図3に示す曲率半径R2と異なっている。
図3に示すように、本実施形態の粉砕テーブル12は、曲率半径R1が曲率半径R2よりも小さくなっている。一方、図4に示すように、比較例の粉砕テーブル12′は、曲率半径R1′が曲率半径R2′よりも大きくなっている。その結果、比較例においては、図6に示すように、粉砕テーブル12′の粉砕面12′cの周速度とローラ13の外周面13aの周速度とが一致する位置P1′が位置P2よりも粉砕テーブル12の外周側に配置される。
本実施形態の粉砕テーブル12およびローラ13と、比較例の粉砕テーブル12′およびローラ13とを対比すると、所定時間(例えば、粉砕テーブルを回転させた総経過時間が2000〜3000時間)経過後の各部の摩耗の進展状況が異なったものとなる。
本実施形態を示す図3において、符号13dは、所定時間経過後のローラ13の外周面を示す。また、符号12dは、所定時間経過後の粉砕面を示す。
比較例を示す図4において、符号13eは、所定時間経過後のローラ13の外周面を示す。また、符号12′dは、所定時間経過後の粉砕面を示す。
図3と図4を対比すると明らかなように、比較例では粉砕テーブル12′の摩耗が位置P2近傍の局部的な領域で進展し、かつ、最も摩耗が進展している部分の摩耗の深さが大きい。それに対して、本実施形態では粉砕テーブル12の摩耗が位置P3から位置P2に至るまでの広い領域で進展し、かつ、各位置での摩耗の深さが比較的均一となっている。
また、図3と図4を対比すると明らかなように、比較例ではローラ13の摩耗が位置P1′よりも粉砕テーブル12′の外周側の局部的な領域で進展し、かつ、最も摩耗が進展している部分の摩耗の深さが大きい。それに対して、本実施形態ではローラ13の摩耗が位置P3から位置P4に至るまでの広い領域で進展し、かつ、各位置での摩耗の深さが比較的均一となっている。
また、比較例では、粉砕テーブル12′の粉砕面で摩耗が進展している領域(粉砕面12′d)の大きさが、ローラ13の外周面で摩耗が進展している領域(外周面13e)の大きさと同程度である。
それに対して、本実施形態では、粉砕テーブル12の粉砕面で摩耗が進展している領域(粉砕面12d)の大きさが、ローラ13の外周面で摩耗が進展している領域(外周面13d)の大きさよりも十分に狭く、略半分程度である。
このように、ローラ13の外周面13aと粉砕テーブル12の粉砕面12cとが接触するとともに外周面13aの周速度と粉砕面12cの周速度とが一致する転がり点(位置P1)を位置P2よりも内周側にすることで、粉砕テーブル12の摩耗が大きくなる領域(粉砕面12d)が、ローラ13の摩耗が大きくなる領域(外周面13d)よりも狭くなる。さらに、比較例に比べ、粉砕テーブル12に生じる摩耗の最大深さと、ローラ13に生じる摩耗の最大深さとを、それぞれ小さくすることができる。
次に、粉砕テーブル12の外周部12bの端部に設けられるダムリング12eについて説明する。
図3に示す本実施形態のダムリング12eは、粉砕テーブル12とローラ13により粉砕された固体燃料が粉砕テーブル12の外周側に排出されるのを抑制し、一定量の固体燃料が粉砕テーブル12上に滞留するようにする部材である。ダムリング12eは駆動軸15と同軸に配置される円環形状の部材であり、駆動軸15回りに回転する粉砕テーブル12の基部12gの外周端に溶接等により接合されている。
本実施形態のダムリング12eには、粉砕テーブル12の外周側から内周側に向けて一定の勾配で高さが低くなるように傾斜するテーパ面12fが形成されている。粉砕テーブル12上の固体燃料は、粉砕テーブル12が回転することにより与えられる遠心力によって、粉砕テーブル12の内周側から外周側に向けて徐々に移動する。外周部12bに到達した固体燃料は、テーパ面12fの傾斜を乗り越えて粉砕テーブル12の外部に排出される。本実施形態のダムリング12eは、外周側から内周側に向けて一定の勾配で高さが低くなっているため、粉砕テーブル12の外部に排出されやすい。
一方、図4に示す比較例のダムリング12′eは、粉砕テーブル12′の外周側から内周側に向けて一定の高さの形状となっている。そのため、本実施形態のダムリング12eと比べ、粉砕テーブルの外側に固体燃料が排出されにくい構造となっている。比較例のダムリング12′eは、粉砕テーブル12′上に滞留する固体燃料の量を多くすることができる利点があるが、粉砕テーブル12の内周側において、ローラ13と粉砕テーブル12の間に多量の固体燃料が噛み込み易くなる。ローラ13と粉砕テーブル12の間に多量の固体燃料が噛み込むと、転がり点である位置P1が粉砕テーブル12の外周側に移動してしまう可能性がある。本実施形態のダムリング12eによれば、転がり点である位置P1が粉砕テーブル12の外周側に移動してしまうことを抑制することができる。
図7には、本実施形態の粉砕テーブル12上に滞留する固体燃料Sが示されている。一方、図8には、比較例の粉砕テーブル12′上に滞留する固体燃料S′が示されている。
図7に示す固体燃料Sと、図8に示す固体燃料S′を比較すると明らかなように、比較例では粉砕テーブル12′の内周側のローラ13の端面13bにおいて多量の固体燃料が滞留しており、ローラ13と粉砕テーブル12′の間に多量の固体燃料が噛み込む可能性がある。それに対して、本実施形態では粉砕テーブル12の内周側のローラ13の端面13bにおいて多量の固体燃料が滞留しておらず、ローラ13と粉砕テーブル12の間に多量の固体燃料が噛み込む可能性が抑制されている。
次に、本実施形態の固体燃料粉砕装置10の製造方法について説明する。
本実施形態の固体燃料粉砕装置10の製造方法は、床18上に粉砕テーブル12およびローラ13以外の固体燃料粉砕装置10の他の構成を設定する工程と、粉砕テーブル12を形成する粉砕テーブル形成工程と、形成された粉砕テーブル12をハウジング11の内部に設置する粉砕テーブル設置工程と、粉砕テーブル12が設置されたハウジング11の内部にローラ13を設置するローラ設置工程とを備える。
粉砕テーブル形成工程は、図3に示すように、粉砕テーブル12の内周側のローラ13の端面13bに対応する位置P3における粉砕面12cの曲率半径R1が、粉砕テーブル12の外周側のローラ13の端面13cに対応する位置P2における粉砕面12cの曲率半径R2よりも小さくなるように粉砕テーブル12を形成する工程である。粉砕テーブル12の粉砕面12cは、例えば、硬化肉盛溶接によって形成される。
粉砕テーブル設置工程で、粉砕テーブル形成工程により形成された粉砕テーブル12は、駆動軸15を介して駆動部14からの駆動力が伝達されるように、ハウジング11の内部に設置される。
ローラ設置工程は、位置P1が、位置P2よりも粉砕テーブル12の内周側となるようにローラ13をハウジング11のローラ支持部20に設置する工程である。ここで、位置P1は、前述したように、ローラ13の外周面13aと粉砕テーブル12の粉砕面12cとが接触するとともに外周面13aの周速度と粉砕面12cの周速度とが一致する位置である。また、位置P2は、前述したように、ローラ13の幅方向の中心位置における外周面13aと粉砕面12cとが接触する位置である。
このように、本実施形態の固体燃料粉砕装置10の製造方法によれば、図3に示されるように配置されたローラ13および粉砕テーブル12を備える固体燃料粉砕装置10が製造される。
次に、以上説明した本実施形態の固体燃料粉砕装置10が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の固体燃料粉砕装置10によれば、ローラ13の外周面13aの周速度と粉砕テーブル12の粉砕面12cの周速度とが一致する転がり点(位置P1;第1位置)よりも粉砕テーブル12の内周側では粉砕テーブル12の摩耗が大きくなり、粉砕テーブル12の外周側ではローラ13の摩耗が大きくなる。この位置P1が、ローラ13の幅方向の中心位置における外周面13aと粉砕面21cとが接触する位置P2(第2位置)よりも粉砕テーブル12の内周側であるため、粉砕テーブル12の摩耗が大きくなる領域(粉砕面12d)が、ローラ13の摩耗が大きくなる領域(外周面13d)よりも狭くなる。したがって、ローラ13が押圧される粉砕面12cを有する粉砕テーブル12の摩耗を抑制し、粉砕テーブル12の補修および交換の頻度を低下させることができる。
また、本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、ローラ13の外周面13aの曲率半径R0が一定であり、粉砕テーブル12の内周側のローラ13の端面13bに対応する位置P3(第3位置)における粉砕面12cの曲率半径R1(第1曲率半径)が、粉砕テーブル12の外周側のローラ13の端面13cに対応する位置P4(第4位置)における粉砕面12cの曲率半径R2(第2曲率半径)よりも小さい。
本実施形態の固体燃料粉砕装置10によれば、粉砕テーブル12の内周側におけるローラ13の端面13bに対応する位置P3においてローラ13と粉砕テーブル12とが近接した状態となり、前述した位置P1が前述した位置P2よりも粉砕テーブル12の内周側に適切に配置される。
このようにすることで、ローラ13が押圧される粉砕面12cを有する粉砕テーブル12の摩耗を抑制し、粉砕テーブル12の補修および交換の頻度を低下させることができる。
また、本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、位置P1から位置P3までの回転軸21方向の距離Dがローラ13の幅Wの0.3倍以内である。
このようにすることで、粉砕テーブル12の摩耗が大きくなる領域をローラ13の幅Wの0.3倍以内の領域とし、ローラ13が押圧される粉砕面12cを有する粉砕テーブル12の摩耗を適切に抑制することができる。
この距離Dは、ローラの幅Wの0.15倍とするのが好ましい。
このようにすることで、粉砕テーブル12とローラ13とが最も近接する位置が粉砕テーブル12の内周側におけるローラ13の端面13bに対応する位置P3よりも粉砕テーブル12の外周側となり、固体燃料の粉砕効率を適切に維持することができる。
また、本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、粉砕テーブル12の外周側の端部に、粉砕された固体燃料が粉砕テーブル12の外周側に排出されるのを抑制するダムリング12eが設けられており、該ダムリング12eには、粉砕テーブル12の外周側から内周側に向け高さが低くなるように傾斜するテーパ面12fが形成されている。
このようにすることで、粉砕テーブル12の外周側から内周側に向け高さが低くなるように傾斜するテーパ面12fが形成されていない比較例のダムリング12′eを備える固体燃料粉砕装置に比べ、粉砕テーブル12の外周側に粉砕された固体燃料が移動しやすくなる。したがって、固体燃料が粉砕テーブル12上に多量に滞留し、滞留した固体燃料が粉砕テーブル12とローラ13との間に噛み込むことにより、前述した位置P1が外周側に移動することを抑制することができる。これにより、転がり点である位置P1が外周側に移動して粉砕テーブル12の摩耗が大きくなる領域を増加させる不具合を防止することができる。
また、本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、粉砕テーブル12の駆動軸15に対するローラ13の距離を調整可能なローラ支持部20(調整機構)を備えている。
このようにすることで、粉砕テーブル12とローラ13の摩耗が進行し、固体燃料の粉砕効率が低下する場合に、粉砕テーブル12とローラ13が接触する位置をずらして固体燃料の粉砕効率を向上させることができる。また、これによって、摩耗の進展を各箇所で平均化してローラ13と粉砕テーブル12の長寿命化を図ることができる。
10 固体燃料粉砕装置
11 ハウジング
12 粉砕テーブル
12a 中心部
12b 外周部
12c 粉砕面
12e ダムリング
12f テーパ面
13 ローラ
13a 外周面
13b,13c 端面
15 駆動軸
17 固体燃料投入部(燃料供給部)
20 ローラ支持部(調整機構)
21 回転軸
21a 中心軸
23 支持軸

Claims (8)

  1. 駆動部からの駆動力により駆動軸回りに回転する粉砕テーブルと、
    前記粉砕テーブルに固体燃料を供給する燃料供給部と、
    前記粉砕テーブルの粉砕面に押圧されることによって回転軸回りに回転し、前記粉砕テーブルの回転に伴って前記固体燃料を粉砕するローラと、を備え、
    前記ローラの外周面と前記粉砕テーブルの前記粉砕面とが接触するとともに前記外周面の周速度と前記粉砕面の周速度とが一致する第1位置が、前記ローラの幅方向の中心位置における前記外周面と前記粉砕面とが接触する第2位置よりも前記粉砕テーブルの内周側である固体燃料粉砕装置。
  2. 前記ローラの外周面の曲率半径が一定であり、
    前記粉砕テーブルの内周側の前記ローラの端面に対応する第3位置における前記粉砕面の第1曲率半径が、前記粉砕テーブルの外周側の前記ローラの端面に対応する第4位置における前記粉砕面の第2曲率半径よりも小さい請求項1に記載の固体燃料粉砕装置。
  3. 前記第1位置から前記第3位置までの前記回転軸方向の距離が前記ローラの幅の0.3倍以内である請求項1または請求項2に記載の固体燃料粉砕装置。
  4. 前記第1位置から前記第3位置までの前記回転軸方向の距離が前記ローラの幅の0.15倍である請求項3に記載の固体燃料粉砕装置。
  5. 前記粉砕テーブルの外周側の端部には、粉砕された前記固体燃料が前記粉砕テーブルの外周側に排出されるのを抑制するダムリングが設けられており、
    該ダムリングには、前記粉砕テーブルの外周側から内周側に向けて高さが低くなるように傾斜するテーパ面が形成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の固体燃料粉砕装置。
  6. 前記粉砕テーブルの前記駆動軸に対する前記ローラの距離を調整可能な調整機構を備えている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の固体燃料粉砕装置。
  7. 駆動部からの駆動力により駆動軸回りに回転する粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルに固体燃料を供給する燃料供給部と、前記粉砕テーブルの粉砕面に押圧されることによって回転軸回りに回転し、前記粉砕テーブルの回転に伴って前記固体燃料を粉砕するローラと、を備える固体燃料粉砕装置の製造方法であって、
    前記粉砕テーブルを設置する粉砕テーブル設置工程と、
    前記ローラの外周面と前記粉砕テーブルの前記粉砕面とが接触するとともに前記外周面の周速度と前記粉砕面の周速度とが一致する第1位置が、前記ローラの幅方向の中心位置における前記外周面と前記粉砕面とが接触する第2位置よりも前記粉砕テーブルの内周側となるように前記ローラを設置するローラ設置工程とを備える固体燃料粉砕装置の製造方法。
  8. 前記ローラの外周面の曲率半径が一定であり、
    前記粉砕テーブルの内周側の前記ローラの端面に対応する第3位置における前記粉砕面の第1曲率半径が、前記粉砕テーブルの外周側の前記ローラの端面に対応する第2位置における前記粉砕面の第2曲率半径よりも小さくなるように前記粉砕テーブルを形成する粉砕テーブル形成工程を備える請求項7に記載の固体燃料粉砕装置の製造方法。
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