JP2015107498A - 直接複動型押出プレス - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来の複動型押出プレスでは、押出成形中にマンドレルの先端部が所定の停止位置に対し数ミリメートル前後動することになり、押出された管状製品の肉厚にばらつきがあり、安定した品質の管状製品を得ることができなかった。
【解決手段】
メインクロスヘッドが押出方向に移動するときサイドシリンダから作動油を排出する側のシリンダ室受圧面積と前記ピアサシリンダのロッド側室受圧面積とを同一にし、ピアシング完了後に前記押出ステムにより前記ビレットを押出すに際して、前記サイドシリンダから作動油を排出する側の前記シリンダ室と前記ピアサシリンダのロッド側室とを油圧管路で接続して連通するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピアシング完了後に前記押出ステムにより前記ビレットを押出すに際して、前記サイドシリンダから作動油を排出する側の前記シリンダ室と前記ピアサシリンダのロッド側室とを油圧管路で接続して連通するようにした直接複動型押出プレスに関する。
従来、例えば銅、アルミニウム及びその合金等を用いて直接複動押出方法により管状製品の押出加工を行う押出プレスは、シリンダプラテンとエンドプラテンが対向して配置され、シリンダプラテンにはメインシリンダ、メインラム、押出ステム及びマンドレルが、エンドプラテンにはダイスが設けられ、押出ステムとダイスとの中間にはコンテナシリンダにより進退自在とするコンテナを有した公知の構成となっている。
押出ステムは、その先端にダミーブロックを配し、シリンダプラテンに設けられたメインシリンダ内に組み込まれたメインラムに、メインクロスヘッドを介して取り付けられるものであり、前記押出ステムの中心位置にはマンドレルがピアサシリンダロッドとともに、押出ステムと同行及び進退自在に配置される。そして、押出ステムに対向してダイスがエンドプラテンに取り付けられている。
押出ステムとダイスの中間には、進退自在にコンテナが配置され、そして、コンテナ内にビレットが収納される。コンテナ内に収納されたビレットに対し、押出ステムがダイス側へ移動することによってビレットが押圧されてアプセットが完了する。アプセット後に
マンドレルが前進してビレットに対するピアシングが行われ、マンドレルはダイスの所定の前進位置で停止するとともに、押出ステムが再び前進することにより、ビレットは管状製品として複動押出される。
複動型の押出プレスでは、マンドレルの先端部をダイスのベアリング部の所定位置に停
止させて製品を押出すに際し、マンドレルとダイスのベアリング部との相対位置が製品に
引っ張られても停止位置がズレないようマンドレルの位置が保持される構成となっている

特許文献1には、メインシリンダ内に設けたピアサシリンダと、押出プレス軸芯から外
れてマンドレルと強制的に連結された止め金具とを備え、この止め金具は油圧パイロット
弁に作用して、ダイスのベアリン部の所定の軸方向位置(停止位置)を保持するようにピ
アサシリンダのロッド側室へ一定量の圧油媒体を供給することを開始させる。そして、圧
油媒体の供給量が、マンドレルが静止しかつメインラムが前進する際のピアサシリンダロ
ッド側室の容積増大量に一致するようにして位置保持制御する複動型の押出プレスが開示
されている。
(特許文献1参照)
ところで、前記従来型の複動型の押出プレスでは機械的に止め金具と連接棒を介して油
圧パイロット弁を切り替え、一定量の圧油媒体を供給することにより、マンドレルをダイ
スのベアリング部の所定位置に保持する構成となっているので、油圧パイロット弁のスプ
ールのランドに相当する移動ストローク分だけ制御に遅れが生じ、押出成形中にマンドレ
ルの先端部が所定の停止位置に対し数ミリメートル前後動することになる。
さらに、マンドレルの先端位置を変更する場合や、押出速度を変更した場合には、止め金具の位置調整及びピアサシリンダのロッド側室に供給する油量と圧力をその都度調整する必要があった。
そのため、押出された管状製品の肉厚にばらつきがあり、安定した品質の管状製品を得ることができなかった。
特公昭49−26188号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、押出中にダイスのベアリン
グ部で前後移動することなく所定の停止位置を保持して、マンドレルの先端位置が変動す
ることを抑制するマンドレル保持手段を備えた、管状製品を得る直接複動型押出プレスを提供することを目的とする。
メインシリンダにより軸方向に押動自在に設けられ、先端に押出ステムを配したメインクロスヘッドと、マンドレルを前記押出ステム及び前記メインクロスヘッドの中で摺動可能とする前記メインシリンダ内に設けたピアサシリンダを有する直接複動型押出プレスにおいて、
前記メインクロスヘッドが押出方向に移動するときサイドシリンダから作動油を排出する側のシリンダ室受圧面積と前記ピアサシリンダのロッド側室受圧面積とを同一に設定し、
ピアシング完了後に前記押出ステムにより前記ビレットを押出すに際して、前記サイドシリンダから作動油を排出する側の前記シリンダ室と前記ピアサシリンダのロッド側室とを油圧管路で接続して連通するようにした。
また、可変吐出量ポンプによりピアサシリンダの油量を調節できるようにした。
メインクロスヘッドが押出方向に移動するときサイドシリンダが作動油を排出する側のシリンダ室受圧面積と、ピアサシリンダのロッド側室受圧面積とを実質的に同一とし、押出中に押出ステムと同調するサイドシリンダから排出される作動油を、油圧管路を介してピアサシリンダのロッド側室に供給する構成としたので、押出中のマンドレル先端位置を所定の一定位置に保持することができ、マンドレル位置保持の制御が容易に行えるとともに、位置精度の向上を図ることができ、押出製品の品質が安定する。
押出操作中に押出速度を変更しても、ピアサシリンダのロッド側室に供給する作動油圧
力や油量をその都度調整する必要がなく、操作性が向上する。
メインクロスヘッドが押出方向に移動するとき作動油を排出する側のシリンダ室と、ピアサシリンダのロッド側室とに圧油の供給手段により圧油を供給する構成としたので、両シリンダの漏れ量や圧力低下が補償され、マンドレルの保持位置制御が向上する。
本発明の直接複動型押出プレスの概略を示す断面図である。 マンドレル先端をダイスのベアリング部に位置させた押出状態を示す説明図である。
以下に、本発明に係る直接複動型押出プレス10を、図1を参照して説明する。
図1に示すように押出プレス10は、エンドプラテン11とシリンダプラテン25が対向して配置され、エンドプラテン11にはダイス12が、シリンダプラテン25にはメインシリンダ26、メインラム24、メインクロスヘッド23と押出ステム22が設けられ、エンドプラテン11とシリンダプラテン25との間にはエンドプラテン11に配した図示しないコンテナシリンダにより進退自在とするコンテナ13を有する構成となっている。
押出ステム22は、シリンダプラテン25に設けられたメインシリンダ26内に組み込まれたメインラム24に、メインクロスヘッド23を介して取り付けられたものであり、
押出ステム22の中心位置にはマンドレル31がサブマンドレル32、ピアサシリンダロッド33を経由してピアサシリンダピストン35に取り付けられ、押出ステム22と同行及び進退自在に配置されている。ダイス12は、押出ステム22と対向してエンドプラテン11に設けられている。
そしてビレット14は、ダイス12とシリンダプラテン25側へ移動したコンテナ13との間にダミーブロック21とともに図示しないビレットローダにより供給される。ダミーブロック21はビレット14の供給を円滑に行うためビレット14のみコンテナ13に挿入した後、押出ステム22を後退させて図示しないダミーブロック供給装置により押出プレス中心へ移動させてコンテナ13に挿入してもよい。
シリンダプラテン25には2本のサイドシリンダ37が取り付けられており、サイドシリンダロッド36はメインクロスヘッド23に固定されている。本図ではサイドシリンダ37は2本であるが、4本の場合もありうる。
また、メインラム24の内部にはピアサシリンダ34があり、ピアサシリンダロッド33に連結されたサブマンドレル32は押出ステム22、メインクロスヘッド23の内部を進退自在に配置されている。
次に、本発明に係る直接複動型押出プレス10の実施形態について、図1を用いて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態を示し、符号11はエンドプラテン、符号25はエンドプラテンに対向して設けたシリンダプラテン、符号24はメインシリンダ26に摺動自在に取り付けたメインラム、符号23はメインラム24に連結したメインクロスヘッドであり、メインクロスヘッド23は図示しないマシンベース上を摺動させるように配置してある。なお、エンドプラテン11とシリンダプラテン25は、同じく図示しないタイバーにより所定の間隔で保持可能な構成となっている。
また、メインラム24内にはピアサシリンダ34が設けられ、ピサシリンダロッド33
の先端にはサブマンドレル32を介してマンドレル31が螺着されている。そして、マンドレル31は、メインクロスヘッド23の先端に取り付けた押出ステム22の中を摺動自在に装着されている。
一方、エンドプラテン11には、ダイス12を備えでおり、コンテナ13は、エンドプラテン11又は、シリンダプラテン25に設けた図示しない複数のコンテナシリンダにより進退可能に配されている。符号21は、押出ステム22の先端に配したダミーブロックである。
図1において、符号40はピアサシリンダ34のロッド側室を示し、その受圧面積はA
平方センチメートルに設定されている。符号42はサイドシリンダ37のメインクロスヘッド23が押出方向に移動するときに作動油が排出される側のシリンダ室を示し、図1では2本のサイドシリンダ37を設ける構成としたので、実質的同一となる各シリンダの受圧面積はピアサシリンダ34のロッド側室の受圧面積A平方センチメートルの二分の一(1/2A平方センチメートル)に設定されている。図1では、サイドシリンダ37をシリンダプラテン25に設ける構成としたので、メインクロスヘッド23が押出方向に前進移動するときの作動油の排出側はシリンダのロッド側となる。サイドシリンダ37を4本用いる構成の場合では、その受圧面積はA平方センチメートルの四分の一(1/4A平方センチメートル)に設定される。
本発明のマンドレル保持手段は、ビレット14を押出す際にピアサシリンダ34のロッ
ド側室40とサイドシリンダ37が前進移動するときに作動油が排出される側、即ち図1においては、サイドシリンダのロッド側室42とを連通することで構成される。直接複動押出方式の押出プレスでは、マンドレル31とメインクロスヘッド23とが同調して前進移動(同行)するので、連通することによりサイドシリンダ37から排出される作動油がピアサシリンダ34のロッド側室へ供給される。このため、押出ステム22が前進移動してもマンドレル31の先端は移動をすることなく相対移動を行い、図2に示すようにダイス12の端面からの所定の停止位置Sを保持し、マンドレル31の先端部位置は規制される。
図2において、符号15はダイス12から押出される管状の押出製品を、16はダイスのベアリング部を示す。
図1を参照して本発明に係るマンドレル保持手段の油圧回路50の構成について説明す
る。符号51及び52は可変吐出型油圧ポンプで、図示しない電動機により駆動される。
可変吐出型油圧ポンプ51、52は図示しない公知の圧力調整弁等を備え、圧力が調整さ
れ、各シリンダに圧油を供給する。符号55はピアサシリンダ34を、56はサイドシリンダ37を動作させる電磁弁で、符号53、54及び57は、ピアサシリンダ34のロッド側室とサイドシリンダ37が前進移動するときに作動油が排出される側であるサイドシリンダのロッド側室42とを連通するときに操作する電磁弁とチェック弁である。
上記のように構成された直接複動型押出プレス10の動作について説明する。ビレット14はダミーブロック21とともにビレットローダに載置されて押出中心位置に供給され、メインラム24を前進させて押出ステム22の先端をダミーブロック21の端面に接触させて、ビレット挿通孔へビレット14を装入し、次いでアプセットを行う。アプセットの後、電磁弁55のSOLbを励磁してピアサシリンダ34のピストンヘッド側室に圧油を導入し、マンドレル31を前進しながらビレット14を穿設し、マンドレル31の先端を図2で示す、ダイス12のベアリング部16の所定の位置に停止(S)して位置保持するよう電磁弁55のSOLbを消磁する。
マンドレル31の図2に示す所定の停止位置保持は(事前にマンドレル31とダイス12との相対位置は測定して決定しておく)、ピアサシリンダ34のピアサシリンダロッド33又はメインクロスヘッド23に予めスケールセンサ(図示略)を取り付けておき、ピアサシリンダロッド33とピアサシリンダ34の相対的な位置を決定しても良いが、前記マンドレル31の先端部がダイス12のベアリング部16の所定の停止位置に設定されるものであれば、これに限定されるものではなく、別の方法で相対位置を決定しても良い。
次いで、メインラム24を再び前進させて押出ステム22を移動させ、ダイス12から
所望の均一な肉厚を有した管状の押出製品15を得る。押出中は電磁弁56のSOLbを
励磁してサイドシリンダ37をマンドレル31の前進速度に同調させる。また、電磁弁53、54のSOLbを励磁してサイドシリンダ37のロッド側室42とピアサシリンダ34のロッド側室40とを連通させる。前述したように、サイドシリンダ37のロッド側室受圧面積とピアサシリンダ34のロッド側室受圧面積を実質的に同一面積としたので、サイドシリンダ37から排出される作動油によりピアサシリンダロッド33はメインクロスヘッド23の前進速度と同調して相対移動を行う。このため、ダイス12のベアリング部16の所定の停止位置にあるマンドレル31の先端面は常に所定の停止位置で保持されることになる。マンドレル31と押出ステム22の位置移動に同調する位置制御においては、ピアサシリンダ34及びサイドシリンダ37両シリンダからの漏れや圧力、容積効率等に起因するズレの補正を、可変吐出型油圧ポンプ51から圧油を両シリンダ室に供給することによって行う。
そして、押出の終了時には、励磁した電磁弁のSOLbを消磁する。
押出終了後、メインラム24を前進側に押圧する圧油を降圧して排出するとともに、サイドシリンダ37のロッド側に圧油を導入してメインラム24を縮退させて、メインクロスヘッド23を後退させると、押出ステム22が後退する。次いで、ピアサシリンダ34のロッド側室40へ圧油を供給してマンドレル31を後退移動させ、ビレット14の押残しから引き抜く。この後、ダイス12からディスカードを切断除去する。
メインクロスヘッドが押出方向に移動するときサイドシリンダが作動油を排出する側のシリンダ室受圧面積と、ピアサシリンダのロッド側室受圧面積とを実質的に同一とし、押出中に押出ステムと同調するサイドシリンダから排出される作動油を、油圧管路を介してピアサシリンダのロッド側室に供給する構成としたので、押出中のマンドレル先端位置を所定の一定位置に保持することができ、マンドレル位置保持の制御が容易に行えるとともに、位置精度の向上を図ることができ、押出製品の品質が安定する。
押出操作中に押出速度を変更しても、ピアサシリンダのロッド側室に供給する作動油圧
力や油量をその都度調整する必要がなく、操作性が向上する。
メインクロスヘッドが押出方向に移動するとき作動油を排出する側のシリンダ室と、ピアサシリンダのロッド側室とに圧油の供給手段により圧油を供給する構成としたので、両シリンダの漏れ量や圧力低下が補償され、マンドレルの保持位置制御が向上する。
11 エンドプラテン
12 ダイス
13 コンテナ
14 ビレット
15 押出製品
16 ベアリング部
21 ダミーブロック
22 押出ステム
23 メインクロスヘッド
24 メインラム
25 シリンダプラテン
26 メインシリンダ
31 マンドレル
32 サブマンドレル
33 ピアサシリンダロッド
34 ピアサシリンダ
36 サイドシリンダロッド
37 サイドシリンダ
40 ピアサシリンダロッド室
41 ピアサシリンダヘッド室
42 サイドシリンダロッド室
43 サイドシリンダヘッド室
51、52 可変吐出量型油圧ポンプ
53〜56 電磁弁
57 チェック弁

Claims (2)

  1. メインシリンダにより軸方向に進退自在に設けられ、先端に押出ステムを配したメインクロスヘッドと、マンドレルを前記押出ステム及び前記メインクロスヘッドの中で摺動可能とする前記メインシリンダ内に設けたピアサシリンダを有する直接複動型押出プレスにおいて、
    前記メインクロスヘッドが押出方向に移動するときサイドシリンダから作動油を排出する側のシリンダ室受圧面積と前記ピアサシリンダのロッド側室受圧面積とを同一にし、
    ピアシング完了後に前記押出ステムにより前記ビレットを押出すに際して、前記サイドシリンダから作動油を排出する側の前記シリンダ室と前記ピアサシリンダのロッド側室とを油圧管路で接続して連通するようにしたことを特徴とする直接複動型押出プレス。
  2. 可変吐出量型油圧ポンプによりピアサシリンダの油量を調節できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の直接複動型押出プレス。
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