JP2015102223A - 固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 限られた作業空間内においても簡単に水平部材が取り付け可能で、取り付け後、水平レベルの調整を行う固定構造を提供すること。
【解決手段】 壁面に固定され、水平部材を下方から支持するブラケットと、前記ブラケットを上下に貫通するネジ孔に螺合し、前記水平部材を支持する調整ネジと、前記調整ネジの回転軸に沿って貫通するように前記調整ネジに形成された貫通孔を通じて前記調整ネジを回転可能に前記水平部材に取り付ける接続部材と、を備え、前記ネジ孔の下方からの前記調整ネジの操作により前記調整ネジの前記ブラケット上面からの突出量を調整することで前記水平部材の水平を調整可能であることを特徴とする固定具。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ブラケットに水平部材を水平に設置することができる固定具に関する。
ブラケットを用いてカウンターやテーブル等の水平部材を壁に取り付ける固定具がある。この固定具は、水平部材を壁に取り付ける際、水準器を用いて、水平部材の水平レベルを水平に近づけ固定するが、取り付け時に多少のズレが生じるため、水平部材を完全に水平とすることは難しい。そのため、取り付け後に水平部材の水平レベルを調整できるように、調整ネジとしてボルト状の治具を用いて水平レベルを調整できる方法が知られている(下記特許文献1参照)。
特許文献1の固定具は、壁に固定されるブラケットに設けられた貫通孔と、支持片に設けられた貫通孔とが重なるように、ブラケットの上面に支持片を載置し、互いに重なった貫通孔に調整ネジを挿入しナットで締めつけ、その後、支持片に水平部材を載置し、水平部材の下側において、支持片の両端に設けられた小孔から木ネジを挿入し、支持片と水平部材とを固定する構造である。
実開平6−66373号公報
しかしながら、特許文献1の固定具は、水平部材に支持片を固定する際、支持片はブラケットにしっかりと固定されているわけではなく、調整ネジの軸方向に移動可能且つ回転可能となっており、水平部材下という限られた作業空間も相まって、所定の位置にて木ネジを締めつける作業が困難となっていた。
本発明は前記事情にて鑑みて為されたものであり、その目的は、限られた作業空間内においても簡単に水平部材が取り付け可能で、取り付け後、水平部材の水平レベルの調整を行うことができる固定具を提供することにある。
本発明の態様の1つは、壁面に固定され、水平部材を下方から支持するブラケットと、前記ブラケットを上下に貫通するネジ孔に螺合し、前記水平部材を支持する調整ネジと、前記調整ネジの回転軸に沿って貫通するように前記調整ネジに形成された貫通孔を通じて前記調整ネジを回転可能に前記水平部材に取り付ける接続部材と、を備え、前記ネジ孔の下方からの前記調整ネジの操作により前記調整ネジの前記ブラケット上面からの突出量を調整できることを特徴とする固定具である。
このように構成された発明においては、調整ネジをブラケットに取り付け、接続部材で水平部材と調整ネジを接続することで、水平部材をブラケットに簡単に固定できる。また、水平部材をブラケットに固定した後も、調整ネジを回転させることで、水平レベルを調整できる。
本発明の選択的な態様においては、前記調整ネジは、一端に前記水平部材と当接する調整ネジ頭部を有し、前記貫通孔は、前記調整ネジ頭部に孔径を小さくした縮径部を有し、前記接続部材は、ネジ溝が形成されたネジ部と、ネジ溝が形成されていない円柱部と、前記縮径部の孔径よりも径が大きい接続部材頭部と、を有し、前記円柱部の長さは、前記調整ネジ頭部の軸方向の寸法よりも長いことを特徴とする固定具である。
このように構成された発明においては、接続部材のネジ部を水平部材に捩じ込むと、調整ネジと接続部材との間に隙間ができるので、水平部材をブラケットに固定した後、調整ネジを回転させることができ、水平部材の水平レベルを調整できる。
本発明の選択的な態様においては、前記調整ネジの下端に回転操作のための溝部が形成されていることを特徴とする固定具である。
このように構成された発明においては、溝部に治具を嵌め回転させることで、小さい力で調整ネジを回転させることができ、水平部材の水平レベルを調整できる。
本発明の固定具によれば、限られた作業空間内においても簡単に水平部材が取り付け可能で、取り付け後、水平レベルの調整を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る固定具の側面図。 図1のA−A矢視断面図。 本発明の一実施形態に係る固定具の調整ネジが螺合されたブラケットの斜視図。 本発明の一実施形態に係る固定具の調整ネジの斜視図。 本発明の一実施形態に係る固定具の調整ネジの側面図。 図1のA−A断面のブラケットの拡大図。 図6の拡大図。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1、図2に示す固定具は、水平部材であるカウンター1を、壁面3から突き出して水平に設置することが可能なものである。固定具は、壁面3に固定されカウンター1の下方に位置するブラケット5と、ブラケット5に設けられブラケット5上にカウンター1を支持する調整ネジ7と、調整ネジ7とカウンター1を接続する接続部材である接続ネジ9(図6参照)とによって構成される。
本実施形態のカウンター1は、略長方形の板状の部材である。このカウンター1は、その板面が水平となるように、ブラケット5によって所定高さに水平に支持される。ブラケット5は、図2のようにカウンター1の左右両側に設置される。カウンター1の下面のブラケット5が設置される位置に、板状の補強材11が設置されている。補強材11は、ブラケット5上においてカウンター1を支持する調整ネジ7の上端が接触する部分となる。補強材11は、短冊状の板状部材であり、その長手方向をカウンター1の壁面3からの突出方向(図1における左右方向)に沿わせるように、カウンター1の下面に張り付けられた状態で設けられる。カウンター1と補強材11は、接着材等により互いに強固に固定されている。本実施形態では、カウンター1を2個のブラケット5によって支持しているが、カウンター1の長さに基づいて、ブラケット5の数は変化する。つまり、カウンター1が長い程、撓まないように多く(2個以上)のブラケット5によってカウンター1は支持される。
図1乃至図3に示すように、ブラケット5は、略四角形の断面形状をなす直線状の、つまり略四角柱状の3つのフレーム部分を有し、これら3つのフレーム部分により、全体として略直角三角形状に形成されている。ブラケット5は、直角三角形状における直角部分をなす2つのフレーム部分のうちの短い方のフレーム部分である縦辺部分13と、同じく直角部分をなす2つのフレーム部分のうちの長い方のフレーム部分である横辺部分15と、縦辺部分13と横辺部分15とを繋ぐ斜辺部分17とを有する。そして、ブラケット5は、斜辺部分17側を下側とし、縦辺部分13を上下方向(鉛直方向)として壁面3に沿わせるとともに、横辺部分15を前後方向(水平方向)に沿わせるように設けられる(図1参照)。すなわち、ブラケット5の略直角三角形状の直角部分は、壁面3に当接している縦辺部分13と、壁面3に対する垂直方向に沿って延設されている横辺部分15と、によって形成されている。ブラケット5の斜辺部分17は、横辺部分15の壁面3から遠い側の端部と、縦辺部分13の下端部とを結ぶ部分となる。このブラケット5は、樹脂で出来ており、縦辺部分13、横辺部分15及び斜辺部分17は一体的に形成されている。ブラケット5を構成する3つのフレーム部分は、互いに略同じ幅を有し、ブラケット5の平面視形状は、横辺部分15の平面視形状に相当する。そして、上述したようにカウンター1の下面においてブラケット5が設置される位置に設けられる補強材11は、ブラケット5の横辺部分15より一回り大きい板状の部材として設けられている。以上のように、ブラケット5を直角三角形状のフレームとし、斜辺部側を下側とするとともに直角部分をなす2つのフレーム部分をそれぞれ鉛直方向・水平方向に沿わせるように設けたことで、斜辺部分17が筋交いの役割を果たし、重量が重いカウンター1も載置できる。
ブラケット5の縦辺部分13には、固定孔6が上部に2箇所、下部に1箇所、計3箇所設けられている。この固定孔6全てに、固定ネジ19を通して、壁面3に固定ネジ19を捩じ込みブラケット5を壁面3に固定する。
ブラケット5の横辺部分15には、調整ネジ7を支持するための、上下方向に貫通したネジ孔21が、複数設けられている。ネジ孔21は、横辺部分15の壁面3側(図1における右側)に壁面3に対して平行に横並びに2箇所と、横辺部分15の壁面3から遠い側(図1における左側)の端部付近に壁面3に対して平行に横並びに2箇所の計4箇所に設けられている。ネジ孔21の内側に、ネジ溝が形成されており、そのネジ溝と調整ネジ7とが螺合することで、ブラケット5に調整ネジ7が取り付けられる。ネジ孔21は、ブラケット5の上面、つまり横辺部分15の上面に開口する。
図4、図5に示すように、調整ネジ7は、接続ネジ9(図6参照)を挿入するための内径W1の貫通孔27が設けられた円筒部材である。貫通孔27は、調整ネジ7の回転軸に沿って貫通するように形成されている。円筒部材である調整ネジ7の上部に調整ネジ頭部25、中間部にネジ部31a、下部に治具嵌合部26が形成されている。調整ネジ7は、ブラケット5のネジ孔21に対して上方から治具嵌合部26側を先端側として螺挿され、調整ネジ頭部25側を上側とした状態で設けられる。ネジ部31aの長さはブラケット5のネジ孔21の深さ寸法よりも長く、調整ネジ7は、調整ネジ頭部25をネジ孔21の上方に位置させるとともに治具嵌合部26をネジ孔21から下側に突出させた状態で設けられる。
調整ネジ頭部25は、円筒部材の一端に設けられ、円筒状の部分であるネジ部31aの外径よりも大きい外径の略円盤形状となっている。調整ネジ頭部25の中心には、貫通孔27の孔径(内径)を小さくした直径W2の縮径部28が設けられている。縮径部28の直径W2は、後述する、接続ネジ9の接続ネジ頭部35の外径W4より小さく、接続ネジ9の円柱部33の外径W5より大きい。貫通孔27は、調整ネジ頭部25において縮径部28を有し、その縮径部28を上端側の開口部とするとともに、下端側も治具嵌合部26において開放されており、調整ネジ7をその回転軸に沿って貫通している。
ネジ部31aの外周面にはネジ溝が形成されている。ネジ部31aは、調整ネジ7をブラケット5のネジ孔21に螺挿するための雄ネジ部分である。
治具嵌合部26は、調整ネジ7においてネジ部31aの下側から延出する円筒状の部分である。詳細には、治具嵌合部26は、ネジ部31aの外周面のネジ溝の底部を形成する部分と略同じ外径の円筒状の部分であって、内径W1の貫通孔27の下端開口部を形成する。治具嵌合部26には、所定の深さの溝部29が2箇所、治具嵌合部26の径方向に対向するように設けられている。溝部29は、調整ネジ7において治具嵌合部26として設けられた周壁部分が下側を開放側として上下方向を長手方向とする矩形状に切り欠かれた切欠部分である。この溝部29にネジ孔21の下開口から治具(例えばマイナスドライバー)を嵌め、治具を回転させることで調整ネジ7を簡単に回転させ、ブラケット5上面からの調整ネジ7の突出量を調整することができる。このように、本実施形態に係る固定具は、ブラケット5の下方からの調整ネジ7の回転操作により、調整ネジ7のブラケット5の上面からの突出量が調整できるように構成されている。
調整ネジ頭部25上面にてカウンター1の補強材11は支持されているので、調整ネジ7を回転させることで、調整ネジ7のネジ孔21上端からの突出量を調整し、カウンター1の水平レベルを調整することができる。なお、調整ネジ7は、調整ネジ頭部25、ネジ部31a、及び治具嵌合部26が樹脂で一体的に形成された部材である。
図6、図7に示す接続ネジ9は、外周面にネジ溝が形成されたネジ部31bと、縮径部28の孔径(直径W2)よりも大きい直径W4の外径の接続ネジ頭部35と、ネジ部31bと接続ネジ頭部35の間に形成されている円柱部33によって構成されている。円柱部33は、ネジ部31bと略同じ外径の部分であり、接続ネジ頭35の直径W4より外径W5が小さくネジ溝が形成されていない部分である。接続ネジ9は、調整ネジ7の貫通孔27の下部開口から挿入され、縮径部28を通して、補強材11に捩じ込まれる。円柱部33の長さ(接続ネジ9の軸方向の寸法)は、調整ネジ頭部25の軸方向の寸法(厚さ)よりも大きい(長い)ため、接続ネジ9のネジ部31bを補強材11に最後まで捩じ込むと、補強材11の下面と調整ネジ頭部25の上面とが互いに接触した状態において、調整ネジ頭部25の下面と接続ネジ頭部35の下面との間に隙間Hが生じる。つまり、隙間Hの寸法は、接続ネジ9の円柱部33の長さと調整ネジ7の調整ネジ頭部25の厚さとの差に相当する。隙間Hが存在するその為、接続ネジ9は、調整ネジ7を回転可能としてカウンター1に取り付けられる。つまり、隙間Hが存在することで、接続ネジ9が調整ネジ7の調整ネジ頭部25を貫通して補強材11に捩じ込まれた状態においても、調整ネジ7と接続ネジ9との相対回転が可能となり、接続ネジ9によって、補強材11と調整ネジ7を接続した後に、調整ネジ7を回転させてカウンター1の水平レベルを調整することができる。
縮径部28の直径W2は、上述した通り、接続ネジ9の円柱部33の外径W5より大きく、接続ネジ頭部35の外径より小さく形成されているので、カウンター1を持ち上げても、接続ネジ頭部35が調整ネジ頭部25に引っかかり、カウンター1が持ち上がってしまうことはない。ここで、カウンター1は、調整ネジ7と接続ネジ9との軸方向の相対移動が可能な寸法となる隙間Hの分だけ持ち上がることになる。したがって、調整ネジ頭部25と、接続ネジ頭部35との隙間Hを可能な限り小さくすることで、カウンター1のガタつきを最小限に抑えることができる。
次に、カウンター1を設置するための手順について説明する。まず、壁面3の所定の高さにブラケット5の縦辺部分13を押し当て、固定孔6に固定ネジ19を挿入し、固定ネジ19を壁面3に捩じ込み、ブラケット5を壁面3に固定する。次に、固定したブラケット5から水平方向(左右方向)に所定の間隔を空けた位置に、もう一つのブラケット5を固定する。つまり、2つのブラケット5を互いに平行かつ互いに同じ所定の高さとなる位置関係で、壁面3に固定ネジ19を使って固定する。
そして、壁面3に固定されたブラケット5の複数のネジ孔21に上から調整ネジ7を其々最後まで螺合させる。つまり、調整ネジ頭部25とブラケット5の横辺部分15が接触するまで調整ネジ7をネジ孔21に挿入する。これにより、調整ネジ7の調整代を最大限に確保することができる。また、このように取り付けることで、調整ネジ7のブラケット5の上面からの突出量をほぼ同じ高さとすることができる。
次に、カウンター1をブラケット5に乗せ、調整ネジ7の下開口から接続ネジ9を挿入し、貫通孔27を通してカウンター1の下にネジ止め固定する。図6に示すように、カウンター1の下面に、接続ネジ9を固定するための補強材11が固定されており、接続ネジ9は補強材11の下面に対してネジ止め固定される。
その後、カウンター1の水平レベルを調整するため、例えば水準器をカウンター1上に置き、傾きを調べる。正面視において、カウンター1が右に下り傾斜しているなら、右のブラケット5の調整ネジ7のブラケット5の上面からの突出量を増やすように回転し、カウンター1が水平となるように調整する。一方、正面視において、カウンター1が壁面3側に下り傾斜しているなら、左右2か所に設置したブラケット5の壁面3側の調整ネジ7の突出量を増やすように回転し、カウンター1が水平となるように調整する。このように、接続ネジ9にて、調整ネジ7とカウンター1を接続した後に、調整ネジ7の突出量を調整して、カウンター1の水平レベルを調整できる。調整ネジ7のネジ部31aに設けられたネジ溝の長さの分だけ、カウンター1を上下に調整することができる。
従来では、支持片をカウンター1に固定する際、支持片が回転や移動をして木ネジを捩じ込みづらくなっていたが、本願発明の実施形態では、調整ネジ7をカウンター1に固定するには、ブラケット5に固定された調整ネジ7の貫通孔27に接続ネジ9を挿入し、捩じ込めばいいので、カウンター1下の限られた作業空間内においても、接続ネジ9をカウンター1に捩じ込みやすく、ブラケット5を介して簡単にカウンター1を壁面3に固定することができる。
1 カウンター
3 壁面
5 ブラケット
6 固定孔
7 調整ネジ
9 接続ネジ
11 補強材
13 縦辺部分
15 横辺部分
17 斜辺部分
19 固定ネジ
21 ネジ孔
25 調整ネジ頭部
26 治具嵌合部
27 貫通孔
28 縮径部
29 治具嵌合部
31a ネジ部
31b ネジ部
33 円柱部
35 接続ネジ頭部
H 隙間

Claims (3)

  1. 壁面に固定され、水平部材を下方から支持するブラケットと、
    前記ブラケットを上下に貫通するネジ孔に螺合し、前記水平部材を支持する調整ネジと、
    前記調整ネジの回転軸に沿って貫通するように前記調整ネジに形成された貫通孔を通じて前記調整ネジを回転可能に前記水平部材に取り付ける接続部材と、を備え、
    前記ネジ孔の下方からの前記調整ネジの操作により前記調整ネジの前記ブラケット上面からの突出量を調整できることを特徴とする固定具。
  2. 前記調整ネジは、
    一端に前記水平部材と当接する調整ネジ頭部を有し、
    前記貫通孔は、前記調整ネジ頭部に孔径を小さくした縮径部を有し、
    前記接続部材は、
    ネジ溝が形成されたネジ部と、
    ネジ溝が形成されていない円柱部と、
    前記縮径部の孔径よりも径が大きい接続部材頭部と、
    を有し、
    前記円柱部の長さは、前記調整ネジ頭部の軸方向の寸法よりも長いことを特徴とする請求項1記載の固定具。
  3. 前記調整ネジの下端に回転操作のための溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の固定具。
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