JP2015097689A - 機器管理用電源接続装置及びそれを備えた医療機器管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 医療機器の所在を正確に特定することが可能になる機器管理用電源接続装置及びそれを備えた医療機器管理システムを提供する。
【解決手段】 機器管理用電源接続装置1は、各々の所定場所に設置された複数の電源コンセント5の各々の直近に取り付けられ、かつ電源コンセント5の設置場所情報を記憶したRFIDタグ6から、電源コンセント5の設置場所情報を読み取るRFIDタグリーダを内蔵した筺体2Aと、所定の医療機器7の電源プラグ73に差し込まれるプラグ受け4と、プラグ受け4と電気的に接続され、電源コンセント5へ差し込まれるプラグ(刃T1,T2,TA)とを備え、さらに、筺体2A内に、無線通信を行う無線通信部と、医療機器7の識別情報を予め記憶しており、RFIDタグリーダで読み取られた電源コンセント5の設置場所情報と医療機器7の識別情報とを無線通信部に送信させる制御部とが備えられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 機器管理用電源接続装置1は、各々の所定場所に設置された複数の電源コンセント5の各々の直近に取り付けられ、かつ電源コンセント5の設置場所情報を記憶したRFIDタグ6から、電源コンセント5の設置場所情報を読み取るRFIDタグリーダを内蔵した筺体2Aと、所定の医療機器7の電源プラグ73に差し込まれるプラグ受け4と、プラグ受け4と電気的に接続され、電源コンセント5へ差し込まれるプラグ(刃T1,T2,TA)とを備え、さらに、筺体2A内に、無線通信を行う無線通信部と、医療機器7の識別情報を予め記憶しており、RFIDタグリーダで読み取られた電源コンセント5の設置場所情報と医療機器7の識別情報とを無線通信部に送信させる制御部とが備えられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、病院内等の医療機器の所在を管理するための機器管理用電源接続装置及びそれを備えた医療機器管理システムに関する。
医療現場における医療機器は、動作・機能品質維持のため、定期的に点検を行い、常に状態を把握する必要がある。
また、可搬型の医療機器では、各々の医療機器の正確な所在を把握するために、どの部屋で、どの患者に使用されているか等の所在管理が人手によってなされているのが一般的であり、医療従事者の負担は大きなものである。
特許文献1には、医療機器の所在管理を効率的に行うための医療機器管理システムが開示されている。このシステムでは、医療機器に装着され、固有のタグIDデータを無線によって送信するアクティブ型RFIDタグと、アクティブ型RFIDタグから送信されたデータを受信すると共に、データ受信時における電波強度を計測し、アクティブ型RFIDタグからの受信データと、計測された電波強度データと、固有の中継機IDデータとを転送する中継機と、中継機から転送されたデータを収集し、収集されたデータに基づいて医療機器の位置(存在場所)を解析する情報処理装置とを備えている。
上記特許文献1の開示技術では、中継機におけるアクティブ型RFIDタグからのデータ受信時における電波強度に基づいて、アクティブ型RFIDタグに最も近い中継機の存在場所をそのアクティブ型RFIDタグが装着された医療機器の存在場所と判断するようにしている。すなわち、ある医療機器から最も近い中継機の存在場所を特定することはできるが、その医療機器の存在場所を正確に特定することはできない。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、医療従事者による医療機器の所在管理の負担を軽減し、医療機器の所在(存在場所)を正確に特定することが可能になる機器管理用電源接続装置及びそれを備えた医療機器管理システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係る機器管理用電源接続装置は、各々の所定場所に設置された複数の電源コンセントの各々の直近に取り付けられ、かつ前記電源コンセントの設置場所情報を記憶した無線タグから、前記電源コンセントの設置場所情報を読み取るタグリーダと、所定の医療機器の電源プラグに差し込まれるプラグ受けと、前記プラグ受けと電気的に接続され、前記電源コンセントへ差し込まれる第1のプラグと、無線通信を行う無線通信部と、前記医療機器の識別情報を予め記憶しており、前記第1のプラグが前記電源コンセントに差し込まれているときに前記タグリーダで読み取られた前記電源コンセントの設置場所情報と前記医療機器の識別情報とを前記無線通信部に送信させる制御部とを備えている。
この構成によれば、各々の電源コンセントの直近に電源コンセントの設置場所情報を記憶した無線タグを予め取り付けておき、各医療機器の電源プラグにプラグ受けを予め接続しておけば、第1のプラグを電源コンセントに差し込むことにより、制御部が、タグリーダで読み取られた電源コンセントの設置場所情報と、予め記憶している医療機器の識別情報とを無線通信部から外部(例えば情報処理装置)へ送信させることができる。そして、この情報を取得した情報処理装置が、電源コンセントの設置場所情報と医療機器の識別情報とに基づいて医療機器の機器名とその所在を画面に表示することにより、医療従事者による医療機器の所在管理の負担を軽減し、医療機器の所在を正確に特定することができる。
また、前記電源コンセントから前記電源プラグへ流れる電流を検出する電流検出部をさらに備え、前記制御部は、前記電流検出部で検出される電流に基づいて、前記医療機器が動作中であるか否かを判定し、その判定結果を前記無線通信部に送信させるように構成されていてもよい。
この構成によれば、医療機器の所在を正確に特定することができるとともに、その医療機器の動作状態(使用状態)も把握することができる。
また、前記プラグ受けと前記第1のプラグとがケーブルで接続され、前記第1のプラグを支持する筐体内に、前記タグリーダと前記電流検出部と前記制御部と前記無線通信部とが設けられていてもよい。
この構成によれば、ケーブルに接続されたプラグ受けに医療機器の電源プラグが接続されるので、電源コンセントに接続される部分(言い換えれば電源コンセントに支持される部分)の寸法及び重量が小さくなるため、電源コンセントによる支持状態をより安定させることができる。
また、前記筐体内に、前記第1のプラグが前記電源コンセントに差し込まれているときに前記第1のプラグと前記ケーブルとの間を接続する前記筐体内部の配線に供給される交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を前記タグリーダと前記電流検出部と前記無線通信部と前記制御部とへ供給する電源回路が設けられていてもよい。
この構成によれば、機器管理用電源接続装置のための電源(電池等)を別途設ける必要がない。
また、本発明のある形態に係る医療機器管理システムは、各々の所定場所に設置された複数の電源コンセントの各々の直近に取り付けられ、かつ前記電源コンセントの設置場所情報を記憶した無線タグと、上記の機器管理用電源接続装置と、前記機器管理用電源接続装置の前記無線通信部から送信される情報を取得し、取得した前記電源コンセントの設置場所情報と前記医療機器の識別情報とに基づいて前記医療機器の機器名及びその所在を画面に表示する情報処理装置とを備えている。
この構成によれば、情報処理装置が、機器管理用電源接続装置から送信された電源コンセントの設置場所情報と医療機器の識別情報とに基づいて医療機器の機器名とその所在を画面に表示することにより、医療従事者による医療機器の所在管理の負担を軽減し、医療機器の所在を正確に特定することができる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、医療従事者による医療機器の所在管理の負担を軽減し、医療機器の所在を正確に特定することが可能になる機器管理用電源接続装置及びそれを備えた医療機器管理システムを提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態の機器管理用電源接続装置の使用時における外観の一例を示す図である。図2は、同実施形態の機器管理用電源接続装置の内部構成の一例及び医療機器管理システムの一例を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施形態の機器管理用電源接続装置の使用時における外観の一例を示す図である。図2は、同実施形態の機器管理用電源接続装置の内部構成の一例及び医療機器管理システムの一例を示すブロック図である。
本実施形態において管理対象となる医療機器は、人工呼吸器、輸液ポンプ、生体情報モニタ及び人工透析装置などの、電源を必要とする可搬型(持ち運び可能または移動可能)の医療機器であり、病院内において複数(多数)存在している。このような医療機器の一例として図1に示された医療機器7は、機器本体71と、機器本体71に接続された電源ケーブル72及び電源プラグ73とを備えている。
まず、医療機器7が、病室内の所定の架台(図示せず)上に置かれて、電源コンセント5から電力供給される場合について説明する。この場合、図1で想像線(二点鎖線)で示されている、タグ情報読み取り送信装置42を備えた保管棚41は無いものとする。
本実施形態の機器管理用電源接続装置1(以下、「電源接続装置1」と略す)は、医療機器7の電源プラグ73に取付けられ、主要部内蔵差込プラグ部2と接続ケーブル3とプラグ受け4とで構成されている。主要部内蔵差込プラグ部2には、電源コンセント5に差し込まれるプラグの刃T1,T2,TAが設けられている。2つの刃T1,T2の一方がAC(L)用の刃であり、他方がAC(N)用の刃である。また、刃TAは、FG(接地)用の刃である。これらの刃T1,T2,TAは、交流(例えばAC100V)の電源コンセント5に差し込まれる。電源コンセント5は、例えば、病院の各ベッド(病床)の近傍に設けられている。
また、各々の電源コンセント5に対応して各々の電源コンセント5の直近には、パッシブ型のRFIDタグ(無線タグ)6が取り付けられている。このパッシブ型のRFIDタグ6は、貼り付けることによって容易に取り付けることができ、安価である。そして、各RFIDタグ6には、それと対応する直近の電源コンセント5の設置場所の情報であるコンセント設置場所情報が記憶されている。このコンセント設置場所情報は、例えば、その電源コンセント5が設置されている病室番号と、同電源コンセント5を使用予定のベッド番号とからなる情報(例えば、x号室のy番のベッド)である。
プラグ受け4には、医療機器7の電源プラグ73が差し込まれている。この電源プラグ73とプラグ受け4とは、図示しない締結具等によって固定されていることが好ましい。すなわち、この電源接続装置1は、所定の医療機器7と1対1に対応して設けられる。なお、電源プラグ73は、主要部内蔵差込プラグ部2の刃T1,T2,TAと同様の3つの刃を備えている。これら3つの刃がプラグ受け4に差し込まれている。図1の円100内には、電源プラグ73が差し込まれる側から見たプラグ受け4を示している。
主要部内蔵差込プラグ部2は、3つの刃T1,T2,TAと、それらを支持する筺体2Aとを備えている。さらに筺体2A内には、図2に示すように、接続配線W1,W2,WAとRFIDタグリーダ21と電流検出部22と無線通信部23と制御部24と電源回路25とを備えている。ここでは、筺体2Aに支持された3つの刃T1,T2,TAによって第1のプラグが構成されている。
接続配線W1,W2,WAは、例えば、接続ケーブル3内部の導線31,32,3Aが筺体2A内に引き込まれた部分であり、その端部がプラグの刃T1,T2,TAと接続されている。あるいは、接続配線W1,W2,WAは、例えば、その一端がプラグの刃T1,T2,TAと接続され、その他端が接続ケーブル3内部の導線31,32,3Aと接続された構成でもよい。なお、プラグ受け4に医療機器7の電源プラグ73が差し込まれていることにより、接続ケーブル3内部の導線31,32,3Aは、それぞれ対応する電源プラグ73の3つの刃と電気的に接続されている。
電源回路25は、刃T1,T2,TAが電源コンセント5に差し込まれているときに、電源コンセント5から供給される交流電力を直流電力に変換し、RFIDタグリーダ21と電流検出部22と無線通信部23と制御部24とへ供給する。
RFIDタグリーダ21は、RFIDタグ6に記憶されている情報を読み取り、制御部24へ与える。
また、電流検出部22は、接続配線W1,W2に流れる電流を検出し、その電流検出値を制御部24へ与える。
無線通信部23は、送信情報をUHF帯の無線信号として中継機10へ送信する。
中継機10では、各々の電源接続装置1から受信した送信情報を、LAN(無線LANあるいは有線LAN)を経由して情報処理装置12へ送信する。
制御部24は、CPU24a及びメモリ24bを有している。メモリ24bは、CPU24aの実行プログラム及び種々の情報を記憶している。
また、メモリ24bには、この電源接続装置1が接続されている医療機器7を識別するための識別情報(例えば、各医療機器に予め付与されているシリアル番号であり、以下、「機器識別情報」という)が予め記憶されている。
この本実施形態における医療機器管理システムの一例は、病院内の複数の各々のベッド(病床)に対応して設けられている1つ以上の各々の電源コンセント5の直近に貼り付けられたRFIDタグ6と、各々の医療機器7の電源プラグ73に接続された電源接続装置1と、各々の電源接続装置1から送信された送信情報を受信し、その情報をLANを経由して情報処理装置12へ送信する1台以上の中継器10と、情報処理装置12とを備えている。
次に、この医療機器管理システムの動作の一例について説明する。
前述のように、電源接続装置1のプラグ受け4には、医療機器7の電源プラグ73が差し込まれて固定されている。そして、主要部内蔵差込プラグ部2の刃T1,T2,TAが電源コンセント5に差し込まれて主要部内蔵差込プラグ部2が電源コンセント5に接続されると、電源回路25から各部(21〜24)へ直流電力が供給される。
すると、制御部24では、RFIDタグリーダ21に、電源コンセント5の直近に貼付されたRFIDタグ6からコンセント設置場所情報を読み取らせて、その情報を取得する。さらに、制御部24では、電流検出部22から電流検出値を取得し、その電流検出値を所定の閾値と比較して、医療機器7が動作中である(電流検出値≧閾値)か、そうでない(電流検出値<閾値)かを判定し、その判定結果の情報である機器動作状態情報を生成する。
そして、制御部24は、予め記憶している機器識別情報と、コンセント設置場所情報と、機器動作状態情報とからなる、機器管理情報を、無線通信部23に対し中継機10へ送信させる。
さらに、上記動作と同じ動作を、制御部24は、主要部内蔵差込プラグ部2が電源コンセント5に接続されている間、所定の周期(例えば1分)で繰り返し行う。したがって、機器識別情報とコンセント設置場所情報と機器動作状態情報とからなる機器管理情報が、所定の周期で無線通信部23から中継機10へ送信される。
中継機10では、上記の機器管理情報を受信するたびに、その情報をLANを経由して情報処理装置12へ送信する。ここで、例えば、中継機10は病院内に複数設けられており、各中継機10は、所定の通信エリア内に存在する各医療機器7に接続された電源接続装置1の無線通信部23から送信される機器管理情報を受信し、その情報をLANを介して情報処理装置12へ送信するようになっている。
情報処理装置12は、コンピュータと、それに接続された表示装置及び入力装置等を備えている。情報処理装置12では、中継機10から送信された機器管理情報(機器識別情報とコンセント設置場所情報と機器動作状態情報)に基づいて、医療機器7の機器名と、その医療機器7の所在と、その動作状態(動作中、動作停止中)とを、その表示装置の画面に機器管理表として表示することができる。
ここで、情報処理装置12は、各医療機器について、機器識別情報(各医療機器に予め付与されているシリアル番号)と、機器名(例えば、「輸液ポンプ」あるいは同種の医療機器が複数ある場合には「n番の輸液ポンプ」等)とを対応させたテーブルを予め記憶している。そして、このテーブルと受信した機器識別情報とに基づいて、医療機器7の機器名を導き出す。また、その医療機器7の所在(存在場所)には、コンセント設置場所情報を用い、その医療機器7の動作状態は、機器動作状態情報から判明する。
このように、情報処理装置12は、各々の医療機器について、その機器名(例えば、n番の輸液ポンプ)と、機器の所在(例えば、x号室のy番のベッド)と、動作状態とを対応させて機器管理テーブルに記憶するとともに、この機器管理テーブルを機器管理表にして表示装置の画面に表示するようにしている。これにより、各医療機器がどこにあり、いま使用中(動作中)か否かを容易に知ることができる。
このように本実施形態では、各々の電源コンセント5の直近にコンセント設置場所情報を記憶したRFIDタグ6を予め貼り付けておき、各医療機器7の電源プラグ73に電源接続装置1を予め接続しておけば、その電源接続装置1を電源コンセント5に差し込むことにより、医療機器7へ電源コンセント5から電力を供給できる。そして、電源接続装置1が、接続された医療機器7の機器識別情報を予め記憶しており、RFIDタグ6からコンセント設置場所情報を読みだし、機器識別情報とコンセント設置場所情報とを送信し、それらの情報を情報処理装置12が取得して、医療機器7の機器名とその所在を画面に表示することができるので、医療従事者による医療機器7の所在管理の負担を軽減し、医療機器7の所在を正確に特定することができる。また、医療機器7の改造等の必要もない。なお、医療機器7を、その電源プラグ73に代えて、電源ケーブル72に主要部内蔵差込プラグ部2が直接接続された構成とすることも技術的には可能である。
また、電源接続装置1が、接続された医療機器7の動作状態を判定し、その判定結果である機器動作状態情報を、機器識別情報及びコンセント設置場所情報とともに送信し、それらの情報を情報処理装置12の画面に表示させることにより、医療機器7の動作状態をも容易に知ることができる。
なお、機器動作状態情報を、動作中と動作停止中との2つの状態のいずれかを示す情報としたが、制御部24が、電流検出部22から取得した電流検出値を比較する閾値として、第1閾値と、第1閾値よりも大きい第2閾値との2つの閾値を記憶しておき、電流検出部22からの電流検出値が、第1閾値未満のときには電源オフ状態と判定し、第1閾値以上であり、かつ第2閾値未満のときには、待機状態と判定し、第2閾値以上のときには動作中と判定し、これらの判定結果を機器動作状態情報とするようにしてもよい。
次に、医療機器7がME(Medical engineering)室に保管されている場合について説明する。この場合、図1において、タグ情報読み取り送信装置42が設けられた保管棚41が存在するものとする。さらに、電源コンセント5が無い、あるいは電源コンセント5に主要部内蔵差込プラグ部2が接続されないものとする。ME室では、病院内で使用する医療機器を対象に保守・点検、供給管理等が行われる。
図1に示すように、医療機器7の底部には、安価なパッシブ型のRFIDタグ8が貼り付けられている。このRFIDタグ8には、前述の機器識別情報が記憶されている。
そして、医療機器7は、ME室の保管棚41に載置されて保管される。ここで、保管棚41は、複数の医療機器7を載置することができ、各々の医療機器が載置される所定場所にタグ情報読み取り送信装置42が埋め込まれている。
タグ情報読み取り送信装置42は、RFIDタグリーダ及び通信部と、それらを制御する制御部等を備えている。制御部には、タグ情報読み取り送信装置42が埋め込まれている場所を示す情報である保管位置情報(例えば、ME室の保管棚、あるいはME室の保管棚のz番目の保管位置など)が予め記憶されている。このタグ情報読み取り送信装置42では、RFIDタグリーダによって医療機器7の底部に貼られているRFIDタグ8から機器識別情報を読み出す。そして、制御部は、読み出された機器識別情報と、記憶している保管位置情報とを、通信部に対し中継機10へ送信させる。中継機10では、受信した情報を、LAN(無線LANあるいは有線LAN)を経由して情報処理装置12へ送信する。なお、中継機10を介さずに、通信部から直接、LAN(無線LANあるいは有線LAN)を経由して情報処理装置12へ、機器識別情報及び保管位置情報を送信するように構成してもよい。
情報処理装置12は、機器識別情報に基づいて機器名を導き出し、保管位置情報を機器の所在として用い、機器管理テーブルに記憶するとともに、この機器管理テーブルを機器管理表にして表示装置の画面に表示するようにしている。この場合、機器管理テーブル及び機器管理表では、機器の所在を、ME室の保管棚あるいはME室の保管棚のz番目の保管位置等とし、機器の動作状態は、動作停止中、電源オフ状態あるいは保管中とすればよい。これにより、ME室に保管されている医療機器についての情報(正確な所在)も容易に知ることができる。
なお、本実施形態の電源接続装置1では、主要部内蔵差込プラグ部2に接続ケーブル3を介してプラグ受け4を接続するようにしているが、接続ケーブル3を無くして、主要部内蔵差込プラグ部2とプラグ受け4とを一体的に構成することも可能である。但し、この場合、主要部内蔵差込プラグ部2とプラグ受け4とが一体化された全長が長くなるだけでなく、さらにプラグ受け4に医療機器7の電源プラグ73が接続されているので、電源コンセント5に接続される部分(言い換えれば電源コンセント5に支持される部分)の寸法及び重量が大きくなる。そのため、電源コンセント5による電源接続装置1の支持状態をより安定させる上では、本実施形態の電源接続装置1のように、主要部内蔵差込プラグ部2に接続ケーブル3を介してプラグ受け4を接続するようにした方が好ましい。
本発明は、医療従事者による医療機器の所在管理の負担を軽減し、医療機器の所在を正確に特定することが可能になる機器管理用電源接続装置及びそれを備えた医療機器管理システム等として有用である。
1 機器管理用電源接続装置
2 主要部内蔵差込プラグ部
2A 筺体
3 接続ケーブル
4 プラグ受け
7 医療機器
12 情報処理装置
21 RFIDタグリーダ
22 電流検出部
23 無線通信部
24 制御部
25 電源回路
73 電源プラグ
2 主要部内蔵差込プラグ部
2A 筺体
3 接続ケーブル
4 プラグ受け
7 医療機器
12 情報処理装置
21 RFIDタグリーダ
22 電流検出部
23 無線通信部
24 制御部
25 電源回路
73 電源プラグ
Claims (5)
- 各々の所定場所に設置された複数の電源コンセントの各々の直近に取り付けられ、かつ前記電源コンセントの設置場所情報を記憶した無線タグから、前記電源コンセントの設置場所情報を読み取るタグリーダと、
所定の医療機器の電源プラグに差し込まれるプラグ受けと、
前記プラグ受けと電気的に接続され、前記電源コンセントへ差し込まれる第1のプラグと、
無線通信を行う無線通信部と、
前記医療機器の識別情報を予め記憶しており、前記第1のプラグが前記電源コンセントに差し込まれているときに前記タグリーダで読み取られた前記電源コンセントの設置場所情報と前記医療機器の識別情報とを前記無線通信部に送信させる制御部と
を備えた機器管理用電源接続装置。 - 前記電源コンセントから前記電源プラグへ流れる電流を検出する電流検出部をさらに備え、
前記制御部は、
前記電流検出部で検出される電流に基づいて、前記医療機器が動作中であるか否かを判定し、その判定結果を前記無線通信部に送信させるように構成された、
請求項1に記載の機器管理用電源接続装置。 - 前記プラグ受けと前記第1のプラグとがケーブルで接続され、
前記第1のプラグを支持する筐体内に、前記タグリーダと前記電流検出部と前記制御部と前記無線通信部とが設けられた、
請求項2に記載の機器管理用電源接続装置。 - 前記筐体内に、前記第1のプラグが前記電源コンセントに差し込まれているときに前記第1のプラグと前記ケーブルとの間を接続する前記筐体内部の配線に供給される交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を前記タグリーダと前記電流検出部と前記無線通信部と前記制御部とへ供給する電源回路が設けられた、
請求項3に記載の機器管理用電源接続装置。 - 各々の所定場所に設置された複数の電源コンセントの各々の直近に取り付けられ、かつ前記電源コンセントの設置場所情報を記憶した無線タグと、
請求項1〜4のいずれかに記載の機器管理用電源接続装置と、
前記機器管理用電源接続装置の前記無線通信部から送信される情報を取得し、取得した前記電源コンセントの設置場所情報と前記医療機器の識別情報とに基づいて前記医療機器の機器名及びその所在を画面に表示する情報処理装置と
を備えた医療機器管理システム。
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